JP3224809B2 - 低カロリーチユーインガム組成物およびその製法 - Google Patents

低カロリーチユーインガム組成物およびその製法

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JP3224809B2 JP17769190A JP17769190A JP3224809B2 JP 3224809 B2 JP3224809 B2 JP 3224809B2 JP 17769190 A JP17769190 A JP 17769190A JP 17769190 A JP17769190 A JP 17769190A JP 3224809 B2 JP3224809 B2 JP 3224809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術的分野〕 本発明は増強された親水性を有するガムベースを含有
する低カロリーチューインガム組成物に関する。1つの
実施態様において、本発明は無水担体中増強された親水
性を有するガムベースおよび唾液促進親水性重合体より
なる唾液促進チューインガム組成物に関する。別の実施
態様において、本発明は外殻が増強された親水性を有す
るガムベースよりなるような、センター充填チューイン
ガムに関する。更に別の実施態様において、本発明はセ
ンター部分が増強された親水性を有するガムベースより
なるような、菓子コーティングチューインガムに関す
る。更に別の実施態様においては、本発明は、唾液促進
センター充填チューインガムおよび唾液促進菓子コーテ
ィングチューインガムに関する。進歩したチューインガ
ム組成物は広範囲の種類の低カロリーガム製品の調製に
使用してよい。本発明はまた、進歩した低カロリーチュ
ーインガム組成物を調製する方法にも関する。
〔従来の技術〕
チューインガム組成物は典型的には、水溶性の咀嚼可
能なガムベース、増量剤および、甘味剤およびフレーバ
ー剤のようなその他の添加物を含有している。通常は、
ガムベースはガムのコンシステンシーおよびテスクチャ
ーを改善するための可塑剤または軟化剤も含有してい
る。増量剤は一般的に水溶性の甘味料、例えばスクロー
スまたはコーンシロップ、あるいは、シュガーレスガム
の場合はソルビトールおよびマンニトールを人工甘味料
とともに含有している。
低カロリーチューインガム組成物は当該分野でよく知
られている。低カロリーチューインガムは一般的に水不
溶性ガムベース約25重量%、増量剤(充填剤またはテス
クチャー調整剤)約40〜約90重量%、水溶性フレーバー
剤および水溶性甘味剤、例えば砂糖入りガムの場合はス
クロースおよびコーンシロップ、そして、シュガーレス
ガムの場合はソルビトール、マンニトールおよび強力甘
味料を含有している。ガムベースはガムのコンシステン
シーおよびテスクチャーを改善するために可塑剤または
軟化剤も含有してよい。
低カロリーガムを調製する1つの方法は、可溶性砂糖
および糖アルコールの増量剤を低カロリーの代替品、例
えば不活性充填剤およびテスクチャー調整剤で置き換え
ることを包含する。この方法で調製されたガムが一般的
にテスクチャーが不良である理由は、砂糖および糖アル
コールの増量剤は甘味を付与するのみならず、ガムベー
スに非連続性を付与することにより軟質で好ましい口中
感をもたらすためである。
低カロリーガムを調製する別の方法は、高ガムベース
−低増量剤チューインガム組成物の使用を包含する。こ
の種のガムは一般的に、テクスチャーが不良であり、硬
質で堅固なゴム質の咀嚼感を有する。さらに、炭水化物
(増量剤)が唾液分泌を促進することから、これらの高
ベースガムは通常唾液形成を促進せず、ジューシーさを
示さない。
唾液促進チューインガム組成物は当該分野で知られて
いる。これらのガムは通常は、果実、野菜、植物および
牛乳等の天然産物より誘導された有機酸である唾液促進
剤を含有している。唾液形成を促進するためには、これ
らの酸は高濃度、一般的には約3重量%を超える濃度で
存在しなければならない。このような高濃度の酸により
知覚可能な酸味が発生するのである。
Perfetti等に発行され、Gum Base Co.,SPAに譲渡され
た米国特許4,698,223号は、ガムベース92〜99%、グリ
セロール4%迄、およびフレーバー剤3%迄よりなるノ
ーカロリーのチューインガム組成物を開示している。ガ
ムベースはエラストマー8〜15%、水添または部分水添
の動物性または植物性の油10〜30重量%、不活性無機充
填剤10〜39%、ポリ酢酸ビニル8〜25%、脂肪酸グリセ
リド4〜9%、樹脂15〜25%、天然ゴム2〜6%、ワッ
クス4〜12%および抗酸化剤0.05%までを含有してい
る。
Ream等に発行され、Wm.Weigley Jr.Companyに譲渡さ
れた米国特許4,088,788号は、ガムベース、甘味剤、フ
レーバー剤および唾液分泌を促進するための有機酸少な
くとも3%とサッカリン少なくとも0.01〜0.3%との組
合せよりなる唾液促進チューインガム組成物を開示して
いる。
Ream等に発行され、Wm.Weigley Jr.Companyに譲渡さ
れた米国特許4,151,270号は、ガムベース、甘味剤、フ
レーバー剤および唾液分泌を促進するための有機酸少な
くとも3%とフラクトース少なくとも10%との組合せよ
りなる唾液促進チューインガム組成物を開示している。
Stroz等に発行され、Life Savers,Inc.,に譲渡された
米国特許4,241,091号は、ガムベース、ノーカロリー甘
味剤、フレーバー剤、水、濃厚化剤、充填剤、軟化剤お
よび滑剤よりなる非付着性チューインガム組成物を開示
している。濃厚化剤はカルボキシメチルセルロースナト
リウムであってよい。
Kehoe等に発行されLife Savers,Inc.,に譲渡された米
国特許4,252,830号は、高水準の不活性充填剤、軟化
剤、ノンカロリー甘味剤、およびフレーバー剤を含有す
るカロリーフリーのチューインガムベースを開示してい
る。ガムベースはカルボキシメチルセルロースナトリウ
ムであってよい可塑剤も含有してよい。
センター充填チューインガム組成物は当該分野で知ら
れている。一般的にこのようなガムはフレーバー剤、甘
味剤等のような種々の添加剤よりなる液体センター充填
物の入った内腔を封入したチューインガム組成物を有す
る外殻よりなる。
液体センターおよび固体の外殻の一体性を維持するこ
とは、センター充填チューインガム組成物の保存中にし
ばしば遭遇する問題点である。センター充填チューイン
ガム組成物の安定性に関わる1つの問題点は、保存によ
り液体センターが固体の外殻に吸収されたり、または移
行するため外殻がより軟質で液体センターの減少したガ
ム組成物になってしまう点である。センター充填チュー
インガム組成物の安定性に関わる第2の問題点は、保存
により環境の水分が外殻に吸収され外殻を軟化させる点
である。センター充填チューインガムの保存安定性を改
善するための試みは、液体センターの組成の変更および
水分含有量の最小化を行うことにより液体が外殻に移行
して吸収されるのを遅延させることに重点を置いてい
た。一般的に、液体センターの少量のみ(約20重量%ま
で)をセンター充填チューインガムに配合していた。
Graff等に発行され、Warner−Lambert Companyに譲渡
された米国特許3,894,154号は、センターの水分含有量
を低下させ、これにより、液体センターの粘性の増大を
遅延させるために、グリセリンのような水混和性湿潤剤
を含有する水性液体センターを有するセンター充填チュ
ーインガムを開示している。
Glass等に発行され、Warner−Lambert Companyに譲渡
された米国特許4,156,740号は、液体センター中の水を
結合させるためにカルボキシメチルセルロースのような
天然または合成のゴムを含有する水性液体センターを含
有するシュガーレスセンター充填チューインガムを開示
している。
Ogawa等に発行され、Lotte Co.,Ltd.,に譲渡された米
国特許4,157,402号は、フレーバー油および水を結合さ
せることにより、センターの分離および移行を抑制する
ために乳化剤を含有する水性液体センターを有するセン
ター充填チューインガムを開示している。
Friello等に発行され、Life Savers,Inc.,に譲渡され
た米国特許4,316,915号は、外殻への液体センターの移
行を遅延させるために実質的に全てグリセリン中にカル
ボキシメチルセルロースのような濃厚化剤を含有する液
体センターを有するセンター充填チューインガムを開示
している。
Cifrese等に発行され、Warner−Lambert Companyに譲
渡された米国特許4,466,983号は、水添澱粉加水分解
物、ソルビトール溶液、グリセリンおよび場合によりフ
レーバー剤の混合物を含有する液体センターを有し、液
体センターの水の総含有量が約5%以下であるような、
センター充填チューインガムを開示している。
菓子コーティングチューインガム組成物は当該分野で
知られている。一般的に、このようなコーティングされ
た、またはペレットのガムは菓子の外部コーティングで
被覆されたチューインガム組成物を有するセンター部分
またはコアよりなる。組成物のセンター部分または内部
は、通常は軟質のチューインガムであり、外部のコーテ
ィングは破砕し易い。センター部分および菓子コーティ
ングは砂糖入りまたはシュガーレスであってよい。一般
的に、外部コーティングを確実にチューインガムセンタ
ーに均質に付着するようにするには、チューインガムセ
ンター部分をコンディショニングした後にコーティング
を行なわなければならない。
チューインガム、特に菓子コーティングチューインガ
ムの一般的に知られている問題点は、ある種のガムにお
いて保存の間に水分を失い、これによりチューインガム
製品の弾性が消失し、脆くて砕け易い“劣化した”製品
となる傾向がある点である。他のガムでは、湿潤条件下
で水分を吸収し、軟質で粘着質になり、菓子コーティン
グでコーティングするのがより困難になる傾向がある。
伝統的な含有量でガムベースおよび増量剤を含有するガ
ムは、コーティング工程の間に発生する熱、湿度および
気流に曝露される。劣化しないガムは通常は水分を排除
するかまたはガムベース中に水分を捕獲するように処方
される。これらのガムは一般的に、ガムを軟化させる湿
潤剤を用いて調製される。これらの湿潤剤は吸湿性を有
する傾向にあり、ガムは保存により約30%迄の水分を吸
収し、これにより、ガム製品はその堅固さを失う。
Yang等に発行され、Warner−Lambert Companyに譲渡
された米国特許4,514,422号は、ガムベース、少なくと
も1つの糖アルコールおよびグリセリンの実質的に無水
の混合物よりなり、ガムベース組成物が2重量%以下の
水分を含有するような劣化に対する進歩した耐性を有す
るガム組成物を開示している。この発明に従って調製さ
れたガム製品は一般的に、より軟質であるが、約35%ま
での多大な量の水分を吸収する。
Carroll等に発行され、Nabisco Brands,Inc.,に譲渡
された米国特許4,753,806号は、ガムベース、甘味剤お
よび、水分含有量約4〜約12%の加熱処理された水添澱
粉加水分解物約10〜約30重量%を含有する軟質可撓性ガ
ム組成物を開示している。
Witzel等に発行されLife Savers,Inc.,に譲渡された
米国特許4,166,134号は、水性軟化剤をガムベースに配
合すること、甘味料をガムベース−軟化剤混合物に添加
混合すること、およびその後、湿潤剤を混合物に添加混
合することを特徴とするチューインガム組成物の可撓性
保持時間を進歩させる方法を開示している。水分はガム
ベース中に捕獲され、湿潤剤と分離されるため劣化を低
減できる。
Cherukuri等に発行されWarner−Lambert Companyに譲
渡された米国特許4,581,234号は、水分含有量約0.3%以
下のチューインガムよりなる、劣化への耐性の進歩した
チューインガム組成物を開示しているが、これにおいて
は、ガムは雰囲気の相対湿度より低い値の平衡相対湿度
値を有している。
Cherukuri等に発行されWarner−Lambert Companyに譲
渡された米国特許4,587,125号は、水分含有量約0.9%以
下のチューインガムよりなる、劣化への耐性の進歩した
チューインガム組成物を開示しているが、これにおいて
は、ガムは雰囲気の相対湿度より低い値の平衡相対湿度
値を有している。
Cherukuri等に発行されWarner−Lambert Companyに譲
渡された米国特許4,579,738号は、可食物質の微細空隙
中に吸着された軟質ガムベース、固体水溶性天然甘味剤
およびフレーバー剤よりなる、劣化への進歩した耐性を
有するガム組成物を開示している。湿潤剤およびその他
の水分含有成分は使用されておらず、ガム組成物は最終
組成物の約0.9重量%迄の水分含有量を有している。
上記した組成物は、進歩した品質を有する唾液促進チ
ューインガム、センター充填チューインガムおよび菓子
コーティングチューインガムを与えるが、上記組成物の
いずれも、全く満足の行くものではない。従って、ソフ
トな咀嚼感を有する底カロリー唾液促進チューインガ
ム、種々の液体センターとともに使用できるセンター充
填チューインガム、および種々の菓子コーティングとと
