JP4115102B2 - 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法 - Google Patents

情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4115102B2
JP4115102B2 JP2001156948A JP2001156948A JP4115102B2 JP 4115102 B2 JP4115102 B2 JP 4115102B2 JP 2001156948 A JP2001156948 A JP 2001156948A JP 2001156948 A JP2001156948 A JP 2001156948A JP 4115102 B2 JP4115102 B2 JP 4115102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
server
user
terminal
information providing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001156948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002245345A (ja
Inventor
俊臣 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2001156948A priority Critical patent/JP4115102B2/ja
Publication of JP2002245345A publication Critical patent/JP2002245345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4115102B2 publication Critical patent/JP4115102B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、iモード等の携帯電話などの端末により通信回線を通じて接続されるサーバに関し、詳しくは、サーバ内に特定の日を記憶させるとその特定の日又はそれ以前に、その特定の日に関連する情報を予め登録された端末に送信するサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から例えば、期限管理ソフトを内蔵したサーバというのは良く用いられている。例えば、対特許庁に関する処理であれば、審査請求期限や拒絶理由通知に対する応答期限などが掲げられる。
【0003】
また、従来から欲しい商品又は商品ジャンルを目標にして積立を行い、欲しい商品を手に入れたりすることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、単に、予め手入力又は自動的に演算されて登録された日になると、予め定められた一定の日にアラームをかけるなどして告知するだけであったので面白味や遊び心に欠けるものであった。
【0005】
従来の期限管理サーバでは、業務的な要素での期限管理を目的としていたから、このような期限に近づくとアラームを告知する程度の機械的な告知でも良かったのであるが、これを不特定多数のユーザが夫々の所有する端末で使用できるインターネット等の通信回線や携帯電話の専用回線を通じて接続可能なサーバに適用して、その一般ユーザに広く普及させるためには、使って楽しいか、又は便利であるとか、或いは遊び心があるとかの工夫が必要となる。
【0006】
また、欲しい商品を積立により購入することは、自己管理能力に乏しい人や、自己抑制に対して自信のない人にとっては、積立を継続的に実行することはなかなか難しく、先にカードで商品を購入し、分割で支払いことが行われるが、このような分割支払いには一般的に金利が付きまとうのでできれば避けたいという要求がある。
【0007】
本発明は、積立を行い商品を購入するといった行為を援助して、従来はこのような積立による商品購入を行うことが難しかったユーザに対しても可能ならしめるような情報提供サーバ及びサーバによる情報提供方法を提供することを目的としている。
【0008】
また、別の目的としては、インターネット等の通信回線で入手可能な情報をユーザが設定した日としての必要な時に必要な商品情報だけを提供するようにして、膨大な情報の中から効率的な情報提供を行うことを図ることが可能な予め登録した日に関連した情報を提供可能なサーバ及び情報の提供方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような問題点に鑑みこの発明では、以下のような構成を採用している。
【0011】
(1) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバであって、前記端末の操作により指定された、購入希望商品と、購入予定日、並びに第1の所定期間毎の積立予定金額とを記憶可能な記憶部と、前記購入予定日が近づいていることを告知する告知情報を前記購入希望商品に関連する商品の情報とともに前記端末に送信する制御部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記購入予定日の、予め前記サーバ側で設定された又は前記端末の操作により設定された第2の所定期間前に至ったか否かを判断するステップ、前記判断で前記購入予定日の第2の所定期間前に至ったと判断したときに、予め前記サーバ内に記憶された情報、或いは通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から前記購入希望商品に関連する商品の情報を、前記記憶部に記憶された積立予定金額を前記第1の所定期間毎に累積加算した積立累積金額に応じて検索するステップ、及び前記検索によって収集した前記商品の情報を前記告知情報とともに前記端末に送信するステップを実行可能に構成されてなることを特徴とする情報提供サーバ。
【0012】
(2) 前記制御部は、前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記第1の所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信するステップ、その入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記積立予定金額が前記サーバの記憶部に積み立てられていることを確認するステップ、及び前記確認をした後、前記積立予定金額を前記積立累積金額に加算する演算処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする(1)に記載の情報提供サーバ。
【0013】
(3) 前記サーバの記憶部は、キャラクタ映像データ及び、当該キャラクタ映像の種類毎に対応したコメントデータを予め記憶しており、前記告知情報には、前記キャラクタ映像データに前記コメントデータが付加されたアドバイス文字情報が含まれることを特徴とする(1)または(2)の請求項に記載の情報提供サーバ。
【0015】
(4) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバで実行される情報提供方法であって、前記サーバは、前記端末の操作により指定された、購入希望商品と、購入予定日、並びに第1の所定期間毎の積立予定金額とを記憶可能な記憶部と、前記購入予定日が近づいていることを告知する告知情報を前記購入希望商品に関連する商品の情報とともに前記端末に送信する制御部と、を備え、前記記憶部に記憶された前記購入予定日の、予め前記サーバ側で設定された又は前記端末の操作により設定された第2の所定期間前に至ったか否かを判断するステップ、前記判断で前記購入予定日の第2の所定期間前に至ったと判断したときに、予め前記サーバ内に記憶された情報、或いは通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から前記購入希望商品に関連する商品の情報を、前記記憶部に記憶された積立予定金額を前記第1の所定期間毎に累積加算した積立累積金額に応じて検索するステップ、及び前記検索によって収集した前記商品の情報を前記告知情報とともに前記端末に送信するステップを含むことを特徴とする情報提供方法。
【0016】
(5) 前記サーバは、前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記第1の所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信するステップ、その入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記積立予定金額が前記サーバの記憶部に積み立てられていることを確認するステップ、及び前記確認をした後、前記積立予定金額を前記積立累積金額に加算する演算処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする(4)に記載の情報提供方法。
【0017】
(6) 前記サーバの記憶部は、キャラクタ映像データ及び、当該キャラクタ映像の種類毎に対応したコメントデータを予め記憶しており、前記告知情報には、前記キャラクタ映像データに前記コメントデータが付加されたアドバイス文字情報が含まれることを特徴とする(4)または(5)の請求項に記載の情報提供方法。
【0018】
(1´) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバであって、前記端末の操作により、欲しい商品と、その商品を受け取りを希望する日、前記情報提供を受ける最大情報数とを記憶可能なサーバ内の記憶部と、前記記憶部に記憶された前記受け取りを希望する日に至る前に期限が近づいていることを告知する告知情報を前記端末に送信するにあたり、前記告知情報を前記端末に送信する前であって、前記受け取りを希望する日の予めサーバ側又はユーザの設定により定められた期間前に、前記受け取りを希望する日に必要となる情報を、予めサーバ内に記憶された情報から検索するか、或いは、通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から検索してその検索結果情報を作成し、当該検索結果情報を前記告知情報とともに前記端末に送信する制御部を備え、前記検索結果情報を前記告知情報とともに前記端末に送信する前に、前記制御部は、前期検索結果情報が前記最大情報数を超えていないかを判定するとともに、前記最大情報数を超えている場合には前記最大情報数に前記検索結果情報を修正する制御を行うことを特徴とするサーバ。
