JP4119551B2 - 基板保持台、及びプラズマ処理装置 - Google Patents

基板保持台、及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波を利用して処理容器内にプラズマを生成し、生成したプラズマによって半導体基板、液晶ディスプレイ用ガラス基板等の被処理物に対し、エッチング、アッシングまたはCVD(Chemical Vapor Deposition)等の処理を施すプラズマ処理装置に用いられる基板保持台、およびこのプラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラズマ処理装置の、基板等の試料Sを載置する基板保持台103は、図5に示すようにマイクロ波導入窓がマイクロ波導入板104により気密に封止された処理容器101の中に配設されている。マイクロ波発振器120から発振されたマイクロ波は導波管121から誘導体線路114を伝い、マイクロ波導入板104を透過して処理容器101内に導入される。
【0003】
基板保持台103には高周波電源107によって高周波電力が印加され、試料Sの処理に際し試料Sの表面に安定したバイアス電圧がかかるようになっている。その結果、プラズマ中のイオンのエネルギの制御が可能となり、エネルギの適正なイオンを試料Sの表面に照射することができる。
【0004】
基板保持台103の側面は、その周囲がプラズマをシールドするためのフォーカスリング130で覆われている。基板保持台103は、アルミニウム製の電極133の表面にアルミナ(Al23)が溶射された構造が用いられる。フォーカスリング130の材料としてアルミナ(Al23)が用いられている。
【0005】
図6に示すように、マイクロ波発振器120が発振したマイクロ波は、導波管121によって誘電体線路141の端部に入射される。誘電体線路141の平面形状は、矩形の一辺に、この一辺と等しい長さを持つ略二等辺三角形の底辺を一致させて組み合わせた略五角形をしており、前記略二等辺三角形の頂点に相当する端部に導波管121が接続されてマイクロ波が導入される。
【0006】
前記略二等辺三角形の2つの等辺はテーパ部141Aを形成し、端部に導入されたマイクロ波は、テーパ部141Aに倣ってその幅方向に均一に押し広げられ誘電体線路141の全体に伝播し、誘電体線路141内に定在波を形成する。このテーパ部141Aによって定在波を均一に形成することができるので、処理容器101内に導入されたマイクロ波を、処理容器101の径が大きくなった場合であっても均一にすることができ、大口径の試料Sを均一にプラズマ処理することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようなプラズマ処理装置によれば、プラズマによりフォーカスリングの表面がスパッタされて、これによる試料上に金属汚染(アルミ汚染)が生じてしまう。さらに、試料の加工面の外縁部に電界が集中し、試料の処理の均一化を阻害する。また、前記集中した電界が電極に回り込み、電極を破壊することがあった。
【0008】
また、導波管から誘電体線路に入射されたマイクロ波を該誘電体線路に均一に拡がらせるために設けられた誘電体線路のテーパ部は処理容器から水平方向に突出してしまう。したがって、図5で示されるような装置を設置するためには、処理容器の大きさに見合ったスペースに加え、突出したテーパ部を格納するためスペースが余分に必要であった。
【0009】
そこで本発明は、フォーカスリングの表面のスパッタによる試料の金属汚染をさらに低減することができ、試料の処理の均一化を実現することができ、電極の破壊が起こることのない基板保持台、及びこの基板保持台を備えたプラズマ処理装置を提供することを目的としている。また、より小さいスペースに設置し得るプラズマ処理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による基板保持台3は、図1に示すように、高周波電力が印加され、基板Wを載置する電極33と;電極33の周囲に、電極33を包囲して配置される絶縁体のフォーカスリング30と;電極33上に載置される基板Wの外側であって、フォーカスリング30の上面30Aの内縁部上に配置され、基板Wと同程度または基板W以上の導電性を有する材料で形成されるエッジリング35と;エッジリング35の外側に配置され、かつフォーカスリング30の上方に空隙37を介して配置されるカバー部品36とを備え;カバー部品36は、前記プラズマがフォーカスリング30に照射されないように構成され、基板Wに対して汚染を発生させない材料で形成されていることを特徴とする。
