JP4118752B2 - 2心ファイバコリメータの製造方法、2心ファイバコリメータの製造装置、2心ファイバコリメータ、光合分波器 - Google Patents

2心ファイバコリメータの製造方法、2心ファイバコリメータの製造装置、2心ファイバコリメータ、光合分波器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2本の光ファイバとレンズとが接続された2心ファイバコリメータの製造方法とその2心ファイバコリメータの製造装置、及び2心ファイバコリメータとそれを用いた光合分波器に関する。
【0002】
【従来の技術】
波長多重伝送システムでは、異なる波長の信号光を合波したり、また波長毎に信号光を分波する必要があり、波長選択性を有する誘電体多層膜と2心ファイバコリメータを用いた光合分波器が広く利用されている。
図7は、従来の光合分波器を示す断面図である。この光合分波器200は、2心ファイバコリメータ201と単心ファイバコリメータ202とが、それぞれ対向するように筐体203内に収容されて構成されている。2心ファイバコリメータ201と単心ファイバコリメータ202との間には誘電体多層膜フィルタ204が設けられている。
従来の2心ファイバコリメータ201は、2心ファイバピグテイル211とGRINレンズ212とから構成されている(特許文献1〜4参照。)。2心ファイバピグテイル211は、2本の光ファイバ素線213のそれぞれの先端から数mm程度の被覆層が除去された状態でガラスチューブ214の細孔に貫入され、接着剤215で固定されたものである。2本の光ファイバ素線213を2心ファイバピグテイル211とすることによって、2本の光ファイバ素線213の端面は位置決めされる。
前記2心ファイバピグテイルの端面は、GRINレンズ212に接続されている。
【0003】
前記したように従来の2心ファイバコリメータ201では、2本の光ファイバ素線213の端面を位置決めするために、2心ファイバピグテイル211を形成するため、ガラスチューブ214などを必要とする。また、光ファイバ素線213とGRINレンズ212との接続面にて、信号光が反射して戻り光となって信号発信側に到達し信号を劣化させないように、光ファイバ素線213とGRINレンズ212とを接続する前に、予め光ファイバ素線213とGRINレンズ212の端面を研磨し、長手方向に対して傾斜した状態にする必要がある。このため、2心ファイバピグテイル211を用いた場合、部品数が多くなり、また製造工程も増加することとなり、2心ファイバコリメータ201の製造コストが高くなる。
また、2心ファイバピグテイル211とGRINレンズ212は、それぞれの主面のほぼ全面が接触した状態で接続されるため接続面積が大きく、レーザ光などを用いた融着接続が行えず、接着剤215で固定することとなる。接着剤215は高温多湿の環境に非常に弱く、接着性が低下し、強度低下や剥れが生じてしまう。更に温度変化によって光学特性が変動するため、光学特性の安定性に欠ける。また高強度の信号光が入射したときの耐光性に劣る問題もある。
【0004】
図8は、図7に示した従来の光合分波器に用いられる2心ファイバピグテイル211の他の一例を示す概略図である。テーパ状の細孔が形成されたガラスチューブ224を用いることによって、2本の光ファイバ素線213の端面を接近させた状態で固定できる。この状態で図7に示すようにGRINレンズ212に接続することによって、GRINレンズ212の中心軸付近に2本の光ファイバ素線213の端面がくるように接続することができる。
しかし、光ファイバ素線213をガラスチューブ224の細孔に貫入する際、光ファイバ素線213の端面に傷を付けることなく、かつ正確な位置精度で光ファイバ素線213を貫入する必要があり、歩留まり良く製造することが難しく、製造コストが高くなってしまう。
【0005】
光ファイバ素線213とGRINレンズ212とを接続する方法として、接続面をアーク放電やレーザ光を用いて加熱し、融着接続する方法も挙げられる。しかし、アーク放電により加熱する場合、レンズ半径が光ファイバ素線213の半径の2倍以上であるとき、GRINレンズ212と光ファイバ素線213との熱容量の差が大きく、GRINレンズ212と光ファイバ素線213との接続面のうち、GRINレンズ212側が溶融する前に、光ファイバ素線213の先端部が熱により形状が保てない状態まで溶融してしまい、光ファイバ素線213とレンズ212とを融着接続することが困難である。
また、レーザ光を用いて融着接続する方法も挙げられるが、上述の2心ファイバコリメータを製造する場合のように、複数の光ファイバ素線213とGRINレンズ212とをレーザ光を用いて融着接続する方法は知られていない。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6282339B1号明細書
【特許文献2】
