JP4115092B2 - 燃料改質装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料改質装置に関するものであり、さらに詳しくは、都市ガスなどの原料炭化水素系燃料ガスの水蒸気改質により水素リッチガスを生成して燃料電池などに供給する燃料改質装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、都市ガスなどの原料炭化水素系燃料ガスを水蒸気改質して水素リッチガスを生成し、得られた水素リッチガスの化学エネルギーを燃料電池によって直接電気エネルギーに変換するシステムが知られている。
【0003】
従来のシステムにおいて、原料炭化水素系燃料ガスは、図21に示すような脱硫器20、固定床燃料改質器30およびCO変成器40からなる燃料改質装置51Xの脱硫剤層21、各触媒層31、41を通過することにより、水素リッチガスに水蒸気改質される。
都市ガスには、ガス漏れ検知のためにターシャリーブチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどの有機硫黄系化合物の付臭剤が添加されている。硫黄分が原料燃料ガス中に含まれると、水素リッチガスを生成する際に、燃料改質器30、CO変成器40の各触媒が被毒されて活性が低下するため、予め脱硫器20にて硫黄分の除去が行なわれる。
【0004】
脱硫器20にて硫黄分が除去された燃料ガスは、水蒸気が添加された後に燃料改質器30に送られる。水蒸気は、水蒸気発生器(図示せず)によりシステム内を流れる冷却水などの水が、燃料電池本体(図示せず)の排熱と熱交換されることによって生成される。燃料改質器30は、脱硫後の燃料ガスを、触媒反応により水素に富むガス(水素リッチガス)に水蒸気改質する。生成された水素リッチガスは一酸化炭素を含んでいるため、CO変成器40にて余剰の水蒸気との反応により一酸化炭素を二酸化炭素に変成して、一酸化炭素濃度の低い水素リッチガスに改質する。
上記のようにして得られた水素リッチガスは、燃料電池12の負極に連続的に供給されて、正極に供給される空気との間で電池反応を起こして発電する。
燃料改質器30の触媒作用を高めるために、燃料ガスまたは燃料電池から排出される未反応水素ガスを燃焼するバーナなど50を燃料改質器30に取り付けて、燃料改質器30の昇温を行なっている。
【0005】
脱硫器20における代表的な脱硫方法として、原料燃料ガスに水素ガスを混合し、水素ガスと硫黄化合物をCo−Mo系やNi−Mo系の触媒にて反応させてH2 Sとした後、H2 SをZnO系の吸着剤と反応させてZnSとして硫黄分を吸着除去する水添脱硫法や、Cu−Zn系やCu−Zn−Al系の超高次脱硫剤を用いる脱硫法などが知られている。
【0006】
脱硫器20の脱硫作用を高めるには、脱硫剤を昇温して200℃〜400℃の温度範囲に維持する必要がある。そこで、図21に示すように、脱硫器20に電気ヒーター58を取り付けて、脱硫器20の昇温を行なうものも知られている。しかしながら、電気ヒーターは、加熱するまでに数分程度の時間がかかるため、起動前に予め電気ヒーターに電源を供給して、脱硫器を熱しておく必要がある上、脱硫器に供給される燃料ガスの量が変化した際に、脱硫器の温度上昇又は低下防止のために電気ヒーターの温度を調節する制御機構が必要となるなど装置が大型化する問題があった。さらに、商用電源などの電源のない場所では、電気ヒーターに供給する電源は、燃料電池から得る必要があるため、燃料電池のエネルギーの内部消費が高まって、燃料電池の熱効率が低下する問題があった。
【0007】
そこで、燃焼排ガス流通路32の外側に脱硫器20を配置して、燃焼排ガスのもつ熱を脱硫器20の昇温に利用する提案があるが(特開平10−265201号公報)、脱硫器20を燃焼排ガス流通路32の外側に配置するため、燃焼排ガス流通路32からの放熱による熱ロスが生じて燃焼排ガスのもつ熱を全て有効に使用できない上、脱硫器20が燃焼排ガス流通路32に接する側と、燃焼排ガス流通路32に接しない外側に温度差が発生し脱硫器20の温度を精度よくコントロールできず、脱硫性能を低下させるなどの問題がある。
【0008】
また、装置外に配置した熱交換器で燃焼排ガスと、原料燃料ガスと水蒸気の混合物を熱交換して昇温した後、燃料改質器の外側上部に配置した脱硫器で脱硫する提案があるが(特開平10−203801号公報)、やはり燃焼排ガスのもつ熱を全て有効に使用できない問題がある。
【0009】
一方、燃焼排ガス流通路内に脱硫器を配置して、燃焼排ガスのもつ熱により脱硫器を昇温し、燃料ガスを脱硫した後、脱硫した燃料ガスを配管により一旦装置外にだし、次いで脱硫した燃料ガスを流動床燃料改質器に導入して改質する流動床改質装置が提案されている(特開平6−240268号公報)。
しかし、この流動床改質装置は構造が複雑な上、脱硫した燃料ガスを配管により一旦装置外にだすので、熱ロスが大きく熱効率が低下する上、配管を装置に固定する箇所に脱硫器の重みがかかり、高温クリープによる配管の変形および破損が起こる、熱応力集中による寿命低下などの原因となる、脱硫器の装着、脱着などの作業が困難であるなどの問題がある。
また、蒸気発生器の熱源としては前述の通り燃料電池本体の排熱が利用されているが、特に固体高分子型燃料電池のように100℃程度の温度で動作する燃料電池を用いる場合には蒸気発生器に供給される熱量が少なく、このために蒸気発生器で生成される水蒸気に脈動が生じ、改質器に供給される水蒸気量が不安定なものとなるために、安定した改質反応を行えないという問題もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、都市ガスなどの原料炭化水素系燃料ガスの水蒸気改質により水素リッチガスを生成して燃料電池などに供給する燃料改質装置に関する従来の諸問題を解決して、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して脱硫器あるいは脱硫器と蒸気発生器を最適温度に昇温し、かつこれらの温度を最適温度に精度よくコントロールできる固定床燃料改質器を備えた燃料改質装置であって、熱効率が高く、構造が簡単で、小型化可能な燃料改質装置を提供することである。
また、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層に直接当たらないように、しかも脱硫剤層に対して均一に供給でき、脱硫剤層の温度分布が均一になり、脱硫剤の寿命が長くなり、脱硫器の寿命性能を向上できる、構造が簡単で、小型化可能な燃料改質装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の請求項1記載の燃料改質装置は、原料炭化水素系燃料中に含まれる硫黄分を脱硫する脱硫器と、水を気化させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、脱硫した炭化水素系燃料に水蒸気を添加して水素リッチなガスに改質する固定床燃料改質器と、を備えた燃料改質装置であって、