【0019】
この発明によれば、まず第1に、前記検索結果として欲しい商品に関する情報提供量を、サーバ又はユーザの設定により制限するようにしているから、情報の量が多くなって物理的に見ることができないような情報量がユーザの端末に提供されてしまうなどの恐れを回避することができる。
また、前記情報提供量の前記最大情報数をユーザの設定により決定されるように構成すれば、ユーザの好みに応じて情報量を制限できるといったメリットがある。
さらに、受け取りを希望する日を、サーバ側で設定できるようにすれば、商品の配送に要する期間を考慮しての前記ユーザの端末によって設定された欲しい商品に係わる情報提供時期を適宜商品ごとに設定することも可能になる。すなわち、遠方からの送付が必要な場合には、その輸送に要する時間を見こんで、例えば1ヶ月前に、商品情報を提供することにし、近くからの輸送で済む場合には、前記受け取りを希望する日の3日前に前記検索情報を提供するといった具合である。
また、ユーザが前記情報提供時期を設定できるようにすれば、ユーザの商品を購入するための予定等に合わせて、前記検索結果情報を提供するようにすることができる。
勿論、配送時期などのサーバ側の都合と、ユーザの都合との両方の情報(情報提供時期)を設定するようにして、何れかの早く情報をもらう必要がある時期に合わせて適宜情報を提供できるようにすれば、より効率的な情報提供を行えるのは言うまでもない。
【0020】
(2´) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバであって、前記端末の操作により、目標商品又は商品種と、目標の購入時期、並びに所定期間毎の積立予定金額とを記憶可能なサーバ内の記憶部と、前記目標時期に至る前に期限が近づいていることを告知する告知情報を前記端末に送信するにあたり、前記告知情報を前記端末に送信する前であって、前記受け取りを希望する日の予めサーバ側又はユーザの設定により定められた期間前に、前記所定期間毎の積立累積金額で購入可能であって、その時点で前記サーバが入手可能な範囲での情報から前記目標商品又は商品を検索し、その検索結果を作成する制御部を備え、前記検索結果としての検索結果情報を前記告知情報と共に、前記端末に送信することを特徴とするサーバ。
この発明によれば、前記端末の使用者は、自らが入手したい商品又は商品群(商品ジャンル、例えば、デジタルカメラなど)を所定期間毎(例えば、毎月)の積立により、購入するといった購買意欲をサーバの協力のもとに向上させることができる。
【0021】
(3´) 前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信し、その入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記所定期間毎の積立累積金額が積み立てられていることを確認するとともに、前記確認されたことを前提にして前記積立累積金額に修正を加える演算処理を行うことを特徴とする(2´)に記載のサーバ。
この発明によれば、前記所定期間毎の積立が行われているかどうかを、ユーザの前記端末又はインターネットバンクのバンクサーバに対して入金確認情報を送信し、この入金確認情報の応答情報に応じて前記累積積立金額を修正するようにしているから、途中で、ユーザが入金を怠った場合でも自動的に累積金額が修正されることになり、積み立て購入の中断といったユーザの行為を阻止するように働くことができる。つまり、このような入金の確認作業を行わなかった場合には、最終的に提供される購入可能な商品情報が、累積積立金と合わなくなってしまい、ユーザは積み立てることに対する興味を失ってしまうことになりかねないのである。
そして、前記入金確認情報をバンクサーバに対して送信する場合には、前記入金が前記バンクサーバからの応答情報により収められていないことを確認した場合には、別途に前記端末に対して入金未納情報を前記制御部の制御により送信するようにして、前記端末を通じてユーザに入金を促すようにすることもできる。
【0022】
(4´) 前記告知情報には、キャラクタ映像を伴うアドバイス文字情報を前記端末の表示部に表示可能にするアドバイス情報を含むことを特徴とする(1´)〜(3´)のいずれかに記載のサーバ。
この発明によれば、機械的なアドバイスではなく、電子ペットのようなキャラクタ映像を伴うアドバイスをユーザが享受できるようになるから、まるで前記端末が自分のアドバイザであるかの役割を果たすことになり、ユーザは楽しみながらの積立及び目標商品の購入を達成させることを促進することができる。
【0023】
(5´) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能な情報提供方法であって、前記端末の操作により、欲しい商品と、その商品を受け取りを希望する日、前記情報提供を受ける最大情報数とを記憶する段階と、前記記憶部に記憶された前記受け取りを希望する日に至る少なくとも前日に期限が近づいていることを告知する告知情報を前記端末に送信するにあたり、前記告知情報を前記端末に送信する前であって、前記受け取りを希望する日の予めサーバ側又はユーザの設定により定められた期間前に、前記受け取りを希望する日に必要となる情報を、予めサーバ内に記憶された情報から検索するか、或いは、通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から検索してその検索結果情報を作成し、当該検索結果情報を前記告知情報とともに前記端末に送信する段階と、前記検索結果情報を前記告知情報とともに前記端末に送信する前に、前記制御部は、前期検索結果情報が前記最大情報数を超えていないかを判定するとともに、前記最大情報数を超えている場合には前記最大情報数に前記検索結果情報を修正する制御を行う段階とを含む情報提供方法。
【0024】
この発明によれば、既に述べた(1´)の発明と同様の効果を奏することができる。
【0025】
(6´) 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバでの情報提供方法であって、前記端末の操作により、目標商品又は商品種と、目標の購入時期、並びに所定期間毎の積立予定金額とがサーバ内の記憶部に受信され記憶される段階と、前記目標時期に至る前に期限が近づいていることを告知する告知情報を前記端末に送信するにあたり、前記告知情報を前記端末に送信する前であって、前記受け取りを希望する日の予めサーバ側又はユーザの設定により定められた期間前に、前記所定期間毎の積立累積金額で購入可能であって、その時点で前記サーバが入手可能な範囲での情報から前記目標商品又は商品を検索し、その検索結果を作成する段階と、前記検索結果としての検索結果情報を前記告知情報と共に、前記端末に送信する段階とを含むサーバでの情報提供方法。
【0026】
この発明によれば、既に述べた(2´)の発明と同様の効果を奏することができる。
【0027】
(7´)前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信する段階と、前記入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記所定期間毎の積立累積金額が積み立てられていることを確認する段階と、前記確認されたことを前提にして前記積立累積金額に修正を加える演算処理を行う段階とを含む(6´)に記載のサーバでの情報提供方法。
【0028】
この発明によれば、既に述べた(3´)の発明と同様の効果を奏することができる。
【0029】
(8´) 前記告知情報には、キャラクタ映像を伴うアドバイス文字情報を前記端末の表示部に表示可能にするアドバイス情報を含むことを特徴とする(5´)〜(7´)のいずれかに記載のサーバでの情報提供方法。
【0030】
この発明によれば、既に述べた(4´)の発明と同様の効果を奏することができる。
【0031】
前記商品群とは、例えば、車であればセダンとかクーペとかの商品ジャンルがこれに相当し、前記商品群がサーバ内に記憶されると、この発明では、積み立てられた予算内の上記ジャンルに相当する商品の情報を幅広く抽出することになる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報提供システムに好適な実施形態について、図を参照しながら説明する。
【0033】
図1は本発明に係る情報提供システムを適用したネットワークシステム10の構成を示すブロック図である。この図1に示すネットワークシステム10において、パケット網/PDC(Personal Digital Cellular)網11に対して、基地局12A、12B、……を介して携帯電話13A、13B、13C、……が接続されるようになされている。各携帯電話13A、13B、13C、……はパケット網/PDC網11を介して互いに音声データや文字データの授受を例えばTDMA(Time Division Multiple Access)と呼ばれる時分割多重接続方式で行うことができる。
【0034】
これらの携帯電話13A、13B、13C、……は、互いに音声データや文字データ等の授受を行うことに加えて、パケット網/PDC網11を介してパケット通信によって情報センタ15にアクセスすることができる。情報センタ15は、携帯電話13A、13B、13C、……からの要求に応じて、インターネット16に接続されている情報提供サーバ17A、17B又は専用線によって接続されている情報提供サーバ18から種々の情報を取得し、これを要求元の携帯電話13A、13B、13C、……に受け渡す。これにより、携帯電話13A、13B、13C、……を所持するユーザは、外出先等、その居場所に拘わらず、所望の情報を情報提供サーバ17A、17B又は18から取得することができる。
