JPWO2020084712A1 - 配信プログラム、配信方法及び配信装置 - Google Patents

Abstract

実施形態の配信装置（３０）は、情報処理端末（１０）の位置情報、及び情報処理端末（１０）に対応付けられたユーザに対応する、貯蓄の増加率や低下率、取引履歴、給与の振り込みといった金融情報を取得する。また、配信装置（３０）は、取得した金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、位置情報と金融情報に基づいて決定した広告情報を配信する。さらに、配信装置（３０）は、ユーザの広告情報の利用履歴に基づいて広告情報を配信することができる。

Description

本発明の実施形態は、配信プログラム、配信方法及び配信装置に関する。

従来、ユーザの購買行動の履歴及びクーポンの利用履歴に基づいて選択された広告及びクーポンを、ユーザの端末に配信する技術が知られている。

特開２００５−２６６９４４号公報 特開２０１１−０９６０２１号公報 特開２０１３−０４１３８３号公報

しかしながら、上記の従来技術には、配信された広告情報がユーザにとって有用でない場合があるという問題がある。例えば、高額商品を購入した履歴があるユーザに、高額商品購入のためのクーポン等の広告情報を配信したとしても、当該ユーザの財政状況によっては有用ではなく、クーポンが利用される可能性は低いことが考えられる。

１つの側面では、ユーザにとってより有用な広告情報を出力可能な技術を提供することを目的とする。

１つの態様において、配信プログラムは、情報処理端末の位置情報を取得する処理、及び情報処理端末と対応付けられたユーザに対応する金融状況に関する金融情報を取得する処理をコンピュータに実行させる。また、配信プログラムは、取得した金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報を出力するとともに、位置情報と金融情報に基づいて決定した広告情報を配信する処理をコンピュータに実行させる。

１つの態様において、配信プログラムは、情報処理端末の位置情報を取得する処理、及び情報処理端末と対応付けられたユーザに対応する金融状況に関する金融情報を取得する処理をコンピュータに実行させる。また、配信プログラムは、取得した金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、位置情報と金融情報に基づいて決定した広告情報とを情報処理端末へ出力する処理をコンピュータに実行させる。

本発明の１実施態様によれば、ユーザにとってより有用な広告情報を出力可能な技術を提供することができる。

図１は、実施形態にかかる提供システムを説明する説明図である。 図２は、実施形態にかかる情報処理端末の機能構成例を示すブロック図である。 図３は、実施形態にかかる分析装置の機能構成例を示すブロック図である。 図４は、金融情報ＤＢを説明する説明図である。 図５は、実施形態にかかる配信装置の機能構成例を示すブロック図である。 図６は、クーポンＤＢを説明する説明図である。 図７は、個人行動ＤＢを説明する説明図である。 図８は、クーポン表示画面の一例を示す図である。 図９は、クーポン表示画面の一例を示す図である。 図１０は、クーポン表示画面の一例を示す図である。 図１１は、提供システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 図１２は、ハードウェア構成例を説明する図である。

以下に、本発明にかかる配信プログラム、配信方法及び配信装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。

まず、図１を用いて、提供システムについて説明する。図１に示すように、提供システム１は、金融システム２及び情報処理端末１０と接続されている。提供システム１は、情報処理端末１０のユーザに対し、金融に関する情報及び広告情報を提供するためのシステムである。また、金融システム２は、銀行等の金融機関で運用されているシステムであって、ユーザごとの口座情報及びクレジットカードの利用履歴等を管理している。また、実施例では、提供システム１はクーポンを出力するものとする。クーポンは、広告情報の一例である。

ここで、例えば、情報処理端末１０はスマートフォンである。ユーザは情報処理端末１０上で所定のアプリケーションを実行する。その際、情報処理端末１０は、ユーザを識別するためのユーザＩＤの入力を受け付け、ログイン処理を行う。情報処理端末１０は、ログインしたユーザのユーザＩＤを提供システム１に通知する。

