JP4114819B2 - 転写材集積装置及び転写材集積装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

転写材集積装置及び転写材集積装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複写機、プリンター等の転写材集積装置および転写材集積装置を備えた画像形成装置に関し、特には、大小異なるサイズの転写材を整然と集積することができる転写材集積装置および転写材集積装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、像担持体を形成する感光体の光感度の向上やその周辺機器の技術的向上に伴い、画像形成のスピード(プロセススピード)が高速化されており、多数枚の複写画像を短時間で出力することが可能となっている。このため、多量の転写材を集積する転写材集積装置を設ける必要が生じる。
【0003】
一方、原稿サイズまたは変倍により所望のサイズの出力画像を得るために、例えば、A1〜A4サイズの大小様々な複写画像を順序不同に連続して形成することが要求される。このため、最大サイズに合わせた集積面を有する転写材集積装置が必要となる。
【0004】
従来、この種の転写材集積装置は、転写材集積部に転写材の排出口に向かって下方に傾斜した受け皿を有しており、この受け皿上に異なるサイズの転写材が順次転写材搬送ローラによって排出され、その後自然状態のまま、即ち重力の作用に従って順次に積み重なるように構成されている。この転写材集積装置は画像形成装置に連結または隣接して設けられており(いわゆるオートスタッカーと呼ばれる)、もしくは画像形成装置に備え付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した転写材集積装置および転写材集積装置を備えた画像形成装置で画像形成のスピードが高速となった場合、転写材の搬送速度も高速となり、排出された転写材は受け皿に向かってランダムに飛び出してしまう。このため、転写材の集積がスムーズに行われずに不揃いとなり、作業者による転写材の取り揃え作業が繁雑となる。特にA2以上の画像形成が可能な画像形成装置であってA4サイズ等の小さいサイズの転写材を連続して多量にコピーする場合において著しい。また、大小様々な転写材を順不同に連続して排出する場合においても同様に取り揃え作業が繁雑となってしまう。
【0006】
また、上記した転写材集積装置および転写材集積装置を備えた画像形成装置は、転写材と転写材との間隔を短くすること、いわゆるインターバルを短くすることにより出力時間を更に短縮することができる。このため、転写材の搬送速度のみを低速度で排出しても、排出中の転写材に次の転写材が突き当たり、転写材を破損させてしまう等の不都合が生じる。
【0007】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、簡単で安価な構成により転写材の大小に拘らず、少なくともその一辺を整列した状態で転写材の集積を行うことが可能な転写材集積装置および転写材集積装置を備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、連結または近接された画像形成装置の排出ローラに画像形成のスピードで送られてくる転写材を排出するための第1の搬送ローラと第2の搬送ローラを有する搬送手段と、該搬送手段により排出された転写材を集積する集積部と、を有する転写材集積装置において、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとは、共通の駆動源に異なる変速比の連結手段を介して連結されてなり、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとの間に、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラの転写材の搬送速度差を吸収するように前記転写材にたるみを形成させるためのたるみ部と、転写材の後端を検知する検知手段を前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとの間に設けてなり、画像形成のスピードをV1、第1の搬送ローラの搬送速度をV2、第2の搬送ローラの搬送速度をV3とした場合、前記転写材が前記排出ローラと前記第1の搬送ローラにまたがり搬送されている時には、V1<V2とし、転写材の搬送速度は、前記第1の搬送ローラと転写材がスリップすることにより、V1であって、前記転写材が前記転写材の後端が前記排出ローラを通過し、前記検知手段による前記転写材の後端の検知前であって、第1の搬送ローラと第2の搬送ローラにまたがり搬送されている時には、V1=V3<V2、前記検知手段による前記転写材の後端の検知後では、前記共通の駆動源の回転速度が変わり、V1=V2>V3の関係を満たし、当該関係を満たすことにより次の転写材を前記たるみ部でたるませながら搬送し第2の搬送ローラへの突き当たりによる転写材の破損を防止することを特徴とする。
