JPH04228034A - キシリトールとスクロースを含有するチューインガム組成物およびその製造方法 - Google Patents

キシリトールとスクロースを含有するチューインガム組成物およびその製造方法

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JPH04228034A
JPH04228034A JP3109866A JP10986691A JPH04228034A JP H04228034 A JPH04228034 A JP H04228034A JP 3109866 A JP3109866 A JP 3109866A JP 10986691 A JP10986691 A JP 10986691A JP H04228034 A JPH04228034 A JP H04228034A
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chewing gum
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gum
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JP3109866A
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Kenneth P Bilka
ケネス・ピー・ビルカ
Vincent Corsello
ビンセント・コーセロ
Michael Glass
マイクル・グラス
Pamela J O'connor
パメラ・ジエイ・オコナー
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Warner Lambert Co LLC
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G4/10Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds characterised by the carbohydrates used, e.g. polysaccharides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増強された爽快な味覚フ
レーバーを含有する甘味チューインガム組成物に関する
。より詳しくは、本発明はチューインガムにキシリトー
ルとスクロースを組合わせることによって発見された相
乗作用に関する。本発明はまた、これらの甘味チューイ
ンガム組成物の調製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チューインガムは典型的には、水不溶性
の咀嚼可能なガムベース、増量剤、および強力甘味剤や
フレーバー剤のようなその他の添加物を含有している。 通常は、ガムベースはまた、ガムのコンシステンシーお
よびテクスチャーを改良するための可塑剤または軟化剤
も含有する。増量剤は一般的にスクロースまたはコーン
シロップのような水溶性甘味剤、あるいは、シュガーレ
スガムの場合は、ソルビトールまたはマンニトールを、
人工甘味料とともに含有する。
【0003】チューインガムで共通して知られる問題点
は咀嚼中の比較的急速な甘味およびフレーバーの消失で
ある。この喪失は咀嚼の最初の3〜5分間以内に起こり
易い。従って甘味およびフレーバーの増強させたチュー
インガムが望まれている。
【0004】甘味剤(甘味料)は当該分野で良く知られ
ており、多くの低カロリーおよび非齲食性の組成物中に
砂糖代替品として広く使用されている。甘味剤は化学的
に異なる構造を有しており、種々の特性を有している。 各甘味剤は化学的に異なることから、各甘味料は摂取可
能な組成物中のこのような甘味料の実際の使用に際して
異なる対策を必要とする。
【0005】Goupilの米国特許第4,284,6
50号は、重量比約1:10〜約10:1で存在するキ
シリトールとソルボースの混合物を含有するチューイン
ガム組成物を開示している。
【0006】Life Savers, Inc.に譲
渡されたWitzel等の米国特許第4,217,36
8号は、水溶性の相中の第1の甘味剤および水不溶性の
相中の第2の甘味剤を含有するチューインガム組成物を
開示している。第1の甘味剤および第2の甘味剤はスク
ロースおよびキシリトールを包含する群から選択してよ
い。
【0007】Hopkins等の米国特許第4,279
,931号は、水添澱粉加水分解物とソルビトール、お
よび、場合によりスクロースおよびキシリトールを包含
する別の甘味剤の組合せを含有するチューインガム組成
物を開示している。
【0008】Life Savers, Inc.,に
譲渡されたReggio等の米国特許第4,065,5
78号は、キシリトールを増量剤とし、そして、親水コ
ロイドを結合剤および湿潤剤として含有するチューイン
ガムを開示している。
【0009】General Foods Corpo
rationに譲渡されたKlose等の米国再発行特
許第30,197号はガムベース、甘味剤、フレーバー
剤および組成物の約10重量%未満の量で存在するキシ
リトールを含有するチューインガムを開示している。
【0010】General Foods Corpo
rationに譲渡されたHammond等の米国特許
第3,899,593号は、ガムベース、甘味剤、フレ
ーバー剤およびキシリトールを含有するシュガーレスチ
ューインガムを開示している。
【0011】Wm. Wrigley Jr. Com
panyの1989年1月9日に提出されたPCT出願
PCT/US89/00074号は、ロール処理および
ダスト処理用の化合物としてキシリトールを使用したチ
ューインガムを開示している。
【0012】即ち、スクロースと比較して特定の甘味強
度を有する甘味剤の種々の組合せが知られている。しか
しながら、チューインガム組成物に使用するための種々
