JP4114178B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、当たり判定の際に使用する計数の値の取得タイミングを外部から制御することによって、パチンコ機を不正に当たり状態にする所謂「ぶらさげ基板」による不正を防止するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機においては、ハード構成により一定間隔で発生するリセット信号毎に、蛍光管表示データ転送の処理、スイッチ入力の処理、当たり判定の処理等の各動作処理プログラムを順次に実行することにより、パチンコ機を動作させている。そして、当たり判定の処理においては、リセット信号毎に変化する計数の値に基づいて当たり判定を行っている。
【0003】
例えば、第1種パチンコ機の場合では、第1始動口にパチンコ球が入球したときに取得される計数の値が、予め設定された「当たり値」であるか否かを判断することにより、当たり判定の処理を行っている。
【0004】
従って、リセット信号毎に変化する計数の値が「当たり値」であるときに、第1始動口にパチンコ球が入球しなければ、パチンコ機を当たりの状態にさせることはできない。また、リセット信号は「msec」単位の一定間隔で発生しており、「msec」単位で変化する計数の値を遊技者が認識することはできないので、計数の値が「当たり値」であるときを狙って、遊技者が第1始動口にパチンコ球を入球させることは不可能である。すなわち、遊技者側からするならば、パチンコ機を当たりの状態にするには、第1始動口にパチンコ球を次々に入球させる以外に方法がなく、言い換えれば、当たり判定の処理の際に使用する計数の値として「当たり値」が取得されたか否かは、第1始動口に入球するパチンコ球の偶然性に大きく左右されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当たり判定の処理の際に使用する計数の値は、一定間隔で発生するリセット信号毎に一定の加算値が加算されることにより一定範囲内を周期的かつ順次に変化するものであるから、計数の値が「当たり値」に変化する時点は周期的に訪れることになり、計数の値が「当たり値」になる時点を何らかのハードウエアで認識することができれば、その後に計数の値が「当たり値」になる時点を予測することも可能となる。
【0006】
そして、近年においては、所謂「ぶらさげ基板」を主基板に不正に接続して、計数の値が「当たり値」になる時点をハード構成により認識し、計数の値が「当たり値」になると予測した時点に、第1始動口にパチンコ球が入球したことを示す信号を主基板へ送信して、当たり判定の処理の際に使用する計数の値として「当たり値」を取得させることにより、パチンコ機を当たりの状態にする不正行為が多発しており、かかる不正を防止する必要性が生じていた。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、当たり判定の処理の際に使用する計数の値の変化を外部から予測することを不可能にすることによって、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為の防止を図ったパチンコ機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために成された請求項1に係るパチンコ機は、第1間隔で発生するリセット信号毎に各動作処理プログラムを順次に実行するパチンコ機において、始動口へのパチンコ球の入球を検出する入球検出手段と、第1計数を記憶する計数記憶手段と、前記計数記憶手段に記憶される第1計数に対して前記第1間隔毎に加算値を加算し、第1計数を第1範囲内で周期的かつ順次に更新する計数更新手段と、前記入球検出手段により入球を検出した際に、前記計数記憶手段に記憶される第1計数の値を取得し、取得した第1計数の値に基づいて当たりを判定する当たり判定手段と、第2計数を記憶するとともに、前記記憶された第2計数に対して前記第1間隔と異なる第2間隔毎に加算値を加算し、第2計数を第1範囲内で周期的かつ順次に更新する計数器と、を有し、前記当たり判定手段により当たりと判定された際に、前記計数記憶手段に記憶される第1計数の値に前記計数器に記憶される第2計数の値を代入することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
このような構成を有する本発明のパチンコ機においては、第1間隔で発生するリセット信号毎に各動作処理プログラムを順次に実行することによって、パチンコ機の動作を行っており、かかる動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理においては、第1計数の値に基づいて行っている。
【0012】
このとき、第1計数の値は、原則として、リセット信号毎に加算値が加算されることによって、第1範囲内を周期的かつ順次に変化している。また、計数器の値は、リセット信号が発生する第1間隔とは異なる第2間隔毎に、第1範囲内において変化している。
【0013】
そして、計数器によって更新される第2計数の値を第1計数に代入することによって、第1計数の値を飛び越して変化させる。このように、第1計数の値を不規則に変化させたりすれば、第1計数の値の変化を外部から予測することは不可能となる。
