JP4116416B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシンなどの遊技場に設置される遊技機であって、遊技機を制御する制御装置の不正な脱着を検知可能に形成した遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばスロットマシンについては、遊技を司る制御装置は、基板ケースに収納されて封印を施し、不正なROM交換がなされないような形状となっている。すなわち、いったん基板ケースの蓋を閉じたら、固定部分を破壊しない限り開かないようになっていて、もしも不正な交換がなされた場合にはすぐに発見できるようになっているものである(特許文献1参照)。
【0003】
一方、スロットマシンに関しては、遊技内容を変更するために遊技機の交換を行う際、遊技には直接関係のない筐体やホッパーユニット等も同時に交換され、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄となっていた。この問題点を解決すべく、遊技に関わる部分のみを交換可能に形成した分離型スロットマシンが考案されている(特願2002−156626)。これは、リールユニット及び基板を搭載した交換ユニットを、筐体から脱着可能に形成したものである。具体的には、交換ユニットを筐体内部に設けられた中板の上に載置し、クリップなどの固定装置により筐体内に固定する。また、固定装置を解除することにより、筐体から取り出せるように形成されている。このような分離型遊技機においては、交換ユニットが不正に脱着されないように、また不正な脱着を発見できるように、固定装置に封印ワイヤを設けている(特願2002−042146)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−282415号公報(段落番号0010〜0014、図16)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の遊技機においては、基板ケースをまるごと新しいものと取り替えられた場合には、不正なROM交換を見破ることはできず、また、分離型遊技機においては、制御装置を取り出すために交換ユニットを脱着し、封印ワイヤが偽造された場合には、不正な脱着を発見できない可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来の遊技機の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、制御装置の設置状態をホールコンピュータに通知可能とすることにより、たとえ封印の偽造がされた場合でも脱着の痕跡を残すことができ、よりセキュリティー機能に優れた遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0008】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口する箱形の筐体ユニット(1)と、前記筐体ユニット(1)の開口部(11)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)と、複数の図柄を変動表示又は停止表示可能な図柄表示手段(例えばリールユニット22)と、遊技媒体を払い出すための払い出し装置(例えばホッパーユニット5)と、遊技場のホールコンピュータと通信するための外部入出力装置と、遊技機の主電源とは別個に構成部品に電力を供給可能な補助電源装置(90)と、前記外部入出力装置に電気的に接続され、前記図柄表示手段及び前記払い出し装置の作動を制御するための主基板(25)を基板ケース(240)に収納して成る制御装置とを少なくとも有し、少なくとも前記図柄表示手段及び前記制御装置を支持体(21)に設置した交換ユニット(2)を、前記筐体ユニット(1)から着脱自在に形成した遊技機において係る。
【0009】
そして、この遊技機には、前記制御装置と前記筐体ユニット(1)の位置関係を確認するための設置確認手段(52)と、この設置確認手段(52)により確認された位置関係に応じて所定の信号をホールコンピュータに出力するための取り外し通報手段(51)とを設けてあり、前記設置確認手段(52)として、所定の情報を書き込み可能でありかつ書換え可能な記録手段(54)と、前記記録手段(54)と所定の位置関係にあるときに前記記録手段(54)に記録された情報を読み出し可能な読み出し手段(53)を設けてある。また、前記取り外し通報手段(51)を前記外部入出力装置に設け、前記読み出し手段(53)を筐体ユニット(1)に設け、前記読み出し手段(53)と前記外部入出力装置とを電気的に接続してある。
【0010】