の特性および甘味およびフレーバー強度を増強した甘味
組成物がなお求められている。本発明はこのような増強
されたフレーバーを有する甘味チューインガム組成物を
提供する。
【0013】
【発明の要約】本発明は、(a)ガムベース、(b)チ
ューインガム組成物の重量を基にキシリトールが約10
〜約15重量%の量で存在する、キシリトールとスクロ
ースを含有する増量甘味剤、(c)バインダー、および
(d)フレーバー剤を含有する、増強させた爽快な味覚
フレーバーを有する甘味チューインガム組成物に関する
。本発明はまた甘味チューインガム組成物の調製方法に
も関する。
【0014】
【発明の詳細な記述】本発明は(a)ガムベース、(b
)チューインガム組成物の重量を基にキシリトールが約
10〜約15重量%の量で存在する、キシリトールとス
クロースを含有する増量甘味剤、(c)バインダー、お
よび(d)フレーバー剤を含有する増強させた爽快な味
覚フレーバーを有する甘味チューインガム組成物に関す
る。本発明はまたチューインガム組成物の調製方法にも
関する。
【0015】出願人は、チューインガムにキシリトール
とスクロースの組合せることによって増強させた爽快な
味覚フレーバー特性を有する相乗作用組成物が得られる
ことを発見した。相乗作用組成物を含有するチューイン
ガム組成物は、より高いジューシー性、清涼感および新
鮮さを有する。本発明の組成物のガムのフレーバー強度
の味覚は甘味剤の単なる組合せから予想されるものより
遥かに大きい。
【0016】本発明の相乗作用組成物は、キシリトール
とスクロースを含有する増量甘味剤よりなる。キシリト
ールは非齲食性の糖アルコールであり、新鮮で涼感のあ
る味覚を有するすっきりした砂糖様の甘味を有する。キ
シリトールは果実、穀物および野菜中にみとめられる糖
であるキシロースから誘導されたペンチトール誘導体で
ある。好ましい実施態様においては、本発明の甘味チュ
ーインガム組成物は、チューインガム組成物の重量を基
にして、約10〜約15重量%、好ましくは約12〜約
15重量%、より好ましくは約15重量%の量で存在す
るキシリトールを含有する。
【0017】本発明は、チューインガムおよびフウセン
ガム組成物の両方を含む増強されたフレーバーを有する
改良されたチューインガム組成物の調製方法を含有する
。一般的に、改良されたチューインガム組成物は、ガム
ベース、キシリトールとスクロースを含有する増量甘味
剤の有効量、および、バインダーやフレーバー剤のよう
な種々の添加物を含有する。
【0018】チューインガム組成物は増強された親水性
を有するチューインガムベースを大量に使用する低カロ
リーチューインガムであってよい。これらの低カロリー
チューインガムはチューインガム組成物の約50〜約9
5重量%、好ましくは約50〜約85重量%、より好ま
しくは約60〜約70重量%の量で存在するガムベース
を含有する。低カロリー製品が必要でない場合は、チュ
ーインガム組成物はチューインガムベースをより少ない
量で含有してよい。これらのチューインガムは、チュー
インガム組成物の約55重量%まで、好ましくは約15
〜約40重量%、より好ましくは約20〜約35重量%
の量で存在するガムベースを含有する。
【0019】増強された親水性を有するチューインガム
ベースを大量に使用するチューインガム組成物は、19
86年12月10日出願の米国特許出願第939,91
8号により詳細に記載されており、その開示を参考のた
めに本明細書に記載する。
【0020】本明細書において、「低カロリー組成物」
とは、従来の組成物の3分の2以下のカロリーを有する
ような組成物を意味する。「堅固な」または「ゴム状の
」咀嚼感という表現は、噛むために大きな咀嚼筋力を必
要とするようなチューインガム組成物または、高い弾性
と反発力を有するガム塊を与え、変形するのが困難な組
成物の場合に使用する。
【0021】増強された親水性を有するガムベースとし
ては、低融点ワックスも含んでよいポリ酢酸ビニルガム
ベースが包含される。このようなガムベースはガムベー
スを可塑化させ咀嚼の間軟質にするための大量の増量剤
を必要としない。これらのガムベースは、ゴム状または
堅い咀嚼特性を有さない高ベース低増量剤低カロリーガ
ムを調製するために、増量剤および/または増量甘味剤
の代わりに、チューインガム組成物中、通常より多い量
で使用してよい。これらのガムベースは、従来のガムベ
ースより高い親水性を有しており、咀嚼の間、嵩を増し
、通常はガムベース内に捕捉されたままのフレーバーお
よび甘味剤をも放出し、それと同時に軟質な咀嚼感も維
持する。このようなガムベースを大量に使用して調製さ
れた低カロリーチューインガム組成物は、従来の低カロ
リーガム組成物より吸湿性が低く(水分取り込みが小さ
い)、劣化し難く、一方、従来品に匹敵する硬さとテク
スチャーを有する。
【0022】本発明のガムベースに使用するエラストマ
ー(ゴム)は、所望のガムベースの種類、所望のガム組
成物のコンシステンシーおよび最終チューインガム製品
を調製するために組成物中に使用される他の成分のよう
な種々の要因に応じて大きく変化する。エラストマーは
、当該分野で知られている任意の水不溶性重合体であっ
てよく、チューインガムおよびフウセンガムで使用され
ているガム重合体を含有する。ガムベース中に使用する
適当な重合体の代表例は、天然および合成のエラストマ
ーの両方を包含する。例えば、ガムベース組成物中に適
するこれらの重合体は、これらに限定するものではない
が、チクル、天然ゴム、クラウンガム、ニスペロ、ロジ
ディナ、ジェルトン、ペリロ、ニガーグッタ、ツヌ、バ
ラタ、グッタペルカ、レチカプシ、ソルバ、グッタケイ
等およびこれらの混合物のような天然物質(植物起源)
のものを包含する。合成エラストマーの例としては、こ
れらに限定するものではないが、スチレンブタジエン共
重合体(SBR)、ポリイソブチレン、イソブチレンイ
ソプレン共重合体、ポリエチレン等およびこれらの混合
物がある。
【0023】ガムベース中に使用するエラストマーの量