提供システム１は、分析装置２０及び配信装置３０を有する。例えば、分析装置２０及び配信装置３０は、いずれもサーバ装置である。分析装置２０は、情報処理端末１０からユーザＩＤを受け取る。また、分析装置２０は、ユーザＩＤに対応するユーザの情報を金融システム２から取得する。ここで、例えば、分析装置２０は、金融システム２から、所定の期間における口座の残高の推移、クレジットカードによる支払いの履歴、クレジットカードによる支払いの予定日時及び金額等を取得する。

分析装置２０は、金融システム２から取得した情報を分析し、分析結果を配信装置３０に提供する。このとき、分析装置２０は、あらかじめ分類された金融状況の類型のそれぞれに対応したコードを、分析結果として配信装置３０に提供することができる。以降の説明で、分析装置２０によって分類される金融状況の類型をインサイトと呼ぶ。インサイトは、貯蓄の増加率や低下率、取引履歴、給与の振り込み等に基づいて決定される。

また、インサイトは、インサイトナンバーと呼ばれるコードによって識別されるものとする。また、インサイト及びインサイトナンバーは、金融状況に関する金融情報の一例である。分析装置２０は、配信装置３０にインサイトを提供する。その際、分析装置２０は、配信装置３０にインサイトナンバーのみを提供してもよいし、インサイトナンバーとともにインサイトの詳細に関する情報を提供してもよい。

配信装置３０は、情報処理端末１０から、ユーザＩＤ及び情報処理端末１０の現在地情報を取得する。さらに、配信装置３０は、分析装置２０からインサイトを取得する。そして、配信装置３０は、現在地情報及びインサイトに基づいて、情報処理端末１０にクーポンを配信する。このとき、配信装置３０は、クーポンとともに、クーポンの利用に結びつくようなメッセージを配信する。これにより、配信装置３０は、ユーザにとって有用なクーポンを配信し、クーポンが利用される可能性を向上させることができる。

［機能構成］
図２は、実施形態にかかる情報処理端末の機能構成例を示すブロック図である。図２に示すように、情報処理端末１０は、入力部１１、表示部１２、通信部１３、記憶部１４及び制御部１５を有する。

入力部１１は、ユーザが情報を入力するための装置である。また、表示部１２は、画面を表示するディスプレイ等である。例えば、入力部１１及び表示部１２は、タッチパネルディスプレイである。

通信部１３は、他の装置との間でデータの通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信部１３はＮＩＣ（Network Interface Card）であり、インターネットを介してデータの通信を行う。

記憶部１４は、データや制御部１５が実行するプログラム等を記憶する記憶装置の一例であり、例えばハードディスクやメモリ等である。

制御部１５は、例えば、ＣＰＵ（Central Processing Unit）やＭＰＵ（Micro Processing Unit）等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがＲＡＭを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部１５は、例えば、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）やＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部１５は、取得部１５１及び通知部１５２を有する。

取得部１５１は、ＧＰＳ（Global Positioning System）機能等を用いて、情報処理端末１０の位置情報を取得する。また、通知部１５２は、入力部１１に入力されたユーザＩＤ及び取得部１５１によって取得された位置情報を分析装置２０又は配信装置３０に通知する。

図３は、実施形態にかかる分析装置の機能構成例を示すブロック図である。図３に示すように、分析装置２０は、通信部２１、記憶部２２及び制御部２３を有する。

通信部２１は、他の装置との間でデータの通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信部２１はＮＩＣであり、インターネットを介してデータの通信を行う。

記憶部２２は、データや制御部２３が実行するプログラム等を記憶する記憶装置の一例であり、例えばハードディスクやメモリ等である。記憶部２２は、金融状況ＤＢ２２１を記憶する。

図４は、金融情報ＤＢを説明する説明図である。図４に示すように、金融状況ＤＢ２２１によって記憶されるインサイトは、様々な金融状況に対応した情報である。例えば、インサイトナンバーが「Ｇ００１」であるインサイトは、「特定のカテゴリにおける支出増加を通知」するものである。ここでの特定のカテゴリとは、電気代、水道代等の光熱費、特定の品目の購入費用等である。

また、インサイトナンバーが「Ｇ００６」であるインサイトは、「給与振り込みを通知」するものである。このように、インサイトには、「Ｇ００１」のような資産の減少傾向を示すものだけでなく、「Ｇ００６」のような資産の増加傾向を示すものが含まれる。

