JP4117921B2 - 咀嚼可能な菓子組成物及びその調製方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、咀嚼可能な菓子組成物に関するものであり、詳しくは、柔軟な菓子類のシェル(shell)とチューインガムのコア(core)とを有するチューインガム・菓子組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】
菓子製品は、実質的にすべての人達に好まれる甘味製品である。この産業において競争力を保つために、菓子類技術に熟達した当業者は、香味特性、噛んだときの質感(texture)及び食感(mouthfeel)においてユニークなバリエーションを有する革新的な製品を創製しようとしている。
【0003】
チューインガムは、香味、質感、及び咀嚼することによって引き起こされる楽しさを一般的に提供する菓子製品である。チューインガムは、通常は、ガムベース、甘味料及び香味料(flavorant)から成っている。ガムベースは、通常は、エラストマー、エラストマー溶剤、及び例えば脂肪及び/又は油のようなベースを軟化又は可塑化させるために用いられる追加の成分から成っている。しかしながら、過剰量の脂肪及び/又は油を用いると、ガムベースはゼラチン様となり、噛んだときに、構造結合性の損失及び分解が起こることがある。風船ガムの場合では、過剰量の脂肪が、気泡に影響を及ぼすこともある。
【0004】
柔軟なコンシステンシーを有する一般的な形態のキャンディーはヌガーである。ヌガーは、恐らく、単一の配合がない、一般的な菓子類ベースの最も複雑な複合体であるが、様々な提案がなされている。基本的には、ヌガーは、ホイッピング剤(whipping agent)を添加することによって安定化された、空気が混和され高い温度で沸騰されたシロップ含有脂肪である。ヌガーの質感には、その結晶構造によって、長く噛めるものから、かむには脆すぎるもの、ザラザラしたものまでがある。質感及び食べたときの特性(eating characteristics)に影響を与えるために、及び実質的にヌガーの構造を滑らかにし、粘着性を改良し、また菓子類の二次加工、例えば切断及び製造を助けるために、脂肪は、例えばヌガーのような柔軟な菓子類において伝統的に用いられている。また、脂肪は、香味料の担体としても働くことができる。ヌガーは伝統的に脂肪含有率が大きいので、噛んだときにガムベースに悪影響を与えるヌガー中脂肪を有していない菓子組成物において、ヌガーはチューインガムと容易には組み合わせられない。
【0005】
Sapsowitz らによる米国特許第3,912,817号では、滑らかな微粉砕された柔軟なスキン層と、ヌガー様内部を有するチューインガムが開示されている。前記のガムは、正確な加工パラメーターを用いて、従来のチューインガムベース、砂糖(sugar)及び従来の添加剤から調製される。
【0006】
Tezuka ら による米国特許第4,224,345号では、高脂肪含有率を有する菓子類材料、特にチョコレートと組み合わせて用いられるチューインガムベースが開示されている。
【0007】
Cherukuri ら による米国特許第4,271,199号では、ヌガー様又はフォンダン様構造を有する甘味料(sweetener)含有チューインガムが開示されている。
【0008】
Cherukuri ら による米国特許第4,352,823号及び米国特許第4,352,825号では、実質的に軟質のコア部分と、内部部分を保護するために提供される外部シェル部分(outer shell)とを含む同時押出チューインガムが開示されている。
【0009】
Knebl ら による米国特許第4,601,907号では、チューインガムベース及び甘味料を含む外部ケーシングと、空気を含ませたプラスチック配合物である中心充填物(center filling)とを有する噛みでのある菓子類が開示されている。前記の中心充填物は、最初に菓子類を噛んだときに、中心充填物が容易に識別されないように、ケーシングのコンシステンシーと同様なコンシステンシーを有すると説明されている。
【0010】
Huzinec ら による米国特許第4,741,905号では、溶融チューインガムベースを、調理されたハードキャンディーソルビトールシロップと混合することによって作られる単相チューインガムキャンディーが開示されている。
【0011】
Della Posta ら による米国特許第4,847,090号では、圧縮された菓子製品、及び特に前記製品を作る方法が開示されている。前記製品は、様々な物理的性質又は化学的性質を提供するために用いることができる2つ又はそれ以上の圧縮層から成っている。
【0012】
Cherukuri ら による米国特許第4,971,806号は、不均一に組み合わされた少なくとも2つの異なるチューインガムベース組成物を含み、且つガムベース含量が異なり、また同じか又は異なる香味料及び甘味料を含むことができる無水層様チューインガム組成物を教えている。
【0013】
Kabse ら による米国特許第5,437,879号では、親水性ゲル・クリーム菓子類層を取り巻いてサンドイッチされたチューインガムの層を有する多層チューインガムが開示されている。
【0014】
Kuraray に譲渡された日本国特許第83018052号では、ヌガーと混合されたチューインガムが開示されている。前記製品は、とりわけ、繊維様ミルクプロテインの存在も必要とする。
【0015】
Wrigley に譲渡されたPCT/US94/03238では、第二菓子類素材が第一チューインガム素材中に埋封されている、多層のシート化されたチューインガム製品である新規なチューインガム製品が開示されている。
【0016】
【発明が解決すべき課題】
これまでの努力にもかかわらず、いかなる従来技術も、例えばチューインガム内部コアを有する外部シェルとして脆くてザラザラしているヌガーのような柔軟菓子類を組み合わせている、咀嚼可能な菓子製品を提供していない。脆くて、ザラザラしているヌガータイプの菓子類によって提供される菓子類の質感と、2つの成分の構造的な一体性、質感、食感、香り、及び感覚刺激性を失うことなしにチューインガムによって提供される長時間の咀嚼とを組み合わせている咀嚼可能な菓子組成物を提供することが望ましいと考えられる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コア及び外部シェルが異なる咀嚼質感を有し、及び
a)該コアが、チューインガムベース、甘味料、軟化剤及び香味料を含むチューインガム組成物を含み;及び
b)該外部シェルが、甘味料、ホイッピング剤、及び該組成物の重量を基準として0 − 7重量%の脂肪を含む柔軟な菓子組成物を含む、コアと外部シェルとを有する咀嚼可能な菓子製品を提供する。
【0018】
また、本発明は、該咀嚼可能な菓子製品を調製する方法も提供する。
【0019】
本発明は、柔軟な外部シェル成分とチューインガムコア成分とを有する咀嚼可能な菓子組成物を提供する。柔軟な外部シェル成分は、ザラザラしていて空気を含んでいるヌガータイプの菓子類である。特に、本発明は、脂肪含有率が低下しているか又はゼロで、砂糖含有率が高い、ザラザラしているヌガータイプの菓子類を提供する。
【0020】
更に詳しくは、本発明は、チューインガムコアを有する同心円状に作られた菓子組成物において外部シェルとして用いられる、砂糖含有率が高くて、脂肪含有率が低いか又はゼロで、ザラザラしている柔軟な菓子類に関するものである。本発明は、柔軟な菓子類、すなわちチューインガム成分の調製と、咀嚼可能な菓子製品の製造とに関するものである。
