JP4115009B2 - 大型ガスメーター - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,異常発生時に閉じた遮断弁を開けるための,復帰用装置を有する大型ガスメーターに関する。
【0002】
【従来技術】
大型ガスメーターは,ガス事故を防止するために感震器,流量センサ,圧力センサ等をメーター本体内に内蔵しており,ガスの使用状況に異常が発生した場合には,各センサの出力信号を受取り自動で遮断弁を閉弁してガス供給を止める。一方,ガス供給を再開するには,遮断弁を手動で押圧して,上記遮断弁を開弁させてガス供給を始める。
【0003】
従来の大型ガスメーター9は,図17〜図20に示すごとく,異常発生時に閉弁作動してガス流路12を一時的に遮断する遮断弁13と,この遮断弁13を押圧して開弁状態に復帰させる復帰用装置91とを有する。
上記復帰用装置91は,上記遮断弁13に対向配設した復帰軸92と,この復帰軸92を保持する筒状の付勢バネ押え93と,メーター本体10に固定され上記付勢バネ押え93を軸芯方向に摺動可能に保持する筒状のハウジング94と,上記付勢バネ押え93を介して上記復帰軸92をその復帰用操作端921の方向に付勢する付勢バネ95とを有している。
【0004】
上記復帰軸92は,図20に示すごとく,上記復帰用操作端921に係止部927を有している。一方,上記付勢バネ押え93は,上記復帰軸92の係止部927に係合される被係止部937を有している。両者の係合は,上記付勢バネ95の付勢力によって維持されている。
なお,図20中の係止溝220,E型止め輪23,Oリング押え51,Oリング52,保護キャップ41,脱落防止リング42,及び図17中の取付ナット101,ガイドリング128については,実施形態例1を参照されたい。
【0005】
次に,上記遮断弁13と上記復帰用装置91の動作を説明する。
まず,上記遮断弁13は,図17に示すごとく,通常時には開弁状態である。具体的には,上記遮断部13の弁ゴム131は,弁バネ132の付勢力に抗して,上記ガス流路12の開口部120より内部121に押し込められている。
【0006】
そして,上記遮断弁13は,図18に示すごとく,異常発生時には閉弁状態となる。具体的には,上記遮断弁13の弁ゴム131は,上記弁バネ132によりストロークSだけ押し戻されて,上記ガス流路12の開口部120に当接する。この際,上記弁ゴム131を支持する弁軸133は上記中間軸136を押圧し,上記中間軸136の押圧端部135は上記復帰軸92の方向に移動する。
【0007】
一方,上記復帰用装置91は,図17,図18に示すごとく,通常時,異常発生時ともに,上記ストロークS程度,上記復帰軸92と上記付勢バネ押え93とも上記ハウジング94から上記メーター本体10の外部に突出させている。
そして,図19に示すごとく,操作時には,指8で直接に上記復帰軸92の復帰用操作端921を上記遮断弁13の方向へ押し込むことによって,上記復帰軸92により上記中間軸136を介して上記弁軸133を押圧する。
【0008】
これにより,図17に示すごとく,上記弁バネ132の付勢力に抗して上記ガス流路12の内部121に上記弁ゴム131を押し込めて,上記遮断弁13を開弁状態に復帰させる。
一方,上記復帰用装置91の復帰軸92は,指8を離すと,上記付勢バネ95の付勢力によって,上記ハウジング94より上記メーター本体10の外部に上記ストロークS程度突出した状態まで押し戻される。
【0009】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の大型ガスメーターにおいては,次の問題がある。
即ち,上記復帰用装置91は,操作時には,指8で直接に上記復帰軸92を押し込まなくてはならない。そのため,通常時には,押し込み量として上記ストロークSだけ,上記復帰軸92を上記ハウジング94から上記メーター本体10の外部に突出させていなくてはならない。また,大型ガスメーターにおいては,遮断弁が大型化するので,上記ストロークSが大きくなる場合がある。
それ故,上記復帰用装置91を有する大型ガスメーター9は,通常時における上記メーター本体10の外部への上記復帰軸92の突出量を少なくすることが非常に困難である。