【0035】
ここで、図2はユーザが所持する携帯電話13Aの構成を示すブロック図である。この実施の形態の場合、各携帯電話13A、13B、13C、……は、それぞれ同様の構成を有するものとする。この図2に示されるように、携帯電話13Aにおいては、データバスBUSにCPU21、メモリ22、基地局12A、12B、……との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)25、送受信回路部25において受信したRF(Radio Frequency) 信号をベースバンド信号に変換すると共に送信しようとするベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部26、マイクロホン28及びスピーカ29とのインターフェイスである入出力部27、液晶表示パネル等で構成された表示部24及びキーボードやジョグダイヤル等でなる入力操作部23が接続されている。
【0036】
CPU21はメモリ22に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行するようになされており、当該動作に応じて各回路部を制御する。CPU21の各種処理内容は必要に応じて表示部24に表示される。
【0037】
入力操作部23は、ユーザが所望の通話先の電話番号を入力すると、当該電話番号を表すデータをCPU21に供給する。CPU21はユーザが入力した電話番号で表される通話先に対して、送受信回路部25を介して接続要求を送信する。このときパケット網/PDC網11は通話先の応答に応じて回線を接続する。回線が接続されると、送受信回路部25は、アンテナを介して受信した通話先からのRF信号をベースバンド処理部26に供給し、ここでRF信号をベースバンド信号に変換する。ベースバンド処理部26は当該変換されてなるベースバンド信号を入出力部27に供給することにより、受信された通話先からの音声信号をスピーカ29から音声として出力する。
【0038】
また、ユーザがマイクロホン28を介して音声を入力すると、入出力部27はマイクロホン28から供給される入力音声信号をベースバンド処理部26に供給し、ここでベースバンド信号をRF信号に変換する。そしてベースバンド処理部26は当該変換されてなるRF信号を送受信回路部25を介してパケット網/PDC網11に送信することにより、当該RF信号を、パケット網/PDC網11に回線接続された通話先に対して送信する。かくして携帯電話13A、13B、13C、……を使用するユーザは、通話先である他のユーザとの間で携帯電話を介した会話を行うことができる。
【0039】
またCPU21は、ユーザが入力操作部23を操作することにより入力される種々の情報(文字情報や特定の選択情報等)をパケットデータに変換した後、これをベースバンド処理部26及び送受信回路部25を介してパケット網/PDC網11に送信する。パケット網/PDC網11は、このパケットデータを情報センタ15に送る。またCPU21は、情報センタ15からパケット網/PDC網11を介して送信されるパケットデータ化された情報が重畳されたRF信号を、送受信回路部25及びベースバンド処理部26を介して取り込み、パケット化されたデータをつなぎ合わせて元のデータ形式に戻した後、これを表示部24に表示する。
【0040】
かくして携帯電話13A、13B、13C、……を使用するユーザは、接続先である情報センタとの間で種々の情報の授受を行うことができる。各携帯電話13A、13B、13C、……のユーザは、情報提供サーバ17A、17B、18……が提供する種々のコンテンツへの登録を予め行っておくことにより、情報センタ15にアクセスすることで情報提供サーバ17A、17B、18……が提供しているコンテンツに参加することができる。情報センタ15は、各携帯電話13A、13B、13C、……からの要求に応じて情報提供サーバ17A、17B、18……から種々の情報を取り出し、これを要求のあった携帯電話13A、13B、13C、……に送信する。当該情報を受け取った携帯電話13A、13B、13C、……は、情報提供サーバ17A、17B、18……から送信された提供情報をメモリ22に格納した後、これを表示部24に表示する。各携帯電話13A、13B、13C、……を使用するユーザは、各携帯電話13A、13B、13C、……の表示部24に表示された提供情報(画像、文字情報等)を見ながら、入力操作部23を操作することにより、このとき提供情報の一部として表示部24に表示された文字による選択枝を選ぶ等の所作によって情報提供サーバ17A、17B、18……からさらに希望する情報を入手することができる。プレイヤの入力結果は、パケット網/PDC網11を介して情報センタ15に送信され、当該情報センタ15によって情報提供サーバ17A、17B、18……に受け渡される。
【0041】
図3は情報提供サーバ18の構成を示すブロック図である。因みに他の情報提供サーバ17A、17B、……もインターネット16を介して情報センタ15に接続されている点を除いて同様の構成を有するものとする。この図3に示されるように、情報提供サーバ18は、データバスBUSに接続されたCPU31、メモリ32、通信インターフェイス33及びデータベース34を有し、CPU31はメモリ32に格納されているプログラムに従って種々の処理を実行するようになされている。すなわち、CPU31は通信インターフェイス33によって接続された専用回線を介して、情報センタ15から送信される各携帯電話13A、13B、13C、……からの情報を受け取り、これをメモリ32に格納する。これらの情報は、例えば提供情報の内容に応じて携帯電話13A、13B、13C、……を介してユーザに示された選択枝からのユーザによる選択結果等であり、ユーザが各自の携帯電話13A、13B、13C、……を操作した結果携帯電話13A、13B、13C、……から送信される情報である。
【0042】
CPU31は、データベース34に格納されているプログラムをメモリ32に読み出しこのプログラムに従って、当該メモリ32に格納されたユーザの操作結果を表す情報に基づいてプログラムを進行させる。このプログラムの進行結果や後述する特定の日に必要となる情報は、データベース34に格納される。
【0043】
このネットワークシステム10においては、各情報提供サーバ17A、17B、18、……は、それぞれ上述したような各携帯電話13A、13B、13C、……への提供情報をデータベース34に格納している。この場合、各携帯電話13A、13B、13C、……の表示部24は、その携帯性を考慮した結果極めて限られた表示スペースのみを有しており、この点を考慮して、各情報提供サーバ17A、17B、18、……から各携帯電話13A、13B、13C、……に提供される情報は、その内容が少ない表示スペースに対応した簡易な情報となっている。
【0044】
すなわち、この情報はHTML(Hyper Text Markup Language)のサブセットであるCompact HTML(以下これをC−HTMLと称する)に準じた記述言語(iモード用HTMLと呼ばれるものであり、以下これを簡易HTMLと称する)を使用しており、この簡易HTMLは、HTMLのタグのうち、限られたスペースの表示部で反映されるタグのみを残し、残りは切り捨てたものである。従って、この言語で記述された携帯電話13A、13B、13C、……用の情報(以下これを簡易情報と称する)は、HTMLで記述された情報を表示可能であるパーソナルコンピュータ用のウエブブラウザでも表示することが可能である。また、携帯電話13A、13B、13C、……によって簡易HTMLを表示する際に、当該簡易HTMLに規定されていないタグについては、エラーを起こすことなく単に無視して表示するようになされているので、携帯電話13A、13B、13C、……においても、HTMLで記述された情報を表示することができる。このように、HTML及び簡易HTMLは互いに互換性を持った記述言語となっている。
【0045】
そして、当該簡易HTMLで記述された簡易情報のファイルの指定方法として、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれる表記方法を用いるようになされている。このURLはインターネット上のリソースを識別するための標準のアドレッシング法であり、当該URLはスキーム名、ホスト名及びファイル名の3つの要素で構成される文字列である。スキーム名は転送プロトコル名を指定するものであり、WWWの場合は、「http」が用いられる。かかるURLによってインターネット上のリソースが一意に識別でき、このURLがWWWページのアドレスとして使用される。
【0046】
簡易HTMLで記述された簡易情報は、基本的には携帯電話13A、13B、13C、……のような表示部24の表示スペースが限られた携帯型の端末機器に対して提供されるものであり、当該携帯電話13A、13B、13C、……に予め設定されているメニューをユーザが指定することによって、または携帯電話13A、13B、13C、……からユーザがURLを指定することによってアクセスし、当該簡易情報を入手することが可能である。
【0047】
これらの簡易情報が記述された同一コンテンツに関わる複数のファイルは必ずしも同一の情報提供サーバにある必要はなく、例えば図1に示すように、情報提供サーバ18及び情報提供サーバ17A、17Bに分散されていてもよい。ユーザは、入力操作部23を操作してURLを入力、または表示部24に表示された項目を選択することにより、情報提供サーバ18、17Aまたは17Bの所定のファイルが読み出され、パケット網/PDC網11を介して携帯電話13A、13B、13C、……にダウンロードされる。
【0048】
図4は、ユーザが携帯電話13Aを用いて情報提供サーバ18にアクセスし、希望する情報を受け取る際のタイミングチャートを示すものである。この図4に示されるように、ユーザが携帯電話13Aを操作して情報提供に関する特定の項目を表示部24において選択すると、携帯電話13Aは当該選択された項目に付随しているアドレス情報に基づいて、当該項目に対応する情報を有するファイルを格納している情報提供サーバ18(情報センタ15)にアクセスする。そして、携帯電話13Aは、パケット網/PDC網11を介して情報センタ15(情報提供サーバ18)との間の通信路を確保する。