【0021】
本発明の目的は、迅速に粒状化又は結晶化する柔軟な菓子類をシェル材料として提供することにあり、常温流れを起こさない、すなわち貯蔵時にゆっくりと流動する傾向を有していて、保持されている容器又は包装の形状をとらない製品が得られる。例えばヌガーのような柔軟な菓子類は、伝統的に、ザラザラなヌガーにおけるコーシロップ 対 スクロース比は、重量を基準として1/1又はそれ以上であり、通常は約3/2である。本発明では、スクロースの量がコーシロップの量を超えるコーシロップ 対 スクロース比を有することが好ましい。好ましくは、スクロース/コーシロップ比は、約3/2 − 約4/1である。したがって、柔軟な菓子類成分は、より結晶質の感触を有し、常温流れを起こさない。例えば加工中に遭遇するような高温条件下で、あまり流動しない。また、スクロース含有率が高いヌガーは、すばやく固まる。
【0022】
本発明のもう1つの目的は、脂肪含有率の低い又は脂肪を取り除いた柔軟な菓子類をシェル材料として提供することにある。低脂肪のヌガー様菓子類は、チューインガムコアに対して悪影響を及ぼさない。脂肪無含有菓子類が好ましい態様であるが、ある量の脂肪は、製品のより良い加工を達成するためには望ましいかもしれない。脂肪含有率は7重量%が適当である。好ましくは、脂肪含有率は5.5%未満である。
【0023】
本発明のもう1つ別の目的は、ユニークな香味、質感及び咀嚼特性を有する菓子組成物を提供することにある。本発明の組成物は、2つの質感を組み合わせることによって、咀嚼したときに質感の変化を提供する。前記組成物は、最初に、ザラザラしているヌガー様菓子類の脆い噛み心地を提供する。初期のヌガー様咀嚼は、標準的なチューインガム又は風船ガムのそれとは異なる。咀嚼後に、咀嚼が、従来のチューインガム又は風船ガムのより柔らかな咀嚼へと変化する。
【0024】
本発明の態様は、外部柔軟シェルと内部チューインガムコアで異なる香味料を用いて、噛んだときの香味の変化を提供することである。例えば、1つの例としては、柔軟シェルでバニラ風味を提供し、チューインガム内部コアでオレンジの風味を提供することができると考えられる。したがって、咀嚼したときに香味の変化を有する菓子組成物を提供することは本発明の目的である。もちろん、両方の成分において同じ香味を用いて、噛んでいる間に持続的な香味知覚を提供することができると考えられる。
【0025】
本発明の別の態様では、上記組成物によって提供される香味が長く持続する。咀嚼中の質感の変化を通じて、噛みでのある柔軟なヌガー様成分の初期の知覚から、チューインガムの食感まで、持続した香味が提供される。したがって、持続した香味効果を有する菓子組成物を提供することは、本発明の目的である。
【0026】
本発明の製品は、外部柔軟菓子類シェルと、内部チューインガムコアとを含み、柔軟な外部シェルは、菓子製品の重量を基準として約30重量% − 約70重量%であることができる。用いられる量は、なかんずく、組成物において同時にある量のヌガーを用いずに適当なヌガー様初期咀嚼を提供する望ましいバランスにしたがって、当業者によって容易に決定することができ、その場合、ヌガーの脂肪含有率が低いと、チューインガムベースに悪影響を及ぼすことがある。この目的を達成するために、咀嚼可能な菓子組成物の総重量を基準として約45%−55%の量で存在する柔軟菓子類を有していることが好ましい。
【0027】
チューインガムコアは、任意の公知のチューインガムであることができる。それは、標準的なガム又は風船ガムであることができる。本発明の実施では、ガム成分として、風船ガムを用いることが好ましい。
【0028】
チューインガムは、チューインガムの重量を基準として5重量% − 75重量%のベース含有率を有することができる。より多量のガムベースを有するガムを用いることが好ましい。より多量のガムベースによって、十分なチューインガム感覚を提供するのに適当な、またその結果として起こる可溶性の又は抽出可能な菓子類成分を噛み出すのに適当なある量の食塊(bolus)が提供される。本発明の実施では、チューインガムの重量を基準として好ましくは25 − 65重量%、最も好ましくは35 − 55重量%の量でベースを用いる。ガムコアにおいてより多量のガムベースを用いると、柔軟菓子類中に脂肪を有するそれらの態様にとって特に有利である。
【0029】
本発明の菓子類は、チューインガムコアとヌガー外部シェルとを有する咀嚼可能な菓子類を同心円状に形成するために用いることができる任意の方法によって作ることができる。前記の方法は、バッチローラータイプ法又は同時押出法であることができる。好ましくは、同時押出法である。また、押出中に、外部柔軟菓子類シェルが内部チューインガム中心を取り囲むロープとして菓子類を作ることも好ましい。次に、ロープを切断して、ガム中心を取り囲んでいるシェルの形状を示している所望のサイズの一片を提供することができる。そのロープを同様に切り詰めて、枕様製品を提供することができる。
【0030】
例えばヌガーのような柔軟菓子類は、ホイッピング剤を添加することによって安定化させた、空気を含ませ高温で沸騰させたシロップ含有脂肪である。ヌガーの製造を調節して、長く食べられ、噛みでのある、ザラザラしていない製品と、短時間しか食べていることができず、柔らかくて、微細にザラザラしている製品との間で変化させることができる質感の範囲を与えることができる。ヌガーの質感は:(1)砂糖シロップを転化させるための、砂糖 対 スクロースシロップの割合;(2)ヌガーベースの最終水分含有率;(3)液相 対 固相の割合;(4)用いるホイッピング剤のタイプ;(5)空気を含ませる程度;及び(6)添加の量及びタイプによって影響される。ヌガー菓子類の組成及び調製に関する一般的な議論は、B.W.Minifie, CHOCOLATE, COCOA AND CONFECTIONERY:Science and Technology, 2nd Edition, AVI Publishing Co., Inc., Westport, Conn. (1980)p.424-425 において見出すことができる。
【0031】
沸騰させたシロップと組み合わせられるフラッペをまず最初に作るために、ホイッピング剤は、通常、シロップ成分から分離して処理される。ホイッピング剤は、例えばゼラチン、寒天、卵アルブミン、アラビアゴム、デキストリン、ペクチンのような材料、例えばカゼインのような乳タンパク質、及び例えば大豆タンパク質のような植物性タンパク質などから選択される。これらの材料のある種のもの、特にゼラチン、寒天及びペクチンは、ゲル化剤である。選択されたホイッピング剤のタイプ及びフラッペの空気含有度は、ヌガーの質感に影響を与えることができる。これらの薬剤は、一般的に、甘味料溶液、通常はコーンシロップと組み合わせて用いられ、フラッペを作る。ホイッピング剤は、フラッペの重量を基準として約1重量% − 約15重量%の量で存在し、それに対して、フラッペの重量を基準として約70重量% − 約96重量%の量で甘味料溶液が加えられる。フラッペは、一般的には、例えば高速の泡立てブレード(whisk blade)を有する遊星形ミキサーのようなミキサーにおいて調製される。次に、沸騰させたシロップを、より低い速度において加えることができる。フラッペの密度は、0.3 − 1.0g/mlである。
【0032】
