JP4119615B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびその処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料およびその処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は優れた脱銀性を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料およびそのカラー画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハロゲン化銀カラーリバーサル写真感光材料は、白黒現像である第1現像と、それに続くカラー現像にて画像を形成し、その後漂白−定着して脱銀するが、漂白液の組成または、漂白促進の目的で設置される前漂白の液組成の変動により脱銀不良(金属銀がフィルム中に残留する現象)となる場合がある。カラーリバーサル写真感光材料では、カラー画像の白地部分は、塗布されたハロゲン化銀のほとんど全量が第1現像で現像され金属銀となっているため、白地部分で脱銀不良を招きやすく、またそれは白地の汚染を伴うため商品価値を大きく損なう。
【0003】
カラーリバーサルフィルムの標準的な処理であるE−6プロセスでは、漂白を助けるために前漂白処理が含まれ、前漂白処理液にはチオグリセロールが添加されているが、処理液のランニング状態においてこのチオグリセロールが減少し、それに伴い金属銀が残存し易くなるという問題があった。カラーリバーサルフィルムの品質としては、このような処理液の組成変動によらず脱銀不良を引き起こさないことが求められる。
【0004】
カラーリバーサルフィルムにおいて処理後の金属銀の残留を低減する方法としては、予め脱銀促進剤を感光材料中のいずれかの親水性コロイド層に添加する方法がある。しかしながら効果のある脱銀促進剤は通常メルカプト基を有しており、感光材料中のハロゲン化銀に悪影響(感材の保存性の悪化や、減感など)を与えるため採用は難しかった。
【0005】
これに対し、脱銀促進剤をプレカーサーの状態で感材中に内蔵し、処理時に放出させて効果を挙げる方法がいくつか提案されている。例えば特開平2−93454号において脱銀促進剤放出ハイドロキノンを用いる方法が開示されている。また特開平1−26852号においては、脱銀促進剤放出被還元性化合物の使用が開示されており、更に該被還元性化合物に対し、還元剤を併用する方法も開示されている。
【0006】
しかしながら、脱銀促進剤をプレカーサーの状態で感材中に内蔵しても、カラーリバーサルフィルムの処理工程では第1現像で脱銀促進剤が放出されてしまい、好ましくない現像抑制を起こすという問題があった。特に第1現像時間を延長した増感現像処理をした場合に影響が大きく、特開平1−26852号に開示のある範囲では、未だ解決できておらず更に改良が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ハロゲン化銀カラーリバーサル写真感光材料において、感光材料の保存性や感度への弊害なく、脱銀性を改良する技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意検討した結果、本発明の課題は以下の構成により達成された。
【0009】
(1) 支持体上にそれぞれ少なくとも一層の青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、下記一般式(I)で表される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0010】
【化3】
Figure 0004119615
【0011】
式中R、R、Rはそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。Rは置換基であり、複数個存在する場合にはそれらは同一でも異なっていてもよい。aは0〜4の整数を表す。a=1の場合、Rはσp値が0〜0.53である置換基から選ばれ、a=2〜4の場合はRのσp値の合計が0〜0.53である置換基から選ばれる。 Timeは(Time)−S−Rとして脱離した後に−S−Rを放出する基を表し、tは0又は1である。Rはsp炭素でSと結合する有機基を表す。t=0の場合−S−Rの硫黄原子は直接R、Rで置換された炭素と結合する。
【0012】
(2) 前記一般式(I)で表される化合物が下記一般式(II)で表されることを特徴とする(1)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0013】
【化4】
Figure 0004119615
【0014】
式中R、R、R10はそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。Rはアシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基から選ばれる基である。bは0〜3の整数を表す。Rは水素原子または置換基であり、bが2または3の場合は、同一または異なるものを表す。またRのσp値とRのσp値の合計が0〜0.53である。R11はsp炭素でSと結合する有機基を表す。
【0015】
(3) (1)項または(2)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料を、像様露光後、黒白現像である第一現像で現像処理した後に、反転処理し、芳香族第一級アミンカラー現像薬の存在下にカラー現像することを特徴とするカラー画像形成方法。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
まず本発明の一般式(I)で表される化合物について説明する。
まずRについて説明する。 Rは水素原子あるいは置換基を表す。
Rが置換基であるときの例としては、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アリール及びヘテロ環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアシル基、シリル基が挙げられる。
【0017】
Rとして好ましくは直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換のアルキル基(好ましくは炭素数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、2―エチルヘキシル)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数3から30の置換または無置換のシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、4−n−ドデシルシクロヘキシル)、ビシクロアルキル基(好ましくは、炭素数5から30の置換もしくは無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5から30のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イル)]、アルケニル基[直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換のアルケニル基を表す。アルケニル基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置換のアルケニル基、例えば、ビニル、アリル、プレニル、ゲラニル、オレイル)、シクロアルケニル基(好ましくは、炭素数3から30の置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、つまり、炭素数3から30のシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル)、ビシクロアルケニル基(置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、好ましくは、炭素数5から30の置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、つまり二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル)]、アルキニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換または無置換のアルキニル基、例えば、エチニル、プロパルギル、トリメチルシリルエチニル)、アリール基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール基、例えばフェニル、p−トリル、ナフチル、m−クロロフェニル、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル)、ヘテロ環基(好ましくは5または6員の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘテロ環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基であり、更に好ましくは、炭素数3から30の5もしくは6員の芳香族ヘテロ環基である。