【0012】
【作用】
このような構成において、画像形成を終えて定着装置を通過した転写材は、画像形成のスピードで搬送手段により転写材集積装置に排出される。転写材が搬送手段の挟持から開放される直前に、転写材の進行方向に対して手前に位置する検知手段により転写材の後端が検知され、搬送手段の搬送速度を所定時間遅くする。転写材が搬送手段から離れるときには、すでに転写材の搬送速度が遅くなっている。このため、転写材が集積装置の集積部に向かってランダムに飛び出すことなく自然落下し、搬送手段に向かって下方に傾斜した底面に転写材の後端縁が揃った状態で集積される。
【0013】
また、別の形態として、定着装置を通過した転写材は画像形成のスピードより速い速度に設定した第1の搬送ローラに向かって搬送される。第1の搬送ローラは摩擦抵抗が低い部材により設けられている。このため、転写材はスリップしながら画像形成のスピードで第2の搬送ローラに搬送される。次いで、画像形成のスピードに設定した第2の搬送ローラが転写材を挟持して集積部に向かって搬送させる。第1の搬送ローラと第2の搬送ローラとの間に設けた検知手段が転写材の後端を検知する。この検知信号に基づき所定の時間だけ第1の搬送ローラを画像形成のスピードに減速させ、且つ第2の搬送ローラを画像形成のスピードより遅くなるように減速させる。転写材が第2の搬送ローラから離れるときには、すでに減速されているため、転写材が集積部上に向かってランダムに飛び出すことなく自然に落下して転写材の集積がスムーズに行われ、搬送手段に向かって下方に傾斜した底面に後端縁が揃った状態で集積される。
【0014】
一方、所定の時間が経過し、且つ転写材が第2のローラの挟持から開放されたときに、第1の搬送ローラおよび第2の搬送ローラはそれぞれ設定した搬送速度に復帰する。次の転写材が上述した搬送速度に復帰する前の第2の搬送ローラを通過する場合には、たるみ部が転写材の第2の搬送ローラへの突き当たりによる転写材の破損を吸収し、転写材をたるませながら搬送する。
【0015】
【実施例】
この発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明による転写材集積装置1を画像形成装置2に連結した状態を示す概略断面図を示す。画像形成装置2の排出口3から排出される転写材を転写材集積装置1の挿入口4に案内するように、画像形成装置2と転写材集積装置1とが連結または近接して設けられている。転写材集積装置1は画像形成装置2に電気的にも接続されており、画像形成装置2本体の動作に連動している。例えば後述する搬送手段5のオンオフを制御し、また、転写材集積装置1内におけるジャム処理信号を画像形成装置2本体で受ける。
【0016】
転写材集積装置1は、主に搬送手段5と集積部6とを有する。搬送手段5は、図2に示すように第1の搬送ローラ7と、第2の搬送ローラ8と、転写材の一部をたるませるためのたるみ部9と、転写材の後端を検知する検知手段10と、第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8を駆動させる駆動手段(図示なし)とを有する。
【0017】
第1の搬送ローラ7は、駆動ローラ11aと駆動ローラ11aに従動する従動ローラ12aとを有し、第2の搬送ローラ8は駆動ローラ11bと駆動ローラ11bに従動する従動ローラ12bとを有する。駆動ローラ11a、11bは共通の駆動源によりタイミングベルト等で異なるギア比のギアを介して回転可能に設けられている。実施例においては、画像形成のスピードが160mm/secであり、第1の搬送ローラ7の搬送速度を240mm/sec、第2の搬送ローラ8の搬送速度を160mm/secとなるようにそれぞれギア比を設定する。このため、第1の搬送ローラ7は、画像形成装置1から160mm/secで搬送される転写材をスリップさせる必要があり、摩擦係数が比較的小さいポリアセタール等の樹脂系の部材を使用している。また、第2の搬送ローラ8は後述する搬送速度の減速により転写材をしっかりグリップする必要が有り、クロロプレン等のゴム系の部材を使用している。
