JPH0712575Y2 - 内側解錠可能な扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

内側解錠可能な扉用ロックハンドル装置

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JPH0712575Y2
JPH0712575Y2 JP10068490U JP10068490U JPH0712575Y2 JP H0712575 Y2 JPH0712575 Y2 JP H0712575Y2 JP 10068490 U JP10068490 U JP 10068490U JP 10068490 U JP10068490 U JP 10068490U JP H0712575 Y2 JPH0712575 Y2 JP H0712575Y2
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JP
Japan
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shaft
lock
door
groove
handle
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JP10068490U
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JPH0456876U (ja
Inventor
倫俊 石崎
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラック荷台に搭載された貨物コンテナーや
ウォークイン型冷蔵庫等に使用され、内側からも解錠操
作することができる扉用ロックハンドル装置に関するも
のである。
[従来の技術] この種の冷蔵庫やコンテナーでは、内部で作業中に扉を
外側から誤って閉鎖施錠されたとき、閉じ込められた作
業員が内側から自力操作によって施錠を解除できるよう
にする必要がある。
この内側解錠可能な扉用ロックハンドル装置は実公昭64
−5748号公報に開示されたように既に知られているが、
従来装置では、扉の貫通孔から庫内側押棒を固定本体側
に挿入し、庫内側押棒の先端部でロックレバーやトリガ
ーレバー等の受動端部を押して施錠を解除している。
しかしながら、このような内側解錠機構では、庫内側押
棒の他に庫内側押棒の案内筒と復帰用バネ手を必要とす
るため、構造的に複雑となって扉用ロックハンドル装置
の全体の製作組立コストが増大する難点がある。
前記貫通孔からの冷気漏れによる保冷効率の低下を回避
するには、蛇腹状ダイヤフラムで貫通孔と庫内側押棒を
包囲する必要があるが、これは前記コストを更に増大さ
せる結果となる。
[考案が解決しようとする課題] 従って本考案の目的は、内側解錠のための機構が大幅に
簡略化されているため、製作組立のコストの節減が可能
であると共に、庫内側押棒を使用しないため、冷気漏れ
の危険性がある貫通孔を扉に一切設ける必要がない、内
側解錠可能な扉用ロックハンドル装置を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考
案の内側解錠可能な扉用ロックハンドル装置では、扉1
に固着される固定本体2の軸孔3にハンドル4の軸筒部
5を軸方向への移動を阻止して回転可能に嵌挿し、ロッ
ク軸6の保持筒7を該軸筒部5に回転可能に嵌合し、該
保持筒7の外周面の停止突起8を軸筒部5の内周面の円
弧状受溝9に遊動可能に嵌合する。
該停止突起8が受溝9の一方の溝壁面10に圧接するよう
に保持筒7をバネ11で回転付勢し、前記固定本体2に係
止溝12を設け、ロックレバー13を横断枢軸15によってハ
ンドル4に枢着し、ロックレバー13の先端部14と係止溝
12との係合を維持する方向にロックレバー13をバネ16に
よって回転付勢する。
[作用] 例えばコンテナーの扉1に固定本体2を固着し、扉1を
閉鎖した後、ハンドル4を第1図に示したように横長水
平位置に回すと、ロック軸6の保持筒7は停止突起8が
バネ11の付勢によって受溝9の溝壁面10に強く押付けら
れているため、軸筒部5と一体的に回転する。この回転
によってロック軸6の先端部の止め金板17がコンテナー