米国特許第6347170B1号明細書
【特許文献3】
米国特許第6168319B1号明細書
【特許文献4】
米国特許第6454465B1号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記した事情に鑑みなされたものであり、2本の光ファイバ素線の端面を接近させた状態でGRINレンズの中心軸付近に融着接続し、これにより信号光がGRINレンズ中心付近を伝搬でき、また外気温度が変動しても光学特性が変化することの無い2心ファイバコリメータを安価で簡便に製造する方法と、光ファイバ素線とGRINレンズを融着接続する際、接続面に温度勾配が生じずに広範囲を均一に加熱でき、2本の光ファイバ素線を同時に融着接続できる2心ファイバコリメータの製造装置、及び信号光がGRINレンズ中心付近を伝搬でき、また外気温度が変動しても光学特性が安定な2心ファイバコリメータと、この2心ファイバコリメータを用い、優れた光学特性を有する光合分波器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、2本の光ファイバとレンズとからなる2心ファイバコリメータの製造方法であって、前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触させた後、レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐し、前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、前記分岐したレーザ光をそれぞれ同時に集光照射して、前記2本の光ファイバを同時に前記レンズに融着接続され、前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔が、1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であることを特徴とする2心ファイバコリメータの製造方法である。
請求項2にかかる発明は、2本の光ファイバを並列に配置して固定した状態で、レンズに融着接続することを特徴とする請求項1に記載の2心ファイバコリメータの製造方法である。
請求項3にかかる発明は、前記2本の光ファイバを、V溝が設けられた光ファイバホルダに固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の2心ファイバコリメータの製造方法である。
請求項4にかかる発明は、前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔は1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であるとともに、2本の光ファイバとレンズとからなる2心ファイバコリメータの製造装置であって、レーザ発振源と、該レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐して照射する分岐機構と、前記2本の光ファイバを並列に配置して固定するとともに、前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触するように、前記2本の光ファイバの端面側を固定するためのV溝が2つ設けられた端面位置決め用アレイ基板を備えた光ファイバホルダを有し、前記光ファイバホルダに固定された前記2本の光ファイバを前記レンズに接触させた状態で前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、分岐機構からのレーザ光を照射できるようにしたことを特徴とする2心ファイバコリメータの製造装置である。
請求項5にかかる発明は、2本の光ファイバがレンズの中心軸近傍に接続された2心ファイバコリメータであって、前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触させた後、レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐し、前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、前記分岐したレーザ光をそれぞれ同時に集光照射して、前記2本の光ファイバが同時に前記レンズに融着接続されてなり、前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔が、1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であることを特徴とする2心ファイバコリメータである。
請求項6にかかる発明は、前記光ファイバの半径に対するレンズ半径が2倍以上であることを特徴とする請求項5に記載の2心ファイバコリメータである。