コーンシロップは、フラッペにおける甘味料として用いるために最もしばしば選択されるが、コーンシロップの代わりに、全部又は部分的に、他の甘味料を用いることができる。それらの甘味料は、例えばキシロース、リボース、グルコース(デキストロース)、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、スクロース(砂糖)、マルトース、転化糖(スクロースから誘導されたフルクトースとグルコースとの混合物)、デキストリン、マルトデキストリン、水素化澱粉水解物(hydrogenated starch hydrolysates)、水素化ヘキソース、ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、グリシルリジン(glycrrhizin)のような単糖類、二糖類及び多糖類、例えばソルビトール、キシリチオール、マニトールのような糖アルコールなど、及びそれらの混合物のような水溶性甘味料から選択することができる。
【0033】
フラッペ成分と比較すると、高温で沸騰させたシロップ、すなわちボブシロップ(bob syrup)は、比較的粘性で、より高密度であり、また実質的な量の砂糖成分をしばしば含む。ボブシロップは、通常、ボブシロップの重量を基準として、スクロースを約50重量% − 約80重量%;コーンシロップを約15重量%− 約40重量%;及び残留水分を約5重量% − 約10重量%含む。本発明の実施では、スクロース 対 コーシロップの比は高い方がボブシロップには好ましい。前記シロップは、通常、例えば真空がま(vacuum cooker)のようなキャンディーがまの中で、120℃を超える温度まで加熱されて、水が除去され、溶融キャンディーを形成する。
【0034】
ボブシロップ及びフラッペは、例えば遊星形ミキサーのようなミキサーの中で組み合わされる。一般的に、前記組成物は、ヌガーの重量を基準としてフラッペを約1.0重量% − 約30重量%及びボブシロップを約50重量% − 約90重量%から成っている。それぞれの割合は、とりわけ、フラッペ、ボブシロップと完成組成物との間のヌガー組成物の分配に非常に左右され、かなり変化させることができる。伝統的には、最終ヌガー組成物は、撹拌しながら、フラッペに対してボブシロップを添加することによって調製され、更にまた、撹拌しながら、例えば香味料、脂肪及び油、着色料、追加の甘味料などのような更なる成分を添加して、65℃ − 120℃の温度で均一になるまで混合される。本発明の実施においては、フラッペ成分を添加する前に、ボブシロップを加熱したときに悪影響を受けない成分を加え、ボブシロップと共に加熱することができる。
【0035】
本発明の柔軟菓子類の調製のための別法は、ホイップされたフラッペ成分の形成は必要ではない。この方法は、堅い質感が望ましい場合に好ましい。例えば、ゼラチンのみを用いる場合、十分な量の水の中でゼラチンを溶解し、次に従来の伝統的な空気を含ませる工程を行わずに、調理されたボブシロップに対して前記溶液を加えることが好ましい。成分を混合した後、且つ固める前に、前記組成物を、最大2分間までの短時間、引張工程によって処理することもできる。シロップと混合する前に、フラッペを迅速に撹拌する方法にとっては、追加の工程が好ましい。
【0036】
本発明の好ましい態様では、脂肪又は油を用いないので、脂肪無含有ヌガー様成分が提供される。しかしながら、本発明のヌガー様成分は、前記成分の重量を基準として約7重量%以下の量で、脂肪及び油を含むことができる。適当な脂肪及び油としては、分別脂肪(fractionated fat)及び水素化された、部分的に水素化された且つ不飽和の油、例えばココナッツ油、パーム油、パーム種油(palmkernel oil)、綿実油、サフラワー油、ひまわり油、大豆油及びコーン油、及びそれらの混合物が挙げられる。用語「脂肪」及び「油」は互換的に用いているが、当業者によって理解されるような違いがあることがある。「脂肪」は、一般的に、上記した群の固体形態に関する用語であり、「油」は液体形態に関する用語である。
【0037】
本発明で用いることができる着色料としては、ヌガーキャンディーベースの中に混和され、且つ1重量%以下の量で前記ベースの中に混和することができる二酸化チタンのような顔料(pigment)が挙げられる。また、着色料としては、食品、薬剤及び化粧品の用途に適当であり、F.D.& C. 染料及びレーキとして知られている他の染料が挙げられる。前記用途において許容可能な材料は、好ましくは水溶性である。すべての F.D.& C. 着色料及びそれらの対応化学構造に関する完全に詳細な説明は、Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology, 3ndEdition, vol.5, p.857-884 に見出すことができる。
【0038】
最終製品のための硬化をより短縮するために、起晶化合物(graining compound)を、ヌガーにおいて用いることができる。起晶化合物は、粉砂糖又はフォンダン、スクロース、ソルビトール、マニトール、キシリトール、ガラクチトール、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、ラクトース、市販のインスタントフォンダンパウダー、及びそれらの混合物から成る群より選択される。好ましくは、フォンダンを用いる。起晶化合物は、用いるときには、ヌガーの重量を基準として約0.5重量% − 約5.0重量%の量で存在する。
【0039】
香味料は、菓子類中に添加することができる。用いることができる香味料(調味料)としては、例えば天然の及び人工の香味料のような当業者に公知の香味料が挙げられる。これらの香味料は、合成香油及び香味芳香族(flavoring aromatics)、及び/又は油、含油樹脂、及び植物、葉、花、果実から得られる抽出物、及びそれらの組み合わせから選択することができる。香味料の非限定的な例としては、(A)香油、例えばスペアミント、シナモン、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント(メントール)、丁香、月桂樹、アニス、ユーカリの木、タイム、シーダーの葉、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、メース、扁桃油、及びカシア油;(B)人工の、天然の及び合成の果物香味料、例えばバニラ;レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツを含むシトラス油;及びリンゴ、西洋梨、桃、グレープ、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコットなどを含む果実エッセンス;(C)アルデヒド及びエステル、例えばアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、桂皮アルデヒド、シトラール、ネラール、デカナール、エチルバニリン、ヘリオトロープ、ピペロナール、バニリン、アルファ・アミル桂皮アルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、シトロネラル、デカナール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホルメート、アルデヒドC−8、アルデヒドC−9、アルデヒドC−12、2−エチルブチルアルデヒド、ヘキセナール、トリルアルデヒド、ベラトリンアルデヒド(veratraldehyde)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、2,6−ジメチルオクタナール、2−ドデセナール、p−メチルアニソールなどが挙げられる。National Academy of Sciences による Chemicals Used in Food Processing、出版 1274、p.63-258 に記載されているような一般的に任意の香味料又は食品添加物を用いることができる。