もに使用してよい菓子コーティングチューインガムを提
供することは商業的に有利なことである。本発明はこの
ような進歩した低カロリーチューインガムを提供する。
特に本発明は、充填剤および有機酸の含有量が高くない
ようなソフトな咀嚼感を有する低カロリー唾液促進チュ
ーインガム、広範囲の液体センター充填物とともに使用
してよく、また実質的に全ての水性液体センターを封入
できる進歩した外殻を有するセンター充填チューインガ
ムおよび増大した劣化への耐性および低減された水分吸
収性を有する進歩したセンターを有する菓子コーティン
グチューインガムを提供する。更に本発明は、進歩した
低カロリー唾液促進チューインガム、センター充填チュ
ーインガムおよび菓子コーティングチューインガム、お
よびそれらを使用してよい進歩したチューインガム製品
を調製する方法にも関する。
〔本発明の概要〕
本発明は、増強された親水性を有するガムベースを含
有する低カロリーチューインガム組成物に関する。1つ
の実施態様において、本発明は、(A)チューインガム
組成物の約40〜約75重量%の量で存在する増強された親
水性を有するガムベース、(B)チューインガム組成物
の約60重量%迄の量で存在する増量剤、(C)甘味剤有
効量、および(D)無水担体中少なくとも約1.5重量%
の量で存在する親水性重合体の均質な混合物よりなる低
カロリー唾液促進チューインガム組成物に関する。別の
実施態様において、本発明は外殻が増強された親水性を
有するガムベースよりなる、内腔および内腔内の液体セ
ンターを封入してなる外殻を有するセンター充填チュー
インガム組成物に関する。更に別の実施態様において、
本発明はセンター部分が増強された親水性を有する低カ
ロリーガムベースよりなる、センター部分およびセンタ
ー部分上の菓子コーティングを有する菓子コーティング
チューインガム組成物に関する。別の実施態様におい
て、本発明は低カロリー唾液促進センター充填チューイ
ンガムおよび低カロリー唾液促進菓子コーティングチュ
ーインガムに関する。
好ましい実施態様において増強された親水性を有する
ガムベースは、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%
の量で存在するエラストマー、(b)ガムベースの約10
〜約25重量%の量で存在する分子量約35,000〜約55,000
の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)ガムベースの
約4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モノグリ
セリド、(d)ガムベースの約6〜約10重量%の量で存
在する融点約60℃未満のワックス、および(e)ガムベ
ースの総量をガムベースを基にして100重量%とするよ
うな量で存在するエラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、
充填剤およびこれらの混合物よりなる群から選択される
物質よりなる。
第1図は実施例1〜3のチューインガム組成物のジュ
ーシーさの強度を、時間対1〜100の尺度で示したグラ
フである。
第2図は27℃、80%RHにおける実施例4〜5(対照
群)および実施例6〜10(被験試料)のチューインガム
組成物の水分吸収性を、保存の週数対吸収された水分の
重量%で示したグラフである。
第3図は、27℃、80%RHにおける、実施例15(対照
群)および実施例16〜17(被験試料)のチューインガム
組成物の水分吸収性を、保存の週数対吸収された水分の
重量%で示したグラフである。
第4図は、実施例15(対照群)および実施例16〜17
(被験試料)のチューインガム組成物の相対硬度対23
℃、相対湿度23%での保存時間を示したグラフである。
〔本発明の詳細な記載〕
本発明は、増強された親水性を有するガムベースを含
有する低カロリーチューインガム組成物に関する。1つ
の実施態様において、本発明は、(A)チューインガム
組成物の約40〜約75重量%の量で存在する増強された親
水性を有するガムベース、(B)チューインガム組成物
の約60重量%迄の量で存在する増量剤、(C)甘味剤有
効量、および(D)無水担体中少なくとも約1.5重量%
の量で存在する親水性重合体の均質な混合物よりなる低
カロリー唾液促進チューインガム組成物に関する。別の
実施態様において、本発明は外殻が増強された親水性を
有するガムベースよりなる内腔および内腔内の液体セン
ターを封入してなる外殻を有するセンター充填チューイ
ンガム組成物に関する。更に別の実施態様において本発
明は、センター部分が増強された親水性を有する低カロ
リーガムベースよりなるセンター部分およびセンター部
分上の菓子コーティングを有する菓子コーティングチュ
ーインガム組成物に関する。別の実施態様において本発
明は、低カロリー唾液促進センター充填チューインガム
および低カロリー唾液促進菓子コーティングチューイン
ガムに関する。
好ましい実施態様において、増強された親水性を有す
るガムベースは、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量
%の量で存在するエラストマー、(b)ガムベースの約
10〜約25重量%の量で存在する分子量約35,000〜約55,0
00の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)ガムベース
の約4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モノグ
リセリド、(d)ガムベースの約6〜約10重量%の量で
存在する融点約60℃未満のワックス、および(e)ガム
ベースの総量をガムベースを基にして100重量%とする
ような量で存在するエラストマー溶媒、乳化剤、可塑
剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群から選択さ
れる物質よりなる。
より好ましい実施態様においては、増強された親水性
を有するガムベースは(a)ガムベースの約0.5〜約20
重量%の量で存在するエラストマー、(b)ガムベース
の約10〜約25重量%の量で存在する分子量約35,000〜約
55,000の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)ガムベ
ースの約4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モ
ノグリセリド、(d)ガムベースの約6〜約10重量%の
量で存在する融点約60℃未満のワックス、(e)ガムベ
ースの約2〜約11重量%の量のエラストマー溶媒、
(f)ガムベースの約5〜約14重量%の量の可塑剤、
(g)ガムベースの約15〜約40重量%の量の充填剤より
なる。
本明細書において、「低カロリー組成物」とは従来の
組成物のカロリーの2/3以下のカロリー値を有する組成
物を意味する。「堅固な」または「ゴム様の」咀嚼感と
は、咀嚼には大きな筋力が必要であるようなチューイン
ガム組成物を指すか、または、高い弾性を有するガム塊
を与え、変形することの困難な組成物を指す。
出願人は、ガムベースを可塑化させ、咀嚼の間それを
軟質なものにするために大量の増量剤を必要としないよ
うな低融点のワックスを含有するガムベースを発見し
た。新しいガムベースは、増量剤や甘味剤の代わりにチ
ューインガム組成物中に通常の量より多く使用してよ
く、これによりゴム様または堅固な咀嚼特性を有さない
高ベース低増量剤低カロリーガムを調製することができ
る。この進歩したガムベースは従来のガムベースよりも
増強された親水性を有し、咀嚼の間にガムの大きさが増
大し、軟質な咀嚼テクスチャーを維持しながら通常はガ
ムベース内に捕獲されるフレーバー剤および甘味剤を放
出するように思われる。本発明の高ベース低増量剤組成
物を用いて調製した低カロリーチューインガム組成物
は、従来の低カロリーガム組成物よりも吸湿性が低く
(水分の取り込みが少ない)、そして、劣化しにくいと
同時に、従来品に匹敵する堅さとテクスチャーを有して
いる。
出願人はまた、高ガムベース低増量剤ガム組成物中の
無水担体中に親水性重合体を存在させることにより、口
内乾燥症の治療に有用な、酸味を伴わずに好ましい唾液
促進作用を有する低カロリーガムが提供されることを発
見した。
また、単独または高ガムベース低増量剤ガム組成物中
の本発明のガムベースのような増強された親水性を有す
るガムベースを外殻中用いるセンター充填チューインガ
ム組成物は大きく進歩した保存安定性を示す。本発明は
理論的考察に制限されないが、出願人は増強した親水性
を有するガムベースよりなる外殻がより高い疎水性を有
し、外殻へ液体センターが吸収されるのに耐性を有する
と考える。同時に増量剤(炭水化物)の含有の低いこの
疎水性の膜により、外殻および液体センターへ環境の水
分が吸収されてセンターが結晶化するのを防止する。高
ベース低増量剤外殻組成物を用いて調製したセンター充
填チューインガム組成物は従来のセンター充填ガム組成
物よりも吸湿性が低く(水分の取り込みが少ない)、そ
して劣化しにくいと同時に、従来品に匹敵する堅さとテ
クスチャーを有している。さらに有意に多い量の液体セ
ンター、ならびにより多い量の水を含む液体センターを
センター充填ガム組成物中処方してよい。
さらに、単独または高ガムベース低増量剤ガム組成物
中の本発明のガムベースのような増強された親水性を有
するガムベースをガムのセンター部分中用いた菓子コー
ティングチューインガム組成物は劣化に対する抵抗性が
増強され、保存中の水分吸収特性が低下している。本発
明は理論的考察に制限されないが、出願人は増強した親
水性を有するガムベースよりなるセンター部分が成分を
ベース中に捕獲すると考える。水分が存在する場合は、
水分は容易にはセンター部分を通って動くことができな
い。同時に従来のコアと比較して増量剤(炭水化物)お
よび湿潤剤のような吸湿性成分をより少ない量で含有す
る疎水性のコアは、容易には環境の水分を吸収しない。
従って本発明の高ベース低増量剤コア組成物を用いて調
製した菓子コーティングチューインガム組成物は、従来
の菓子コーティングガムよりも吸湿性が低く(水分の取
り込みが少ない)、そして劣化しにくいと同時に従来品
に匹敵する堅さとテクスチャーを有している。
本発明のガムベース註に使用するエラストマー(ゴ
ム)は、所望のガムベースの種類、所望のガム組成物の
コンシステンシーおよび最終チューインガム製品を製造
するために組成物中で使用される他の成分のような種々
の要因に応じて大きく変化する。エラストマーは当該分
野において知られた何れかの水不溶性の重合体であって
よく、チューインガムおよびフウセンガムで使用されて
いるような重合体を包含する。ガムベース中適当な重合
体の例は、天然および合成のエラストマー両方を包含す
る。例えばガムベース組成物中の適当な重合体は、チク
レ(chicle)、天然ゴム、クラウンガム(crown gu
m)、ニスペロ(nispero)、ロジディナ(rosidinh
a)、ジェルトン(jelutong)、ペリロ(perillo)、ニ
ガーグッタ(niger gutta)、ツヌ(tunu)、バラタ(b
alata)、グッタペルカ(gutta−percha)、レチカプシ
(lechi−capsi)、ソルバ(sorva)、グッタケイ(gut
ta kay)およびこれらの混合物のような(植物起源の)
天然物質を包含するがこれらに限定されない。合成エラ
ストマーの例は、ブタジエン/スチレン共重合体(SB
R)、ポリイソブチレン、イソブチレン/イソプレン共
重合体、ポリエチレン、これらの混合物等を包含するが
これらに限定されない。
ガムベース中に使用するエラストマーの量は、使用す
るガムベースの種類、所望のガム組成物のコンシステン
シーおよび最終チューインガム製品を製造するために組
成物中で使用される他の成分のような種々の要因により
大きく変化する。一般的に、エラストマーはガムベース
の重量の約0.5〜約20重量%、好ましくは約2.5〜約15重
量%の量で存在する。
本発明のガムベース中に使用するポリ酢酸ビニル重合
体は、中分子量、特に平均分子量範囲が約35,000〜約5
5,000であるようなポリ酢酸ビニル重合体である。この
中分子量のポリ酢酸ビニル重合体は、好ましくは約35秒
〜約55秒の粘度を有する(ASTM番号D1200〜82 Fordカッ
プ粘度計法使用)。中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は、
ガムベースの約10〜約25重量%、好ましくは約12〜約27
重量%の量でガムベース中存在する。
中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は低分子量のポリ酢酸
ビニル重合体と混合してもよい。低分子量ポリ酢酸ビニ
ル重合体は約12,000〜約16,000の範囲の平均分子量を有
する。この低分子量ポリ酢酸ビニル重合体は好ましくは
約14秒〜約16秒の粘度を有する(ASTM番号D1200−82 Fo
rdカップ粘度計法使用)。低分子量ポリ酢酸ビニル重合
体は、ガムベースの約17重量%まで、好ましくは約12〜
約17重量%の量でガムベース中存在する。
低分子量ポリ酢酸ビニル重合体を中分子量ポリ酢酸ビ
ニル重合体と混合する場合は、重合体はそれぞれ約1:0.