請求項7にかかる発明は、請求項5又は6に記載の2心ファイバコリメータと、光ファイバとレンズとが接続されたファイバコリメータが対向した状態で固定されたことを特徴とする光合分波器である。
【0009】
【発明の実施の形態】
[2心ファイバコリメータの製造方法、2心ファイバコリメータの製造装置]
本実施形態の2心ファイバコリメータの製造方法及び製造装置について説明する。
図1は、2心ファイバコリメータの製造装置の一例を示す。この製造装置1は、レーザ装置11、出射されたレーザ光2を2方向に分岐する分岐機構12、光ファイバホルダ13を有する。レーザ装置11は、COレーザと呼ばれる波長10.6μmの赤外線レーザ光2等を照射できる装置である。
【0010】
レーザ光2を分岐する分岐機構12は、レーザ装置11のレーザ出射口と対向するように設置されたハーフミラー12aと、全反射ミラー12bと、対物レンズ12cから構成されている。ハーフミラー12aは、レーザ装置11から出射されたレーザ光2を二分するように機能する。全反射ミラー12bは、二分されたレーザ光2のそれぞれの進行経路に設置されており、レーザ光2の進行経路を調整できるようになっている。対物レンズ12cは、進行経路が調整された各レーザ光2を、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面近傍に集光するものである。
前記光ファイバホルダ13は、2本の光ファイバ素線3を固定するV溝が2つ設けられたアレイ基板13aと、光ファイバ素線3の端面31側を固定するためのV溝が2つ設けられた端面位置決め用アレイ基板13bとから構成される。
【0011】
レーザ装置11からレーザ光2を出射すると、このレーザ光2は、分岐機構12のハーフミラー12aにて2方向に分岐され、更に全反射ミラー12bによって進行経路が調整される。そして、レーザ光2は、対物レンズ12cによって集光され、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4とのそれぞれの接続面に、照射される。
【0012】
前記製造装置1を用いて、2心ファイバコリメータを製造する方法を以下に示す。まず、光ファイバ素線3の端面31から所定の範囲の被覆層32が除去されて光ファイバ裸線33が露出した光ファイバ素線3を2本用意する。
ここで、光ファイバ素線3のうち、被覆層32を除去する範囲は、例えば、クラッド径が80μmの光ファイバ素線3の場合、2〜3mm程度であり、クラッド径が125μmの光ファイバ素線3の場合、3〜5mm程度である。
【0013】
次にアレイ基板13aのV溝に光ファイバ素線3を固定し、更に露出した光ファイバ裸線33を端面位置決め用アレイ基板13bのV溝に固定する。
通常、光ファイバ素線3は、製造条件によってクラッド径にばらつきがあるため、このクラッド径のばらつきを考慮し、2つの光ファイバ裸線33同士が接触しないように、端面位置決め用アレイ基板13bに設けられた2つのV溝の間隔を設ける必要がある。
また、端面位置決め用アレイ基板13bに設けられた2つのV溝の間隔によって、融着接続後の2本の光ファイバ素線3の端面31の間隔が定まるため、予め端面位置決め用アレイ基板13bのV溝は、融着接続後の光ファイバ素線3の端面31の所定の間隔と同一の間隔となるように設けておく。
例えば、クラッド径が125μmの光ファイバ素線3の場合、2つの光ファイバ裸線33が1μm以上離れた位置に平行に並ぶように、端面位置決め用アレイ基板13bにV溝を設ける。
【0014】
次に、端面位置決め用アレイ基板13bに固定された2本の光ファイバ素線3のそれぞれの端面31の中心を結んだ線分の中点が、レンズ用固定台(図示省略)に固定されたGRINレンズ4の中心軸41の延長線上となるように、2本の光ファイバ素線3の端面31とGRINレンズ4とを近接もしくは接触させる。
【0015】
そして、レーザ装置11よりレーザ光2を出射する。レーザ光2は、その一部がハーフミラー12aで反射され、また一部はハーフミラー12aを透過し、これにより、レーザ光2は透過方向と反射方向の2方向に二分される。そして、二分された各レーザ光2は、その進行経路が全反射ミラー12bにて調整され、更に対物レンズ12cにてそれぞれ集光されて、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との2つの接続面近傍にそれぞれ照射される。
このようにして、一方の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面に、二分されたレーザ光2の一方を集光照射し、同時に、他方の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面に、二分されたレーザ光2の他方を集光照射する。
【0016】