【0040】
通常用いられる香味料としては、ミント、例えばスペアミント及びペパーミント(メントール)、バニラ及び人工バニラ、シナモン誘導体、チョコレート及び人工チョコレート、イナゴマメ、粉末蜂蜜、粉末ココア、チョコレート酒及び様々な果実香味料が挙げられ、それらは単独で又は混合物として用いられる。
【0041】
用いられる香味料の量は、通常は、望ましい香味のタイプ、個々の香味、ヌガーベース及び濃度のような因子にかかわる選択の問題である。したがって、香味料の量は、最終製品において所望の結果を得るために変化させることができる。前記の変化は、不適当な実験をしなくても、当業者の能力に基づいて行うことができる。一般的には、ヌガーキャンディーは、約0.1重量% − 約5.0重量%の量で用いることができる。
【0042】
また、ヌガーは、酸味料、例えばリンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸及びそれらの混合物の有効量を含むこともできる。ヌガーにおいて、増量剤、例えばポリデキストロース、マルトデキストリン、セルロースなどを用いることもできる。
【0043】
また、本発明は、チューインガム成分も含む。チューインガム成分は、従来の砂糖含有又は砂糖無含有のチューインガム又は風船ガムであることができ、好ましいガム成分は砂糖含有風船ガムである。
【0044】
チューインガムは、伝統的に、水不溶性ベース部分と、香味料、甘味料及び着色料を含む水溶性部分とから成っていると考えられている。ガムのガムベース部分は、最終製品に咀嚼特性を付与する咀嚼に適した物質である。ガムベース部分は、香味料及び甘味料の放出断面(release profile)を規定し、ガム製品において重要な役割を担う。香味料、甘味料及び着色料は、チューインガムの知覚に対してアピールする面を提供するものであると考えることができる。
【0045】
本発明にしたがうチューインガムは、当業において公知の任意のガムベース組成物から作ることができ、従来のチューインガム及び風船ガムで用いられているガムベースを含む。ガムベースは、典型的には、ポリマー材料を含み、またエラストマー、樹脂、ポリビニルアセテート、蝋、脂肪、油、乳化剤、充填剤及び酸化防止剤を含むことができる。
【0046】
エラストマーは、ベースに対して咀嚼、弾力又は反発力を与え、最終チューインガムにおける風船及び香味放出を調節する。エラストマーは、当業において公知の任意の水不溶性ポリマーであることができる。エラストマーとしては、スチレンブタジエンコポリマー(SBR)及び非SBRタイプ、天然及び合成のものが挙げられる。天然のエラストマーとしては、非限定的な例として、ゴム、例えばゴムラテックス(天然ゴム)及びグアユールゴム、及びガム、例えばチクル、ジェルトン、バラタ、グッタペルカ、レチカプシ(lechi capsi)、 ソーバ(sorva)、クラウンガム、ニスペロ、ロシディンハ(rosidinha)、ペリロ、ニガーグッタ、トーノウ(tunu)、グッタケイ、ペンデア(pendare)、レチェデバカ(leche de vaca)、チクイブル(chiquibul)、クラウンガムなど、及びそれらの混合物が挙げられる。合成エラストマーとしては、非限定的な例として、ポリイソブチレン、イソブチレン・イソプレンコポリマー(ブチルゴム)、ポリエチレン、ポリブタジエン、スチレン・ブタジエンコポリマー、ポリイソプレンなど、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0047】
ガムベース組成物で用いられるエラストマー(ゴム)の量は、例えば用いられるガムベースのタイプ(接着剤又は従来のもの、風船又は標準)、望まれるガムベース組成物のコンシステンシー、及び最終チューインガム製品を作るための組成物で用いられる他の成分のような様々な因子にしたがって大きく変わる。一般的に、エラストマーは、ガムベースの総重量を基準として約15重量% − 約60重量%、好ましくは約25重量% − 約30重量%の量でガムベース組成物中に存在する。
【0048】
エラストマー溶剤は、エラストマー成分を軟化又は可塑化させるのを助ける。そのようにすることで、エラストマー溶剤は、咀嚼に対して嵩高さを提供する。
【0049】
エラストマー溶剤としては、限定するものではないが、天然ロジンエステル、及び例えばテルペンの合成誘導体が挙げられる。本発明で用いるのに適当なエラストマー溶剤の例としては、トールオイルロジンエステル;部分的に水素化されたウッドロジン及びガムロジン;ウッドロジン及びガムロジンのグリセロールエステル、部分的に水素化されたウッドロジン/ガムロジン、部分的に二量体化されたウッドロジン及びガムロジン、重合されたウッドロジン及びガムロジン、及びトールオイルロジン;ウッドロジンの脱臭されたグリセロールエステル;ウッドロジン及びガムロジンのペンタエリトルトールエステル;部分的に水素化されたウッドロジン及びガムロジン;部分的に水素化されたウッドロジンのメチルエステル;ロジンのメチルエステル、グリセロールエステル及びペンタエリトルトールエステル、及び例えば水素化された、二量体化された及び重合されたロジンのような改質ロジン;例えばアルファ・ピネン又はベータ・ピネンのポリマーのようなテルペン樹脂、テルペン炭化水素樹脂;ポリテルペン;など、及びそれらの混合物が挙げられる。エラストマー溶剤は、ガムベース組成物の重量を基準として約2重量% − 約40重量%、好ましくは約7重量% − 約15重量%の量で、ガムベース組成物において用いることができる。
【0050】
ポリビニルアセテートは、ガムベースに対して伸び又は弾性を提供する。また、ポリビニルアセテートは、咀嚼嵩高さ(chew bulkiness)、軟らかさ及び風船、親水性及び香味放出に対しても影響を及ぼす。
【0051】
ガムベース組成物中に存在する異なる分子量のポリビニルアセテートの量は、例えば結合性(integrity)、軟らかさ、咀嚼嵩高さ、被膜形成能、親水性、及び香味放出のような所望の咀嚼特性を有する最終チューインガムを提供するのに有効であるべきである。ガムベース組成物で用いられるポリビニルアセテートの総量は、通常は、ガムベース組成物の総重量を基準として約45重量% − 約92重量%である。ビニルポリマーは、約2000 − 約95,000の範囲の分子量を有することができる。
【0052】
典型的には、低分子量ポリビニルアセテートは、約2,000 − 約14,000の重量平均分子量を有する。中分子量ポリビニルアセテートは、典型的には、約15,000 − 約55,000の重量平均分子量を有する。高分子量ポリビニルアセテートは、典型的には、約55,000 − 約95,000の重量平均分子量を有するが、500,000程度であることができる。
【0053】
蝋、脂肪/油は、エラストマー混合物を可塑化し、ガムベースの弾性を向上させる。蝋は、軟らかな又はしっかりした噛み具合を提供し、香味放出に影響を与え、またガムベースに対して嵩高さ及び滑らかさを提供することができる。脂肪及び油は、軟らかい噛み心地を提供する。脂肪、油及び蝋は、単独又は組み合わせて用いることができるか、又はガムベースは蝋無含有ガムベースであることができる。
【0054】
