JP3079114B2 - ポリデキストロースおよびクロロデオキシ糖を含有する相乗甘味組成物およびその調製方法 - Google Patents

ポリデキストロースおよびクロロデオキシ糖を含有する相乗甘味組成物およびその調製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリデキストロースお
よびクロロデオキシ糖を組合せることにより得られる甘
味の相乗作用に関する。より詳しくは、本発明は、ポリ
デキストロースおよび、クロロデオキシスクロースおよ
びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体のようなク
ロロデオキシ糖誘導体の組合せの間に見出された相乗甘
味作用に関する。相乗甘味組成物は広範囲の種類の摂取
可能な組成物中に使用してよい。本発明はまた、このよ
うな相乗甘味組成物およびそれらを使用してよい摂取可
能な組成物の調製方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】ポリデキストロースは水溶性、低カロリ
ー、非齲食性の増量剤であり、多くの食品中で、通常は
砂糖が有するような量感およびテクスチャーを与える。
ポリデキストロースはランダムに結合した高度に分岐し
たグルコース重合体であり、グルコースまたはマルトー
スまたはその両方を、非揮発性、可食、有機ポリカルボ
ン酸および触媒としてのポリオール、交叉結合剤または
重合活性化剤を用いて無水溶融重合法により重合するこ
とにより調製される。ポリデキストロースは数平均分子
量約1,500〜18,000であり、(a)酸がクエン
酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸、イタコ
ン酸、およびリンゴ酸よりなる群から選択されるような
ポリカルボン酸エステル基約0.5〜約5モル%、およ
び(b)ソルビトール、グリセロース、エリスリトー
ル、キシリトール、マンニトール、およびガラクチトー
ルよりなる群から選択され、酸に化学的に結合するよう
な可食ポリオール約5〜約20重量%を含有する。
【0003】Rennhardに発行された米国特許3,766,165
号および3,876,794号は、ポリデキストロースの調製方
法を開示している。ポリデキストロースはPfizer Chemi
cal Companyから市販されている。
【0004】ポリデキストロースは甘味を有することな
く、砂糖の技術的特性の多くを有する低カロリー砂糖代
替物(約1カロリー/グラム)である。この非甘味増量
剤は特に、強力甘味料と組合せて使用した場合に有用で
あり、従来の砂糖入食品の所望のテクスチャーを有する
低カロリー食品を、これらの製品が有するカロリーを伴
うことなく提供する。
【0005】ポリデキストロースは以下の3種類の形態
で市販されている。ポリデキストロースAは非晶質の僅
かに酸性(pH2.5〜3.5)の可融性の粉末であり、ポ
リデキストロースNは、水酸化カリウム部分中和(pH5
〜6)、明色のポリデキストロースAの70%水溶液で
あり、ポリデキストロースKは、ポリデキストロースA
を原料とした重炭酸カリウム部分中和(pH5〜6)粉末
である。
【0006】これらのポリデキストロース製品は全て、
グルコース、ソルビトール、並びにクエン酸、1,6−
アンヒドログルコース(レボグルコサン)および5−ヒ
ドロキシメチルフルフラールのような未反応単量体をあ
る量含有している。例えば、ポリデキストロースA中に
存在するクエン酸(またはクエン酸塩)の量は、約0.
9重量%である。
【0007】ポリデキストロースは最近4番目の形態で
ある改良ポリデキストロース、即ち、特定の低分子量有
機酸(pH3〜4)を実質的に含有しないポリデキストロ
ースAの形態として入手できるようになった。一般的
に、酸は増量剤中、約0.3重量%未満の量で存在す
る。これらの低分子量酸を除去することにより、ポリデ
キストロースに備わったオフテイストを除くことができ
る。
【0008】ポリデキストロース開発製品報告(polyde
xtrose Research Product Bulletin, Pfizer, Central
Research, Groton, Connecticut(1981p11))は、ポリデ
キストロースA、重炭酸ナトリウム、ソルビトールおよ
び強力甘味料の混合物を微細化し、粉砕混合物を溶融ガ
ムベース混合物に添加し、そして、混合物にペパーミン
ト油およびグリセリンを少しずつ添加することによりチ
ューインガム組成物を調製できることを開示している。
【0009】リデキストロースは甘味を有さないため、
強力甘味料のような甘味剤をポリデキストロースととも
に使用して良好な味の可食製品を得ることが必要であ
る。強力甘味剤(甘味料)は、砂糖(スクロース)と比
較して、より大きい甘味強度、および通常はより低いカ
ロリー値を有する天然および合成の化合物である。強力
甘味料は砂糖より大きい甘味特性を有するため、より少
ない量の甘味料で大量の砂糖と等しい甘味強度を与え
る。強力甘味料は当該分野で良く知られており、多くの
低カロリーおよび/または非齲食性組成物中で、砂糖の
代替物として広範囲に使用されている。
【0010】強力甘味料は様々な化学的に異る構造を有
しているため、様々な性質を有する。これらの強力甘味
料には、水溶性人工甘味料、例えば1,2−ベンズイソ
チアゾール−3(2H)−オン−1,1−ジオキシド
(サッカリンおよびその塩)、シクロヘキシルスルファ
ミン酸(サイクロメートおよびその塩)、および6−メ
チル−1,2,3−オキサチアジン−4(3H)−オン−
2,2−ジオキシドのカリウム塩(エースサルフェーム
−K、Hoechst Celanese Corporation, Somerville, Ne
w Jerseyより市販)、ソーマチン(タリン,Tate & Lyl
e Products, Reading, United Kingdomより市販)のよ
うな蛋白質、クロロデオキシ糖誘導体(例えばスクラロ
ース,McNeil Specialty Products Company, Skillman,
New Jerseyより市販)、およびジペプチド類、例えば
N−L−アルファ−アスパルチル−L−フェニルアラニ
ン1−メチルエステル(アスパルテーム,Nutrasweet C
ompany, Deerfield, Ullinoisより市販)およびL−ア
ルファ−アスパルチル−D−アラニンN−(2,2,4,
4−テトラメチル−3−チエタニル)アミド(アリテー
ム,Pfizer, New York, New Yorkより市販)、およびジ
ヒドロカルコンが包含される。これらの甘味剤の各々
は、スクロースと比較して異る甘味強度を有しており、
この甘味強度は良く知られている。例えば、以下の甘味
剤は以下に示すような甘味強度を有する。
【0011】 種々の甘味剤の甘味強度 化 合 物 甘味強度(スクロースと比較) 1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H) −オン1,1−ジオキシド (サッカリンおよびその塩) 300X シクロゲキシルスルファミン酸 (サイクラメートおよびその塩) 30X N−L−アルファ−アスパルチル−L−フェ ニルアラニン1−メチルエステル(アスパル テーム) 180X〜200X 6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4 (3H)−オン−2,2−ジオキシドのカリウ ム塩(エースサルフェーム−K) 160X〜200X 4,1′,6′−トリクロロ−4,1′,6′−トリ デオキシガラクトスクロース(スクラロース) 600X L−アルファ−アスパルチル−N−(2,2, 4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D −アラニンアミド水和物(アリテーム) 2000X
【0012】強力甘味料の各々は化学的に異っているた
め、摂取可能な組成物中のこのような甘味料の実際の使
用に関しては、各甘味料が異る問題点を呈する。例えば
いくつかの強力甘味料、例えばアスパルテームは安定性
の問題を有しており、アルデヒド、ケトン、水分等の存
在下で不安定性を示す。その他の強力甘味料、例えばサ
ッカリン(PMC Specialty Group Inc., Cincinnati, Oh
ioより市販)、ステビオサイド、エースサルフェーム−
K、グリチルリチン、グリチルリチン2カリウム、グリ
チルリチン酸アンモニウム塩、およびソーマチン(タリ
ン)等は、苦味またはオフノートを有している。
【0013】General Foods Corporationに譲渡されたK
lose等への米国特許4,382,963号は、フレーバー剤を、
軟化ガムベースおよび噴霧乾燥ポリデキストロースN増
量剤の混合物に添加した低カロリー砂糖非含有チューイ
ンガム組成物を開示している。
【0014】Warner-Lambert Companyに譲渡されたCher