の固定枠体18の受金19に係合するため、扉1が固定枠体
18に対して施錠される。
ハンドル4の握り部から手を離すと、ロックレバー13が
バネ16の付勢によって横断枢軸15を中心に回転し、ロッ
クレバー13の先端部14が固定本体2の係止溝12に係合す
る。これによって、ハンドル4は固定本体2に対して回
転不能に錠止され、扉1は前記施錠状態に保持される。
扉1をコンテナーの外側から解錠するには、ハンドル4
を握り、ロックレバー13を握り部側に引き寄せればよ
い。この引き寄せによってロックレバー13はバネ16の付
勢に抗して逆回転し、ロックレバー13の先端部14が軸筒
部5の係止溝12から離脱するため、ハンドル4は回転可
能となる。
そこで、ハンドル4を第1図において時計回り方向に回
転させると、前記と同様に軸筒部5とロック軸6の保持
筒7が一体的に回転し、止め金板17が第4図に鎖線位置
まで回転して受金19から離脱するため、固定枠体18に対
する扉1の施錠が解錠され、扉1はハンドル4を手前に
引くことによって開放される。
コンテナー内に立ち入って貨物の積上げ作業をしている
間に扉1を外側から閉鎖施錠されてしまった場合には、
閉じ込められた作業員は、自分の手で止め金板17をバネ
11の付勢に抗して第4図において時計回り方向に強制回
動すればよい。
この回動操作において停止突起8は円弧状受溝9内で遊
動し、止め金板17が第4図の鎖線位置に到達したとき、
停止突起8は該受溝9の他方の溝壁面21に当接する。こ
の鎖線位置では止め金板17は受金19から離脱しているた
め、固定枠体18に対する扉1の施錠は解除されている。
そのため、ロックレバー13の先端部14と係止溝12との係
合によってハンドル4の回転が阻止されている状態にあ
っても、扉1は閉じ込められた作業員が内側から押すこ
とによって直ちに開放される。
扉1の押し開き後、止め金板17から手を離すと、ロック
軸6の保持筒7はバネ11の付勢によって直ちに逆回転
し、停止突起8が受溝9の一方の溝壁面19に圧接する。
[実施例] 図示の実施例では、ハンドル4の軸筒部5の外周面に
は、係止溝12と対向した部位に切欠20を設けてあり、ハ
ンドル4を固定本体2に対して施錠したときには、ロッ
クレバー13の先端部14は係止溝12と切欠20の両方に係合
する。ハンドル4の握り部の背面側にはロックレバー13
が押し込まれる逃げ凹部22を設けてある。横断枢軸15は
ロックレバー13のコーナー部に嵌挿されている。バネ16
のコイル部分は横断枢軸15に嵌合され、バネ16の一方の
直線部分16aは前記逃げ凹部22に挿入され、他方の直線
部分16bはロックレバー13の前面割溝部23に挿入されて
いる。
バネ11のコイル部分は軸孔3の後端大径部31aに嵌合さ
れ、バネ11の一方の折り曲げ端部11aは固定本体2の縦
孔24に挿入され、他方の折り曲げ端部11bは軸筒部5の
縦孔25に挿入されている。バネ11の押え円板26は、軸筒
部5の環状溝27に嵌着したC−リング28によって支持さ
れている。この押え円板26は、軸筒部5の前端大径部29
と協働して、軸筒部5の軸方向への移動、即ち軸孔3か
らの抜脱を阻止している。
軸筒部5の半径方向の螺子孔30から保持筒7の周面溝32
に挿入されたビス31は、保持筒7が軸筒部5から抜脱す
るのを阻止している。ロック軸6と保持筒7は別体に構
成され、断面正方形のロック軸6は前半部を保持筒7の
中央角孔33に嵌込み固着されている。基端部の角孔34で
ロック軸6に嵌合された止め金板17は、ロック軸6の長
さ方向に位置調節した後、固定ビス35によって固定され
る。
軸筒部5の中間部の周面溝36にはO−リング37を嵌合し
てある。取付ベース38の底板部39に設けた取付孔40の周
縁部には、90度間隔で4個の切溝41を設けてある。固定
本体2は中間部外周面の4個の突起42を該切溝41に嵌合
することによって、回転を阻止されている。固定本体2
は後端雄螺子部43に螺合したナット44によって、取付ベ
ース38に締付け固着されている。取付ベース38は縁枠板
部45の小孔46を通るリベット等の固着具によって扉1に
固着される。
固定本体2には前記ロックレバー13とは別個の施錠手段
として、シリンダー錠等の錠前ユニット47が埋め込み固
着されている。錠前ユニット47のロータ49の後端部に嵌