さらに、前記記録手段(54)は、前記制御装置の基板ケース(240)に装着されるとともに、前記制御装置は、前記交換ユニット(2)が前記筐体ユニット(1)の所定位置に設置されている場合に前記記録手段(54)が前記読み出し手段(53)に対して所定の位置となるよう配置され、前記制御装置を前記支持体(21)から取り外すことにより、前記基板ケース(240)の一部が破壊されて、前記記録手段(54)が前記制御装置から切り離されるように形成されており、前記取り外し通報手段(51)は、前記読み出し手段(53)が前記記録手段(54)を検知できない場合に、所定の信号を出力可能に形成され、前記設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)は、前記補助電源装置(90)により作動可能に形成されている。
【0011】
そして、前記交換ユニット (2) の支持体 (21) は、前記制御装置を取り付けるための取り付け部(基板ユニット取り付け板 27 )の底部に回収用孔 (27c) を有し、前記制御装置から切り離された前記記録手段 (54) は、前記回収用孔 (27c) に落下することを特徴とする。
【0012】
本発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機であり、図柄表示手段及び制御装置を最低限交換可能に形成したものである。
遊技機は、筐体内部に遊技機を構成する内部装置を収納してあり、制御装置及び外部入出力装置及び補助電源装置(90)を少なくとも有している。
ここで、制御装置は、いわゆる制御基板といわれるものであり、ROM、RAM、CPU等を有し、遊技を制御する主基板(25)及び遊技に付随する演出を制御する副基板を含む。
【0013】
また、外部入出力装置は、前記制御装置から出力される遊技に関する諸信号、例えばメダルやパチンコ球等の遊技媒体の投入量、払い出し量や、入賞回数などをホールコンピュータに出力するためのものであり、例えば集中端子板(80)とすることができる。そしてホールコンピュータに集められた各遊技機からの情報に基づき、ホール管理を行うことができるようになっているものである。
【0014】
また、補助電源装置(90)は、バッテリー、コンデンサなどの蓄電手段であり、遊技機の主電源がOFFとなっていても、遊技機の構成部品にある程度の電力を供給可能に形成されたものである。
ここで、「払い出し装置」は、スロットマシンのメダルなど遊技媒体を払い出すためのものであり、遊技媒体を貯留可能に形成されたホッパーユニット(5)とすることができる。
【0015】
前記交換ユニット(2)は、支持体(21)及び図柄表示手段及び制御装置とから構成されている。
支持体(21)は、筐体ユニット内部に固定するためのものであり、さらに、図柄表示手段及び制御装置を一体的に取り扱い可能とするものである。支持体(21)は、例えばクリップなどの固定装置(10)により筐体ユニット(1)内部に固定されると共に、固定装置(10)を解除することにより、筐体ユニット(1)から取り出し可能となっている。
【0016】
「図柄表示手段」としては、複数の図柄を表示したリールテープを貼り付けた回転リール(23)を駆動モータにより回転させるリールユニット(22)や、液晶画面やCRTに図柄を表示可能に形成した表示装置とすることができる。
「制御装置」は、前記図柄表示手段及び前記払い出し装置の作動を制御するためのものであるが、遊技機の他の構成部品を制御可能に形成されていてもよい。また、制御装置は、主基板(25)などの制御基板を基板ケース(240)に収納した基板ユニット(24)とすることができる。
【0017】
前記前扉(3)は、筐体ユニット(1)の開口部(11)を開塞自在に取り付けられており、扉を閉めると遊技機の正面構造となるように形成されているものである。例えば、図柄表示手段の表示を見ることができる表示窓(32)や、遊技機を操作するための操作部(41)等を設けることができるものである。なお、この前扉(3)は、筐体ユニット(1)に固定されていてもよいし、分離可能に形成されていてもよい。さらにまた、この前扉(3)は、上扉(30)、下扉(40)のように上下に二分割して形成することもできる。
【0018】
そして、この遊技機は、遊技内容を変えたいときには、交換ユニット(2)を取り外し、新しい交換ユニット(2)を取り付ければ、筐体ユニット(1)をはじめ、遊技内容に直接関係ない部品はそのまま残したままにしておけるものである。
【0019】
そして、本発明においては、前記補助電源装置(90)により作動可能な設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)が設けられている。取り外し通報手段(52)は、制御装置が所定の位置に設置されている場合には「設置確認信号」を、制御装置が取り外されるなどして所定位置になくなった場合には「取り外し確認信号」を、ホールコンピュータに出力可能に形成されている。
【0020】
なお、「設置確認信号」及び「取り外し確認信号」には、何らかの出力信号(ON信号)だけでなく、何らの信号も出力しないこと(OFF信号)も含む。要は、制御装置が所定の位置に存在しているか否かを、ホールコンピュータで認識可能となっていればよい。
【0021】
本発明の具体例としては、記録手段(54)としてはIDタグ、読み出し手段(53)としてはIDタグ用アンテナなどが挙げられる。