ukuri等への米国特許4,765,991号は、フレーバー剤を高
パーセントの非スチレンブタジエン共重合体/ポリ酢酸
ビニルエラストマーチューインガムベースおよび低パー
セントのポリデキストロース、ポリマルトース、変性ポ
リデキストロースおよびこれらの混合物よりなる群から
選択される多糖類の混合物に添加した低カロリーチュー
インガム組成物を開示している。
【0015】Warner-Lambert Companyに譲渡された米国
特許出願043,763号および193,961号はポリデキストロー
スの精製方法を開示している。
【0016】Torresに発行された米国特許4,622,233号
は、ポリデキストロースの精製方法、および、アリテー
ムおよびポリデキストロースを含有する卓上甘味料の調
製方法を開示している。
【0017】Nabisco Brandsに譲渡されたDartey等への
米国特許4,688,519号は、ポリデキストロース約5〜約
20重量%を含有するクッキーを開示している。ポリデ
キストロースは、塊形成を回避するためにショートニン
グまたは脂肪および砂糖の代替として添加される。
【0018】Zellerへの米国特許4,631,196号は、ポリ
デキストロース10〜90%およびフラクトース90〜
10%の混合物よりなる、糖5〜30%を含有する低カ
ロリーデイリー製品を開示している。
【0019】Tate and Lyle plcに譲渡されたHough等へ
の米国特許4,435,440号は、クロロデオキシ糖誘導体を
含有する甘味剤を開示している。
【0020】Tate and Lyle plcに譲渡されたBeytes等
への米国特許4,495,170号は、クロロデオキシ糖および
別の苦味を有する甘味剤の混合物を含有する相乗甘味組
成物を開示している。クロロデオキシ糖は、クロロデオ
キシスクロースおよびクロロデオキシガラクトスクロー
スよりなる群から選択されている。苦味甘味剤は、サッ
カリン、ステビオサイドおよびエースサルフェーム−K
よりなる群から選択されている。
【0021】Warner-Lambert Companyに譲渡されたCher
ukuri等による1988年8月9日出願の米国特許出願2
30,282号は、スクラロースおよびアスパルテームおよび
スクラロースおよびアリテームを含有する相乗甘味組成
物を開示している。一般的に、相乗甘味組成物はスクラ
ロースおよびアスパルテーム、またはスクラロースおよ
びアリテームを、それぞれ重量比約65:35〜約9
1.7:8.3で含有している。
【0022】Warner-Lambert Companyに譲渡されたCher
ukuri等による1988年10月28日出願の米国特許
出願264,248号は、スクラロースおよびマルチトールを
含有する相乗甘味組成物を開示している。
【0023】Tate & Lyle plcへの優先日1987年1
0月6日のPCT出願WO 89/03182A号は、スクラロース
および、フラクトース、グルコース、マルトース、キシ
リトール、マンニトールおよびソルビトールよりなる群
から選択される糖類増量甘味剤を含有する相乗甘味組成
物を開示している。
【0024】欧州特許出願267,809A2号は、スクラロー
スおよびマルトデキストリンを含有する相乗甘味組成物
を開示している。
【0025】NAbisco Brands, Inc.,に譲渡されたStorz
等への米国特許4,820,528号は、本質的にサッカリン約
99.9〜90重量%および、ハロデオキシ糖約0.1〜
約10重量%よりなる共乾燥組成物を開示している。
【0026】Wm. Wrigley Jr. Company等の優先日19
87年5月15日のPCT出願WO 89/08672Aは、ガムが
有効量のスクラロースを含有する制御された甘味を有す
るチューインガム組成物を開示している。
【0027】Warner-Lambert Companyに譲渡されたCher
ukuri等による米国特許4,872,884号は、増強された親水
性を有する軟質ポリ酢酸ビニル含有ガムベースを、約5
0%より多い量で、強力甘味料約0.60%以下および
増量甘味剤約40%以下と組合せて使用した低カロリー
チューインガムを開示している。ガムベースを大量に用
いることによりガムのカロリーを低下させている。
【0028】Gum Base Co., SPAに譲渡されたPerfetti
等への米国特許4,698,223号は、ガムベース92〜99
%、グリセロール4%以下、およびフレーバー剤3%以
下を含有するノーカロリーチューインガム組成物を開示
している。ガムベースはエラストマー8〜15%、水添
又は部分水添の動物性または植物性の油10〜30%、
不活性鉱物充填剤10〜39%、ポリ酢酸ビニル8〜2
5%、脂肪酸グリセリド4〜9%、樹脂15〜25%、
天然ガム2〜6%、ワックス4〜12%、および抗酸化
剤0.05%以下を含有する。
【0029】即ち、スクロースに比較して特定の甘味強
度を有する甘味剤および増量剤の種種の組合せが知られ
ている。しかしながら、摂取可能な組成物中に使用する
ための増強された甘味強度を有するポリデキストロース
のような甘味増量剤が求められている。このような増強
された、または、相乗作用の甘味組成物を用いることに
より、摂取可能な組成物の甘味料組成物の総量を減らす
ことができ、そして、これにより、費用、安定性の問題
点、味の問題点等も軽減できる。本発明は、このような
相乗甘味組成物および、相乗甘味組成物を使用してよい
甘味のある摂取可能な組成物およびチューインガム製品
を提供するものである。
【0030】
【本発明の要約】本発明はポリデキストロースおよびク
ロロデオキシ糖誘導体を含有する相乗甘味組成物に関す
る。相乗甘味組成物はチューインガム組成物、ハードお
よびソフト菓子、飲料等のような広範囲の摂取可能な製
品中に使用してよい。本発明はまた、相乗甘味組成物お
よびそれらを使用してよい摂取可能な製品の調製方法に
関する。
【0031】
【本発明の詳細な記述】本発明はポリデキストロースお
よびクロロデオキシ糖誘導体を含有する相乗甘味組成物
に関する。相乗甘味組成物はチューインガム組成物、ハ
ードおよびソフト菓子、飲料等のような広範囲の摂取可
能な製品中に使用してよい。本発明はまた、相乗甘味組
成物およびそれらを使用してよい摂取可能な製品の調製
方法に関する。
【0032】出願人は、「摂取可能な」および「可食
の」という表現には、体内で使用されるか機能するよう
な全ての物質および組成物が包含されるものと定義す
る。これらは吸収される物質および吸収されない物質、
並びに消化性、および非消化性の物質を包含する。
【0033】本発明の強力甘味剤(甘味料)はクロロデ
オキシ糖誘導体である。クロロデオキシ糖誘導体は、ク
ロロデオキシスクロース誘導体、クロロデオキシガラク
トスクロース誘導体およびこれらの混合物よりなる群か
ら選択してよい。クロロデオキシスクロースおよびクロ
ロデオキシガラクトスクロースの誘導体の限定しない例
を以下に示す。 (a) 1−クロロ−1′−デオキシスクロース; (b) 4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクト
ピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、または4−
クロロ−4−デオキシガラクトスクロース; (c) 4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクト
ピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フル
クトフラノシドまたは4,1′−ジクロロ−4,1′−ジ
デオキシガラクトスクロース; (d) 1′,6′−ジクロロ−1′,6′−ジデオキシ
スクロース; (e) 4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクト
ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β
−D−フルクトフラノシド、または4,1′,6′−トリ
クロロ−4,1′,6′−トリデオキシガラクトスクロー
ス; (f) 4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D
−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β
−D−フルクトフラノシド、または4,6,6′−トリク
ロロ−4,6,6′−トリデオキシガラクトスクロース; (g) 6,1′,6′−トリクロロ−6,1′,6′−ト
リデオキシスクロース; (h) 4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D
−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデ
オキシ−β−D−フルクトフラノシド、または4,6,
1′,6′−テトラクロロ−4,6,1′,6′−テトラデ
オキシガラクトスクロース;および (i) 4,6,1′,6′−テトラクロロ−4,6,1′,