合され、ビス50によって締付け固着された止め金板48
は、軸筒部5の錠止溝51に係合することによって、ハン
ドル4を固定本体2に対して回転不能に施錠する。この
錠前ユニット47によるハンドル4の錠止が成立している
ときにおいても、扉1の内側からの解錠開放は支障なく
行なえる。錠前ユニット47には抜け止めピン52が打ち込
まれている。
また、本実施例では、円弧状受溝9は左右対称に個設け
られており、ハンドル4のロック軸6の左右使い勝手に
対応して組立方を変更することによって、主要部品が兼
用される。
[考案の効果] 以上のように本考案の内側解錠可能な扉用ロックハンド
ル装置は、固定本体2の軸孔3にハンドル4の軸筒部5
を回転可能に嵌挿し、ロック軸6の保持筒7を軸筒部5
に回転可能に嵌合し、保持筒7の外周面の停止突起8を
軸筒部5の内周面の円弧状受溝9に遊動可能に嵌合し、
停止突起8が受溝9の一方の溝壁面10に圧接するように
保持筒7をバネ11で回転付勢して成り、バネ11の付勢に
抗して保持筒7を扉1の内側から回動操作し、停止突起
8を受溝9の他方の溝壁面21に向って遊動させることに
よって、ロック軸6を解錠位置に置くことができるもの
であるため、内側解錠のための機構が大幅に簡略化され
ており、装置全体の製作組立コストの節減が可能であ
る。
また、庫内側押棒を全く使用しない方式であるため、内
側解錠機構に関しては冷気漏れ対策を要する貫通孔を扉
に一切設ける必要がなく、扉へ取付けて使用する時の付
帯工事も簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る内側解錠可能な扉用ロ
ックハンドル装置の正面図であり、第2図は第1図のA
−A線断面図である。第3図は第1図のB−B線断面図
であり、第4図は第2図のC−C線断面図である。 1……扉、2……固定本体、3……軸孔、4……ハンド
ル、5……軸筒部、6……ロック軸、7……保持筒、8
……停止突起、9……円弧状受溝、10……溝壁面、11…
…付勢用バネ、12……係止溝、13……ロックレバー、14
……ロックレバーの先端部、15……横断枢軸、16……付
勢用バネ、17……止め金板、18……固定枠体、19……受
金、20……切欠、21……溝壁面、22……逃げ凹部、23…
…割溝部、24……縦孔、25……縦孔、26……押え板、27
……環状溝、28……C−リング、29……前端大径部、30
……螺子孔、31……ビス、32……周面溝、33……中央角
孔、34……角孔、35……固定ビス、36……周面溝、37…
…O−リング、38……取付けベース、39……底板部、40
……取付孔、41……切溝、42……回り止め用突起、43…
…雄螺子部、44……ナット、45……縁枠板部、46……小
孔、47……錠前ユニット、48……止め金板、49……ロー
タ、50……ビス、51……錠止溝、52……抜け止めピン、
53……逃げ溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉1に固着される固定本体2の軸孔3にハ
    ンドル4の軸筒部5を軸方向への移動を阻止して回転可
    能に嵌挿し、ロック軸6の保持筒7を該軸筒部5に回転
    可能に嵌合し、該保持筒7の外周面の停止突起8を軸筒
    部5の内周面の円弧状受溝9に遊動可能に嵌合し、該停
    止突起8が受溝9の一方の溝壁面10に圧接するように保
    持筒7をバネ11で回転付勢し、前記固定本体2に係止溝
    12を設け、ロックレバー13を横断枢軸15によってハンド
    ル4に枢着し、ロックレバー13の先端部14と係止溝12と
    の係合を維持する方向にロックレバー13をバネ16によっ
    て回転付勢した、内側解錠可能な扉用ロックハンドル装
    置。
JP10068490U 1990-09-26 1990-09-26 内側解錠可能な扉用ロックハンドル装置 Expired - Lifetime JPH0712575Y2 (ja)

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JPH0456876U JPH0456876U (ja) 1992-05-15
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