JP4118625B2 - キー預かりボックスを備えた駐車場管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場管理装置に関するものであって、特に、車両を入庫及び出庫させるに当って、これ等の操作を全て係員に行わせると共に、車両のキーをキー預かりボックスに預けるように構成したキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平4−185873号公報や、特開2001−182352に記載されているような立体式駐車場では、駐車設備への車両の入庫処理を、駐車場の係員がドライバー(利用者)の代りに行っているが、その場合、係員は利用者から車両とキーを預かって入庫を行うことになる。従って、預かったキーはこれを紛失したり、間違えたり、いたずらされたりすることが無いように、注意して大切に保管する必要がある。
【0003】
そこで、上記後者の公報に記載されているように、預かったキーを専用のキーボックスに入れて管理することが考えられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、預かったキーをキーボックスに入れて管理するだけでは、預かったキーがどのキーボックスに入っているのかを容易に確認することが難しく、況して多くの車両を駐車させる大型駐車場では、キーボックスの数が多く成って預かったキーの所在とその確認が頗る煩雑化し、更にこの面倒な処理に駐車券の発行処理や、駐車料金の精算処理が加わるため、車両の入庫処理や出庫処理が停滞してしまう問題があった。
【0005】
そこで本発明の技術的課題は、駐車場への車両の入出庫管理と、預かったキーの保管管理と、駐車料金の精算管理とを相互にかかわりを持たせることにより、入出庫時に於ける処理作業の迅速化を図ると共に、キーの受け渡しの間違いを防止できるように工夫したキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】
(1) 前記請求項1に記載の如く、車両の入庫に際して、車両のキーをキー預かりボックスに預けるように構成したキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置であって、発券釦を押すと入庫時刻を記録した駐車券を発行する駐車券発行機と、駐車場設備に複数設けられる駐車パレット又は駐車スペースに対応する複数のキーボックスを備えたキー預かりボックスと、上記駐車券に記録されている入庫時刻に基づいて駐車料金の計算と精算を行う駐車料金精算機とを備え、上記駐車券発行機及び駐車料金精算機とキー預かりボックスとの間には、車両の入庫に際して、上記駐車券発行機の発券釦を押すと、入庫可能な駐車パレット又は駐車スペースを検索してこれを指定し、指定した駐車パレット又は駐車スペースの番号を上記発行される駐車券に記録し、且つ、これ等指定された駐車パレット番号又は駐車スペース番号に対応する上記キーボックスの扉を開いて車両のキーの預け入れを可能にする入庫管理手段と、車両の出庫に際して、上記の駐車券を駐車料金精算機に挿入して駐車料金の精算を済ませると、駐車券に記録されている上記駐車用パレット番号又は駐車スペース番号に対応するキーボックスの扉を開いて、預けたキーの取出しを可能にする出庫管理手段、とを備えた管理コンピュータを具備せしめると共に、上記車両のキーをキーボックスに預け入れるに際して、上記入庫管理手段による扉の開放が、駐車券発行機による駐車券の発行が成され、且つ、直前に入庫した車両の入庫処理と、キーボックスへの当該車両のキーの預け入れが済んで扉が閉じられた後に行われることを特徴とする。
【0008】
(2) 前記請求項2に記載の如く、指定された駐車用パレットへの車両の入庫と出庫を、車両を搬送用パレットに乗せて行うと共に、前記管理コンピュータの入庫と出庫の各管理手段には、入庫に際して、車両を乗せた搬送用パレットを指定された駐車パレットの位置に案内する入庫案内手段と、出庫に際して、駐車料金の精算を済ませた車両を乗せた搬送用パレットを出庫口に案内する出庫案内手段が具備されていることを特徴とする。
【0009】
(3) 前記請求項3に記載の如く、入庫時に、駐車券発行機が同じ駐車券を2枚発行するように構成したことを特徴とする。
【0010】