6′−テトラデオキシスクロース。
【0034】好ましい実施態様においては、クロロデオ
キシ糖誘導体は4,1′,6′−トリクロロ−4,1′,6
−トリデオキシガラクトスクロース(4−クロロ−4−
デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジク
ロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシ
ド)であり、これは、McNeil Specialty Products Comp
any Skillman, New Jerseyから商品名スクラロース(sc
ralose)で市販されている。
【0035】本発明の強力甘味剤は初期の甘味発散およ
び/または延長された甘味刺激を得るために当該分野で
知られている多くの異る物理形態で使用してよい。特に
限定しないが、そのような物理形態には、遊離形態、例
えば噴霧乾燥、粉末およびビーズの形態、およびカプセ
ル化形態およびこれらの組合せが包含される。
【0036】本発明の増量剤はポリデキストロースであ
る。増量剤は市販のポリデキストロースの何れかの形
態、即ち、ポリデキストロースA:非晶質の僅かに酸性
(pH2.5〜3.5)の可融性の粉末、ポリデキストロー
スN:水酸化カリウム部分中和(pH5〜6)、明色のポ
リデキストロースAの70%水溶液、そしてポリデキス
トロースK:ポリデキストロースAを原料とした重炭酸
カリウム部分中和(pH5〜6)粉末であってよい。
【0037】増量剤はまた、低分子量有機酸(pH3〜
4)を実質的に含有しないポリデキストロースAの1つ
の形態である改良ポリデキストロースであってもよい。
一般的に、酸は、改良ポリデキストロース中、約0.3
重量%未満、好ましくは約0.2重量%未満、より好ま
しくは約0.1重量%未満の量で存在する。改良ポリデ
キストロースは粗製の物質であり、粒子の僅か約35%
のみが直径約125ミクロン未満であるような、粒径を
有する。
【0038】増量剤は、粒径が直径で約125ミクロン
未満であるような粉末改良ポリデキストロースであって
もよい。粉末改良ポリデキストロースは、(a)改良ポ
リデキストロースを抗ケーキング剤と混合して混合物を
形成すること、および(b)混合物を粉砕して粉末改良
ポリデキストロースを形成すること、の段階を包含する
方法により、改良ポリデキストロースから調製してよ
い。粉末改良ポリデキストロースを調製するための方法
は同時係争中の1989年5月19日出願の米国特許出
願354,650号により詳細に記載されており、その内容は
参考のために本明細書に組み込まれる。本発明の増量剤
は好ましくは改良ポリデキストロースである。
【0039】好ましい実施態様においては、本発明の相
乗甘味組成物はポリデキストロースおよびクロロデオキ
シ糖誘導体を含有し、クロロデオキシ糖誘導体は相乗甘
味組成物の約0.05〜約0.5重量%、好ましくは約
0.1〜約0.4重量%、より好ましくは約0.15重量
%の量で存在する。
【0040】本発明の相乗甘味組成物はポリデキストロ
ースおよびクロロデオキシ糖誘導体を混合することによ
り調製する。
【0041】上記した強力甘味料と増量剤の組合せは、
溶液およびチューインガム組成物の両方において増強さ
れた甘味作用を有する相乗甘味組成物をもたらす。本発
明の組成物の甘味増強作用は、増量剤に強力甘味料を単
に添加する場合に予測されるものよりも明らかに大き
い。従って、出願人の相乗甘味組成物は、摂取可能な組
成物に適切な甘味を付与するために必要な甘味料の量が
少なくてすむという利点を有している。
【0042】調製後、本発明の相乗甘味組成物は将来の
使用のために保存するか、または、薬学的に許容される
担体または菓子成分のような従来の添加物とともに有効
量を用いて、食品、飲料、粉末飲料、ゼリー、エキス、
ハードおよびソフト菓子製品、卓上甘味料、経口投与製
剤、および、歯磨き、歯用ローション、マウスウォッシ
ュ、およびチューインガムのような広範な種類の摂取可
能な組成物を調製してよい。
【0043】可食組成物中に用いる本発明の相乗甘味組
成物の量は、可食組成物に甘味を付与するために有効な
量である。使用する相乗甘味組成物の厳密な量は、組成
物中に使用される担体の種類、組成物中のその他の成
分、および所望の甘味強度のような要因に応じた好適度
の問題である。即ち、甘味料組成物の量は、最終製品に
おいて所望の結果を得るために変化して良く、そのよう
な変化は実験を行なうことなく当業者の知るものであ
る。一般的に、通常可食組成物中に存在する相乗甘味組
成物の量は、可食組成物の約100重量%まで、好まし
くは約10〜約75重量%、より好ましくは約20〜約
40重量%である。
【0044】本発明は摂取可能な組成物の調製方法も包
含する。このような方法において、組成物は、本発明の
相乗甘味料有効量を薬学的に許容される担体または菓子
材料および最終的な所望の摂取可能な組成物のその他の
成分と混合することにより調製する。その他の成分は、
通常は、当業者の知るとおり、所望の組成物の性質に応
じて組成物に配合する。最終的な摂取可能な組成物は、
食品技術および製薬技術で一般的に知られた方法で容易
に調製される。
【0045】別の実施態様においては本発明は、相乗甘
味組成物有効量を可食組成物と混合することを包含し、
相乗甘味組成物がポリデキストロースおよびクロロデオ
キシ糖誘導体を含有するような、可食組成物への甘味付
与方法に関する。
【0046】本発明の重要な特徴は、本発明の相乗甘味
組成物を配合した進歩したチューインガム組成物およ
び、チューインガムおよびフウセンガム処方を包含する
チューインガム組成物の調製方法を包含する。一般的
に、進歩したチューインガム組成物は、ガムベース、本
発明の相乗甘味組成物有効量およびフレーバー剤のよう
な種々の添加物を含有する。
【0047】チューインガム組成物は増強された親水性
を有するチューインガムベースを大量に用いた低カロリ
ーチューインガムであってよい。これらの低カロリーチ
ューインガムは、チューインガム組成物の約50〜約8
5重量%、好ましくは約50〜約75重量%、より好ま
しくは約60〜約70重量%の量で存在するガムベース
を含有する。低カロリー製品が所望でない場合は、チュ
ーインガム組成物はより少ない量のチューインガムベー
スを含有してよい。チューインガムはチューインガム組
成物の約55重量%まで、好ましくは約15〜約40重
量%、より好ましくは約20〜約35重量%の量で存在
するガムベースを含有する。
【0048】本発明において、「低カロリー組成物」と
いう用語は、従来の組成物の3分の2以下のカロリー値
を有するような組成物を意味する。「堅固な」または
「ゴム状の」咀嚼感という表現は、咀嚼のために強い筋
力を必要とするようなチューインガム組成物、または、
高い弾性と反発力を有し、変形するのが困難なガム塊を
与えるような組成物に対して用いる。
【0049】増強された親水性を有するガムベースは、
低融点ワックスを含有してよいポリ酢酸ビニルガムベー
スを包含する。このようなガムベースは、ガムベースを
可塑化し、咀嚼時にそれを軟化させるための大量な増量
剤を必要としない。これらのガムベースは、増量剤およ
び/または増量甘味剤の代わりにチューインガム組成物
中に通常より多い量で使用して、ゴム状または堅固な咀
嚼特性を有さない高ベース低増量剤低カロリーガムを調
製してよい。これらのガムベースは従来のガムベースよ
り高い親水性を有しており、咀嚼の間に膨らみ、通常は
ガムベース中に捕獲されているようなフレーバーおよび
甘味剤も放出する一方、ソフトな咀嚼テクスチャーは保
持しているのである。このようなガムベースを大量に用
いて調製された低カロリーチューインガム組成物は、従
来の低カロリーチューインガム組成物と比較して、より
低い吸湿性(より低い水分取り込み)を有しており、よ
り劣化しにくい一方、従来品に匹敵する一体性およびテ
クスチャーを有している。
【0050】本発明のガムベース中で用いるエラストマ
ー(ゴム)は所望のガムベースの種類、所望のガム組成
物のコンシステンシーおよび最終チューインガム製品を
調製するために組成物中に使用されるその他の成分のよ
うな種々の要因に応じて大きく変化する。エラストマー
は、当該分野で知られている何れかの水不溶性重合体で
あってよく、チューインガムおよびフウセンガムで用い
られるガム重合体を包含する。ガムベース中に適する重
合体の代表例は天然および合成のエラストマーである。
例えば、ガムベース組成物中に適するこれらの重合体
は、限定しないが、チクル、天然ゴム、クラウンガム、
ニスペロ、ロジディナ、ジェルトン、ペリロ、ニガーグ
ッタ、ツヌ、バラタ、グッタペルカ、レチカプシ、ソル
バ、グッタケイなどのような天然物(植物起源)および
これらの混合物を包含する。合成エラストマーの例は、
限定しないが、スチレンブタジエン共重合体(SB
R)、ポリイソブチレン、イソブチレンイソプレン共重
合体、ポリエチレン等およびこれらの混合物を包含す
る。