5〜約1:1.5のモル比で存在する。
中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は高分子量ポリ酢酸ビ
ニル重合体と混合してもよい。高分子量ポリ酢酸ビニル
重合体は約65,000〜約95,000の範囲の平均分子量を有す
る。高分子量ポリ酢酸ビニル重合体はガムベースの約5
重量%迄の量でガムベース中存在する。
本発明中アセチル化モノグリセリドは、ポリ酢酸ビニ
ル重合体と同様、可塑剤として作用する。アセチル化モ
ノグリセリドのケン化価は決定的ではないが、好ましい
ケン化価は278〜292、316〜331、370〜380および430〜4
70である。特に好ましいアセチル化モノグリセリドは約
400のケン化価を有する。このようなアセチル化モノグ
リセリドは一般的に約90より大きいアセチル化値(アセ
チル化パーセント)および約10未満のヒドロキシル値を
有する(Food Chemical Codex(FCC)III/P508およびAO
CSの改訂版)。
本発明のガムベース中でのアセチル化モノグリセリド
の使用は苦いポリ酢酸ビニル(PVA)可塑剤、特に、ト
リアセチンを使用よりも好ましい。アセチル化モノグリ
セリドはガムベースの約4.5〜約10重量%、好ましくは
約5〜約9重量%の量でガムベース中存在する。
本発明のガムベース中のワックスは重合体エラストマ
ー混合物を軟化させ、ガムベースの弾性を向上させる。
使用するワックスは約60℃未満、好ましくは約45〜約55
℃の融点を有する。好ましいワックスは低融点パラフィ
ンワックスである、ワックスはガムベースの約6〜約10
重量%、好ましくは約7〜約9.5重量%の量で存在す
る。
低融点ワックスの外に、より高い融点を有するワック
スも、ガムベースの約5重量%迄の量でガムベース中に
使用してよい。このような高融点ワックスには、蜜蝋、
植物性ワックス、カンデリラワックス、カルナウバワッ
クス、殆どの石油ワックス等およびこれらの混合物が包
含される。
上記した成分に加えて、ガムベースは種々の伝統的成
分、例えば、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填
剤、およびこれらの混合物よりなる群から選択される成
分を含有する。これらの成分はガムベースの総量を100
%とするような量でガムベース中に存在する。
ガムベースはエラストマー成分を軟化させるためにエ
ラストマー溶媒を含有してよい。このようなエラストマ
ー溶媒は当該分野で知られているエラストマー溶媒を包
含し、例えば、アルファピネンまたはベータピネンの重
合体のようなテルピネン樹脂、ロジンおよび変性ロジン
およびゴム、例えば水添、2量化および重合ロジンのメ
チル、グリセロールおよびペンタエリスリトールエステ
ル、およびこれらの混合物を包含する。本発明で使用す
るのに適するエラストマー溶媒の例は、部分水添ウッド
およびゴムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウ
ッドおよびゴムロジンのペンタエリスリトールエステ
ル、ウッドロジンのグリセロールエステル、部分2量化
ウッドおよびゴムロジンのグリセロールエステル、重合
ウッドおよびゴムロジンのグリセロールエステル、トー
ル油ロジンのグリセロールエステル、ウッドおよびゴム
ロジンおよび部分水添ウッドおよびゴムロジンのグリセ
ロールエステル、および、ウッドおよびロジンの部分水
添メチルエステル等、およびこれらの混合物を包含す
る。エラストマー溶媒はガムベースの約2〜約15重量
%、好ましくは約7〜約11重量%の量でガムベース中使
用してよい。
ガムベースはまた、単一の安定な系に非混和性成分を
分散させる働きを有する乳化剤を含有してよい。本発明
で有用な乳化剤は、グリセリルモノステアレート、レシ
チン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピレ
ングリコールモノステアレート等およびこれらの混合物
を包含する。乳化剤はガムベースの約2〜約15重量%、
好ましくは約7〜約11重量%の量で使用してよい。
4 ガムベースはまた、種々の所望のテクスチャーおよ
びコンシステンシー特性を得るために可塑剤または軟化
剤を含有してよい。これらの成分は低分子量であるた
め、可塑剤および軟化剤はガムベースの基本構造に浸透
することができ、これによりガムベースを可撓性で低い
粘稠度のものとする。有用な可塑剤および軟化剤は、ラ
ノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ス
テアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセ
リルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリル
モノステアレート、プロピレングリコールモノステアレ
ートマセチル化モノグリセリド、グリセリン等およびこ
れらの混合物を包含する。ワックス、例えば、天然およ
び合成のワックス、水添植物油、石油ワックス、例えば
ポリウレタンワックス、ポリエチレンワックス、パラフ
ィンワックス、微結晶ワックス、脂肪ワックス、ソルビ
タンモノステアレート、タロー、プロピレングリコー
ル、これらの混合物等も、ガムベースに配合してよい。
可塑剤および軟化剤は一般的にガムベースの約20重量%
まで、好ましくは約9〜約17重量%の量でガムベース中
使用する。
好ましい可塑剤は水添植物油であり、大豆油および綿
実油を包含し、これらは単独または組合せて使用してよ
い。これらの可塑剤はガムベースに良好なテクスチャー
および軟かい咀嚼特性を付与する。これらの可塑剤およ
び軟化剤は一般的にガムベースの約5〜約14重量%、好
ましくは約5〜約13.5重量%の量で使用する。
別の好ましい実施態様においては、軟化剤は無水のグ
リセリン、例えば市販されている米国薬局法(USP)の
ものである。グリセリンはシロップ状の液体であり、甘
味のある温かい味を有し、砂糖黍砂糖の約60%の甘味を
有する。グリセリンは吸湿性を有しているため、チュー
インガム組成物の調製中は常に無水グリセリンを無水条
件下に維持することが重要である。
本発明のガムベースはまた、充填剤およびテクスチャ
ー調節剤として作用することができる鉱物質補助剤のよ
うな増量剤の有効量も含有してよい。有用な鉱物質補助
剤は炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水
酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン
酸3カルシウム、リン酸2カルシウム等およびこれらの
混合物を包含する。これらの充填剤または補助剤は種々
の量でガムベース組成物中に使用してよい。充填剤を使
用する場合は、好ましくは、充填剤は、ガムベースの約
15〜約40重量%、好ましくは約20〜約30重量%の量で存
在する。
種々の伝統的な成分、例えば、着色料、抗酸化剤、保
存料、フレーバー剤等も、有効量で任意にガムベース中
に含有してよい。例えば、二酸化チタンおよび他の食
品、薬品および化粧品用途の染料、即ちFD&C染料とし
て知られているものを使用してよい。ブチル化ヒドロキ
シトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(B
HA)、没食子酸プロピルおよびこれらの混合物のような
抗酸化剤も含有してよい。チューインガム分野で通常の
技術を有するものが知るようなその他の従来のチューイ
ンガム添加物もまたガムベースに使用してよい。
好ましい実施態様においては、本発明のガムベース
は、ガムベースの重量%で、(a)約0.5〜約20%の量
で存在するエラストマー、(b)約10〜約25%の量で存
在する分子量約35,000〜約55,000の中分子量ポリ酢酸ビ
ニル重合体、(c)約4.5〜約10%の量で存在するアセ
チル化モノグリセリド、(d)約6〜約10%の量で存在
する融点約60℃未満のワックス、および(e)ガムベー
スの総量をガムベースを基にして100%とするような量
で存在する、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填
剤およびこれらの混合物よりなる群から選択される物質
よりなる。より好ましくは、ガムベースは、ガムベース
の重量%で、(a)約0.5〜約20%の量で存在するエラ
ストマー、(b)約10〜約25%の量で存在する分子量約
35,000〜約55,000の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、
(c)約4.5〜約10%の量で存在するアセチル化モノグ
リセリド、(d)約6〜約10%の量で存在する融点約60
℃未満のワックス、(e)約2〜約11%の量のエラスト
マー溶媒、(f)約5〜約14%の量の可塑剤、および
(g)約15〜約40%の量の充填剤よりなる。
調製した後には、本発明の増強された親水性を有する
ガムベースは将来の使用の為に保存するかまたはセンタ
ー充填ガムの外殻として、または菓子コーティングガム
のセンター部分として直接使用してよい。本発明のガム
ベースはまた、従来の添加物と組合せて広範囲の種類の
チューインガム組成物を調製してよい。ガムベースは砂
糖入りおよびシュガーレスのチューインガム製品中に使
用してよい。
1つの実施態様において、本発明は内腔および内腔内
の液体センターを封入する外殻を有するセンター充填チ
ューインガム組成物に向けられ、これにおいては、、外
殻は、ガムベースの重量%で、(a)約0.5〜約20%の
量で存在するエラストマー、(b)約10〜約25%の量で
存在する分子量約35,000〜約55,000の中分子量ポリ酢酸
ビニル重合体、(c)約4.5〜約10%の量で存在するア
セチル化モノグリセリド、(d)約6〜約10%の量で存
在する融点約60℃未満のワックス、および(e)ガムベ
ースの総量をガムベースを基にして100%とするような
量で存在する、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充
填剤およびこれらの混合物よりなる群から選択される物
質よりなるガムベースよりなる。より好ましくは、セン
ター充填チューインガムのガムベースは、ガムベースの
重量%で、(a)約0.5〜約20%の量で存在するエラス
トマー、(b)約10〜約25%の量で存在する分子量約3
5,000〜約55,000の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、
(c)約4.5〜約10%の量で存在するアセチル化モノグ
リセリド、(d)約6〜約10%の量で存在する融点約60
℃未満のワックス、(e)約2〜約11%の量のエラスト
マー溶媒、(f)約5〜約14%の量の可塑剤、および
(g)約15〜約40%の量の充填剤よりなる。
別の実施態様において、本発明は、センター部分およ
びセンター部分上の菓子コーティングを有する菓子コー
ティングチューインガム組成物に向けられ、これにおい
ては、センター部分は、ガムベースの重量%で、(a)
約0.5〜約20%の量で存在するエラストマー、(b)約1
0〜約25%の量で存在する分子量約35,000〜約55,000の
中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)約4.5〜約10%
の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)約6
〜約10%の量で存在する融点約60℃未満のワックス、お
よび(e)ガムベースの総量をガムベースを基にして10
0%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
から選択される物質よりなるガムベースよりなる。より
好ましくは、菓子コーティングチューインガムのガムベ
ースは、ガムベースの重量%で、(a)約0.5〜約20%
の量で存在するエラストマー、(b)約10〜約25%の量
で存在する分子量約35,000〜約55,000の中分子量ポリ酢
酸ビニル重合体、(c)約4.5〜約10%の量で存在する
アセチル化モノグリセリド、(d)約6〜約10%の量で
存在する融点約60℃未満のワックス、(e)約2〜約11
%の量のエラストマー溶媒、(f)約5〜約14%の量の
可塑剤、および(g)約15〜約40%の量の充填剤よりな
る。
本発明は進歩したガムベース組成物の調製方法にも関
する。ガムベース成分を添加混合する方法は決定的では
なく、当業者の知る標準的な方法および装置を用いて行
なう。典型的な方法においては、エラストマーをエラス
トマー溶媒および/または可塑剤および/または乳化剤
と混合し、1〜30分間撹拌する。混合が終了した後に、
ポリ酢酸ビニル成分を混合物に添加混合する。中分子量
ポリ酢酸ビニルは、エラストマー混合物中にポリ酢酸ビ
ニルのポケットが形成されるのを防止するために、好ま
しくは任意成分の低分子量ポリ酢酸ビニルの添加より前
に添加する。次に低融点ワックスなどのような残りの成
分を1回または数回に分けて添加し、その間ガムベース
混合物は再度1〜30分間混合する。
好ましい実施態様においては、本発明は、ガムベース