【0011】
このように構成すると、基板を載置する電極に高周波電力が印可されるので電極にバイアス電位が生じ、高周波電力を制御することによってバイアス電位を制御し、プラズマ中のイオンのエネルギを独立に制御して、基板の加工性を向上させることができる。または、基板保持台がフォーカスリングを備えるので、電極に印可される高周波電力の高周波電界が電極の水平周囲方向に漏洩するのを防止するすることができ、高周波電力が基板に有効に働き、基板の加工性を向上させることができる。
【0012】
基板保持台がエッジリングを備えるので、高周波電力による電界の集中をエッジリングの外縁部に起こさせ、基板の外縁部には生じさせず、基板の外縁部と基板の内側部とで電界成分を同等とし、プラズマの基板に対する照射を均一にし、基板を均一に処理することができる。さらに基板保持台がカバー部品を備えるので、フォーカスリングの真上に発生するプラズマがフォーカスリングに照射されないので、フォーカスリングがプラズマにより削られるのを防ぐことができる。
カバー部品はフォーカスリングの上方に空隙を介して配置されるので、カバー部品からフォーカスリングに熱が伝わって逃げにくく、カバー部品がプラズマ照射によって暖まりやすい。カバー部品の温度が高い方が、カバー部品自体に反応生成物が付着しにくいので、カバー部品に付着した反応生成物が再び剥がれることによって発生するパーティクルを低減することができる。
請求項2に係る発明による基板保持台は、請求項1に記載の基板保持台において、前記電極の上面と側面を覆う絶縁膜を備え;前記基板は、前記上面を覆う絶縁膜の上に載置されることを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明による基板保持台は、請求項1または請求項2に記載の基板保持台において、前記エッジリングは、三枚のリング状の薄板を中心軸を合わせて重ねた形状であり、前記基板が一番上の前記薄板の内側であって、上から二番目の前記薄板の上側に載置されるように、前記一番上の薄板の内周半径は、前記上から二番目の薄板の内周半径より長く形成されたことを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る発明による基板保持台は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の基板保持台において、前記エッジリングがシリコン(Si)またはシリコンカーバイド(SiC)から形成され、かつ前記カバー部品がシリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)またはシリコン酸化物(SiO)から形成されていることを特徴とする。
【0015】
エッジリングを基板と同様またはそれ以上の導電性を有する半導体材料のシリコン、シリコンカーバイドで形成するので、基板表面と基板より外側のエッジリング表面の電位を同程度にし、基板の外縁部に電界が集中することを防ぎ、基板の処理の均一性を図ることができる。また基板と同程度の表面に反応生成物、パーティクルが堆積するのを低減することができる。カバー部品をシリコン、シリコンカーバイドまたはシリコン酸化物で形成するので、基板の表面に反応生成物、パーティクルが堆積するのを低減することができる。
【0016】
請求項5に係る発明によるプラズマ処理装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の基板保持台と;前記基板保持台が配設され、反応ガスを供給するためのガス供給口を有する処理室と;前記処理室にマイクロ波を導入するためのマイクロ波導入手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
処理室内の基板保持台に基板を載置し、ガス供給口から反応ガスを供給し、マイクロ波発信器から発振したマイクロ波を、マイクロ波導入手段によって処理室に導入し、処理室内にプラズマを発生させ、このプラズマによって基板を処理する。
【0018】