例えば、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−オクチルオキシ、2−メトキシエトキシ)、アリールオキシ基(好ましくは、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、2−テトラデカノイルアミノフェノキシ)、シリルオキシ基(好ましくは、炭素数3から20のシリルオキシ基、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくはホルミルオキシ基、炭素数2から30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルオキシ基、例えばホルミルオキシ、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ステアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフェニルカルボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ基、例えばN,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボニルオキシ、N−n−オクチルカルバモイルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオキシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ、p−n−ヘキサデシルオキシフェノキシカルボニルオキシ)、アミノ基(アニリノ基を含む)(好ましくは、アミノ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアニリノ基、例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N−メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくはホルミルアミノ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルアミノ基、例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、ベンゾイルアミノ、3,4,5−トリ−n−オクチルオキシフェニルカルボニルアミノ)、アミノカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアミノカルボニルアミノ基、例えば、カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチル−メトキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルアミノ基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ、p−クロロフェノキシカルボニルアミノ、m−n−オクチルオキシフェノキシカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(好ましくは、炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−n−オクチルアミノスルホニルアミノ)、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニルアミノ、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールスルホニルアミノ、例えば、メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ、p−メチルフェニルスルホニルアミノ)、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ヘキサデシルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールチオ基、例えば、フェニルチオ、p−クロロフェニルチオ、m−メトキシフェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数3から30の置換または無置換のヘテロ環チオ基、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、1−フェニル−テトラゾール−5−イルチオ)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイル基、例えば、N−エチルスルファモイル、N−(3−ドデシルオキシプロピル)スルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N−アセチルスルファモイル、N−ベンゾイルスルファモイル、N−(N‘−フェニルカルバモイル)スルファモイル)、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基(好ましくは、炭素数1から30の置換または無置換のアルキルスルフィニル基、炭素数6から30の置換または無置換のアリールスルフィニル基、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、フェニルスルフィニル、p−メチルフェニルスルフィニル)、アルキル及びアリールスルホニル基(好ましくは、炭素数1から30の置換または無置換のアルキルスルホニル基、6から30の置換または無置換のアリールスルホニル基、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホニル、p−メチルフェニルスルホニル)、アシル基(好ましくはホルミル基、炭素数2から30の置換または無置換のアルキルカルボニル基、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニル基、例えば、アセチル、ピバロイル、2−クロロアセチル、ステアロイル、ベンゾイル、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、o−クロロフェノキシカルボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p−t−ブチルフェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイル基、例えば、カルバモイル、N−メチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジ−n−オクチルカルバモイル、N−(メチルスルホニル)カルバモイル)、アリール及びヘテロ環アゾ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールアゾ基、炭素数3から30の置換もしくは無置換のヘテロ環アゾ基、例えば、フェニルアゾ、p−クロロフェニルアゾ、5−エチルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イルアゾ)、イミド基(好ましくは、N−スクシンイミド、N−フタルイミド)、ホスフィノ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィノ基、例えば、ジメチルホスフィノ、ジフェニルホスフィノ、メチルフェノキシホスフィノ)、ホスフィニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィニル基、例えば、ホスフィニル、ジオクチルオキシホスフィニル、ジエトキシホスフィニル)、ホスフィニルオキシ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィニルオキシ基、例えば、ジフェノキシホスフィニルオキシ、ジオクチルオキシホスフィニルオキシ)、ホスフィニルアミノ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィニルアミノ基、例えば、ジメトキシホスフィニルアミノ、ジメチルアミノホスフィニルアミノ)、シリル基(好ましくは、炭素数3から30の置換もしくは無置換のシリル基、例えば、トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、フェニルジメチルシリル)。
【0018】