本発明によれば、読み出し手段(53)が記録手段(54)に記録された所定情報を読み出すことにより、制御装置が所定位置に存在することを確認するものである。従って、記録手段(54)として正規のもの(所定の情報を書き込んだもの)でない物を取り付けた場合には、読み出し手段(53)が情報を読み出せないので、位置確認ができない。取り外し通報手段(51)は、記録手段(54)に書き込まれている情報が正規のものでない場合、及び記録手段(54)が無い場合に、ホールコンピュータに「取り外し確認信号」を送出することとなる。
【0022】
(作用)
本発明によれば、制御装置と例えば筐体などとの位置関係は、設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)により監視されているので、もしも不正に制御装置を取り外した場合には、ホールコンピュータに所定の通報かなされる。
【0023】
従って、制御装置ごと遊技機から取り外して、不正なROMを埋め込んだ制御装置を取り付けたような場合でも、外見的には不正行為の痕跡が無くとも、ホールコンピュータには制御装置脱着の記録が残されるため、かかる不正な制御装置の交換を容易に見破ることができる。
さらに、設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)は、補助電源装置(90)により作動可能であるため、例えば営業終了後など、遊技機の主電源がOFFとなっている場合でも、前記したような不正行為の監視を行うことができる。
【0024】
また、本発明において不正な基板交換が行われる場合を想定すると、制御装置を交換ユニット(2)から取り外すか、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)から取り外して制御装置を交換することが考えられる。
本発明によれば、制御装置又は交換ユニット(2)を取り外そうとして所定の位置から外れると、設置確認手段(52)がそれを取り外し通報手段(51)へと伝え、取り外し通報手段(51)からはホールコンピュータへと「取り外し確認信号」が送られる。なお、取り外し通報手段(81)は筐体ユニット(1)に固定されているので、交換ユニット(2)の交換のたびに取り替える必要がない。
【0025】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)は、遊技機の主電源が通電状態のときには、遊技機の主電源を用いて作動可能に形成されていることを特徴とする。
【0026】
本発明は、設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)の作動電源を、補助電源装置(90)及び遊技機の主電源としたものである。このため、補助電源装置(90)は遊技機の主電源がOFFの場合のみ使用すればよいので、その容量を小さいものにすることができる。
ここで、「主電源が通電状態のときには、遊技機の主電源を用い」るということには、補助電源装置(90)を充電可能な蓄電池などで形成し、遊技機の主電源がONのときにはその電気を蓄電すると共に設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)に供給し、遊技機の主電源がOFFのときには蓄電された電気を設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)に供給することも含む。もちろん、補助電源装置(90)と遊技機の主電源とを、並列的に設置確認手段(52)及び取り外し通報手段(51)に供給するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。なお、本実施の形態に係るスロットマシンは、図柄表示手段であるリールユニット22と制御装置である基板ユニット24を搭載した交換ユニット2を、最低限交換可能に形成した分離型スロットマシンである。
【0028】
(図面の説明)
図1乃至6図は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は分離型スロットマシンの電気的接続を示す概略図、図2は分離型スロットマシンを示す分解斜視図、図3は基板ユニットの取り付けを示す分解斜視図、図4乃至図6は設置確認手段の構成の概略を示す図である。
【0029】
分離型スロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体ユニット1、筐体ユニット1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体ユニット1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体ユニット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、底板15及び側板16及び天板及び裏板17からなる正面側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
【0030】
