JP4118110B2 - グローブボックスのロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はグローブボックスのロック装置に関する。詳しくは、車両に設けられるグローブボックスに用いられ、低コストで要求性能を満足できるグローブボックスのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両に設けられているグローブボックスのロック装置の1例を図3に示す。このグローブボックスのロック装置は同図に示すようにロック部とノブとの位置が離れているロック装置である。このロック装置は、(a)図に示すように、グローブボックス1に取り付けられるロック部2と、該ロック部から離れた位置に設けられて該ロック部をロッド4を介して操作するロック操作部3とよりなり、ロック操作部3は(b)〜(d)図に示すように、ベース5と、ノブ6と、ラチェット7と、ラチェット付勢スプリング8とを具備して構成されている。そして、ラチェット7は2つのレバー7a,7bがL字状をなし、その交点に軸孔が設けられ、ベース5に設けられた軸5aに回動可能に支持され、ラチェット付勢いスプリング8により図において時計方向に回転付勢されている。なお符号9は組立時にラチェット7の一方のレバ−7aを挿通するためベース5の壁5bに形成された切欠き部である。
【0003】
また、ノブ6はラチェット7を駆動するためのレバー6aを有し、ベース5に支点6bを中心にして回動可能に支持されている。ロッド4は一端をラチェット7のレバー7b先端の係合部7cに係合し、他端をロック部2に係合している。
そして、(d)図において、ノブ6を矢印A方向に回動させることにより、ラチェット7のレバー7aがノブ6のレバー6aに押されて回動し、(a)図のロッド4を引っ張ることによりロック部2が作動し、ロックが解除されるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−120099号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のグローブボックスのロック装置では、グローブボックスに組み付けた状態では何ら問題はないが、製造時、ロック操作部3を単体で作動確認を行う場合に、ラチェット7を図4の如く最大作動させた場合、該ラチェット7がベース5の壁5bのラチェット組み付け用の切欠き部9から脱出するおそれがあるという問題がある。なお、ロック装置をグローブボックスに組み付けた状態では、ラチェット7は、グローブボックスの壁で脱出しないように控えられているため何ら問題はない。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ロック操作部単体で作動確認を行った場合でもラチェットが脱出しないようにした、低コストで要求性能を満足できるグローブボックスのロック装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、グローブボックスに取り付けられるロック部と、該ロック部をロッドを介して操作するロック操作部とよりなるグローブボックスのロック装置において、前記ロック操作部10は、前記グローブボックスに取り付けられるベース11と、二つのレバー13a,13bを有して前記ベース11に揺動可能に支持されるラチェット13と、レバー12aを有して前記ラチェット13のレバー13bを押圧駆動するノブ12とを具備し、前記ベース11に設けられた壁18の組立用切欠き部18aの下部と前記ラチェット13のレバー13bとに、互いに摺動可能な突起16,19を設けたことを特徴とする。また、請求項2は、前記ベース11及びラチェット13に設けられた突起16,19の互いに摺動する面には傾斜が付けられていることを特徴とする。
【0008】
この構成を採ることにより、ロック装置単体で作動確認を行った場合でもラチェットが脱出しないようにした、低コストで要求性能を満足できるグローブボックスのロック装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態はグローブボックスに取り付けられるロック部と該ロック部をロッドを介して操作するロック操作部とよりなることは、図3で説明した従来例と同様である。従ってロック部とロッドの説明は省略し、ロック操作部についてのみ説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるロック操作部を示す図で、(a)はベースの背面斜視図、(b)はラチェットの背面斜視図、(c)はベースにノブ及びラチェットが組み付けられた状態の背面図、(d)は(c)図のd−d線における断面図である。
【0010】
本発明の実施の形態におけるロック操作部10は、はベース11と、ノブ12と、ラチェット13と、ラチェット付勢スプリング14とを具備して構成されている。そして、ラチェット13は(b)図の如く、二つのレバー13a,13bがL字状をなし、その交点に軸孔15が穿設されている。また該ラチェット13の一方のレバー13aの先端にはロッドを係合する係合部13cが形成され、他方のレバー13b(ノブにより押圧されるレバー)にはその側面に、前面が傾斜した突起16が形成されている。
【0011】
また、ベース11は、(a)図の如く、略矩形状をなし、ラチェット13を支持する軸17が所定の位置に設けられている。また、背面の壁18には組立時にラチェットのレバー13bを挿通する切欠き部18aが形成されている。そして、該ベース11には(d)図に示すように壁18の内側で、且つ、切欠き部18aの下側に傾斜した突起19が形成されている。また、ノブ12は(d)図の如く、ラチェット駆動用のレバー12aが形成されており、ベース11に設けられた支点20を中心にして回動できるようになっている。