は、使用するガムベースの種類、所望のガム組成物のコ
ンシステンシーおよび最終チューインガム製品を調製す
るための組成物中に使用するその他の成分のような種々
の要因に応じて大きく変化する。一般的に、エラストマ
ーはガムベースの約0.5〜約20重量%、好ましくは
約2.5〜約15重量%の量で、ガムベース中に存在す
る。
【0024】本発明のガムベースに使用するするポリ酢
酸ビニル重合体は中分子量、特に、平均分子量約35,
000〜約55,000のポリ酢酸ビニル重合体である
。この中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は好ましくは約3
5秒〜約55秒の粘度(Fordカップ粘度計を用いて
ASTM D 1200−82に従って測定)を有する
。中分子量ポリ酢酸ビニル重合体は、ガムベース中、ガ
ムベースの約10〜約25重量%、好ましくは約12〜
約27重量%の量で存在する。
【0025】中分子量ポリ酢酸ビニル重合体はまた、低
分子量ポリ酢酸ビニル重合体と混合してもよい。低分子
量ポリ酢酸ビニル重合体は、平均分子量約12,000
〜約16,000を有する。この低分子量ポリ酢酸ビニ
ル重合体は好ましくは、約14〜約16秒の粘度(Fo
rdカップ粘度計を用いてASTM D 1200−8
2に従って測定)を有する。低分子量ポリ酢酸ビニル重
合体は、ガムベース中、ガムベースの約17重量%まで
、好ましくは約12〜約17重量%の量で存在する。
【0026】低分子量ポリ酢酸ビニル重合体を中分子量
ポリ酢酸ビニル重合体と混合する場合は、重合体はそれ
ぞれ、約1:0.5〜約1:1.5のモル比で存在する
【0027】中分子量ポリ酢酸ビニル重合体はまた、高
分子量ポリ酢酸ビニル重合体と混合してもよい。高分子
量ポリ酢酸ビニル重合体は平均分子量約65,000〜
約95,000を有する。高分子量ポリ酢酸ビニル重合
体は、ガムベース中、ガムベースの約5重量%までの量
で存在する。
【0028】本発明のアセチル化モノグリセリドは、ポ
リ酢酸ビニル重合体と同様、可塑剤としても作用する。 アセチル化モノグリセリドのケン化価は重要ではないが
、好ましくはケン化価は278〜292、316〜33
1、370〜380、および430〜470である。 特に好ましいアセチル化モノグリセリドは、約400よ
り大きいケン化価を有する。このようなアセチル化モノ
グリセリドは、一般的に、アセチル化価(アセチル化%
)が約90より大きく、水酸化価が約10未満(Foo
d Chemical Codex (FCC) II
I/P508、AOCS改訂)である。
【0029】本発明のガムベース中にアセチル化モノグ
リセリドを使用することは、より苦味のあるポリ酢酸ビ
ニル(PVA)可塑剤、特にトリアセチンを使用するよ
りも好ましい。アセチル化モノグリセリドは、ガムベー
ス中、ガムベースの約4.5〜約10重量%、好ましく
は約5〜約9重量%の量で存在する。
【0030】本発明のガムベース中のワックスは、重合
体エラストマー混合物を軟化し、ガムベースの弾性を向
上させる。使用するワックスは、融点約60℃未満で、
好ましくは融点約45〜約55℃である。好ましいワッ
クスは低融点パラフィンワックスである。ワックスはガ
ムベース中、ガムベースの約6〜約10重量%、好まし
くは約7〜約9.5重量%の量で存在する。
【0031】低融点ワックスに加えて、高融点のワック
スもガムベース中ガムベースの約5重量%迄の量で使用
してよい。このような高融点ワックスには、蜜蝋、植物
性ワックス、カンデリラワックス、カルナウバワックス
、殆どの石油ワックス等およびこれらの混合物がある。
【0032】上記した成分の他に、ガムベースは、エラ
ストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤およびこれらの
混合物のような種々の慣用の成分を含有する。これらの
成分はガムベースの総量を100%とするような量でガ
ムベース中に存在する。
【0033】ガムベースはエラストマー成分を軟化させ
るためにエラストマー溶媒を含有してよい。こりような
エラストマー溶媒は、α−ピネンまたはβ−ピネンの重
合体のようなテルピネン樹脂、ロジンおよび変性ロジン
およびガム、例えば水添、二量化および重合ロジンおよ
びこれらの混合物の、メチル、グリセロールおよびペン
タエリスリトールエステルのような当該分野で良く知ら
れているエラストマー溶媒を包含する。本発明で使用す
るのに適するエラストマー溶媒の例は、部分水添ウッド
およびガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウ
ッドおよびガムロジンのペンタエリスリトールエステル
、ウッドロジンのグリセロールエステル、部分二量化ウ
ッドおよびガムロジンのグリセロールエステル、重合ウ
ッドおよびガムロジンのグリセロールエステル、トール
油ロジンのグリセロールエステル、ウッドおよびガムロ
ジンおよび部分水添ウッドおよびガムロジンのグリセロ
ールエステル、およびウッドおよびロジンの部分水添メ
チルエステル等およびこれらの混合物を包含する。エラ
ストマー溶媒はガムベース中、ガムベースの約2〜約1
5重量%、好ましくは約7〜約11重量%の量で使用し
てよい。
【0034】ガムベースはまた非混和性の成分を分散し
て単一の安定な系を得るために乳化剤を含有してよい。 本発明で有用な乳化剤には、グリセリルモノステアレー
ト、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、
プロピレングリコールモノステアレート等およびこれら
の混合物が包含される。好ましい乳化剤はグリセリルモ
ノステアレートである。乳化剤はガムベースの約2〜約
15重量%、好ましくは約7〜約11重量%の量で使用
してよい。
【0035】ガムベースはまた、種々の望ましいテクス
チャーおよびコンシステンシー特性を得るために可塑剤
および軟化剤を含有してよい。これらの成分は低分子量