ここで、前記電源ユニット4は、中板12の下面に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、正面側には遊技機の電源のON、OFFをしたり、遊技機の設定を行うためのスイッチ等が設けられている。また、前記ホッパーユニット5は、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのものである。
【0031】
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっている。
また、側板16の正面左側の下部には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ18が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
【0032】
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24とから形成されている。
ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24は、基板ケース240に、遊技及びスロットマシンの作動を制御するための主基板25と、各種演出を行うための副基板を収納固定したものである。主基板25及び副基板は、CPU、ROM、RAMなどから成り、スロットマシンの制御装置として機能する。すなわち、前記回転リール23の回転停止制御、ホッパーユニット5によるメダルの払い出し制御、各種演出制御などを行うものである。なお、主基板25及び副基板を別々の基板ケース240に収納するようにしてもよい。基板ユニット24は、図3に示すように、基板ユニット取り付け板27を介して、支持体21の背面上部に取り付けられる。
【0033】
ところで、基板ユニット24には、基板ユニット24及び交換ユニット2が定位置に設置されていることを確認するための設置確認手段52が設けられているが、これについては後述する。
前記支持体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ26が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
【0034】
交換ユニット2は、筐体ユニット1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、固定装置10により筐体ユニット1に固着される。
(上扉30)
上扉30は、交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
【0035】
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
なお、特に図示しないが、上扉30の裏面には、ヒンジ26に係合可能な係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部61の対向側には、ロック手段が設けられている。ロック手段は、例えば筐体ユニット1側に設けた突片に係合可能なフックを有するラッチ機構とすることができる。
【0036】
(下扉40)
下扉40は、筐体ユニット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル45が嵌め込まれている。
【0037】
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。
【0038】
さらに、特に図示しないが、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。また、ヒンジ18と係合可能な下扉係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部の対向側には、ロック手段が設けられている。ロック手段は、上扉30のものと同様である。
【0039】
(電気配線)
ここで、スロットマシンSに内設された各構成部品を電気的に接続する電気的接続手段の配線の概略について、図1及び図2に基づき説明する。
図1は、スロットマシンの構成部品の入出力信号の流れの概略を示したものである。電気的接続手段は、図1に示すように、通電ケーブル100及び信号ケーブル110からなる配線ケーブルと、これらをつなぐコネクタにより構成されている。通電ケーブル100は、電源ユニット4の主電源装置から各構成部品に配線される、電力を供給するためのケーブルである。なお、電源ユニット4には、遊技機外部の外部電源から電気を取得するようになっている。また、信号ケーブル110は、各構成部品同士又は内部装置とホールコンピュータとの間に配線される、各種の信号を送信するためのケーブルである。
【0040】
そして、配線ケーブル及びコネクタは、筐体ユニット1及び交換ユニット2を分離可能な形態で設けられている。