用いられるとき、蝋は、無機起源、動物起源、植物起源又は合成起源(synthetic origin)であることができる。鉱蝋の非限定的な例としては、例えばパラフィン及び微結晶蝋のような石油蝋、動物性蝋としては蜜蝋、植物性蝋としてはブラジルロウヤシ、キャンデリア(candellila)、米糠、アフリカハネガヤ、亜麻及びサトウキビ、及び合成蝋としてはフィッシャー・トロプシュ合成によって製造された合成蝋、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0055】
ガム組成物において用いることができる適当なオイル及び脂肪としては、水素化された又は部分的に水素化された植物性脂肪又は動物性脂肪、例えば綿実油、大豆油、ココナッツ油、パーム種油、牛脂、水素化牛脂、ラード、ココアバター、ラノリンなど;脂肪酸、例えばパルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、カプロン酸、カプリル酸、デカン酸又はエステル、及びステアリン酸ナトリウム及びステアリン酸カリウムのような塩が挙げられる。
【0056】
用いられるとき、これらの成分は、一般的に、ガム組成物の重量を基準として約7重量%以下、好ましくは約3.5重量%以下の量で存在する。
【0057】
軟化剤として好ましいのは、水素化植物性油であり、単独又は組み合わせて用いることができる大豆油及び綿実油が挙げられる。これらの軟化剤は、申し分のない質感と軟らかい咀嚼特性とを有するガムベース組成物を提供する。これらの軟化剤は、一般的に、ガムベース組成物の重量を基準として約5重量% − 約14重量%の量で用いられる。
【0058】
乳化剤は、単一の安定な系へのガムベース組成物の不混和成分が分散するのを助ける。乳化剤は、ガムベースに対して親水性を提供し、樹脂及びポリビニルアセテートの可塑化を助ける。また、それらは、前記ベースの軟らかさ及び風船特性(bubble character)にも影響を与える。典型的な乳化剤としては、アセチル化モノグリセリド、グリセリルモノステアレート、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピレングリコールモノステアレート、レシチン、トリアセチン、グリセロールトリアセテートなど、及びそれらの混合物が挙げられる。好ましい乳化剤はグリセリルモノステアレート及びアセチル化モノグリセリドである。これらは、可塑剤として働く。乳化剤は、ガムベース組成物の重量を基準として約2重量% − 約15重量%、好ましくは約7重量% − 約11重量%の量で用いることができる。
【0059】
脂肪、油、蝋、乳化剤及びある種の砂糖増量剤は、しばしば、一緒に分類され、軟化剤と呼ばれる。これらの成分は低分子量であることから、軟化剤は、ガムベースの基礎構造に浸透して、可塑性にし且つ粘度を低下させることができる。有用な可塑剤及び軟化剤としては、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、例えば非水素化綿実油、水素化植物油、石油蝋、ソルビタンモノステアレート、牛脂のような完全に不飽和の植物油など、及びそれらの混合物が挙げられ、また高フルクトースコーンシロップ、コーンシロップ、ソルビトール溶液、水素化澱粉水解物など、及びそれらの混合物も挙げられる。
【0060】
好ましい軟化剤は、無水グリセリン、例えば市販のアメリカ合衆国薬局方(USP)グレードのものである。グリセリンは、甘くて暖かな味のシロップ状液体であり、蔗糖の約60%の甘さを有する。グリセリンは吸湿性であるから、無水グリセリンは、チューインガム組成物の調製中には、無水条件下に保つことが重要である。
【0061】
存在する軟化剤の量は、所望の咀嚼嵩高さ及び軟らかさを有する完成チューインガムを提供するのに有効な量であるべきである。軟化剤として用いるとき、これらの材料は、一般的に、ガムベース組成物の重量を基準として約25重量%以下、好ましくは約1重量% − 約17重量%の量で、ガムベース組成物において用いられる。
【0062】
ガムベースは、更にある種の界面活性剤を含むことができる。適当な界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノレアート(monoleate)、 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリエチレン(4)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノラウレートなどが挙げられる。存在する界面活性剤の量は、所望の軟らかさを有する完成チューインガムを提供するのに有効な量であるべきである。典型的には、界面活性剤は、ガムベースの総重量を基準として約0.5重量% − 約3.0重量%の量で、前記ベースにおいて用いられる。
【0063】
また、本発明のガムベース組成物は、時には増量剤と呼ばれる充填剤の有効量を含むこともできる。これらの材料は、堅さ及び嵩高さを付加し、チューインガムの質感及び香味放出に影響を与える。有用な充填剤としては、有機化合物及び無機化合物(無機補助剤)、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、重質炭酸カルシウム、珪酸マグネシウム、燐酸カルシウム、セルロースポリマー、クレー、アルミナ、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、タルク、燐酸トリカルシウム、燐酸ジカルシウムなど、及びそれらの混合物が挙げられる。これらの充填剤又は補助剤は、様々な量で、ガムベース組成物において用いることができる。存在する充填剤の量は、所望の香味放出及び結合性を有する完成チューインガムを提供するのに有効であるべきである。典型的には、充填剤は、ガムベース組成物の重量を基準として約1重量% − 約40重量%、好ましくは約5重量% − 約20重量%の量で、ガムベース組成物において用いられる。
【0064】
また、ガムベースは、向上した安定性を提供するために、異味を減らすために、及びより長い保存寿命を提供するために、酸化防止剤を含むこともできる。酸化防止剤の典型的な非限定的例は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピルである。それらの混合物も用いることができる。
【0065】
チューインガム技術に熟達した当業者に知られている従来の他のチューインガム添加剤を、本発明のガムベース組成物で用いることもできる。
【0066】
ガムベース成分が混合される方法は重要ではなく、当業者に公知の標準的な技術及び装置を用いて行われ、伝統的な回分法又は任意の押出タイプ法であることができる。典型的な方法では、エラストマーを、エラストマー溶剤及び/又は可塑剤及び/又は乳化剤と混合し、通常は1 − 30分間撹拌する。配合が完了したら、ポリビニルアセテート成分を前記混合物に加える。高分子量ポリビニルアセテートを最初に加えて配合し、その後に媒体、次に低分子量ポリビニルアセテートを加えることが好ましい。この方法では、エラストマー中にポリビニルアセテートの独立ポケット(isolated pockets)が生ずることもなく、均一な配合を達成することができる。次に充填剤をポリビニルアセテート中に配合する。均一な素材が得られるまで混合しながら、徐々に又は段階的に、残りの配合成分を大量に加えることができる。前記の方法は、30分間 − 4時間、伝統的な回分法で行うことができる。最終素材温度は、60℃ − 150℃の範囲で変化することができる。最終の均一な素材をミキサーから放出し、冷却し、次にそのガムベース組成物をチューインガム組成物中に混和させる。