図2は、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面近傍のレーザ光2の照射強度の分布を示す。二分された各レーザ光2を、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面のそれぞれに同時に集光照射することによって、GRINレンズ4の中心軸41から広い範囲にわたって、レーザ光2の照射強度が平坦となり、2つの接続面近傍が同時に、かつ均一に加熱される。以上により、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4とのそれぞれの接続面は、同時に溶融接続される。
そして、GRINレンズ4と、2本の光ファイバ素線3のうち少なくとも光ファイバ裸線33が露出した部分を筐体5内に収容し、光ファイバ素線3とGRINレンズ4をそれぞれ筐体5に接着剤6で固定し、2心ファイバコリメータ7とする。
【0017】
本実施形態では、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4とをレーザ光2により融着接続するため、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面にて信号光が反射され、戻り光となることがほとんど無く、従来のように光ファイバ素線3の接続端面31とGRINレンズ4の端面とを研磨し傾斜面とする必要が無い。このため、製造工程を簡略化でき、製造コストを抑えることができる。
【0018】
また、二分されたそれぞれのレーザ光2を、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との2つの接続面のそれぞれに同時に集光照射することによって、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面近傍の広い範囲にわたって、同時にかつ均一に加熱できる。
このように、接続面近傍を均一に加熱できるため、2本の光ファイバ素線3のうち、被覆層32が除去されて光ファイバ裸線33が露出した状態の接続端面の間隔が1μm以上であり、かつ光ファイバ裸線33の半径以下となるように2本の光ファイバ素線3を接近した状態で、2本の光ファイバ素線3をGRINレンズ4に一度に融着接続でき、製造工程が簡略化でき、簡便に製造できる。更に、接続面近傍を均一に加熱できるため、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面での信号光の接続損失が0.1dB以下の低損失の2心ファイバコリメータ7を製造できる。
【0019】
また、レーザ光2の照射強度は、GRINレンズ4の中心軸41から広い範囲にわたって平坦であるため、レンズ半径が光ファイバ素線3の半径の2〜10倍のように大面積の主面を有するGRINレンズ4に、2本の光ファイバ素線3を同時に融着接続する場合であっても、接続面近傍を均一に加熱でき、これにより接続面での信号光の接続損失が0.1dB以下の低損失の2心ファイバコリメータ7を製造できる。
【0020】
更に、V溝が設けられたアレイ基板13a,13bに、2本の光ファイバ素線3の被覆層32の部分と光ファイバ裸線33が露出した部分とを固定した状態で、光ファイバ素線3とGRINレンズ4とを融着接続するため、従来のように高価なガラスチューブを使用する必要がなく、またアレイ基板13a,13bは繰り返して使用することができるため、部品数が少なく製造コストを低減できる。また、従来のガラスチューブを使用する場合のように、ガラスチューブに光ファイバ素線3を精度良く貫入する作業が無く、歩留まり良く製造できる。
【0021】
更に、2本の光ファイバ素線3をV溝が設けられたアレイ基板13a,13bに固定することによって、優れた平行度で2本の光ファイバ素線3を固定できる。また、光ファイバ素線3の端面31の位置決めを精度良く行うことができる。更に、各光ファイバ素線3は、アレイ基板13a,13bに設けられた各V溝にてそれぞれが独立して固定されているため、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面が溶融したとき、表面張力によって2本の光ファイバ素線3の端面31が引き合って接続面の位置がずれてしまうことがない。
以上により、光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面での信号光の接続損失が0.1dB以下の低損失の2心ファイバコリメータ7を製造できる。
【0022】
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本実施形態ではレーザ光2を2方向から照射したが、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4との接続面近傍の広い範囲を同時にかつ均一に加熱できれば、特に限定されず、3方向以上の複数の方向からレーザ光2を照射しても構わない。