【0051】ガムベース中に使用するエラストマーの量
は、使用するガムベースの種類、所望のガム組成物のコ
ンシステンシー、および最終チューインガム製品を調製
するのに組成物中に使用されるその他の成分のような種
々の要因に応じて大きく変化する。一般的に、エラスト
マーは、ガムベース中、ガムベースの約0.5〜約20
重量%、好ましくは約2.5〜約15重量%の量で存在
する。
【0052】本発明のガムベース中に用いるポリ酢酸ビ
ニル重合体は、中分子量、特に、平均分子量約35,0
00〜約55,000のポリ酢酸ビニル重合体である。
この中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は好ましくは約35
秒〜約55秒の粘度(ASTM D1200-82番, Fordカップ粘
度計法)を有する。中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は、
ガムベース中、ガムベースの約10〜約25重量%、好
ましくは約12〜約27重量%の量で存在する。
【0053】中分子量ポリ酢酸ビニル充当体はまた、低
分子量ポリ酢酸ビニル重合体と混合してよい。低分子量
ポリ酢酸ビニル重合体は平均分子量約12,000〜1
6,000を有している。この低分子量ポリ酢酸ビニル
重合体は好ましくは約14秒〜約16秒の粘度(ASTM D
1200-82番, Fordカップ粘度計法)を有している。低分
子量ポリ酢酸ビニル重合体はガムベース中、ガムベース
の約17重量%まで、好ましくは約12〜約17重量%
の量で存在する。
【0054】低分子量ポリ酢酸ビニル重合体を中分子量
ポリ酢酸ビニル重合体と混合する場合は、重合体はそれ
ぞれ、約1:0.5〜約1:1.5のモル比で存在する。
【0055】中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は、高分子
量ポリ酢酸ビニル重合体と混合してもよい。高分子量ポ
リ酢酸ビニル重合体は、平均分子量約65,000〜約
95,000を有する。高分子量ポリ酢酸ビニル重合体
はガムベース中、ガムベースの約5重量%迄の量で存在
する。
【0056】本発明のアセチル化モノグリセリドは、ポ
リ酢酸ビニル重合体と同様、可塑剤として作用する。ア
セチル化モノグリセリドのケン化価は重要ではないが、
好ましいケン化価は、278〜292、316〜33
1、370〜380、および430〜470である。特
に好ましいアセチル化モノグリセリドは約400を超え
る、ケン化価を有する。このようなアセチル化モノグリ
セリドは一般的に約90を超えるアセチル化値(%アセ
チル化)を有し、約10未満のヒドロキシル価を有する
(Food Chemical Codex (FCC) III/P508, AOCS改
訂)。
【0057】本発明のガムベース中でアセチル化モノグ
リセリドを使用することは、特にトリアセチンのような
苦味のあるポリ酢酸ビニル(PVA)可塑剤を使用するよ
りも好ましい。アセチル化モノグリセリドはガムベース
中、ガムベースの約4.5〜約10重量%、好ましくは
約5〜約9重量%の量で存在する。
【0058】本発明のガムベース中のワックスは、重合
体エラストマー混合物を軟化し、ガムベースの弾性を改
良する。使用するワックスは約60℃未満、好ましくは
約45〜約55℃の融点を有する。好ましいワックスは
低融点パラフィンワックスである。ワックスはガムベー
ス中、ガムベースの約6〜約10重量%、好ましくは約
7〜約9.5重量%の量で存在する。
【0059】低融点ワックスの他に、高融点ワックスも
ガムベースの約5重量%迄の量でガムベース中に使用し
てよい。このような高融点ワックスは、蜜蝋、植物性ワ
ックス、カンデリラワックス、カルナウバワックス、殆
どの石油ワックス等およびこれらの混合物を包含する。
【0060】上記した成分の他に、ガムベースはエラス
トマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混
合物よりなる群から選択される成分のような種々の伝統
的成分を含有する。これらの成分はガムベース中、ガム
ベースの総重量を100%とするような量で存在する。
【0061】ガムベースはエラストマー成分の軟化のた
めにエラストマー溶媒を含有してよい。このようなエラ
ストマー溶媒は、例えば、αピネンまたはβピネンの重
合体のようなテルピネン樹脂、ロジンまたは変性ロジン
およびガム、例えば水添、二量化および重合ロジンのメ
チル、グリセロール、およびペンタエリスリトールエス
テルおよびこれらの混合物のような当該分野で知られた
エラストマー溶媒を包含する。
【0062】本発明で使用するのに適するエラストマー
溶媒の例は、部分水添ウッドおよびガムロジンのペンタ
エリスリトールエステル、ウッドおよびガムロジンのペ
ンタエリスリトールエステル、ウッドロジンのグリセロ
ールエステル、部分二量化ウッドロジンおよびガムロジ
ンのグリセロールエステル、重合ウッドおよびガムロジ
ンのグリセロールエステル、トール油ロジンのグリセロ
ールエステル、ウッドおよびガムロジンおよび部分水添
ウッドおよびガムロジンのグリセロールエステルおよび
ウッドロジンの部分水添メチルエステル等およびこれら
の混合物を包含する。エラストマー溶媒はガムベース
中、ガムベースの約2〜約15重量%、好ましくは約7
〜約11重量%の量で使用してよい。
【0063】ガムベースは非混和性の成分を単一の安定
な系に分散させるための乳化剤も含有してよい。本発明
で有用な乳化剤は、グリセリルモノステアレート、レシ
チン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピレ
ングリコールモノステアレート等およびこれらの混合物
を包含する。好ましい乳化剤はグリセリルモノステアレ
ートである。乳化剤はガムベースの約2〜約15重量
%、好ましくは約7〜約11重量%の量で使用してよ
い。
【0064】ガムベースはまた種々の所望のテクスチャ
ーおよびコンシステンシー特性を得るために可塑剤また
は軟化剤を含有してよい。これらの成分は低分子量であ
るため、可塑剤および軟化剤はガムベースの基礎構造を
貫通することができ、これにより、ガムベースを軟化
し、粘性を低下させる。有用な可塑剤および軟化剤は、
ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、
ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリ
セリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリ
ルモノステアレート、プロピレングリコールモノステア
レート、アセチル化モノグリセリド、グリセリン等およ
びこれらの混合物を包含する。ワックス、例えば、天然
および合成のワックス、水添植物油、石油ワックス、例
えばポリウレタンワックス、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックス、微結晶ワックス、脂肪ワックス、ソ
ルビタンモノステアレート、タロー、プロピレングリコ
ール、これらの混合物もガムベースに配合してよい。可
塑剤および軟化剤は一般的に、ガムベース中、ガムベー
スの約20重量%迄の量、および好ましくは約9〜約1
7重量%の量で使用する。
【0065】好ましい可塑剤は、水添植物油であり、大
豆油および綿実油を包含し、これらは単独または組合せ
て使用してよい。これらの可塑剤は、ガムベースに良好
なテクスチャーおよびソフトな咀嚼特性を付与する。こ
れらの可塑剤および軟化剤は一般的にガムベースの約5
〜約14重量%、好ましくは約5〜約13.5重量%の
量で使用する。
【0066】別の好ましい実施態様において、軟化剤は
無水グリセリンであり、例えば市販の米国薬局法(US
P)等級を使用してよい。グリセリンはシロップ状の液
体であり、柔らかい甘味を有しており、黍砂糖の約60
%の甘味を有する。グリセリンは吸湿性を有するため無
水グリセリンはチューインガム組成物の調製の間を通じ
て無水条件下に維持することが重要である。
【0067】本発明のガムベースはまた、充填剤および
テクスチャー調節剤としても機能する鉱物補助剤のよう
な増量剤の有効量を含有してよい。有用な鉱物補助剤
は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水
酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン
酸3カルシウム、リン酸2カルシウム等およびこれらの
混合物を包含する。これらの充填剤または補助剤は、ガ
ムベース組成物中、様々な量で使用してよい。充填剤を
使用する場合は、これはガムベースの約15〜約40重
量%、好ましくは約20〜約30重量%の量で存在す
る。
【0068】着色剤、抗酸化剤、保存料、フレーバー剤
等のような種々の伝統的成分場合により有効量でガムベ
ース中に含有させてよい。例えば、二酸化チタンおよび
その他の食品、医薬品および化粧品用途に適する染料、