【0067】
チューインガム組成物で用いられるガムベースの量は、例えば所望の製品のタイプ、用いられるガムベースのタイプ、所望のコンシステンシー、及び最終チューインガム製品を作るのに用いられる他の成分のような因子にしたがって変化する。一般的に、ベースは、製品の重量を基準として5 − 75重量%の量で、最終チューインガム製品中に含ませることができる。本発明に関しては、好ましくは20 − 60重量%、最も好ましくは30 − 50重量%の量でベースを用いる。
【0068】
いったん調製したら、ガムベースを配合して、広範囲の様々なチューインガム組成物を調製することができる。
【0069】
本発明によるチューインガム組成物は、少なくとも1種類の甘味料の有効量を含むことができる。甘味料は、糖アルコール(前記のものは増量剤としても働くことができる)、又は強力甘味料、又はそれらの混合物を含むことができる。
【0070】
チューインガム組成物は、一般的に、ガムベースの製造で説明した充填剤に加えて、水溶性であることができる増量剤/結合剤(キャリヤー、エキステンダー)を含む。甘味料強度の範囲を有する砂糖及び糖アルコール甘味料は、増量剤としても働く。例えば、シュガーレスガム組成物では、例えばソルビトール又は他の糖アルコールのような甘味料も増量剤として働くことができる。
【0071】
適当な砂糖としては、上記したようなヌガー様菓子類で用いるために提供される砂糖、すなわち単糖類、二糖類及び多糖類、例えばキシロース、リブロース、グルコース(デキストロース)、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、スクロース(砂糖)、マルトース、転化糖、部分的に加水分解された澱粉及びコーンシロップ固体、及びそれらの混合物が挙げられる。チューインガム組成物がシュガーガムであるとき、スクロースとコーンシロップ固体との混合物は、好ましい砂糖増量剤である。
【0072】
適当な糖アルコール増量剤としては、ソルビトール、キシリトール、マニトール、ガラクチトール、マルチトール、イソマルト(Suddeutsche Zucker によって PALATINIT(登録商標)という商品名で製造されているアルファ−D−グルコピラノシル−1,6−マニトールとアルファ−D−グルコピラノシル−1,6−ソルビトールとのラセミ混合物)、及びそれらの混合物が挙げられる。他の増量剤は、マルトデキストリン;水素化澱粉水解物;水素化ヘキソース;水素化二糖類;など、及びそれらの混合物である。
【0073】
上記の増量剤又は甘味料は、ガムベース組成物の総重量を基準として約17重量% − 約90重量%、好ましくは約25重量% − 約65重量%の量で用いることができる。
【0074】
また、チューインガム組成物は、甘みの強い甘味料(sweetening agent, sweetener)を含むこともできる。高強度甘味料は、スクロースに比べて実質的に強い甘み強度を有する。
【0075】
適当な強い甘味料の例としては、(A)水溶性で自然に生じる強い甘味料、例えばジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、グリシリジン、ジヒドロフラベノール、及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド、例えば米国特許第4,619,834号で開示されているもの;(B)例えばナトリウム又はカルシウムのサッカリン塩のような可溶性サッカリン塩、シクラミン酸塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム塩、アンモニウム塩又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfam-K)、サッカリンの遊離酸形態など、及びそれらの混合物を含む水溶性人工甘味料;(C)L−アスパラギン酸誘導甘味料を含むジペプチドベースの甘味料、例えば1−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(Aspartame)及び米国特許第3,492,131号に記載されている材料、L−アルファ−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミドハイドレート(Alitame)、L−アスパルチル−L−フェニル−グリセリン及びL−アスパルチル−N−2,5−ジヒドロフェニル−グリシン、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニンなど、及びそれらの混合物;(D)例えば通常の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えばクロロデオキシシュガー誘導体のような天然(naturally-occurring)の水溶性甘味料から誘導された水溶性の強い甘味料、例えば Sucralose(登録商標)という商品名で知られているクロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体;クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体としては、限定するものではないが:1−クロロ−1´−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−アルファ−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−ベータ−D−フルクト−フラノシド、又は4,1´−ジクロロ−4,1´−ジデオキシガラクトスクロース;1´,6´−ジクロロ−1´,6´−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1.6−ジクロロ−1.6−ジデオキシ−ベータ−D−フルクトフラノシド、又は4,1´,6´−トリクロロ−4,1´,6´−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−ベータ−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6´−トリクロロ−4,6,6´−トリデオキシガラクトスクロース;6,1´,6´−トリクロロ−6,1´,6´−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1.6−ジデオキシ−ベータ−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1´,6´−テトラクロロ−4,6,1´,6´−テトラデオキシガラクト−スクロース;及び4,6,1´,6´−テトラデオキシ−スクロース、及びそれらの混合物;及び(E)タンパク質ベースの強度甘味料、例えばタウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli)(タウマチンI及びII)が挙げられる。チューインガム組成物で用いられる甘味料の量は、特有のチューインガムのために選択された甘味料と共に変化する。上記の糖類甘味料及び糖アルコールは、通常は、チューインガム組成物の総重量を基準として約1重量% − 約70重量%、及び好ましくは約40重量% − 約50重量%の量で用いられる。上記の強度甘味料は、通常は、チューインガム組成物の総重量を基準として約1重量%以下、好ましくは約0.05重量% − 約0.4重量%の量で用いられる。