であるため、可塑剤および軟化剤は、ガムベースの基礎
構造に浸透してこれを可撓性のある低粘度のものにする
。有用な可塑剤および軟化剤としては、ラノリン、パル
ミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナ
トリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセ
テート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレ
ート、プロピレングリコールモノステアレート、アセチ
ル化モノグリセリド、グリセリン等およびこれらの混合
物がある。ワックス、例えば天然および合成のワックス
、水添植物油、石油ワックス、例えばポリウレタンワッ
クス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、微
結晶ワックス、脂肪ワックス、ソルビタンモノステアレ
ート、タロー、プロピレングリコール、これらの混合物
等も、ガムベースに配合してよい。可塑剤および軟化剤
は一般的にガムベース中、ガムベースの約20重量%ま
で、好ましくは約9〜約17重量%の量で使用する。
【0036】好ましい可塑剤は、水添植物油であり、こ
れには大豆油、および綿実油があり、これらは、単独ま
たは組合せで使用してよい。これらの可塑剤は、ガムベ
ースに良好なテクスチャーおよびソフトな咀嚼特性を付
与する。これらの可塑剤および軟化剤は一般的に、ガム
ベースの約5〜約14重量%、好ましくは約5〜約13
.5重量%の量で使用する。
【0037】別の好ましい実施態様においては、軟化剤
は市販の合衆国薬局法(USP)等級のような無水グリ
セリンである。グリセリンは穏やかな甘味を有するシロ
ップ状の液体であり、黍砂糖の約60%の甘味を有する
【0038】本発明で使用するガムベースは充填剤およ
びテクスチャー調製剤としても作用する鉱物質補助剤の
ような増量剤の有効量も含有してよい。有用な鉱物質補
助剤には炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ
、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、
リン酸3カルシウム、リン酸2カルシウム等およびこれ
らの混合物がある。これらの充填剤または補助剤は種々
の量でガムベース組成物中に使用してよい。充填剤を使
用する場合は、これはガムベースの約15〜約40重量
%、好ましくは約20〜約30重量%の量で存在する。
【0039】場合により、種々の慣用の成分、例えば着
色剤、抗酸化剤、保存料、フレーバー剤等を、有効量で
ガムベース中に含有させてよい。例えば二酸化チタンお
よびFD&C染料として知られている食品、薬品および
化粧品の用途に適するその他の染料も使用してよい。ブ
チル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロ
キシアニソール(BHA)、没食子酸プロピルおよびこ
れらの混合物のような抗酸化剤も含有してよい。当業者
の知るその他の従来のチューインガム添加剤もガムベー
スに含有させてよい。
【0040】ガムベース成分の混合方法は重要ではなく
、当業者の良く知る標準的方法および装置を用いて実施
してよい。典型的な方法においては、エラストマーをエ
ラストマー溶媒および/または可塑剤および/または乳
化剤と混合し、1〜30分間撹拌する。混合が終了した
後、ポリ酢酸ビニル成分を混合物に添加混合する。中分
子量のポリ酢酸ビニルを添加した後に、場合により低分
子量のポリ酢酸ビニルを添加してエラストマー混合物内
にポリ酢酸ビニルのポケットが生じるのを防止するのが
好ましい。ガムベース混合物を1〜30分間更に混合し
ながら次に低融点ワックスのような残りの成分を一度に
、または少しずつ添加する。
【0041】増強された親水性を有し低カロリーのチュ
ーインガム組成物中に大量に使用するのに適するその他
のガムベースもまた本発明で使用してよい。一般的にこ
のようなガムベースはチューインガム組成物の約99重
量%まで、好ましくは約40〜約85重量%、より好ま
しくは約40〜約75重量%の量で使用してよい。増強
された親水性を有する適当なガムベースの例は、米国特
許第4,698,223号に開示されており、その内容
を参考のため本明細書に記載する。ガムベースを本発明
の相乗作用組成物および増量剤のような従来の添加物と
ともに使用して広範囲の種類の甘味チューインガム組成
物を調製する。
【0042】チューインガム組成物中に使用するガムベ
ースの量は使用するガムベースの種類、所望のコンシス
テンシー、および最終チューインガム製品を調製するた
めに使用するその他の成分のような要因によって変化す
る。一般的に増強された親水性を有するガムベースはチ
ューインガム組成物中、チューインガム組成物の約50
〜約95重量%、好ましくは約50〜約85重量%、よ
り好ましくは約60〜約70重量%の量で存在する。
【0043】一つの実施態様において、低カロリーチュ
ーインガム組成物は、(a)ガムベースの約0.5〜約
20重量%の量で存在するエラストマー、(b)ガムベ
ースの約10〜約25重量%の量で存在する分子量約3
5,000〜約55,000の中分子量ポリ酢酸ビニル
重合体、(c)ガムベースの約4.5〜約10重量%の
量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d)ガムベ
ースの約6〜約10重量%の量で存在する融点約60℃
未満のワックス、および(e)エラストマー溶媒、乳化
剤、可塑剤、充填剤およびこれらの混合物よりなる群か
ら選択され、ガムベースの総量を100重量%とするよ
うな量で存在する物質を含有するガムベースを含有する
【0044】別の実施態様においては、本発明は、より
少ない量のチューインガムベース、即ち、チューインガ
ム組成物の重量の約55重量%まで、好ましくは約15