の調製方法であって、(1)ガムベース成分:即ち重量
%で、(a)約0.5〜約20%の量で存在するエラストマ
ー、(b)約10〜約25%の量で存在する分子量約35,000
〜約55,000の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)約
4.5〜約10%の量で存在するアセチル化モノグリセリ
ド、(d)約6〜約10%の量で存在する融点約60℃未満
のワックス、および(e)ガムベースの総量をガムベー
スを基にして100%とするような量で存在する、エラス
トマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混
合物よりなる群から選択される物質を準備する工程、お
よび(2)工程(1)の成分を混合して均質な混合物を
形成する工程よりなる方法に向けられる。
別の好ましい実施態様において、本発明は、外殻がガ
ムベースよりなるセンター充填チューインガム組成物に
おける外殻の調製方法にも関し、この方法はガムベース
の調製について上記で示した工程を特徴とする。更に別
の好ましい実施態様においては、本発明はセンター部分
がガムベーエースよりなるようなセンター部分上の菓子
コーティングを有する菓子コーティングチューインガム
組成物におけるセンター部分の調製方法にも関し、この
方法はガムベースの調製について上記で示した工程を特
徴とする。
増強された親水性を有し、従来の量より大量にチュー
インガム組成物中に使用するのに適する他のガムベース
もまた本発明で使用してよい。一般的にこれらのガムベ
ースは、チューインガム組成物の約99重量%まで、好ま
しくは約40〜約85重量%、そしてより好ましくは約40〜
約75重量%の量で使用してよい。増強された親水性を有
する適当なガムベースは、例えば、米国特許4,698,223
号に開示されているものを包含し、その記載は参考のた
め本明細書に組み込まれる。増強された親水性を有する
これらのガムベースは、センター充填ガムの外殻とし
て、または菓子コーティングガムのセンター部分とし
て、直接使用してよい。ガムベースはまた、従来の添加
物と組合せて広範囲の種類のチューインガム組成物を調
製してよい。これらのガムベースは砂糖入りおよびシュ
ガーレスのチューインガム製品中に使用してよい。
本発明の1つの実施態様においては、増強された親水
性を有するガムベースはセンター充填チューインガムの
外殻として使用する。一般的に液体センターはセンター
充填チューインガム中、最終チューインガム製品の約15
〜約50重量%、好ましくは約20〜約35重量%の量で存在
する。後記するような甘味剤、フレーバー剤等をガムの
センター充填部分に含有させてよい。
本発明の別の実施態様において、増強された親水性を
有するガムベースは、菓子コーティングチューインガム
のセンター部分として使用する。センター部分はガム組
成物の約25〜約95重量%の量で存在する。後記するよう
な甘味剤、フレーバー剤等をガムの外部菓子コーティン
グ部分に含有させてよい。
本発明は進歩したガムベース組成物の調製方法にも関
する。1つの実施態様において、本発明は、外殻が増強
された親水性を有するガムベースよりなる、センター充
填チューインガム組成物における外殻の調製方法であっ
て、(1)増強された親水性を有するガムベースの成分
を準備する工程、および(2)段階(1)の成分を混合
して均質な混合物を形成する工程を特徴とする方法に向
けられる。別の実施態様においては、本発明は、センタ
ー部分が増強された親水性を有するガムベースよりな
る、センター部分上に菓子コーティングを有する菓子コ
ーティングチューインガム組成物におけるセンター部分
の調製方法であって、(1)増強された親水性を有する
ガムベースの成分を準備する工程、および(2)段階
(1)の成分を混合して均質な混合物を形成する工程を
特徴とする方法に向けられる。
本発明の別の実施態様において、増強された親水性を
有するガムベースは増量剤、甘味剤、フレーバー剤等の
ような添加物と組合せてチューインガム組成物を形成す
る。チューインガム組成物はセンター充填チューインガ
ムの外殻もしくは菓子コーティングチューインガムのセ
ンター部分として使用してよく、または、無水担体中少
なくとも約1.5%の量で存在する親水性重合体の均質な
混合物と共に処方して本発明の唾液促進チューインガム
を得てよい。増強された親水性を有するガムベースおよ
び本発明の唾液促進剤を有するチューインガム組成物は
また、センター充填チューインガムの外殻または菓子コ
ーティングチューインガムのセンター部分として使用し
てもよい。付加的な甘味剤、フレーバー剤等は、菓子コ
ーティングガムの菓子コーティング部分、またはセンタ
ー充填チューインガムの液体充填センター部分に含有さ
せてよい。
チューインガム組成物中に使用するガムベースの量
は、使用するガムベースの種類、所望のコンシステンシ
ー、及び最終チューインガム製品を調製するのに用いる
その他の成分のような要因により大きく変化する。一般
的に、ガムベースはチューインガム組成物の約40〜約75
重量%、好ましくは約50〜約65重量%の量でチューイン
ガム組成物中に存在する。センター充填ガムの場合は、
ガムベースは一般的にチューインガム組成物の約40〜約
85重量%、好ましくは約50〜約65重量%の量でチューイ
ンガム組成物中に存在する。
ガム組成物は、甘味剤(甘味料)、可塑剤、軟化剤、
乳化剤、ワックス、充填剤、増量剤(担体、膨張剤)、
鉱物質補助剤、フレーバー剤(フレーバー、着香料)、
着色剤(着色料)、抗酸化剤、酸味剤、濃厚化剤等、お
よびこれらの混合物よりなる群から選択される従来の添
加物の有効量を含有してよい。これらの成分はチューイ
ンガム組成物の総量を100%とするような量でチューイ
ンガム組成物中に存在する。これらの添加物の幾つかは
1つより多い目的で用いられてよい。例えば、シュガー
レスガム組成物中では、ソルビトールまたは他の糖アル
コールのような甘味料は増量剤としても機能する場合が
ある。
ガムベース中で使用することが適当であるものとして
上記したような可塑剤、軟化剤、鉱物質補助剤、ワック
スおよび抗酸化剤は、チューインガム組成物中で使用し
てもよい。使用してよい他の従来の添加物の例は、乳化
剤、例えばレシチンおよびグリセリルモノステアレー
ト、単独または他の軟化剤と組合せて使用する濃厚化
剤、例えばメチルセルロース、アルギネート、カラジー
ナン、キサンタンガム、ゼラチン、イナゴマメガム、ト
ラガカンオガム、ローカストビーンガム、およびカルボ
キシメチルセルロース、酸味料、例えばリンゴ酸、アジ
ピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、およびこれらの
混合物、そして前に鉱物質補助剤のグループの所で記載
したもののような充填剤を包含する。
唾液促進の為に本発明で使用してよい親水性重合体
は、水との結合または水の吸収のための強力な親和性を
有し、膨潤して可逆性のゲルを形成するような重合体で
ある。有用な親水性重合体は、セルロース誘導体、ガム
誘導体および種々のその他の親水性重合体を包含するが
これらに限定されない。有用なセルロース誘導体は、セ
ルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース等およびこれらの混合物を包含
する。有用なガム誘導体は、アラビアゴム、カラジーナ
ン、キサンタン、ゼイン等およびこれらの混合物を包含
する。その他の有用な親水性重合体はアルギネート、コ
ーンシロップ固体、マルトデキストリン等およびこれら
の混合物を包含する。好ましい親水性重合体は、セルロ
ース、カルボキシセルロースナトリウム、アラビアゴ
ム、カラジーナンおよびこれらの混合物よりなる群から
選択される。最も好ましい親水性重合体はカルボキシメ
チルセルロースナトリウムである。
本発明中親水性重合体はガム組成物中、咀嚼時に唾液
分泌を誘発させるのに有効な量で使用する。一般的に、
親水性重合体はチューインガム組成物中の少なくとも約
1.5重量%、好ましくは約1.5〜約10重量%、より好まし
くは約2〜約4重量%の量でチューインガム組成物中に
存在する。
本発明中無水担体は、親水性重合体をチューインガム
組成物中に均質に添加混合することができるように重合
体を分散させることのできる担体である。有用な無水担
体は、グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
ーンシロップ、煮沸リカシン等およびこれらの混合物を
包含するが、これらに限定されない。好ましい無水担体
は、グリセリン、プロピレングリコールおよびこれらの
混合物よりなる群から選択される。最も好ましい無水担
体はグリセリンである。
本発明中無水担体は親水性重合体を分散させるのに有
効な量で使用する。一般的に、無水担体はチューインガ
ム組成物の約1〜約20重量%、好ましくは約5〜約12重
量%、そしてより好ましくは約7〜約9重量%の量でチ
ューインガム組成物中に存在する。
本発明における増量剤(担体、エキステンダー)は水
溶性であってよく、単糖類、2糖類、多糖類、糖アルコ
ール、およびこれらの混合物よりなる群から選択される
甘味剤;ランダム結合グルコース重合体、例えば、Pfiz
er,Inc.,Groton,ConneticutよりPOLYDEXTROSEの商品名
で販売されているような重合体;イソマルト(アルファ
−D−グルコピラノシル−1,6−マンニトールおよびア
ルファ−D−グルコピラノシル−1,6−ソルビトールの
ラセミ混合物で、PALATINITの商品名でSuddeutsche Zuc
kerにより製造されている)、マルトデキストリン;水
添澱粉加水分解物;水添ヘキソース;水添2糖類;鉱物
質、例えば炭酸カルシウム、タルク、2酸化チタン、リ
ン酸2カルシウム、セルロース等、およびこれらの混合
物を包含するがこれらに限定されない。増量剤はチュー
インガム組成物の約60重量%までの量、好ましくは25〜
約60重量%の量で使用してよい。
適当な糖増量剤には、単糖類、2糖類および多糖類、
例えば、キシロース、リブロース、グルコース(デキス
トロース)マンノース、ガラクトース、フルクトース
(レブロース)、スクロース(砂糖)、マルトース、転
化糖、部分加水分解澱粉および固形コーンシロップ、お
よびこれらの混合物が包含される。スクロースおよび固
形コーンシロップの混合物が好ましい糖増量剤である。
適当な糖アルコール増量剤は、ソルビトール、キシリ
トール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトー
ル、およびこれらの混合物を包含する。ソルビトールお
よびマンニトールの混合物が好ましい糖アルコール増量
剤である。
マルチトールは、ノンカロリー飲料および食品の調製
に用いる増量剤として有用な、甘味のある、ノンカロリ
ーの、水溶性糖アルコールであり、米国特許3,708,396
号に更に詳細に開示されており、この開示は参考のため
本明細書に組み込まれる。マルチトールは最も一般的な
還元2糖類であり澱粉や他の天然物中に存在するマルト
ースの水添還元により調製される。
適当な水添澱粉加水分解物は、米国特許Re.25,959,3,
356,811,4,279,931に開示してあるようなもの、および
種々の水添グルコースシロップおよび/または粉末で、
ソルビトール、水添2糖類、より高分子の水添多糖類、
またはこれらの混合物を含有するものを包含する。水添
澱粉加水分解物は、主に、コーンシロップの制御された
接触還元により調製する。得られた水添澱粉加水分解物
は、単量体、2量体および重合体の糖類の混合物であ
る。これらの種々の糖類の比により水添澱粉加水分解物
の性質は異なってくる。フランスのRoquette Freresの
製造する市販品であるリカシン(LycasinR)、およびニ
ュージャージー州フェアローンのLonza,Inc.,の製造す
る市販品ハイスター(HystarR)のような水添澱粉加水
分解物の混合物も有用である。
使用する甘味剤(甘味料)は水溶性甘味料、水溶性人
工甘味料、天然の水溶性甘味料から誘導した水溶性甘味
料、ジペプチド系甘味料、および蛋白質系甘味料および
これらの混合物を包含する広範囲の物質より選択してよ
い。代表例のグループを下記に示すがこれらに限定され
るわけではない。
(a)水溶性甘味剤、例えば、ジヒドロカルコン、モネ
リン、ステビオサイド、グリチルリチン、ジヒドロフラ
ベノール、および糖アルコール、例えばソルビトール、
マンニトール、マルチトール、およびL−アミノカルボ
ン酸アミノアルケン酸エステルアミド、例えば、米国特
許4,619,834号に開示されているようなもの(この明細
書の開示は参考のため本明細書に組み込まれる)および
これらの混合物; (b)水溶性人工甘味料、例えば、可溶性サッカリン
塩、即ち、ナトリウムまたはカルシウムのサッカリン
塩、サイクラメート塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−
1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドの
ナトリウム、アンモニウムまたはカルシウム塩、3,4−
ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−
オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(エースサルフェ
ーム−K)、サッカリンの遊離酸型等およびこれらの混
合物; (c)ジペプチド系甘味料、例えばL−アスパラギン酸
誘導甘味料、例えばL−アスパルチル−L−フェニルア
ラニンメチルエステル(アスパルテーム)および米国特
許3,492,131号に記載されている物質、L−α−アスパ
ルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニ
ル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−
アスパルチル−L−フェニルグリセリンおよびL−アス
パルチルL−2,5−ジヒドロフェニルグリシンのメチル
エステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フ
ェニルアラニン;L−アスパルチル−L−(1−シクロヘ
キセン)アラニン等およびこれらの混合物; (d)天然の水溶性甘味料より誘導した水溶性甘味料、
例えば、通常の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例
えば、クロロデオキシ糖誘導体、例えばクロロデオキシ
スクロースまたはクロロデオキシガラクトスクロースの
誘導体で例えばスクラロースの製品名で知られているも
の;クロロデオキシスクロースおよびクロロデオキシガ
ラクトスクロース誘導体の限定しない例は:1−クロロ−
1′−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−
α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノ
シド、または4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロ
ース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラ
ノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト
フラノシドまたは4,1′−ジクロロ−4,1′−ジデオキシ
ガラクトスクロース;1′,6′−ジクロロ−1′,6′−ジ
デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D
−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキ
シ−β−D−フルクトフラノシド、または4,1′,6′−
オリクロロ−4,1′,6′−トリデオキシガラクトスクロ
ース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラ
クトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−
フルクトフラノシド、または4,6,6′−トリクロロ−4,
6,6′−トリデオキシガラクトスクロース;6,1′,6′−
トリクロロ−6,1′,6′−トリデオキシスクロース;4,6
−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラ
ノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フ
ルクトフラノシド、または4,6,1′,6′−テトラクロロ
−4,6,1′,6′−テトラデオキシガラクトスクロース;
および4,6,1′,6′−テトラクロロ−4,6,1′,6′−テト
ラデオキシスクロースおよびこれらの混合物;および、 (e)蛋白質系甘味料、例えばソーマコッカスダニエリ
(thaumacoccus danielli:ソーマチンIおよびII) 本発明の強力甘味剤は初期の甘味の発散および/また
は延長された甘味刺激を得るために当該分野でよく知ら
れている多くの異なる物理形態で使用してよい。限定し
ないが、これらの物理形態には、遊離形態、例えば噴霧
乾燥型、粉末、およびビーズ型、およびカプセル型およ
びこれらの組合せが包含される。
一般的に、強力甘味料の有効量を用いて所望の甘味の
水準を得るが、この量は選択される甘味料により変動す
る。強力甘味料の量は通常は、使用する甘味料に応じ、
ガム組成物の約0.001〜約3重量%の量で存在する。各
種類の甘味料に対する厳密な量の範囲は当該分野でよく
知られており、本発明の対象ではない。
本発明の唾液促進剤の外に、有機酸も唾液形成促進の
ためにガム中に存在してよい。適当な有機酸は、アジピ
ン酸、アスコルビン酸、クエン酸、フマル酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸およびこれらの混合物よりなる群から選
択される。有機酸を使用する場合は、これはチューイン
ガム組成物の約0.5〜約10重量%、好ましくは約3〜約1
0重量%、そしてより好ましくは約3〜約6重量%の量
でガム中に存在する。
ガム組成物は、可塑剤、軟化剤、乳化剤、ワックス、
充填剤、鉱物質補助剤、フレーバー剤(フレーバー、着
香料)、着色剤(着色料)、抗酸化剤、酸味料、濃厚化
剤等およびこれらの混合物よりなる群から選択される従
来の添加物の有効量を含有してよい。これらの成分は、
チューインガム組成物の総量を100%とするような量で
チューインガム組成物中に存在する。これらの添加物の
うちのあるものは1つより多い目的のための作用を有す
る場合がある。例えば、シュガーレスガム組成物におい
ては、甘味料、例えばソルビトールや他の糖アルコール
は、増量剤としても機能する。
ガムベース中に使用するのに適当であるものとして上
記した可塑剤、軟化剤、鉱物質補助剤、ワックスおよび
抗酸化剤は、チューインガム組成物中にも使用してよ
い。使用してよい他の従来の添加物の例は、乳化剤、例
えばレシチンおよびグリセリルモノステアレート、単独
または他の軟化剤と組合せて使用する濃厚化剤、例えば
メチルセルロース、アルギネート、カラジーナン、キサ
ンタンガム、ゼラチン、イナゴマメガム、トラガカント
ガム、ローカストビーンガム、酸味料、例えばリンゴ
酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、および
これらの混合物、そして前に鉱物質補助剤のグループの
所で記載したもののような充填剤を包含する。
使用してよいフレーバー剤は、天然および人工のフレ
ーバーのような、当業者の良く知るフレーバーを包含す
る。これらのフレーバーは、合成フレーバー油およびフ
レーバー芳香物質および/または油、オレオ樹脂、およ
び植物、葉、花、果実等から抽出したエキス、およびこ
れらの組合せから選択してよい。フレーバー油の限定し
ない代表的は、スペアミント油、シナモン油、ウインタ
ーグリーン油(メチルサリシレート)、ペパーミント
油、クローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリプタス
油、タイム油、シーダー葉油、ナツメグ油、オールスパ
イス、セージ油、メース、ビターアーモンド油、および
カシア油を包含する。また、人工、天然および合成の果
実フレーバー、例えばバニラ、およびレモン、オレン
ジ、ライム、グレープフルーツを包含するシトラス油、
およびリンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリ
ー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコット等
を含む果実エッセンスも有用なフレーバーである。これ
らのフレーバー剤は液体または固体形態で使用して良
く、単独で、または混合して使用してよい。一般的に使
用されるフレーバーは、ペパーミント、メントールのよ
うなミント類、人工バニラ、シナモン誘導体、および種
々果実フレーバーなどを包含し、単独または混合して使
用される。
他の有用なフレーバーはアルデヒドおよびエステルを
包含し、例えばシンナミルアセテート、シンナムアルデ
ヒド、トリラールジエチルアセタール、ジヒドロカルビ
ルアセテート、オイゲニルフォルメート、p−メチルア
ミソール等を使用してよい。一般的に、National Acade
my of Sciencesの「食品加工に用いられる物質」1274
版、63〜258ページに記載されているもののようなフレ
ーバーまたは食品添加物を使用してもよい。
アルデヒドフレーバーの更に別の限定しない例は、ア
セトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(チェリ
ー、アーモンド)、アニシックアルデヒド(リコリス、
アニス)、シンナミックアルデヒド(シナモン)、シト
ラール即ちα−シトラール(レモン、ライム)、ネラー
ル即ちβ−シトラール(レモン、ライム)、デカナール
(オレンジ、レモン)エチルバニリン(バニラ、クリー
ム)、ヘリオトロープ即ちピペロナール(バニラ、クリ
ーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシ
ンナムアルデヒド(スパイシーフルーティーフレーバ
ー)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルア
ルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性
品、多種)、デカナール(シトラスフルーツ)、イルデ
ヒドC−8(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−9
(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−12(シトラスフ
ルーツ)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリーフルー
ツ)、ヘキセナール即ちトランス−2(ベリーフルー
ツ)、トリスアルデヒド(チェリー、アーモンド)、ベ
ラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘ
プテナール、即ちメロナール(メロン)、2,6−ジメチ
ルオクタール(グリーンフルーツ)および2−ドデケナ
ール(シトラス、マリダリン)、チェリー、グレープ、
ストロベリーショートケーキ、これらの混合物等であ
る。
フレーバー剤は液体形態および/または乾燥形態で使
用して良い。後者の形態で使用する場合は、油を噴霧乾
燥するなど、適当な乾燥方法を使用してよい。あるい
は、フレーバー剤を水溶性物質、例えばセルロース、澱
粉、砂糖、マルトデキストリン、アラビアゴム等に吸収
させたり、またはカプセル化してもよい。このような乾
燥形態を調製する実際の方法は良く知られており本発明
の部分を構成しない。
本発明のフレーバー剤は、初期のフレーバーの発散お
よび/または延長されたフレーバーの刺激を得るため
に、良く知られた多くの異なる物理的形態で使用してよ
い。このような物理的形態の限定しない例は、例えば、
噴霧乾燥、粉末、およびビーズ形態のような遊離形態、
およびカプセル形態、およびこれらの組合せを包含す
る。
ここで使用するフレーバー剤の量は通常は最終チュー
インガム組成物の種類、個々のフレーバー、使用するガ
ムベース、および所望のフレーバー強度のような要因に
応じた好みの問題である。即ち、フレーバーの量は、最
終製品で望まれる結果を得るために変動してよく、この
ような変動は特に実験を行なうことなく当業者が実施可
能な範囲内のものである。ガム組成物中では、フレーバ
ー剤は一般的にチューインガム組成物の約0.02〜約5重
量%、好ましくは約0.1〜約2重量%、そして更に好ま
しくは約0.8〜約1.8重量%の量で存在する。
本発明で有用な着色剤は、所望の色を得るのに有効な
量で使用する。これらの着色剤にはガム組成物の約6重
量%迄の量で配合してよい顔料を包含する。好ましい顔
料である二酸化チタンはガム組成物の約2重量%まで、
好ましくは約1重量%未満の量で配合してよい。着色料
は、食品、薬品および化粧品用途に適する天然の着色料
および染料も包含してよい。これらの着色料はFD&C染
料およびレーキとして知られている。上記した使用に許
容される物質は好ましくは水溶性である。限定しない代
表例は、FD&C青2号として知られるインジゴイド染
料、即ち、5,5′−インジゴチンジスルホン酸の2ナト
リウム塩が包含される。また、FD&C緑1号として知ら
れる染料であるトリフェニルメタン染料、即ち−〔4−
N−エチル−p−スルホニウムベンジルアミノ)ジフェ
ニルメチレン〕−〔1−(N−エチル−N−p−スルホ
ニウムベンジル)−デルタ−2,5−シクロヘキサジエン
イミン〕も使用してよい。FD&C着色料すべておよび相
当する化学構造は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Che
mical Technology第5巻、p.857−884に記載されてお
り、この文献は参考のために本明細書に組み込まれる。