【0014】
すなわち、本発明のパチンコ機は、リセット信号が発生する第1間隔と異なる第2間隔毎に変化する計数器の値に基づいて第1計数の値を変更しており、当たり判定の処理の際に使用する計数の値の変化を外部から予測することを不可能にしているので、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。第1実施の形態のパチンコ機を、図1、図2、図6を参照にして説明する。第1実施の形態のパチンコ機は、第1種パチンコ機である。そして、ハード構成により「msec」単位の第1間隔で発生する、リセット信号である「リセット割込み」毎に、各動作処理プログラムを順次に実行することによって、パチンコ機自身を動作させるものである。
【0016】
ここで、第1実施の形態のパチンコ機のハード構成を、図6を用いて説明する。図6に図示されたハード構成は主基板に搭載される主なものである。CPU10は、ROM16に記憶された各動作処理プログラムを順次に実行するものであり、CPU10自身に内蔵されたクロックから第1間隔を認識するものである。RAM11は、後述する変数の計数RNDなどを記憶するものである。クロック12は、CPU10自身に内蔵されたクロック(第1間隔を認識させるもの)とは独立して、後述する第2間隔毎に信号を発生させるものである。尚、かかる第2間隔は、第1間隔と同様に、「msec」単位である。
【0017】
計数器13は、クロック12が発生する信号に基づいて、第2間隔毎に、第1範囲である値「AX」から値「AY」の間を加算値Nである値「N1」ずつ加算しながら計数しつつ、値「AY」に値「N1」を加算したときは「AX」に戻るように計数するハードウエアである。かかる計数器13の値SYCは、バッファ14とI/Oデコーダ15を介して、CPU10に認識される。
【0018】
次に、第1実施の形態のパチンコ機の動作について説明する前に、動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理について説明する。第1実施の形態のパチンコ機においては、当たり判定の処理のために、変数である計数RNDをRAM11に設けている。かかる計数RNDは、電源投入時に値「AX」からスタートし、以後、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に加算値Nである値「N1」が加算され、値「AY」になれば値「AX」に書き換えられて、第1範囲である値「AX」から値「AY」の間を変化するものである。尚、このような計数RNDの値の変化は、後述する図1のS7の計数更新の処理が「リセット割込み」毎に実行されることによって、行われる。
【0019】
このように、「リセット割込み」毎に値「N1」が加算されることにより値「AX」から値「AY」の間を周期的かつ順次に変化する計数RNDを、第1始動口にパチンコ球が入球した際に取得し、その取得値が「当たり値」として予め設定されていた値「AM」と一致するか否かによって、当たり判定の処理を行っている。尚、当たり判定の処理は、後述する図1のS6の中の動作処理プログラムの一つとして、「リセット割込み」毎に実行される。また、計数RNDの値を取得する動作は、第1始動口にパチンコ球が入球したか否かを「リセット割込み」毎に判断し、第1始動口にパチンコ球が入球したと判断した場合のみ、その「リセット割込み」内で行われる。
【0020】
次に、第1実施の形態のパチンコ機の動作について説明する。図1に示すように、第1実施の形態のパチンコ機においては、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に、各動作処理プログラムを順次に実行している。すなわち、「リセット割込み」が発生すると、S1において、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであるか否かを判断する。
【0021】
現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合には(S1:Yes)、S3において、計数RNDに値「AX」を代入する等の処理を行うことにより、RAM11を初期化し、現在の「リセット割込み」における動作を終了する。
【0022】
一方、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものでないと判断した場合には(S1:No)、S2において、蛍光管表示データ転送の処理等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S6において、当たり判定の処理や停止図柄作成の処理等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S7において、計数更新の処理を、動作処理プログラムの一部として、実行する。
【0023】
ここで、S7の計数更新の処理について、図2を参照にして説明する。計数更新の処理(図1のS7)においては、RAM11に設けられた変数である計数RNDを、第1範囲である値「AX」から値「AY」の間で変化させている。すなわち、図2に示すように、S30において、計数RNDに値「N1」を加算し、その後のS31において、計数RNDが値「AY+N1」以上であるか否かを判断し、計数RNDが値「AY+N1」以上であると判断した場合のみ(S31:Yes)、S32において、計数RNDに値「(AY−AX)+N1」を減算する。かかる計数更新の処理(図1のS7)が実行されると、図1のS8に進む。