〜約40重量%、より好ましくは約20〜約35重量%
の量で存在するガムベースを含有するチューインガム組
成物に関する。この実施態様においては、ガムベースは
エラストマーおよびエラストマー溶媒、ワックス、乳化
剤、可塑剤または軟化剤、充填剤およびテクスチャー調
節製としても作用する鉱物質補助剤のような増量剤、着
色剤、抗酸化剤、保存料、フレーバー剤等およびこれら
の混合物のような種々の慣用の成分を含有する。これら
のガムベース成分の代表例は上述のものである。
【0045】調製の後、ガムベースを本発明のキシリト
ールとスクロースを含有する増量甘味剤とバインダーお
よびフレーバー剤のような別の添加剤を用いて広範囲の
種類のチューインガム組成物を調製してよい。
【0046】適当な糖増量剤としては、単糖類、二糖類
および多糖類、例えばキシロース、リブロース、グリコ
ース(デキストロース)、マンノース、ガラクトース、
フルクトース(レブロース)、スクロース(砂糖)、マ
ルトース、転化糖、部分水添澱粉および固形コーンシロ
ップおよびこれ等の混合物がある。スクロースおよび固
形コーンシロップの混合物が好ましい糖増量剤である。 好ましい実施態様においては、スクロースはチューイン
ガム組成物の約25〜約60重量%、好ましくは約30
〜約55重量%、より好ましくは約35〜約55重量%
の量で存在する。
【0047】チューインガム組成物は別の増量剤を含有
してよい。増量剤(担体、膨張剤)は水溶性であり、増
量剤としてはこれらに限定するものではないが、単糖類
、二糖類、多糖類、糖アルコールおよびこれらの混合物
;ランダム結合グルコース重合体、例えば、Pfize
r社からPOLYDEXTROSEの商品名で市販され
ているような重合体;イソマルト(α−D−グルコピラ
ノシル−1,6−マンニトールとα−D−グルコピラノ
シル−1,6−ソルビトールのラセミ混合物、Sudd
eutsche Zucker社によりPALATIN
ITの商品名で製造);マルトデキストリン;水添澱粉
加水分解物;水添ヘキソース類;水添二糖類よりなる群
から選択される甘味剤、および炭酸カルシウム、タルク
、二酸化チタン、リン酸2カルシウムのような鉱物質、
セルロース等およびこれらの混合物がある。 一般的に付加的な増量剤は有効量で使用してよい。
【0048】上記したように、本発明の甘味チューイン
ガムはチューインガム組成物の約10〜約15重量%、
好ましくは約12〜約15重量%、より好ましくは約1
5重量%の量で存在するキシリトールを含有する。存在
してよいその他の糖アルコール増量剤としては、ソルビ
トール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール
、マルチトール、およびこれらの混合物が包含される。
【0049】チューインガム組成物はまた有効量のバイ
ンダーを含有する。本発明における適当なバインダーは
、コーンシロップ、グリセリン、高フラクトースコーン
シロップ等、およびこれらの混合物である。一般的に、
バインダーはチューインガム組成物の約10〜約20重
量%、好ましくは約12〜約20重量%、そしてより好
ましくは約15〜約20重量%の量で存在する。
【0050】使用するフレーバー剤は天然および人工の
フレーバーのような当業界で知られるフレーバーである
。これらのフレーバー剤は、合成のフレーバー油および
フレーバー芳香剤および/または油、オレオ樹脂、およ
び植物、葉類、花き、果実等より誘導された抽出物、お
よびこれらの組合せから選択してよい。これらに限定す
るものではないが、代表例的フレーバー油の例としては
、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン油
(メチルサリチレート)、ペパーミント油、クローブ油
、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、シーダー
は油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、メース
、ビターアーモンド油およびカシア油が包含される。 また、人工、天然および合成の果実フレーバー、例えば
バニラ、および柑橘油、例えばレモン、オレンジ、ライ
ム、グレープフルーツ、および果実エッセンス、例えば
アップル、ナシ、ピーチ、グレープ、ストロペリー、ラ
ズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコ
ットなども有用なフレーバーである。これらのフレーバ
ー剤は、液体または固体形態で使用してよく、単独また
は混合物として使用してよい。一般的に使用されるフレ
ーバーには、ペパーミントのようなミント類、メントー
ル、合成バニラ、シナモン誘導体および種々の果実フレ
ーバーが包含され、単独または混合物として用いられる
【0051】その他の有用なフレーバー剤としては、ア
ルデヒド類およびエステル類、例えば、シンナミルアセ
テート、シンナムアルデヒド、シトラール、ジエチルア
セタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホ
ルメート、p−メチルアミソール等を使用してよい。一
般的にChemicals Used in Food
 Processing, (National Ac
ademy of Sciences)1274号、6
3〜258ページに記載されているようなフレーバー剤
または食品添加物を使用してよい。
【0052】アルデヒドフレーバーの更に別の例は、こ
れらに限定するものではないがアセトアルデヒド(リン
ゴ)、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、ア
ニシックアルデヒド(リコリス、アニス)、シンナミッ
クアルデヒド(シナモン)、シトラール即ちα−シトラ
ール(レモン、ライム)、ネラール、即ちβ−シトラー
ル(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン
)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロ
ープ即ちピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン
(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド
(スパイシーフルーティーフレーバー)、ブチルアルデ
ヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、
チーズ)、シトロネラール(変性品、多種)、デカナー
ル(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒ
ドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、
2−エチルブチルアルデヒド(ベリーフルーツ)、ヘキ
セナール即ちトランス−2(ベリーフルーツ)、トリル
アルデヒド(チェリー、アーモンド)、ベラトルアルデ
ヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール
、即ち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオク
タナール(グリーンフルーツ)および2−ドデケナール
(シトラス、マンダリン)、チェリー、グレープ、スト
ロペリーショートケーキ、これらの混合物等である。
【0053】フレーバー剤は液体形態および/または乾
燥形態の何れかで使用してよい。後者の形態で使用する
場合は、適当な乾燥手段、例えば油の噴霧乾燥等を使用
してよい。あるいは、フレーバー剤を水溶性物質、例え
ばセルロース、澱粉、砂糖、マルトデキストリン、アラ
ビアゴムなどに吸収させたり、またはこれらを用いてカ
プセル化してもよい。このような乾燥形態のものを調製
するための実際の方法はよく知られており、本発明の一
部を構成するものではない。
【0054】本発明のフレーバー剤は、初期のフレーバ
ーの放出および/またはフレーバーの味覚を持続させる
ための、当該分野で良く知られた多くの異なる物理形態
で用いてよい。限定するものではないが、このような物
理形態には、遊離形態、例えば噴霧乾燥、粉末、および
ビーズ形態、カプセル化形態等およびこれらの組合せが
ある。
【0055】フレーバー剤または甘味剤のためのカプセ
ル化デリバリーシステムは、甘味剤またはフレーバー剤
のコアを包囲する脂肪またはワックスの疎水性マトリッ
クスを含有する。脂肪は脂肪酸、グリセリド、またはポ
リグリセロールエステル、ソルビトールエステル等およ
びこれらの混合物のような多くの従来の物質から選択し
てよい。脂肪酸の例には、水添および部分水添植物油、
例えばパーム油、パーム仁油、ピーナッツ油、菜種油、
米糠油、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、ベニハナ油等お
よびこれらの混合物が包含される。有用なグリセリドに
はモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド
がある。
【0056】有用なワックスは、天然および合成のワッ
クスおよびこれらの混合物よりなる群から選択してよい
。これらに限定するものではないが、パラフィンワック
ス、ペトロラタム、カーボワックス、微結晶ワックス、
蜜蝋、カルナウバワックス、カンデリラワックス、ラノ
リン、ピメンタワックス、砂糖黍ワックス、鯨蝋、米糠
ワックス等およびこれらの混合物である。
【0057】脂肪およびワックスは、個々に、または組
合せて、カプセル化系の約10〜約70重量%、好まし
くは約40〜約58重量%に変えて使用してよい。組合
せて使用する場合、脂肪およびワックスは、好ましくは
それぞれ約70:10〜85:15の比で存在する。
【0058】典型的なカプセル化フレーバー剤または甘
味剤のデリバリーシステムは米国特許第4,597,9
70号および第4,722,845号に開示されたおり
、その記載内容は参考のため、本明細書に組み込まれる
【0059】本発明で用いるフレーバー剤の量は、通常
は最終チューインガム組成物の種類、個々のフレーバー
、使用するガムベースおよび所望のフレーバー強度のよ
うな要因に関係した嗜好の問題である。即ち、フレーバ
ー剤の量は、最終製品で所望する結果を得るために変化
させてよく、このような変化は特に実験を必要とするこ
となく当業者が知り得るものである。ガム組成物におい
て、フレーバー剤は一般的に、チューインガム組成物の
約0.02〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約2重
量%、より好ましくは約0.8〜約1.8重量%の量で
存在する。
【0060】ガム組成物は可塑剤、軟化剤、乳化剤、ワ
ックス、充填剤、鉱物質補助剤、フレーバー剤(フレー
バー、着香料)、着色剤(着色料、色素)、抗酸化剤、
酸味料、濃厚化剤等およびこれらの混合物よりなる群か
ら選択される従来の添加物の有効量を含有してよい。こ
れらの成分はチューインガム組成物の総量を100%と
するような量でチューインガム組成物中に存在する。こ
れらの添加物のあるものは、1つより多い目的のために
作用する。例えば、シュガーレスガム組成物中では、ソ
ルビトールおよび他の糖アルコールのような甘味剤は、
増量剤としても作用する。
【0061】ガムベース中に用いるのに適当であるとし
て上述した可塑剤、軟化剤、鉱物質補助剤、ワックスお
よび抗酸化剤はチューインガム組成物中にも使用してよ
い。使用してよいその他の従来の添加物の例は、レシチ
ンおよびグリセリルモノステアレートのような乳化剤、
濃厚化剤であり、これらは単独で、または、メチルセル
ロース、アルギネート、カラジーナン、キサンタンガム
、ゼラチン、キャロブ、トラガカントおよびローカスト