前記固定床燃料改質器の燃焼排ガス流路の管部分内に前記蒸気発生器を複数個配置し、前記複数個設けた蒸気発生器の間に前記脱硫器を配置したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の燃料改質装置は、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して脱硫器、複数個の蒸気発生器および固定床燃料改質器を最適温度に容易に昇温して温度を最適温度に精度よくコントロールでき、また、熱効率が高く、構造が簡単で、熱応力が集中して寿命低下を起こすなどの装置的な問題がなく、小型化可能となるという顕著な効果を奏する。
【0012】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1記載の燃料改質装置において、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から前記脱硫器へ供給する原燃料供給用配管に設けた開口部から前記脱硫器の脱硫剤層とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1あるいは請求項2記載の燃料改質装置において、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の前記管部分の末端開口部を経て前記脱硫器へ供給することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路を設けたことを特徴とする
【0015】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項4記載の燃料改質装置において、前記熱交換用燃焼排ガス流通路は、その内径が8mm以上であることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器中を流れる原料炭化水素系燃料は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れることを特徴とする
【0017】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器が、燃焼排ガス流路の前記管部分の内壁との間に間隙を置いて配置され、燃焼排ガスが流れるための空間を有することを特徴とする
【0018】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項7記載の燃料改質装置において、前記脱硫器と前記管部分の内壁との間に、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器と前記管部分の内壁との間に、前記間隙を均一に維持するためのスペーサを前者の場合は少なくとも3個配置し、後者の場合はそれぞれに少なくとも3個配置したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(1)第1参考用実施形態:脱硫器のみを燃焼排ガス流路の管部分内に配置した燃料改質装置について説明する。
(1−1)図1は、脱硫器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙がない参考用の燃料改質装置の一実施の形態を説明する説明図であり、図2は図1に示した脱硫器の一実施の形態を説明する説明図である。
図1において、参考用の燃料改質装置51は、原料炭化水素系燃料中に含まれる硫黄分を脱硫する脱硫剤層21(水添脱硫触媒:Co−Mo系触媒と吸着剤ZnOとの組み合わせ、または、水添脱硫触媒:Co−Mo系触媒と吸着剤ZnOと銅−亜鉛系または銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤の組み合わせ)を備えた脱硫器20と、水を気化させて水蒸気を発生する図示しない蒸気発生器と、脱硫した炭化水素系燃料に水蒸気を添加して水素リッチなガスに改質する固定床燃料改質器30とを備えている。そして、脱硫器20は、触媒層31を備えた固定床燃料改質器30の燃焼排ガス流路(図中、破線矢印で燃焼排ガスの流れを示す)の管部分33内に配置してあり、脱硫器20に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通して設けた複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37(図2参照)内を燃焼排ガスが上方に流れることにより主としてこの燃焼排ガスの顕熱により脱硫器20の昇温および温度保持を行うようになっている。
【0020】
燃料改質器30の下部には、燃料ガスまたは燃料電池から排出される未反応水素ガスなどの燃料を燃焼するバーナ50が取り付けてあり、その燃焼ガスにより触媒層31の昇温および温度保持が行われる。
原料炭化水素系燃料は、燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の管部分33の末端開口部34を経て原燃料供給用配管36を通って、脱硫器20の上部へ供給され(図中、実線矢印で燃料ガスの流れを示す)、適温に昇温、温度保持された脱硫剤層21を通過することにより脱硫される。
原料炭化水素系燃料を管部分33の末端開口部34を経て脱硫器20へ供給することにより、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガスで効率よく予熱して容易に脱硫器20へ供給できる。
【0021】
そして、脱硫された燃料ガスは、燃焼排ガス流路外から、管部分33を貫通して設けた水蒸気供給用配管35を経て供給された水蒸気と混合されて、固定床燃料改質器30の上部に供給され、適温に昇温、温度保持された触媒層31を通過することにより触媒反応により水素に富むガス(水素リッチガス)に水蒸気改質される。
【0022】
脱硫器20に設けた熱交換用燃焼排ガス流通路37中を流れる原料炭化水素系燃料は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れるようになっているので熱交換効率が高い。
【0023】
管部分33の径d2は、固定床燃料改質器30の外側の径d1と略一致するように形成されており、そして管部分33が固定床燃料改質器30の上部に連続して装着・連結されているので、組み立て、解体などが容易である上、燃焼排ガスの流れを妨げずスムーズにして、燃焼排ガスの有する熱を有効利用できる。
【0024】
図1および図2に示したように、脱硫器20には、燃焼排ガス流れ方向に平行に脱硫器20を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37が設けられており、熱交換用燃焼排ガス流通路37を経て燃焼排ガスが流れるので、昇温速度が早くなり、かつ脱硫剤層21内の温度が均一になり、脱硫器20の温度保持をより容易に精度よく行うことができる。