【0010】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,通常時におけるメーター本体の外部への復帰軸の突出量を少なくすることができ,かつ確実に遮断弁を開弁状態に復帰させることができる大型ガスメーターを提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】
請求項1に記載の発明は,異常発生時に閉弁作動してガス流路を一時的に遮断する遮断弁と,該遮断弁を押圧して開弁状態に復帰させる復帰用装置とを有する大型ガスメーターにおいて,
上記復帰用装置は,上記遮断弁に対向配設した復帰軸と,該復帰軸を軸芯方向に摺動可能に保持する筒状の復帰軸押えと,メーター本体に固定され上記復帰軸押えを軸芯方向に摺動可能に保持する筒状のハウジングと,上記復帰軸をその復帰用操作端の方向に付勢する付勢バネとを有しており,
上記復帰軸押えは押圧部を有しており,一方,上記復帰軸は上記復帰軸押えの押圧部に係合される受圧部を有しており,
かつ,上記復帰軸押えは,上記押圧部が上記受圧部と係合した場合には,上記復帰軸を上記遮断弁の方向へ押し込むよう構成してあり,一方,上記押圧部が上記受圧部と係合しない場合には,上記復帰軸を押し込むことなく,上記復帰軸と上記ハウジングとの間にスライド収納されるよう構成してあることを特徴とする大型ガスメーターにある。
【0012】
本発明において最も注目すべきことは,上記復帰軸押えの押圧部と上記復帰軸の受圧部との係合状態により,上記復帰軸押えが上記復帰軸を上記遮断弁の方向へ押し込むか,もしくは上記復帰軸を押し込むことなくスライド収納されるよう構成してあることである。
【0013】
次に,本発明の作用につき説明する。
本発明においては,上記復帰用装置は,上記遮断弁を開弁状態に復帰させるための操作時には,上記復帰軸押えの押圧部を上記復帰軸の受圧部に係合させることにより,上記復帰軸押えを介して上記復帰軸を上記遮断弁の方向へ確実に押し込むことができる。そして,該復帰軸が,上記遮断弁を確実に開弁状態に復帰させる。
【0014】
一方,通常時には,上記復帰軸押えの押圧部と上記復帰軸の受圧部との係合を解くことにより,上記復帰軸を押し込むことなく,上記復帰軸押えを上記復帰軸と上記ハウジングとの間にスライド収納することができる。そのため,通常時に上記復帰軸押えが上記ハウジングから上記メーター本体の外部に突出する量を,スライド収納する分だけ小さくすることができる。
【0015】
また,上記復帰軸押えにより,上記遮断弁のストロークに相当する押し込み量を確保できるので,上記復帰軸の長さを従来例よりも大幅に短くすることができる。そのため,通常時に上記復帰軸が上記ハウジングから突出する量を,上記押し込み量よりも小さくすることができる。
それ故,通常時におけるメーター本体の外部への上記復帰軸及び上記復帰軸押えの突出量を大幅に少なくすることができる。
【0016】
次に,請求項2に記載の発明のように,上記復帰軸は上記遮断弁の開閉状態を判別するための開閉表示部を有し,また,上記復帰軸押えは異常発生時に上記開閉表示部を表示させる確認窓を有し,
一方,上記復帰軸は,上記復帰軸の開閉表示部が上記復帰軸押えの確認窓より上記押圧部側に位置するよう,上記付勢バネの付勢力に抗して上記復帰軸を係合固定するための位置決め具を有し,
かつ,該位置決め具が上記遮断弁により上記復帰軸の方向へ押圧された場合には,上記復帰軸の係合固定を解除し,これにより,上記復帰軸の開閉表示部が上記付勢バネにより上記復帰軸押えの確認窓に位置するよう構成されていることが好ましい。
【0017】
この場合には,上記復帰軸が上記遮断弁の方向へ押し込まれた場合,即ち,上記遮断弁を開弁状態にした時には,上記位置決め具が上記復帰軸を係合固定するので,上記復帰軸の開閉表示部が上記復帰軸押えの確認窓よりも上記押圧部側に位置する。そのため,通常時には,上記確認窓から上記開閉表示部を確認することはできない。
【0018】