【0023】
また、光ファイバホルダ13として、V溝が設けられたアレイ基板13a,13bを用いたが、アレイ基板13a,13bに限定されず、種々の態様が適用できる。図3は、光ファイバホルダの他の一例を示す図である。この光ファイバホルダ8は、上方に開口部を向けたコの字形の位置決め板81と、略くさび形の押さえ板82を有する。
位置決め板81の開口部の両斜面は下方に向かって間隔が狭くなるように傾斜しており、開口部の最下端には2つのV溝が設けられている。また、押さえ板82は、頂部が平坦な略くさび形であり、押さえ板82の側方に設けられた斜面は位置決め板81の開口部の斜面と整合するようになっている。
【0024】
図3(b)の2点鎖線82’に示されたように、位置決め板81の開口部にある程度の空間を設けて、押さえ板82を設置する。この位置決め板81と押さえ板82との間に、符号33’で示されたように光ファイバ裸線33を通し、次に位置決め板81と押さえ板82とを接近させて光ファイバ裸線33を挟み込み固定する。これにより、光ファイバ裸線33は、位置決め板81に設けられたV溝に収容され、かつ押さえ板82によって押圧固定されることとなり、光ファイバ素線3の端面31の位置決めを行うことができる。
【0025】
図4は、光ファイバホルダの更に他の一例を示す図である。この光ファイバホルダ9は、V溝が設けられた矩形状の位置決め板91を2つ有し、それぞれのV溝が対向するように前記位置決め板91は配置されている。
図4(b)の2点鎖線91’で示されたように、符号33’で示された光ファイバ裸線33を、位置決め板91に設けられたV溝に接触させた状態で、2つの位置決め板91同士を対向させて接近させて、2本の光ファイバ裸線33を挟み込む。これにより光ファイバ素線3の端面31の位置決めを行うことができる。
【0026】
[2心ファイバコリメータ]
図5は、本実施形態の2心ファイバコリメータ7を示す断面図である。この2心ファイバコリメータ7は、2本の光ファイバ素線3、GRINレンズ4、円筒状の筐体5から構成される。
2本の光ファイバ素線3は、それぞれの端面31から所定の範囲の被覆層32が除去され、光ファイバ裸線33が露出した状態で、GRINレンズ4に融着接続されている。
前記GRINレンズ4のレンズ半径は、光ファイバ素線3の半径の2〜10倍である。
【0027】
前記2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4は、少なくとも前記光ファイバ裸線33が筐体5内に収容された状態で、それぞれ筐体5に接着剤6で固定されている。
なお、筐体5内が接着剤6で充填され、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4が筐体5にそれぞれ接着固定され、更に、光ファイバ素線3のうち光ファイバ裸線33が露出した部分が接着剤6で被覆された状態としても構わない。
【0028】
2本の光ファイバ素線3は、その端面31がGRINレンズ4の中心軸41近傍にある。
また、2本の光ファイバ素線3のうち、被覆層32が除去されて光ファイバ裸線33が露出した状態の接続端面の外周の間隔dが、1μm以上、かつ光ファイバ裸線33の半径以下となるようにそれぞれの接続端面31を接近させた状態で、GRINレンズ4に融着接続されている。
以上により、伝搬損失が少なく光学特性の優れたGRINレンズ4の中心軸31周辺にて信号光を伝搬することができ、これにより信号光の収差を低減できるため、低い伝搬損失で信号光を伝搬できる。
更に、GRINレンズ4から出射された信号光は、その光軸がGRINレンズ4の中心軸41から大きく外れることが無い。このため、例えば2心ファイバコリメータ7と単心ファイバコリメータとを対向させて、それぞれのGRINレンズ4の中心軸41がほぼ一致するように配置することによって、2心ファイバコリメータ7から出射された信号光を単芯ファイバコリメータで受光できるようにすることができ、容易に光合分波器が形成できる。
【0029】
また、本実施形態の2心ファイバコリメータ7は、2本の光ファイバ素線3とGRINレンズ4とが融着接続されており、信号光が伝搬する際、この接続面にて反射され、戻り光となることがほとんど無い。このため、信号光が戻り光とならないように予め光ファイバ素線3の端面31やGRINレンズ4の端面を研磨し傾斜面とする必要が無い。
また、従来のように接着剤により光ファイバ素線3とGRINレンズ4とを接続する場合とは異なり、温度変化によって接続強度が低下することが無く、これにより接続損失などの光学特性の温度変化を非常に小さくすることが可能となる。更に、高温多湿の環境であっても接続強度が低下することが無く、耐環境性に優れ安定して一定の光学特性が得られる。
【0030】
[光合分波器]
図6は、本実施形態の光合分波器を示す。この光合分波器100は、前述した本実施形態の2心ファイバコリメータ71,72が2つ、それぞれのGRINレンズ4が対向するように配置され、筐体105に接着固定されている。