制御部２３は、例えば、ＣＰＵやＭＰＵ等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがＲＡＭを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部２３は、例えば、ＡＳＩＣやＦＰＧＡ等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部２３は、取得部２３１及び生成部２３２を有する。

取得部２３１は、情報処理端末１０からユーザＩＤを取得する。また、取得部２３１は、金融システム２からユーザＩＤに対応する情報を取得する。また、生成部２３２は、金融システム２から取得した情報を基に、ユーザのインサイトを生成する。

具体的に、生成部２３２は、金融システム２から取得した情報を入力とし、いずれかのインサイトナンバーを出力するモデルを用いてインサイトを生成する。また、モデルは、決定木やニューラルネットワーク等の既知の機械学習の手法を利用するものであってよい。

図５は、実施形態にかかる配信装置の機能構成例を示すブロック図である。図５に示すように、配信装置３０は、通信部３１、記憶部３２及び制御部３３を有する。

通信部３１は、他の装置との間でデータの通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信部３１はＮＩＣであり、インターネットを介してデータの通信を行う。

記憶部３２は、データや制御部３３が実行するプログラム等を記憶する記憶装置の一例であり、例えばハードディスクやメモリ等である。記憶部３２は、クーポンＤＢ３２１及び個人行動ＤＢ３２２を記憶する。

図６は、クーポンＤＢを説明する説明図である。図６に示すように、クーポンＤＢ３２１は、クーポンごとに、インサイトナンバー、クーポン内容、店舗所在地、適用期間、インサイト分類、インサイト詳細、メッセージ等を記憶する。

クーポンナンバーは、クーポンを識別するための情報である。クーポン内容は、クーポンを利用して割り引きを受けられる商品等の情報である。店舗所在地は、クーポンを利用可能な店舗の所在地である。適用期間は、クーポンを利用可能な期間である。

インサイト分類及びインサイト詳細は、インサイトを細かく分類するための情報である。ここで、例えば、インサイト分類は、インサイトを「励まし」、「ご褒美」、「喜ばせる」、「お得情報」の４つに分類する。また、インサイト詳細は、インサイトで示されている内容をさらに詳細に特定する情報である。例えば、図４に示すように、インサイト「Ｇ００１」は、「特定のカテゴリにおける支出増加を通知」するものである。ここで、インサイトナンバーが「Ｇ００１」であるクーポンのインサイト詳細は、当該特定のカテゴリが何であるかを具体的に特定する。また、メッセージは、クーポンとともに配信されるメッセージである。

図６に示すように、クーポンナンバーが「Ｃ００１」であるクーポンは、インサイト「Ｇ００１」に対応し、「○○区△△」にある店舗で、「2018/7/1〜2018/8/31」の間、「ケーキ」の割り引きを受けられるものである。また、クーポン「Ｃ００１」のインサイト分類及びインサイト詳細は、それぞれ「励まし」及び「食費が増加」である。また、クーポン「Ｃ００１」のメッセージは、「食費が増加しています・・・」である。

図７は、個人行動ＤＢを説明する説明図である。個人行動ＤＢ３２２は、ユーザごとの、クーポンの利用履歴である。例えば、図７の１行目は、ユーザＩＤが「Ｕ００１」であるユーザが、「2018/7/1 12:15」に、クーポン「Ｃ００１」を利用したことを示している。

制御部３３は、例えば、ＣＰＵやＭＰＵ等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがＲＡＭを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部３３は、例えば、ＡＳＩＣやＦＰＧＡ等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部３３は、取得部３３１及び配信部３３２を有する。

取得部３３１は、情報処理端末１０の位置情報、及び情報処理端末１０に対応付けられたユーザに対応するインサイトを取得する。ここで、取得部３３１は、位置情報を情報処理端末１０から直接取得してもよいし、分析装置２０を介して取得してもよい。

配信部３３２は、取得部３３１によって取得されたインサイトに基づく金融に関するアドバイス情報を出力するとともに、位置情報とインサイトに基づいて決定したクーポンを配信する。なお、配信部３３２は、出力部の一例である。また、クーポンを配信することは、広告情報を出力することの一例である。