一方,上記位置決め具が上記遮断弁により上記復帰軸の方向へ押圧された場合,即ち,上記遮断弁が閉弁状態となった時には,上記位置決め具が上記復帰軸の係合固定を解除しており,上記付勢バネの付勢力により,上記復帰軸の開閉表示部が上記復帰軸押えの確認窓に位置する。そのため,異常発生時には,上記確認窓から上記開閉表示部を確認することができる。
【0019】
それ故,上記確認窓から上記開閉表示部の位置を確認することにより,上記遮断弁の開閉状態を判別することができる。
即ち,上記確認窓から上記開閉表示部を確認することができない場合には,上記遮断弁は開弁状態と判別でき,上記確認窓から上記開閉表示部を確認することができる場合には,上記遮断弁は閉弁状態と判別できる。
なお,上記開閉表示部には,例えば通常時には緑色,異常発生時には赤色のごとく,色別表示する手段を設けることができる(実公平6−3248号)。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかる大型ガスメーターについて,図1〜図10を用いて説明する。
本例の大型ガスメーター1は,図1〜図10に示すごとく,異常発生時に閉弁作動してガス流路12を一時的に遮断する遮断弁13と,この遮断弁13を押圧して開弁状態に復帰させる復帰用装置11とを有する。
上記復帰用装置11は,上記遮断弁13に対向配設した復帰軸2と,この復帰軸2を軸芯方向に摺動可能に保持する筒状の復帰軸押え3と,メーター本体10に固定され上記復帰軸押え3を軸芯方向に摺動可能に保持する筒状のハウジング4と,上記復帰軸2をその復帰用操作端としての頭部21の方向に付勢する付勢バネ5とを有している。
【0021】
上記復帰軸押え3は押圧部37を有しており,一方,上記復帰軸2は上記復帰軸押え3の押圧部37に係合される受圧部27を有している。
かつ,上記復帰軸押え3は,上記押圧部37が上記受圧部27と係合した場合には,上記復帰軸2を上記遮断弁13の方向へ押し込むよう構成してあり,一方,上記押圧部37が上記受圧部27と係合しない場合には,上記復帰軸2を押し込むことなく,上記復帰軸2と上記ハウジング4との間にスライド収納されるよう構成してある。
【0022】
以下,順を追って説明する。
上記遮断弁13は,図1〜図3に示すごとく,上記メーター本体10により形成されたガス流路12の側壁に配設されている。
また,上記遮断弁13は,弁ゴム131と,この弁ゴム131を上記ガス流路12の内部121から開口部120の方向に付勢する弁バネ132と,上記弁ゴム131に略垂直に固定された弁軸133と,この弁軸133をその軸芯方向に沿って進退させるソレノイド部134とよりなる。なお,上記弁軸133は,ガイドリング128により進退動作可能に保持された中間軸136に係合している。
【0023】
一方,上記復帰用装置11は,上記遮断弁13の弁軸133の軸芯方向に沿って配設されており,取付ナット101により,上記メーター本体10の取付穴100に装着されている。
なお,上記メーター本体10内には,感震器,流量センサ,圧力センサ(図示略)等が収容されている。
【0024】
次に,上記復帰用装置11について,図4〜図7を用いて,詳細に説明する。上記復帰軸2は,図4に示すごとく,軸本体22の一端に上記頭部21を固定してあり,この頭部21の外周面から半径方向に突出した上記受圧部27を2ヶ所設けてある。これらは,互いに軸芯を挟んで反対側に配設されている。
一方,上記復帰軸2は,図7に示すごとく,軸本体22の他端に作動端29を有し,その外周に設けた係止溝220には,E型止め輪23が係合される。
【0025】
上記復帰軸押え3は,図5に示すごとく,貫通穴30を有する円筒体であり,一端の開口段部300には,キャップ31が嵌合されている。
また,上記復帰軸押え3は,図5(a)に示すごとく,軸芯方向に沿って形成したスライド溝32を,その一端側に2ヶ所設けてある。これらは,互いに軸芯を挟んで反対側に配設されている。一方,図5(b)に示すごとく,上記復帰軸押え3の他端側には,軸芯方向に沿って形成したガイド溝34を2ヶ所設けてある。これらも,互いに軸芯を挟んで反対側に配設されている。
なお,図5(a)は,図6におけるD−D断面図であり,図5(b)は,図6におけるE−E断面図である。
【0026】
そして,上記復帰軸押え3の連通部33において,上記スライド溝32と上記ガイド溝34とが連通されている。