【0025】
熱交換用燃焼排ガス流通路37の内径d4は燃焼排ガスに含まれる水蒸気が結露した場合に、水滴によって通路37内に成膜しないように、8mm以上であることが望ましい。8mm未満では水が詰まる恐れがあり、水が詰まった部分は温度が上がらず、脱硫反応が行われないか、脱硫反応効率が低下する恐れがある。また、一方、内径が大きすぎると脱硫器20内の容積が小さくなり脱硫剤(通常、径3〜5mm程度、長さ5〜10mm程度のペレット)を適量充填できなくなるので、当然のことながら脱硫器20の径より小さい範囲で適当な内径d4にすることが好ましい。
【0026】
熱交換用燃焼排ガス流通路37と隣接する熱交換用燃焼排ガス流通路37の間隙Lは5〜30mm、好ましくは5〜20mmであることが望ましい。5mm未満では脱硫剤を充填できない恐れがあり、30mmを超えると熱が伝わりにくく昇温が遅れたり、脱硫剤層21内の温度が不均一になる恐れがあり好ましくない。
【0027】
参考用の燃料改質装置51は、上記のように構成することにより、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して脱硫器20や固定床燃料改質器30を最適温度に昇温できるとともに、温度を最適温度に精度よくコントロールできる。また、熱効率が高く、構造が簡単で、熱応力が集中して寿命低下を起こすなどの問題がなく、小型化も可能である。
【0028】
(1−2)図3は、脱硫器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙がない参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図であり、図4は図3に示した燃料改質装置の管部分を説明する説明図である。
図3において、参考用の燃料改質装置51Aは、原料炭化水素系燃料が燃焼排ガス流路外から、管部分33を貫通して設けた原燃料供給用配管36を経て脱硫器20へ供給される以外は図1に示した参考用の燃料改質装置51と同様になっている。参考用の燃料改質装置51Aは図1に示した参考用の燃料改質装置51と同様の作用効果を奏するとともに、管部分33を貫通して設けた原燃料供給用配管36を経て脱硫器20へ供給されるので構造がより簡単になる。
【0029】
図4に示すように、管部分33を燃焼排ガス流れ方向(図中、破線矢印で燃焼排ガスの流れを示す)に平行に縦に33A部分と33B部分とに分割して、33A部分と33B部分との間に原燃料供給用配管36を配置して固定できるようになっている。このように構成することにより、脱硫器20を蒸気発生器などや他の反応器と接続する場合などに、管部分33を33A部分と33B部分とに分割すれば、作業を容易に行うことができる上、必要に応じて管部分33を33A部分と33B部分とに分割して、脱硫器20あるいは脱硫剤層21の装着、取り替え、修理などを容易に行うことができる。
【0030】
(1−3)図5は、脱硫器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けた参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図であり、図6は図5に示した燃料改質装置の脱硫器のスペーサを説明する説明図である。
図5において、参考用の燃料改質装置51Bは、脱硫器20が、燃焼排ガス流路の管部分33の内壁との間に間隙d3を置いて配置され、脱硫器20と管部分33の内壁との間に燃焼排ガスが流れるための空間を有しており、脱硫器20に熱交換用排ガス流通路37が設けられていない以外は、図3に示した参考用の燃料改質装置51Aと同様になっている。
【0031】
間隙d3を設けないと、脱硫器20が管部分20の内壁に接しているため、その部分から放熱が生じ脱硫剤層21内の温度にバラツキが生じるが、参考用の燃料改質装置51Bは間隙d3を経て燃焼排ガスが流れるための空間を有するので、図3に示した参考用の燃料改質装置51Aと同様の作用効果を奏するとともに、脱硫剤層21内の温度が均一になり、管部分33内に配置した脱硫器20の昇温および温度保持をより容易に精度よく行うことができる。
【0032】
図6に示すように、脱硫器20と管部分33の内壁との間に、複数のスペーサ22を配置すれば、間隙d3を均一に維持することができ、運転時などあるいは特に昇温時に脱硫器20の管部分33側と脱硫器20の中心部分との温度差が減少し均一になる。スペーサ22は脱硫器20の円周上に少なくとも3個均等間隔で配置すれば、間隙d3を均一に維持できる。
【0033】
図6に示すように、脱硫器20へ原料炭化水素系燃料を供給する配管36に対面する脱硫器20の円周上側に、スペーサ22が他のスペーサ22とは異なる小さい間隔で設置されているが、これは図4に示すように分割した管部分33の33A部分と33B部分とを組み合わせた場合に、組み合わせ部分においても脱硫器20と管部分33の内壁との間に同一間隙d3を容易に維持できるようにするためである。
【0034】
(1−4)図7は、脱硫器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けるとともに脱硫器に燃焼排ガス流れ方向に平行に脱硫器を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路を設けた参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図7に示した脱硫器20には、燃焼排ガス流れ方向に平行に脱硫器20を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37が設けられている。
図7に示した参考用の燃料改質装置51Cは、脱硫器20を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37が設けられている以外は、図5に示した燃料改質装置51Bと同様になっている。
【0035】
熱交換用燃焼排ガス流通路37の内径d4や熱交換用燃焼排ガス流通路37と隣接する熱交換用燃焼排ガス流通路37の間隙Lについては図2に関して述べたように設計することが望ましい。
【0036】
参考用の燃料改質装置51Cは、図5に示した燃料改質装置51Bと同様の作用効果を奏するとともに、脱硫器20に熱交換用排ガス流通路37を設けることにより、熱交換用燃焼排ガス流通路37を経て燃焼排ガスが流れるので、昇温速度が早くなり、かつ脱硫剤層21内の温度が一層均一になり、脱硫器20の昇温および温度保持をより容易に精度よく行うことができる。
【0037】
また、参考用の他の燃料改質装置51Cは、管部分33の径d2を固定床燃料改質器30の外側の径d1と略一致するように形成し、そして脱硫器20と固定床燃料改質器30とを近接して配置することにより、燃焼排ガスの顕熱により脱硫器20の昇温および温度維持を行うと同時に、改質器20からの輻射熱によっても脱硫器20の昇温および温度維持を行うことができるので、全体の熱効率を一層向上できる。