請求項6に係る発明によるプラズマ処理装置は、請求項5に記載のプラズマ処理装置において、前記マイクロ波導入手段は;前記処理室を封止し、かつ前記マイクロ波を透過させるマイクロ波導入板と;前記マイクロ波導入板の前記処理室とは反対の面側に取り付けられ、前記マイクロ波を導入する導入口が周側面に開設された、前記マイクロ波を伝播させる環状の管状部材と;前記管状部材と前記マイクロ波導入板との間に、前記管状部材と前記マイクロ波導入板に対向して配置され、前記マイクロ波が通過する所定のスリットが開設されたスリット板とを備えたことを特徴とする。
【0019】
環状の管状部材は、典型的には、ドーナツ状に形成された縦断面の一部が開放されたチャンネル状部材を環状に形成したものであり、その開放部分をスリット板が閉止するように構成される。スリット板は、環状の管状部材と一体に形成してもよいし、別部材として形成してもよい。一体に形成するときは、縦断面の一部が開放された管状部材とスリット板とで、閉じた断面の管状部材を構成することになる。環状の管状部材とスリット板とを含んでアンテナが構成される。
【0020】
導入口から環状の管状部材内に入射されたマイクロ波は管状部材内を互いに逆方向へ進行する進行波となって管状部材内を伝播し、両進行波は管状部材の導入口に対向する位置で互いに衝突して定在波が形成される。
【0021】
この定在波によって、管状部材の壁面に所定の間隔で極大になる電流が通流する。管状部材の下には、封止部材及び管状部材に対向して配設されたスリット板にスリットが開設してあり、前述の電流によってスリットを挟んで管状部材の内外で電位差が生じ、この電位差によってスリットから封止部材へ電界が放射される。即ち、管状部材から封止部材へマイクロ波が伝播する。このマイクロ波は封止部材を透過して処理室内へ導入され、そのマイクロ波によってプラズマが生成される。
【0022】
このように管状部材内へ直接的にマイクロ波を入射することができるため、管状部材は処理室を画成する処理容器から突出することなく、したがってプラズマ処理装置の水平方向の寸法を小さくすることができる。一方、マイクロ波は管状部材から処理室の略全域に導かれて、スリットから放射されるため、処理室内へマイクロ波を均一に導入することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ処理装置の構造を示す模式的正面断面図である。図2は、図1に示したプラズマ処理装置の模式的平面図である。図1、図2に示すように、本実施の形態のプラズマ処理装置は、全体がアルミニウムで形成された有底円筒形状の処理容器1を備える。処理容器1はその内部で基板Wの処理が行われる処理室2を画成する。処理容器1の鉛直方向上部にはマイクロ波導入窓が開設してあり、このマイクロ波導入窓はマイクロ波導入板4で気密状態に封止されている。マイクロ波導入板4は、耐熱性及びマイクロ波透過性を有すると共に誘電損失が小さい、石英ガラス、またはアルミナ等の誘電体で形成されている。処理容器1は電気的に接地されている。
【0025】
前述したマイクロ波導入板4の上面の一部及び外周側面は、導電性金属を環状形の蓋状に成形してなるカバー部材10で覆われており、カバー部材10は処理容器1上に固定してある。カバー部材10は、マイクロ波導入板の上面部に対応する部分の中央部が円形にくり抜かれた形状をしている。カバー部材10の上面には、処理容器1内ヘマイクロ波を導入するためのアンテナ11が設けてある。アンテナ11は、カバー部材10の上面に固定してあり、環状に成形してなる管状部材としての環状導波管型アンテナ部12を備えている。カバー部材10の環状導波管型アンテナ部12に対向する部分には複数のスリット15、15、…が開設してある。したがって、カバー部材10はスリット板を兼ねている。
【0026】
環状導波管型アンテナ部12は、処理容器1の内周面より少し内側に、処理容器1の中心軸と同心円上に設けてある。さらに、その外周面に設けた導入口13Aには環状導波管型アンテナ部12ヘマイクロ波を導入するための導入部13が、環状導波管型アンテナ部12の直径方向に配置されて、環状導波管型アンテナ部12に連結されている。環状導波管型アンテナ部12と導入部13とスリット15とを含んでアンテナ11が構成される。導入部13及び環状導波管型アンテナ部12内には、テフロン(登録商標)のようなフッ素樹脂、ポリエチレン樹脂またはポリスチレン樹脂(好ましくはテフロン)等の誘電体14が内部空間ほぼ全体に装入してある。導入部13には水平に配置された導波管21が接続されており、導波管21にはマイクロ波発振器20が接続されている。