即ち,図6(a),図6(c)に示すごとく,上記スライド溝32と上記ガイド溝34とは,隣接した状態で角度αずらして配設してある。
また,上記復帰軸押え3は,図6(b)に示すごとく,上記連通部33における上記ガイド溝34の内周壁面に回動係止部35を設けてあり,上記連通部33における上記ガイド溝34の端部壁面に押圧部37を設けてある。
【0027】
上記ハウジング4は,図7に示すごとく,中空部40を有する円筒体であり,その一端に保護キャップ41を螺着するための螺着部43を設けてある。一方,上記ハウジング4の他端には,上記メーター本体10の取付穴100に螺着するための螺着部45と,段部46を設けてある。また,上記螺着部43,45間には,上記メーター本体10に外部から当接する鍔部44を配設してある。
【0028】
また,上記保護キャップ41は,可撓性を有する脱落防止リング42により,上記ハウジング4からの脱落を防止されている。即ち,上記脱落防止リング42は,遊嵌穴421に上記保護キャップ41を回動可能に嵌めると共に,遊嵌穴422に上記ハウジング4の螺着部43を嵌めている。
なお,図1〜図3には,上記保護キャップ41,脱落防止リング42は図示していない。
【0029】
上記付勢バネ5は,図7に示すごとく,圧縮バネである。
そして,上記付勢バネ5を介して,上記復帰軸2が上記ハウジング4の中空部40に挿入されている。
即ち,上記復帰軸2は,その軸本体22の作動端29を復帰軸押え3の貫通穴30の一端から挿入した状態で,復帰軸押え3の貫通穴30内に配置されている。そして,軸本体22の外周において,その頭部21の方から順に上記付勢バネ5,Oリング押え51,Oリング52を配設した状態で,上記ハウジング4の段部46側の開口部から上記遮断弁13の方向へ上記係止溝220を突出させている。
また,この係止溝220には,上記復帰軸2の抜け防止用の上記E型止め輪23が係合されている。
【0030】
また,上記復帰軸押え3の一端に設けた開口段部300には,キャップ31が嵌合されている。
【0031】
そして,上記付勢バネ5は,上記復帰軸2の頭部21に一端を当接され,上記ハウジング4の段部46の内側に遊嵌された上記Oリング押え51に他端を当接されて,上記復帰軸2を上記頭部21の方向に付勢している。
【0032】
また,上記復帰軸押え3は,その貫通穴30に上記復帰軸2の頭部21,軸本体22,及び上記付勢バネ5が挿入された状態で,上記ハウジング4の中空部40に挿入されている。また,上記復帰軸2の受圧部27は,上記復帰軸押え3の連通部33又はスライド溝32に配置される(図5参照)。
【0033】
次に,上記遮断弁13と上記復帰用装置11の動作を説明する。
まず,上記遮断弁13は,図1に示すごとく,通常時には開弁状態である。具体的には,上記遮断部13の弁ゴム131は,弁バネ132の付勢力に抗して,上記ガス流路12の開口部120より内部121に押し込められている。
【0034】
そして,上記遮断弁13は,図2に示すごとく,異常発生時には閉弁状態となる。具体的には,上記遮断弁13の弁ゴム131は,上記弁バネ132によりストロークSだけ押し戻されて,上記ガス流路12の開口部120に当接する。この際,上記弁ゴム131を支持する弁軸133は中間軸136を押圧し,上記中間軸136の押圧端部135は上記復帰用装置の復帰軸2の作動端29を押圧する。
【0035】
一方,上記復帰用装置11は,図1,図8に示すごとく,通常時には,上記復帰軸2と上記ハウジング4との間に,上記復帰軸押え3をスライド収納させている。なお,このスライド収納された状態において,上記復帰軸押え3のキャップ31は,上記ハウジング4から上記メーター本体10の外部(操作側)に突出している。
【0036】
そして,図2,図9に示すごとく,上記遮断弁13を開弁状態に復帰させるための操作開始時には,指8で上記キャップ31の近傍をつまみ,上記復帰軸2と上記ハウジング4との間から上記復帰軸押え3を引き出す。そして,上記復帰軸2の受圧部27を上記復帰軸押え3のスライド溝32に沿ってスライドし,上記連通部33に位置させる。
【0037】
次いで,図3,図10に示すごとく,上記連通部33の回動係止部35(図6)が上記受圧部27に当接するまで,上記復帰軸押え3を反時計方向に回動させて,上記復帰軸押え3の押圧部37を上記受圧部27に係合させる。
次いで,指8で上記復帰軸押え3のキャップ31を上記遮断弁13の方向へ押し込み,この復帰軸押え3を介して上記復帰軸2を押し込むことによって,上記復帰軸2の作動端29により上記中間軸136の押圧端部135を押圧し,上記中間軸136を介して上記弁軸133を押圧する。
【0038】
これにより,図1に示すごとく,上記弁バネ132の付勢力に抗して上記ガス流路12の内部121に上記弁ゴム131を押し込めて,上記遮断弁13を開弁状態に復帰させる。
一方,上記復帰用装置11の復帰軸押え3は,指8を離すと,上記付勢バネ5の付勢力によって,上記ハウジング4より上記メーター本体10の外部に上記ストロークS程度突出した状態まで押し戻される。
【0039】
その後,上記と逆に,上記復帰軸押え3を時計方向に回動させて,上記復帰軸押え3の押圧部37と上記復帰軸2の受圧部27との係合を解く。次いで,上記受圧部27を上記復帰軸押え3のスライド溝32に沿ってスライドさせることより,上記復帰軸2を押し込むことなく,上記復帰軸押え3の大部分を上記復帰軸2と上記ハウジング4との間にスライド収納する。
【0040】
また,図1,図8に示すごとく,スライド収納された上記復帰軸押え3が上記ハウジング4よりも上記メーター本体10の外部に突出する量は,操作開始時につまむための引き出し部分Pだけである。この引き出し部分Pは,上記ストロークSよりも小さい。また,上記復帰軸2は,この上記復帰軸押え3より上記メーター本体10には突出していない。
【0041】
次に,本例の作用につき説明する。
本例においては,上記復帰用装置11は,上記遮断弁13を開弁状態に復帰させるための操作時には,図10に示すごとく,上記復帰軸押え3の押圧部37を上記復帰軸2の受圧部27に係合させる。
これにより,図3に示すごとく,上記復帰軸押え3を介して上記復帰軸2を上記遮断弁13の方向へ確実に押し込むことができる。そして,この復帰軸2が,上記遮断弁13を確実に開弁状態に復帰させる。
【0042】
一方,通常時には,上記復帰軸押え3の押圧部37と上記復帰軸2の受圧部27との係合を解くことにより,上記復帰軸2を押し込むことなく,上記復帰軸押え3を上記復帰軸2と上記ハウジング4との間にスライド収納することができる。そのため,図1,図8に示すごとく,通常時に上記復帰軸押え3が上記ハウジング4から上記メーター本体10の外部に突出する量を,スライド収納する分だけ小さくすることができる。
【0043】
また,上記復帰軸押え3により,上記遮断弁13のストロークSに相当する押し込み量を確保できるので,図7に示すごとく,上記復帰軸2の長さを従来例よりも大幅に短くすることができる。そのため,図1,図8に示すごとく,通常時に上記復帰軸2が上記ハウジング4から突出する量を,上記ストロークS(押し込み量)よりも小さくすることができる。
それ故,上記復帰用装置11を有する大型ガスメーター1は,通常時におけるメーター本体10の外部への上記復帰軸2及び上記復帰軸押え3の突出量を大幅に少なくすることができる。
【0044】
これにより,上記復帰軸2及び上記復帰軸押え3を引っ掛けることなく,大型ガスメーター1をスムーズに搬送することができる。また,通行を妨げることなく,例えば狭い通路等に大型ガスメーター1を設置することができる。
【0045】
実施形態例2
本例は,図11〜図16に示すごとく,上記遮断弁13の開閉状態により,上記復帰用装置11の復帰軸2の位置が変化するよう構成したものである。
具体的には,上記復帰軸2は,図13に示すごとく,上記遮断弁13の開閉状態を判別するための開閉表示部25を有している。この開閉表示部25は赤色に着色されており,上記頭部21に固定されている。
また,上記復帰軸押え3は,図14に示すごとく,異常発生時に上記開閉表示部25を表示させる確認窓311を有する。この確認窓311は透明であり,上記キャップ31の代わりに上記開口段部300に嵌合されている。
