JP4119286B2 - 回転つまみを有する電子機器の操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は回転つまみを有する電子機器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転つまみにより操作するロータリスイッチ部の内側に例えばプッシュスイッチを配置してこのプッシュスイッチを回転つまみの内側に設けたプッシュつまみで操作する電子機器の操作装置が知られている。
【0003】
特開平11−273508号公報に開示されたこのような操作装置はロータリスイッチ部、プッシュスイッチ等がハウジング(ウエハ1)に一体に取り付けられている。このようにハウジングにロータリスイッチ部やプッシュスイッチ等を取り付けると部品が複雑となり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】
図6〜図8に示す従来の操作装置はプリント基板5にロータリエンコーダ1およびプッシュスイッチ3が半田付けされる。ロータリエンコーダ1は図7および図8に示すように、固定接点1a、1a…が設けられており、固定接点1a、1a…と接続されている端子1b、1b…がプリント基板5の穴に差し込まれてプリント基板5のパターンに半田付けされる。
【0005】
回転つまみ2はロータリエンコーダ1に回転自在に支持される。すなわち、回転つまみ2をロータリエンコーダ1に押し込むことにより、回転つまみ2の嵌合凸部2aがロータリエンコーダ1の嵌合凹部1cと嵌合して回転つまみ2はロータリエンコーダ1に回転自在に支持される。
【0006】
回転つまみ2には摺動子2bが設けられており、回転つまみ2の回動位置に応じた摺動子2bとの固定接点1a、1a…の接触状態を示す信号が端子1b、1b…を通して制御回路に伝えられる。
【0007】
プッシュスイッチ3の上部にはプッシュつまみ4が配置され、プッシュつまみ4のフック4b、4bが回転つまみ2の穴の縁を係止することにより抜け止めがなされている。プッシュつまみ4は図示していない弾性部材により上方に付勢されているが、弾性部材の弾力に抗して押し込むとプッシュつまみ4のボス4aがプッシュスイッチ3を作動させる。上記回転つまみ2およびプッシュつまみ4は図6に示すようにパネル8の穴から外部に露出しており、パネル8の外から操作可能となっている。
【0008】
上記した図6〜図8に示す従来の操作装置ではプッシュスイッチ3とロータリエンコーダ1を同時にリフロー実装すると、ロータリエンコーダ1により熱が遮られてプッシュスイッチ3の半田が溶けずプッシュスイッチ3の半田付け不良を生じる。従って、ロータリエンコーダ1を後で手で半田付けしていた。そのために組立てコストが高くなっていた。また、プッシュつまみ4を外すときは、力任せで引っ張るしか方法がなく、プッシュつまみ4や回転つまみ2等を破壊することがあった。
【0009】
特開2002−25394号公報に開示された複合操作スイッチはロータリスイッチの内側に多方向操作スイッチ等が配置されているが、基本的に上記した図6〜図8に示す従来のものと同じ構造であるため、同様の問題があった。
【0010】
【特許文献1】
特開11−273508号公報(第3頁、図1)
【0011】
【特許文献2】
特開2002−25394号公報(第3−5頁、図1)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、プリント基板のパターンを利用し、しかもリフロー実装によりプリント基板に取り付ける全ての部材を同時にプリント基板に半田付けすることができる回転つまみを有する電子機器の操作装置を提供することにある。
【0013】
この発明の他の目的は破損の恐れなく分解することができる回転つまみを有する電子機器の操作装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の回転つまみを有する電子機器の操作装置は、中空部を有し回転つまみにより操作する操作部をプリント基板に取り付け、電子部品が前記中空部に配置されてプリント基板に取り付けられる回転つまみを有する電子機器の操作装置において、プリント基板の前記中空部内で前記電子部品の側部の位置にリフロー実装時に塞がれることのない穴を設けたものである。
【0015】
また、前記操作装置において、前記操作部をロータリエンコーダとしたものである。
【0016】
また、前記各操作装置において、前記電子部品をプッシュスイッチとしたものである。
【0017】
また、同各操作装置において、前記電子部品を光源としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置の部分を示す正面図、図2は同部分を示す断面図、図3は同操作装置を示す断面図である。
【0019】
図1〜図3に示すロータリエンコーダ1は、固定接点1a、1a…が設けられており、固定接点1a、1a…と接続されている端子1b、1b…がプリント基板5の穴に差し込まれてプリント基板5のパターンに半田付けされる。ロータリエンコーダ1の内側に配置されるプッシュスイッチ3の足もプリント基板5の穴に差し込まれてプリント基板5のパターンに半田付けされる。
【0020】
回転つまみ2はロータリエンコーダ1に回転自在に支持される。すなわち、回転つまみ2をロータリエンコーダ1に押し込むことにより、回転つまみ2の嵌合凸部2aがロータリエンコーダ1の嵌合凹部1cと嵌合して回転つまみ2はロータリエンコーダ1に回転自在に支持される。
【0021】