具体的には、配信部３３２は、位置情報及びインサイトナンバーを用いてクーポンＤＢ３２１を検索した得られたクーポンナンバーに対応するクーポン及びメッセージを配信する。また、配信部３３２は、インサイト及びクーポンを関連付けるメッセージを、アドバイス情報に含めて出力する。

例えば、図６に示すように、インサイト「Ｇ００１」に対応付けられたクーポンは複数存在する。このとき、情報処理端末１０の位置情報が「○○区△△」を示している場合、配信部３３２は、クーポン「Ｃ００２」ではなく、クーポン「Ｃ００１」を配信する。

配信部３３２は、さらにユーザのクーポンの利用履歴に基づいて決定したクーポンを配信する。この場合、配信部３３２は、個人行動ＤＢ３２２を参照し、ユーザが過去に利用したクーポンと同様のクーポンを検索する。また、配信装置３０は、情報処理端末１０を介して、ユーザに対して個人行動ＤＢ３２２にクーポンの利用履歴を記録する許可を事前に得るようにしてもよい。

情報処理端末１０は、配信装置３０によって配信されたアドバイス情報及びクーポンを表示部１２に表示する。例えば、図１には、インサイトナンバーが「Ｇ００２」であった場合の、アドバイス情報及びクーポンの一例が示されている。

図１の例では、情報処理端末１０は、インサイトの概要を示す「順調に貯蓄額が増え、ゴールに近づいています。」というメッセージを表示する。さらに、情報処理端末１０は、アドバイス情報として配信装置３０によって配信された「そんな頑張り屋のあなた…」というメッセージを表示する。なお、「そんな頑張り屋のあなた…」というメッセージは、インサイト及びクーポンを関連付けるメッセージの一例である。

このように、配信部３３２は、インサイトが、ユーザの資産額が所定の基準に基づいて増加傾向にあることを示している場合、嗜好品の購入を勧める内容のメッセージをアドバイス情報に含めて出力するとともに、嗜好品の購入に利用可能なクーポンを配信する。

また、情報処理端末１０は、インサイトのインサイト分類に応じて表情を変えるキャラクターの画像を表示する。さらに、情報処理端末１０は、メッセージとともにクーポンを表示する。図１の例では、情報処理端末１０は、パフェの割り引きを受けるためのクーポンを表示している。また、クーポンには、店舗名、商品名、割り引き前後の商品の代金、利用可能な回数、利用可能な期間等が含まれる。

さらに、情報処理端末１０は、ユーザが「開封して今すぐ利用する」と表示された箇所をタップした場合、店舗側にクーポンを利用することを示す画面を表示するとともに、クーポンが利用されたことを配信装置３０に通知する。このとき、配信装置３０は、クーポンの利用履歴を個人行動ＤＢ３２２に格納する。また、情報処理端末１０は、ユーザが「ここに行きたい」と表示された箇所をタップした場合、表示中のクーポンを利用可能な店舗までの経路を示した地図を画面に表示する。

図８、図９及び図１０は、クーポン表示画面の一例を示す図である。図８は、インサイトナンバーが「Ｇ００４」である場合の例である。図８の例では、情報処理端末１０は、インサイトの概要を示す「お近くに、ポイントが使える提携店舗があります！」というメッセージを表示する。さらに、情報処理端末１０は、アドバイス情報として配信装置３０によって配信された「ご案内いたします」というメッセージを表示する。また、この場合、配信装置３０は、外食に利用可能なクーポンを配信する。

図９は、インサイトナンバーが「Ｇ００３」である場合の例である。図９の例では、情報処理端末１０は、インサイトの概要を示す「同年代の女性に比べて…」というメッセージを表示する。さらに、情報処理端末１０は、アドバイス情報として配信装置３０によって配信された「プチプラおしゃれ上手で…」というメッセージを表示する。また、この場合、配信装置３０は、衣料品に購入に利用可能なクーポンを配信する。

図１０は、インサイトナンバーが「Ｇ００７」である場合の例である。図１０の例では、情報処理端末１０は、インサイトの概要を示す「２８日に、比較的高額のクレジットカード決済が…」というメッセージを表示する。さらに、情報処理端末１０は、アドバイス情報として配信装置３０によって配信された「生活費を節約したいあなたに…」というメッセージを表示する。また、この場合、配信装置３０は、食料品に購入に利用可能なクーポンを配信する。