【0027】
マイクロ波発振器20が発振したマイクロ波は、導波管21を経てアンテナ11の導入部13に入射される。この入射波は、導入部13から環状導波管型アンテナ部12へ導入される。環状導波管型アンテナ部12へ導入されたマイクロ波は、環状導波管型アンテナ部12を互いに逆方向へ進行する進行波として、環状導波管型アンテナ部12内の誘電体14中を伝播する。両進行波は、環状導波管型アンテナ部12の導入口13Aに対向する位置で衝突し、定在波が生成される。
【0028】
この定在波によって、環状導波管型アンテナ部12の内面に、所定の間隔で極大値を示す電流が通流する。この電流によってスリット15、15、…を挟んで環状導波管型アンテナ部12の内外で電位差が生じ、この電位差によってスリット15、15、…からマイクロ波導入板4へ電界が放射される。即ち、環状導波管型アンテナ部12からマイクロ波導入板4へ電界が放射される。電流が環状導波管型アンテナ部12の内面を通流するとき、環状導波管型アンテナ部12内を伝播するマイクロ波のモードを基本伝播モードである矩形TE1Oにすべく、マイクロ波の周波数2.45GHzに応じて、環状導波管型アンテナ部12の寸法が決定される。このモードのマイクロ波は、単一な基本モードでありエネルギを殆ど損失することなく環状導波管型アンテナ部12内の誘電体14を伝播する。
【0029】
環状導波管型アンテナ部12の幅方向の中央を結ぶ円C(図3参照)の周方向の長さは、環状導波管型アンテナ部12内を伝播するマイクロ波の波長の略整数倍である。そのため、マイクロ波は環状導波管型アンテナ部12内で共振して、前述した定在波は、その腹の位置で高電圧・低電流、節の位置で低電圧・高電流となり、アンテナ11のQ値が向上する。即ち、アンテナ11内に形成される定在波の振幅が増大し、高電界強度のマイクロ波がスリット15、15、…から処理容器1へ放射される。
【0030】
図3は、図1及び図2に示したスリット15、15、…を説明する説明図である。図3に示したように、矩形(長方形)のスリット15、15、…は、その長さ方向が、環状導波管型アンテナ部12の直径方向へ、即ち環状導波管型アンテナ部12内を伝播するマイクロ波の進行方向に直交するように開設してある。
【0031】
各スリット15、15、…は、導入部13の長手方向の中心線を延長した延長線Lと前述した円Cとが交わる2点の内の導入部13から離隔した側である交点P1から、円Cに沿ってその両方向へ、それぞれλg/4(λgはアンテナ内を伝播するマイクロ波の波長)を隔てた位置に、2つのスリット15、15を開設してあり、両スリット15、15から、円Cに沿ってその両方向へ、λg/2の間隔で複数の他のスリット15、15、…がそれぞれ開設してある。このようにすると複数の電界強度の強い領域が、環状導波管型アンテナ部12の環中心及び棒状体である導入部13の長手方向の中心線に対称になるように誘電体14に形成される。
【0032】
前述した各スリット15、15、…は、隣合う電界強度が強い領域の間に位置しており、各スリット15、15、…から強電界強度の電界が漏出し、この電界はマイクロ波導入板4を透過して処理容器1内へ導入される。つまり、処理容器1内ヘプラズマを生成するマイクロ波が導入される。前述したように各スリット15、15、…は、カバー部材10に略放射状に設けてあるため、マイクロ波は処理容器1内の全領域に均一に導入される。
【0033】
図1に示したように、アンテナ11は処理容器1の直径と同じ直径のカバー部材10上に、カバー部材10の周縁から突出することなく設けてあるため、処理容器1の直径が大きくても、プラズマ処理装置の処理容器1以外のサイズを小さくできる。したがって、プラズマ処理装置を小さなスペースに設置し得る。
【0034】
カバー部材10の略中央には、該カバー部材10及びマイクロ波導入板4を貫通する管通孔が開設してあり、該管通孔にガス導入管5が取り付けられており、該ガス導入管から処理室2内に所要のガスが導入される。処理室2の底面壁1B中央には、基板Wを載置する基板保持台3が設けてある。または、処理容器1の底面壁1Bには排気口18が開設してあり、排気口18から処理室2内のガスを排出するようになしてある。
【0035】