【0018】
図3は、図1の転写材集積装置および画像形成装置を矢印A方向から見た上面図である。図3に示すように第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8は、最大サイズの転写材の大きさにもよるが、ほぼ中央部を中心に左右対称に複数の駆動ローラ11a、11bを有する。第1の搬送ローラ7は駆動ローラ11a上で転写材をスリップさせ易くする必要があるため、駆動ローラ11aの数に対して少ない従動ローラ12aを有する。実施例においては、最大サイズが36インチサイズであり、第1の搬送ローラ7の駆動ローラ11aを8ヶ所に設け、従動ローラ12aをほぼ中央部の位置に2ヶ所に設けている。第2の搬送ローラ8は確実に転写材を挟持して搬送速度を可変させるため、駆動ローラ11bの数に対応した数の従動ローラ12bを有する。第2の搬送ローラ8の駆動ローラ11bを7ヶ所に設け、従動ローラ12bを同数の7ヶ所に設けている。
符号13は後述する検知手段10としての揺動レバーを示す。
【0019】
駆動源は、D、Cブラシレスモータやステッピングモータ等が好適に使用され、後述する検知手段10による転写材の後端の検知によりモータの回転速度が可変され、タイミングベルトから第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8に伝達される。
また、実施例においては共通の駆動源について例示しているが第1の搬送ローラ7と第2の搬送ローラ8とにそれぞれにモータを独立して設けても良い。この場合は単に第2の搬送ローラ8の搬送速度を可変させるだけであっても良い。
【0020】
図2に示すように第1の搬送ローラ7と第2の搬送ローラ8との間の下方には先端部15を突出した検知手段10としての揺動レバー13が支点14を中心に反時計方向に付勢された状態で支持されている。転写材の先端が第1の搬送ローラ7から搬送されるときに転写材の重量により時計方向に回動し、その後、転写材の後端が揺動レバー13から離れるときに支点14を中心に反時計方向に揺動レバー13が回動して付勢された状態に復帰する。揺動レバー13の他端部16の近傍にリミットスイッチ17が設けられており、上記した揺動レバー13の揺動によりリミットスイッチ17をオンオフさせ、画像形成のタイミングと併せて転写材の後端が揺動レバー13を通過したか否かを検知している。
尚、実施例においては検知手段として接触式揺動レバーを使用したが、発光・受光式や反射式等の非接触式の光学センサを使用しても良い。
【0021】
図2において、第1の搬送ローラ7と第2の搬送ローラ8との間の上方には転写材にたるみを形成させる空間としてのたるみ部9が設けられている。画像形成のスピードで搬送している転写材が搬送速度を減速した第2の搬送ローラ8に突き当たり、この速度差により転写材がたるむ。このたるみをたるみ部に形成させることにより転写材を案内するガイド板18との隙間内でジャムの発生が防止され、転写材を破損させない。また、連続複写時の画像形成の転写材間の間隔を最少とすることができ、画像形成のスピードを変えることなく単位時間あたりの転写材の出力数が増加する。
【0022】
集積部6について説明する。図1に示すように第2の搬送ローラ8の外方には上記した搬送手段5により搬送された転写材を集積する受け皿19が設けられている。受け皿19は、使用可能な最大サイズの転写材にちょうど整合する大きさであって、受け皿19には第2の搬送ローラ8側に向けて下方に傾斜する底板20と、水平または第2の搬送ローラ8に向けて上方に傾斜する着脱自在なガイド板が設けられている。図3に示すように転写材の進行方向に略平行なガイド板21が複数枚並べられている。
【0023】
図2において、符号22は上記した搬送手段5と集積部6とを支持する台座であり、符号23は転写材集積装置1の駆動系を動作させるメインスイッチを示す。
【0024】
また、図2に示すように転写材集積装置1には送風器24が設けられており、第2の搬送ローラ8から排出される転写材の下面に向かって送風口25から送風させている。送風方法としては、例えば上記した揺動レバー13による転写材の先端および後端の検知に基づき転写材が集積部6に排出中のときだけ送風させ、転写材との間の摩擦またはひっかかり等により転写材が不揃いとなることを防止している。