【0038】
(2)第2参考用実施形態:蒸気発生器のみを燃焼排ガス流路の管部分内に配置した燃料改質装置について説明する。
(2−1)図8は、蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙がない参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図8において、参考用の燃料改質装置51Dの蒸気発生器10は、燃焼排ガス流路(図中、破線矢印で燃焼排ガスの流れを示す)の管部分33内に配置してあり、蒸気発生器10に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通して設けた複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37内を燃焼排ガスが上方に流れることにより主としてこの燃焼排ガスの顕熱により蒸気発生器10の昇温および温度保持を行うようになっている。
【0039】
そして、燃焼排ガス流路外から水が矢印で示すように、管部分33を貫通して設けた水供給用配管11を経て蒸気発生器10へ供給されて蒸気発生器10で加熱されて水蒸気となる。
蒸気発生器10中を流れる水蒸気は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れるようになっているので熱交換効率が高い。
その結果、蒸気発生器10の昇温速度が早くなり、かつ蒸気発生器10内の温度が均一になり、温度保持をより容易に精度よく行うことができる。
【0040】
一方、図示しない脱硫器で脱硫された燃料ガスは、燃焼排ガス流路外から矢印で示すように、管部分33を貫通して設けた脱硫燃料ガス配管39を経て供給されて蒸気発生器10で発生した水蒸気と混合されて、固定床燃料改質器30の上部に供給され、適温に昇温、温度保持された触媒層31を通過することにより触媒反応により水素に富むガス(水素リッチガス)に水蒸気改質される。
【0041】
燃料改質器30の下部には、燃料ガスまたは燃料電池から排出される未反応水素ガスなどの燃料を燃焼するバーナ50が取り付けてあり、その燃焼ガスにより触媒層31の昇温および温度保持が行われる。
【0042】
管部分33の径d2は、固定床燃料改質器30の外側の径d1と略一致するように形成されており、そして管部分33が固定床燃料改質器30の上部に連続して装着・連結されているので、組み立て、解体などが容易である上、燃焼排ガスの流れを妨げずスムーズにして、燃焼排ガスの有する熱を有効利用できる。
【0043】
参考用の燃料改質装置51Dは、上記のように構成することにより、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して蒸気発生器10や固定床燃料改質器30を最適温度に昇温できるとともに、温度を最適温度に精度よくコントロールできる。また、熱効率が高く、構造が簡単で、熱応力が集中して寿命低下を起こすなどの問題がなく、小型化も可能である。
【0044】
(2−2)図9は、蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けた参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図9において、参考用の燃料改質装置51Eは、蒸気発生器10が、燃焼排ガス流路の管部分33の内壁との間に間隙d3を置いて配置され、蒸気発生器10と管部分33の内壁との間に燃焼排ガスが流れるための空間を有しており、蒸気発生器10に熱交換用排ガス流通路37が設けられていない以外は、図8に示した参考用の燃料改質装置51Dと同様になっている。
【0045】
間隙d3を設けないと、蒸気発生器10が管部分20の内壁に接しているため、その部分から放熱が生じ内部の温度にバラツキが生じるが、参考用の燃料改質装置51Eは間隙d3を経て燃焼排ガスが流れるための空間を有するので、図8に示した参考用の燃料改質装置51Dと同様の作用効果を奏するとともに、蒸気発生器10内の温度が均一になり、管部分33内に配置した蒸気発生器10の昇温および温度保持をより容易に精度よく行うことができる。
【0046】
前記図6において脱硫器20に設けたスペーサについて説明したように、蒸気発生器10と管部分33の内壁との間に、同様にして複数のスペーサ22を配置すれば、間隙d3を均一に維持することができ、運転時などあるいは特に昇温時に蒸気発生器10の管部分33側と蒸気発生器10の中心部分との温度差が減少し均一になる。スペーサ22は蒸気発生器10の円周上に少なくとも3個均等間隔で配置すれば、間隙d3を均一に維持できる。
【0047】
(2−3)図10は、蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けるとともに蒸気発生器に燃焼排ガス流れ方向に平行に蒸気発生器を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路を設けた参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図10に示した参考用の燃料改質装置51Fは、燃焼排ガス流れ方向に平行に蒸気発生器10を貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37が設けられている以外は、図9に示した燃料改質装置51Eと同様になっている。
参考用の燃料改質装置51Fは、図9に示した燃料改質装置51Eと同様の作用効果を奏するとともに、蒸気発生器10に熱交換用排ガス流通路37を設けることにより、熱交換用燃焼排ガス流通路37を経て燃焼排ガスが流れるので、昇温速度が早くなり、かつ内部の温度が均一になり、蒸気発生器10の昇温および温度保持をより一層容易に精度よく行うことができる。
【0048】
(3)参考用第3実施形態:脱硫器および蒸気発生器を燃焼排ガス流路の管部分内に配置した燃料改質装置について説明する。
(3−1)図11は、脱硫器および蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙がない参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図11において、参考用の燃料改質装置51Gは、原料炭化水素系燃料中に含まれる硫黄分を脱硫する脱硫剤層21(水添脱硫触媒:Co−Mo系触媒と吸着剤ZnOとの組み合わせ、または、水添脱硫触媒:Co−Mo系触媒と吸着剤ZnOと銅−亜鉛系または銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤の組み合わせ)を備えた脱硫器20と、水を気化させて水蒸気を発生する蒸気発生器10と、脱硫した炭化水素系燃料に水蒸気を添加して水素リッチなガスに改質する固定床燃料改質器30とを備えている。