(4) 前記請求項4に記載の如く、キー預かりボックスに設けたキーボックスが、駐車場設備に設けた駐車パレット又は駐車スペース毎に一対一の状態に設けられ、且つ、各キーボックスに設けた扉には、扉を閉じると自動的にロック装置のロックが掛かり、入庫と出庫に際して駐車券の発行と駐車料金の精算が済むと、上記ロック装置のロックを外して扉を開放状態にすることができるロック開閉装置が具備されていることを特徴とする。
【0011】
前記(1)で述べた手段によれば、駐車券発行機の発券釦を押すと、管理コンピュータの入庫管理手段が、駐車可能な駐車パレット又は駐車スペースを検索して、これ等のパレット番号又はスペース番号を指定するだけではなく、これ等指定した番号を駐車券に記録して発行するため、入庫から出庫に至る迄の全ての管理業務を、上記駐車券に記録されている駐車パレット番号又は駐車スペース番号に従って取扱うことができると共に、駐車料金の精算業務と出庫処理も、上記管理コンピュータの出庫管理手段がこれ等の番号に基づいて行うことができるものであって、その結果、車両の入出庫時における各処理作業の迅速化を可能と成し、且つ、入出庫操作の間違いや精算の間違いと言ったミスを防止することを可能にする。
【0012】
更に上記(1)で述べた手段によれば、駐車可能な駐車パレット又は駐車スペースの番号が指定されると、その番号に対応するキー預かりボックスのキーボックスの扉が開くため、係員は入庫する車両のキーを間違ったキーボックスに入れてしまうことがなく、対応するキーボックスに正しく預け入れることができると共に、出庫時には駐車料金の精算を済ませると、上記キーボックスの扉が開いてキーの取出しを可能にするため、間違ったキーの取出しを防止でき、且つ、駐車料金の徴収処理を間違いなく確実に行うことを可能にする。
【0013】
加えて、上記(1)で述べた手段によれば、車両を指定された駐車パレット又は駐車スペースへ入庫させる際に、直前に入庫した車両の入庫処理が全て完了した後でないと、つまり、キーボックスへのキーの預け入れが済んで扉が閉じられた後でないと、当該駐車パレット又は駐車スペースに対応するキーボックスの扉が開かないため、係員が間違って他のキーボックスへキーを入れてしまうことがなく、キーを決められたキーボックスに正しく預け入れることを可能にする。
【0014】
前記(2)で述べた手段によれば、指定された駐車パレットへの車両の入庫と出庫の各作業を、上記管理コンピュータの入庫と出庫の各管理手段に具備されている入庫案内手段及び出庫案内手段に従って、車両を搬送用パレットに乗せて画面等の案内表示を見ながら係員が全自動的又は半自動的に、且つ、迅速に行うことを可能にする。
【0015】
前記(3)で述べた手段によれば、同時に2枚発行した駐車券のうち、1枚を利用客に渡し、残りの1枚を係員がキーを預け入れるキーボックス内にキーと一緒に入れて保管することにより、出庫時にこれ等2枚の駐車券を照合してキーの間違いや、キーの不正使用を防止することを可能にする。
【0016】
前記(4)で述べた手段によれば、駐車場設備に設けた駐車パレット又は駐車スペースと、キー預かりボックスの各キーボックスとが1対1の関係に作られており、而かも、各キーボックスにキーを入れて扉を閉じると自動的にロックが掛かり、また、駐車料金の精算を済ませると、精算を済ませた車両のキーが入っているキーボックスのロックが外れて扉を開放状態にするため、係員は当該出庫車両のキーを間違いなく利用客に返却することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係るキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明を実施した駐車場の一例を示した外観図で、図中、PKは内部を複数階に構成した駐車場設備、PEは駐車場設備PKに設けた車両の入出口、PSは駐車場のスペース、10と20は入出口PEに設置した駐車券発行機と駐車料金精算機である。
【0018】