ガム組成物中で使用できる適当な油および脂肪は、部
分水添の植物性または動物性の油、例えばココナツ油、
パーム仁油、ビーフタロー、ラードなどを包含する。こ
れらの成分を使用する場合は、これらは、一般的にはガ
ム組成物の約7重量%まで、好ましくは約3.5重量%迄
の量で存在する。
1つの実施態様において、本発明は(A)チューイン
ガム組成物の約40〜約75重量%の量で存在する増強され
た親水性を有するガムベース、(B)チューインガム組
成物の約60重量%までの量で存在する増量剤、(C)甘
味剤有効量、および(D)無水担体中少なくとも約1.5
%の量で存在する親水性重合体の均質な混合物を包含す
る低カロリー唾液促進チューインガム組成物に向けられ
る。別の実施態様においては、本発明は、外殻が(A)
チューインガム組成物の約40〜約85重量%の量で存在す
る増強された親水性を有するガムベース、(B)チュー
インガム組成物の約60重量%迄の量で存在する増量剤を
含有するチューインガム組成物よりなる、内腔および内
腔内の液体センターを封入する外殻を有するセンター充
填チューインガム組成物に向けられる。別の実施態様に
おいて、本発明は、センター部分が(A)チューインガ
ム組成物の約40〜約75重量%の量で存在する増強された
親水性を有するガムベース、(B)チューインガム組成
物の約60重量%迄の量で存在する増量剤を含有する低カ
ロリーチューインガム組成物よりなる、センター部分お
よびセンター部分上の菓子コーティングを有する菓子コ
ーティングチューインガム組成物に向けられる。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量
%の量で存在する、分子量約35000〜約55000の中分子量
ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガ
ムベースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックスおよび(e)ガムベースの総量をガムベ
ースを基にして100重量%とするような量で存在する、
エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれ
らの混合物よりなる群から選択される物質、(B)チュ
ーインガム組成物の約60重量%迄の量で存在する増量
剤、(C)甘味剤有効量、および(D)無水担体中少な
くとも約1.5%の量で存在する親水性重合体の均質な混
合物よりなる。より好ましくは、増強された親水性を有
するガムベースは、(a)ガムベースの約0.5〜約20重
量%の量で存在するエラストマー、(b)ガムベースの
約10〜約25重量%の量で存在する、分子量約35000〜約5
5000の中分子量ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約
4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モノグリセ
リド、(d)ガムベースの約6〜約10重量%の量で存在
する融点約60℃未満のワックス、(e)ガムベースの約
2〜約11重量%の量で存在するエラストマー溶媒、
(f)ガムベースの約5〜約14重量%の量の可塑剤およ
び(g)ガムベースの約15〜約40重量%の量の充填剤、
および(B)チューインガム組成物の約60重量%迄の量
で存在する増量剤、(C)甘味剤有効量、および(D)
無水担体中少なくとも約1.5%の量で存在する親水性重
合体の均質な混合物よりなる。
本発明はまた、チューインガムおよびフウセンガムの
両方の処方を含む進歩したチューインガム組成物の調製
方法も包含する。チューインガム組成物は当該分野の技
術者の知る標準的な方法と装置を用いて調製してよい。
本発明で用いる装置はチューインガム製造分野でよく知
られた混合装置および加熱装置を包含し、従って、特定
の装置の選択は当業者のよく知るところである。
このような方法においては、チューインガム組成物
は、本発明のガムベースを最終的に所望のチューインガ
ム組成物の他の成分と混合することにより調製する。他
の成分は、通常は当該分野でよく知られる通り、所望の
組成物の性質に応じて組成物中に配合する。最終チュー
インガム組成物は食品技術およびチューインガム技術分
野でよく知られた方法を用いて容易に調製される。
例えば、本発明のガムベースをベースの物理的および
化学的性質に悪影響を与えないようにしてベースを軟化
させる温度まで加熱する。使用する最適温度は使用する
ガムベースの組成に応じて変動するが、このような温度
は特に実験をすることなく当該分野の技術者により容易
に決定される。
ガムベースは、従来どおり、ベースが溶融するのに十
分な時間約60〜約120℃の範囲の温度で溶融させる。例
えば、ガムベースを約30分間これらの条件下で加熱し、
その直後、可塑剤、軟化剤、増量剤、甘味料、および/
または充填剤、着色料およびフレーバー剤のようなガム
組成物の残りの成分と少しづつ混合し、混合物を可塑化
させると同時に、ベースの硬度、粘弾性および成型性を
調節してよい。本発明の唾液促進剤もこの時点で添加す
る。ガム組成物の均質な嵌合物が得られるまで混合を継
続する。その後、ガム組成物混合物を所望のチューイン
ガム形状に成型してよい。
1つの実施態様において本発明は、(1)チューイン
ガム組成物成分:(A)チューインガム組成物の約40〜
約75重量%の量で存在する増強された親水性を有するガ
ムベース、(B)チューインガム組成物の約60重量%迄
の量で存在する増量剤、(C)甘味剤有効量、および
(D)無水担体中少なくとも約1.5%の量で存在する親
水性重合体の均質な混合物を準備する工程、(2)
(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する工程、
および(3)(B)、(C)および(D)の成分を段階
(2)の混合物に添加混合して均質な混合物を形成する
工程を特徴とする低カロリー唾液促進チューインガム組
成物の調製方法に向けられる。
別の実施態様において、本発明は、(1)チューイン
ガム組成物成分:(A)チューインガム組成物の約40〜
約85重量%の量で存在する増強された親水性を有するガ
ムベース、および(B)チューインガム組成物の約60重
量%迄の量で存在する増量剤を準備する工程、(2)
(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する工程、
および(3)(B)の成分を段階(2)の混合物に添加
混合して均質な混合物を形成する工程を特徴とするセン
ター充填チューインガム組成物における低カロリー外殻
の調製方法に向けられる。
更に別の実施態様においては、本発明は、センター部
分がチューインガム組成物よりなる、センター部分上の
菓子コーティングを有する菓子コーティングチューイン
ガム組成物における低カロリーセンター部分の調製方法
であって、(1)チューインガム組成物成分:(A)チ
ューインガム組成物の約40〜約75重量%の量で存在する
増強された親水性を有するガムベース、および(B)チ
ューインガム組成物の約60重量%迄の量で存在する増量
剤を準備する工程、(2)(A)の成分を混合して均質
な混合物を形成する工程、および、(3)(B)の成分
を段階(2)の混合物に添加混合して均質な混合物を形
成する工程を特徴とする方法に向けられる。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量
%の量で存在する、分子量約35000〜約55000の中分子量
ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガ
ムベースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックスおよび(e)ガムベースの総量をガムベ
ースを基にして100重量%とするような量で存在する、
エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれ
らの混合物よりなる群から選択される物質よりなる。よ
り好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量
%の量で存在する、分子量約35000〜約55000の中分子量
ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガ
ムベースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックス、(e)ガムベースの約2〜約11重量%
の量で存在するエラストマー溶媒、(f)ガムベースの
約5〜約14重量%の量の可塑剤および(g)ガムベース
の約15〜約40重量%の量の充填剤よりなる。
本発明によれば、増強された親水性を有するガムベー
スおよびそのようなガムベースを配合したチューインガ
ム組成物は、液体センターを封入するセンター充填チュ
ーインガムの外殻として使用してよい。本発明で使用す
る液体センターは砂糖入りおよびシュガーレスの液体セ
ンターを包含する当該分野でよく知られた何れの液体セ
ンターであってもよい。これらの液体センターには、実
質的に水性のセンター、液体センターの移行を防ぐため
に濃厚化剤、乳化剤、湿潤剤、バインダー、ガム等およ
びこれらの混合物のような添加物を含有する水性センタ
ー、懸濁液および半液体のセンターを包含するがこれら
に限定されず、液体センターの粘度は、ゲル様のコンシ
ステンシーまたはペースト質から比較的チキソトロピー
な粘着性の液質までの範囲であることができる。
液体センターはフレーバー剤、甘味剤等およびこれら
の混合物のようなチューインガムおよび菓子分野でよく
知られた伝統的成分を含有してよい。菓子添加剤の外
に、液体センターは医薬、呼気清浄剤、ビタミン、果汁
等、およびこれらの混合物のような薬学的添加物も含有
してよい。それらの菓子および薬剤は、甘味およびフレ
ーバーおよび/または治療活性の初期の発散および/ま
たは延長された甘味およびフレーバーの知覚および/ま
たは治療活性を得るために当該分野でよく知られている
多くの異なる物理的形態で使用してよい。特に限定しな
いがこれらの物理的形態には、遊離形態、例えば噴霧乾
燥、粉末形態およびビーズ型、およびカプセル型および
これらの組合せが包含される。本発明で使用するのに適
する液体センターの限定しない代表例は、米国特許3,89
4,154、4,156,740、4,157,401、4,316,915および4,466,
983号に記載されているようなセンターであり、これら
の特許の記載は参考の為に本明細書に組み込まれる。
液体センターの移行を遅延させる本発明の外殻の増強
された親水性により、固体の外殻に対して有意に高い比
率の液体センターを本発明のセンター充填チューインガ
ムに配合してよい。センター充填チューインガム製品中
の固体外殻の量がより少ないため、低カカロリーチュー
インガムの調製が可能になる。一般的に、液体センター
は最終チューインガム製品の約15〜約50重量%、好まし
くは約20〜約35重量%の量でセンター充填チューインガ
ム中に存在する。
本発明は進歩したセンター充填チューインガム組成物
の調製方法にも関する。進歩した組成物は、当該分野の
技術者の知る標準的な方法および装置を用いて調製して
よい。本発明で用いる装置はチューインガム製造分野で
よく知られた混合装置および加熱装置を包含し、従っ
て、特定の装置の選択は当業者のよく知るところであ
る。このような方法および装置は、例えば米国特許3,80
6,290および3,857,963号に開示してあり、その開示は参
考のために本明細書に組み込まれる。
典型的には、本発明のガムベースまたは本発明のガム
ベースを配合したチューインガム組成物をガム押し出し
機に供給し、オリフィスを通して、チューインガムを中
空のロープとして押し出す。液体センター組成物を加圧
下に内管を通してオリフィス下流部のロープの中空部に
供給し、センター充填されたチューインガムロープを裁
断装置に通じ、ここでローラーによりロープガムの断面
の寸法を減らし、個々のガム単位を形成する。
好ましい実施態様においては、本発明は外殻が進歩し
た親水性を有するガムベースよりなる、外殻で液体セン
ターの入った内腔を封入することを包含するセンター充
填チューインガム組成物の調製方法に向けられる。別の
好ましい実施態様においては、本発明は、外殻が(A)
チューインガム組成物の約40〜約75重量%の量で存在す
る増強された親水性を有するガムベース、および(B)
チューインガム組成物の約60重量%迄の量で存在する増
量剤を含有するガム組成物よりなる、外殻で液体センタ
ーの入った内腔を封入することを包含するセンター充填
チューインガム組成物の調製方法に向けられる。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベースは
重量%で、(a)約0.5〜約20%の量で存在するエラス
トマー、(b)約10〜約25%の量で存在する、分子量約
35000〜約55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、(c)約4.