回転つまみ2には摺動子2bが設けられており、回転つまみ2の回動位置に応じた摺動子2bとの固定接点1a、1a…の接触状態を示す信号が端子1b、1b…を通して制御回路に伝えられる。
【0022】
プッシュスイッチ3の上部にはプッシュつまみ4が配置され、プッシュつまみ4のフック4b、4bが回転つまみ2の穴の縁を係止することにより抜け止めがなされている。プッシュつまみ4は図示していない弾性部材により上方に付勢されているが、弾性部材の弾力に抗して押し込むとプッシュつまみ4のボス4aがプッシュスイッチ3を作動させる。
【0023】
なお、プッシュつまみ4をプッシュスイッチ3のアクチュエータにより上方に付勢するようにしてもよい。上記回転つまみ2およびプッシュつまみ4は図3に示すようにパネル8の穴から外部に露出しており、パネル8の外から操作可能となっている。
【0024】
実施例の装置ではプリント基板5のロータリエンコーダ1の内側でプッシュスイッチ3の両側部に穴5a、5aが設けられている。従って、ロータリエンコーダ1とプッシュスイッチ3とを同時にリフロー実装しても、穴5a、5aからプッシュスイッチ3に熱が伝わりプッシュスイッチ3の半田付けを確実に行うことができる。このように実装の工程が簡素化される。
【0025】
また、装置を分解するときは、図3に示すように穴5a、5aにピンセット10を差し込んでフック4b、4bを変形させることにより、プッシュつまみ4を容易に取り外すことができる。
【0026】
図4はこの発明の第2の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置の部分を示す正面図である。この例では第1の実施例のプッシュスイッチ3の代わりにLED6がプリント基板5に実装される。
【0027】
そして、プッシュつまみ4は用いられていない。他の構成は第1の実施例と同様である。LED6は回転つまみを内部から照明する。この実施例においてもLED6とロータリエンコーダ1とを同時にリフロー実装しても、穴5a、5aからLED6に熱が伝わりLED6の半田付けが確実に行える。このように実装の工程が簡素化される。
【0028】
図5はこの発明の第3の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置を示す断面図である。この例では第1の実施例のプッシュつまみ4の代わりにプッシュつまみ7が用いられ、プッシュつまみ7のフック7b、7bはプリント基板5の穴5a、5aを挿通して穴5a、5aの縁を係止する。他の構成は第1の実施例と同様である。
【0029】
この実施例においてもプッシュスイッチ3とロータリエンコーダ1とを同時にリフロー実装しても、穴5a、5aからプッシュスイッチ3に熱が伝わりプッシュスイッチ3の半田付けが確実に行える。このように実装の工程が簡素化される。また、フック7b、7bはプリント基板5の外側に露出しているので容易に変形させることができ、プッシュつまみ7を容易に取り外すことができる。
【0030】
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、ロータリエンコーダの代わりにボリュームを用いることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
この発明の回転つまみを有する電子機器の操作装置によれば、回転つまみにより操作する操作部とその内側に配置される電子部品とを同時にリフロー実装することができ、組立てが簡単になる。
【0032】
また、プッシュつまみを容易に取り外すことができ、装置分解時において破損の恐れがなくなるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置の部分を示す正面図である。
【図2】同操作装置の部分を示す断面図である。
【図3】同操作装置を示す断面図である。
【図4】この発明の第2の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置の部分を示す正面図である。
【図5】この発明の第3の実施例である回転つまみを有する電子機器の操作装置を示す断面図である。
【図6】従来の回転つまみを有する電子機器の操作装置を示す正面図である。
【図7】同操作装置の部分を示す正面図である。
【図8】同操作装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリエンコーダ、1a 固定接点、1b 端子、1c 嵌合凹部
2 回転つまみ、2a 嵌合凸部、2b 摺動子
3 プッシュスイッチ
4 プッシュつまみ、4a ボス、4b フック
5 プリント基板、5a 穴
6 LED
7 プッシュつまみ、7a ボス、7b フック
8 パネル
10 ピンセット
Claims (4)
- 中空部を有し回転つまみにより操作する操作部をプリント基板に取り付け、電子部品が前記中空部に配置されてプリント基板に取り付けられる回転つまみを有する電子機器の操作装置において、プリント基板の前記中空部内で前記電子部品の側部の位置にリフロー実装時に塞がれることのない穴を設けたことを特徴する回転つまみを有する電子機器の操作装置。
- 前記操作部がロータリエンコーダである請求項1の回転つまみを有する電子機器の操作装置。
- 前記電子部品がプッシュスイッチである請求項1または2の回転つまみを有する電子機器の操作装置。
- 前記電子部品が光源である請求項1または2の回転つまみを有する電子機器の操作装置。
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