これらのうち、Rとして好ましくは、アルキル基、アリール基、アルキルアミノ基、アニリノ基、アシルアミノ基であり、より好ましくはアルキル基、アリール基であり、特に置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のフェニル基が好ましい。
【0019】
次に、Rについて説明する。
Rの個数はaで表され、aは0〜4の整数を表す。a=0の時はRは水素原子である。 aが1以上の場合にはRは以下に示す基から選ばれる。aが2以上の時は複数のRは同一のものであっても異なるものでもよい。a=1の場合Rはそのσp値が0〜0.53のものが選ばれ、a=2〜4の場合は複数あるRのσp値の合計が0〜0.53となるものから選ばれる。 置換基のσp値についてはChem. Rev. 91, 165−195 (1991)に記載されている。
【0020】
Rとして用いられる置換基の例としては、ハロゲン原子、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、アルキル及びアリールスルフィニル基、アルキル及びアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、カルバモイル基、アリール及びヘテロ環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル基が挙げられる。
【0021】
好ましいRの例としては、アシル基(置換または無置換のアシル基、例えば;アセチル、プロピオニル、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、ピバロイルなど)、アルコキシカルボニル基(置換または無置換のアルコキシカルボニル基、例えば;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、トリフルオロメトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニルなど)、アリールオキシカルボニル基(置換または無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば;フェノキシカルボニル、2−クロロフェノキシカルボニル、4−ドデシルオキシフェノキシカルボニル、2−オクチルオキシフェノキシカルボニルなど)、アルキルアミノカルボニル基(置換または無置換のアルキルアミノカルボニル基、例えば;N,N−ジエチルアミノカルボニル、N−ドデシルアミノカルボニル、N,N−ジオクチルアミノカルボニル、N,N,−ジペンタフルオロエチルアミノカルボニルなど)、アリールアミノカルボニル基(置換または無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば;アニリノカルボニル、N−メチル−2−ドデシルオキシアニリノカルボニル、2,4,6−トリクロロアニリノカルボニル、N−エチル−4−ノニルアニリノカルボニルなど)が挙げられる。
【0022】
特に好ましくはa=1であり、Rとしてはアルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基が用いられる。これらの基の総炭素数は5から40のものが好ましく用いられる。
【0023】
次にR、Rについて説明する。
R、Rはそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。R、Rが置換基であるときの例としては、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ、アミノ基(アニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、シリル基が挙げられる。これらの置換基は前述のRがとりうる基として挙げられたものと同様の置換基群から選ばれるものである。またこれらの置換基は前述のRが取りうる基として示された基によってさらに置換されていてもよい。
【0024】
R、Rは好ましくは水素原子、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基である。さらに好ましくは、水素原子、アルキル基、アリール基であり、より好ましくは水素原子、アルキル基であり、 R、Rの少なくとも1つは水素原子であることが好ましく、最も好ましくはR、Rは両方とも水素原子である。
【0025】
次にRについて説明する。Rはsp炭素で硫黄原子と結合する有機基を表す。言い換えると、Rは炭素原子でSと結合する基を表し、該炭素原子は単結合で該炭素原子上の他の置換基と結合する。Rは、time−S−Rとして、または−S−Rとして脱銀促進性を発現する基を表す。好ましくはRは下記一般式(III)で表される。
【0026】
【化5】
Figure 0004119615
【0027】
式中、 R、R’はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。RとR’は互いに結合して環を形成していてもよい。Qは2価の基を表し、mは0または1を表し、Bは−OR12、−COOH、−SOH、−NR1213、−CONR1213、−SONR1213、−SONHCOR12、−NR12CONR1314から選ばれる基(またはこれらの金属塩)を表し、R12、R13、R14はそれぞれ独立して水素原子または炭素数1以上10以下のアルキル基またはアリール基を表す。R12、R13、R14は更に置換基を有していてもよく、R12とR13またはR13とR14が互いに結合し飽和または不飽和の炭素環または複素環を形成していてもよい。式中**は硫黄原子と結合する部位を表す。
【0028】
以下、一般式(III)について更に詳しく説明する。
まずR、R’について説明する。R、R’はそれぞれ独立に水素原子あるいは置換基を表す。置換基としてはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、カルボキシル基(またはその塩)、スルホ基(またはその塩)、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基などが用いられる。 R、R’が取りうるアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基は、一般式(I)中のRが取りうるものと同様の基の中から選ばれる。またこれらの基はさらにRが取りうる基と同様の基で置換されていてもよい。R、R'としては好ましくは炭素数1〜10のものが用いられ、さらに好ましくは炭素数1〜6のものが用いられる。 R、R’として特に好ましいものは水素原子、メチル基、ヒドロキシメチル基、カルボキシル基、スルホ基である。 R、R’の組み合わせとして好ましいものはR=H、R'=H: R=H、R'=CH: R=H、R'=CHOH: R=H、R'=COOH: R=H、R'=SOHであり、特に好ましくはR=R'=Hである。
【0029】
次にQについて説明する。
Qで表される2価の基は、如何なるものでもよいが、好ましい2価の基としては、−CkH2k−lR15 −(kは1以上20以下の自然数、lは0以上40以下の整数を表す)、−O−、−S−、−CO−、−NR16−、−SO2−、フェニレン基、ヘテロ環基(例えば、2,4−イミダゾリル、2,5−チアジアゾリル、3,5−(1,2,4)−トリアゾリルなど)、およびこれらが組合わさった基が挙げられる。R15は置換基を表し、R16は水素原子または置換基を表す。R15により表される好ましい置換基としてはアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基、水酸基(またはその塩)、カルボキシル基(またはその塩)、スルホ基(またはその塩)、アミノ基が挙げられる。lが2以上のとき複数あるR15は同一でも異なっていてもよい。R16が置換基である場合、好ましい置換基としてはアルキル基、アリール基が挙げられる。
Qとして好ましいものは、−CkH2k−lR15l−でkが1以上5以下、−O−、−S−、−NR16−、およびこれらの組合わさった基である。特に−CkH2k−lR15l−でkが1以上5以下であり、lが0または1であるものが好ましい。
【0030】
次にBについて説明する。
Bは−OR12、−COOH、−SOH、−NR1213、−CONR1213、−SONR1213、−SONHCOR12、−NR12CONR1314から選ばれる基を表し、R12、R13、R14はそれぞれ独立して水素原子または炭素数1以上10以下のアルキル基またはアリール基を表す。
【0031】
これらのうち、R12、R13、R14がアルキル基またはアリール基である場合には、それぞれが炭素数6までのアルキル基またはアリール基であることが好ましく、より好ましくは炭素数3以下のアルキル基である。またR12、R13、R14の炭素数の合計が10以下であることが好ましく、より好ましくは6以下である。
【0032】