即ち、FD&C染料を使用してよい。ブチル化ヒドロキ
シトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール
(BHA)、没食子酸プロピルおよびこれらの混合物の
ような抗酸化剤も含有してよい。チューインガム分野で
知られているその他の従来のチューインガム添加物もガ
ムベース中に使用してよい。
【0069】ガムベース成分を添加混合する方法は重要
ではなく、当該分野でよく知られた方法および装置で行
なってよい。典型的な方法においては、エラストマーを
エラストマー溶媒および/または可塑剤および/または
乳化剤と添加混合し、1〜30分間撹拌する。混合が終
了した後、ポリ酢酸ビニル成分を混合物に添加混合す
る。中分子量ポリ酢酸ビニルは、好ましくは任意の低分
子量ポリ酢酸ビニルの添加前に添加することにより、エ
ラストマー混合物中にポリ酢酸ビニルのポケットが形成
されるのを防止する。次に低融点ワックスのような残り
の成分を一回で、または少しずつ添加混合し、その間ガ
ムベース混合物を再度1〜30分間混合する。
【0070】1つの実施態様において、本発明は、
(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在
するエラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25
重量%の量で存在する分子量約35,000〜55,00
0の中分子量ポリ酢酸ビニル重合体、(c)ガムベース
の約4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モ
ノグリセリド、(d)ガムベースの約6〜約10重量%
の量で存在する融点約60℃未満のワックス、および
(e)ガムベースの総量を100重量%とする量で存在す
るエラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこ
れらの混合物よりなる群から選択される物質、を含有す
るチューインガム組成物の約40〜約75重量%の量で
存在するガムベースを含有する低カロリーチューインガ
ム組成物に関する。
【0071】増強された親水性を有するチューインガム
ベースを大量に使用するチューインガム組成物は、19
86年12月10日に提出された米国特許4,872,884号
により詳細に記載されており、その内容は参考のために
本明細書に組み込まれる。
【0072】増強された親水性を有し、低カロリーチュ
ーインガム組成物に大量に用いるのに適するその他のガ
ムベースもまた本発明で使用してよい。一般的に、これ
らのガムベースはチューインガム組成物の約99重量%
まで、好ましくは約40〜約85重量%、より好ましく
は約40〜約75重量%の量で使用してよい。増強され
た親水性を有する適当なガムベースは、例えば米国特許
4,698,223号に開示されているものであり、この特許の
内容は参考のために本明細書に組み込まれる。ガムベー
スは本発明の相乗甘味組成物および増量剤のような従来
の添加物とともに用いて広範囲の種類の甘味チューイン
ガム組成物を調製する。
【0073】チューインガム組成物中に使用するガムベ
ースの量は、使用するガムベースの種類、所望のコンシ
ステンシー、および最終チューインガム製品を製造する
ために使用するその他の成分のような要因に応じて変化
する。一般的に、増強された親水性を有するガムベース
は、チューインガム組成物中、チューインガム組成物の
約50〜約85重量%、好ましくは約50〜約75重量
%、より好ましくは約60〜約70重量%の量で存在す
る。
【0074】別の実施態様において、本発明は、より少
ない量のチューインガムベースを含有するチューインガ
ム組成物に関する。一般的に、これらのチューインガム
組成物中のガムベースは、チューインガム組成物の約5
5重量%まで、好ましくは約15〜約40重量%、より
好ましくは約20〜約35重量%の量で存在する。この
実施態様においては、ガムベースはエラストマーおよび
種々の伝統的成分、例えばエラストマー溶媒、ワック
ス、乳化剤、可塑剤または軟化剤、増量剤、例えば充填
剤およびテクスチャー調節剤としても作用する鉱物補助
剤、着色剤、抗酸化剤、保存料、フレーバー剤等および
これらの混合物を含有する。これらのガムベース成分の
代表例は前述した。
【0075】調製後、ガムベースは本発明の相乗甘味組
成物および従来の添加物とともに用いて、種々のチュー
インガム組成物を調製してよい。
【0076】本発明のポリデキストロース増量剤の他
に、チューインガム組成物はその他の増量剤を含有して
よい。これらの増量剤(担体、膨張剤)は、水溶性であ
り、単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコールおよびこれ
らの混合物;イソマルト(アルファ−D−グルコピラノ
シル−1,6−マンニトールとα−D−グルコピラノシ
ル−1,6−ソルビトールのラセミ混合物であり、Sudde
utsche Zuckerから商品名Palatinitとして製造)、マル
トデキストリン;水添澱粉加水分解物;水添ヘキソー
ス;水添二糖類;鉱物、例えば炭酸カルシウム、タル
ク、二酸化チタン、リン酸2カルシウム、セルロース等
およびこれらの混合物よりなる群から選択される増量剤
を包含するがこれらに限定されない。増量剤はチューイ
ンガム組成物の約60重量%まで、好ましくは約25〜
約60重量%の量で使用してよい。
【0077】適当な糖増量剤は、単糖類、二糖類および
多糖類、例えばキシロース、リブロース、グルコース
(デキストロース)、マンノース、ガラクトース、フラ
クトース(レブロース)、スクロース(砂糖)、マルト
ース、転化糖、部分水添澱粉およびコーンシロップ固体
およびこれらの混合物を包含する。スクロースとコーン
シロップ固体の混合物が好ましい糖増量剤である。
【0078】適当な糖アルコール増量剤は、ソルビトー
ル、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マ
ルチトールおよびこれらの混合物を包含する。ソルビト
ールとマンニトールの混合物が好ましい糖アルコール増
量剤である。
【0079】マルチトールは、甘味のある、ノンカロリ
ー飲料および食品の調製において増量剤として用いられ
るノンカロリーの水溶性糖アルコールであり、米国特許
3,708,396号により詳細に記載されており、その内容は
参考のために本明細書に組み込まれる。マルチトールは
最も一般的な還元二単糖であり澱粉およびその他の天然
産品中にみとめられるマルトースの還元により製造され
る。
【0080】ガムベースは可塑剤、軟化剤、乳化剤ワッ
クス、充填剤、鉱物補助剤、フレーバー剤(フレーバ
ー)、着色剤(着色料)、抗酸化剤、酸味料、濃厚化剤
等およびこれらの混合物よりなる群から選択される従来
の添加物の有効量を含有してよい。これらの成分はチュ
ーインガム組成物の総重量を100重量%とするような
量でチューインガム組成物中に存在する。これらの添加
物のいくつかは1つ以上の目的のために作用する場合が
ある。例えば、シュガーレスガム組成物において、ソル
ビトールおよびその他の糖アルコールのような甘味料は
増量剤としても機能する。
【0081】ガムベース中に用いるのに適するものとし
て上記した可塑剤、軟化剤、鉱物補助剤、ワックスおよ
び抗酸化剤は、チューインガム組成物中にも使用してよ
い。使用してよいその他の従来の添加物の例は、レシチ
ンおよびグリセリルモノステアレートのような乳化剤、
単独またはメチルセルロース、アルギネート、カラジー
ナン、キサンタンガム、ゼラチン、キャロブ、トラガカ
ントおよびローカストビーンのような他の軟化剤と組合
せて使用する濃厚化剤、リンゴ酸、アジピン酸、クエン
酸、酒石酸、フマル酸およびこれらの混合物のような酸
味料、および、鉱物補助剤の群として上記した充填剤を
包含する。
【0082】使用してよいフレーバー剤は、天然および
人工のフレーバーのような当該分野で知られたフレーバ
ーを包含する。これらのフレーバーは、合成のフレーバ
ー油およびフレーバー芳香剤および/または油、オレオ
樹脂、および植物、葉、花、果実等より誘導された抽出
物、およびこれらの組合せから選択してよい。代表的フ
レーバー油の限定しない例は、スペアミント油、シナモ
ン油、ウインターグリーン油(メチルサリチレート)、
ペパーミント油、クローブ油、ベイ油、アニス油、ユー
カリ油、タイム油、シーダー葉油、ナツメグ油、オール
スパイス、セージ油、メース、ビターアーモンド油およ
びカシア油を包含する。また、人工、天然および合成の
果実フレーバー、例えば、バニラ、および柑橘油、例え
ばレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、およ
び、果実エッセンス、例えばアップル、ナシ、ピーチ、
グレープ、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラ
ム、パイナップル、アプリコットなども有用なフレーバ