【0049】
さらに、携帯電話13Aは、PPP(Point To Point Protocol)処理やWAP(Wireless Application Protocol)等の携帯電話13Aに内蔵されている情報送受信手段によるセッションの確立を行った後、情報センタ15(情報提供サーバ18)に対して簡易情報を要求する。このとき、携帯電話13Aは、そのメモリ22に予め格納されている端末種別情報(携帯電話(PDC)を表すデータ)、発信手段(PDC)を特定する情報、携帯電話13Aの電話番号、接続時に使用したWAP等のプロトコルの情報及び各種オプションデータからなる端末特定用の情報と、必要な情報を特定するためのアドレス情報を情報センタ15に送信する。
【0050】
情報センタ15はこのとき携帯電話13Aから送信された要求信号に基づいて、情報提供サーバ18から簡易情報を読み取って、これを要求信号の送信元である携帯電話13Aに送信する。これにより、携帯電話13Aの表示部24には情報提供サーバ18から提供された簡易情報が表示される。
【0051】
これに対して、図5は、情報提供サーバ18から携帯電話13Aに対して提供情報を送信する際のタイミングチャートである。この図5に示されるように、情報提供サーバ18は予め設定されたタイミングで所定の情報を携帯電話13Aに送信するようになされている。この場合、情報提供サーバ18は、専用回線で接続された情報センタ15及びパケット網/PDC網11を介して情報の送信先である携帯電話13Aにアクセスし、携帯電話13Aとの間の通信路を確保する。このとき、情報センタ15は、PPP(Point To Point Protocol)処理やWAP(Wireless Application Protocol)等の情報送受信手段によるセッションの確立を行なった後、携帯電話13Aに対して簡易情報を送信する。
【0052】
これにより、携帯電話13Aの表示部24には、情報提供サーバ18から送信された簡易情報が表示される。このような簡易情報の提供は、後述するように予め設定されているタイミングで行なわれ、その都度携帯電話13Aの表示部24に表示されることとなる。因みに、情報提供サーバ18から携帯電話13Aに提供される簡易情報は、予め情報提供サーバ18のデータベース34に格納されているか、または図5に示されるように、その都度情報提供サーバ18が他の情報提供サーバ17A、17Bから検索等によって取得したものを携帯電話13Aに送信するようになされている。
【0053】
次に、情報提供サーバ18によって携帯電話13A、13B、13C、……に提供されるサービスについて説明する。この情報提供サーバ18は、常にユーザが所持することができ、いつでもどこでも入力操作及び情報閲覧が可能である携帯電話13A、13B、13C、……の特徴を生かしたサービスを提供する。また、情報提供サーバ18は、ユーザが常に携帯電話13A、13B、13C、……を所持していることを利用して、ユーザが必要とする情報をその情報が最も有効に利用されるタイミングでユーザに提供する。
【0054】
すなわち、携帯電話13A、13B、13C、……のユーザは、予め情報提供サーバ18のデータベース34にオンラインまたはオフラインで登録を行なっておくことにより、情報提供サーバ18から種々のサービスを受けることができる。この登録を行なっておくと、「おこづかい帳と電子ペットの機能」に関する情報がユーザからのリクエストまたは定期的に情報提供サーバ18から携帯電話13A、13B、13C、……に送信され、図6に示すような「おこづかい帳と電子ペットの機能」を表す画面(トップメニュー画面G11)が携帯電話13A、13B、13C、……の表示部24に表示される。
【0055】
この表示画面には、情報提供サーバ18のデータベース34に入力されているユーザの「おこづかい帳」の残り残金情報D11が表示される。この「おこづかい帳」について説明する。図7は情報提供サーバ18における「おこづかい帳」の管理システムを示す略線図線である。この図7に示されるように、「おこづかい帳」システムでは、収入や消費について複数の項目に袋分けしたものを管理するようになされている。
【0056】
収入では、定期収入、臨時収入及び繰越金の項目に分けられた予算ごとにユーザの入力によって、または予め登録することによる定期的な自動入力によって各予算が設定されていく。例えば、宝くじの当選金等のようにその金額と入金日が予め特定できない場合には、ユーザがその都度入力して予算を設定することになり、また、給料等のように一定の額が特定の日に得られる場合には、予めその額と入金日を登録しておくことで、自動的に予算に加算されていくことになる。このようにして入力された各予算の合計が総予算となる。この総予算は、ユーザの設定によって、さらに複数の費目に分けられて登録される。これらの費目としては、例えば「たべもの」、「かいもの」、「あそび」、「せいかつ」、「そのほか」等がある。ユーザはこれら複数の費目について、それぞれの消費スタイルに応じた金額を設定することが可能となっている。
【0057】
このように設定された予算から、ユーザは出費があるごとに支出をその品目ごとに分けて入力することになる。図8は携帯電話13A、13B、13C、……の表示部24に表示されたメニューをユーザが見ながら入力操作部23を操作することによって支出を入力していく際に表示部24の表示内容がどのように推移するのかを示すフローチャートである。ユーザが、例えば、携帯電話13Aを操作して情報提供サーバ18にアクセスすることにより、「おこづかい帳と電子ペットの機能」のトップメニューが情報提供サーバ18から携帯電話13Aに提供される。
【0058】
このトップメニュー画面G11の「こづかい帳」項目をユーザが入力操作部23の操作によって選択すると、表示部24には情報提供サーバ18から提供されたプログラムに基づいて「こづかい帳」画面G12が表示される。この画面には、収入や支出の入力を行うための「入力」項目と、情報提供サーバ18のデータベース34に登録されている「おこづかい帳」の内容を閲覧または修正するための「閲覧と修正」項目と、図7について上述した総予算を各費目に振り分ける設定を行うための「予算の設定」項目と、定期的な支出の設定を行うための「定期支出の設定」項目とを有する。
【0059】
ユーザはこれらの項目のいずれかを選択することにより、各項目の設定を行うことができる。例えば、ユーザが「入力」項目を選択すると、携帯電話13Aの表示部24には、収入に関する項目及び支出に関する項目(図示せず)が表示される。このときユーザが収入に関する項目を選択すると、表示部24には収入の種別(「定期収入」、「臨時収入」)を選択するための下位項目画面が表示され、ユーザはこれらの項目を選択するとともに、その金額を入力することにより、収入金額が携帯電話13Aから情報提供サーバ18に送信される。情報提供サーバ18は、当該送信された収入金額をデータベース34の残高に加えることにより、当該残高を更新する。因みに、定期収入については予めユーザが情報提供サーバ18に設定しておくことにより、定期的に設定金額をデータベース34の残高に加えるようにすることもできる。
【0060】
また、図8に示される「入力」項目の下位項目画面において、ユーザが支出に関する項目を選択すると、表示部24の画面は支出に関して費目を選択するための「費目の選択」画面G13が表示される。
【0061】
ユーザはこの「費目の選択」画面G13からこのとき支出した内容に応じた費目を選択する。例えば、このとき支出した費目が「たべもの」である場合、ユーザはこの「たべもの」を選択する項目を指定する。これにより、表示部24には、当該「たべもの」の下位選択項目画面である「品目の選択」画面G14が表示される。この「品目の選択」画面G14は、選択された費目についてその商品の販売店、商品種別等から品目分けを行うための画面である。ユーザは当該「品目の選択」画面G14において、このときの支出の内容に該当する品目を選択する。例えば、このときの支出の内容が「外食」である場合には、ユーザは当該「外食」の項目を選択することにより、表示部24には値段を入力するための支出金額入力画面G16が表示される。ユーザがこの画面を介して金額を入力すると、当該入力された支出金額情報は、情報提供サーバ18に送信される。
【0062】
情報提供サーバは、当該支出金額とこのときデータベース34に登録されている残り予算等に基づいて、支出に関する処理を行う。図9は、情報提供サーバ18における支出金額に基づく処理手順を示すフローチャートであり、情報提供サーバ18は、携帯電話13Aから支出金額情報が送信されると、ステップA10から当該処理手順に入り、続くステップA11において、このときの支出金額と当該支出金額に対応する費目の残高を比較する。
【0063】
そして、情報提供サーバ18はステップA12に移り、支出金額が費目残高よりも高いか否かを判断する。ここで、肯定結果が得られると、このことはこのとき支出した金額が、当該支出内容が属する費目(例えばこのときユーザが外食で支出した場合には、当該「外食」品目が属する費目「たべもの」が該当する費目となる)に割り当てられた予算の残高よりも高いことを表しており、情報提供サーバ18は、ステップA13に移って、他の費目の残高をこのときの支出分に振り替えられるか否かを判断する。ここで、情報提供サーバ18は、ユーザが支出を入力するごとに、その品目や費目、日付等の支出(購入)履歴をデータベース34に残すようにしている。従って、ステップA13の判断において、情報提供サーバ18は、このユーザが過去に支出(購入)した経過をデータベース34から読み出して、当該ユーザの購入経過に基づいて残高に余裕がある費目を見つける。すなわち、各費目に対して現在設定されている予算と、その費目におけるこれまでの支出(購入)履歴とを比較して、設定予算に対してこれまでの支出金額が低い費目については、その費目の残高をこのときの支出分に振り替えることが可能であると判断することとなる。
【0064】
このように、振り替える費目が決定すると、情報提供サーバ18は、ステップA14に移って、費目残高が不足していること及び他の費目の残高を振り替えることを告知情報として携帯電話13Aに送信することにより、これをユーザに告知する。ユーザは携帯電話13Aの表示部24に表示された告知内容を承認する場合には、携帯電話13Aの入力操作部23を操作することによって、「承認」項目を選択することにより、承認結果を情報提供サーバ18に送信する。