このように、配信部３３２は、インサイトが、ユーザの資産額が所定の基準に基づいて減少傾向にあることを示している場合、節約を勧める内容のメッセージをアドバイス情報に含めて出力するとともに、生活必需品の購入に利用可能なクーポンを配信する。

［処理の流れ］
図１１を用いて、提供システム１の処理の流れを説明する。図１１は、提供システムの処理の一例を示すシーケンス図である。図１に示すように、まず、情報処理端末１０は、ユーザの入力に応じてログイン処理を行う（ステップＳ１０１）。ここで、情報処理端末１０は、ＧＰＳ機能を用いて、位置情報を取得する（ステップＳ１０２）。

次に、配信装置３０は、情報処理端末１０から位置情報を取得する（ステップＳ１０３）。また、分析装置２０は、情報処理端末１０からユーザＩＤを取得する（ステップＳ１０４）。そして、分析装置２０は、ユーザＩＤを基にインサイトを生成する（ステップＳ１０５）。

次に、配信装置３０は、分析装置２０からインサイトを取得する（ステップＳ１０６）。そして、配信装置３０は、インサイト及び位置情報を基にクーポンを検索する（ステップＳ１０７）。このとき、配信装置３０は、ユーザのクーポンの利用履歴を検索に反映させることができる。

配信装置３０は、検索したクーポン及びアドバイス情報を情報処理端末１０に配信する（ステップＳ１０８）。そして、情報処理端末１０は、配信装置３０によって配信されたクーポン及びアドバイス情報を表示する（ステップＳ１０９）。

［効果］
上述したように、配信装置３０は、情報処理端末１０の位置情報、及び情報処理端末１０と対応付けられたユーザに対応する金融情報を取得する。また、配信装置３０は、取得した金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、位置情報と金融情報に基づいて決定した広告情報とを配信する。このように、配信装置３０は、ユーザの現在位置及び金融状況に基づいた広告情報を配信する。このため、配信装置３０は、ユーザにとってより有用な広告情報を出力することができる。

また、配信装置３０は、さらにユーザの広告情報の利用履歴に基づいて広告情報を配信する。このように、配信装置３０は、ユーザの嗜好に合った広告情報を配信することができる。このため、配信装置３０は、ユーザにとってさらに有用な広告情報を出力することができる。

また、配信装置３０は、金融情報及び広告情報を関連付けるメッセージを、アドバイス情報に含めて出力する。このように、配信装置３０は、ユーザの広告情報の利用を促すようなメッセージを配信することができる。このため、配信装置３０は、配信された広告情報をユーザが利用する可能性を向上させることができる。

配信装置３０は、金融情報が、ユーザの資産額が所定の基準に基づいて増加傾向にあることを示している場合、嗜好品の購入を勧める内容のメッセージをアドバイス情報に含めて出力するとともに、嗜好品の購入に利用可能な広告情報を配信する。このように、配信装置３０は、金融状況に余裕があるユーザに、嗜好品の購入を勧めることができる。このため、配信装置３０は、配信された広告情報をユーザが利用する可能性を向上させることができる。

配信装置３０は、金融情報が、ユーザの資産額が所定の基準に基づいて減少傾向にあることを示している場合、節約を勧める内容のメッセージをアドバイス情報に含めて出力するとともに、生活必需品の購入に利用可能な広告情報を配信する。このように、配信装置３０は、金融状況に余裕がないユーザに、節約を勧めることができる。このため、配信装置３０は、配信された広告情報をユーザが利用する可能性を向上させることができる。

なお、上記の実施例では、配信装置３０は、個人行動ＤＢ３２２を参照し、ユーザのクーポンの利用履歴に基づいて決定したクーポンを配信する。一方で、配信装置３０は、ユーザのクーポン利用履歴だけでなく、あらかじめ取得したユーザの性別、年齢、職業等のプロフィールをクーポンの配信に反映させてもよい。