ビーンのような他の軟化剤、リンゴ酸、アジピン酸、ク
エン酸、酒石酸、フマル酸およびこれらの混合物のよう
な酸味料および上記鉱物質補助剤で列挙したような充填
剤と組合せて使用してよい。
【0062】本発明で使用する着色剤は、所望の色を得
るのに有効な量で使用する。これらの着色剤は、ガム組
成物の約6重量%迄の量で配合してよい顔料を含有する
。好ましい顔料、二酸化チタンは、ガム組成物の約2重
量%まで、好ましくは約1重量%未満の量で配合してよ
い。着色料はまた、天然の食品用色素および食品、薬品
および化粧品用途に適する染料も包含してよい。このよ
うな着色剤はFD&C染料およびキレートとして知られ
ている。上記した使用に許容される物質は、好ましくは
水溶性である。代表的な例としてはこれらに限定するも
のではないが、FD&C青2番として知られる5,5−
インジゴチン2スルホン酸の2ナトリウム塩であるイン
ジゴイド染料である。同様に、トリフェニルメタン染料
であり、4−〔4−(N−エチル−p−スルホニウムベ
ンジルアミノ)ジフェニルメチレン〕−〔1−(N−エ
チル−N−p−スルホニウムベンジル)−デルタ−2,
5−シクロヘキサンジエンイミン〕の1ナトリウム塩で
あるFD&C緑1番も包含される。FD&C着色剤およ
びその化学構造については、Kirk−Othmerの
Encyclopedia of Chemical 
Tachnology第3版第5巻857〜884ペー
ジに記載されており、その内容を参考のために本明細書
に組み込む。
【0063】ガム組成物中に用いる適当な油および脂肪
は、部分水添された植物性または動物性の油、例えば、
ココナッツ油、パーム仁油、牛脂、ラード等を包含する
。これらの成分を使用する場合は、これらは一般的にガ
ム組成物の約7重量%迄の量、好ましくは約3.5重量
%迄の量で存在する。
【0064】好ましい実施態様においては、本発明のチ
ューインガム組成物は以下に示す処方で調製する。
【0065】
【表3】
【0066】本発明はチューインガムおよびフウセンガ
ム処方の両方を含む改良したチューインガム組成物の調
製方法も包含する。チューインガム組成物は当業者の知
る標準的な方法および装置を用いて調製してよい。本発
明で使用する装置は、チューインガム製造分野でよく知
られた混合および加熱装置を包含し、従って特定の装置
の選択は当業者のよく知るところである。
【0067】このような方法において、チューインガム
組成物を調製するには、ガムベースをキシリトールとス
クロースを包含する増量甘味料および最終的な所望のチ
ューインガム組成物の他の成分と混合する。他の成分は
通常は、当該分野でよく知られるように所望の組成物の
性質に応じて組成物に配合する。最終的なチューインガ
ム組成物は、食品工学およびチューインガム分野で一般
的に知られている方法を用いて容易に調製される。
【0068】例えばガムベースをベースの物理的および
化学的性質に悪影響を与えることなくベースを軟化させ
るのに十分な温度まで加熱する。使用する最適な温度は
、使用するガムベースの組成に応じて変化するが、この
ような温度は、特に実験を行うことなく当業者が容易に
決定できる。
【0069】ガムベースをベースが溶融するのに十分な
時間、約60〜約120℃の温度で従来通り溶融する。 例えばガムベースをこれらの条件下で約30分加熱した
後、キシリトールおよびスクロースを含有する増量甘味
剤を、バインダー、フレーバー剤、可塑剤、軟化剤、増
量剤、充填剤、着色剤のようなガム組成物の残りの成分
と少しずつ混合し、混合物を可塑化させると同時に、ベ
ースの硬度、粘弾性および成型性を調節する。ガム組成
物の均質な混合物が得られるまで混合を継続する。その
後、ガム組成物混合物を所望のチューインガム形状に成
型する。
【0070】別の実施態様において、本発明は増強され
たフレーバーを有する甘味チューインガム組成物の調製
方法を包含する。この方法は、下記工程:(A)  下
記成分: (a)  ガムベース、 (b)  チューインガム組成物の約10〜約15重量
%の量でキシリトールが存在する、キシリトールとスク
ロースを含有する増量甘味剤、 (c)  バインダー、および (d)  フレーバー剤を準備し; (B)  ガムベースを溶融し、そして(C)  スク
ロース、キシリトール、バインダーおよびフレーバー剤
を工程(B)の溶融ガムベースに混合して均質な混合物
を形成することからなる。
【0071】本発明を以下の実施例により更に説明する
がこれは請求の範囲の有効な範囲を制限するものではな
い。明細書および請求範囲を通じて、特段の記載がない
限り、すべての部および%は、最終組成物の重量を基に
したものである。
【0072】
【実施例1〜24】これらの実施例はチューインガム組
成物中におけるキシリトールとスクロースの組合せ物の
相乗作用を示すものである。
【0073】キシリトールとスクロースを組合せて種々
の量のキシリトールとスクロースを含有する実施例1〜
24の被験チューインガム組成物を調製した。実施例1
〜6はペパーミントフレーバー剤、実施例7〜12はス
ペアミントフレーバー剤、実施例13〜18はフルーツ
フレーバー剤、そして実施例19〜24はシナモンフレ
ーバー剤を用いた。チューインガムの組成は表4〜11
に示す。チューインガム組成物は従来のチューインガム
製造方法により調製した。
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】
【表7】
【0078】
【表8】
【0079】
【表9】
【0080】
【表10】
【0081】
【表11】
【0082】摂取可能な製品、とくにチューインガムの
官能試験において経験を有する熟練した官能咀嚼パネル
により、全体的なジューシー性、呼気清涼作用および爽
快な増強されたフレーバーについて、実施例1〜24の
チューインガム組成物を評価した。ガムは無作為の順序
で評価し、その結果を合わせて平均した。
【0083】スクロースのみを含有するチューインガム
、実施例1、7、13および19は、全体的なジューシ