図4を参照して、基板保持台3の構造をさらに詳細に説明する。処理容器1の底面壁1Bの中心部が円形状にくり抜かれ、このくり抜かれた円形部の上部(処理容器1側)にこの円形の半径と同じ内周半径を有する円筒状の内壁1Cが側壁1Aに平行に形成されている。この内壁1Cの上部にリング状の絶縁リング31が配設されている。この絶縁リング31の上部には、基台32が配設されている。基台32の鉛直方向下側は絶縁リング31内にはめ込まれている。基台32の内部には冷却水路38が形成され、図示しない冷却水供給器から冷却水が供給される。
【0036】
基台32の上には、半径の異なる円板を中心軸を合わせて3枚重ねた形状の電極33が配設されている。電極33の一番下の最も半径の大きい大円板部33Aの半径は、基台32の上側の半径に略等しい。さらに電極33は、大円板部33Aの上に大円板部33Aよりわずかに半径の小さい中円板部33Bを、中円板部33Bの上に半径の一番小さい小円板部33Cを有する。
【0037】
電極33にはマッチングボックス16を介して高周波電源7が接続され、さらに直流電源8が接続されている。よって、基板保持台3に載置された基板Wにバイアス電位が生じ、高周波電源7の電力を制御することによりバイアス電位を制御し、プラズマ中のイオンのエネルギを独立に制御して、基板Wの加工性(エッチング形状等)を向上させることができる。または、電極33は基板Wを基板保持台3に静電吸着させるための静電チャック電極を兼ねている。
【0038】
絶縁リング31の上側の一部と、基台32と、電極33の大円板部33Aと中円板部33Bの水平方向の周囲をそれぞれ囲むように、リング状のフォーカスリング30が配設されている。
【0039】
電極33の上面と側面部は、絶縁膜34で覆われている。フォーカスリング30の上面30Aと、電極33の中円板部33Bのリング状の上面33Dを覆う、絶縁膜34のリング状の上面34Aとがほぼ面一になっている。
【0040】
電極33の中円板部33Bのリング状の上面33Dを覆う絶縁膜34のリング状の上面34Aの上と、フォーカスリング30の上面30Aの内縁部の上に、3枚のリング状の薄板を中心軸を合わせて重ねた形状のエッジリング35が配設されている。エッジリング35はフォーカスリング30と別体となっている。
【0041】
エッジリング35の、鉛直方向一番下の円板部35Aの内周半径と、下から二番目の円板部35Bの内周半径とが同じ長さで、円板部35Aの外周半径は、円板部35Bの外周半径より長い。エッジリング35の一番上の円板部35Cの内周半径は、円板部35Bの内周半径より長く、円板部35Cの外周半径は円板部35Bの外周半径と同じ長さである。円板部35Aと円板部35Bの内周側面は、共に絶縁膜34に接している。
【0042】
円板部35Cの内周半径は、基板Wの外周半径に長さが等しく、基板Wは電極33の小円板部33Cの上面に存在する絶縁膜34の上であって、円板部35Cの水平方向内側に載置される。
【0043】
基板Wとほぼ同等またはそれ以上の導電性を有する半導体でエッジリング35を形成することにより、エッジリング35と電極33に設置される基板Wとは略同電位となるので、基板W上の電界は基板Wの外周部に集中することはなく、基板W上全面においてほぼ均一となる。
【0044】
円板部35Aの上部で、円板部35Bと円板部35Cの水平方向外側にフォーカスリング30とは別体のカバー部品36が配設されている。カバー部品36の内周半径は、円板部35Bと円板部35Cの外周半径に長さが等しく、カバー部品36の外周半径はフォーカスリング30の外周半径に略等しく、カバー部品36の厚さは、円板部35Bと円板部35Cの厚さの合計の等しい。円板部35Aの水平方向外側は隙間37が存在し、隙間37の厚さは円板部35Aの厚さに等しい。隙間37はカバー部品36の下で、カバー部品36とフォーカスリング30とに上下に挟まれて存在する。なお、エッジリング35とカバー部品36とを同じ材料とし一体に製作してもよい。
【0045】
このようなプラズマ処理装置を用いて基板Wの表面に例えばエッチング処理を施すには、排気口18から排気して処理室2内を所望の圧力まで減圧した後、ガス導入管5から処理室2内に反応ガスを供給する。
【0046】
次いで、マイクロ波発振器20からマイクロ波を発振させ、それを導波管21を経てアンテナ11に導入し、アンテナ11内に定在波を形成させる。この定在波によって、アンテナ11のスリット15、15、・・から放射された電界は、マイクロ波導入板4を透過して処理室2内へ導入され、処理室2内に均一なプラズマが生成され、このプラズマによって基板Wの表面を均一にエッチングする。
【0047】