5〜約10%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、
(d)約6〜約10%の量で存在する融点約60℃未満のワ
ックス、および(e)ガムベースの総量をガムベースを
基にして100%とするような量で存在する、エラストマ
ー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物
よりなる群から選択される物質よりなる。より好ましく
は、増強された親水性を有するガムベースは重量%で、
(a)約0.5〜約20%の量で存在するエラストマー、
(b)約10〜約25%の量で存在する、分子量約35000〜
約55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、(c)約4.5〜約10
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)約
6〜約10%の量で存在する融点約60℃未満のワックス、
および(e)ガムベースの総量をガムベースを基にして
100%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、
乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる
群から選択される物質、および(B)チューインガム組
成物の約60重量%の量で存在する増量剤よりなる。
本発明によれば、増強された親水性を有するガムベー
スおよびそのようなガムベースを配合したチューインガ
ム組成物は、菓子コーティングチューインガムのセンタ
ー部分として使用してよい。本発明で用いる菓子コーテ
ィングは砂糖入りおよびシュガーレスの菓子コーティン
グを含む当該分野でよく知られた何れの菓子コーティン
グであってもよい。これらの菓子コーティングは、良好
な外観および咀嚼特性を有する均質なコーティングを形
成するために、人工甘味料、フレーバー剤、着色剤、膜
形成剤、可塑剤、バインダー、水分吸収剤、抗粘着剤、
分散剤等およびこれらの混合物のような添加物を含有し
てよい。菓子コーティングチューインガムは例えば米国
特許4,753,790号により詳細に開示してあり、その開示
は参考のため本明細書に組み込まれる。
ガムのセンター部分のガム組成物のところで前に記載
した甘味剤、フレーバー剤および着色剤を菓子コーティ
ング中に使用してよい。甘味剤およびフレーバー剤は、
初期の甘味およびフレーバーの発散および/または延長
された甘味およびフレーバーの刺激を得るために、良く
知られた多くの異なる物理的形態で使用してよい。この
ような物理的形態の限定しない例は、例えば、噴霧乾
燥、粉末、およびビーズ形態のような遊離形態、および
カプセル形態、およびこれらの組合せを包含する。
適当な膜形成剤は、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース(セルロースのメチルエーテル)、エ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ゼラチン等、およびこれらの混合物を包含す
る。膜形成剤を使用する場合は、これは約0.01〜約1重
量%の量で存在する。
使用に適する可塑剤は水溶性である。可塑剤の例は、
ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
プロピレングリコールのオリゴマー(例えば平均分子量
約1000〜2000のもの)、ポリビニルアルコール、低分子
量ポリ酢酸ビニル(例えば平均分子量約800〜約1200の
もの)、水溶性天然ガム、例えばアルギネート、キサン
タンガンム、カラジーナンおよび寒天等およびこれらの
混合物を包含する。可塑剤は約0.2〜約1重量%の量で
使用してよい。
使用に適するバインダーは、アラビアゴム、キサンタ
ンゴム、トラガカントゴム、タピオカデキストリン、変
性食用澱粉、ゼイン等およびこれらの混合物を包含す
る。バインダーは約0.05〜約0.3重量%の量で使用して
よい。
水分吸収剤を使用する場合は、適当なものには、マン
ニトール、リン酸2カルシウム、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、硫酸カルシウム、シリカ等およびこれら
の混合物が包含される。水分吸収剤として有用である適
当なシリカは、不定形シリカ、合成不定形シリカ、含水
シリカゲル、合成シリカ、ケイ酸アルミニウムナトリウ
ム、超微粒子沈降不定形二酸化ケイ素等およびこれらの
混合物を包含する。通常は、水分吸収剤は約0.5〜約3
重量%の量で存在する。
充填剤としても機能してよい有用な抗粘着剤は、炭酸
カルシウム、タルク、および3ケイ酸マグネシウム等お
よびこれらの混合物を包含する。有用な分散剤は二酸化
チタン、タルクおよび上記した抗粘着剤を包含する。
本発明は進歩した菓子コーティングチューインガム組
成物の調製方法にも関する。進歩した菓子コーティング
チューインガム組成物は当該分野の技術者の知る標準的
な方法および装置を用いて調製してよい。本発明で用い
る装置はチューインガム製造分野でよく知られた混合、
加熱、コーティング(散粉)および乾燥装置を包含し、
従って特定の装置の選択は当業者のよく知るところであ
る。
このような方法においては、組成物は、前記したよう
な本発明のシュガーレスで実質的に無水のチューインガ
ム組成物を所望のコア部組成物の他の成分と混合するこ
とにより調製する。次に均質な混合物を小片に成型し、
次にこれを回転コーティングパンに投入する。菓子コー
ティングシロップを、必要であれば加熱しながら調製
し、次にガム片に適用する。次にコーティングされたガ
ム片を冷却乾燥させる。種々の成分は通常は、当該分野
で通常の技術を有するもののよく知るとおり、所望の組
成物の性質に応じて菓子コーティング組成物に配合す
る。最終コーティングチューインガム組成物は、例えば
Cherikuri等に発行された米国特許4,238,510および4,31
7,838号に記載されているようなチューインガム技術分
野で一般的に知られた方法を用いて容易に調製される。
この特許の開示は参考のために本明細書に組み込まれ
る。
好ましい実施態様において、本発明は、センター部分
が増強された親水性を有するガムベースよりなる、セン
ター部分およびセンター部分上の菓子コーティングを有
する菓子コーティングチューインガム組成物の調製方法
であって、菓子コーティングでセンター部分をコーティ
ングすることを特徴とする方法に向けられる。別の実施
態様において、本発明は、センター部分が(A)チュー
インガム組成物の約40〜約75重量%の量で存在する増強
された親水性を有するガムベース、および(B)チュー
インガム組成物の約60重量%迄の量で存在する増量剤よ
りなるガム組成物よりなる、センター部分およびセンタ
ー部分上の菓子コーティングを有する菓子コーティング
チューインガム組成物の調製方法であって、菓子コーテ
ィングでセンター部分をコーティングすることを特徴と
する方法に向けられる。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、ガムベースの重量%で、(a)約0.5〜約20%の量
で存在するエラストマー、(b)約10〜約25%の量で存
在する、分子量約35000〜約55000の中分子量ポリ酢酸ビ
ニル、(c)約4.5〜約10%の量で存在するアセチル化
モノグリセリド、(d)約6〜約10%の量で存在する融
点約60℃未満のワックス、および(e)ガムベースの総
量をガムベースを基にして100%とするような量で存在
する、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およ
びこれらの混合物よりなる群から選択される物質よりな
る。より好ましくは、増強された親水性を有するガムベ
ースは、ガムベースの重量%で、(a)ガムベースの約
0.5〜約20%の量で存在するエラストマー、(b)ガム
ベースの約10〜約25%の量で存在する、分子量約35000
〜約55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベー
スの約4.5〜約10%の量で存在するアセチル化モノグリ
セリド、(d)ガムベースの約6〜約10%の量で存在す
る融点約60℃未満のワックス、(e)ガムベースの約2
〜約11%の量で存在するエラストマー溶媒、(f)ガム
ベースの約5〜約14%の量の可塑剤および(g)ガムベ
ースの約15〜約40%の量の充填剤よりなる。
本発明によれば、外殻がチューインガム組成物よりな
り、チューインガム組成物が(A)チューインガム組成
物の約40〜約85重量%の量で存在する増強された親水性
を有するガムベース、(B)チューインガム組成物の約
60重量%迄の量で存在する増量剤、(C)甘味剤有効
量、および(D)無水担体中少なくとも約1.5%の量で
存在する親水性重合体の均質な混合物よりなる、内腔お
よび内腔内の液体センターを封入する外殻を有する低カ
ロリー唾液促進センター充填チューインガム組成物を調
製してよい。更に本発明は、外殻がチューインガム組成
物よりなる低カロリー唾液促進センター充填チューイン
ガム組成物における外殻の調製方法も包含し、この方法
は、(1)チューインガム組成物成分:(A)チューイ
ンガム組成物の約40〜約85重量%の量で存在する増強さ
れた親水性を有するガムベース、(B)チューインガム
組成物の約60重量%迄の量で存在する増量剤、(C)甘
味剤有効量、および(D)無水担体中少なくとも約1.5
%の量で存在する親水性重合体の均質な混合物を準備す
る工程、(2)(A)の成分を混合して均質な混合物を
形成する工程、および(3)(B)、(C)および
(D)の成分を階段(2)の混合物に添加混合して均質
な混合物を形成する工程を特徴とする。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量
%の量で存在する、分子量約35000〜約55000の中分子量
ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガ
ムベースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックス、および(e)ガムベースの総量をガム
ベースを基にして100重量%とするような量で存在す
る、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤および
これらの混合物よりなる群から選択される物質よりな
る。
本発明によれば、センター部分が低カロリーチューイ
ンガム組成物よりなり、低カロリーチューインガム組成
物が(A)チューインガム組成物の約40〜約75重量%の
量で存在する増強された親水性を有するガムベース、
(B)チューインガム組成物の約60重量%迄の量で存在
する増量剤、(C)甘味剤有効量、および(D)無水担
体中少なくとも約1.5%の量で存在する親水性重合体の
均質な混合物よりなる、センター部分およびセンター部
分上の菓子コーティングを有する低カロリー唾液促進菓
子コーティングチューインガム組成物が調製される。更
に本発明は、センター部分がチューインガム組成物より
なる、センター部分上の菓子コーティングを有する低カ
ロリー唾液促進菓子コーティングチューインガム組成物
におけるセンター部分の調製方法であって、(1)のチ
ューインガム組成物成分:(A)チューインガム組成物
の約40〜約75重量%の量で存在する増強された親水性を
有するガムベース、(B)チューインガム組成物の約60
重量%迄の量で存在する増量剤、(C)甘味剤有効量、
および(D)無水担体中少なくとも約1.5%の量で存在
する親水性重合体の均質な混合物を準備する工程、
(2)(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する
工程、および(3)(B)、(C)および(D)の成分
を段階(2)の混合物に添加混合して均質な混合物を形
成する工程を特徴とする方法を包含する。
好ましくは、増強された親水性を有するガムベース
は、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量
%の量で存在する、分子量約35000〜約55000の中分子量
ポリ酢酸ビニル、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量
%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガ
ムベースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックス、および(e)ガムベースの総量をガム
ベースを基にして100重量%とするような量で存在す
る、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤および
これらの混合物よりなる群から選択される物質よりな
る。
本発明を以下の実施例により更に説明するが、これは
請求範囲の有効な範囲を制限する意図のものではない。
実施例中および明細書および請求範囲を通じて、全ての
部およびパーセントは、特段の記載が無い限り、最終組
成物の重量に基づくものである。
実施例1〜3 これらの実施例は、唾液促進剤を種々の濃度で含有す
る本発明の低カロリーチューインガム組成物の間の比較
を示すものである。実施例1〜3のガムベース組成物を
表1に示す。
表 1 ガムベース組成物(重量%) 成 分 実施例1〜3 エラストマー 10.0 ポリ酢酸ビニル 低分子量 12.0 中分子量 12.0 アセチル化モノグリセリド 6.5 ワックス 9.0 部分水添ウッドロジンのグリセリルエ 8.0 ステル 部分水添大豆油 9.0 乳化剤 8.0 充填剤 25.5 実施例1〜3のチューインガム組成物を表2に示す。
ガムベースの調製においては、先ずガムベースを溶融
し、次に軟化剤をベースと混合した。次に炭水化物およ
びフレーバー剤をベースと混合した。最後に、カプセル
化甘味剤が溶融しないように混合物の温度を48℃未満に
維持しながら甘味剤をベースと混合した。
実施例1〜3のチューインガムの唾液促進特性(ジュ
ーシーさ)は、熟練したパネルにより、強度の尺度を0
(最低)〜100(最高)として、0.5、2、4、6および
10分の咀嚼時間の後に評価した。実施例1〜3のチュー
インガムのジューシーさの強度を第1図にグラフで示
す。実施例1のチューインガム組成物(カルボキシメチ
ルセルロースナトリウムを含有しない)は40のジューシ
ーさ強度を有すると判断された。実施例2のチューイン
ガム組成物(5%グリセリン中1%カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム)は40のジューシーさ強度を有する
と判断された。実施例3のチューインガム組成物(5%
グリセリン中2%カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム)は60のジューシーさ強度を有すると判断された。
即ち、5%グリセリン中少なくとも2%のカルボキシ
メチルセルロースナトリウムを含有する実施例3の低カ
ロリーチューインガム組成物が、より少ない量(それぞ
れ0%および1%)のカルボキシメチルセルロースナト
リウムを含有する実施例1および2のガム組成物よりも
大きい唾液促進性を有していた。
実施例4〜10 本発明ではない実験4〜5、本発明の実験6〜10 これらの実施例は従来のセンター充填チューインガム
組成物および進歩した保存安定性を有する本発明に従っ
て調製したセンター充填チューインガム組成物との間の
比較を示すものである。実施例4〜5(対照群)および
実施例6〜10(被験試料)のガムベースを表3に示す。
実施例4〜5(対照群)および実施例6〜10(被験試
料)のチューインガム組成物を表4に示す。
表5に示す液体センターを配合し、表3のガムベース
組成物および表4のチューインガム組成物を使用して、
センター充填シューインガム組成物を調製した。
表 5 液体センター組成物(重量%) 実 施 例 成 分 4 69% シュガーレス湿潤剤および濃厚化剤 (対照群) 1% フレーバー剤 30% 水 5 59% シュガーレス湿潤剤および濃厚化剤 (対照群) 1% フレーバー剤 40% 水 6 100% リカシン 7 100% グリセリン 8 100% 水 69% シュガーレス湿潤剤および濃厚化剤 9 1% フレーバー剤 30% 水 10 97% グリセリン 3% フレーバー剤 実施例4〜5(対照群)のセンター充填チューインガ
ム組成物における外殻に対する液体センターの重量比は
約20%であり、実施例6〜10(被験試料)のセンター充
填チューインガム組成物における外殻に対する液体セン
ターの重量比は約30%であった。実施例4〜10のセンタ
ー充填チューインガム組成物は37℃で保存して定期的に
安定性を観察した。
1週の終りに、全てのセンター充填チューインガム組
成物のセンターは安定していた。2週の終りには、チュ
ーインガム組成物のセンターは良好な状態であったが、
実施例4および5(対照群)および実施例8(水センタ
ー被験試料)のチューインガムのセンターは濃厚化して
いた。4週の終りに、実施例4および5(対照群)のチ
ューインガムのセンターは乾燥し切っており、実施例8