【0065】
ユーザからの承認結果を得ると、情報提供サーバ18は、ステップA15に移って、振替元の費目における残高の一部をこのときの支出に対応した費目に振り替えて、当該振り替えられた金額から支出分を差し引く。因みに、このときユーザに通知された費目の振替にユーザが同意しなかった場合には、情報提供サーバ18は新たな他の費目を振替元としてユーザに通知することになる。
【0066】
また、これに対して上述のステップA12において否定結果が得られると、このことは、このときの支出分が当該支出の費目の予算残高以内であることを表しており、情報提供サーバ18はステップA16に移って、費目残高から支出分を差し引くことによって当該費目の残高を更新する。
【0067】
かくして、支出処理が完了すると、情報提供サーバ18はステップA17から「おこづかい帳」の制御ルーチンに戻ることとなる。このようにして、図8に示された支出金額入力画面G16においてユーザが支出金額を入力すると、情報提供サーバ18は当該支出金額に応じて図9に示された処理を実行することにより、表示部24に費目の更新に関する表示を行う。また、このとき、表示部24には後述する支出に関してのペットによる会話形式の電子ペット画面G17が表示され、ユーザに支出や「おこづかい帳」に関する種々のアドバイスが行なわれることとなっている。また、これらの電子ペットは、ユーザが一定期間を超えて支出の入力を怠ったときには、その入力を促すメッセージを表示することも可能である。
【0068】
因みに、図8に示された「費目の選択」画面G13においてユーザが予めショートカットメニューとして購入頻度の高い品目(例えば「ジュース」、「雑誌」、「タバコ」等)を登録しておくことにより、これらのショートカットメニューに登録された品目のいずれかを選択することで、直接支出金額入力画面G16に移ることが可能となっており、これにより頻繁に支出を入力することになる品目については、入力操作が簡単にできるようになされている。さらに、電車やバスの交通費のように比較的記憶に残りにくい金額については、予めサーバに登録されたデータの中から出発地と目的地を選択することで、自動的に支出金額がサーバに記憶されるようになっている。
【0069】
また、支出金額入力画面G16においてユーザは現金による支出であるかまたはカードによる支払いであるかを区別して入力することが可能となっている。これにより、カードでの支払いが情報提供サーバ18において管理されることとなる。さらに、銀行等で行われている自動引き落としやインターネットを用いた決済についても、これらのサービスを行っている機関と提携することによって、利用した日付・金額・購入品目をサーバ18において管理することができる。なお、ユーザは、カードの利用額や銀行の引き落とし額を携帯電話で確認することができるので、カードの悪用を防止することも可能となる。
【0070】
以下、上述したインターネット上での電子決済について説明する。本実施形態においては、電子決済は一般に普及しているクレジット・カードを用いる方法で行うのが好適である。図10に、クレジット・カードを用いた電子決済の仕組みを示している。クレジット・カードを保持するユーザの携帯電話40と店舗に備えられた店舗用端末41とは、情報提供サーバ18や後述する認証機関の認証機関サーバ42を接続した、インターネット16を介して接続されている。クレジット・カード会社は、顧客の信用をチェックするために構築した、既存の信用照会用のネットワーク44を運用している。この信用照会用ネットワーク44は、その性質上、利用できる者が限られているものである。電子決済では、この信用照会用ネットワーク44とインターネット16とを接続する必要があるため、両者の間にクレジット・カード会社が運営する決済ゲートウェイ43を設置している。
【0071】
図11に、クレジット・カードを用いた電子決済の主なデータの流れを示す。電子決済を行う前に、ユーザは、クレジット・カードを使用する者がユーザ本人であることを認証するための機関(以下、認証機関という)の認証機関サーバ42に携帯電話40から登録を行う。登録はインターネット上でも行うことができ、また、その他にも実際にユーザが認証機関に直接出向いて、身分証明書を提出する方法もある。この認証機関サーバ42には、情報を提供する店舗も店舗用端末41から予め登録を行っており、登録を行った店舗とユーザには、認証機関サーバ42から正当な店舗・ユーザであることを証明するデジタル署名が発行される。このデジタル署名は暗号化されたものであり、その暗号を解く鍵データが、認証機関サーバ42に登録した本人のみに配されている。これにより、第三者がユーザの携帯電話40を用いて不正に商品を購入することを防止することができる。
【0072】
情報提供サーバ18から各店舗の商品情報を受け取ったユーザは、希望にあった商品を購入するとき、まず、購入依頼のデータを携帯電話40から店舗用端末41に送信する。携帯電話40からの購入依頼を受け取った店舗用端末41は、自身が認証機関サーバ42に登録された正当な店舗であることを証明するために、認証機関サーバ42から発行された署名をユーザの携帯電話40に返信する。ユーザは店舗の署名を確認してから、店舗用端末41に発注データ及び支払い指示データを送信する。店舗は、ユーザが商品の代金を支払えるかどうかを調べるために照会依頼データを店舗用端末41から決済ゲートウェイ43に送信し、その照会結果を確認してから、ユーザの携帯電話40に向けて購入を受け付けたことを示す購入応答データを送信する。商品購入のための代金は、店舗用端末41から決済ゲートウェイ43を通じて振り込み依頼データを送信し、それを受けたユーザの取引銀行にある銀行サーバ45が店舗に対し代金の振り込みを行う。電子決済による支出データは、ユーザの取引銀行と提携する情報提供サーバ18に送られ、サーバ18に支出履歴が記憶される。
【0073】
図8の「こづかい帳」画面G12においてユーザが「定期支出の設定」項目を選択すると、図12に示される「定期支出チェックリスト」画面G21が表示部24に表示される。この「定期支出チェックリスト」画面G21では、ユーザは定期的な支払い品目(電気代、ガス代等)を登録することができ、図8に示された「費目の選択」画面G13において「せいかつ」項目を選択してその品目である「電気代」等の支出を入力すると、これにリンクして「定期支出チェックリスト」画面G21(図12)の対応する「電気」項目にチェックマークが表示されることとなり、ユーザはこのチェックマークを見ることにより定期的な支出が未払いであるか否かを容易に確認することが可能となる。因みに、各チェックマークは定期的(例えば月が変わるごと)に消えて更新されるようになされている。
【0074】
また、定期支出の品目について、ユーザが予め設定した期日に近づいても、または当該期日を過ぎても支出の入力がない場合には、当該支出を管理する情報提供サーバ18は携帯電話13Aに対して、図12に示されるような支出確認画面G22に表示されるような確認情報を電子メールによって送信する。これにより、ユーザは定期的に支払うべき支出について、その支払いを忘れていたとしても、情報提供サーバ18からの電子メールによってそれを思い出すことができる。
【0075】
情報提供サーバ18は、ユーザの入力によって携帯電話13Aから送信された支出をデータベース34に格納しており、ユーザが図8に示された「こづかい帳」画面G12の「閲覧と修正」項目を選択することにより、情報提供サーバ18はデータベース34に格納されている当該支出のデータをユーザの希望に応じて費目別、月単位、年単位、年平均で集計し、その集計結果を携帯電話13Aに送信する。これにより、携帯電話13Aの表示部24には、そのユーザの支出の集計結果が表示される。集計結果には、費目ごとに利用した金額とそのランキングも表示されるので、ユーザは費目ごとの予算を登録するときに、これを参考にすることができる。またユーザは、一つの商品、例えば、たばこやお酒等の嗜好品について毎月いくら使っているかを把握することも可能である。ユーザは集計結果に基づいて、希望する品物の購入の可否を判断することもできる。また、これらの支出データは予め情報提供サーバ18内に登録された店舗にとっても有用な情報である。サーバ18は、ユーザの支出履歴のうち支出が多い費目を検出し、その費目に属する商品が登録された店舗の扱う分野に相当するときには、その店舗にユーザのメールアドレス等の情報を提供することもできる。これにより、商品を購入する可能性の高いユーザに対して、これらの店舗から商品情報に関するダイレクトメールや試供品等をユーザに提供することが可能となり、効率的な販売促進活動を行うことができる。なお、これらの店舗からの情報は、ユーザがその提供を拒否するような設定も可能であり、ユーザにとっても有用な商品情報だけを入手することができることとなる。
【0076】
次に、「おこづかい帳」システムにおいて情報提供サーバ18から携帯電話13Aに対して、種々の情報を電子ペットのキャラクタを介在させて提供する場合について説明する。図8について上述した支出金額入力後に現れる電子ペット画面G17や、図8に示されたトップメニュー画面G11における「こづかいクリニック」、「プレゼントwho?」項目(後述する)をユーザが選択した場合に現れる画面には、電子ペットが表示され、ユーザに対して種々のコメントを伝えるようになされている。この電子ペットは、情報提供サーバ18において予め用意されているキャラクタ画像データを用い、当該キャラクタ画像データにその時々のコメントを付加して携帯電話13A(または13B、13C、……)に送信するようになされている。
【0077】