図2に示すように、筐体ユニット1の裏板17の内側面には、上下方向に延びる筐体ケーブル60が配線されている。これらは、中板12を貫通してあるいは中板12の上側に設けられたケーブルダクト65に収納されている。筐体ケーブル60の上端には、筐体コネクタ61が取り付けらけれ、筐体ユニット1の天板裏面奥側に設けられたコネクタブラケット19に固定されている。筐体ケーブル60は、交換ユニット20を交換する際、筐体ユニット10にそのまま残しておけるものである。
【0041】
また、交換ユニット2には、交換ユニットケーブル70が取り付けられている。この交換ユニットケーブル70は、その一端は基板ユニット24およびリールユニット22に固定されており、他端には、交換ユニットコネクタ71が設けられている。そして、交換ユニットコネクタ71を前記筐体コネクタ61と接続することにより、主基板25およびリールユニット22が電源ユニット4、集中端子板80、ホッパーユニット5その他の内部装置と電気的に接続されるものである。交換ユニット2を交換する際には、筐体コネクタ61と交換ユニットコネクタ71との接続を外し、交換ユニット2を取り出せばよいので、面倒な配線作業を行う必要がない。
【0042】
(集中端子板80)
筐体ユニット1の側板16の内面奥側には、図2に示すように、基板ユニット24と電気的に接続される外部入出力装置としての集中端子板80が固定されている。集中端子板80は、遊技機の内部装置と、ホールコンピュータと接続するためのものである。具体的には、主基板25から出力される遊技に関する諸信号、例えば遊技メダルの投入枚数、払い出し枚数、入賞回数などの信号を、ホールコンピュータに出力するように形成されている。遊技店においては、ホールコンピュータに蓄積された各遊技機の遊技情報に基づき、その日の売り上げや遊技状況を把握し、ホール管理を行うものである。
【0043】
そして、前記集中端子板80には、図1に示すように、遊技信号入出力手段81、取り外し通報手段51、及び補助電源装置90が設けられている。そして、取り外し通報手段51は、後述する設置確認手段52とあわせて、取り外し検知手段50を構成する。
(遊技信号入出力手段81)
遊技信号入出力手段81は、遊技に関する諸信号(以下遊技信号という)を主基板25から受信してホールコンピュータに出力するためのものであり、特に図示しないが、筐体コネクタ61を介して主基板25から出力される遊技信号を受信するための入力コネクタと、ホールコンピュータに遊技信号を送出するための出力コネクタを有している。また、これも特に図示しないが、受信した遊技信号を所定の出力信号に変換又は増幅させるための手段を有している。
【0044】
なお、集中端子板80の入出力コネクタは、筐体の外側からしか脱着できない位置、例えば裏板17などに設けておくものとする。こうしておかないと、交換ユニット2の脱着時に、筐体内側からホールコンピュータとの接続を絶たれたら、取り外し検知手段50が機能しなくなるからである。
(補助電源装置90)
補助電源装置90は、電源ユニット4の主電源装置と接続されており、後述する取り外し通報手段51及び設置確認手段52に電力を供給するためのものである。
【0045】
ここで補助電源装置90としては、二次電池(充電可能なバッテリー)又は大容量コンデンサを用いることができる。そして、主電源装置がONのときには、主電源装置から供給される電力を蓄電するとともに供給し、主電源装置がOFFのときには、自身に蓄電された電力を供給可能である。
(取り外し検知手段50)
取り外し検知手段50は、上記したように、取り外し通報手段51および設置確認手段52からなり、図1に示すように、主基板25とホールコンピュータとの配線の間に設置されている。そして、基板ユニット24(主基板25)が筐体ユニット1内の所定の位置に設置されている状態のときには「設置確認信号」を、基板ユニット24又は交換ユニット2が筐体ユニット1から取り外されるなどして、所定の位置に設置されている状態でなくなったときには「取り外し確認信号」を、ホールコンピュータに出力可能に形成されているものである。
【0046】
ここで、「設置確認信号」は、基板ユニット24が所定位置にある時にON信号を発信し続けるものであってもよいし、所定位置にあるときには信号を発信しない(OFF信号を発信する)ものであってもよい。前者の場合には、「取り外し確認信号」がON信号の中断又は所定の通報信号(例えばエラー信号)、後者の場合には「取り外し確認信号」が所定のON信号となる。
【0047】
(取り外し通報手段51)
取り外し通報手段51は、交換ユニット2の脱着状況をホールコンピュータに出力するためのものであり、特に図示しないが、所定の信号をホールコンピュータに出力する出力手段を有している。
取り外し通報手段51は、後述する設置確認手段52の信号受信状況に応じて、前記した「設置確認信号」又は「取り外し確認信号」をホールコンピュータに出力するためのものである。取り外し通報手段51から出力された信号は、ホールコンピュータに記録され、交換ユニット2又は基板ユニット24が取り外されたかどうかを確認可能である。
【0048】
(設置確認手段52)
