JP4118124B2 - グレーチング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、側溝の上部開口に設置されるグレーチングに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、側溝の上部の開口に設置されるグレーチングは、特許参考文献1,特許参考文献2に開示されているように、透水性の構造となっており、自然石等を充填できるように構成されているが、底板がなく、強度的に弱いものとなっており、トラック等が頻繁に通る車道に用いた場合には、衝撃に耐えられるものではなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−220809
【特許文献2】
特開2002−235364
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、強度的に優れ、かつ排水性能の優れたグレーチングを提供せんことを目的とし、その要旨は、側溝の上部の開口に固設した受枠上に設置されるグレーチングであって、該グレーチングは、タイル,自然石を充填し得る上面解放の充填空間を備えた有底箱状に形成され、底面は、長手方向に沿って交互に山部と谷部が形成されてなる波状板で構成されて成り、前記波状板の各山部及び谷部は、側溝の幅方向へ延び、谷部の幅方向先端側が前記受枠上に載置されるとともに、山部の幅方向先端側は、前記受枠との間に隙間を有して側溝内に連通する開口を形成していることである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、側溝に固設した受枠3,3上にグレーチングを設置した状態の平面構成図であり、図2は、図1のA−A線断面構成図であり、図3は、図1のB−B線断面構成図であり、図4は、図1のB−C線断面拡大図である。また図5は、グレーチングの一部を破断して示す斜視構成図であり、図6は、グレーチングを裏返した状態の裏面斜視構成図であり、また図7は、グレーチングの要部の拡大構成図である。
【0006】
図において、側溝1の上部には、幅の広い上部開口1aが形成されており、この上部開口1aの内側の左右には、それぞれ長手方向に沿って受枠3,3がアンカー2,2を介在させて予め固設されており、この左右の受枠3,3は、それぞれ縦片3aと水平状の横片3bから成るL字状に形成され、この受枠3の横片3b上に、掛け渡し状にグレーチング5が載置状に設置されるものであり、設置された状態では、グレーチング5の幅方向の左右端と受枠3の縦片3a間に僅かな隙間が形成されるように構成されている。
なお、グレーチング5は受枠3の横片3b上にゴムクッション4を介在させて設置されるものである。
【0007】
このグレーチング5はステンレスで形成されており、長手方向に平行に延びる一対の長尺側板6,6と、幅方向に平行に延びる一対の短尺側板7,7で、上面が解放された箱状に形成されており、底側には、長手方向に沿って山部8aと谷部8bが交互に形成された波状板8が設けられている。
この波状板8はステンレス板をプレス成形して、複数の山部8a及び谷部8bを交互に形成させたものであり、各谷部8b内には補強用に補強片9が溶接等で固定されている。
波状板8の山部8aは、上方へ膨出して断面台形状に形成されており、本例では、谷部8bが7個存在するよう形成されて、上方側から14トンの荷重が加わっても耐えられるような構造に設定されている。
【0008】
また、前記左右の長尺側板6,6のそれぞれの下縁には、下方へL字状に延びるL脚部10,10が、長手方向に間隔をおいて形成されており、このL脚部10は、長尺側板6の下端に溶接等で取り付けたものである。
この各L脚部10は、前記波状板8の各谷部8bの左右端を閉止するように、各谷部8bの左右端側に当接して配置されており、各L脚部10,10間には、波状板8の各山部8aと整合する位置に開口11が形成されている。即ち、開口11は、波状板8の各山部8a,8aの幅方向の左右端側にそれぞれ開口されている。
【0009】
また、それぞれの長尺側板6,6の外側には、長手方向に間隔をおいて支持立板12が固設されており、各支持立板12の上端には、2本の凹溝12a,12aが形成されており、この各凹溝12a,12a内にスリットバー13を嵌め込むことができるように構成されている。
スリットバー13は、本例では長尺側板6の外側に隙間S,Sを形成させて平行状に2本配設されており、前記短尺側板7,7に長手方向先端側を溶接で固定されている。
【0010】
このスリットバー13,13間の隙間S,Sが縦方向の排水溝を形成しており、排水はこの隙間Sを通り下方側に流れて、下方側で大きく開口した前記開口11から、即ち、波状板8の山部8a,8aの幅方向左右端側から、グレーチング5の下方、即ち側溝1内に排水されるものである。
この場合に、落葉とかゴミ等も、大きく開いた開口11から側溝1に良好に流し込むことができ、落葉等が詰まることがなく、良好な排水性能が確保されるものである。