図13は情報提供サーバ18から提供される電子ペットの種類を示す略線図である。この図13に示されるように、この実施の形態の場合、情報提供サーバ18は、「なごみ系」の電子ペットP11、「おかん系」の電子ペットP12、及び「いじわる系」の電子ペットP13をデータベース34に用意し、ユーザに対して提供するコメントに応じてこれらの電子ペットを使い分けて、またはランダムに選択して、若しくはユーザによる選択によって、コメントデータとともに携帯電話13Aに送信するようになされている。情報提供サーバ18は、選択した電子ペットに応じてこれに付加するコメントを変えるようにしている。例えば、「なごみ系」の電子ペットP11の場合には、ユーザの消費行動を受け入れるような受容的な言い回しのコメントを当該電子ペット11の画像に付加して携帯電話13Aに提供する。また、「おかん系」の電子ペットP12の場合には、ユーザの消費行動に対して厳しく指摘するような言い回しのコメントを当該電子ペットP12の画像に付加して携帯電話13Aに提供する。また、「いじわる系」の電子ペットP13の場合には、ユーザの消費行動に対して反発するような言い回しのコメントを当該電子ペットP13の画像に付加して携帯電話13Aに提供する。
【0078】
これらのコメントは、その対応する電子ペットの種類別に識別符号が付されて情報提供サーバ18のデータベース34に格納されており、情報提供サーバ18のCPU31はこのとき選択された電子ペットの種類に応じたコメントを選択する。また、このコメントとしてはユーザの消費行動に応じて電子ペットの種類別に種々のものが用意されており、情報提供サーバ18のCPU31は、例えばユーザ(携帯電話13A)から送信される支出金額と予算残高及び日付(給料日に近いか遠いか)とに基づいて、対応するコメントを選択するようになされている。さらに、選択される電子ペットは、ユーザの消費行動に応じて決定されるようにしてもよく、この場合、例えば予算残高に比べて購入した商品の金額が高い場合、「おかん系」の電子ペットP12が選択され、当該電子ペット12に応じた厳しい口調のコメント(例えば「去年の服着れるんちゃうの?」)が選択される。これにより、ユーザは自らの消費行動を反省し、その後の消費行動を注意深くすることにつながる。このように、情報提供サーバ18はユーザの消費行動を管理しながら、その行動結果に合わせたコメントをユーザに提供することによって、ユーザの消費行動から浪費をなくすとともに、予算残高や支出履歴に応じてユーザの消費行動を促すような管理を行うことが可能となる。
【0079】
ここで、情報提供サーバ18による「衝動買いチェック」のサービスについて図14を参照しながら説明する。図6について上述したトップメニュー画面G11において、ユーザが「こづかいクリニック」項目を選択すると、携帯電話13Aは、情報提供サーバ18から受け取っている「おこづかい帳と電子ペット」の端末側制御プログラムによって表示部24に衝動買いをしたいものを入力するための入力画面を表示する。この入力画面には、ユーザが買おうとするものの費目、名前、金額、買おうとする日付を入力する項目が表示され、ユーザは各項目に必要な事項を入力する。
【0080】
ユーザによって入力された衝動買いに関する情報は、携帯電話13Aから情報提供サーバ18に送信され、当該情報提供サーバ18は、データベース34に格納されているそのユーザの予算残高に基づいて買い物ができるか否かを判断し、当該判断結果を電子ペットの画像及びそのコメントとして携帯電話13Aに返送する。このとき、情報提供サーバ18は、ユーザに対する質問を電子ペットからの質問として携帯電話に送信する。この質問内容はユーザの消費結果に関するものであり、例えばデータベース34に格納されている当該ユーザの支出履歴に基づいて、このとき衝動買いしようとしている品目と同様の品目で以前に支出履歴がある場合には、当該以前に購入した品物のユーザの評価を聞くといった内容のものである。情報提供サーバ18は、ユーザからの返事に基づいてこのとき衝動買いしようとしているものについての評価を決定し、これを携帯電話13Aに送信する。例えば、このとき衝動買いしようとしている商品は、ユーザが以前にも購入しており、ユーザがその商品を低く評価しているような場合には、情報提供サーバ18は、今回の購入に対して、「またタンスの肥やしが増えたな」等の否定的なコメントを電子ペットの画像とともに携帯電話13Aに送信する。
【0081】
このようにして電子ペットのコメントとして情報提供サーバ18から携帯電話13Aに送信される評価は、ユーザがこのときの買い物をするか否かの判断材料とされるのである。ユーザが電子ペットのコメントを見て買い物をしないと判断した場合には、ユーザが購入をキャンセルする旨の入力を行うことにより、先に入力された購入金額と商品の情報は情報提供サーバ18の履歴から消去されることとなる。
【0082】
次に、情報提供サーバ18による「こづかいカルテ」のサービスについて図15を参照しながら説明する。図6について上述したトップメニュー画面G11において、ユーザが「こづかいクリニック」項目を選択すると、携帯電話13Aは、情報提供サーバ18から当該ユーザの支出の情報を受け取って、これを表示部24に「こづかいカルテ」画面G31として表示する。
【0083】
この「こづかいカルテ」画面G31には、週単位での支出の金額が費目ごとに集計されて表示されており、さらに前週との比較結果として、支出額の増減傾向が記号で表示される。また、支出額の増減傾向に応じたコメントが電子ペットの画像とともに情報提供サーバ18から携帯電話13Aに送信されることにより、表示部24にユーザへの「処方箋」として消費についてのアドバイスが表示される。ユーザはこのアドバイスによって現在の消費傾向を知ることができる、これにより的確な消費行動を決定することができる。
【0084】
次に、情報提供サーバ18による「プレゼントwho?」のサービスについて図16を参照しながら説明する。図6について上述したトップメニュー画面G11において、ユーザが「プレゼントwho?」項目を選択すると、携帯電話13Aは、表示部24にプレゼントの購入予定を設定するための画面を表示する。ユーザはこの画面を介して、購入しようとする品目(商品名や商品の種別)、購入予定日、サーバからの情報提供の開始を希望する日(購入予定日から何日前に情報提供を開始するか)、値段の範囲、商品の配送を希望するか否か等の購入予定情報を入力する。この入力結果は、携帯電話13Aから情報提供サーバ18に送信され、データベース34に格納される。
【0085】
情報提供サーバ18では、ユーザの入力した購入予定日と情報提供開始希望日をもとに、情報提供日を決定する。図17は、情報提供日を決定する処理手順を示すフローチャートである。ユーザは、上述したように購入予定日と購入予定日の何日前から情報の提供を希望するかを入力する。購入予定日、情報提供希望日を図17ではそれぞれ、(a)、(b)としている。サーバ18は、ユーザの入力情報をもとにユーザが商品の配送を希望しているか否かを判断する。ユーザが配送を希望する場合には、ユーザに配送希望場所の入力を求め、商品を保持している店舗の場所と配送希望場所とから配送に要する日数を調査する。この日数を図17では、(c)としている。サーバ18は(b)+(c)を計算し、情報提供日((a)−{(b)+(c)}に相当)を算出する。算出された情報提供日をユーザに通知し、ユーザの了解が得られれば情報提供日が決定する。ユーザの了解が得られない場合は、再び情報提供希望日の入力からユーザにやり直してもらう。ユーザが配送を希望しない場合には、サーバ18は情報提供日((a)−(b)に相当)を計算し、情報提供日を算出する。算出された情報提供日をユーザに通知し、ユーザの了解が得られれば情報提供日が決定する。
【0086】
図18は、「プレゼントwho?」のサービスを実行する情報提供サーバ18の処理手順を示すフローチャートである。この図18に示されるように、情報提供サーバ18はユーザが購入予定情報を携帯電話13Aに入力することにより、携帯電話13Aが当該購入予定情報を情報提供サーバ18に送信すると、情報提供サーバ18は、ステップA20から本願発明に係る購入予定情報の提供処理ルーチンに入り、ステップA21において、携帯電話13Aから送信された購入予定情報をデータベース34に格納する。
【0087】
そして、ステップA22に移って、データベース34の購入予定情報を保持するとともに、日付の経過に従って日付をカウントしていく。そして、情報提供サーバ18は、ユーザの設定または情報提供サーバ18による設定によって決められている所定期間だけ購入予定日よりも前の日に至ったか否か、すなわち、上述の過程で決定された情報提供日に至ったか否かを判断する。ここで肯定結果が得られると、このことは購入予定日の所定期間だけ前の日に至ったことを表しており、このとき情報提供サーバ18は、ステップA24に移って、ユーザが購入予定情報としてデータベース34に設定した購入予定商品について、その商品を含むある範囲の商品群の商品情報を、情報提供サーバ18のデータベース34に格納されている情報または他のサーバ(例えば情報提供サーバ17A)からネットワーク経由で取得した情報から選択する。ここで選択される商品は、ユーザが購入予定情報として設定している商品の上位概念に含まれる商品を含むものであり、例えばユーザによって設定されている購入予定商品がA社の自動車Xであるとすると、情報提供サーバ18は当該自動車Xと同様の種別でかつ値段が近い自動車をメーカの枠を超えて選択する。上位概念に含まれる商品を検索することは、ユーザが拒否することも可能であり、購入予定日等を登録するときに拒否することも入力しておけばよい。
【0088】
このようなステップA24における商品情報の取得は、ユーザが設定した情報提供予定日となるまで続けられる。この情報提供予定日とは、購入予定日またはその数日前となっている。そして、情報提供予定日に至ると、情報提供サーバ18はステップA25において肯定結果を得ることにより、ステップA26に移って、上述のステップA24において収集された複数の商品情報のなかから、ユーザによって、または情報提供サーバ18によって予め設定されている数の情報を抽出し、この情報を携帯電話13Aに送信する。複数の商品情報の中から設定された数の情報を抽出するためには、複数の情報からランダムに選ぶようにしてもよいし、又はユーザが設定した方法、例えば、値段の安い順に所定の数だけ選んだり、情報の新しい順に選んだりという方法を用いてもよい。
【0089】