Bとして好ましい基は、−OR12、−COOH、−SOH、−NR1213、−CONR1213であり、−OR12である場合はR12は水素原子が好ましく、−NR1213である場合には、R12、R13の炭素数の合計が6以下であるものが好ましい。
【0033】
一般式(III)で表される部分の分子量が300以下のものが好ましく、より好ましくは200以下である。一般式(III)で表される基として好ましいQ、Bの組み合わせは、Qが−C2k−l15 −でkが1以上5以下であり、lが0または1、Bが−OH、−COOH、−SOH、−NR1213(R12、R13の総炭素数が6以下)、mが1のものである。
【0034】
以下、一般式(III)で表される基として好ましいものの具体例を挙げるが、本発明はこれら具体例に限定されない。
【0035】
【化6】
Figure 0004119615
【0036】
【化7】
Figure 0004119615
【0037】
【化8】
Figure 0004119615
【0038】
【化9】
Figure 0004119615
【0039】
次にTimeについて説明する。
Timeは、一般式(I)で表される化合物から、( Time )−S−Rとして離脱した後に、 Time とS−Rの結合が開裂する性質の基で有れば如何なるものでもよい。
好ましいTimeの例としては下記式(1)〜(25)を挙げることができる。
【0040】
なお式中*はR、Rで置換された炭素原子との結合部位を表し、**は硫黄原子と結合する部位を表す。
【0041】
【化10】
Figure 0004119615
【0042】
【化11】
Figure 0004119615
【0043】
【化12】
Figure 0004119615
【0044】
【化13】
Figure 0004119615
【0045】
【化14】
Figure 0004119615
【0046】
一般式(I)で表される化合物のうち好ましいものとして一般式(II)で表される化合物を挙げることができる。
一般式(II)においてR、R、R10はそれぞれ一般式(I)におけるR、R、Rと同様の基を表す。
Rはアシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基から選ばれる基である。 bは0〜3の整数を表す。Rは水素原子あるいは置換基であり、bが2あるいは3の場合は同一あるいは異なるものをとりうる。またRのσp値とRのσp値の合計が0〜0.53である。 R11はsp炭素で硫黄原子と結合する有機基を表す。
【0047】
について詳しく説明する。Rはアシル基(好ましくはホルミル基、炭素数2から30の置換または無置換のアルキルカルボニル基、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニル基、例えば、アセチル、ピバロイル、2−クロロアセチル、ステアロイル、ベンゾイル、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、o−クロロフェノキシカルボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p−t−ブチルフェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイル基、アルキルアミノカルボニル基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換アルキル基を有するもの、 N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボニル、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボニル)、アリールアミノカルボニル基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換アリール基を有するもの、 たとえばN−フェニルアミノカルボニル、 N−(2−ドデシルオキシフェニル)アミノカルボニル、 N−(4−ドデシルオキシカルボニルフェニル)アミノカルボニル)から選ばれる基である。
特に好ましくはRとしてはアルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基が用いられる。これらの基の総炭素数は5から30のものが好ましく用いられる。
【0048】
次にRについて説明する。Rは水素原子あるいは一般式(I)のRがとりうる基をとる。Rはb個存在し、bは0〜3の整数を表す。ただしRが置換基であり、bが2あるいは3の場合は同一あるいは異なるものをとりうる。またRのσp値とRのσp値の合計が0〜0.53である。
bが1以上の時はRとして特に好ましくは炭素数1から3のアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基をとる。最も好ましくはb=0である。
【0049】
一般式(II)におけるR11は一般式(I)中のRと同義の基であり、R11は硫黄原子を介してでRとR10で置換された炭素原子と結合している。
【0050】
以下、一般式(I)で表される化合物(一般式(II)で表される化合物を含む。以下、単に「本発明の化合物」ともいう)の具体例((1)〜(55))を挙げて説明するが、本発明はこれら具体例に限定されない。
【0051】
【化15】
Figure 0004119615
【0052】
【化16】
Figure 0004119615
【0053】
【化17】
Figure 0004119615
【0054】
【化18】
Figure 0004119615
【0055】
【化19】
Figure 0004119615
【0056】
【化20】
Figure 0004119615
【0057】
【化21】
Figure 0004119615
【0058】
【化22】
Figure 0004119615
【0059】
【化23】
Figure 0004119615
【0060】
【化24】
Figure 0004119615
【0061】
【化25】
Figure 0004119615
【0062】
本発明の一般式(I)あるいは(II)で表される化合物の合成例を以下に示す。
合成例1:化合物5の合成
5−t−ブチル−4−クロロメチル−2−(4‐N−ヘキサデシルカルバモイル−2−ニトロフェニル)イソオキサゾリン−3−オン(11.5g、20mmol)とチオグリセロール(3.2g、30mmol)をヂメチルアセトアミド30mLに溶解し、室温でトリエチルアミン(3.0g、30mL)を添加し2時間攪拌する。希塩酸で処理後、酢酸エチルで抽出し乾燥、濃縮して得られた粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると10.8g(収率83%)の表題化合物が淡黄色非晶質固体として得られた。
【0063】
合成例2:化合物14の合成
5−t−ブチル−4−クロロメチル−2−{4−N−[2−(i−ヘキサデシルオキシ)フェニル]カルバモイル−2−ニトロフェニル}イソオキサゾリン−3−オン(6.7g、10mmol)とメルカプトプロピオン酸(2.1g、20mmol)をジメチルアセトアミド(20mL)に溶解し、室温でトリエチルアミン(3.0g、30mL)を添加し4時間攪拌する。希塩酸で処理後、酢酸エチルで抽出し乾燥、濃縮して得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶することにより6.0g(収率81%)で表題化合物が淡黄色粉末として得られた。
【0064】
本発明の感光材料は、一般式(I)で表される化合物(特に好ましくは一般式(II)で表される化合物)の少なくとも一種を含有する。
本発明の一般式(I)の化合物はハロゲン化銀乳剤層あるいはその他の親水性コロイド層に添加することができる。添加する層は感光材料の乳剤層全体のうち、支持体に近い1/2の膜厚の範囲に添加することが好ましい。添加する層は、感光性乳剤層であっても非感光性層であっってもよいが、好ましくは非感光性層である。
【0065】
本発明の一般式(I)の化合物の好ましい添加量は感光材料1mあたり、0.1mg〜1000mgであり、更に好ましくは1.0mg〜200mgである。また本発明の化合物を複数の種類併用することも好ましい。
【0066】
本発明の一般式(I)の化合物を感光材料中に導入する方法としては、高沸点有機溶媒に溶解し、界面活性剤を用いて乳化分散して添加するか、または微細な結晶または非結晶固体状態で分散して添加することが好ましい。
【0067】
高沸点有機溶媒に溶解する場合には溶解補助などの目的で他の有機溶媒(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)を併用してもよい。
【0068】