そして、脱硫器20と蒸気発生器10とを、触媒層31を備えた固定床燃料改質器30の燃焼排ガス流路(図中、破線矢印で燃焼排ガスの流れを示す)の管部分33内に上から順に配置し、脱硫器20および蒸気発生器10に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通して設けた複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路37内を燃焼排ガスが上方に流れることにより主として燃焼排ガスの顕熱により蒸気発生器10と脱硫器20の昇温および温度保持を行うようになっている。
【0049】
固定床燃料改質器30の下部には、燃料ガスまたは燃料電池から排出される未反応水素ガスなどの燃料を燃焼するバーナ50が取り付けてあり、その燃焼ガスにより触媒層31の昇温および温度保持が行われる。
【0050】
原料炭化水素系燃料は、燃焼排ガス流路外から、管部分33を貫通して設けた原燃料供給用配管36を経て脱硫器20へ供給され(図中、実線矢印で燃料ガスの流れを示す)、脱硫される。
一方、燃焼排ガス流路外から水が矢印で示すように、管部分33を貫通して設けた水供給用配管11を経て蒸気発生器10へ供給されて蒸気発生器10で加熱されて水蒸気となる。
【0051】
脱硫された燃料ガスは蒸気発生器10にて蒸気発生器10で発生した水蒸気と混合されて、固定床燃料改質器30の上部に供給され、適温に昇温、温度保持された触媒層31を通過することにより触媒反応により水素に富むガス(水素リッチガス)に水蒸気改質される。
【0052】
脱硫器20中を流れる原料炭化水素系燃料および蒸気発生器10中を流れる水蒸気は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れるようになっているので熱交換効率が高い。
【0053】
管部分33の径d2は、固定床燃料改質器30の外側の径d1と略一致するように形成されており、そして管部分33が固定床燃料改質器30の上部に連続して装着・連結されているので、組み立て、解体などが容易である上、燃焼排ガスの流れを妨げずスムーズにして、燃焼排ガスの有する熱を有効利用できる。
【0054】
脱硫器20に充填されている脱硫剤は高水蒸気濃度下においては、脱硫性能が低下するだけでなく、脱硫剤自身の劣化を招く。よって、水蒸気改質反応に必要な水蒸気(水)を脱硫器20の脱硫剤に接触させないように、蒸気発生器10は脱硫器20と固定床燃料改質器30との間に設置する必要がある。
【0055】
参考用の燃料改質装置51Gは、脱硫器20とともに蒸気発生器10も燃焼排ガス流路の管部分33内に設置することにより、脱硫器20および蒸気発生器10の加熱用熱源(バーナなど)が不要になる。脱硫器20と蒸気発生器10を一体化して管部分33内に設置することにより、脱硫器20−蒸気発生器10−固定床燃料改質器30間の配管を燃料改質装置51G外でとり回しすることがなくなり、構造が簡単になる上、配管を燃料改質装置51G外でとり回さないので配管からの放熱による熱ロスが生ぜず、熱ロスの低減が可能となる。
【0056】
蒸気発生器10を脱硫器20と固定床燃料改質器30との間に設置することにより、蒸気発生器10の昇温、温度維持を燃焼排ガスの顕熱だけでなく、固定床燃料改質器30からの輻射熱によっても行うことが可能で、熱ロス低減になり、熱効率の向上になる。
【0057】
脱硫器20と固定床燃料改質器30との間に蒸気発生器10がない場合は、固定床燃料改質器30からの輻射熱によって脱硫器20の温度が目的の温度(約200℃〜350℃)以上になる場合があり、この温度が凡そ430℃以上になると炭化水素の熱分解や水添分解反応が促進され、暴走反応を起こす恐れがある。しかし、蒸気発生器10を介在させることにより脱硫器20の温度を均一に制御、維持して、このような暴走反応を防ぐことができる。
【0058】
上記の実施の形態では蒸気発生器10は、図11に示した構造のものを例示したが、蒸気発生器10の構造は特にこれに限定されず、パイプをスパイラル状にした構成のものでもよい。
【0059】
(3−2)図12は、脱硫器および蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けた参考用の燃料改質装置の他の実施の形態を説明する説明図である。
図12において、参考用の燃料改質装置51Hは、脱硫器20および蒸気発生器10が、いずれも燃焼排ガス流路の管部分33の内壁との間に間隙d3を置いて配置され、脱硫器20および蒸気発生器10と管部分33の内壁との間に燃焼排ガスが流れるための空間を有しており、そして脱硫器20および蒸気発生器10に熱交換用燃焼排ガス流通路37が設けられていない以外は、図11に示した参考用の燃料改質装置51Gと同様になっている。
【0060】
間隙d3を設けないと、脱硫器20および蒸気発生器10が管部分20の内壁に接しているため、その部分から放熱が生じ脱硫剤層21内の温度および蒸気発生器10の温度にバラツキが生じるが、参考用の燃料改質装置51Hは間隙d3を経て燃焼排ガスが流れるための空間を有するので、図11に示した参考用の燃料改質装置51Gと同様の作用効果を奏するとともに、脱硫剤層21内の温度および蒸気発生器10内の温度が均一になる。
【0061】
前述の図6に示すように、脱硫器20と管部分33の内壁との間に、複数のスペーサ22を配置し、図示しないが蒸気発生器10についても同様に管部分33の内壁との間に、複数のスペーサ22を配置すれば、前記間隙d3を均一に維持することができるので、脱硫器20内の温度および蒸気発生器10内の温度をより均一にすることができる。
【0062】
また、管部分33は、前述の図4に示すように燃焼排ガス流れ方向に平行に縦に33A部分と33B部分とに分割して、33A部分と33B部分との間に原燃料供給用配管36や水供給用配管11を配置して固定できるようになっており、脱硫器20、蒸気発生器10を管部分33によって挟み込んで装着する構造としているため脱硫器20、蒸気発生器10全体を管部分33の管壁によってよく保持することができる。
【0063】
(3−3)本発明の第1実施形態:図13は、脱硫器および2つの蒸気発生器と燃焼排ガス流路の管部分の内壁との間に間隙を設けた本発明の燃料改質装置の実施の形態を説明する説明図である。
図13に示した本発明の燃料改質装置51Jは、2個設けた蒸気発生器10Aおよび10Bの間に脱硫器20を配置し、脱硫器20で脱硫した炭化水素系燃料を蒸気発生器10Aに投入する配管38を設けた以外は、図12に示した燃料改質装置51Hと概略同様になっている。
【0064】
本発明の燃料改質装置51Jにおいて、水供給用配管11を経て蒸気発生器10Aに投入された水蒸気改質用の水は、蒸気発生器10Aで昇温されまたは気化する。