フォーカスリング30は、高周波電源7によって電極33に印可される高周波電力の高周波電界が電極33の側壁方向に漏洩するのを防止し、有効に基板W方向に作用させるためのものであり、厚み(幅)のあるアルミナ(Al23)等の絶縁体で形成する必要がある。これに対し、エッジリング35は基板Wの水平方向外側に基板と同等またはそれ以上の導電性を有する部材を配することによって、エッジリング35の外周部(円板部35Bと円板部35Cの外周部)に電界の集中を生じさせ、基板Wの外周部で電界が集中するのを防ぐためのものである。これにより、基板W全面でプラズマの照射を均一にして、基板Wを均一にプラズマ処理することができる。また、エッジリング35を配することにより、基板Wの外周部に集中した電界が電極33に回り込んで破壊を起こすことがなくなるため、電極33の寿命を延ばすことができる。
【0048】
例えば、エッジリング35はシリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)等の半導体で形成する。エッジリング35は、基板Wの外周部に電界が集中するのを防いでいるので、エッジリング35は基板Wの外周部のごく近くに位置する電極33のエッジ部(電極33は絶縁膜で覆われているので、電極33のエッジ部を覆うエッジ部近傍の絶縁膜34)をも保護していることになる。
【0049】
カバー部品36は隙間37を介してフォーカスリング30の上方に配設されているので、アルミナ(Al23)で形成されているフォーカスリング30の上面がプラズマによってスパッタされるのを防ぎ、基板Wの上面にアルミナ(Al23)による金属汚染(アルミ汚染)が生じるのを防いでいる。カバー部品36はなるべく薄く(好ましくは、1mm〜5mm)形成する。
【0050】
また、カバー部品36とフォーカスリング30との間に隙間37を存在させて、カバー部品36に与えられた熱がフォーカスリング30に伝わって逃げるのを可能な限り防ぐようにする。
【0051】
これによりカバー部品36の熱容量が小さくなり、基板Wのプラズマ処理中にプラズマの照射によりカバー部品36自体が暖められやすくなる。カバー部品36の温度が高い方が、カバー部品36自体に反応生成物が付着しにくい。
【0052】
カバー部品36に反応生成物の付着が進むと、堆積した反応生成物が剥がれてパーティクルとなり基板上に異物として付着し、製品基板が不良品となってしまうので、反応生成物のカバー部品36への付着を防ぐ必要がある。
【0053】
カバー部品36は、基板Wに対して汚染を生じさせない材質であるシリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、シリコン酸化物(SiO2)等で形成する。カバー部品36とエッジリング35を別体で構成したので、各々の製作がしやすくなる。
【0054】
シリコン(Si)製のエッジリング、シリコンカーバイド(SiC)製のカバー部品、アルミナ(Al23)製のフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置(ケースA)と、エッジリング及びカバー部品を備えずアルミナ(Al23)製のフォーカスリングを備えたプラズマ処理装置(ケースB)とで基板の処理を行い比較実験を行った。
【0055】
比較実験の条件は以下の通りである。
実験基板:シリコン(Si)製ウエハ(ベアウエハ)
処理室圧力:20mTorr
マイクロ波(2.45GHz)電力:1.6kW
RF(400kHz)電力:1.4kW
処理ガス:Arガス(流量320sccm)
処理時間:120秒
【0056】
上記処理を行った後、原子吸収法によりウエハ状のアルミ汚染の分析を行った結果処理後のウエハ表面上のアルミナは
ケースA:アルミ 5×1012atoms/cm2
ケースB:アルミ 5×1013atoms/cm2
であった。したがって、ケースAの方がアルミ汚染が低減されていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、基板の外側に基板と同程度またはそれ以上の導電性を持つエッジリングを設け、エッジリングの外側であってフォーカスリングの上方に空隙を介してカバー部品を設けたので、基板の外周部に電界の集中が起こるのを防ぎ、基板の処理の均一化を実現し、フォーカスリングの表面のスパッタによる基板の金属汚染を低減することができる。
【0058】