一方の2心ファイバコリメータ71のGRINレンズ4の外方に面した主面には誘電体多層膜フィルタ101が設けられている。また、他方の2心ファイバコリメータ72においては、2本の光ファイバ素線3のうち一方の光ファイバ素線3は斜めに切断されている。これにより、1入力2出力形又は2入力1出力形の光合分波器100として使用でき、かつ切断された光ファイバ素線3では信号光が反射することが無く、信号光の一部が反射され、戻り光となって信号発信側に到達し信号を劣化させることがない。
【0031】
本実施形態では、前述した本実施形態の2心ファイバコリメータ71,72を使用しているため、2心ファイバコリメータ71,72の2本の光ファイバ素線3は、その端面31がGRINレンズ4の中心軸41近傍にあり、かつそれぞれの端面31を接近させた状態で、GRINレンズ4に融着接続されている。このため、GRINレンズ4から出射された信号光は、その光軸がGRINレンズ4の中心軸41から大きく外れることが無い。
以上により2つの2心ファイバコリメータ71,72を対向させて、それぞれのGRINレンズ4の中心軸41がほぼ一致するように配置することによって、一方の2心ファイバコリメータ71から出射された信号光を他方の2心ファイバコリメータ72で受光できるようにすることができ、容易に光合分波器100とすることができる。
【0032】
また、本実施形態の2心ファイバコリメータ71,72の優れた光学特性を利用することができる。このため、GRINレンズ4の中心軸41周辺にて信号光を伝搬することができ、これにより信号光の収差を低減できるため、低い伝搬損失で信号光を伝搬できる。更に、温度変化によって接続強度が低下することが無く、また接続損失などの光学特性が温度変化によって変動することが無い。更に、高温多湿の環境であっても接続強度が低下することが無く、耐環境性に優れ安定して一定の光学特性が得られる。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明による2心ファイバコリメータの製造方法は、2本の光ファイバとレンズとの接続面に、レーザ光を照射して融着接続することによって、接続面にて信号光が反射され、戻り光となることがほとんど無く、接続端面を研磨し傾斜面とする必要が無い。このため、製造工程を簡略化できる。また、2本の光ファイバを同時にレンズに融着接続することによって、製造工程が簡略化でき、更に簡便に製造できる。
【0034】
また、2本の光ファイバをそれぞれV溝に固定した状態で、レンズに融着接続することによって、従来のように高価なガラスチューブを使用する必要がなく、部品数が少なく、かつ歩留まり良く製造でき、製造コストを低減できる。
更に、優れた平行度で2本の光ファイバを固定でき、また、光ファイバの端面の位置決めを精度良く行うことができる。また、各光ファイバは、各V溝にてそれぞれ独立して固定されているため、光ファイバとレンズとの接続面が溶融したとき、表面張力によって2本の光ファイバの端面が引き合って接続面の位置がずれてしまうことがない。
以上により、光ファイバとレンズとの接続面での信号光の接続損失が0.1dB以下の低損失の2心ファイバコリメータを製造できる。
【0035】
本発明による2心ファイバコリメータの製造装置によれば、光ファイバとレンズを融着接続する際、接続面に温度勾配が生じずに広範囲を均一に加熱でき、2本の光ファイバを同時に融着接続できる。
【0036】
本発明による2心ファイバコリメータは、2本の光ファイバとレンズとが融着接続されており、信号光が伝搬する際、この接続面にて反射され、戻り光となることがほとんど無い。このため、信号光が戻り光とならないように、予め接続端面を研磨し傾斜面とする必要が無い。
更に、温度変化によって接続強度が低下することが無く、また接続損失などの光学特性が温度変化によって変動することが無い。更に、高温多湿の環境であっても接続強度が低下することが無く、耐環境性に優れ安定して一定の光学特性が得られる。
【0037】
これに加えて、2本の光ファイバが、それぞれの端面を接近させた状態で、レンズの中心軸付近に融着接続されており、これによりレンズの中心軸周辺にて信号光を伝搬することができる。このため、信号光の収差を低減できるため、低い伝搬損失で信号光を伝搬できる。更に、レンズから出射された信号光は、その光軸がレンズの中心軸から大きく外れることが無い。
【0038】
本発明による光合分波器は、本発明の2心ファイバコリメータの優れた光学特性を利用することができる。このため、低い伝搬損失で信号光を伝搬できる。更に、温度変化によって接続強度が低下することが無く、また接続損失などの光学特性が温度変化によって変動することが無い。更に、高温多湿の環境であっても接続強度が低下することが無く、耐環境性に優れ安定して一定の光学特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2心ファイバコリメータの製造装置を示す概略図である。