一方、燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の管部分33を貫通して設けた原燃料供給用配管36を経て脱硫器20へ供給された原料炭化水素系燃料は、適温に昇温、温度保持された脱硫剤層21を通過することにより脱硫され、脱硫された燃料ガスは配管38を経て上方の蒸気発生器10Aに送られ、昇温されまたは気化された水と混合される(蒸気発生器10Aの出口ガス温度は例えば約150℃〜300℃)。
【0065】
そして混合ガスは脱硫器20の脱硫剤層21(温度は例えば約200℃〜350℃)には接触せずに脱硫器20を通って燃焼排ガス流の上流に位置する蒸気発生器10Bに入り、蒸気発生器10Bで昇温され、固定床燃料改質器30に投入される。
【0066】
蒸気発生器を蒸気発生器10Aおよび蒸気発生器10Bに分割し、脱硫器20を蒸気発生器10Aと蒸気発生器10Bの間に配置することにより、燃焼排ガス顕熱を有効に利用することができる。また、蒸気発生器10Bがない場合は、前述のように固定床燃料改質器30からの輻射熱によって脱硫器20の温度が目的の温度以上になる場合があり、この温度が凡そ430℃以上になると炭化水素の熱分解や水添分解反応が促進され、暴走反応を起こす恐れがある。しかし、蒸気発生器10Bを介在させることにより脱硫器20の温度を均一に制御、維持して、このような暴走反応を防ぐことができる。
【0067】
脱硫器20の温度は、脱硫剤にも依存するが、150℃以上、望ましくは250℃以上に維持することにより脱硫性能を長時間維持可能である。そのため、脱硫器20と熱交換した燃焼排ガス(脱硫器10より上方へ流れる燃焼排ガス)の温度は、少なくとも脱硫器20の温度より高く、この顕熱を利用することが本発明の燃料改質装置51Jの効率向上につながる。
よって、脱硫器20の上方に配置した蒸気発生器10Aにより、炭化水素系燃料と水の温度を脱硫器20の温度付近まで上昇させ、その後下方の蒸気発生器10Bにて水蒸気改質に必要な所定の温度まで上昇させる。
【0068】
具体的には、例えば原料炭化水素系燃料を、図示しない改質反応器(CO変成器、CO除去器など)の反応熱、余剰熱などにより別途余熱した後、水素を添加して脱硫器20内に投入することが好ましい。
【0069】
約200〜350℃に維持された脱硫器20内にて、原料炭化水素系燃料ガスが加熱され、脱硫器20の出口(配管38の位置)で脱硫器20とほぼ同等の温度になる。一方、水は蒸気発生器10Aにて加熱され、そして蒸気発生器10Aに配管38を経て送入された脱硫された炭化水素系燃料と混合して、蒸気発生器10Aの出口にて脱硫器20の温度より少し高めの温度になって蒸気発生器10Bに投入される。
蒸気発生器10Bで、さらに昇温され、改質触媒層31に投入される。
【0070】
本発明の燃料改質装置51Jは、上記のように構成することにより、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して脱硫器20、蒸気発生器10A、蒸気発生器10Bおよび固定床燃料改質器30を最適温度に昇温して、温度を最適温度に精度よくコントロールできる。また、熱効率が高く、構造が簡単で、熱応力が集中して寿命低下を起こすなどの装置上の問題がなく、小型化可能である。
【0071】
(4)本発明の第2実施形態:原燃料供給用配管に設けた開口部から脱硫器の脱硫剤層とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給するようにした燃料改質装置について説明する。
(4−1)図14は、原燃料供給用配管36の先端の開口部を障壁60で一部閉塞した後、原燃料供給用配管36の先端部上方に開口部61を設け、原料炭化水素系燃料を開口部61を経て脱硫器20の脱硫剤層21とは逆斜め上方向へ供給するようにした本発明の燃料改質装置51Kを説明する説明図である。
【0072】
図15の(イ)は原燃料供給用配管36の先端部の平面説明図であり、(ロ)は原燃料供給用配管36の先端部の断面説明図であり、(ハ)は原燃料供給用配管36の先端部の前面説明図である。
【0073】
図中の数字は後述するテストに使用した配管径3/8インチの原燃料供給用配管36の開口部61の一例を示すものである。
【0074】
原燃料供給用配管36中を流れる原料炭化水素系燃料は開口部61を経て矢印で示すように脱硫剤層21とは逆斜め上方向に噴き出すとともに、一部は障壁60に当たって上方に噴き出して脱硫器20へ供給される。
【0075】
このようにして原料炭化水素系燃料を脱硫器20へ供給すると、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層21に直接当たることがなくなり、しかも脱硫剤層21に対して均一に供給できるので、脱硫剤層21の温度分布が均一になり、脱硫剤の寿命が長くなり、脱硫器20の寿命性能を向上できる。
【0076】
従来は、例えば原燃料供給用配管36の先端部を上方に曲げて、原料炭化水素系燃料を上方に噴き出すようにすることも行われていたが、この方法は脱硫器20の上部に余計なスペースが必要となるために脱硫器20の容積が大きくなり、小型化できない問題があった。
【0077】
次に、図15(イ)〜(ハ)に示した原燃料供給用配管36を用いた場合(A)と、図15中に記載の5mmを8mmに変更した以外は図15に示したものと同じ原燃料供給用配管36を用いた場合(B)と、障壁60や新たな開口部61を設けることなく配管径1/2インチのパイプをそのまま原燃料供給用配管36として用いた場合(C)とで、脱硫剤層21の温度分布がどのように変化するかをテストした結果を述べる。
【0078】
脱硫器20(外径約130mm)の脱硫剤層21の温度を約270℃にした後、原燃料供給用配管36から窒素ガスを噴き出し、45分後に脱硫器20の図16に示した箇所(A〜E)の脱硫剤層21の上から1cm中に入った所の温度を測定した結果を、縦軸に脱硫剤層21の温度(℃)、横軸に時間(分)をとり、図17〜図19に示す。
【0079】
図17は、本発明に係わる図15(イ)〜(ハ)に示した原燃料供給用配管36を用いた場合(A)であり、窒素を供給する前はT=(最大温度−最低温度)=6.5℃であったが、窒素を供給して45分後はT=(最大温度−最低温度)=9.0℃となった。
【0080】
図18は、図15中に記載の5mmを8mmに変更した以外は図15に示したものと同じ本発明に係わる原燃料供給用配管36を用いた場合(B)であり、窒素を供給する前はT=(最大温度−最低温度)=10.8℃であったが、窒素を供給して45分後はT=(最大温度−最低温度)=30.8℃となった。
【0081】
図19は、障壁60や新たな開口部61を設けることなく配管径1/2インチのパイプをそのまま原燃料供給用配管36として用いた場合(C)であり、窒素を供給する前はT=(最大温度−最低温度)=15.4℃であったが、窒素を供給して45分後はT=(最大温度−最低温度)=68.4℃となった。
【0082】