これにより、ユーザが購入予定情報として設定した商品及び当該商品に類似する商品の情報が、購入予定日に間に合うタイミングでユーザに通知されることとなる。因みに、商品の情報とは、その商品を販売している店舗、値段(割引情報等を含む)、商品の説明等であり、これらの情報は情報提供サーバ18や他のサーバに格納されている、その商品のメーカ、販売店等のホームページから取得するものである。ユーザは通知された商品の情報を基に、購入する商品を決めることができる。因みに、ステップA25における情報提供予定日は、購入予定日(ユーザが商品を購入する特定の日(ある人の誕生日等))より前であれば、原則として当該ユーザの選択によって種々の日を設定することが可能であり、ユーザが配送を希望する場合には、配送に要する日数を考慮し上述したような方法でサーバが算出した日がユーザの了解のもとに設定される。また、この情報提供予定日にユーザに対して商品の情報を通知することは、ユーザにとって特定の日が近づきつつあることを知らせる効果をも兼ね備えていることになる。因みに、この特定の日とは、ユーザが商品を実際に受け取る日を意味しており、料金を支払う日に限られるものではない。
【0090】
かくして、情報提供サーバ18はユーザに商品情報を提供した後、ステップA27から、「おこづかい帳と電子ペット」のサービスを実行するメインルーチンに戻る。情報提供サーバ18から商品情報を受け取ったユーザは、希望に合った商品を直接店舗に出向いて、または情報提供サーバ18を介してオンラインショッピングで購入することができる。因みに、ユーザが購入予定情報を入力する際に、所定期間毎に一定金額を積み立てる設定を行うようにしてもよい。このようにすれば、情報提供サーバ18は、購入予定日までに積み立てられる金額に応じた値段の商品を選択してユーザに提供することが可能となる。定期的な積立の期日は、ユーザ自身の入力により設定することもできるが、ユーザが設定を行わなかったときには、ユーザが定期収入を得る日だとサーバが認識している日の後に自動的に設定される。定期的な積み立ての日にユーザが積み立てた結果を入力しないと、情報提供サーバ18は積み立てを促す内容のメッセージを電子ペットの言葉として携帯電話13Aに送信することにより、ユーザが積み立てを忘れることを防止することができる。
【0091】
なお、積み立てた結果は、銀行とオンラインで接続された銀行サーバから情報提供サーバ18に通知するようにしてもよい。このような銀行サーバから情報提供サーバ18への通知を行うには、ユーザから銀行サーバへの依頼が必要である。図19は、ユーザが銀行サーバに対し、積立の結果を情報提供サーバへ通知するよう依頼するときの手続きを示すタイミングチャートである。ユーザの携帯電話40及び銀行サーバ46は、オンラインで取引をするために認証機関にある認証機関サーバ42に予め登録を行い、デジタル署名の発行を受けている。銀行サーバ46から情報提供サーバ18への積立の通知を行うためには、情報提供サーバ18も認証機関サーバ42に登録してデジタル署名の発行を受けていることが必要である。ユーザは、まず、銀行サーバに対し積立の結果を情報提供サーバに通知するように携帯電話40を用いて依頼する。この依頼には認証機関サーバ42から発行されたデジタル署名が付いているため、銀行サーバ46は、依頼の発信者がユーザ本人であることを特定できる。依頼を受けた銀行サーバ46は、情報提供サーバ18に対し、ユーザから積立の結果を通知するよう依頼があったことを知らせる。情報提供サーバ18はこれを受けて、銀行サーバ46に署名付きのデータを送信し、自己が正当にユーザと取り引きしていることを証明する。銀行サーバ46は相手が確かに情報提供サーバ18であることを確認して、ユーザの携帯電話40に対し、情報提供サーバ18に積立の結果を通知することを承認したことを知らせる。これらの手続きの後、ユーザの積立の結果は、ユーザ自身が情報提供サーバ18に通知しなくても、自動的に銀行サーバ46から通知されることになる。このようにすることで、ユーザの積み立て結果は、自動的に情報提供サーバ18の「おこづかい帳」に記入されることになる。
【0092】
なお上述の実施の形態においては、電子ペットは支出の診断結果や、支出金額やその品目、費目に応じた返事を携帯電話13A、13B、13C、……に送信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図20に示されるように、ユーザからの返答に応じて語彙を増やしたり、ユーザと雑談をするようにしたりしてもよい。このように、電子ペットがあたかも実在する話し相手のような振る舞いをするようにすることにより、ユーザは当該電子ペットが提供する収支に関する情報に一段と関心を持つようになる。
【0093】
また図21に示されるように、情報提供サーバ18は、電子ペットから携帯電話13A、13B、13C、に電子メールが送信されるような処理を実行するようにもなされている。この電子メールの内容としては、収支の明細、振込み日や引き落とし日の通知、支出に関するユーザの入力がない場合にユーザへの入力の催促、一日の最後にその日のユーザ入力を日記にまとめたもの等、種々の情報が携帯電話13A、13B、13C、……に送られる。
【0094】
また、情報提供サーバ18が提供するサービスは、「おこづかい帳と電子ペット」の機能に限らず、図22乃至図24に示されるように、ユーザの予算に見合った商品を検索するサービス、各シーズンに応じたプレゼントを検索してユーザに通知するサービス、ユーザの消費スタイルに合った情報の通知サービス、バーゲン情報等の地域情報の提供サービス、電車乗り換え情報の提供サービス、電子ペットを携帯電話13A、13B、13C、……側で活動させ、情報提供サーバ18からのユーザの支出状態等に応じた動作を起こさせるようなサービス、情報提供サーバ18のデータベース34に蓄積されたユーザの収支に関する情報に基づくファイナンシャルプランナーによるアドバイス、オンライン銀行との連携によって銀行取引の結果が情報提供サーバ18のデータベース34に反映されるサービス、気象サイトとの連動によって電子ペットの台詞を天気に応じて変化させるサービス等、種々のサービスを提供することが可能である。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したこの発明によれば、インターネット等の通信回線で入手可能な情報をユーザが設定した日としての必要な時に必要な情報だけを提供するようにして、膨大な情報の中から効率的な情報提供を行うことを図ることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るネットワークシステムの構成を示す略線図である。
【図2】 本発明に係る携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る情報提供サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】 携帯電話と情報提供サーバとの間の情報提供の手順を示すタイミングチャートである。
【図5】 携帯電話と情報提供サーバとの間の情報提供の手順を示すタイミングチャートである。
【図6】 おこづかい帳と電子ペットの機能の説明に供する略線図である。
【図7】 おこづかい管理のシステム概要を示す略線図である。
【図8】 支出情報の入力処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 支出情報の管理処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 クレジット・カードを用いた電子決済の仕組みを示す概略図である。
【図11】 クレジット・カードを用いた電子決済でのデータの流れを示すタイミングチャートである。
【図12】 定期支出管理の説明に供する略線図である。
【図13】 電子ペットの種類を説明する略線図である。
【図14】 衝動買いのチェックサービスの説明に供する略線図である。
【図15】 おこづかいカルテサービスの説明に供する略線図である。
【図16】 「プレゼントwho?」サービスの説明に供する略線図である。
【図17】 情報提供日を決定する処理手順を示すフローチャートである。
【図18】 購入予定情報の管理手順を示すフローチャートである。
【図19】 ユーザから銀行に積立の結果を情報提供サーバに通知するように依頼するときの手順を示すタイミングチャートである。
【図20】 電子ペットを介した情報提供サーバの他のサービスの説明に供する略線図である。
【図21】 電子ペットを介した情報提供サーバの他のサービスの説明に供する略線図である。
【図22】 情報提供サーバの他のサービスの説明に供する略線図である。
【図23】 情報提供サーバの他のサービスの説明に供する略線図である。
【図24】 情報提供サーバの他のサービスの説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム
11 パケット網/PDC網
12 基地局
13A、13B、13C 携帯電話
15 情報センタ
16 インターネット
17A、17B、18 情報提供サーバ
21、31 CPU
22、32 メモリ
23 入力操作部
24 表示部
25 送受信回路部
26 ベースバンド処理部
27 入出力部
28 マイクロホン
29 スピーカ
34 データベース
40 ユーザ
41 店舗
42 認証機関
45 ゲートウェイ
46 銀行サーバ

Claims (6)

  1. 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバであって、
    前記端末の操作により指定された、購入希望商品と、購入予定日、並びに第1の所定期間毎の積立予定金額とを記憶可能な記憶部と、
    前記購入予定日が近づいていることを告知する告知情報を前記購入希望商品に関連する商品の情報とともに前記端末に送信する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記購入予定日の、予め前記サーバ側で設定された又は前記端末の操作により設定された第2の所定期間前に至ったか否かを判断するステップ、
    前記判断で前記購入予定日の第2の所定期間前に至ったと判断したときに、予め前記サーバ内に記憶された情報、或いは通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から前記購入希望商品に関連する商品の情報を、前記記憶部に記憶された積立予定金額を前記第1の所定期間毎に累積加算した積立累積金額に応じて検索するステップ、及び