ーである。これらのフレーバー剤は、液体または固体形
態で使用して良く、単独または混合物として使用してよ
い。一般的に使用されるフレーバーは、ペパーミントの
ようなミント類、メントール、人工バニラ、シナモン誘
導体、および種々の果実フレーバーを包含し、単独また
は混合物として用いられる。
【0083】その他の有用なフレーバー剤としては、ア
ルデヒド類およびエステル類、例えば、シンナミルアセ
テート、シンアムアルデヒド、シトラール、ジエチルア
セタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホ
ルメート、p−メチルアニソール等を使用してよい。一
般的にChemicals Used in Food Processing, (National
Academy of Science)1274号, 63〜258ページに記載さ
れているようなフレーバー剤または食品添加物を使用し
てよい。
【0084】アルデヒドフレーバーの更に別の限定しな
い例は、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒ
ド(チェリー,アーモンド)、アニシックアルデヒド
(リコリス,アニス)、シンナミックアルデヒド(シナ
モン)、シトラール即ちα−シトラール(レモン,ライ
ム)、ネラール、即ちβ−シトラール(レモン,ライ
ム)、デカナール(オレンジ,レモン)、エチルバニリ
ン(バニラ,クリーム)、ヘリオトロープ即ちピペロナ
ール(バニラ,クリーム)、バニリン(バニラ,クリー
ム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーフル
ーティーフレーバー)、ブチルアルデヒド(バター,チ
ーズ)、バレルアルデヒド(バター,チーズ)、シトロ
ネラール(変性品,多種)、デカナール(柑橘類)、ア
ルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘
類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチ
ルアルデヒド(ベリーフルーツ)、ヘキセナール即ちト
ランス−2(ベリーフルーツ)、トリルアルデヒド(チ
ェリー,アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニ
ラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、即ち、メ
ロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール
(グリーンフルーツ)および2−ドデケナール(シトラ
ス,マンダリン)、チェリー、グレープ、ストロベリー
ショートケーキ、これらの混合物等である。好ましい実
施態様においては、フレーバー剤はスペアミント油であ
る。
【0085】フレーバー剤は液体形態および/または乾
燥形態の何れかで使用してよい。後者の形態で使用する
場合は、適当な乾燥方法、例えば油の噴霧乾燥を用いて
よい。あるいは、フレーバー剤を、セルロース、澱粉、
砂糖、マルトデキストリン、アラビアゴム等のような水
溶性物質に吸着させるか、カプセル化しても良い。この
ような乾燥形態を調製する実際の方法は当該分野で良く
知られており、本発明の部分を構成しない。
【0086】本発明のフレーバー剤は、当該部分で知ら
れている多くの異る物理形態で使用して初期のフレーバ
ーの発散および/または延長されたフレーバー刺激を得
てよい。特に限定しないが、このような物理形態には、
遊離形態、例えば噴霧乾燥、粉末およびビーズ型、およ
びカプセル形態およびこれらの組合せが包含される。
【0087】フレーバー剤および甘味剤のためのカプセ
ル化デリバリーシステムは甘味剤またはフレーバー剤の
コアを包囲する脂肪またはワックスの疎水性マトリック
スを含有する。脂肪は、脂肪酸、グリセリドまたはポリ
グリセロールエステル、ソルビトールエステルおよびこ
れらの混合物のような何れかの従来の物質から選択して
よい。脂肪酸の例には、水添および部分水添植物油、例
えばパーム油、パーム仁油、ピーナツ油、菜種油、米糠
油、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、ベニハナ油およびこ
れらの混合物が包含される。有用なグリセリドはモノグ
リセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドである。
【0088】有用なワックスは、天然および合成のワッ
クスおよびこれらの混合物よりなる群から選択してよ
い。限定しない例は、パラフィンワックス、ペトロラタ
ム、カーボワックス、微結晶ワックス、蜜蝋、カルナウ
バワックス、カンデリラワックス、ラノリン、ベイベリ
ーワックス、砂糖黍ワックス、鯨蝋ワックス、米糠ワッ
クスおよびこれらの混合物を包含する。
【0089】脂肪およびワックスは個々に、または組合
せて、カプセル系の約10〜約70重量%、好ましくは
約40〜約58重量%の量で使用してよい。組合せて使
用する場合は、脂肪およびワックスは好ましくは、それ
ぞれ、約70:10〜約85:15の比で存在する。
【0090】典型的なカプセル化フレーバー剤または甘
味剤のデリバリーシステムは、米国特許4,597,970およ
び4,722,845号に記載されており、その内容は参考のた
めに本明細書に組み込まれる。
【0091】本発明で使用するフレーバー剤の量は、最
終チューインガム組成物の種類、個個のフレーバー、使
用するガムベース、および所望のフレーバー強度のよう
な要因に応じた好適度の問題である。すなわち、フレー
バー剤の量は、最終製品に望まれる結果を得るために変
化して良く、このような変化は特に実験を必要とするこ
となく当業者の知る範囲のものである。ガム組成物にお
いては、フレーバー剤は、一般的にチューインガム組成
物の約0.02〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約2
重量%、より好ましくは約0.8〜約1.8重量%の量で
存在する。
【0092】本発明で使用する着色剤は、所望の色を得
るのに有効な量で使用してよい。これらの着色料は、ガ
ム組成物の約6重量%迄の量で配合してよい顔料も包含
する。好ましい顔料である二酸化チタンは、ガム組成物
の約2重量%まで、好ましくは約1重量%未満の量で配
合してよい。着色料はまた、食品、医薬品および化粧品
用途に適する天然の食用色素も包含する。このような着
色料は、FD&C染料およびレーキとして知られてい
る。上記した使用に許容される物質は好ましくは水溶性
である。代表的な限定しない例には、FD&C青2番と
して知られるインジゴイド染料、5,5′−インジゴチ
ン2スルホン酸の2ナトリウム塩を包含する。同様に、
FD&C緑1番として知られる染料であるトリフェニル
メタン染料、4−〔4−(N−エチル−p−スルホベン
ジルアミノ)ジフェニルメチレン〕−〔1−(N−エチ
ル−N−p−スルホベンジル)−デルタ−2,5−シク
ロヘキサジエンイミン〕の1ナトリウム塩も包含され
る。FD&C着色料およびその相当する化学構造に関す
る全記述は、Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical T
echnology, 第3版,第5巻,857〜884ページに掲載さ
れておりその記載は参考のために本明細書に組み込まれ
る。
【0093】ガム組成物中に使用するのに適する油およ
び脂肪は、部分水添植物油または動物性油、例えばココ
ナツ油、パーム仁油、ビーフタロー、ラード等を包含す
る。これらの成分を使用する場合は、一般的に、ガム組
成物の約7重量%まで、好ましくは約3.5重量%迄の
量で存在する。
【0094】本発明によれば、本発明の相乗甘味組成物
の有効量をチューインガム組成物に添加混合してよい。
上記したように、本発明の相乗甘味組成物は、ポリデキ
ストロースおよびクロロデオキシ糖誘導体を含有する。
使用する相乗甘味組成物の厳密な量は、通常は、調製す
るガム組成物の特定の種類、使用する増量剤の種類、使
用するフレーバーの種類および所望の甘味強度のような
要因に応じた好適度の問題である。即ち、相乗甘味組成
物の量は最終製品に望まれる結果を得るために変化して
良く、このような変化は特に実験を必要とすることなく
当業者の知る範囲のものである。一般的に、チューイン
ガム組成物中に通常存在する相乗甘味組成物の量は、チ
ューインガム組成物の約85重量%まで、好ましくは約
50重量%まで、より好ましくは約30重量%迄であ
る。
【0095】本発明はまた、チューインガムおよびフウ
センガムの両方を包含する進歩したチューインガム組成
物の調製方法も包含する。チューインガム組成物は当該
分野で良く知られた標準的な方法および装置を用いて調
製してよい。本発明において有用な装置はチューインガ
ム製造分野で良く知られた混合および加熱の装置を包含
し、従って、特定の装置の選択は当業者の良く知るもの
である。
【0096】このような方法において、チューインガム