本発明の化合物と併用することのできる高沸点有機溶媒は常温で液体であっても固体であってもいかなるものでもよいが、リン酸エステル類(例えば、リン酸トリクレジル、リン酸トリフェニル、リン酸トリヘキシル、リン酸トリシクロオクチル、リン酸トリシクロペンチル、リン酸トリオクチル、リン酸トリシクロヘキシル、リン酸トリ(2−エチルヘキシル)、リン酸トリ(3−メチル−5−ジメチルヘキシル)など)、フタル酸エステル類(例えば、フタル酸ジブチル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジヘキシルなど)、カルボンアミド類(例えばN,N−ジエチルラウリルアミド、N,N,−ジメチルパルミトイルアミド、N,N,−ジメチルオレイルアミドなど)、が好ましく、特にリン酸エステル類が好ましい。
【0069】
本発明の化合物と併用することのできる高沸点有機溶媒は、本発明の化合物に対して質量比で0.1倍から100倍の範囲で使用することが好ましく、特に好ましくは2倍から10倍で使用する。高沸点有機溶媒は複数のものを併用してもよく、また乳化分散物の安定性を向上させるなどの目的から、本発明の化合物以外の写真分野で公知の化合物(例えば紫外線吸収剤、画像形成カプラー、混色防止剤、非水溶性のポリマー、褪色防止剤など)を本発明の化合物と共存させて乳化分散させてもよい。
【0070】
本発明の一般式(I)で表される化合物は還元性物質と反応することにより、脱銀促進機能を有する基を放出するものである。ここでこの反応に用いられる還元性物質は処理液中に含まれる化合物であっても、感光材料中に添加されている化合物(あるいは感光材料中に含まれる化合物から処理液の作用により発生する活性種)であってもよい。好ましくは感光材料中に還元性化合物を添加する。
【0071】
還元性化合物を感材中に存在させる場合には一般式(I)で表される化合物とは同一あるいは異なる層に存在させてもよい。添加する層は、感光材料中の如何なる層でもよいが、感光材料の乳剤層全体のうち、支持体に近い1/2の膜厚の範囲に添加することが好ましい。好ましくは一般式(I)で表される化合物と同一の親水性コロイド層に添加して用いる。
【0072】
還元性化合物の好ましい添加量は、一般式(I)で表される化合物1モルに対して、0.1モル〜100モルが好ましく、より好ましくは0.5モル〜10モルである。
【0073】
還元性化合物を感光材料中に導入する方法としては、一般式(I)で表される化合物を感光材料中に導入する方法を同様の手法を用いることができる。
【0074】
還元性化合物としては一般式(R−I)で表される化合物が挙げられる。ここで一般式(R−1)で表される化合物について説明する。
【0075】
【化26】
Figure 0004119615
【0076】
一般式(R−I)中、G、Gはそれぞれ独立に−O−または−NR20−を表し、R20は水素原子または置換基を表す。A、Aはそれぞれ独立に水素原子またはアルカリ性条件下で加水分解し除去可能な基を表し、Lは単結合、ビニレン基またはアリーレン基を表し、ビニレン基またはアリーレン基の場合にはLは置換基を有していてもよい。nは1以上の整数を表す。
【0077】
、Aで表されるアルカリ性条件下で加水分解し除去可能な基の例としては、アシル基(置換または無置換のアシル基;例えばアセチル、プロピオニル、トリフルオロアセチル、モノクロロアセチル、アセトアセチル、など)、アルコキシカルボニル基(置換または無置換のアルコキシカルボニル基;例えばメトキシカルボニル、モノクロロメトキシカルボニル、メトキシエトキシカルボニルなど)、アリールオキシカルボニル基(置換または無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば;フェノキシカルボニル、2−クロロフェノキシカルボニル、2−メトキシフェノキシカルボニル、4−N,N−ジメチルアミノフェノキシカルボニルなど)が挙げられる。
【0078】
、Aは両方とも水素原子であることが好ましい。
20は水素原子または置換基を表すが、置換基である場合好ましいものは、アルキル基、アリール基である。
一般式(R−I)で表される化合物のうち、好ましいものとして下記一般式(R−II)および(R−III)を挙げることができる。
【0079】
【化27】
Figure 0004119615
【0080】
【化28】
Figure 0004119615
【0081】
まず一般式(R−II)について説明する。
一般式(R−II)の式中、A、Aは一般式(R−I)と同義である。
21、R22、R23、R24はそれぞれ独立して水素原子または置換基を表すが、一般式(R−II)全体として分子量が300以上となる置換基を有する。
21、R22、R23、R24が置換基である場合、置換基の例としては先に一般式(I)のRの説明で置換基として挙げたものが挙げられる。
21、R22、R23、R24として好ましい置換基は、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、スルホ基、カルボキシル基であるが、 R21、R22、R23、R24のうち少なくとも1つは水素原子であることが好ましい。
【0082】
一般式(R−II)のうち、好ましいものとしては、
(i) R21、R23が置換または無置換のアルキル基であり、R22、R24は水素原子であるもの、
(ii) R21が置換または無置換のアルキル基であり、R22、R23、R24は水素原子であるもの、
(iii) R21が置換または無置換のアルキル基であり、R22、R24が水素原子、R23がハロゲン原子、アルコキシ基、アシルアミノ基、スルホ基から選ばれる基であるもの、
(iv) R21がアシルアミノ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、アリールアミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基から選ばれる基であり、R22、R23、R24が水素原子であるもの、が挙げられる。これらを併用することも好ましい。
【0083】
次に一般式(R−III)について説明する。
式中、R31、R32、R33、R34、R35はそれぞれ独立して水素原子または置換基を表し、A、Aは一般式(R−I)で定義したと同義である。
以下一般式(R−III)について詳しく説明する。
31は水素原子または置換基を表す。置換基である場合、好ましくはアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基であり、特にアルキル基、アリール基、アシル基が好ましい。
【0084】
32、R33、R34、R35、R36は水素原子または置換基を表し、置換基の例としては、前に一般式(I)のRで置換基として挙げたものが挙げられる。好ましくは、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、アニリノ基、スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノカルボニルオキシ基、アミノスルホニル基であり、より好ましくはアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、アシルアミノ基である。これらの置換基の具体例としては前に一般式(I)のRの項で具体例として挙げたものが挙げられる。
以下に、一般式(R−I)で表される化合物の具体例((R−1)〜(R−38)を挙げるが、本発明はこれら具体例に限定されない。
【0085】
【化29】
Figure 0004119615
【0086】
【化30】
Figure 0004119615
【0087】
【化31】
Figure 0004119615
【0088】
【化32】
Figure 0004119615
【0089】
【化33】
Figure 0004119615
【0090】
【化34】
Figure 0004119615
【0091】
【化35】
Figure 0004119615
【0092】
【化36】
Figure 0004119615
【0093】
【化37】
Figure 0004119615
【0094】
本発明の感光材料は少なくとも1層づつのイエローカプラーを含む青感性乳剤層、マゼンタカプラーを含む緑感性乳剤層、シアンカプラーを含む赤感性乳剤層を有していればよいが、それぞれの感光性層が感度の異なる2層以上の感光性乳剤層からなるユニット構成であることが好ましく、より好ましくは各感光性層は3層以上の感光性乳剤層からなる。感色性の異なる感光性層の間には非発色性の中間層が塗設されていることが好ましく、更に中間層が2層以上の非発色性層からなり、感光性ユニット中の最低感度乳剤層と直接接する非感光性層にはコロイド銀粒子またはあらかじめ表面または内部がかぶらされたハロゲン化銀粒子が含有されていることも好ましい。
【0095】