設置確認手段52は、基板ユニット24又は交換ユニット2の設置状況を取り外し通報手段51に知らせるためのものであり、具体的には、基板ユニット24に取り付けた記録手段54及び筐体ユニット1に取り付けた読み出し手段53からなる。
記録手段54としては、例えば所定の情報を記録可能なIDタグが挙げられ、読み出し手段53としては、タグに記録された情報を読み出すとともに、取り外し通報手段81に信号を送信可能なアンテナが挙げられる。記録手段54及び読み出し手段53は、所定距離(例えば250mm程度)離れていても交信可能であるが、両者の間隔がそれ以上離れた場合には、交信できなくなる。従って、基板ユニット24が筐体ユニット1内の所定位置に設置されている場合に、前記記録手段54及び読み出し手段53が交信可能となるような位置に、記録手段54及び読み出し手段53を取り付けることにより、基板ユニット24が取り外されたことを検知可能となるものである。
【0049】
記録手段54は、図3又は図4に示すように、基板ユニット24の基板ケース240背面側下端部に設けられた記録手段収納部29に収納されている。記録手段収納部29は、基板ケース240に形成された孔29aと、孔29aの外周部から内側に向かって設けられたリブ29cに支持され、孔29aを塞ぐ蓋部29bとからなる。蓋部29bは、図5に示すように、基板ケース240の裏面よりも外側に突出しており、基板ケース240と蓋部29bとの間には、若干の隙間が形成されている。また、リブ29cは薄肉に形成されており、ある程度の力が加わると破損して蓋部29bが剥落するようになっている。記録手段54は、基板ケース240から主基板25を取り出した状態で、基板ケース240の内側から孔29a内に保持されるように設置する。なお、記録手段54が基板ケース240の内側に落下しないように、記録手段54の設置後、シール部材や蓋部材により孔29aを内側から塞いでもよい。
【0050】
さて、この記録手段収納部29は、一旦、基板ユニット24を基板ユニット取り付け板27に固定すると、次に基板ユニット24を基板ユニット取り付け板27から外したときに、記録手段54が基板ユニット24から切り離されるようになっている。
すなわち、基板ユニット取り付け板27には、図4に示すように、正面側に突出する鉤型の爪部28が形成されていて、基板ユニット24を基板ユニット取り付け板27に固定すると、この爪部28が、基板ケース240と蓋部29bとの間隙に嵌り込むようになっている(図5参照)。また、爪部28が蓋部29bと係合することにより、基板ユニット24が所定の位置に設置されたということを確認できる。
【0051】
そして、基板ユニット24を基板ユニット取り付け板27から取り外すと、爪部82は蓋部29bに引っかかったままなので、蓋部29bを外側に引きはがす方向に力が働き、図6に示すように、蓋部29bを支持しているリブ29cがちぎられ、記録手段54は蓋部29bとともに記録手段収納部29から落下する。なお、落下物は、基板ユニット取り付け板27の底部に設けられた回収用孔27cから、回収ボックスに排出される。ここで、回収ボックスは、特に図示しないが、例えば筐体ユニット1の裏側など、第三者が容易に内容物を取り出せない位置に設けておくのが望ましい。こうしておけば、正規な記録がなされたIDタグを不正に入手されることがない。
【0052】
読み出し手段53は、図3及び図5に示すように、筐体ユニット1の裏板17に埋め込まれている。この埋め込み位置は、交換ユニット2を筐体内に収納したとき、基板ユニット24に取り付けた記録手段54を検出できる場所にあらかじめ設定しておく。また、読み出し手段53は、図1に示すように、補助電源装置90から電力を供給可能であると共に、集中端子板80に固定された取り外し通報手段51に接続されている。
【0053】
以上のような構成を有する設置確認手段52は、基板ユニット24に正規の主基板25が収納され、正規の記録手段54が取り付けられた状態にあっては、交換ユニット2が筐体ユニット1の所定位置に固定されているときには、読み出し手段53が記録手段54を検知しており、取り外し通報手段51に所定の検知信号を送信している。なお、読み出し手段53は、常時作動していなくともよく、例えば所定時間ごとに記録手段54を検知するようにしてもよい。取り外し通報手段51は、読み出し手段53からの検知信号を受信して、ホールコンピュータに「設置確認信号」を出力する。
【0054】
一方、基板ユニット24が不正に筐体ユニット1から取り出された場合、又は基板ユニット24を取り出すために交換ユニット2が取り外された場合には、記録手段54が読み出し手段53の交信範囲を超えるので、読み出し手段53を検知できない。従って取り外し通報手段51への検知信号が途絶え、取り外し通報手段51はホールコンピュータに「取り外し確認信号」を出力する。ホールコンピュータでは、この「取り外し確認信号」を記録しておき、不正な着脱が成されたことを認知できるようにしておく。
【0055】