図2は本発明の全体を説明した構成図で、図中、XTは駐車場設備PKの管理室、1は管理室XTに設置した管理コンピュータ、30は同じく管理室XTに設置したキー預かりボックスで、このキー預かりボックス30には駐車場設備PK内に多数設けた駐車パレット(車室)及び駐車スペース(平面スペース)に対応する数のキーボックス31…(図4参照)が設けられ、各キーボックス31…には図4に示すように透明小窓31Aを備えた開閉自在な扉31Sと、この扉31Sを閉じた状態にロックする一般的な構造のロック装置31Bと、上記駐車パレット及び駐車スペース毎に付された番号31Xと、ロックの開閉状態を表示する緑LED31Rと赤LED31Gが夫々設けられている。
【0019】
図3は、上記管理コンピュータ1の表示部1Rに表示される機械式駐車パレットの配置図2と、平面式駐車スペースの配置図3を示した管理画面で、機械式駐車パレットの配置図2には、駐車場設備PKに立体式に設けた全ての駐車パレット(図示省略)に相当するパレット表示2A…が各駐車パレット番号2B…と共に画面表示され、また、平面式駐車スペースの配置図3には、駐車場設備PK内に設けた全ての駐車スペース(図示省略)に相当するスペース表示3A…が各駐車スペース番号3B…と共に画面表示されている。尚、上記のパレット番号2B…とスペース番号3Bは、前記キーボックス31の上側部に付されているパレット及びスペース番号31Xに対応させて表示されている。
【0020】
また、上記画面表示されている全てのパレット表示2A…及びスペース表示3A…には、現在の駐車状況が容易に判断できるように文字と色彩及び模様によって駐車の状況を識別することができる駐車状況表示2A′並びに3A′が一体に表示されている。
【0021】
即ち、各パレット表示2A及びスペース表示3Aの駐車状況表示2A′並びに3A′には、例えば図示したように空車、入庫待ち、在車、予約、入庫中、月極、出庫中、出庫待ちの8種類の表示が存在する。
「空車」は、駐車している車両がなく、駐車可能で駐車券発行可能な状態を示す。
「入庫待ち」は、駐車券発行済みで、他の車両が入庫又は出庫中であって、入庫待ちの状態を示す。
「在車」は、駐車パレット又は駐車スペースに車両が駐車している状態を示す。
「予約」は、予約が入っていて、駐車できない状態を示す。
「入庫中」は、駐車パレット又は駐車スペースに車両を入庫している最中の状態を示す。
「月極」は、月極車両用に確保されている駐車パレット又は駐車スペースを示す。
「出庫中」は、車両が出庫している最中の状態を示す。
「出庫待ち」は、料金精算済みであるが、他の車両が入庫中又は出庫中で、出庫待ちの状態になることを示す。
【0022】
更に管理コンピュータ1の表示部1Rには、駐車パレット及び駐車スペースにおける現在の在庫台数、空車台数、満車台数、月極台数の各トータルをリアルタイムに表示する管理表示部4と、入庫待ちの状態にある駐車パレット及び駐車スペースの各番号2B,3Bを表示する入庫待ち表示部5Aと、出庫中と入庫中の上記パレット番号及びスペース番号を表示する表示部5B,5Cと、出庫待ちの状態にある上記パレット番号及びスペース番号を表示する表示部5Dを、夫々リアルタイムに表示することができるデータ表示部5が設けられていて、係員等がひと目で駐車の状況を判断できる仕組に成っている。尚、図中6は車両を乗せて駐車パレットの位置に運搬したり、これを搬出したりする搬送パレット(図示省略)の軌跡を明示するカーソル(エレベータ)を示す。
【0023】
前述した駐車券発行機10には、図2に示すように平面式駐車スペース用駐車券の発券釦11と、機械式駐車パレット用駐車券の発券釦12が設けられていて、車両の入庫に際して利用客がこれ等いずれかの発券釦11又は12を押すことにより、前記管理コンピュータ1の入庫管理手段が実行される。即ち、発券釦11又は12を押すと、通信線10Sを通して管理コンピュータ1に発券要求が送られ、管理コンピュータ1はこの発券要求に従って現在駐車可能な駐車パレット又は駐車スペースをメモリー検索して、その指定番号2B又は3Bを駐車券発行機10に回答し、駐車券発行機10はその回答に基づいて駐車可能な駐車パレット又は駐車スペースの指定番号2B又は3Bと、現在の入庫時刻を夫々記録した2枚の駐車券を発券口13より発行する仕組に成っている。
【0024】