本発明の一つの好ましい実施形態として、支持体上にアンチハレーション層/第1中間層/赤感性乳剤層ユニット(支持体に近い側から低感度赤感性層/中間度赤感性層/高感度赤感性層の3層からなる)/第2中間層/緑感性乳剤層ユニット(支持体に近い側から低感度緑感性層/中間度緑感性層/高感度緑感性層の3層からなる)/第3中間層/イエローフィルター層/青感性乳剤層ユニット(支持体に近い側から低感度青感性層/中間度青感性層/高感度青感性層の3層からなる)/第1保護層/第2保護層の順に各層が塗布されている感光要素において、本発明の一般式(I)の化合物および一般式(R−I)の還元性化合物が、(i)アンチハレーション層、(ii)第1中間層、(iii)第2中間層、(iv)第3中間層、(v)イエローフィルター層、(vi)第1保護層のいずれか1層または複数層に添加されている形態を例として挙げることができる。特に(i)(ii)(iii)およびこれらの併用が好ましい。
【0096】
本発明は各感色性乳剤ユニットのうち、最も支持体に近い感色性ユニットのハロゲン化銀量が1.3gより多いとき(より好ましくは1.4gより多いとき)に本発明の化合物添加による脱銀性促進効果が顕著に現れる。
また本発明は支持体に最も近い感色性ユニットのハロゲン化銀粒子が平板状粒子であるときに効果が大きく現れる。
乳剤粒子の投影面積の円相当直径を粒子厚みで割った値をアスペクト比と呼び、平板状粒子の形状を規定している。平板状粒子は、クリーブ著「写真の理論と実際」(Cleve,Photography Theory and Practice (1930)),131頁;ガトフ著、フォトグラフィク・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Gutoff,Photographic Science and Engineering) ,第14巻,248〜257頁(1970年);米国特許第4,434,226号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,439,520号および英国特許第2,112,157号などに記載の方法により調製することができる。平板状粒子を用いた場合、被覆力が上がること、増感色素による色増感効率が上がることなどの利点があり、先に引用した米国特許第4,434,226号に詳しく述べられている。
【0097】
本発明においては、粒子の全投影面積の80%以上の平均アスペクト比として、1以上100未満が望ましい。より好ましくは2以上20未満であり、特に好ましくは3以上10未満である。平板粒子の形状として三角形、六角形、円形などを選ぶことができる。米国特許第4,797,354号に記載されているような六辺の長さがほぼ等しい正六角形は好ましい形態である。
【0098】
平板粒子の粒子サイズとして投影面積の円相当直径を用いることが多いが、米国特許第4,748,106号に記載されているような平均直径が0.6μm以下の粒子は高画質化にとって好ましい。また平板粒子の形状として粒子厚みを0.5μm以下、より好ましくは0.3μm以下に限定するのは鮮鋭度を高める上で好ましい。さらに特開昭63−163451号に記載されている粒子の厚みと双晶面の面間距離を規定した粒子も好ましいものである。
【0099】
また、粒子サイズ分布の狭い単分散の平板状粒子を用いるとさらに好ましい結果が得られる。米国特許第4,797,354号及び特開平2−838号には平板化率が高く単分散の六角平板状粒子の製造法が記載されている。また、欧州特許第514,742号にはポリアルキレンオキサイドブロックコポリマーを用いて粒子サイズ分布の変動係数が10%未満の平板状粒子を製造する方法についての記載がある。これらの平板状粒子を本発明に用いることは好ましい。さらに粒子厚みの変動係数が30%以下の厚みの均一性が高い粒子も好ましい。
【0100】
本発明においては支持体に最も近い感色性ユニット(好ましくは赤感性ユニット)のハロゲン化銀のうち銀量換算で50%以上(好ましくは70%以上)がアスペクト比3.0以上の平板粒子であることが好ましい。
また本発明の効果は、比較的乳剤層の膜厚が大きい場合に顕著に現れる。具体的には、支持体を基準として乳剤面側に塗布された親水コロイド層の全体の乾燥時(湿度55%に調湿)の厚みが22μm以上の場合、とりわけ24μm以上の場合に効果的である。
【0101】
本発明の感光材料は如何なる現像処理を施してもよいが、本発明の目的は白黒現像した後、反転処理し、芳香族第1級アミンカラー現像薬の存在下にカラー現像を行うカラーリバーサルフィルムへの応用であり、この場合に本発明により望ましい効果を与える。
特に白黒現像である第一現像の処理液のpHが10未満(より好ましくは9.8未満)であり、カラー現像の処理液のpHが11.5以上(より好ましくは11.7以上)であると、本発明の効果が顕著であり特に好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤、およびそれを用いたハロゲン化銀写真感光材料に用いることのできる種々の技術や無機・有機の素材については一般にはリサーチ・ディスクロージャーNo. 308119(1989年)や同37038(1995年)に記載されたものが使用ができる。
【0102】
これに加えて、より具体的には、例えば、本発明のハロゲン化銀写真乳剤が適用できるカラー写真感光材料に用いることができる技術および無機・有機素材については、欧州特許第436,938A2号の下記の箇所及び下記に引用の特許に記載されている。
【0103】
Figure 0004119615
Figure 0004119615
【0104】
【実施例】
(実施例−1)
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するがこれに限定されるものではない。
【0105】
試料101の作成
(i) トリアセチルセルロースフィルム(支持体)の作成
トリアセチルセルロースを通常の溶液流延法により、ジクロロメタン/メタノール=92/8(質量比)にトリアセチルセルロースを溶解(質量で13%)、可塑剤トリフェニルフォスフェートとビフェニルジフェニルフォスフェートを質量比2:1で、合計がトリアセチルセルロースに対して14%になるように添加したものをバンド法にて作成した。乾燥後の支持体の厚みは97μmであった。
【0106】
(ii) 下塗り層の内容
上記トリアセチルセルロースフィルムの両面に対して以下の下塗りを施した。数字は下塗り液1.0Lあたりに含まれる質量を表す。
【0107】
なお、下塗りを施す前に、両面にコロナ放電処理を施した。
【0108】
ゼラチン 10.0g
サリチル酸 0.5g
グリセリン 4.0g
アセトン 700mL
メタノール 200mL
ジクロロメタン 80mL
ホルムアルデヒド 0.1mg
水を加えて 1.0L。
【0109】
(iii) バック層の塗布
下塗りを施した支持体の片面に以下に示すバック層を塗布した。
【0110】
第1層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 1.00g
ポリマーラテックスP−2(平均粒径0.1μm) 0.13g
ポリマーラテックス:P−3(平均粒径0.2μm) 0.23g
紫外線吸収剤U−1 0.030g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
紫外線吸収剤U−4 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.030g
界面活性剤W−3 0.010g
界面活性剤W−6 3.0mg。
【0111】
第2層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 3.10g
ポリマーラテックス:P−3(平均粒径0.2μm) 0.11g
紫外線吸収剤U−1 0.030g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
紫外線吸収剤U−4 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.030g
界面活性剤W−3 0.010g
界面活性剤W−6 3.0mg
染料D−2 0.10g
染料D−10 0.12g
硫酸カリウム 0.25g
塩化カルシウム 0.5mg
水酸化ナトリウム 0.03g。
【0112】
第3層 バインダー:酸処理ゼラチン(等電点9.0) 3.30g
界面活性剤W−3 0.020g
硫酸カリウム 0.30g
水酸化ナトリウム 0.03g
第4層 バインダー:石灰処理ゼラチン(等電点5.4) 1.15g
メタクリル酸とメチルメタクリレートの1:9の共重合体
(平均粒径2.0μm) 0.040g
メタクリル酸とメチルメタクリレートの6:4の共重合体
(平均粒径2.0μm) 0.030g
界面活性剤W−3 0.060g
界面活性剤W−2 7.0mg
硬化剤H−1 0.23g。
【0113】
(iv) 感光性乳剤層の塗布
バック層を塗布したのと反対側に、以下に示す感光性乳剤層を塗布し、試料101とした。数字はmあたりの添加量を表す。なお添加した化合物の効果は記載した用途に限らない。
【0114】