【0076】
また、チューインガム組成物は、天然香味料及び人工香味料を含む、当業者に公知の香味料から選択される香味料を含むこともできる。これらの香味料は、上記のヌガー様成分中に混和させるために提供される群から選択することができ、合成香油及び味付け芳香族及び/又は油、含油樹脂及び植物、葉、花、果実から誘導された抽出物など、及びそれらの組み合わせが挙げられる。これらの香味料は、液体又は固体で用いることができ、また単独又は混合物で用いることができる。香味料成分で用いることができる他の配合成分としては、酸、例えばクエン酸、酒石酸、マレイン酸及び同様な酸味料が挙げられる。
【0077】
香味料は、例えば噴霧乾燥形態、粉末形態、及びビーズ形態、及び封入形態、及びそれらの混合物のような自由な形態を含む、液体形態及び/又は乾燥形態で用いることができる。別法として、香味料は、例えばセルロース、澱粉、砂糖、マルトデキストリン、アラビアゴムなどのような水溶性材料上に吸収されることができるか又は封入されることができる。前記の乾燥形態を調製するための実際の技術は公知であり、本発明の一部を構成していない。
【0078】
本発明で用いられる香味料の量は、通常は、望ましい香味のタイプ、個々の香味、用いられるガムベース及び香味料濃度のような因子にかかわる選択の問題である。したがって、香味料の量は、最終製品において望まれる結果を得るために変化させることができる。したがって、香味料の量は、最終製品において所望の結果を得るために変化させることができ、前記の変化は、不適当な実験を行わずとも、当業者の能力に基づいて行うことができる。ガム組成物において、一般的には、香味料は、チューインガム組成物の重量を基準として約0.02重量% − 約5重量%の量で用いることができる。
【0079】
着色料は、所望の色を生じさせるのに有効な量で用いられる。これらの着色料は、ヌガー様成分中に混和させるために、上記した着色料の群から選択することができ、またガム組成物の重量を基準として約6重量%以下の量で混和することができる顔料を含むことができる。好ましい顔料、すなわち二酸化チタンは、ガム組成物の重量を基準として約2重量%以下の量で、好ましくは約1重量%未満の量であることができる。着色料としては、食品、薬剤及び化粧品用途に適する天然の食品着色料及び染料も挙げることができる。
【0080】
従来の他の添加剤をチューインガム組成物において用いることができる。用いることができる従来の他の添加剤の例としては、例えばメチルセルロース、アルギン酸塩、増粘剤、カラゲーニン、キサンゴム、ゼラチン、イナゴマメ、トラガカントゴム、及びイナゴマメのような増粘剤、例えばマレイン酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、及びそれらの混合物のような酸味料、例えば無機補助剤の範疇において上述したような充填剤が挙げられる。
【0081】
チューインガム組成物は、当業者に公知の標準的な技術及び装置を用いて調製することができる。本発明にしたがう有用な装置は、チューインガム製造技術で良く知られている混合及び加熱装置を含むので、特定の装置の選択は当業者には明らかである。
【0082】
上記の方法では、チューインガム組成物は、ガムベースを、最終の所望のチューインガム組成物の他の配合成分と混合することによって作る。例えば、ベースの物理的及び化学的構造に悪影響を与えずに、ベースを軟化させるのに十分に高い温度まで加熱する。用いられる最適温度は、用いられるガムベースの組成にしたがって変化させることができるが、前記の温度は、不適当な実験をしなくとも、当業者によって容易に決定される。次に、均一な素材が製造されるまで、ガム組成物の残りの配合成分、例えば増量剤、及び/又は充填剤、着色剤、高強度甘味料及び香味料を加えて混合する。その均一な素材を所望の形状に成形する。また、チューインガムは、例えば米国特許第5,045,325号で開示されているような連続法で製造することもできる。
【0083】
また、本発明は、本発明の咀嚼可能な菓子組成物を製造する方法も提供する。前記の菓子類は、柔軟な外部シェルと内部チューインガムコアとを有する製品を同心円状に作るために用いることができる任意の従来の製造方法によって調製することができる。1つの態様では、2本の同心円状に配置された送出管、すなわち内管及び外管を有する二重供給押出機(double feed extruder)を用いることができる。前記の同時押出機は、Bepex Hutt, Werner Pfeiderer, LeHara, APV Baker, Togum, Bosch から供給される。コアチューインガム材料は、押出機の内部送出管を通して供給することができ、シェル材料は、外部送出管を通して供給することができる。
【0084】
別の態様では、バッチローラーシステム、例えば Carle Montanari, Bosch などを用いる。このシステムは、一般的に、縦に配置されたローラーによって囲まれた内部送出管を含む。柔軟菓子類は、内部管の外表面領域に供給され、前記管の周囲にあるローラーによって引き取られ薄くされる。チューインガムは、中心管を通して押し出しされる。前記の加工によって、内部管の出口ノズルにおいて、菓子類シェルと、内部の押出しされたガムコアとから成るロープが形成される。前記ロープは、包装される前に、冷却され、適当な大きさに整えられ、所望の形状へと切断される。
【0085】
本発明を現在好ましいと考えられる態様に関して説明して来たが、本発明は、開示した態様に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明は、添付の特許請求の精神及び範囲の中に含まれる様々な改良及び等価なメカニズムを包含することを意図している。
【0086】
実施例
以下の実施例において、本発明の教示にしたがって調製された咀嚼可能な菓子組成物を提供する。
【0087】
実施例1 − 2
これらの実施例では、外部シェルとして脂肪無含有ヌガーを有する本発明の咀嚼可能な菓子組成物を説明する。実施例1は、(A)パイナップル香味シェルと、(B)オレンジ香味風船ガムコアとを有する同時押出しされた組成物である。実施例2は、(C)果実香味シェルと、(D)果実香味風船ガムとを有する同時押出しされた組成物である。
【0088】
【0089】
フラッペは水中にゼラチンを溶かすことによって調製した。アラビアゴム及びデキストリンを加え、その混合物を、Hobart ミキサー中で撹拌した。コーシロップを加え、その混合物を、約0.5g/mlの密度まで泡立てた。ボブシロップは、キャンディーがまの中で成分を組み合わせて、温度120℃まで加熱することによって調製した。ボブシロップ、フラッペ及び追加の配合成分は、Hobart ミキサーの中で撹拌しながら混合した。バッチを冷却し、ガムベースと共に同時押出しするために前記バッチを保持した。
【0090】
【0091】
風船ガム組成物は、反応がまを用いる回分法によって、本発明の態様にしたがって調製した。ヌガー様シェルを有する咀嚼可能な菓子製品を同時成形する前に、調製したガムをスラブ上に保持した。
【0092】
c.咀嚼可能な菓子組成物:1−2
ヌガー(A)を、ガム(C)と組み合わせて、実質例1の菓子類を調製した。ヌガー(B)をガム(D)と組み合わせて、実質例2の菓子類を作った。前記2種の菓子類を作るために以下の手順を行った。Bepex Hutt 同時押出機の外管に供給するために、柔軟菓子類をホッパーに供給した。同時押出機の内管に供給するために、チューインガムコア材料をホッパーに供給した。長方形の中心充填ノズルを用いて、約50/50重量比で、長方形の連続ロープの中に、ガム素材とヌガーとを同時押出した。前記のロープを適当な大きさに整え、切断し、包装した。