【0025】
一方、図1に示すように画像形成装置2は周知のプロセスで複写画像を形成し、例えば、画像形成部26とロール紙ロール紙給紙部27とを有する。感光体28を含む画像形成部26は、感光体28を中心に、帯電コロナ放電器29、画像投影装置30、現像器31、転写コロナ放電器32、剥離コロナ放電器33、クリーナー34、イレーサランプ35がそれぞれ矢印B方向に回転する感光体28に対して順次作用するように配置されている。
【0026】
ロール紙給紙部27は、転写材として使用されるロール紙の給紙装置36が配置されており(図示例ではサイズの異なる4つのロール紙)、所望のサイズのロール紙を適宜に選択できる。給紙装置36の右方には引き出されたロール紙を所望の長さに切断するカッター37が配置されている。
【0027】
上記装置の動作について説明すると、帯電コロナ放電器29によって感光体28の表面を一様に帯電し、画像投影装置30によって外部からの画像データを投影して感光体28の表面に静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像器31内のトナーによって可視像化され、感光体28表面にトナー画像を形成する。一方、ロール紙給紙装置36から画像形成部26の動作に連動して転写材(ロール紙)が搬送され、カッター37で所望のサイズに切断される。切断された転写材は、転写コロナ放電器32および剥離コロナ放電器33の作用位置に送られ、これらの作用により感光体28上のトナー像を転写材に転写させ、次いで転写材を感光体28から剥離させる。その後、転写材は搬送ベルト38により搬送され、定着装置39によりトナー像を定着されて排紙ローラ40を通って装置外へと排出される。転写が終了した感光体28はクリーナー34により感光体28の表面に残存したトナーをクリーニングし、イレーサランプ35によって感光体28の表面を除電して次の画像形成のために準備される。
【0028】
このような転写材集積装置1と画像形成装置2との構成において、転写材の動作について図に基づき説明する。
図1に示す画像形成装置2により画像形成のスピードV1で画像形成が行われ、複写画像を担持した転写材は、定着装置39を通過し、排紙ローラ40によって画像形成装置2外に搬送される。排出された転写材は、画像形成装置2に連結または近接した転写材集積装置1の挿入口4を通って第1の搬送ローラ7に向かって搬送される。
【0029】
転写材は図2に示すように第1の搬送ローラ7の搬送速度V2で回転する駆動ローラ11aおよび従動ローラ12aにより挟持される。画像形成のスピードと第1の搬送ローラ7の速度関係はV1<V2であるが、第1の搬送ローラ7が摩擦抵抗の少ない部材により形成され且つ従動ローラ12aの設置箇所が少ないため、転写材はスリップしながら画像形成のスピードV1で搬送される。次いで転写材の先端が第1の搬送ローラ7を通過して揺動レバー13に突き当たると、揺動レバー13は転写材の自重により支点14を中心に矢印C方向に揺動して下方に押し下げられる。更に転写材は第2の搬送ローラ8へと搬送され、搬送速度V3で回転する駆動ローラ11bおよび従動ローラ12bにより挟持される。第2の搬送ローラ8の搬送速度V3は画像形成のスピードV1と同速度であるため、転写材は集積部に向かって画像形成のスピードで出口41から排出される。実施例においては揺動レバー13の揺動により、リミットスイッチ17がオンして送風器24を作動させ、送風口25から排出される転写材の下面に向かって送風する構成となっている。
【0030】
転写材の後端が排紙ローラ40を通過すると、第1の搬送ローラ7により転写材は画像形成のスピードより速く搬送されようとするが、たるみ部9が転写材をたるませて吸収する。
【0031】
こうして画像形成のスピードで転写材を集積部6に排出するが、転写材の後端が上述した揺動レバー13を通過すると、揺動レバー13は転写材の自重から開放されて矢印C方向とは逆の方向に回動してリミイットスイッチ17をオフさせる。この信号により不図示の駆動源の回転数を所定時間だけ減速させ、タイミングベルト等の伝達手段により第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8の搬送速度を減速させる。このとき画像形成のスピードV1と、第1の搬送ローラ7の搬送速度V2と、第2搬送ローラ8の搬送速度V3との関係は、V1=V2>V3となるように減速させる。また、第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8を減速する時間としては第2の搬送ローラ8から転写材が離れる直前までの時間に設定されている。