更に上記の管理コンピュータ1の入庫管理手段は、通信線30Sを通してキー預かりボックス30に対し、前記駐車可能な指定番号2B又は3Bに対応するキーボックス31のロック装置31Bにロック開錠信号を送るため、扉31Sがバネ圧等で自動的に開いて、係員による入庫車両のキーと1枚の駐車券の預け入れを可能にする。また、管理コンピュータ1の入庫管理手段に具備されている入庫案内手段は、上記扉31Sの開放に前後して、入庫車両を乗せた搬送パレットの作動装置(図示省略)に入庫の作動信号を送って、搬送パレットを指定した駐車パレット(車室)に向けて自動的に搬送作動するか、又は、係員による搬送作動をガイドすることにより、車両の入庫を可能にする。尚、車両を駐車スペースに入庫させる場合は、係員が車両を運転して決められた駐車スペースに入庫する。
【0025】
決められた駐車パレット又は駐車スペースへの車両の入庫が済んだら、係員が預かったキーと1枚の駐車券(控駐車券)を上記扉31Sが開いているキーボックス31に収納し、次いで、係員が開いている扉31Sを閉じて再びロック状態にすると共に、利用客に残り1枚の駐車券を渡すことにより、入庫処理を終える。
【0026】
更に、上記の管理コンピュータ1の入庫管理手段は、上記入庫処理に当って指定した駐車パレット又は駐車スペースのメモリデータを「空車」から「在車」に切替える一方、前記表示部1Rのパレット表示2A又はスペース表示3Aの駐車状況表示2A′或は3A′を、「空車」から「入庫待ち」→「入庫中」→「在車」へと順次入庫の状況に合せて切替え表示すると共に、前記管理表示部4とデータ表示部5の各表示を入庫の状況に合せて順次切替えて表示する仕組に成っている。
【0027】
車両の出庫に際しては、自動料金精算機20の差込口22に利用客が持参した残り1枚の駐車券を挿入し、表示部21に表示された駐車料金を精算することによって、前記管理コンピュータ1の出庫管理手段が車両の出庫を可能にする。
【0028】
即ち、車両の出庫に際して自動料金精算機20から精算済みデータを受けると、管理コンピュータ1の出庫管理手段は、駐車券から読み取られた指定番号2B又は3Bに基づいて、キー預かりボックス30に対して、当該指定番号2B又は3Bに対応するキーボックス31のロック装置31Bにロック開錠の信号を送って扉31Sをバネ圧等で開き、係員によるキーと控駐車券の取出しを可能にする。キーと控駐車券の取出しが済んだら、係員が開いている扉31Sを閉じることにより、再びロック装置31Bがロック状態にONされると共に、管理コンピュータ1の出庫管理手段に具備されている出庫案内手段は、出庫車両を乗せた搬送パレットの作動装置に出庫の作動信号を送って、搬送パレットを前記入出口PEに向けて自動的に搬送作動するか、又は、係員による搬送作動をガイドすることにより、車両の出庫を可能にする。
【0029】
尚、車両が駐車スペースに駐車している場合は、係員がキーボックス31から取出したキーを用いて車両を入出口PEまで運転することにより、出庫を行う。最後に、係員がキーボックス31から取出した控駐車券と、利用客が持参した駐車券を照合することにより、出庫処理を終える。
【0030】
また、上記の出庫処理に当って、管理コンピュータ1の出庫管理手段は、出庫を終えた駐車パレット又は駐車スペースのメモリデータを「在車」から「空車」に切替える一方、前記表示部1Rのパレット表示2A又はスペース表示3Aの駐車状況表示2A′或は3A′を、「在車」から「出庫待ち」→「出庫中」→「空車」へと順次出庫の状況に合せて切替表示すると共に、前記管理表示部4とデータ表示部5の各表示を出庫の状況に合わせて順次切替えて表示する仕組に成っている。
【0031】
図4は、本発明の電機的構成と各信号及びデータの流れを説明したブロック図であって、図中、2X,3X,4X,5Xは前記管理コンピュータ1に設けたキー管理ソフトと、データ分配制御ソフト、駐車位置管理ソフト、及び、利用実績帳票であり、40は管理コンピュータ1と駐車券発行機10及び自動料金精算機20の間に設けたコンバータを示す。
【0032】
尚、各キーボックス31毎に設けた緑LED31Rと赤LED31Gは、発券釦11又は12のONによって駐車可能な駐車パレット又は駐車スペースが決まった入庫時に、当該パレット又はスペースに対応するキーボックス31の緑LED31Rが点滅してボックスの位置を知らせる一方、控駐車券とキーを収めて扉31Sを閉じた場合、即ち、決められたパレット又はスペースに入庫を済ませた場合は、赤LED31Gを点灯して緑LED31Rを消灯し、在車状態を明示する。また、駐車料金の精算を済ませた出庫時には、該当するキーボックス31の赤LED31Gが点滅してその位置を知らせると共に、キーと控駐車券の取出しを済ませて扉31Sを閉じると、緑LED31Rを点灯し、赤LED31Gを消灯して、空車状態を明示する仕組に成っている。