【図2】 光ファイバ素線とGRINレンズとの接続面近傍のレーザ光の照射強度の分布を示す図である。
【図3】 光ファイバホルダの他の一例を示す概略図である。
【図4】 光ファイバホルダの更に他の一例を示す概略図である。
【図5】 本実施形態の2心ファイバコリメータを示す断面図である。
【図6】 本実施形態の光合分波器を示す概略図である。
【図7】 従来の光合分波器の一例を示す断面図である。
【図8】 従来の2心ファイバピグテイルの他の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1‥‥2心ファイバコリメータの製造装置、2‥‥レーザ光、3‥‥光ファイバ素線(光ファイバ)、4‥‥レンズ、7,71,72‥‥2心ファイバコリメータ、11‥‥レーザ装置(レーザ発振源)、12‥‥分岐機構、13‥‥光ファイバホルダ、41‥‥レンズの中心軸、100‥‥光合分波器

Claims (7)

  1. 2本の光ファイバとレンズとからなる2心ファイバコリメータの製造方法であって、
    前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触させた後、
    レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐し、前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、前記分岐したレーザ光をそれぞれ同時に集光照射して、前記2本の光ファイバを同時に前記レンズに融着接続され、前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔が、1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であることを特徴とする2心ファイバコリメータの製造方法。
  2. 2本の光ファイバを並列に配置して固定した状態で、レンズに融着接続することを特徴とする請求項1に記載の2心ファイバコリメータの製造方法。
  3. 前記2本の光ファイバを、V溝が設けられた光ファイバホルダに固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の2心ファイバコリメータの製造方法。
  4. 2本の光ファイバとレンズとからなる2心ファイバコリメータの製造装置であって、
    前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔は1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であるとともに、レーザ発振源と、該レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐して照射する分岐機構と、前記2本の光ファイバを並列に配置して固定するとともに、前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触するように、前記2本の光ファイバの端面側を固定するためのV溝が2つ設けられた端面位置決め用アレイ基板を備えた光ファイバホルダを有し、前記光ファイバホルダに固定された前記2本の光ファイバを前記レンズに接触させた状態で前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、分岐機構からのレーザ光を照射できるようにしたことを特徴とする2心ファイバコリメータの製造装置。
  5. 2本の光ファイバがレンズの中心軸近傍に接続された2心ファイバコリメータであって、
    前記2本の光ファイバのそれぞれの端面の中心を結んだ線分の中点が、前記レンズの中心軸の延長線上となるように、前記2本の光ファイバの端面と前記レンズとを近接もしくは接触させた後、レーザ発振源から出射されたレーザ光を2方向以上に分岐し、前記2本の光ファイバと前記レンズとの接続面に、前記分岐したレーザ光をそれぞれ同時に集光照射して、前記2本の光ファイバが同時に前記レンズに融着接続されてなり、
    前記2本の光ファイバの接続端面の外周の間隔が、1μm以上であり、かつ光ファイバの半径以下であることを特徴とする2心ファイバコリメータ。
  6. 前記光ファイバの半径に対するレンズ半径が2倍以上であることを特徴とする請求項5に記載の2心ファイバコリメータ。
  7. 請求項5又は6に記載の2心ファイバコリメータと、光ファイバとレンズとが接続されたファイバコリメータが対向した状態で固定されたことを特徴とする光合分波器。
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