第1層:ハレーション防止層
黒色コロイド銀 0.25g
ゼラチン 2.40g
紫外線吸収剤U−1 0.15g
紫外線吸収剤U−3 0.15g
紫外線吸収剤U−4 0.10g
紫外線吸収剤U−5 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−1 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−5 0.010g
染料D−4 1.0mg
染料D−8 2.5mg
染料E-1の微結晶固体分散物 0.05g。
【0115】
第2層:中間層
ゼラチン 0.50g
化合物Cpd−A 0.2mg
化合物Cpd−K 3.0mg
化合物Cpd−M 0.030g
紫外線吸収剤U−6 6.0mg
高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−4 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−7 2.0mg
染料D−7 4.0mg。
【0116】
第3層:中間層
Figure 0004119615
【0117】
第4層:低感度赤感性乳剤層
乳剤A 銀量 0.10g
乳剤B 銀量 0.15g
乳剤C 銀量 0.15g
ゼラチン 0.80g
カプラーC−1 0.15g
カプラーC−2 7.0mg
カプラーC−10 3.0mg
カプラーC−11 2.0mg
紫外線吸収剤U−3 0.010g
化合物Cpd−I 0.020g
化合物Cpd−D 3.0mg
化合物Cpd−J 2.0mg
高沸点有機溶媒Oil−10 0.030g
添加物P−1 5.0mg。
【0118】
第5層:中感度赤感性乳剤層
乳剤C 銀量 0.15g
乳剤D 銀量 0.15g
ゼラチン 0.70g
カプラーC−1 0.15g
カプラーC−2 7.0mg
カプラーC−10 3.0mg
化合物Cpd−D 3.0mg
紫外線吸収剤U−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−10 0.030g
添加物P−1 7.0mg。
【0119】
第6層:高感度赤感性乳剤層
乳剤E 銀量 0.15g
乳剤F 銀量 0.20g
ゼラチン 1.50g
カプラーC−1 0.60g
カプラーC−2 0.015g
カプラーC−3 0.030g
カプラーC−10 5.0mg
紫外線吸収剤U−1 0.010g
紫外線吸収剤U−2 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.030g
高沸点有機溶媒Oil−9 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−10 0.050g
化合物Cpd−D 5.0mg
化合物Cpd−K 1.0mg
化合物Cpd−F 0.030g
化合物Cpd−L 1.0mg
添加物P−1 0.010g
添加物P−4 0.030g。
【0120】
第7層:中間層
ゼラチン 0.70g
添加P−2 0.10g
染料D−5 0.020g
染料D−9 6.0mg
化合物Cpd−I 0.010g
化合物Cpd−M 0.040g
化合物Cpd−O 3.0mg
化合物Cpd−P 5.0mg
高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g。
【0121】
第8層:中間層
黄色コロイド銀 銀量 0.020g
ゼラチン 1.00g
添加物P−2 0.05g
紫外線吸収剤U−1 0.010g
紫外線吸収剤U−3 0.010g
化合物Cpd−A 0.050g
化合物Cpd−D 0.030g
化合物Cpd−M 0.050g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.050g。
【0122】
第9層:低感度緑感性乳剤層
乳剤G 銀量 0.25g
乳剤H 銀量 0.30g
乳剤I 銀量 0.25g
ゼラチン 1.30g
カプラーC−4 0.20g
カプラーC−5 0.050g
カプラーC−6 0.020g
化合物Cpd−A 5.0mg
化合物Cpd−B 0.030g
化合物Cpd−D 5.0mg
化合物Cpd−G 2.5mg
化合物Cpd−F 0.010g
化合物Cpd−K 2.0mg
紫外線吸収剤U−6 5.0mg
高沸点有機溶媒Oil−2 0.25g
添加剤P−1 5.0mg。
【0123】
第10層:中感度緑感性乳剤層
Figure 0004119615
【0124】
第11層:高感度緑感性乳剤層
乳剤K 銀量 0.40g
ゼラチン 0.80g
カプラーC−4 0.30g
カプラーC−5 0.080g
カプラーC−7 0.050g
化合物Cpd−A 5.0mg
化合物Cpd−B 0.030g
化合物Cpd−F 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.20g
高沸点有機溶媒Oil−9 0.050g。
【0125】
第12層:イエローフィルター層
黄色コロイド銀 銀量 0.010g
ゼラチン 1.0g
化合物Cpd−C 0.010g
化合物Cpd−M 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−1 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−6 0.10g
染料E−2の微結晶固体分散物 0.20g
第13層:中間層
ゼラチン 0.40g
化合物Cpd−Q 0.20g
染料D−6 2.5mg。
【0126】
第14層:低感度青感性乳剤層
乳剤L 銀量 0.15g
乳剤M 銀量 0.20g
乳剤N 銀量 0.10g
ゼラチン 0.80g
カプラーC−8 0.020g
カプラーC−9 0.30g
カプラーC−10 5.0mg
化合物Cpd−B 0.10g
化合物Cpd−I 8.0mg
化合物Cpd−K 1.0mg
化合物Cpd−M 0.010g
紫外線吸収剤U−6 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.010g。
【0127】
第15層:中感度青感性乳剤層
Figure 0004119615
【0128】
第16層:高感度青感性乳剤層
乳剤P 銀量 0.20g
乳剤Q 銀量 0.25g
ゼラチン 2.00g
カプラーC−3 5.0mg
カプラーC−8 0.10g
カプラーC−9 1.00g
カプラーC−10 0.020g
高沸点有機溶媒Oil−2 0.10g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.020g
紫外線吸収剤U−6 0.10g
化合物Cpd−B 0.20g
化合物Cpd−N 5.0mg。
【0129】
第17層:第1保護層
ゼラチン 1.00g
紫外線吸収剤U−1 0.15g
紫外線吸収剤U−2 0.050g
紫外線吸収剤U−5 0.20g
化合物Cpd−O 5.0mg
化合物Cpd−A 0.030g
化合物Cpd−E 0.10g
化合物Cpd−H 0.20g
染料D−1 8.0mg
染料D−2 0.010g
染料D−3 0.010g
高沸点有機溶媒Oil−3 0.10g。
【0130】
第18層:第2保護層
Figure 0004119615
【0131】
第19層:第3保護層
Figure 0004119615
【0132】
また、すべての乳剤層には上記組成物の他に添加剤F−1〜F−9を添加した。さらに各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化用界面活性剤W−3、W−4、W−5、W−6を添加した。
更に防腐、防黴剤としてフェノール、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p−安息香酸ブチルエステルを添加した。
【0133】
試料101に用いた感光性乳剤を下記表1〜表5に示す。
【0134】
【表1】
Figure 0004119615
【0135】
【表2】
Figure 0004119615
【0136】
【表3】
Figure 0004119615
【0137】
【表4】
Figure 0004119615
【0138】
【表5】
Figure 0004119615
試料101の各層の形成に使用した化合物を以下に示す。
【0139】
【化38】
Figure 0004119615
【0140】
【化39】
Figure 0004119615
【0141】
【化40】
Figure 0004119615
【0142】
【化41】
Figure 0004119615
【0143】
【化42】
Figure 0004119615
【0144】
【化43】
Figure 0004119615
【0145】
【化44】
Figure 0004119615
【0146】
【化45】
Figure 0004119615
【0147】