一方,上記復帰軸2は,図15に示すごとく,上記復帰軸2の開閉表示部25が上記復帰軸押え3の確認窓311よりも上記押圧部37側に位置するよう,上記付勢バネ5の付勢力に抗して上記復帰軸2を係合固定(位置決め)するための位置決め具6を有する。この位置決め具6は,上記軸本体22の作動端29に固定されている。
【0046】
そして,図12に示すごとく,上記位置決め具6が上記遮断弁13により上記復帰軸2の方向へ押圧された場合には,上記復帰軸2の係合固定を解除し,これにより,上記復帰軸2の開閉表示部25が上記付勢バネ5により上記復帰軸押え3の確認窓311に位置するよう構成されている。
【0047】
具体的には,上記位置決め具6は,図15に示すごとく,ブロック61とアーム62とからなる。
上記ブロック61は,その筒状凹部610に上記軸本体22を嵌入してあり,両者を貫通する固定ピン63により,上記軸本体22の作動端29に固定されている。
【0048】
また,上記アーム62は,アームピン64により,上記ブロック61に回動可能に固定されている。そして,上記アーム62に装着されたアームバネ65により,上記アーム62の一端621が上記ブロック61の底面に当接されている。一方,上記アーム62の他端622は上記ブロック61に設けた凹部611よりも上記遮断弁13側に位置している。
【0049】
なお,図15中の符号28は,上記復帰軸2の頭部21を上記軸本体22に固定するための固定ピンである。
また,上記復帰軸押え3,上記付勢バネ5,上記ハウジング4等は,実施形態例1と同様なので,図15中には示していない。
その他は,実施形態例1と同様の構造である。
【0050】
本例においては,上記復帰軸2が上記遮断弁13の方向へ押し込まれた場合,即ち,上記遮断弁13を開弁状態にした時には,図11に示すごとく,上記アーム62の一端621は上記ブロック61の底面に当接されている。その後,上記ブロック61が上記付勢バネ5により上記復帰軸2と共に上記メーター本体10の外部に向かって移動すると,上記アーム62の一端621は上記ハウジング4の段部46の外側に当接する。これにより,通常時には,上記位置決め具6は,上記付勢バネ5の付勢力に抗して上記復帰軸2を係合固定する。
【0051】
そして,上記のごとく,上記位置決め具6が上記復帰軸2を係合固定するので,図16(a)に示すごとく,上記復帰軸2の開閉表示部25が上記復帰軸押え3の確認窓311よりも上記押圧部37側に位置する。そのため,通常時には,上記確認窓311から赤色の上記開閉表示部25を確認することはできない。
【0052】
一方,上記位置決め具6が上記遮断弁13により上記復帰軸2の方向へ押圧された場合,即ち,上記遮断弁13が閉弁状態となった時には,図12に示すごとく,上記アーム62の他端622は上記ブロック61の凹部611に押し込められ,上記アーム62の一端621が上記ハウジング4の段部46から離れる。これにより,異常発生時には,上記位置決め具6が上記復帰軸2の係合固定を解除する。
【0053】
そして,上記位置決め具6が上記復帰軸2の係合固定を解除するので,上記付勢バネ5の付勢力により,図16(b)に示すごとく,上記復帰軸2の開閉表示部25が上記復帰軸押え3の確認窓311に位置する。そのため,異常発生時には,上記確認窓311から赤色の上記開閉表示部25を確認することができる。
【0054】
それ故,上記確認窓311から上記開閉表示部25の位置を確認することにより,上記遮断弁13の開閉状態を判別することができる。
即ち,上記確認窓311から上記開閉表示部25を確認することができない場合には,上記遮断弁13は開弁状態と判別でき,上記確認窓311から上記開閉表示部25を確認することができる場合には,上記遮断弁13は閉弁状態と判別できる。
その他,実施形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】
上述のごとく,本発明によれば,通常時におけるメーター本体の外部への復帰軸の突出量を少なくすることができ,かつ確実に遮断弁を開弁状態に復帰させることができる大型ガスメーターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,大型ガスメーターの通常時の断面説明図。