【0012】
このように形成されたベース11とノブ12とラチェット13は(c)(d)図の如く組み立てられる。即ち、ラチェット13は、その軸孔15のボスにラチェット付勢スプリング14を装着し、その軸孔15をベース11に設けられた軸17に嵌合するのであるが、その際、ラチェット13のレバー13bは、壁18の切欠き部18aを挿通させるのである。その後ラチェット13はラチェット付勢スプリング14により時計方向に付勢されて(c)図に示すように、ベース11に形成されたストッパ11aにレバー13aを当接して停止している。
【0013】
このように構成された本実施の形態の作用を図2により説明する。同図(a)(b)の如く、ノブ12をロック解除のため矢印A方向に回動させると、ラチェット13は、そのレバー13bをノブ12のレバー12aに押圧されて矢印B方向に回動する。この時ラチェット13のレバー13bはベース11に設けられた壁18の切欠き部18aに覗かせ、該切欠き部18aから脱出が可能な状態となる。しかし、(b)図の如く、ベース11の壁18とラチェット13のレバー13bにそれぞれ形成された突起16、19の互いの斜面同士が摺動し、ラチェット13のレバー13bをベース内に押し込むように作用する。これによりラチェット13の脱出は防止される。
【0014】
【発明の効果】
本発明に依れば、ノブ12のレバーとラチェットのレバーにそれぞれ斜面を有する突起を設けたことにより、ロック操作部単体で作動確認を行った場合でもラチェットが脱出しないようにすることができ、別途の脱出防止処置を必要としないため、低コストで要求性能を満足できるグローブボックスのロック装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロック操作部を示す図で、(a)はベースの背面斜視図、(b)はラチェットの背面斜視図、(c)はベースにノブ及びラチェットが組み付けられた状態の背面図、(d)は(c)図のd−d線における断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の作用を説明するための図で、(a)は背面図、(b)は(a)図のb−b線における断面図である。
【図3】従来の車両に設けられているグローブボックスのロック装置の1例を示す図で、(a)はグローブボックスと共に示す図、(b)はロック操作部の組立図、(c)は(b)図のc−c線における断面図、(d)は(b)図のd−d線における断面図である。
【図4】発明が解決しようとする課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10…ロック操作部
11…ベース
12…ノブ
13…ラチェット
14…ラチェット付勢スプリング
15…軸孔
16,19…突起
17…軸
18…壁
20…支点
Claims (2)
- グローブボックスに取り付けられるロック部と、該ロック部をロッドを介して操作するロック操作部とよりなるグローブボックスのロック装置において、
前記ロック操作部(10)は、
前記グローブボックスに取り付けられるベース(11)と、
二つのレバー(13a,13b)を有して前記ベース(11)に揺動可能に支持されるラチェット(13)と、
レバー(12a)を有して前記ラチェット(13)のレバー(13b)を押圧駆動するノブ(12)とを具備し、
前記ベース(11)に設けられた壁(18)の組立用切欠き部(18a)の下部と前記ラチェット(13)のレバー(13b)とに、互いに摺動可能な突起(16,19)を設けたことを特徴とするグローブボックスのロック装置。 - 前記ベース(11)及びラチェット(13)に設けられた突起(16,19)の互いに摺動する面には傾斜が付けられていることを特徴とする請求項1記載のグローブボックスのロック装置。
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JP2002271827A JP4118110B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | グローブボックスのロック装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004106695A JP2004106695A (ja) | 2004-04-08 |
JP4118110B2 true JP4118110B2 (ja) | 2008-07-16 |
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JP (1) | JP4118110B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116254407B (zh) * | 2023-03-21 | 2024-01-30 | 昆明华信金属材料制造有限公司 | 一种风冷式钢带冷却装置 |
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2002
- 2002-09-18 JP JP2002271827A patent/JP4118110B2/ja not_active Expired - Fee Related
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