また、個人行動ＤＢ３２２は、ユーザのクーポンの利用履歴から計算した、クーポンごとのユーザが利用する確率を記憶してもよい。その場合、配信装置３０は、個人行動ＤＢ３２２を参照し、ユーザが利用する確率が最も高いクーポンを配信する。

［システム］
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、実施例で説明した具体例、分布、数値等は、あくまで一例であり、任意に変更することができる。

また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、ＣＰＵ及び当該ＣＰＵにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

［ハードウェア］
図１２は、ハードウェア構成例を説明する図である。図１２に示すように、配信装置３０は、通信インタフェース３０ａ、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）３０ｂ、メモリ３０ｃ、プロセッサ３０ｄを有する。また、図１２に示した各部は、バス等で相互に接続される。

通信インタフェース３０ａは、ネットワークインタフェースカード等であり、他のサーバとの通信を行う。ＨＤＤ３０ｂは、図１に示した機能を動作させるプログラムやＤＢを記憶する。

プロセッサ３０ｄは、図３に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをＨＤＤ３０ｂ等から読み出してメモリ３０ｃに展開することで、図３等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。すなわち、このプロセスは、配信装置３０が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ３０ｄは、取得部３３１及び配信部３３２と同様の機能を有するプログラムをＨＤＤ３０ｂ等から読み出す。そして、プロセッサ３０ｄは、取得部３３１及び配信部３３２等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。

このように配信装置３０は、プログラムを読み出して実行することで分類方法を実行する情報処理装置として動作する。また、配信装置３０は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、配信装置３０によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータ又はサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。

このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ（Magneto−Optical disk）、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することができる。

１ 提供システム
２ 金融システム
１０ 情報処理端末
１１ 入力部
１２ 表示部
１３、２１、３１ 通信部
１４、２２、３２ 記憶部
１５、２３、３３ 制御部
２０ 分析装置
３０ 配信装置
１５１、２３１、３３１ 取得部
１５２ 通知部
２２１ 金融状況ＤＢ
２３２ 生成部
３２１ クーポンＤＢ
３２２ 個人行動ＤＢ
３３２ 配信部

Claims (7)

1. 情報処理端末の位置情報を取得し、
   前記情報処理端末と対応付けられたユーザに対応する金融状況に関する金融情報を取得し、
   取得した前記金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、前記位置情報と前記金融情報に基づいて決定した広告情報とを前記情報処理端末へ出力する、
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
2. 前記出力する処理は、さらに前記ユーザの広告情報の利用履歴に基づいて決定した前記広告情報を出力することを特徴とする請求項１に記載の配信プログラム。
3. 前記出力する処理は、前記金融情報及び前記広告情報を関連付けるメッセージを、前記アドバイス情報に含めて出力することを特徴とする請求項１に記載の配信プログラム。
4. 前記出力する処理は、前記金融情報が、前記ユーザの資産額が所定の基準に基づいて増加傾向にあることを示している場合、嗜好品の購入を勧める内容のメッセージを前記アドバイス情報に含めて出力するとともに、前記嗜好品の購入に利用可能な広告情報を出力することを特徴とする請求項３に記載の配信プログラム。
5. 前記出力する処理は、前記金融情報が、前記ユーザの資産額が所定の基準に基づいて減少傾向にあることを示している場合、節約を勧める内容のメッセージを前記アドバイス情報に含めて出力するとともに、生活必需品の購入に利用可能な広告情報を出力することを特徴とする請求項３に記載の配信プログラム。
6. 情報処理端末の位置情報を取得し、
   前記情報処理端末と対応付けられたユーザに対応する金融状況に関する金融情報を取得し、
   取得した前記金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、前記位置情報と前記金融情報に基づいて決定した広告情報とを前記情報処理端末へ出力する、
   処理をコンピュータが実行することを特徴とする配信方法。
7. 情報処理端末の位置情報、及び前記情報処理端末と対応付けられたユーザに対応する金融状況に関する金融情報を取得する取得部と、
   取得した前記金融情報に基づく金融に関するアドバイス情報と、前記位置情報と前記金融情報に基づいて決定した広告情報とを前記情報処理端末へ出力する出力部と、
   を有することを特徴とする配信装置。

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