図17〜図18から、原燃料供給用配管36の開口部61から脱硫器20の脱硫剤層21とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給するようにすると、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層21に直接当たることがなくなり、しかも脱硫剤層21に対して均一に供給できるので、脱硫剤層21の温度分布が均一になることが判る。また、図17〜図18から、開口部61の大きさなどは脱硫器20の大きさ、原料炭化水素系燃料の供給速度などの脱硫条件により最適なものを適宜選定しなければならないことが判る。
【0083】
一方、図19から、配管径1/2インチのパイプをそのまま原燃料供給用配管36として用いた場合(C)は、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層21に直接当たり、しかも脱硫剤層21に対して均一に供給できないので、脱硫剤層21の温度分布が不均一になることが判る。
【0084】
上記の実施形態では、開口部61を1個設けた場合を示したが、開口部61は2個以上設けても差し支えない。
また、原料炭化水素系燃料の流れを阻害したり、抵抗とならない範囲において開口部61が脱硫器20の中心部近傍までくるように原燃料供給用配管36の先端部が挿入されていてもよい。
【0085】
図20(イ)および(ロ)は原燃料供給用配管36の開口部61の他の例を示す説明図である。(イ)に示したは原燃料供給用配管36の開口部61は、原燃料供給用配管36の先端部を曲げ、開口部61から脱硫器20の脱硫剤層21とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給できるような形状にしたものであり、(ロ)に示したは原燃料供給用配管36の開口部61は、原燃料供給用配管36の先端部に障壁60を設け、先端部上方に開口部61から脱硫器20の脱硫剤層21とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給できるような形状にしたものである。
【0086】
また、開口部61の寸法、形状などは、脱硫器20の大きさ、原料炭化水素系燃料の供給速度などの脱硫条件により異なるので、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層21に直接当たることがなく、しかも脱硫剤層21に対して均一に供給できて、脱硫剤層21の温度分布が均一になるように適宜決めることが必要である。
【0087】
上記実施の形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0088】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の燃料改質装置は、原料炭化水素系燃料中に含まれる硫黄分を脱硫する脱硫器と、水を気化させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、脱硫した炭化水素系燃料に水蒸気を添加して水素リッチなガスに改質する固定床燃料改質器と、を備えた燃料改質装置であって、
前記固定床燃料改質器の燃焼排ガス流路の管部分内に前記蒸気発生器を複数個配置し、前記複数個設けた蒸気発生器の間に前記脱硫器を配置したことを特徴とするものであり、燃焼排ガスのもつ熱を有効に使用して脱硫器、複数個の蒸気発生器および固定床燃料改質器を最適温度に容易に昇温して温度を最適温度に精度よくコントロールでき、また、熱効率が高く、構造が簡単で、熱応力が集中して寿命低下を起こすなどの装置的な問題がなく、小型化可能となるという顕著な効果を奏する。
燃焼排ガスの顕熱により蒸気発生器の昇温および温度保持を行うようにすると蒸気発生器に供給される熱量が増えるために、脈動が生じることがなく、安定した改質反応を行うことができるとともに、一層の小型化を図れるという顕著な効果を奏する。
【0089】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1記載の燃料改質装置において、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から前記脱硫器へ供給する原燃料供給用配管に設けた開口部から前記脱硫器の脱硫剤層とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給することを特徴とするものであり、原燃料供給用配管に設けた開口部から上記脱硫器の脱硫剤層とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給するようにしたので、原料炭化水素系燃料が脱硫剤層に直接当たることがなくなり、しかも脱硫剤層に対して均一に供給できるので、脱硫剤層の温度分布が均一になり、脱硫剤の寿命が長くなり、脱硫器の寿命性能を向上できるというさらなる顕著な効果を奏する。
【0090】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1あるいは請求項2記載の燃料改質装置において、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の前記管部分の末端開口部を経て前記脱硫器へ供給することを特徴とするものであり、原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の前記管部分の末端開口部を経て前記脱硫器へ供給するので、燃焼排ガスの顕熱を利用して原料炭化水素系燃料の予熱を行うことができるというさらなる顕著な効果を奏する。
【0091】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路を設けたことを特徴とするものであり、この熱交換用燃焼排ガス流通路を経て燃焼排ガスを流すことにより、脱硫器の昇温速度が早くなり、かつ脱硫剤層内の温度が均一になり、脱硫器の温度保持をより容易に精度よく行うことができるというさらなる顕著な効果を奏する。
【0092】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項4記載の燃料改質装置において、前記熱交換用燃焼排ガス流通路は、その内径が8mm以上であることを特徴とするものであり、水滴が成膜して熱交換用燃焼排ガス流通路を詰まらせることがなく、脱硫器の温度を適 温に保持して脱硫反応を好適に行うことができるというさらなる顕著な効果を奏する。
【0093】
本発明の請求項記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器中を流れる原料炭化水素系燃料は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れることを特徴とするものであり、燃焼排ガスの顕熱を有効に利用でき、熱効率を向上できるというさらなる顕著な効果を奏する。