組成物はガムベースを相乗甘味組成物および最終チュー
インガム組成物の他の成分と混合することにより調製す
る。その他の成分は通常、当該分野で知られるとおり、
所望の組成物の性質に応じて組成物に配合する。最終的
なチューインガム組成物は、食品技術およびチューイン
ガム分野で一般的に知られている方法を用いて容易に調
製される。
【0097】例えばガムベースの物理的および化学的性
質に悪影響を与えることなくベースを軟化させるのに充
分な高温までガムベースを加熱する。使用する最適温度
は使用するガムベースの組成に応じて変化して良いが、
このような温度は特に実験を必要とすることなく当業者
は容易に決定できる。
【0098】ガムベースは従来通り、約60〜約120
℃の範囲の温度で、ベースが溶融するのに充分な時間溶
融させる。例えば30分程度の時間、これらの条件下で
ガムベースを加熱した後に、本発明の甘味料組成物、可
塑剤、軟化剤、増量剤および/または充填剤、着色剤お
よびフレーバー剤のようなガム組成物の残りの成分を少
しずつ添加して混合物を可塑化させ、ベースの硬度、粘
弾性および成型性を調節する。ガム組成物の均質な混合
物が形成されるまで混合を継続する。その後、ガム組成
物混合物を所望のチューインガム形状に成型する。
【0099】本発明の別の重要な特徴は、本発明の相乗
甘味組成物を配合した甘味菓子組成物および甘味菓子組
成物の調製方法を包含する。菓子組成物の調製は、歴史
的に知られており、長年変化していない。菓子類は「ハ
ード」菓子または「ソフト」菓子に分類される。本発明
の相乗甘味組成物は、本発明の組成物を従来のハードお
よびソフト菓子に添加混合することにより菓子組成物中
に配合できる。
【0100】ハード菓子は、従来の方法で処理、調製し
てよい。一般的に、ハード菓子は非晶質またはガラス状
の状態に維持された糖およびその他の炭水化物増量剤の
混合物よりなるベースを有する。この形態は、一般的
に、約0.5〜約1.5%の水分を有する砂糖の固形シロ
ップと考えられる。このような物質は通常、最終組成物
の約92重量%のコーンシロップ、約55重量%迄の砂
糖および、約0.1〜約5重量%の水を含有する。シロ
ップ成分は一般的にフラクトースを多く含むコーンシロ
ップから調製するが、その他の成分も含有してよい。フ
レーバー剤、甘味料、酸味料、着色剤等のようなその他
の成分も同様に添加してよい。
【0101】このような菓子は通常は、ファイヤークッ
カー、バキュームクッカー、および表面掻き取りクッカ
ー、即ち高速常圧クッカーを用いた従来の方法で調製し
てよい。
【0102】ファイヤークッカーは、キャンディーベー
スを調製する伝統的な方法に関わるものである。この方
法では、所望の量の炭水化物増量剤を、増量剤が溶解す
るまでケトル中で加熱することにより水に溶解する。次
に、増量剤を更に添加し、最終温度の145〜156℃
となるまでクッキングを継続する。次にバッチを冷却
し、プラスチック様塊として処理し、フレーバー剤、着
色料等のような添加剤を配合する。
【0103】高速常圧クッカーは熱交換面を使用してお
り、これにおいては、キャンディーの膜を熱交換面上に
広げ、数分間キャンディーを165〜170℃に加熱す
る。次にキャンディーを急速に冷却して100〜120
℃とし、プラスチック様塊として処理し、フレーバー、
着色料等のような添加剤の配合ができるようにする。
【0104】バキュームクッカーでは、炭水化物増量剤
を125〜132℃で煮沸し、真空を適用し、特別な加
熱を行なうことなく更に水を蒸発させる。クッキングが
終了した時点で、塊は半固体であり、プラスチック様の
コンシステンシーを有している。この時点で、フレーバ
ー、着色料および他の添加物を従来の機械的混合操作に
より塊に混入する。
【0105】従来のハード菓子の調製の間、フレーバー
剤、着色料および他の添加物を均一に混合するために必
要とされる最適な混合は、材料の均一な分散が得られる
のに要する時間により決まる。通常は、4〜10分間の
混合時間が許容されることが解っている。
【0106】キャンディー塊が適切に馴染んだ後、これ
を処理しやすい大きさに切断するか、または所望の形状
に成型する。所望の最終製品の形状および大きさに応じ
て、種々の成型方法を用いてよい。ハード菓子の組成物
および調製に関する一般的記述は、H. A. Lieberman,
のPharmaceutical Dosage Forms: Tablets, Vol. 1(198
0), Marcel Dekker, Inc., New York, N.Y. p339〜469
に掲載されており、この記述は参考のため本明細書に組
み込まれる。
【0107】本発明で使用する装置は、菓子製造分野で
良く知られたクッキング装置および混合装置であり、従
って、特定の装置の選択は当業者の良く知るものであ
る。
【0108】一方、圧縮錠剤菓子は、粒状物質を含有し
ており、加圧下に成型される。これらの菓子は一般的
に、組成物の約95重量%迄の砂糖、および、典型的な
錠剤賦形剤、例えばバインダーおよび潤滑剤、並びにフ
レーバー剤、着色料等を含有している。
【0109】ハード菓子と同様、ソフト菓子も本発明で
使用してよい。ヌガーのようなソフト菓子の調製は、従
来の方法、例えば、2種類の基本的成分、即ち(1)コ
ーンシロップのような高沸点シロップ、および(2)通
常は、卵白、ゼラチン、植物性蛋白、例えば大豆誘導物
質、シュガーレスミルク誘導物質、例えば乳蛋白、およ
びこれらの混合物から調製される比較的軽いテクスチャ
ーのフラッペの組合せに関わるものである。フラッペは
一般的に比較的軽く、例えば約0.5〜約0.7g/ccの
密度を有する。
【0110】高沸点シロップ、またはソフト菓子の「ボ
ブシロップ」は、比較的粘稠であり、フラッペ成分より
高密度であり、しばしば大量のポリデキストロースのよ
うな炭水化物増量剤を含有する。従来、最終ヌガー組成
物を調製するには、「ボブシロップ」を撹拌しながらフ
ラッペに添加して基本的ヌガー混合物を形成する。次
に、フレーバー剤、付加的な炭水化物増量剤、着色剤、
保存料、薬品およびこれらの混合物のような別の成分
を、やはり撹拌しながら添加する。ヌガー菓子の組成物
および調製に関する一般的記載は、B. W. Minifie のCh
ocolate, Cocoa andConfectionery: Science and Techn
ology, 2nd ED AVI Publishing Co., Inc.,Westport, C
onn.(1980), p424〜425に掲載されており、その記載は
参考のために本明細書に組み込まれる。
【0111】ソフト菓子を調製するための方法は知られ
た方法を包含する。一般的に、フラッペ成分を先ず調製
し、その後、シロップ成分を少なくとも65℃、好まし
くは少なくとも約100℃の温度で撹拌しながらゆっく
り添加する。成分の混合物を混合し続けて、均質な混合
物を形成し、次に混合物を80℃未満の温度にまで冷却
し、この時点で、フレーバー剤を添加してよい。混合物
をさらに混合した後に、混合物を取出して適当な菓子形
状に成型する。
【0112】本発明によれば本発明の相乗甘味組成物の
有効量をハードおよびソフト菓子に添加混合してよい。
上記したように、本発明の相乗甘味組成物はポリデキス
トロースおよびクロロデオキシ糖誘導体を含有する。相
乗甘味組成物の厳密な量は最終製品において所望の結果
をえるために変化してよく、このような変化は特に実験
を必要とすることなく当業者の知る範囲のものである。
使用する相乗甘味組成物の厳密な量は、通常は、調製す
る菓子の特定の種類、使用する増量剤または担体の種
類、使用するフレーバーの種類および所望のフレーバー
強度のような要因に応じた好適度の問題である。即ち、
相乗甘味組成物の量は、最終製品で望まれる結果を得る
ために変化して良く、このような変化は特に実験を必要
とすることなく当業者の知る範囲のものである。一般的
に、ハードまたはソフト菓子中に通常存在する相乗甘味
組成物の量は、菓子の約100重量%まで、好ましくは
約50〜98重量%、より好ましくは約60〜約85重
量%の量である。
【0113】本発明は進歩した甘味菓子の調製方法にも
関する。相乗甘味組成物は、何らかの従来のハードまた
はソフト菓子組成物に、当該分野で知られた標準的な方
法および装置を用いて配合してよい。本発明で使用する
装置は、菓子製造分野で良く知られた混合および加熱装
置を包含し、従って特定の装置の選択は当業者の良く知
るところである。
【0114】このような方法において、組成物の調製
は、本発明の相乗甘味組成物を所望の最終組成物のその
他の成分とともに菓子組成物に添加混合する。その他の
成分は、通常、当業者の知るとおり、所望の組成物の性
質に応じて、組成物に配合する。最終的な菓子組成物
は、食品技術および薬品分野で一般的に知られた方法を
用いて容易に調製される。その後菓子混合物を所望の菓
子形状に成型してよい。
【0115】相乗甘味組成物は、特定の用途に応じた種
々のテクスチャーを与える従来の成分とともに用いてよ
い。このような成分は、ハードおよびソフト菓子、錠