【0033】
図5は、上記本発明を構成する管理コンピュータ1の入庫管理手段及び入庫案内手段による入庫時の処理動作を説明したフローチャートであって、入庫処理がステップS1の機械駐車の場合、即ち、搬送パレットを用いて車両を機械式に駐車させる場合は、先ずステップS3で係員がドライバーから車両のキーを預かり、次いで、ステップS4に進んで駐車券発行機10の機械式駐車用発券釦12をONすると、ステップS6に進んで管理コンピュータ1から駐車可能なパレットデータが伝達され、次いで、ステップS5で駐車券発行機10が入庫すべきパレット番号と入庫時刻を記録した2枚の駐車券を発行する。
【0034】
次のステップS7では、係員が発行された駐車券の1枚を利用客に手渡し、次いで、ステップS8に進んで前車の入庫処理が済んでいるか否かが判定され、済んでいない場合は前車の入庫処理を待ち、入庫処理済みの場合はステップS9に進んで該当するキーボックス31の扉31Sを開き、次いで、ステップS10に進んで係員が車両を乗せた搬送パレットを移動操作して、車両を決められた駐車パレット(車室)に駐車するか、又は、管理コンピュータ1による自動制御によって搬送パレットを自動走行させて、車両を決められたパレットに駐車させる。
【0035】
その後、ステップS11に進んで係員がドライバーから預かったキーと、控駐車券をキー預かりボックス30の決められたキーボックス31に入れ、扉31Sを閉じてロックすることにより入庫処理を終えるが、ステップS2の如く車両を駐車スペースに平面駐車する場合は、ステップS12で係員が平面駐車用の発券釦11をONすると、ステップS13に進んで駐車券発行機10が入庫すべき駐車スペース番号と入庫時刻を記録した2枚の駐車券を発行して、前記ステップS8に進み、次いで前記ステップS9の処理を行った後、ステップS14に進んで係員が車両を平面駐車スペースに駐車させた後、前記ステップS11の処理を行って、上記入庫管理手段による入庫処理を終える。
【0036】
図6は、図5に示した入庫管理手段の手順に従って駐車パレット又は駐車スペースに機械駐車及び平面駐車させた車両を、上記本発明を構成する管理コンピュータ1の出庫管理手段及び出庫案内手段に従って出庫させる場合の処理手順を説明したフローチャートであって、ステップS15及びS16の機械駐車及び平面駐車のいずれの場合も、先ず、ステップS17に進んで自動料金精算機20を用いて駐車料金を精算する。次いで、ステップS18に進んで精算完了後に、キー預かりボックス30の指定されたキーボックス31の扉31Sが自動的に開いて、車両のキーの取出しを可能にすると共に、係員による車両の移動を可能にする。次いで、ステップS19に進んで入出口PEに移動されて来た車両に利用客が乗り込んで出庫させることにより、上記出庫管理手段及び出庫案内手段による出庫処理を完了する。
【0037】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係るキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置によれば、利用客から預かった車両のキーをキーボックスに入れて保管するだけではなく、入庫時には、駐車券の発券に従って指定された機械式駐車パレット、又は、平面駐車スペースの番号に相当するキーボックスの扉を開いて、キーの預け入れを促し、出庫時には駐車料金の精算に従って当該ボックスの扉を開いて、預けたキーの取出しを促すため、利用客から預かったキーを取り違えることがなく、係員によるキーの保管を安全、確実に行って、駐車場への車両の入出庫管理作業を迅速に、且つ、正確に行うことができるものであって、駐車用のパレットを使用する機械式駐車場と、駐車スペースへの駐車を行う平面式駐車場のいずれにも使用して、洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した駐車場の一例を示した外観図。
【図2】 本発明に係るキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置の全体を説明した構成図。