ここで、記録手段54(IDタグ)を基板ケース240に取り付ける際には、この記録手段54が正規のものであることを示す情報を記録しておき、読み出し手段53(アンテナ)は、当該記録された情報を読み出すように形成しておくのが好ましい。こうしておけば、例えば不正行為者が、基板ユニット24を取り外して不正なROM交換を行った後、剥落したIDタグの代わりに別ルートで入手したIDタグを組み付けて、不正を隠そうとした場合でも、読み出し手段53は所定の情報を読み出せないので、取り外し通報手段81に検知信号を発信できない。従って、ホールコンピュータに「取り外し確認信号」が送られて、不正が発覚する。
【0056】
(取り外し検知手段50を用いた不正脱着防止)
次に、取り外し検知手段50の作用について、図1に基づき説明する。
図示したように、電源ユニット4の主電源装置からは、交換ユニット2の主基板25及びリールユニット22へと、また集中端子板80の補助電源装置90へ、さらにホッパーユニット5等の遊技用ハードへと電力が出力される。そして、遊技中には、操作部41の操作装置(スタートスイッチ等)からの操作信号が主基板25へと出力され、主基板25からはリールユニット22、ホッパーユニット5や表示装置32やメダルセレクター、及び集中端子板80の遊技信号入出力手段81へと遊技信号か出力される。遊技信号入出力手段81からは、ホールコンピュータに遊技信号が出力される。
【0057】
まず、交換ユニット2が通常に筐体ユニット1内に装着されている場合には、取り外し検知手段50からホールコンピュータに「設置確認信号」が出力されている(あるいは、何の信号も出力されていない)。この状態で交換ユニット2あるいは基板ユニット24を筐体ユニット1から取り出すと、取り外し検知手段50から出力されていた「設置確認信号」が絶たれることとなる(あるいはホールコンピュータに所定の「取り外し確認信号」が出力される)。このとき、遊技機の主電源がOFF状態であっても、補助電源装置90に蓄電されたバックアップ電力により、取り外し検知手段50(取り外し通報手段51及び読み出し手段53)は作動可能である。
【0058】
なお、交換ユニット2の交換作業は、スロットマシンの電源をOFFにして行うのが通常であるため、バックアップ電力を極力使用しないように、取り外し通報手段51は、通常時には信号出力をせず、交換ユニット取り外し時に所定のエラー信号が出力されるように形成するのが好ましい。
さて、以上のようにして基板ユニット24の設置状態をホールコンピュータに通報可能にしておくことにより、例えばホールが閉店した夜間などに、不正に交換ユニット2が脱着された場合でも、その痕跡を残すことができるため、不正行為による損失を最小限に抑えることが可能となる。
【0059】
すなわち、通常の交換作業時には、あらかじめ交換ユニット2が脱着されること、すなわち取り外し検知手段50が作動することがわかっているので、ホールコンピュータに「取り外し確認信号」が入力されても、エラー信号解除等の所定の処置を施せばよい。一方、営業中や閉店後など、通常は交換作業を行わない時に「取り外し確認信号」が入力された場合には、何らかの不正行為が行われたものと判断でき、その遊技機の使用を停止するなどの対策を打つことができるのである。
【0060】
このように、本実施の形態によれば、不正なROMを埋め込むために、基板ユニット24を取り替えたり、基板ユニット24を取り替えるために交換ユニット2を取り外した場合であって、基板ケース240の封印や交換ユニット2の封印ワイヤに外見上の痕跡が残っていなくても、かかる不正な脱着はホールコンピュータに通報されることから、ゴト行為を容易に見破ることができるものである。となれば、交換ユニット2に封印ワイヤを設けなくとも、最低限不正着脱については認識できるので、交換ユニット2の交換作業がさらに容易になるという派生的効果も期待できる。
【0061】
また、記録手段54として所定の情報を書き込み可能なIDタグなどを使用することにより、万一、正規な主基板25を収納した基板ケース240と不正なROM交換をした主基板25を収納した基板ケース240とが取り替えられたとしても、IDタグに書き込まれた情報が異なれば、正規の基板とそうでないものとを区別することができる。
【0062】
さらに、取り外し検知手段50は、補助電源装置90により作動可能となっているので、遊技機の主電源をOFFにしてもゴト行為の通報が可能である。さらに、取り外し通報手段51、補助電源装置90は集中端子板80に設けてあるので、台交換の際にも筐体内に残しておくことができ、交換部品を極力少なくすることによる資源の有効利用及び交換経費削減に資するものである。
【0063】
なお、本実施の形態においては、取り外し検知手段50を直接作動させる電源は補助電源装置90のみとしたが、遊技機の主電源がONの場合には電源ユニット4からの電力を使用し、遊技機の主電源がOFFの場合のみ補助電源装置90の電力を使用するように形成してもよい。
【0064】