【0011】
なお、設置状態では、波状板8の各谷部8b,8bの幅方向左右端は、図3及び図4に示すように、受枠3,3上に載置されるため、車の通過等による上方側からの衝撃等が加わった場合にも、衝撃波は幅方向の左右端側に良好に分散されるため、グレーチング5の中央部に衝撃波が集中することがなく、強度的に優れたものとなり、しかも、波状板8の山部8aと谷部8bが交互に形成されているため、上方からの荷重に対しての強度を確保することができ、本例のように、山部8aと谷部8bの数が、長手方向に沿って多く形成されている場合には、強い強度を発揮して、14トン程度の荷重に耐えられるものである。
【0012】
なお、この波状板8の板厚を大なものとすれば、より強度を高めることができ、波状板8の山部8aと谷部8bの数、及び波状板8の板厚を変更させることで、グレーチング5の強度を変化させることが可能であり、例えば、図8の平面図で示すグレーチング5では、波状板8の谷部8bを4個に設定したものであり、この4個の谷部8b,8bを有するグレーチング5においては、約2トン程度の荷重に耐えることができるものとなる。
また、さらには、図9の平面図で示すように、谷部8b,8bを3個形成させたグレーチング5は、歩道用の側溝に用いられるグレーチングとして使用することができるものである。
【0013】
なお、グレーチング5の一対の長尺側板6,6と短尺側板7,7と波状板8で囲まれた、上面が解放された箱状の充填空間K内には、タイルとか自然石等をモルタルで充填することができ、天然石等をこの充填空間Kに充填させることにより、車道または歩道と一体化した意匠性に優れたものとなり、環境的な美観も得られるものである。
なお、本例のように、底側に波状板8を用いて強度が確保されているため、衝撃が良好に分散され、充填空間K内に充填される充填材の表面にクラックが入りにくくなり、良好に美観を維持できるものとなる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、側溝の上部の開口に固設した受枠上に設置されるグレーチングであって、該グレーチングは、タイル,自然石を充填し得る上面解放の充填空間を備えた有底箱状に形成され、底面は、長手方向に沿って交互に山部と谷部が形成されてなる波状板で構成されて成り、前記波状板の各山部及び谷部は、側溝の幅方向へ延び、谷部の幅方向先端側が前記受枠上に載置されるとともに、山部の幅方向先端側は、前記受枠との間に隙間を有して側溝内に連通する開口を形成していることにより、山部と谷部を交互に備えた波状板により強度が確保されて、衝撃荷重が加わった場合にも、良好に衝撃が幅方向両端側に分散して、耐久性が確保されるとともに、充填空間内に充填される充填材にクラックが入りにくいものとなり、良好な美観を維持できるものとなる。
また、底面を構成する波状板の谷部が側溝に固設した受枠上に載置されて、良好に衝撃波等を受枠側へ分散させて強度を確保することができるものとなり、また、波状板の山部の幅方向両端側に形成された開口を通して、良好に落葉等を側溝内に排出することができ、落葉とかゴミ等が詰まることのない良好な排水性能が確保されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側溝に固設した受枠上にグレーチングを設置した状態の平面構成図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 図1のB−C線断面拡大図である。
【図5】 グレーチングの一部を破断して示す斜視構成図である。
【図6】 グレーチングを裏返した状態の斜視構成図である。
【図7】 グレーチングの要部を拡大して示す斜視構成図である。
【図8】 山部及び谷部の数の少ないグレーチングの設置状態の平面構成図である。
【図9】 更に山部及び谷部の数の少ないグレーチングの設置状態の平面構成図である。
【符号の説明】
1 側溝
1a 上部開口
2 アンカー
3 受枠
3b 横片
4 ゴムクッション
5 グレーチング
6 長尺側板
7 短尺側板
8 波状板
8a 山部
8b 谷部
9 補強片
10 L脚部
11 開口
12 支持立板
13 スリットバー
K 充填空間
S 隙間

Claims (1)

  1. 側溝の上部の開口に固設した受枠上に設置されるグレーチングであって、該グレーチングは、タイル,自然石を充填し得る上面解放の充填空間を備えた有底箱状に形成され、底面は、長手方向に沿って交互に山部と谷部が形成されてなる波状板で構成されて成り、前記波状板の各山部及び谷部は、側溝の幅方向へ延び、谷部の幅方向先端側が前記受枠上に載置されるとともに、山部の幅方向先端側は、前記受枠との間に隙間を有して側溝内に連通する開口を形成していることを特徴とするグレーチング。
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