(水センター被験試料)のセンターは濃厚化しており、
実施例7、9および10(被験試料)のチューインガム組
成物のセンターは許容できるものであった。7週の終り
には、実施例6〜10(被験試料)のチューインガム組成
物にセンターには新たな変化は無かった。8週の終り
に、実施例6〜10(被験試料)のチューインガム組成物
のセンターは、濃厚で粘着性の塊になっていた実施例8
(水センター被験試料)のセンターでさえも、許容でき
る程度の噴出性のセンターを有していた。12週の終りに
は、実施例6〜10(被試験料)のチューインガム組成物
のセンターは、実施例8(水センター被試料)のチュー
インガムのセンターを含め、なお許容できる噴出性のセ
ンターを有していた。
即ち、本発明のガムベース組成物を含有する実施例6
〜10のセンター充填チューインガム組成物は実施例4〜
5の対照群組成物より保存期間中の安定性が優れてい
た。
実施例4〜5(対照群)および6〜10(被験試料)の
チューインガム組成物により吸収された水分の量を27
℃、相対湿度(RH)80%の条件下で6週間にわたり測定
した。各ガム組成物に吸収された水分の量を、保存の週
に対し、吸収された水分の重量%で、第2図に示した。
第2図は、本発明のガムベースを含有する実施例6〜10
のチューインガム組成物が、実施例4〜5の従来のチュ
ーインガム組成物よりも、有意に少ない水分を吸収した
ことを示している。
実施例11〜14 これらの実施例は、本発明のガムベースを種々の量で
含有するセンター充填チューインガム組成物間の比較を
示すものである。ガムベースの組成は前記実施例6〜10
で示したものである。実施例11〜14のチューインガム組
成物を表6に示す。
センター充填チューインガム組成物は、表7に示す液
体センター(実施例A〜C)の各々を配合して、表6
(実施例11〜14)に示す各チューインガム組成物から調
製した。
表 7 液体センター組成物(重量%) 実施例 成 分 69% シュガーレス湿潤剤および濃厚化剤 A 1% フレーバー剤 30% 水 B 100% ソルビトール溶液 C 100% 水 実施例11〜14のセンター充填チューインガム組成物に
おける外殻に対する液体センターの重量比は約30%であ
った。センター充填チューインガム組成物は37℃で保存
して定期的に安定性を観察した。
1時間の終りに、実施例11C(水センター−23%ガム
ベース)のガム組成物のセンターは移行を開始してい
た。2時間の終りに、実施例12C(水センター−26%ガ
ムベース)のガム組成物のセンターも移行を開始してい
た。4時間の終りには、実施例11C(水センター−23%
ガムベース)のガム組成物のセンターは消失し、実施例
12C(水センター−26%ガムベース)のガム組成物のセ
ンターも殆ど無くなっており、実施例11B(ソルビート
ル溶液センター−23%ガムベース)のセンターは移行を
開始していた。
5日の終りに、実施例12C(水センター−26%ガムベ
ース)のセンターは移行しており、実施例12Bおよび13B
(ソルビトール溶液センター−26%ガムベースおよび65
%ガムベース)のセンターは移行を開始しており、実施
例13C(水センター−65%ガムベース)のセンターは移
行を開始しており、実施例14Bおよび14C(それぞれ、ソ
ルビトール溶液センターおよび水センター−85%ガムベ
ース)はなお許容できるものであった。実施例11A、12
A、13Aおよび14A(69%シュガーレス湿潤剤および濃厚
化剤、1%フレーバー剤および30%水センター)のセン
ターは移行を開始しており、実施例11A(23%ガムベー
ス)のセンターは最大の移行を示し、実施例14A(85%
ガムベース)のセンターは最低の移行を示した。
11日の終りには、実施例11A、12A、13Aおよび14A(69
%シュガーレス湿潤剤および濃厚化剤、1%フレーバー
剤および30%水センター)のセンターのみが許容できる
ものであり、実施例11A(23%ガムベース)のセンター
は非常に粘着性のものとなり、実施例14A(85%ガムベ
ース)のセンターは僅かの移行のみを示した。
残りの試料では、試料のセンターの一部を採取し、セ
ンターの固体パーセントをBausch & Lombの屈折率測
定計で測定した。センターは初期固体パーセント72%と
なるように調製した。センターが移行するにつれ、固体
パーセントは増大する。
1月の終りに、実施例11A(69%シュガーレス湿潤剤
および濃厚化剤、1%フレーバー剤および30%水センタ
ー−23%ガムベース)のセンターは極めて濃厚であり、
固体パーセントは82%であった。実施例14A(69%シュ
ガーレス湿潤剤および濃厚化剤、1%フレーバー剤およ
び30%水センター−85%ガムベース)のセンターはなお
液状であり、固体パーセントは72%であった。
2月の終りに、実施例11A(69%シュガーレス湿潤剤
および濃厚化剤、1%フレーバー剤および30%水センタ
ー−23%ガムベース)のセンターは有意に移行してお
り、固体パーセント測定の為の試料は採取できなかっ
た。実施例14A(69%シュガーレス湿潤剤および濃厚化
剤、1%フレーバー剤および30%水センター−85%ガム
ベース)のセンターはなお液状であり、固体パーセント
は72%であった。
3月の終りに、実施例13Aおよび14A(69%シュガーレ
ス湿潤剤および濃厚化剤、1%フレーバー剤および30%
水センターそれぞれ、65%ガムベースおよび85%ガムベ
ース)のセンターはなお液状であり、各々の固体パーセ
ントは74%であった。
即ち、本発明のガムベース組成物をより多い量で含有
する(それぞれ65%および85%)実施例13および14のセ
ンター充填チューインガム組成物は、より少ない量のガ
ムベース(それぞれ23%および26%)を含有する実施例
11および12のガム組成物よりも保存の間の安定性がかな
り優れていた。
実施例15〜17 これらの実施例は、従来の菓子コーティングチューイ
ンガムおよび本発明に従って調製した菓子コーティング
ガムの間の比較を示すものである。実施例15(対照群)
および実施例16〜17(被験試料)のガムベース組成物を
表8に示す。
実施例15(対照群)および実施例16〜17(被験試料)
のチューインガム組成物を表9に示す。
実施例15(対照群)および16〜17(被験試料)のチュ
ーインガム組成物により吸収された水分の量を27℃、相
対湿度(RH)80%の条件下で6週間にわたり測定した。
各ガム組成物に吸収された水分の量を、保存の週に対
し、吸収された水分の重量%で、第3図に示した。第3
図は、本発明のガムベースを含有する実施例16〜17のチ
ューインガム組成物が、実施例15の従来のチューインガ
ム組成物よりも、有意に少ない水分を吸収したことを示
している。
実施例15(対照群)および実施例16〜17(被験試料)
のチューインガム組成物の相対硬度を、23℃、相対湿度
(RH)23%の条件下で5週間にわたり測定した。硬度は
Valtes Associates Inc.,のデジタル読み取り器付きのI
nstron Model 1130デュロメーターを用いて測定した。3
/16インチのプランジャーをガム表面が貫通するまで表
面に押し当てた。保存の週数対ポンド値で表わした測定
値を第4図に示す。第4図によれば、本発明のガムベー
スを含有する実施例16〜17のチューインガム組成物は、
実施例15の従来のチューインガム組成物よりも有意によ
り軟質であった。
即ち、本発明のガムベース組成物を含有する実施例16
〜17の菓子コーティングチューインガム組成物は、実施
例15の対照群組成物と比較して極めて軟質であり、吸湿
性は小さかった。本発明のより軟質でより弾力性のある
ガムベース組成物を含有するガムセンターはまた、コー
ティング過程の気流および高温条件(34℃)に対しても
耐性を有し、顕著な変形は呈しなかった。
上記のように本発明は説明されるが、多くの変形が可
能であることは明らかである。このような変形は本発明
の精神と範囲を外れるものではなく、全てそのような変
更は請求範囲内に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜3のチューインガム組成物のジュー
シーさの強度を、時間対1〜100の尺度で示したグラフ
である。 第2図は27℃、80%RHにおける実施例4〜5(対照群)
および実施例6〜10(被験試料)のチューインガム組成
物の水分吸収性を、保存の週数対吸収された水分の重量
%で示したグラフである。 第3図は、27℃、80%RHにおける、実施例15(対照群)
および実施例16〜17(被験試料)のチューインガム組成
物の水分吸収性を、保存の週数対吸収された水分の重量
%で示したグラフである。 第4図は、実施例15(対照群)および実施例16〜17(被
験試料)のチューインガム組成物の相対硬度対23℃、相
対湿度23%での保存時間を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガル・マンスカーニ アメリカ合衆国ニユーヨーク州(10312) スタテン アイランド.ペトラスアベニ ユー97 (72)発明者 ケネス・ピー・ビルカ アメリカ合衆国ニユーヨーク州(11001) フローラル パーク.チユーリツプアベ ニユー91 (56)参考文献 特開 昭63−214147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23G 3/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分よりなる低カロリー唾液促進チュ
    ーインガム組成物: (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    75重量%の量で存在するガムベース: (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、 (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤: (C)甘味剤有効量:および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物。
  2. 【請求項2】下記成分よりなる低カロリー唾液促進チュ
    ーインガム組成物: (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    75重量%の量で存在するガムベース: (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、 (e)ガムベースの2〜11重量%の量で存在するエラス
    トマー溶媒、 (f)ガムベースの5〜14重量%の量の可塑剤、 (g)ガムベースの15〜40重量%の量の充填剤、 (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤: (C)甘味剤有効量:および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物。
  3. 【請求項3】低カロリー唾液促進チューインガム組成物
    の製法であって、 (1)下記のチューインガム組成物成分を準備する工
    程、 (A)下記成分よりなり、チューインガム組成物の40〜
    75重量%の量で存在するガムベース、 (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、 (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤: (C)甘味剤有効量:および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物: (2)(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する
    工程、および (3)(B)、(C)および(D)の成分を段階(2)
    の混合物に添加混合して均質な混合物を形成する工程 を特徴とする方法。
  4. 【請求項4】内腔および内腔内の液体センターを封入す
    る外殻を有する低カロリー唾液促進センター充填チュー
    インガム組成物であって、外殻がチューインガム組成物
    よりなり、チューインガム組成物が、 (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    85重量%の量で存在するガムベース: (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、および (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤: (C)甘味剤有効量:および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物 よりなる組成物。
  5. 【請求項5】外殻がチューインガム組成物よりなる、低
    カロリー唾液促進センター充填チューインガム組成物に
    おける外殻の製法であって、 (1)下記のチューインガム組成物成分を準備する工
    程、 (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    85重量%の量で存在するガムベース: (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー; (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル; (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、および (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤、 (C)甘味剤有効量、および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物、および (2)(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する
    工程、および (3)(B)、(C)および(D)の成分を段階(2)
    の混合物に添加混合して均質な混合物を形成する工程 を特徴とする方法。
  6. 【請求項6】センター部分およびセンター部分上の菓子
    コーティングを有する低カロリー唾液促進菓子コーティ
    ングチューインガム組成物であって、センター部分が低
    カロリーチューインガム組成物よりなり、低カロリーチ
    ューインガム組成物が、 (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    75重量%の量で存在するガムベース、 (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、 (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤、 (C)甘味剤有効量、および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物 よりなる組成物。
  7. 【請求項7】センター部分がチューインガム組成物より
    なる、センター部分上の菓子コーティングを有する低カ
    ロリー唾液促進菓子コーティングチューインガム組成物
    におけるセンター部分の製法であって、 (1)下記のチューインガム組成物成分を準備する工
    程: (A)下記成分よりなる、チューインガム組成物の40〜
    75重量%の量で存在するガムベース、 (a)ガムベースの0.5〜20重量%の量で存在するエラ
    ストマー、 (b)ガムベースの10〜25重量%の量で存在する、分子
    量35000〜55000の中分子量ポリ酢酸ビニル、 (c)ガムベースの4.5〜10重量%の量で存在するアセ
    チル化モノグリセリド、 (d)ガムベースの6〜10重量%の量で存在する融点60
    ℃未満のワックス、および (e)ガムベースの総量をガムベースを基にして100重
    量%とするような量で存在する、エラストマー溶媒、乳
    化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群
    から選択される物質、および (B)チューインガム組成物の60重量%迄の量で存在す
    る増量剤、 (C)甘味剤有効量、および (D)グリセリン、プロピレングリコール、油、煮沸コ
    ーンシロップ、煮沸リカシン及びこれらの混合物よりな
    る群から選択される無水担体中、チューインガム組成物
    中の少なくとも1.5%の量で存在するセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、カ
    ラジーナン及びこれらの混合物よりなる群から選択され
    る親水性重合体の均質な混合物、 (2)(A)の成分を混合して均質な混合物を形成する
    工程、および (3)(B)、(C)および(D)の成分を段階(2)
    の混合物に添加混合して均質な混合物を形成する工程 を特徴とする方法。
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