ー性、呼気清涼作用および増強されたフレーバーについ
て平均した評価点5とされた。スクロースに対してキシ
リトール5%を含有するチューインガム、実施例2、8
、14および20は平均した7〜7.5点と評価された
。スクロースに対してキシリトール10%を含有するチ
ューインガム、実施例3、9、15および21は平均し
た9〜9.5点と評価された。スクロースに対してキシ
リトール15%を含有するチューインガム、実施例4、
10、16および22は平均9〜9.5点と評価された
。スクロースに対してキシリトールを16%および20
%含有するチューインガム、実施例5〜6、11〜12
、17〜18および23〜24は増強されたフレーバー
を有さず、そして味も不良であると評価された。
【0084】実施例5〜6、11〜12、17〜18お
よび23〜24のガムにおける16%および20%の濃
度のキシリトールの圧倒的な涼感効果のため、4種類の
フレーバーのガムのフレーバー特性は消失されたと判定
された。ペパーミントフレーバーガムはそのミントフレ
ーバーを失い、メントールが強すぎると判定された。ス
ペアミントフレーバーガムは味覚が損なわれ表現できな
いと判定された。フルーツフレーバーガムはそのジュー
シー性を失い、メントールが強すぎると判断された。シ
ナモンフレーバーガムはそのホットスパイシーな特性が
失われ、涼感が強すぎると判断された。
【0085】これらの結果により、スクロースとともに
約10%〜約15%でキシリトールを含有するチューイ
ンガムが増強されたフレーバー特性を有することが解る
。スクロースに対してキシリトールが15%を超えると
、キシリトールの強力な涼感効果がフレーバー剤の効果
を封殺し、ガムを許容できないほど軟質にしてしまう。 スクロースとともに5%のキシリトールを含有するチュ
ーインガムは増強されたフレーバー特性を有するが、そ
の程度では極めて低い。
【0086】上記した本発明は、多様に変形してよいこ
とは明らかである。このような変形は本発明の精神およ
び範囲を逸脱するものではなく、そのようなすべての変
更は本発明の請求の範囲に包含されるものである。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記成分: (a)  ガムベース、 (b)  チューインガム組成物の重量を基にキシリト
    ールが約10〜約15重量%の量で存在する、キシリト
    ールとスクロースを含有する増量甘味剤、(c)  バ
    インダー、および (d)  フレーバー剤を含有する、増強された爽快な
    味覚フレーバーを有する甘味チューインガム組成物。
  2. 【請求項2】  ガムベースがチューインガム組成物の
    約15〜約40重量%の量で存在する請求項1記載の甘
    味チューインガム組成物。
  3. 【請求項3】  キシリトールがチューインガム組成物
    の約12〜約15重量%の量で存在する請求項1記載の
    甘味チューインガム組成物。
  4. 【請求項4】  キシリトールがチューインガム組成物
    の約15重量%の量で存在する請求項3記載の甘味チュ
    ーインガム組成物。
  5. 【請求項5】  スクロースがチューインガム組成物の
    約25〜約60重量%の量で存在する請求項1記載の甘
    味チューインガム組成物。
  6. 【請求項6】  バインダーがチューインガム組成物の
    約10〜約20重量%の量で存在する請求項1記載の甘
    味チューインガム組成物。
  7. 【請求項7】  フレーバー剤がチューインガム組成物
    の約0.02〜約5重量%の量で存在する請求項1記載
    の甘味チューインガム組成物。
  8. 【請求項8】  ガム組成物が以下の成分:【表1】 を含有する請求項1記載の甘味チューインガム組成物。
  9. 【請求項9】  下記段階: (A)  下記成分: (a)  ガムベース、 (b)  チューインガム組成物の重量を基にキシリト
    ールが約10〜約15重量%の量で存在する、キシリト
    ールとスクロースを含有する増量甘味剤、(c)  バ
    インダー、および (d)  フレーバー剤を準備し、 (B)  ガムベースを溶融し;そして(C)  スク
    ロース、キシリトール、バインダーおよびフレーバー剤
    を工程(B)の溶融ガムベースに混合して均質な混合物
    を形成することから成る、増強された爽快な味覚フレー
    バーを有する甘味チューインガム組成物の調製方法。
  10. 【請求項10】  ガムベースがチューインガム組成物
    の約15〜約40重量%の量で存在する請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】  キシリトールがチューインガム組成
    物の約12〜約15重量%の量で存在する請求項9記載
    の方法。
  12. 【請求項12】  キシリトールがチューインガム組成
    物の約15重量%の量で存在する請求項11記載の方法
  13. 【請求項13】  スクロースがチューインガム組成物
    の約25〜約60重量%の量で存在する請求項9記載の
    方法。
  14. 【請求項14】  バインダーがチューインガム組成物
    の約10〜約20重量%の量で存在する請求項9記載の
    方法。
  15. 【請求項15】  フレーバー剤がチューインガム組成
    物の約0.02〜約5重量%の量で存在する請求項9記
    載の方法。
  16. 【請求項16】  ガム組成物が以下の成分を含有する
    請求項9記載の方法。 【表2】
JP3109866A 1990-04-16 1991-04-15 キシリトールとスクロースを含有するチューインガム組成物およびその製造方法 Pending JPH04228034A (ja)

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