さらに、本実施の形態では、主基板25を搭載した交換ユニット2を交換可能な分離型スロットマシンを例に述べてきたが、本願発明は、分離型でないスロットマシンに用いることもできる。さらには、スロットマシン以外の遊技機にも応用できるものである。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、制御装置の接続状態をホールコンピュータに通知可能とすることにより、たとえ封印の偽造がされた場合でも脱着の痕跡を残すことができ、よりセキュリティー機能に優れた遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの電気的接続を示す概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態であって、交換ユニットの支持体及び基板ユニット及び筐体ユニットの分解斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態であって、基板ケースと基板ユニット取り付け板の部分拡大斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態であって、基板ユニット及び筐体の部分拡大縦断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態であって、基板ユニット取り付け板から基板ユニットを取り外した状態の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
S 分離型スロットマシン 1 筐体ユニット
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 ホッパーユニット
10 固定装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 裏板
18 ヒンジ
21 支持体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 主基板 26 ヒンジ
27 基板ユニット取り付け板 28 爪部
29 記録手段収納部
30 上扉 31 図柄表示窓
32 表示装置 33 飾り部
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け
44 鍵穴 45 前パネル
50 取り外し検知手段 51 取り外し通報手段
52 設置確認手段 53 読み出し手段
54 記録手段
60 筐体ケーブル 61 筐体コネクタ
65 ケーブルダクト
70 交換ユニットケーブル 71 交換ユニットコネクタ
80 集中端子板 81 遊技信号入出力手段
90 補助電源装置
100 通電ケーブル 110 信号ケーブル
Claims (2)
- 正面側に開口する箱形の筐体ユニットと、
前記筐体ユニットの開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
複数の図柄を変動表示又は停止表示可能な図柄表示手段と、
遊技媒体を払い出すための払い出し装置と、
遊技場のホールコンピュータと通信するための外部入出力装置と、
遊技機の主電源とは別個に構成部品に電力を供給可能な補助電源装置と、
前記外部入出力装置に電気的に接続され、前記図柄表示手段及び前記払い出し装置の作動を制御するための主基板を基板ケースに収納して成る制御装置とを少なくとも有し、
少なくとも前記図柄表示手段及び前記制御装置を支持体に設置した交換ユニットを、前記筐体ユニットから着脱自在に形成した遊技機において、
前記制御装置と前記筐体ユニットの位置関係を確認するための設置確認手段と、
この設置確認手段により確認された位置関係に応じて所定の信号をホールコンピュータに出力するための取り外し通報手段とを設け、
前記設置確認手段として、所定の情報を書き込み可能でありかつ書換え可能な記録手段と、前記記録手段と所定の位置関係にあるときに前記記録手段に記録された情報を読み出し可能な読み出し手段を設け、
前記取り外し通報手段を前記外部入出力装置に設け、前記読み出し手段を筐体ユニットに設け、前記読み出し手段と前記外部入出力装置とを電気的に接続し、
前記記録手段は、前記制御装置の基板ケースに装着されるとともに、前記制御装置は、前記交換ユニットが前記筐体ユニットの所定位置に設置されている場合に前記記録手段が前記読み出し手段に対して所定の位置となるよう配置され、
前記制御装置を前記支持体から取り外すことにより、前記基板ケースの一部が破壊されて、前記記録手段が前記制御装置から切り離されるように形成されており、
前記取り外し通報手段は、前記読み出し手段が前記記録手段を検知できない場合に、所定の信号を出力可能に形成され、
前記設置確認手段及び取り外し通報手段は、前記補助電源装置により作動可能に形成され、
前記交換ユニットの支持体は、前記制御装置を取り付けるための取り付け部の底部に回収用孔を有し、
前記制御装置から切り離された前記記録手段は、前記回収用孔に落下することを特徴とする遊技機。 - 前記設置確認手段及び前記取り外し通報手段は、遊技機の主電源が通電状態のときには、遊技機の主電源を用いて作動可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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