【図2】実施形態例1における,大型ガスメーターの異常発生時及び復帰操作開始時の断面説明図。
【図3】実施形態例1における,大型ガスメーターの復帰操作時の断面説明図。
【図4】実施形態例1における,復帰軸の(a)側面図,(b)正面図。
【図5】実施形態例1における,復帰軸押えの(a)スライド溝の断面説明図,(b)ガイド溝の断面説明図。
【図6】図5における,(a)A−A断面図,(b)B−B断面図,(c)C−C断面図。
【図7】実施形態例1における,復帰用装置の分解斜視図。
【図8】実施形態例1における,復帰軸と復帰軸押えとの通常時の断面説明図。
【図9】実施形態例1における,復帰軸と復帰軸押えとの異常発生時及び復帰操作開始時の断面説明図。
【図10】実施形態例1における,復帰軸と復帰軸押えとの復帰操作時の断面説明図。
【図11】実施形態例2における,大型ガスメーターの通常時の断面説明図。
【図12】実施形態例2における,大型ガスメーターの異常発生時及び復帰操作開始時の断面説明図。
【図13】実施形態例2における,復帰軸の(a)側面図,(b)正面図。
【図14】実施形態例2における,復帰軸押えの(a)スライド溝の断面説明図,(b)ガイド溝の断面説明図。
【図15】実施形態例2における,復帰用装置の分解斜視図。
【図16】実施形態例2における,復帰軸と復帰軸押えとの(a)通常時の断面説明図,(b)異常発生時及び復帰操作開始時の断面説明図。
【図17】従来例における,大型ガスメーターの通常時の断面説明図。
【図18】従来例における,大型ガスメーターの異常発生時及び復帰操作開始時の断面説明図。
【図19】従来例における,大型ガスメーターの復帰操作時の断面説明図。
【図20】従来例における,復帰用装置の分解斜視図。
【符号の説明】
1...大型ガスメーター,
10...メーター本体,
11...復帰用装置,
12...ガス流路,
120...開口部,
121...内部,
13...遮断弁,
131...弁ゴム,
132...弁バネ,
133...弁軸,
135...押圧端部,
136...中間軸,
2...復帰軸,
27...受圧部,
3...復帰軸押え,
30...貫通穴,
31...キャップ,
311...確認窓,
32...スライド溝,
33...連通部,
34...ガイド溝,
37...押圧部,
4...ハウジング,
40...中空部,
46...段部,
5...付勢バネ,

Claims (2)

  1. 異常発生時に閉弁作動してガス流路を一時的に遮断する遮断弁と,該遮断弁を押圧して開弁状態に復帰させる復帰用装置とを有する大型ガスメーターにおいて,
    上記復帰用装置は,上記遮断弁に対向配設した復帰軸と,該復帰軸を軸芯方向に摺動可能に保持する筒状の復帰軸押えと,メーター本体に固定され上記復帰軸押えを軸芯方向に摺動可能に保持する筒状のハウジングと,上記復帰軸をその復帰用操作端の方向に付勢する付勢バネとを有しており,
    上記復帰軸押えは押圧部を有しており,一方,上記復帰軸は上記復帰軸押えの押圧部に係合される受圧部を有しており,
    かつ,上記復帰軸押えは,上記押圧部が上記受圧部と係合した場合には,上記復帰軸を上記遮断弁の方向へ押し込むよう構成してあり,一方,上記押圧部が上記受圧部と係合しない場合には,上記復帰軸を押し込むことなく,上記復帰軸と上記ハウジングとの間にスライド収納されるよう構成してあることを特徴とする大型ガスメーター。
  2. 請求項1において,上記復帰軸は上記遮断弁の開閉状態を判別するための開閉表示部を有し,また,上記復帰軸押えは異常発生時に上記開閉表示部を表示させる確認窓を有し,
    一方,上記復帰軸は,上記復帰軸の開閉表示部が上記復帰軸押えの確認窓より上記押圧部側に位置するよう,上記付勢バネの付勢力に抗して上記復帰軸を係合固定するための位置決め具を有し,
    かつ,該位置決め具が上記遮断弁により上記復帰軸の方向へ押圧された場合には,上記復帰軸の係合固定を解除し,これにより,上記復帰軸の開閉表示部が上記付勢バネにより上記復帰軸押えの確認窓に位置するよう構成されていることを特徴とする大型ガスメーター。
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