【図3】 管理コンピュータの表示部に表示される入出庫管理画面の一例を示した正面図。
【図4】 本発明の電機的構成を説明したブロック図。
【図5】 本発明を構成する管理コンピュータの入庫管理手段及び入庫案内手段による入庫処理の手順を説明したフローチャート。
【図6】 本発明を構成する管理コンピュータの出庫管理手段及び出庫案内手段による出庫処理の手順を説明したフローチャート。
【符号の説明】
PK 駐車場設備
1 入庫管理手段と出庫管理手段を備えた管理コンピュータ
2B 駐車パレット番号
3B 駐車スペース番号
10 駐車券発行機
11,12 発券釦
20 駐車料金精算機
30 キー預かりボックス
31 キーボックス
31S 扉
31B ロック装置
Claims (4)
- 車両の入庫に際して、車両のキーをキー預かりボックス(30)に預けるように構成したキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置であって、
発券釦(11又は12)を押すと入庫時刻を記録した駐車券を発行する駐車券発行機(10)と、駐車場設備(PK)に複数設けられる駐車パレット又は駐車スペースに対応する複数のキーボックス(31)を備えたキー預かりボックス(30)と、上記駐車券に記録されている入庫時刻に基づいて駐車料金の計算と精算を行う駐車料金精算機(20)とを備え、
上記駐車券発行機(10)及び駐車料金精算機(20)とキー預かりボックス(30)との間には、
車両の入庫に際して、上記駐車券発行機(10)の発券釦(11又は12)を押すと、入庫可能な駐車パレット又は駐車スペースを検索してこれを指定し、指定した駐車パレット又は駐車スペースの番号(2B又は3B)を上記発行される駐車券に記録し、且つ、これ等指定された駐車パレット番号(2B)又は駐車スペース番号(3B)に対応する上記キーボックス(31)の扉(31S)を開いて車両のキーの預け入れを可能にする入庫管理手段と、車両の出庫に際して、上記の駐車券を駐車料金精算機(20)に挿入して駐車料金の精算を済ませると、駐車券に記録されている上記駐車用パレット番号(2B)又は駐車スペース番号(3B)に対応するキーボックス(31)の扉(31S)を開いて、預けたキーの取出しを可能にする出庫管理手段、とを備えた管理コンピュータ(1)を具備せしめると共に、
上記車両のキーをキーボックス(31)に預け入れるに際して、上記入庫管理手段による扉(31S)の開放が、駐車券発行機(10)による駐車券の発行が成され、且つ、直前に入庫した車両の入庫処理と、キーボックス(31)への当該車両のキーの預け入れが済んで扉(31S)が閉じられた後に行われることを特徴とするキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置。 - 指定された駐車用パレットへの車両の入庫と出庫を、車両を搬送用パレットに乗せて行うと共に、前記管理コンピュータ(1)の入庫と出庫の各管理手段には、入庫に際して、車両を乗せた搬送用パレットを指定された駐車パレットの位置に案内する入庫案内手段と、出庫に際して、駐車料金の精算を済ませた車両を乗せた搬送用パレットを出庫口に案内する出庫案内手段が具備されていることを特徴とする請求項1に記載のキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置。
- 入庫時に、駐車券発行機(10)が同じ駐車券を2枚発行するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置。
- キー預かりボックス(30)に設けたキーボックス(31)が、駐車場設備(PK)に設けた駐車パレット又は駐車スペース毎に一対一の状態に設けられ、且つ、各キーボックス(31)に設けた扉(31S)には、扉(31S)を閉じると自動的にロック装置(31B)のロックが掛かり、入庫と出庫に際して駐車券の発行と駐車料金の精算が済むと、上記ロック装置(31B)のロックを外して扉(31S)を開放状態にすることができるロック開閉装置が具備されていることを特徴とする請求項1に記載のキー預かりボックスを備えた駐車場管理装置。
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