実施例においては、第1の搬送ローラ7の搬送速度を160mm/secに、また、第2の搬送ローラ8の搬送速度を100mm/secに減速させており、この減速する時間を0.6secに設定している。
【0032】
第2の搬送ローラ8に挟持された転写材の搬送速度は上記した動作によりすでに減速されているため、転写材が集積部6に向かってランダムに飛び出すことなく自然に落下して転写材の集積がスムーズに行われ、搬送手段に向かって下方に傾斜した底板20に後端縁が揃った状態で集積される。
その後第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8は所定時間経過後にもとの搬送速度に増速され、次の転写材のために準備される。
【0033】
一方、次の転写材は前の転写材の搬送速度の減速により間近に迫っており、第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8をもとの速度に戻す間に次の転写材が第2の搬送ローラ8に突き当たってしまう場合が生じる。このため、たるみ部9に転写材をたるまさせることにより、第1の搬送ローラ7の搬送速度と第2の搬送ローラ8の搬送速度との速度差を吸収するように作用する。その後は上記した動作を繰り返し、多量の転写材を集積部6に集積することが可能となる。
【0034】
図4に別の実施例を示す。上記した構成の転写材集積装置1を画像形成装置2内に組み込んだ状態を示す。即ち、上記した転写材の搬送手段5を定着装置39の近傍に配置した構成である。このため、排紙ローラ40は省略される。また、符号42は集積部6を支える支持部材であり、その他の構成は上記した搬送手段5および集積部6と同様である。
【0035】
転写材の動作について説明すると、定着装置39を通過した転写材は画像形成のスピードより速い速度に設定した第1の搬送ローラ7に向かって搬送される。第1の搬送ローラ7は摩擦抵抗が低い部材により設けられている。このため、転写材はスリップしながら画像形成のスピードで第2の搬送ローラ8に搬送される。次いで、画像形成のスピードに設定した第2の搬送ローラが転写材を挟持して集積部6に向かって搬送させる。第1の搬送ローラ7と第2の搬送ローラ8との間に設けた検知手段10が転写材の後端を検知する。この検知信号に基づき所定の時間だけ第1の搬送ローラ7を画像形成のスピードに減速させ、且つ第2の搬送ローラ8を画像形成のスピードより遅くなるように減速させる。転写材が第2の搬送ローラ8から離れるときには、すでに減速されているため、転写材が集積部6上に向かってランダムに飛び出すことなく自然に落下して転写材の集積がスムーズに行われ、搬送手段に向かって下方に傾斜した底板20に後端縁が揃った状態で集積される。
【0036】
一方、所定の時間が経過し、且つ転写材が第2のローラ8の挟持から開放されたときに、第1の搬送ローラ7および第2の搬送ローラ8はそれぞれ設定した搬送速度に復帰する。次の転写材が上述した搬送速度に復帰する前の第2の搬送ローラ8に到達する場合には、たるみ部9が転写材の第2の搬送ローラ8への突き当たりによる転写材の破損を吸収し、転写材をたるませながら搬送する。
【0037】
図5に更に別の実施例を示す。前述の実施例において、第1の搬送ローラ7を省略した状態の転写材集積装置1を備えた画像形成装置2を示す。定着装置39の近傍にたるみ部と検知手段10と第2の搬送ローラ8とを有する搬送手段5と、底板20を有する集積部6とから構成される。
【0038】
転写材の動作について説明すると、定着装置39を通過した転写材は、画像形成のスピードに設定した第2の搬送ローラ8に挟持され集積部6に向かって搬送される。定着装置39と第2の搬送ローラ8との間に設けた検知手段10が転写材の後端を検知する。この検知信号に基づき所定の時間だけ第2の搬送ローラ8を画像形成のスピードより遅くなるように減速させる。転写材が第2の搬送ローラ8から離れるときには、すでに減速されているため、転写材が集積部6上に向かってランダムに飛び出すことなく自然に落下して転写材の集積がスムーズに行われ、搬送手段に向かって下方に傾斜した底板20に後端縁が揃った状態で集積される。
【0039】