【0094】
本発明の請求項7記載の燃料改質装置は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料改質装置において、前記脱硫器、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器が、燃焼排ガス流路の前記管部分の内壁との間に間隙を置いて配置され、燃焼排ガスが流れるための空間を有することを特徴とするものであり、脱硫剤層内の温度や蒸気発生器内の温度が均一になり、管部分内に配置した脱硫器や蒸気発生器の昇温および温度保持をより容易に精度よく行うことができるというさらなる顕著な効果を奏する
【0095】
本発明の請求項8記載の燃料改質装置は、請求項7記載の燃料改質装置において、前記脱硫器と前記管部分の内壁との間に、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器と前記管部分の内壁との間に、前記間隙を均一に維持するためのスペーサを前者の場合は少なくとも3個配置し、後者の場合はそれぞれに少なくとも3個配置したことを特徴とするものであり、間隙を均一に維持して脱硫器あるいは脱硫器と蒸気発生器の昇温および温度保持をより容易に精度よく行うことができるというさらなる顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考用の燃料改質装置の一実施の形態の断面説明図である。
【図2】 図1に示した参考用の燃料改質装置の脱硫器に設けた熱交換用燃焼排ガス流通路を説明する説明図である。
【図3】 参考用の他の燃料改質装置の断面説明図である。
【図4】 図3に示した参考用の他の燃料改質装置の管部分を説明する説明図である。
【図5】 参考用の他の燃料改質装置の断面説明図である。
【図6】 図5に示した参考用の他の燃料改質装置の脱硫器のスペーサを説明する説明図である。
【図7】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図8】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図9】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図10】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図11】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図12】 参考用の他の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図13】 本発明の燃料改質装置を説明する断面説明図である。
【図14】 原燃料供給用配管の先端の開口部を障壁で一部閉塞した後、原燃料供給用配管の先端部上方に新たな開口部を設け、原料炭化水素系燃料を新たな開口部を経て脱硫器へ供給する本発明の燃料改質装置を説明する説明図である。
【図15】 (イ)は原燃料供給用配管の先端部の平面説明図であり、(ロ)は原燃料供給用配管の先端部の断面説明図であり、(ハ)は原燃料供給用配管の先端部の前面説明図である。
【図16】 脱硫器の脱硫剤層の脱硫剤温度測定箇所を示す説明図である。
【図17】 脱硫剤層温度と時間との関係を示すグラフである。
【図18】 脱硫剤層温度と時間との関係を示す他のグラフである。
【図19】 脱硫剤層温度と時間との関係を示す他のグラフである。
【図20】 (イ)および(ロ)は原燃料供給用配管の開口部の他の例を示す説明図である。
【図21】 従来の燃料改質装置の断面説明図である。
【符号の説明】
d2 管部分の径
d1 固定床燃料改質器の外側の径
d3 間隙
d4 熱交換用燃焼排ガス流通路の内径
L 隣接する熱交換用燃焼排ガス流通路間の間隙
10 蒸気発生器
11 水供給用配管
20 脱硫器
21 脱硫剤層
22 スペーサ
30 固定床燃料改質器
31 触媒層
33 管部分
34 末端開口部
35 水蒸気供給用配管
36 原燃料供給用配管
37 熱交換用燃焼排ガス流通路
38 配管
50 バーナ
51X、51、51A〜51H、51J、51K 燃料改質装置
60 障壁
61 新たな開口部

Claims (8)

  1. 原料炭化水素系燃料中に含まれる硫黄分を脱硫する脱硫器と、水を気化させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、脱硫した炭化水素系燃料に水蒸気を添加して水素リッチなガスに改質する固定床燃料改質器と、を備えた燃料改質装置であって、
    前記固定床燃料改質器の燃焼排ガス流路の管部分内に前記蒸気発生器を複数個配置し、前記複数個設けた蒸気発生器の間に前記脱硫器を配置したことを特徴とする燃料改質装置。
  2. 原料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から前記脱硫器へ供給する原燃料供給用配管に設けた開口部から前記脱硫器の脱硫剤層とは逆斜め上方向に原料炭化水素系燃料を供給することを特徴とする請求項1記載の燃料改質装置。
  3. 料炭化水素系燃料を燃焼排ガス流路外から、燃焼排ガス流路の前記管部分の末端開口部を経て前記脱硫器へ供給することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の燃料改質装置。
  4. 記脱硫器に燃焼排ガス流れ方向に平行に貫通する複数本の熱交換用燃焼排ガス流通路を設けたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の燃料改質装置。
  5. 前記熱交換用燃焼排ガス流通路は、その内径が8mm以上であることを特徴とする請求項4記載の燃料改質装置。
  6. 記脱硫器中を流れる原料炭化水素系燃料は燃焼排ガス流れ方向に対向して流れることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の燃料改質装置。
  7. 前記脱硫器、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器が、燃焼排ガス流路の前記管部分の内壁との間に間隙を置いて配置され、燃焼排ガスが流れるための空間を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料改質装置。
  8. 前記脱硫器と前記管部分の内壁との間に、あるいは前記脱硫器と前記蒸気発生器と前記管部分の内壁との間に、前記間隙を均一に維持するためのスペーサを前者の場合は少なくとも3個配置し、後者の場合はそれぞれに少なくとも3個配置したことを特徴とする請求項記載の燃料改質装置。
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