【0093】
2種類の咀嚼可能な菓子類を、二重キャンディー/ガム製品の質感及び味の良さについて評価した。双方とも、初期の咀嚼時に、堅い質感を有すると評価された。双方とも、咀嚼時に、申し分のない風船ガムとなる噛みでのあるキャンディーの質感を有すると評価された。消費者の一団は、咀嚼時の効果によって非常においしい製品を高く評価した。
【0094】
実施例3 − 6:
これらの実施例では、外部シェルとして低脂肪ヌガー様菓子類を有する本発明の咀嚼可能な菓子類を説明する。実施例3は、バナナ香味の風船ガムコア(I)と共にストロベリー香味のシェル(E)を有する組成物である。実施例4は、オレンジ香味の風船ガムコア(J)と共に、パインアップル香味のシェル(F)を有する組成物である。実施例5は、グレープ香味の風船ガムコア(K)と共に、チェリー香味のシェル(G)を有する組成物である。実施例6は、グレープ香味の風船ガムコア(L)と共に、ヨーグルト香味のシェル(H)を有する組成物である。
【0095】
【0096】
一般的な配合を用いて、4種類の味付けされた柔軟な菓子組成物を調製した。特有の香味を出すのに必要とされる香味料/酸味料/着色剤の量を得るために、ボブシロップ量を調節した。調製した香味及びボブシロップの対応量を以下に掲げる:
香味 ボブシロップ %
(E)ストロベリー 86.2
(F)パイナップル 85.7
(G)チェリー 86.1
(H)ヨーグルト 86.8
【0097】
実施例1−2で用いたのと同様な方法で調製した。バッチを冷却し、次にガムベースと共に同時押出しするために前記バッチを保持した。
【0098】
【0099】
風船ガム組成物は、実施例1 − 2で用いたのと同様な方法で調製した。調製したガムは、咀嚼可能な菓子製品を柔軟な菓子類と共に同時成形する前に、スラブ上に保持した。
【0100】
c.咀嚼可能な菓子組成物:3 − 6
実施例1 − 2で説明したのと同様な方法で、ヌガーシェルとチューインガムコアとを同時押出しすることによって、上記成分を組み合わせて、実施例3 − 6の4種類の咀嚼可能な菓子類を調製した。
【0101】
4種類の菓子類を、二重キャンディー/ガム製品の質感及び味の良さについて評価した。4種類すべてが、咀嚼すると風船ガムとなる噛みでのあるキャンディーの質感を有するものと評価された。香味は、噛んでいる間じゅう、強く知覚された。消費者の一団は、咀嚼時に、キャンディーからガムへと変化する効果を強く有する製品を高く評価した。当該菓子類は、キャンディーの噛みでのあるヌガー銘柄と同様な質感を有する菓子類であると評価された。
【0102】
実施例7
この実施例は、フラッペを生じさせることなく調製される本発明の咀嚼可能な菓子類の形成を説明する。ゼラチンを水中に溶かし、ボブ混合物に加えた。ヌガー形成では、ゼラチンもボブも泡立てなかった。冷却する前に、キャンディー素材に対して、特別の(extra)引張工程を適用した。
【0103】
【0104】
温度120℃以下のキャンディーがまの中で、成分を組み合わせ加熱することによって、ボブシロップを調製した。水中にゼラチンを溶かし、撹拌しながら、ボブシロップと組み合わせた。バッチを冷却し、次にガムベースと組み合わせるために保持した。
【0105】
【0106】
反応がまを用いて、回分法によって、本発明の態様にしたがって、風船ガム組成物を調製した。調製したガムを、咀嚼可能な菓子製品をヌガーシェルと共に同時押出しする前に、スラブ上に保持した。
【0107】
c,咀嚼可能な菓子組成物:7
パイナップル香味の柔軟菓子類を、オレンジクリーム香味のものと組み合わせて、咀嚼可能な菓子類を調製した。バッチローラーを用いて、咀嚼可能な菓子類を調製した。チューインガムをバッチローラーの内管に供給した。前記の柔軟な菓子類を、キャンディーを適当な大きさに整えるためのバッチローラーの内管の外表面領域に供給して、約50/50の重量比で、押出しされた前記ガム上にシェルを作った。更に、そのロープを、適当な大きさに整え、切断し、包装した。
【0108】
上記のようにして作られた咀嚼可能な菓子類を、質感及び香味に関する試験パネルによって評価した。咀嚼したとき、その質感が、かなり堅い、ヌガー様、次に風船ガムの柔らかい噛み心地へと変化して行くことを発見した。前記の製品によって、外側の堅いヌガー様質感から風船ガムの質感への明瞭な香味の変化が提供されることを発見した。
Claims (14)
- コアと柔軟な外部シェルとを有する咀嚼可能な菓子製品であって、前記コア及び前記外部シェルが異なる咀嚼質感を有し、該コアは軟らかな咀嚼感を有し、該外部シェルは堅くて短時間の結晶質の感触を有する製品であり:
a)前記コアが、チューインガムベース、甘味料、軟化剤及び香味料を含むチューインガム組成物を含み;そして
b)前記外部シェルが、ザラザラしたヌガー様菓子類を含んでなり、該ザラザラしたヌガー様菓子類が、甘味料、ホイッピング剤、及び前記ザラザラしたヌガー様菓子類の重量を基準として0〜7重量%の脂肪を有する
製品。 - 該ザラザラしたヌガー様菓子類の甘味料が、該ザラザラしたヌガー様菓子類の重量を基準として、1/1を超えるスクロース対コーシロップ比のスクロースとコーシロップとから構成されている請求項1記載の製品。
- 該ザラザラしたヌガー様菓子類が、重量基準で3/2〜4/1のスクロース対コーシロップ比を有する請求項2記載の製品。
- 該ザラザラしたヌガー様菓子類が、5.5%以下の脂肪含有率を有する請求項1記載の製品。
- 該ザラザラしたヌガー様菓子類が、0%の脂肪含有率を有する請求項4記載の製品。
- 該チューインガム組成物が、該ガムの重量を基準として25〜65重量%のベース含有率を有する請求項1記載の製品。
- 該チューインガム組成物が、該ガムの重量を基準として35〜55重量%のベース含有率を有する請求項6記載の製品。
- 該外部シェルが、該組成物の重量を基準として30〜70重量%である請求項1記載の製品。
- 該外部シェルが、該組成物の重量を基準として45〜55重量%である請求項8記載の製品。
- 該チューインガムが、風船ガムである請求項1記載の製品。
- 該外部シェル組成物が、香味料を更に含む請求項1記載の製品。
- 該コア組成物と該外部シェル組成物とが、異なる香味料を含む請求項11記載の製品。
- 該チューインガムベースが、エラストマー、エラストマー溶剤及び軟化剤から構成されている請求項1記載の製品。
- コアと柔軟な外部シェルとを有する咀嚼可能な菓子製品であって、前記コア及び前記外部シェルが異なる咀嚼質感を有し、該コアは軟らかな咀嚼感を有し、該外部シェルは堅くて短時間の結晶質の感触を有する製品の製造方法であって:
a)チューインガムベース、甘味料、軟化剤及び香味料を含むチューインガム組成物を含むコア組成物を提供する工程;
b)ザラザラしたヌガー様菓子類を含む柔軟な外部シェル組成物を提供する工程であって、該ザラザラしたヌガー様菓子類が、甘味料、ホイッピング剤、及び該ザラザラしたヌガー様菓子類の重量を基準として0〜7重量%の脂肪を有する工程;
(c)該コア組成物と該外部シェル組成物とから成る複合ロープを同心円状に作るためのシステムを提供する工程;及び
(d)該複合ロープを切断して該咀嚼可能な菓子組成物を作る工程
を含んでなる方法。
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