また、カバー部品自体への反応生成物の付着を抑えることができるので、その付着した反応生成物が剥がれることによって発生するパーティクルを低減することができる。さらに環状の管状部材とスリットが開設されたスリット板とを有するアンテナを備えれば、装置の処理容器以外の部分を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラズマ処置装置の模式的正面断面図である。
【図2】図1に示したプラズマ処理装置の模式的正面図である。
【図3】図1に示したプラズマ処理装置のカバー部材のスリットの説明図である。
【図4】図1に示したプラズマ処理装置の基板保持台の模式図である。
【図5】従来例のマイクロ波プラズマ処理装置の模式的正面断面図である。
【図6】従来例のマイクロ波プラズマ処理装置の模式的平面図である。
【符号の説明】
1 処理容器
1A 側壁
1B 底面壁
1C 内壁
2 処理室
3 基板保持台
4 マイクロ波導入板
5 ガス導入管
6 ガスノズル
7 高周波電源
8 直流電源
10 カバー部材
11 アンテナ
12 環状導波管型アンテナ部
13 導入部
13A 導入口
14 誘電体
15 スリット
18 排気口
20 マイクロ波発信器
21 導波管
30 フォーカスリング
31 絶縁リング
32 基台
33 電極
33A 大円板部
33B 中円板部
33C 小円板部
33D 上面
34 絶縁膜
34A 上面
35 エッジリング
35A〜C 円板部
36 カバー部品
37 隙間
38 冷却水路
C 円
L 延長線
1 交点
W 基板

Claims (6)

  1. 高周波電力が印加され、被処理物である基板を載置する電極と;
    前記電極の周囲に、前記電極を包囲して配置される絶縁体のフォーカスリングと;
    前記電極に載置される基板の外側であって、前記フォーカスリングの上面の内縁部上に配置され、前記基板と同程度または前記基板以上の導電性を有する材料で形成されるエッジリングと;
    前記エッジリングの外側に配置され、かつ前記フォーカスリングの上方に空隙を介して配置されるカバー部品とを備え;
    前記カバー部品は、前記プラズマが前記フォーカスリングに照射されないように構成され、前記基板に対して汚染を発生させない材料で形成されていることを特徴とする基板保持台。
  2. 記電極の上面と側面を覆う絶縁膜を備え;
    前記基板は、前記上面を覆う絶縁膜の上に載置されることを特徴とする;
    請求項1に記載の基板保持台。
  3. 前記エッジリングは、三枚のリング状の薄板を中心軸を合わせて重ねた形状であり、前記基板が一番上の前記薄板の内側であって、上から二番目の前記薄板の上側に載置されるように、前記一番上の薄板の内周半径は、前記上から二番目の薄板の内周半径より長く形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板保持台。
  4. 前記エッジリングがシリコン(Si)またはシリコンカーバイド(SiC)から形成され、かつ前記カバー部品がシリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)またはシリコン酸化物(SiO)から形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の基板保持台。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の基板保持台と;
    前記基板保持台が配設され、反応ガスを供給するためのガス供給口を有する処理室と; 前記処理室にマイクロ波を導入するためのマイクロ波導入手段とを備えたことを特徴とする;
    プラズマ処理装置。
  6. 前記マイクロ波導入手段は;
    前記処理室を封止し、かつ前記マイクロ波を透過させるマイクロ波導入板と;
    前記マイクロ波導入板の前記処理室とは反対の面側に取り付けられ、前記マイクロ波を導入する導入口が周側面に開設された、前記マイクロ波を伝播させる環状の管状部材と; 前記管状部材と前記マイクロ波導入板との間に、前記管状部材と前記マイクロ波導入板に対向して配置され、前記マイクロ波が通過する所定のスリットが開設されたスリット板とを備えたことを特徴とする;
    請求項5に記載のプラズマ処理装置。
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