一方、所定の時間が経過し、且つ転写材が第2のローラ8の挟持から開放されたときに、第2の搬送ローラ8は画像形成のスピードと同じ搬送速度に復帰する。次の転写材が上述した搬送速度に復帰する前の第2の搬送ローラに到達する場合には、たるみ部9が転写材の第2の搬送ローラ8への突き当たりによる転写材の破損を吸収し、転写材をたるませながら搬送する。
【0040】
尚、実施例において第1の搬送ローラ7と第2の搬送ローラ8との駆動が共通の駆動源により動作させることを例示したが、それぞれ別々の駆動源により駆動させても良く、この場合、第1の搬送ローラ7は常時画像形成のスピードに合わせても良い。
【0041】
【発明の効果】
本発明の転写材集積装置及び転写材集積装置を備えた画像形成装置は、転写材集積装置に排出される直前に転写材の搬送速度を減速させることにより転写材の大小に拘らず、少なくともその一辺を整列した状態で転写材の集積を行うことができる。また、連続して画像形成を行う場合であっても画像形成のスピードを変えることなく出力することができ、転写材と転写材とのインターバルを最小限に設定することができる。
【0042】
更に、共通の駆動源により搬送手段を駆動させたため、転写材集積装置をコンパクト化することができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による転写材集積装置を画像形成装置に連結した状態を示す概略断面図。
【図2】 図1の転写材搬送手段を示す拡大断面図。
【図3】 図1の転写材集積装置および画像形成装置を矢印A方向から見た上面図。
【図4】 本発明による別の実施例を示す概略断面図。
【図5】 本発明による更に別の実施例を示す概略断面図。
【符号の説明】
1 転写材集積装置
2 画像形成装置
3 排出口
4 挿入口
5 搬送手段
6 集積部
7 第1の搬送ローラ
8 第2の搬送ローラ
9 たるみ部
10 検知手段
11a、11b 駆動ローラ
12a、12b 従動ローラ
13 揺動レバー
14 支点
15 先端部
16 他端部
17 リミットスイッチ
18 ガイド板
19 受け皿
20 底板
21 ガイド板
22 台座
23 メインスイッチ
24 送風器
25 送風口
26 画像形成部
27 ローラ紙給紙部
28 感光体
29 帯電コロナ放電器
30 画像投影装置
31 現像器
32 転写コロナ放電器
33 剥離コロナ放電器
34 クリーナー
35 イレーサランプ
36 給紙装置
37 カッター
38 搬送ベルト
39 定着装置
40 排紙ローラ
41 出口
42 支持部材

Claims (1)

  1. 連結または近接された画像形成装置の排出ローラに画像形成のスピードで送られてくる転写材を排出するための第1の搬送ローラと第2の搬送ローラを有する搬送手段と、該搬送手段により排出された転写材を集積する集積部と、を有する転写材集積装置において、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとは、共通の駆動源に異なる変速比の連結手段を介して連結されてなり、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとの間に、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラの転写材の搬送速度差を吸収するように前記転写材にたるみを形成させるためのたるみ部と、転写材の後端を検知する検知手段を前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとの間に設けてなり、画像形成のスピードをV1、第1の搬送ローラの搬送速度をV2、第2の搬送ローラの搬送速度をV3とした場合、
    前記転写材が前記排出ローラと前記第1の搬送ローラにまたがり搬送されている時には、V1<V2とし、転写材の搬送速度は、前記第1の搬送ローラと転写材がスリップすることにより、V1であって、前記転写材が前記転写材の後端が前記排出ローラを通過し、前記検知手段による前記転写材の後端の検知前であって、第1の搬送ローラと第2の搬送ローラにまたがり搬送されている時には、V1=V3<V2、前記検知手段による前記転写材の後端の検知後では、前記共通の駆動源の回転速度が変わり、V1=V2>V3の関係を満たし、当該関係を満たすことにより次の転写材を前記たるみ部でたるませながら搬送し第2の搬送ローラへの突き当たりによる転写材の破損を防止することを特徴とする転写材集積装置。
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