剤、タフィー、ヌガー、チューイーキャンディー、チュ
ーインガム等の砂糖入およびシュガーレスの両方のもの
であってよい。許容される成分は広範囲の物質から選択
してよい。限定しないが、このような物質は、希釈剤、
バインダーおよび接着剤、潤滑剤、錠剤崩壊剤、増量
剤、湿潤剤および緩衝剤および吸着剤を包含する。これ
らの菓子およびチューインガム製品の調製は良く知られ
ている。
【0116】本発明を以下の実施例により更に説明する
が、これは本発明の有効な範囲を制限するものではな
い。明細書をとおして全ての部および%は、特段の記載
が無い限り、最終組成物の重量に基づくものである。
【0117】〔実施例1〜4〕これらの実施例は、改良
ポリデキストロースを用いた場合の、同じ甘味水準にお
ける、種々の強力甘味料の甘味強度寄与度の比較を示す
ものである。
【0118】サッカリンナトリウム、エースサルフェー
ム−K、アスパルテーム、およびスクラロースの初期保
存水溶液を調製した。サッカリンナトリウムは0.4%
溶液に、エースサルフェーム−Kは0.6%溶液に、ア
スパルテームは0.6%溶液に、そしてスクラロースは
0.2%溶液に調製した。これらの保存甘味料溶液は、
等しいスクロース当量(等価な甘味強度)となるように
調製した。次に保存溶液を水中改良ポリデキストロース
の50%溶液と1:1の比に合わせて、以下の濃度を有
する実施例1〜4で用いた試験溶液を調製した。 0.2%サッカリンナトリウム (60%スクロー
ス当量) 0.3%エースサルフェーム−K (60%スクロー
ス当量) 0.3%アスパルテーム (60%スクロー
ス当量) 0.1%スクラロース (60%スクロー
ス当量)
【0119】実施例1〜4の試験溶液の組成を表1に示
す。
【0120】
【表1】
【0121】相対尺度、スクロース=1、サッカリンナ
トリウム=300X、エースサルフェーム−K=160
〜200X、アスパルテーム=180〜200X、およ
びスクラロース=600Xとすると、実施例1〜4の溶
液中の強力甘味剤の上記した%が等価な甘味強度寄与度
を与えるはずである。これは当てはまらなかった。
【0122】専門味覚パネルにより実施例1〜4の溶液
の相対甘味強度を無作為な順序で評価(尺度0〜10
0、0は甘味無し、100は強力な甘味)し、結果を合
わせて平均を求めた。味覚パネル試験の結果を図1に棒
グラフで示す。
【0123】図1は、実施例4の溶液におけるポリデキ
ストロースおよびスクラロースの組合せの甘味強度寄与
度が期待値より高いことを示している。従って、実施例
4の溶液は、増強された甘味強度を有しており、ポリデ
キストロースとスクラロースの間に甘味の相乗作用が有
ったことを示している。
【0124】〔実施例5〜9〕これらの実施例は、チュ
ーインガム組成物において、改良ポリデキストロースを
用いた場合の、同じ甘味水準における、種々の強力甘味
料の甘味強度寄与度の比較を示すものである。
【0125】実施例5〜9のチューインガム組成物を、
改良ポリデキストロースのみ、および、改良ポリデキス
トロースと以下の4種類の強力甘味料、即ち、サッカリ
ンナトリウム、エースサルフェーム−K、アスパルテー
ムおよびスクラロースを含有するように調製した。実施
例5〜9のチューインガムの組成物を表2に示す。チュ
ーインガムは従来のチューインガム製造方法により調製
した。
【0126】
【表2】
【0127】チューインガムを含む摂取可能な製品の官
能試験の経験を有する専門官能咀嚼パネルに、無作為な
順序で、30秒、1分、2分および6分に、実施例5〜
9のチューインガム組成物の相対甘味強度を評価(尺度
0〜100、0は甘味無し、100は強力な甘味)さ
せ、結果を合わせて平均を求めた。結果を図2にグラフ
で示す。
【0128】図2はポリデキストロースを含有し、強力
甘味料を含有しない実施例5のチューインガム組成物が
甘味を有さないことを示している。図2はまた、チュー
インガム組成物中のスクラロースとポリデキストロース
(実施例9)の甘味の寄与が、チューインガム中のサッ
カリンナトリウム、エースサルフェーム−Kまたはアス
パルテームとポリデキストロース(実施例6〜8)の甘
味の寄与より高いことも示している。従って、実施例9
のチューインガムは、増強された甘味強度を有してお
り、チューインガムにおいてポリデキストロースとスク
ラロースとの間に甘味の相乗作用が有ったことを示して
いる。
【0129】上記のとおり本発明は多様な変形が可能で
ある。このような変形は本発明の精神および範囲を外れ
るものではなく、全てそのような変更は本発明の請求範
囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリデキストロースを用いた場合の、等しい甘
味水準における、強力甘味料の種々の組合せに対してみ
とめられた甘味強度を示すグラフである(実施例1〜
4)。
【図2】チューインガム組成物中の同じ甘味水準の強力
甘味料とポリデキストロースとの種々の組合せに対して
みとめられた種々の咀嚼時間の甘味強度を示すグラフで
ある(実施例5〜9)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステイーブン・マイクル・フアウスト アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07874)スタンホープ.オードウボン コート4−51 (72)発明者 スブラマン・ラオ・チエルクリ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07082)トウエイコー.ジーンドライ ブ10 (56)参考文献 特開 昭64−85055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/22 - 1/237 A23L 1/24 EPAT(QUESTEL)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリデキストロースと甘味組成物の0.
    05〜0.617重量%の量で存在するクロロデオキシ
    糖誘導体とを含有する相乗甘味組成物。
  2. 【請求項2】 クロロデオキシ糖誘導体が、クロロデオ
    キシスクロース誘導体、クロロデオキシガラクトスクロ
    ース誘導体およびこれらの混合物よりなる群から選択さ
    れる請求項1記載の相乗甘味組成物。
  3. 【請求項3】 クロロデオキシ糖誘導体が、4,1′,
    6′−トリクロロ−4,1′,6′−トリデオキシガラク
    トスクロースである請求項2記載の相乗甘味組成物。
  4. 【請求項4】 クロロデオキシ糖誘導体が甘味組成物の
    0.1〜0.4重量%の量で存在する請求項1記載の相乗
    甘味組成物。
  5. 【請求項5】 ポリデキストロースが、低分子量有機酸
    を実質的に含有しないポリデキストロースである請求項
    1記載の相乗甘味組成物。
  6. 【請求項6】 薬学的に許容される担体および相乗甘味
    組成物有効量を含有し、その相乗甘味組成物がポリデキ
    ストロースおよび甘味組成物の0.05〜0.617重量
    %の量で存在するクロロデオキシ糖誘導体を含有する可
    食組成物。
  7. 【請求項7】 下記成分: (a) ガムベース、 (b) ポリデキストロースおよび甘味組成物の0.0
    5〜0.617重量%の量で存在するクロロデオキシ糖
    誘導体を含有する相乗甘味組成物有効量、および (c) フレーバー剤を含有する甘味チューインガム組
    成物。
  8. 【請求項8】 ポリデキストロースおよび甘味組成物の
    0.05〜0.617重量%の量で存在するクロロデオキ
    シ糖誘導体を含有する相乗甘味組成物の有効量を含有す
    る甘味菓子組成物。
  9. 【請求項9】 ポリデキストロースおよび甘味組成物の
    0.05〜0.617重量%の量で存在するクロロデオキ
    シ糖誘導体を混合することを包含する相乗甘味組成物の
    調製方法。
  10. 【請求項10】 下記段階: (A) 下記成分: (a) ガムベース、 (b) ポリデキストロースおよび甘味組成物の0.0
    5〜0.617重量%の量で存在するクロロデオキシ糖
    誘導体を含有する相乗甘味組成物有効量、および (c) フレーバー剤を用意し; (B) ガムベースを溶融し、 (C) 相乗甘味組成物を溶融ガムベースと混合し、そ
    して (D) 段階(C)の混合物を適当なガム形状に成型す
    ることからなる甘味チューインガム組成物の調製方法。
  11. 【請求項11】 可食組成物に相乗甘味組成物の有効量
    を添加することからなり、その相乗甘味組成物がポリデ
    キストロースおよび甘味組成物の0.05〜0.617重
    量%の量で存在するクロロデオキシ糖誘導体を含有する
    可食組成物への甘味付与方法。
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