    前記検索によって収集した前記商品の情報を前記告知情報とともに前記端末に送信するステップを実行可能に構成されてなることを特徴とする情報提供サーバ。
  2. 前記制御部は、
    前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記第1の所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信するステップ、
    その入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記積立予定金額が前記サーバの記憶部に積み立てられていることを確認するステップ、及び
    前記確認をした後、前記積立予定金額を前記積立累積金額に加算する演算処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報提供サーバ。
  3. 前記サーバの記憶部は、キャラクタ映像データ及び、当該キャラクタ映像の種類毎に対応したコメントデータを予め記憶しており、
    前記告知情報には、前記キャラクタ映像データに前記コメントデータが付加されたアドバイス文字情報が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供サーバ。
  4. 携帯電話等の持運び可能な端末と通信回線網を通じて接続された状態で、前記端末との間で電子データを送受信可能なサーバで実行される情報提供方法であって、
    前記サーバは、
    前記端末の操作により指定された、購入希望商品と、購入予定日、並びに第1の所定期間毎の積立予定金額とを記憶可能な記憶部と、
    前記購入予定日が近づいていることを告知する告知情報を前記購入希望商品に関連する商品の情報とともに前記端末に送信する制御部と、を備え、
    前記記憶部に記憶された前記購入予定日の、予め前記サーバ側で設定された又は前記端末の操作により設定された第2の所定期間前に至ったか否かを判断するステップ、
    前記判断で前記購入予定日の第2の所定期間前に至ったと判断したときに、予め前記サーバ内に記憶された情報、或いは通信回線網を通じて他のサーバから提供される情報から前記購入希望商品に関連する商品の情報を、前記記憶部に記憶された積立予定金額を前記第1の所定期間毎に累積加算した積立累積金額に応じて検索するステップ、及び
    前記検索によって収集した前記商品の情報を前記告知情報とともに前記端末に送信するステップを含むことを特徴とする情報提供方法。
  5. 前記サーバは、
    前記積立予定金額が積み立てられたかどうかを確認するための入金確認情報を前記第1 の所定期間毎に前記端末又はバンクサーバに対して送信するステップ、
    その入金確認情報に対する前記端末又はバンクサーバからの応答情報の有無及びその応答情報の内容から、前記積立予定金額が前記サーバの記憶部に積み立てられていることを確認するステップ、及び
    前記確認をした後、前記積立予定金額を前記積立累積金額に加算する演算処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の情報提供方法。
  6. 前記サーバの記憶部は、キャラクタ映像データ及び、当該キャラクタ映像の種類毎に対応したコメントデータを予め記憶しており、
    前記告知情報には、前記キャラクタ映像データに前記コメントデータが付加されたアドバイス文字情報が含まれることを特徴とする請求項4または5に記載の情報提供方法。
JP2001156948A 2000-12-15 2001-05-25 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法 Expired - Fee Related JP4115102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156948A JP4115102B2 (ja) 2000-12-15 2001-05-25 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-382893 2000-12-15
JP2000382893 2000-12-15
JP2001156948A JP4115102B2 (ja) 2000-12-15 2001-05-25 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002245345A JP2002245345A (ja) 2002-08-30
JP4115102B2 true JP4115102B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=26605983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001156948A Expired - Fee Related JP4115102B2 (ja) 2000-12-15 2001-05-25 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4115102B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7945512B2 (en) * 2007-03-14 2011-05-17 Ebay Inc. Spending and savings secondary linked accounts
JP2009233196A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Sammy Networks Co Ltd 収支入力支援装置及び収支入力支援プログラム
JP5683242B2 (ja) * 2010-12-06 2015-03-11 株式会社日本総合研究所 銀行口座貯蓄システムおよび銀行口座貯蓄方法
JP6467012B1 (ja) * 2017-09-28 2019-02-06 グリー株式会社 プログラム、制御方法、および情報処理装置
JPWO2020084712A1 (ja) * 2018-10-24 2021-09-02 富士通株式会社 配信プログラム、配信方法及び配信装置
JP6826741B1 (ja) * 2020-02-26 2021-02-10 フィネクトパートナーズ株式会社 情報処理手段及び情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002245345A (ja) 2002-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110047039A1 (en) Method and system for giving a gift
US20120221402A1 (en) Online coupon system including merchant management of an active deal
JP6985488B2 (ja) サーバ装置及びプログラム
WO2007097538A1 (en) Advertising management and searching system through bidirectional searching and monitoring
JPWO2014103046A1 (ja) 電子マネーサーバ、電子マネー送金方法、プログラム及び記録媒体
US20130124314A1 (en) System for managing promotions and activity information in a restaurant
JP2004326303A (ja) クーポン発行システム、クーポン発行方法及びその装置
JP2016054007A (ja) クーポン発行装置、クーポン発行システム、クーポン発行方法およびプログラム
JP4115102B2 (ja) 情報提供サーバ及び当該サーバでの情報提供方法
JP2007041663A (ja) 広告配信システム及び方法並びにプログラム
JP2008305112A (ja) 会員制Web電子マネーサイト管理システム
JP2002063264A (ja) 広告情報提供システム及び方法、並びに、広告情報提供プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4851025B2 (ja) 株主優待情報提供システム及び提供方法
JP7064046B1 (ja) アプリケーションプログラム、サービス提供システム、および端末装置
JP2002170028A (ja) Webクーポン配信システム
JP2004295583A (ja) 販売情報収集方法、広告方法、アンケート収集方法、自動販売機及び販売情報収集センター
JP2011076195A (ja) ユニークなurl情報が記載された会員証と携帯電話端末とを用いた会員管理サーバ装置及びシステム
JP2001188856A (ja) インターネット携帯電話機を用いた商品役務情報伝送方法及びシステム並びにそのためのサーバ及びクライアント及びインターネット携帯電話機を用いた電子商取引方法
JP2002245236A (ja) 携帯電話により入力可能な金銭管理サーバ及び当該サーバでの金銭管理方法
JP2003091670A (ja) ポイントショッピング管理サーバおよびポイントショッピング管理方法
JP5203777B2 (ja) コンテンツ販売システムにおける継続販売コンテンツの課金処理方法及びそのシステム
JP2006195609A (ja) 情報配信システム
JP2002245186A (ja) 予め登録した日に関連した情報を提供可能なサーバ及び情報の提供方法
JP2002082870A (ja) 情報掲示板システム、情報掲示板サーバ、および情報掲示板プログラムを記録した記録媒体
JP2007233480A (ja) 有料メール配信システムとそれに用いるメール処理サーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees