JP4119197B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン(パチスロ)、パチンコ等の遊技台に関し、特に、表示器を有する遊技台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技性を向上するため、スロットマシン、パチンコといった遊技台には種々の表示器が設けられ、例えば、遊技状態に応じて図形や文字を表示するようにしている。このような表示器としては、例えば、LED等の発光素子を複数配置し、これをダイナミック点灯方式で駆動制御する表示器が提案されている。
【0003】
ここで、ダイナミック点灯方式による駆動制御では、スタティック点灯方式と比べてドライバ数等が減少できる点で有利な反面、発光素子の十分な輝度を得るためには、スタティック点灯方式よりも多くの電流を発光素子に供給する必要があり、その定格電流以上の電流を供給する場合もある。このため、駆動回路に何らかの異常が生じると、発光素子に過剰な電流が流れてこれを破損してしまうおそれがある。
【0004】
そこで、ダイナミック点灯方式の場合、発光素子を保護する保護回路を設けることが提案されている。そのような保護回路としては、例えば、特開昭62−165692号公報に記載の保護回路が提案されている。この保護回路では、発光させるLEDを選択するための各信号のORを取り、これを単安定マルチバイブレータに入力し、該信号のいずれかに異常が生じたこと、例えば、一定時間以上ハイに至ったことを単安定マルチバイブレータで検出し、LEDの発光を停止する信号を出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スロットマシンやパチンコといった遊技台においては、コスト低減等の理由から部品数の削減が要求されるところ、従来の保護回路は部品数の削減が必ずしも図れておらず、例えば、上述した特開昭62−165692号公報に記載の保護回路にあっても、各信号のORを取る必要があり、発光素子の数に比例してOR回路が必要となる。
【0006】
従って、本発明の目的は、表示器の発光素子を保護するにあたり、部品数を低減できる遊技台を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の発光素子がマトリックス状に配置され、ダイナミック点灯される表示器を備えた遊技台において、
前記発光素子を列単位で選択的に駆動する列駆動部と、
前記発光素子を行単位で選択的に駆動する行駆動部と、
前記発光素子を行単位で選択するためのパルス信号であって、基準パルス信号と、前記基準パルス信号の分周パルス信号であって、前記発光素子の行数に応じて設定された1又は複数の分周パルス信号と、を含むパルス信号を出力する出力部と、
前記出力部からのパルス信号をデコードし、駆動する前記発光素子の行を前記行駆動部に指示するデコード部と、
前記基準パルス信号のみに基づいて、前記列駆動部に前記発光素子の駆動を停止させる信号を出力する停止信号出力部と、
を備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を用いて詳細に説明する。本実施形態では、スロットマシンを例にとって説明するが、本発明は、例えば、パチンコのような他の遊技台にも適用可能である。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の正面図である。
【0009】
図1に示すスロットマシン100の中央内部には、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。本実施形態において、各図柄は後述する帯に等間隔で適当数(例えば21図柄)印刷され、これが各リール110乃至112に貼り付けられて構成されている。
【0010】
リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、各々の図柄表示窓101乃至103から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。
【0011】
なお、本実施形態では、図柄の組み合せを変動可能に表示するために、このように複数種類の図柄を施したリールを複数列設け、各リールを回転可能に構成したが、例えば、液晶ディスプレイ等を採用することにより、同様に絵柄の組み合せを変動可能に表示することも可能である。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン10の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
【0012】
また、各々のリール110乃至112の背面には、各々の図柄表示窓101乃至103に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽され個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。
【0013】
入賞表示ランプ120は、遊技ごとに有効となる入賞ラインを示すランプである。有効となる入賞ラインは、スロットマシン100に投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを想定する。)の数によって予め定まっている。例えば、メダルが1枚投入された場合、中段の水平入賞ライン104が、メダルが2枚投入された場合、上段水平入賞ライン105と下段水平入賞ライン106が追加された3本が、メダルが3枚投入された場合、右下入賞ライン107と左下入賞ライン108が追加された5本が、入賞ラインとして有効にる。なお、入賞ラインの数については5本に限定されるものではない。
【0014】
スタートランプ121は、リール110乃至112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要)を遊技者に知らせるランプである。告知ランプ123は、後述する内部抽選において、特定の入賞役に内部当選していることを遊技者に知らせるランプである。払出枚数表示器124は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
【0015】
遊技回数表示器125は、後述する特別遊技中の遊技回数や所定の入賞役の入賞回数等を表示するための表示器である。貯留枚数表示器126は、スロットマシン100の後述する制御部に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。メダル投入ランプ127は、遊技者がメダル投入口132よりメダルの投入が可能であることを知らせるランプである。演出用ランプ128は、スロットマシン100の内部情報を遊技者に知らせるための演出用のランプである。メダル投入ボタン130乃至131は、スロットマシン100の後述する制御部に電子的に貯留されているメダルを所定の枚数分投入するためのボタンである。
【0016】
本実施形態においては、メダル投入ボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン131が押下されると最大3枚まで投入されるようになっている。メダル投入口132は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン130又は131により電子的に投入することもできるし、メダル投入口132から実際のメダルを投入することもできる。
【0017】
スタートレバー133は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバーである。即ち、メダル投入口132に所望するメダル枚数を投入して、スタートレバー133を操作すると、リール101乃至112が回転を開始することとなる。
【0018】
ストップボタン134乃至136は、スタートレバー133の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタンである。なお、各ストップボタン134乃至136の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン134乃至136の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
【0019】
貯留/精算ボタン137は、スロットマシン100の後述する制御部に電子的に貯留されたメダルを精算し、後述するメダル払出口150より受皿151に排出するための精算機能と、メダル投入口132に投入された4枚以降のメダルや入賞により獲得したメダルを最大50枚まで電子的に貯留する貯留機能と、を切換えるためのボタンである。
【0020】
ドアキー138は、スロットマシン100の前面扉のロックを解除するためのキー孔である。パネル照明灯140は、パネルに描画されたタイトル名や入賞役の図柄構成を背面から照明する照明灯である。メダル払出口150は、入賞によって払出されるメダルを払出すための払出口である。メダル受皿151は、メダル払出口から払出されたメダルを溜めるための器である。
【0021】
音孔152は、スロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。上部ランプ160は、後述する特別遊技等を盛り上げるための装飾用のランプである。
【0022】
発光体表示器170は、スロットマシン100の内部情報等を表示するための表示器である。詳細は後述するが、本実施形態において、発光体表示器170は、複数の発光素子がマトリックス状に配置されており、これがダイナミック点灯方式で駆動される。本実施形態においては、発光素子として発光ダイオード(LED)を用いているが、他の発光素子でもよい。本実施形態においては、後述するように発光ダイオードの保護回路を有しており、例えば、そのデバック時の送信テスト等において、異常時の過剰電流による発光ダイオードの破損を防止するようにしている。
【0023】
次に、図2乃至図4を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。
【0024】
(主制御部の構成)
スロットマシン100は、遊技の中枢部分を制御する主制御部と、主制御部より送信されたコマンド命令に応じて表示装置等を制御する副制御部と、副制御部のコマンド命令に応じて発光体表示器170を制御する発光体制御部と、から構成されている。
【0025】
まず、図2を用いて、スロットマシン100の主制御部の構成を以下詳細に説明する。主制御部は、主制御部の全体を制御するための演算処理装置であるCPU200と、CPU200が各々のICと信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスと、主制御部のシステムクロックを発生するための発振器と、主制御部を制御するための命令及びデータを記録するROM204、貯留メダル枚数等のデータを一時的に保存するRAM205と、各デバイスとの送受信を行うためのインタフェースと、内部抽選で使用するカウンタ値を発生する乱数発生回路とから構成される。
【0026】
CPU200は、水晶発振器201から発振されたクロックをクロック回路202により分周したクロックをシステムクロックとして後述する各々のICを制御している。例えば、水晶発振器の周波数が12MHzの場合、クロック回路202で分周されシステムクロックは6MHzとなる。
【0027】
CPU200は、データバスとアドレスバスを介して各ICに接続され、アドレスバスによって各ICを指定すると共に、データバスにより命令信号の送受信を行っている。また、CPU200には、後述するセンサのレベルを常時監視するための時間やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためにタイマ回路203がバスを介して接続されている。
【0028】
即ち、CPU200は、電源が投入されるとデータバスを介して後述するROM204の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路203に送信する。そして、タイマ回路203は、受信した分周用のデータを基に後述するセンサのレベルを常時監視するための基準時間やモータの駆動パルスを送信する基準時間を決定する。タイマ回路203は、この基準時間を割込み時間としてCPU200に送信する。従って、CPU200は、このタイマ割込み時間を基に後述するデバイスの監視を行っている。
【0029】
例えば、CPU200のシステムクロックを6MHz、タイマ回路203の分周値を1/256、ROM204の分周用のデータを44に設定した場合、この基準時間は、256×44÷6MHz=1.877msとなる。
【0030】
次に、CPU200には、各ICを制御するためのプログラムやリールの停止位置及び入賞役の抽選データ等を記憶しているROM204や、メダル投入口132から投入されたメダル枚数及びリールを停止させる位置等のデータを一時的に保存するためのRAM205が接続されている。
【0031】
また、CPU200には、外部の信号を受信するための入力インタフェース206が接続され、割込み時間ごとに入力インタフェース206を介して、例えば、精算/貯留センサ205、メダル受付センサ206、ストップボタンセンサ207、スタートレバーセンサ208、メダル投入センサ209にアクセスしている。即ち、CPU200は、割込み時間(上記例で言えば1.877ms)ごとに各センサのレベル信号を監視しているものである。
【0032】
なお、精算/貯留センサ205は、図1の精算/貯留ボタン137に設けられ、CPU200は、精算/貯留センサ205がHレベルにある場合、貯留機能を精算機能に、精算機能を貯留機能へと切換えを行っている。また、メダル受付センサ206は、メダル投入口132の内部に2個設置されており各センサのレベルを検出してメダルの通過有無を判断する。また、ストップボタンセンサ207は、各々のストップボタン134乃至136に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。スタートレバーセンサ208は、スタートレバー133に設置されており遊技者のスタート操作を検出するものである。
【0033】
メダル投入センサ209は、各々のメダル投入ボタン130及び131に設置されており、RAM205に電子的に貯留されているメダル枚数を遊技用のメダルとして投入するか否かを検出するものである。
【0034】
即ち、CPU200は、メダル投入ボタン130に対応するメダル投入センサ209がHレベルの場合は電子的に貯留メダルを1枚投入し、メダル投入ボタン131に対応するメダル投入センサ209がHレベルの場合は、電子的に貯留メダルを最大3枚投入するものである。ここで、最大3枚とは、貯留されているメダル枚数が2枚の場合は2枚投入され、1枚の場合は1枚投入されることを意味するものである。なお、各センサは、非接触式のセンサでも接点式のセンサ(スイッチ)であってもよい。
【0035】
CPU200のデータバスには、後述する副制御部にコマンドを送信するための出力インタフェース210が接続されている。主制御部から副制御部へのコマンドの送信は、後述する遊技基本処理のステップごとに送信される。例えば、メダル投入口132よりメダルが投入された場合にはメダル投入コマンドが送信され、スタートレバー133が操作された場合、スタートコマンドが送信されるといった具合である。従って、副制御部は、これらのコマンドを受信することで主制御部の遊技状態を逐次把握できるようになっている。
【0036】
更に、CPU200には、出力インタフェース218及び入力インタフェース219がアドレスデコード回路212を介してアドレスバスに接続されている。CPU200は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。
【0037】
出力インタフェース218には、リールを駆動させるためのリールモータ駆動部213と、バケットに貯留されているメダルをメダル払出口150から払出すためのホッパモータを駆動するためのホッパモータ駆動部214と、入賞ライン120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、メダル投入ランプ127を点灯/消灯させる信号を検出するための遊技ランプ215と、払出枚数を表示する払出枚数表示器124、遊技回数を表示する遊技回数表示器125、貯留枚数を表示する貯留枚数表示器126といった7セグメント表示器216が接続されている。
【0038】
CPU200は、入力インタフェース219を介してインデックスセンサ217の信号を入力している。インデックスセンサ217は、リール取付枠の所定の位置に設置されていて、リール部材に設けた突起がこのインデックスセンサ217を通過するたびにHレベルになっている。CPU200は、この信号を検出すると該インデックスセンサを基準位置としてリールが1回転したと判断してリール位置をゼロにリセットしている。
【0039】
CPU200には、乱数発生回路220がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路220は、水晶発振器201及び水晶発振器211から発振されるクロックを、所定の値になるまでインクリメントし、ある時点におけるカウント値をCPU200に出力するするインクリメントカウンタであり、後述する内部抽選等の各種抽選処理のために用いられる。本発実施形態における乱数発生回路220は、2つの乱数カウンタを備えている。例えば、発振器201のクロック周波数を用いて0〜65535までの値をインクリメントするカウンタと、発振器211のクロック周波数を用いて0〜16777215までの値をインクリメントするカウンタが備えている。
【0040】
従って、発振器201のクロック周波数を12MHz、発振器211のクロック周波数を14.318MHzとした場合、各々のカウンタが1週に要する時間は4.477ms、1398.1msとなる。よって、1回の遊技に要する時間を4.1秒とした場合、各々のカウンタが902〜903回更新される。
【0041】
(副制御部の構成)
次に、図3を用いて、スロットマシン100の副制御部の回路構成を以下詳細に説明する。副制御部は、主制御部より送信されたコマンド命令によって各表示装置を制御するものであって、演算処理装置であるCPU300と、各々のICとの信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスと、副制御部のシステムクロックを発生するための発振器301と、副制御部を制御するための命令及びデータを記録するROM310、送受信するデータを一時的に保存するためのRAM304と、各表示器に信号を送受信するためのインタフェースとから構成されている。
【0042】
CPU300は、水晶発振器であるクロック301から発振されたクロックをシステムクロックとして使用している。本実施形態における副制御部では、発振されたクロックをクロック補正回路302においてクロック補正を行っている。CPU300は、データバスとアドレスバスを介して各制御ICに接続されている。即ち、CPU300は、アドレスバスを介して各ICを指定し、データバスを介して各命令信号の送受信を行っているものである。
【0043】
CPU300には、後述するランプやスイッチ等を常時監視するための時間を設定するタイマ回路303が、各バスを介して接続されている。副制御部の基準時間の設定については主制御部と同様であるから省略するものとする。
【0044】
CPU300には、各表示器に信号を送受信するためのデータを一時的に保存するためのRAM304が各バスを介して接続されている。また、CPU300には、外部の信号を送受信するための入出力インタフェース305が接続されており、入出力インタフェース305には、各図柄表示窓101乃至103に現れた各リール110乃至112の図柄を背面より照明するためのバックライト306、前面扉の開閉を検出するための扉センサ307、RAM304のデータをクリアにするためのリセットスイッチ308が接続されている。
【0045】
CPU300には、データバスを介して主制御部からコマンドを受信するための入力インタフェース309が接続されており、入力インタフェース309から受信したコマンドに基づいて遊技全体を盛り上げる演出等のサブ的な制御が行われる。また、CPU300には、バックライトを制御するための点灯パターンや表示器を制御するためのデータが記憶されたROM310がデータバスとアドレスバスを介して接続されている。従って、CPU300は、データバスを介してROM310から必要なデータを取得し、各表示器の制御を行う。
【0046】
CPU300のデータバスとアドレスバスには、音源IC311が接続されている。音源IC311は、CPU300からの命令に応じて音声の制御を行う。また、音源IC311には、音声データが記憶されたROM312が接続されており、音源IC311は、ROM312から取得した音声データをアンプ313で増幅させてスピーカ314から出力する。遊技者は、音孔152を介して出力された音声を聞き取ることができる。
【0047】
CPU300には、主制御部と同様に外部ICを選択するためのアドレスデコーダ315が接続されており、アドレスデコーダ315には、主制御部からのコマンドを受信するための入力インタフェース309、各表示器に信号を送信するための出力インタフェース320、後述する発光体制御部からの信号を入力するための入力インタフェース321、時計IC322、7セグメントへの信号を出力するための出力インタフェース324が接続されている。
【0048】
更に、出力インタフェース320には、デマルチプレクサ319が接続されている。デマルチプレクサ319は、出力インタフェース320から送信された信号を解析して各表示器に信号を送信する。即ち、デマルチプレクサ319は、CPU300から受信されたデータに応じてパネル照明灯140、上部ランプ160、演出用ランプ128への信号を制御する。
【0049】
CPU300は、後述する発光体制御部へのコマンド送信は、デマルチプレクサ319を介して送信する。逆に、CPU300は、入力インタフェース321を介して発光体制御部から信号を受信している。即ち、CPU300は、デマルチプレクサ319と入力インタフェース321を介して発光体制御部と双方向通信を行う。
【0050】
具体的には、副制御部から送信されたコマンドが発光体制御部で受信されると、発光体制御部では、例えば魚群の図形や文字を後述する発光体表示器170に表示させる等の処理が実行される。所定の表示が終了すると発光体制御部は、その旨を副制御部に送信する。従って、副制御部は、副制御部が送信したコマンドの命令が実行されたことを確認できるので表示タイミングの同期を取ることが可能となり発光体表示器170の誤作動演出を防止することができる。
【0051】
CPU300には、時計IC322がデータバスとアドレスバスを介して接続されている。これにより、副制御部は、時刻を取得することが可能である。また、CPU300には、出力インタフェース324を介して7セグメント表示器323が接続されており、副制御部の設定情報がスロットマシン100が設置されたホールの係員に表示できるようになっている。
【0052】
(発光体制御部の構成)
次に、図4を用いて、発光体制御部の回路構成について以下詳細に説明する。発光体表示部は、副制御部から送信されるコマンド命令によって表示回路405を制御するものである。
【0053】
発光体制御部には、演算処理装置であるCPU400と、各々のICとの信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスと、発光体制御部のシステムクロックを発生するための発振器402と、表示回路405を制御するためのデータ及びプログラムを記録するROM410と、送受信するデータを一時的に保存するためのRAM404と、表示回路405との信号を送受信するためのインタフェースとから構成されている。
【0054】
CPU400は、水晶発振器402から発振されたクロック周波数を発光体制御部のシステムクロックとして使用する。また、発光体制御部においても副制御部と同様にクロック補正回路401においてクロック補正を行っている。
【0055】
CPU400は、副制御部と同様にデータバスとアドレスバスを介して各ICに接続されている。CPU400には、後述する発光ダイオード700の行列駆動部701及び702の信号線をスキャンニングする時間を設定するためのタイマ回路403が各バスに接続されている。発光ダイオードのスキャンニング時間は、主制御部と同様、CPU400に電源が投入された際に、CPU400がデータバスを介して後述するROM410の所定エリアに格納されたデータをタイマ回路403に送信することで決定する。即ち、タイマ回路403は、受信したデータから基準時間を計算し、この基準時間の経過をCPU400に対して所定時間ごとに送信する。そして、CPU400は、この基準時間を受けて表示回路405に信号を送信することになる。本実施形態における発光体制御部では、システムクロックを20MHz、基準時間を1.0msとしている。
【0056】
次に、CPU400には、副制御部から送信されたコマンドを受信するための入力インタフェース408と、発光体制御部と副制御部との同期を取るためのアンサー信号を送信するための出力インタフェース409が各バスを介して接続されている。また、CPU400には、後述する表示回路405に所定の図形や文字を表示するためのデータや信号の送受信を制御するためにプログラムが記憶されたROM410、及び、表示回路405を制御するためのデータを一時保存するワークエリアとしてのRAM411が各バスを介して接続されている。
【0057】
また、CPU400には、発光ダイオード700の列駆動部701に対してシリアル信号を送信するためのシリアルインタフェース406と、発光ダイオード700の行駆動部702に信号を送信するための出力インタフェース407が各バスを介して接続されている。CPU400は、副制御部から受信したコマンドを解析すると共に、ROM410から表示回路405に表示させるデータを取得して、タイマ回路403にて設定した基準時間ごとに列及び行の駆動部701及び702を制御することで発光ダイオード700に所定の図形や文字を表示させる。
【0058】
(遊技の概要)
次に、図5のフローチャートを用いて本発明の実施の形態におけるスロットマシンの遊技構成の概要について以下詳細に説明する。
【0059】
メダル受付処理S500では、メダルが投入されたか否かを判定する。メダルの投入は、メダル投入口132からメダルを投入する場合と、メダル投入ボタン130又は131を押し下げることにより電子的に貯留されたメダルを投入する場合とがある。メダルが投入されると、スタート操作受付処理S510において、スタートレバー133が操作された否かを判断する。
【0060】
スタート操作受付処理S510において、スタートレバー133が操作された場合、投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ライン104乃至107を確定する。
【0061】
内部抽選処理S520では、乱数発生回路220からカウンタの値を取得してRAM205に設定された所定領域にこれを格納すると共に、CPU200は、取得したカウンタの値と、ROM204に予め格納されている抽選データとを照合して入賞役の内部当選の当否を定める内部抽選を行う。なお、入賞役の内部抽選の結果については出力インタフェース210を介して副制御に送信され、副制御部においても内部抽選の結果を把握できるようにしている。
【0062】
リール回転処理S530では、スタートレバー133の操作を受けてリール110乃至112の回転を開始させる。リール110乃至112が回転した後、CPU200は、リール110乃至112が等速回転になるのを待ってリール停止処理S540に進む。
【0063】
リール停止処理S540では、ストップボタン134乃至136の操作を受付ける。この際、ストップボタン134乃至136に内蔵された発光体を点灯させることでストップボタンの受付許可を遊技者に知らせることができる。
【0064】
いずれかのストップボタン134乃至136が操作された場合、RAM205に展開されているリールの停止位置を参照し、入賞役の内部抽選の結果に応じて、所定の滑り駒数で各リールを図柄表示窓に停止させている。その後、CPU200は、すべてのリール110乃至112が停止したか否かを判定し、停止していれば入賞判定処理S550へ進む。
【0065】
入賞判定処理S550では、図柄表示窓上に停止して表された図柄の組合せのうち、有効な入賞ライン上の図柄組合せが入賞役に対応する図柄組合せか否かを判定する。
【0066】
入賞判定処理S550の概要について、図6を用いて以下詳細に説明することにする。本実施形態におけるスロットマシン100のリール110乃至112には、図6の帯が各々貼付されている。
【0067】
図6の帯の左側に記された番号は図柄番号を示すものであって、CPU200は、この番号を基にリールの回転及び停止の制御を行っている。そして、リール停止処理S540において、ストップボタン134乃至136が操作されて図柄表示窓の入賞ライン上に停止した図柄組合せが予め定めた入賞役の図柄組合せである判断された場合は入賞となる。
【0068】
例えば、入賞ライン104上に左帯21番の図柄(白7)、中帯16番の図柄(白7)、右帯7番の図柄が表示されると特定役の入賞となり予め定めたメダル枚数をメダル払出口150から受皿に払出され、この場合は、次回から特別遊技が開始される。従って、遊技者は、予め定めた図柄組合せが入賞ライン上に停止するように所定の図柄を狙うことになる。
【0069】
入賞があると判断された場合は、メダル払出処理S560において、入賞役に対応して予め定めたメダル枚数をメダル払出口150から受皿151に払出すことで1回の遊技が終了する。以下、上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することとなる。
【0070】
(表示回路405)
次に図4及び図7を用いて、表示回路405の回路構成について以下詳細に説明する。表示回路405は、CPU400が出力インターフェース407及びシリアルインターフェース406を介して、行駆動部702と列駆動部701を制御することで、発光体表示器170の発光ダイオード700を選択的に点灯/消灯させる回路である。
【0071】
本実施形態においては、発光ダイオード700を、8×8個を1セットとして、マトリックス状に4セット配置させ、更にこれを1ブロックとして横方向に4ブロック配置し、16行×64列のドットマトリックス状に構成している。このため、8ビットのアドレスデコーダ(703及び704)を2個設けることで16行の行指定を行う。なお、本実施形態では、説明の便宜上、発光ダイオード700の縦方向を行と称し、横方向を列と称しているが、本発明においては縦方向及び横方向のいずれを行又は列と称してもよい。また、行数、列数は16×64に限られるわけではない。
【0072】
A0〜A3は、発光ダイオード700を行単位で選択するためのパルス信号が供給される信号線であり、パルス信号はCPU400の制御により出力インターフェース407から出力される。本実施形態の場合、A0〜A2には点灯する発光ダイオード700の行単位の選択をアドレスデコーダ703及び704毎に行うパルス信号が供給され、A3にはアドレスデコーダ703とアドレスデコーダ704の切換えを行うためのパルス信号が供給され、これらにより16行分の選択を行うようにしている。
【0073】
図8の(a)に示すように、A0の信号線には1回の割込み周期(1ms)、A1は2回の割込み周期(2ms)、A2は4回の割込み周期(4ms)、A3は8回の割込み周期(8ms)で各々信号が送信されている。
【0074】
図8の(b)に示すように、例えば、行番号0は:(A0、A1、A2,A3)=(0、0、0、0)、行番号1は(A0、A1、A2,A3)=(1、0、0、0)、行番号2は:(A0、A1、A2,A3)=(0、1、0、0)・・・となり、行番号15:(A0、A1、A2,A3)=(1、1、1、1)の後は行番号0に戻り、以降は行番号0〜行番号15を順次繰返すことになる。
【0075】
従って、CPU400は、発光体表示器170の各行を1ms毎にスキャンニングすることとなる。
【0076】
ここで、A0に供給される最短周期(最大周波数)のパルス信号を基準パルス信号と呼ぶ。そして、A1乃至A3は、この基準パルス信号を分周パルス信号である。このように本実施形態では、発光ダイオード700を行単位で構成するパルス信号を基準パルス信号とその分周パルス信号とから構成する。
【0077】
分周パルス信号(その数及び周波数)は、発光ダイオード700の行数に応じて設定される。すなわち、発光ダイオード700の各行をアドレスデコーダ703及び704が指定するに足るように設定されればよい。
【0078】
例えば、行数が4以下の場合、分周パルス信号は1つで、周波数は1/2となる。また、行数が8以下の場合、分周パルス信号は2つで、周波数は、1/2と、1/4となる。すなわち、分周パルス信号の数をkとした場合、k番目の分周パルス信号の周波数は、基準パルス信号の周波数Nに対して、N/2kとなり、k−1番目の分周パルス信号の周波数は、N/2k-1となり、以下、同様である。
【0079】
分周パルス信号は、基準パルス信号をカウントする等して基準パルス信号から生成してもよいが、上述した周波数に設定されれば基準パルス信号から直接生成しなくとも独立して生成してもよく、本書において分周パルス信号とはそのいずれも含む。
【0080】
また、本実施形態では、パルス信号を出力する出力部として、出力インターフェース407から基準パルス信号と分周パルス信号とを共に出力するようにしているが、例えば、基準パルス信号を発生する回路と、該回路から発生される基準パルスから分周パルス信号を発生する別の回路と、から該出力部を構成することも可能である。
【0081】
次に、アドレスデコーダ703及び704は、出力インターフェース407から出力される各パルス信号をデコードし、駆動する発光ダイオード700の行を行駆動部702に対して指示する信号を出力する。
【0082】
行駆動部702は、発光ダイオード700を行単位で選択的に駆動する回路であり、例えば、トランジスタ等の増幅回路であって、各アドレスデコーダ703及び704によりスキャンニングされている行番号の信号線に電流を出力する。
【0083】
次に、図9(a)は、列駆動部701の回路図である。列駆動部701は、発光ダイオード700を列単位で選択的に駆動する回路であって、本実施形態の場合、列駆動部701を4つ設け、各列駆動部701がそれぞれ16列分を駆動する場合を想定している。また、列駆動部701は、CPU400の制御によりシリアルインターフェース406から送信されたシリアル信号に基づいて各列の発光ダイオード700を選択的に接地する。この結果、行駆動部702と列駆動部701との双方により選択された発光ダイオード700が点灯することになる。
【0084】
列駆動部701は、図9の(a)に示すように、シリアルインターフェース406から送信される64ビットのシリアル信号をSIN端子から受信し、これが順次16ビットシフトレジスタに入力される。
【0085】
シリアル信号は、CLOCK端子にシステムクロックの8分周の割込み時間(例えば2.5MHz)が入力されるごとに、シフトレジスタに入力される。64ビットのシリアル信号は、SOUT端子から隣の列駆動部のSIN端子に順次入力される。
【0086】
その後、アドレスデコーダ703及び704のスキャンニングに同期してCPU400から1ms毎の割込み信号がLATCH端子に入力されると16ビットレジスタのビット情報がラッチ回路701aにラッチされる。即ち、CPU400は、行信号を出力された直後にLATCH信号をLATCH端子に入力するように制御する。なお、CPU400は、行信号を出力するとき、チラツキを防止するため消灯信号を図9(a)に示すSTROBE端子に出力した後にアドレスの切換えを行うようにすることもできる。
【0087】
ラッチ回路701aにラッチされた信号は、ANDゲート701bを介してFET701cへ入力され、FET701cがスイッチングして選択された列の発光ダイオード700の端子を接地する。なお、通常、STROBE端子は(L)レベルに設定されているので、ANDゲート701bには常に(H)レベルが入力されることになる。また、BEO端子には、後述する発光体保護回路705からの信号が入力される。
【0088】
次に、発光体保護回路705について説明する。本実施形態において、表示回路405は、ダイナミック点灯方式で制御している。ダイナミック点灯方式では、発光ダイオードを高輝度で発光させて使用するため、一般にスタティック点灯方式に比べて定格電流より多くの電流を印加するようにしている。例えば、定格電流10mA〜20mAに対して2.5倍の50mAの電流が印加される。
【0089】
このため、何らかの異常が生じた場合、例えば、副制御部に何らかのトラブルが発生し、発光ダイオード700に過剰な電流が印加されてこれを破損してしまうおそれがある。
【0090】
発光体保護回路705はこのような場合に、発光ダイオード700を保護するための回路であり、信号線A0に供給される基準パルス信号に基づいて、各列駆動部701に発光ダイオード700の駆動を停止させる信号を出力する停止信号出力部として機能する。
【0091】
以下、図9の(b)を用いて、発光体保護回路705の構成の一例について説明する。本実施形態では、発光体保護回路705に単安定マルチバイブレータ705aを使用している。本実施形態では、マルチバイブレータ705aとして、HD74HC4538を想定している。このICには、1パッケージに2つの単安定型マルチバイブレータが組み込まれているが、本実施形態では1つのみ使用する。
【0092】
本実施形態において、発光体保護回路705は、最も信号変化の多い信号線A0の基準パルス信号を検出している。分周パルス信号は検出しない。
【0093】
発光体保護回路705の単安定マルチバイブレータ705aのB端子には、基準パルス信号の反転信号が入力され、また、A端子は接地されており、ORゲートにおいてこれらのORが取られる。単安定マルチバイブレータ705aでは、ORゲートから入力される立下り信号の変化点をトリガーとしてQ端子に(H)レベルの信号を出力すると共に、端子T1及びT2間に接続されたコンデンサ705bの放電を開始する。逆に、ORゲートから入力される立上がり信号の変化点をトリガーとしてコンデンサ705bの充電を開始する(この場合Q端子は(H)レベルのままである)。
【0094】
従って、1msの周期で基準パルス信号が(H)レベルと(L)レベルとで変化するため、1msごとに変化点が発生しており、コンデンサ705bは、1msごとに放電と充電を繰り返すが、一定量充電された状態になっている。
【0095】
ところが、例えば、何らかの異常が副制御部に発生した場合やノイズ等の原因によって、基準パルス信号が所定時間一定値になった場合、すなわち、(H)レベルか(L)レベルになった場合、変化点の信号が入力されないため最初の立上がり信号をトリガーにしてコンデンサ705bの放電が継続して開始される。
【0096】
本実施形態では、コンデンサ容量を0.1μF、抵抗器705cの抵抗値を470kΩと想定しており、放電時間(時定数T=0.7×R×C)を32.9msとしている。コンデンサ705bの放電が終了するとQ端子の信号が(H)レベルから(L)レベルへ変化する。
【0097】
図8(c)は、A0信号線の基準パルス信号とQ端子から出力される信号のタイミングチャートである。同図の上方のタイミングチャートは、基準パルス信号が所定時間(H)レベルになったまま場合であって、その立下り信号をトリガーにして7ms後に、Q端子から(L)レベルの信号を出力している態様を示している。
【0098】
一方、同図の下方のタイミングチャートは、基準パルス信号が所定時間(L)レベルになったまま場合であって、この場合も同様にその立下り信号をトリガーにして7ms後にQ端子から(L)レベルの信号を出力している態様を示している。
【0099】
このように発光体保護回路705のQ端子から(L)レベルの信号が出力されると、図9の(a)、(b)に示すように、列駆動部701のBEO端子が(L)レベルとなり、BEO端子側のANDゲートが(L)レベルとなる。よって、列駆動部701にラッチされた信号が(H)レベルであっても、FET701cに入力されるANDゲート701bの信号は(L)レベルとなり、FET701cはOFFとなるから、D1〜D16列の発光ダイオード700には電流が流れず、これを消灯させることができ、発光ダイオード700の破損を免れる。
【0100】
このように本実施形態では、ダイナミック点灯方式を採用しながら、発光ダイオード700を保護することができる。また、基準パルス信号のみを監視すれば足り、各発光ダイオード700に供給される信号を個別に監視する必要がないので、回路の部品数を低減することができる。
【0101】
なお、発光体保護回路705に設けた抵抗器705cは図9(b)に示すように、可変抵抗器とすることで、スロットマシン100の設置者等がコンデンサ705bの放電時間を任意に設定できるようにすることもできる。即ち、スロットマシン100に抵抗器705cの抵抗をコントロールするためのスイッチ等を設け、デバック時には、コンデンサ705bの放電時間を短時間に設定して発光ダイオード700の破損を保護し、製品化された場合は、誤動作の発生が少ないことを考慮して放電時間を長時間に設定することもできる。
【0102】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、表示器の発光素子を保護するにあたり、部品数を低減できる遊技台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の正面図である。
【図2】スロットマシン100の主制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】スロットマシン100の副制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】スロットマシン100の発光制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】スロットマシン100の遊技基本処理を示すフローチャートである。
【図6】スロットマシン100のリールに貼付される帯の例を示す図である。
【図7】スロットマシン100の表示回路405のブロック図である。
【図8】(a)は、信号線A0乃至A3に供給されるパルス信号のタイミングチャート、(b)は、各信号線A0乃至A3のパルス信号と選択される行との関係を示す図、(c)は、基準パルス信号と発光体保護回路705から出力される信号との関係を示す図である。
【図9】(a)は、列駆動部701のブロック図、(b)発光体保護回路705のブロック図である。

Claims (4)

  1. 複数の発光素子がマトリックス状に配置され、ダイナミック点灯される表示器を備えた遊技台において、
    前記発光素子を列単位で選択的に駆動する列駆動部と、
    前記発光素子を行単位で選択的に駆動する行駆動部と、
    前記発光素子を行単位で選択するためのパルス信号であって、基準パルス信号と、前記基準パルス信号の分周パルス信号であって、前記発光素子の行数に応じて設定された1又は複数の分周パルス信号と、を含むパルス信号を出力する出力部と、
    前記出力部からのパルス信号をデコードし、駆動する前記発光素子の行を前記行駆動部に指示するデコード部と、
    前記基準パルス信号のみに基づいて、前記列駆動部に前記発光素子の駆動を停止させる信号を出力する停止信号出力部と、
    を備えたことを特徴とする遊技台。
  2. 前記停止信号出力部は、前記基準パルス信号が、所定の時間一定の値である場合に、前記信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 前記分周パルス信号が、前記基準パルス信号から生成され、
    前記停止信号出力部が、
    前記基準パルス信号が入力され、前記基準パルス信号が所定の時間一定の値である場合に、前記信号を出力する単安定マルチバイブレータと、該単安定マルチバイブレータに接続され、前記所定の時間を規定するコンデンサ及び可変抵抗器と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  4. 更に、
    図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記図柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え
    前記列駆動部を複数備え、
    各々の前記列駆動部が、
    駆動対象である前記発光素子の列を示すシリアル信号が入力されるシフトレジスタと、
    前記発光素子の列毎に設けられ、駆動対象である前記発光素子に割り当てられた前記列駆動部を示すラッチ信号が入力されると共に、該ラッチ信号が入力された場合に前記シフトレジスタのビット情報をラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路毎に設けられ、前記停止信号出力部が前記発光素子の駆動を停止させる前記信号を出力した場合には前記発光素子のOFF信号を出力し、前記停止信号出力部が前記発光素子の駆動を停止させる前記信号を出力していない場合は、前記ラッチ回路にラッチされた前記ビット情報に基づく前記発光素子のON・OFF信号を出力するAND回路と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
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