【化46】
Figure 0004119615
【0148】
【化47】
Figure 0004119615
【0149】
【化48】
Figure 0004119615
【0150】
【化49】
Figure 0004119615
【0151】
【化50】
Figure 0004119615
【0152】
【化51】
Figure 0004119615
【0153】
【化52】
Figure 0004119615
【0154】
【化53】
Figure 0004119615
【0155】
【化54】
Figure 0004119615
【0156】
【化55】
Figure 0004119615
【0157】
有機固体分散染料の分散物の調製
(染料E−1の分散物の調製)
染料E−1のウェットケーキ(E−1の正味量として270g)にBASF社製Pluronic F88(エチレンオキシド−プロピレンオキシド ブロック共重合体)100gおよび水を加えて攪拌し4000gとした。次に、アイメックス(株)製ウルトラビスコミル(UVM−2)に平均粒径0.5mmのジルコニアビースを1700mL充填し、スラリーを通して周速約10m/sec 、吐出量0.51/min で2時間粉砕した。ビーズを濾過して除き、水を加えて染料濃度3%に希釈した後、安定化のために90℃で10時間加熱した。得られた染料微粒子の平均粒径は0.30μm であり、粒径の分布の広さ(粒径標準偏差×100/平均粒径)は20%であった。
【0158】
(染料E−2の固体分散物の調製)
水を30質量%含むE−2のウエットケーキ1400gに水及びW−4を270g加えて攪拌し、E−2濃度40質量%のスラリーとした。次に分砕機、アイメックス(株)製ウルトラビスコミル(UVM−2)に平均粒径0.5mmのジルコニアビーズを1700mL充填し、スラリーを通して周速約10m/sec、吐出量0.5L/minで8時間粉砕し、E−2の固体微粒子分散物を得た。これをイオン交換水で、20質量%に希釈し、固体微粒子分散物を得た。平均粒子サイズは、0.15μmであった。
次に試料101に、一般式(I)の化合物または以下に示す比較化合物A、B(比較化合物Aはσp値が本発明の要件を満たしていない)を添加して試料102〜118を作成した。添加量は、感光材料1mあたり、15mmolとし、また一般式(I)の化合物および比較化合物は、高沸点有機溶媒Oil−3を質量比で5倍量用いて乳化分散した(一般式(R−I)で表される還元性化合物を添加した場合も高沸点有機溶媒量は変更せず)。添加層(乳剤面側)もあわせて示した。試料118では第1層と第7層の2カ所に添加した。
【0159】
【表6】
Figure 0004119615
【0160】
【化56】
Figure 0004119615
【0161】
本実施例では、まず下記の(現像処理A)を施した。
また(現像処理A)において、前漂白の補充液中のチオグリセロール量を1Lあたり0.02gに減らし、補充量を処理面積1mあたり800mLに減らした以外は同様にし、(現像処理B)とした。
それぞれ試料の処理に当たっては試料101の面積比で半分を白色光で完全に露光し、残りは未露光としたものを、補充量がタンク容量の5倍になるまで通した後に使用した。
【0162】
処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量
第一現像 6分 38℃ 37L 1100mL/m
第一水洗 2分 38℃ 16L 4000mL/m
反 転 2分 38℃ 17L 1100mL/m
発色現像 6分 38℃ 30L 1100mL/m
前漂白 2分 38℃ 19L 1100mL/m
漂 白 6分 38℃ 30L 220mL/m
定 着 4分 38℃ 29L 1100mL/m
第二水洗 4分 38℃ 35L 4000mL/m
最終リンス 1分 25℃ 19L 1100mL/m
各処理液の組成は以下の通りであった。
【0163】
Figure 0004119615
【0164】
Figure 0004119615
【0165】
Figure 0004119615
【0166】
Figure 0004119615
【0167】
Figure 0004119615
【0168】
Figure 0004119615
【0169】
Figure 0004119615
(試料の評価)
(脱銀の評価)
試料101〜118を10cm×12.5cmの大きさに裁断し、カメラに装填して風景や人物の撮影を各試料について10シーンづつ行った。撮影にあたっては試料101〜118全てで第1現像の時間を11分に延長した増感現像においてそれぞれの試料において最低濃度が検知できるような露光量で行った。
【0170】
撮影した試料を上記(現像処理B)で第1現像の時間を11分にした以外は同様にして処理し、最低濃度部分の残留銀量を蛍光X線法にて測定した。各10シーンでの平均の値で、試料101の残留銀量を1.0として比で結果を表7に示した。数値が少ないほど残留銀量が少なく好ましい。なお、試料101に現像処理Aを施した場合の残留銀量は、この数値で0.10であった。この数値が0.2以下であると、官能評価にて金属銀の残留は感じられないレベルであった。
【0171】
(感度への影響の評価)
試料101〜118をストリプス形態に裁断後、連続的に濃度が変化しているウェッジを介して、色温度4800度の白色光で露光し、(現像処理A)で第1現像の時間を11分にして処理した。処理した試料の濃度(ステータスA)を測定し、シアン濃度0.5を与える露光量(logE)を求めた。試料101でシアン濃度0.5を与える露光量を基準(0)とし、それより感度が高くなる方向を正の値で、露光量の対数の変化で示した。数値が0に近いことが好ましい。
【0172】
【表7】
Figure 0004119615
【0173】
表7に示したとおり、2−メルカプトプロピオン酸または2−N,N−ジメチルエチルメルカプタンを添加した場合、残留銀量は減少するものの感度の低下が甚大であった(試料102、103)。また比較化合物A,Bおよび比較化合物A,Bと還元剤の併用では感度の低下の問題が解決できていなかった(試料104〜107)。
【0174】
これに対して、本発明の一般式(I)の化合物を用いた試料108〜118では、感度の変化は完全に抑えられている。また還元剤を併用することにより、感度の変化を完全に抑えたままで、残留銀量を顕著に低減させることに成功している(試料110〜114、117、118)。特開平1−26852号で開示された技術の発展形であるが、本発明の一般式(I)の化合物と還元剤を併用することで、増感現像まで含めて、このような理想的な結果が得られることは特開平1−26852の技術開示からは予測できず驚くべき結果である。

Claims (3)

  1. 支持体上にそれぞれ少なくとも一層の青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、下記一般式(I)で表される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
    Figure 0004119615
    式中R、R、Rはそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。Rは置換基であり、複数個存在する場合にはそれらは同一でも異なっていてもよい。aは0〜4の整数を表す。a=1の場合、Rはσp値が0〜0.53である置換基から選ばれ、a=2〜4の場合はRのσp値の合計が0〜0.53である置換基から選ばれる。 Timeは(Time)−S−Rとして脱離した後に−S−Rを放出する基を表し、tは0又は1である。Rはsp炭素でSと結合する有機基を表す。t=0の場合−S−Rの硫黄原子は直接R、Rで置換された炭素と結合する。
  2. 前記一般式(I)で表される化合物が下記一般式(II)で表されることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
    Figure 0004119615
    式中R、R、R10はそれぞれ独立して水素原子または置換基を表す。Rはアシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基から選ばれる基である。bは0〜3の整数を表す。Rは水素原子または置換基であり、bが2または3の場合は、同一または異なるものを表す。またRのσp値とRのσp値の合計が0〜0.53である。R11はsp炭素でSと結合する有機基を表す。
  3. 請求項1または請求項2に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料を、像様露光後、黒白現像である第一現像で現像処理した後に、反転処理し、芳香族第一級アミンカラー現像薬の存在下にカラー現像することを特徴とするカラー画像形成方法。
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