【0024】
図1のS8においては、現在の「リセット割込み」における、S6の中の当たり判定の処理において、当たりと判定されたか否かを判断し、当たり判定の処理で当たりと判定されたと判断した場合には(S8:Yes)、S9において、計数RNDに、上述した計数器13の値SYCを代入した後に、一方、当たり判定の処理で当たりと判定されたと判断しない場合には(S8:No)、何もすることなく、現在の「リセット割込み」における動作を終了する。
【0025】
以上詳細に説明したように、第1実施の形態のパチンコ機においては、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合には(S1:Yes)、S3を実行することによって、また、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断しない場合には(S1:No)、S2とS6からS9までの各動作処理プログラムを順次に実行することによって、パチンコ機の動作を行っており(図1参照)、かかる動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理においては(S6)、第1始動口にパチンコ球が入球した際に取得された計数RNDの値に基づいて行っている。
【0026】
このとき、計数RNDは、原則として、「リセット割込み」毎に値「N1」が加算されることによって、値「AX」から値「AY」の間を周期的かつ順次に変化している(図1のS7、図2のS30〜S32)。また、計数器13の値SYCは、「リセット割込み」が発生する第1間隔とは関係ない第2間隔毎に、第1範囲内の値「AX」から値「AY」の間において変化している。
【0027】
そして、S6の中の当たり判定の処理において、当たりと判定されたと判断した場合に(S8:Yes)、計数器13の値SYCを計数RNDに代入することによって(S9)、計数RNDの値を代入時の値から計数器13の値SYCまで飛び越して変化させているので、計数RNDの値の変化を外部から予測することは不可能となる。
【0028】
すなわち、第1実施の形態のパチンコ機は、「リセット割込み」が発生する第1間隔とは関係ない第2間隔毎に変化する計数器13の値SYCに基づいて計数RNDの値を変更しており、当たり判定の処理の際に使用する計数RNDの値の変化を外部から予測することを不可能にしているので、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止することができる。
【0029】
次に、第2実施の形態のパチンコ機を、図3〜図6を参照にして説明する。第2実施の形態のパチンコ機は、第1種パチンコ機である。そして、ハード構成により「msec」単位の第1間隔で発生する、リセット信号である「リセット割込み」毎に、各動作処理プログラムを順次に実行することによって、パチンコ機自身を動作させるものである。
【0030】
ここで、第2実施の形態のパチンコ機のハード構成を、図6を用いて説明する。図6に図示されたハード構成は主基板に搭載される主なものである。CPU10は、ROM16に記憶された各動作処理プログラムを順次に実行するものであり、CPU10自身に内蔵されたクロックから第1間隔を認識するものである。RAM11は、後述する変数の計数RND、加算数N、図5のテーブルなどを記憶するものである。クロック12は、CPU10自身に内蔵されたクロック(第1間隔を認識させるもの)とは独立して、後述する第2間隔毎に信号を発生させるものである。尚、かかる第2間隔は、第1間隔と同様に、「msec」単位である。
【0031】
計数器13は、クロック12が発生する信号に基づいて、第2間隔毎に、値「BX」、値「BX+N1」、値「BX+2N1」…値「BY」の順で計数しつつ、値「BY」の次は値「BX」に戻るように計数するハードウエアである。
そして、RAM11に記憶された図5のテーブルによって、かかる計数器13の値CTNである値「BX」、値「BX+N1」、値「BX+2N1」…値「BY」に一対一に対応するように、加算値Nである値「N1」又は値「N2」が規定されている。尚、計数器13の値SYCは、バッファ14とI/Oデコーダ15を介して、CPU10に認識される。
【0032】
次に、第2実施の形態のパチンコ機の動作について説明する前に、動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理について説明する。第2実施の形態のパチンコ機においては、当たり判定の処理のために、変数である計数RNDをRAM11に設けている。かかる計数RNDは、電源投入時に値「AX」からスタートし、以後、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に加算値Nが加算され、値「AY」になれば値「AX」に書き換えられて、第1範囲である値「AX」から値「AY」の間を変化するものである。尚、このような計数RNDの値の変化は、後述する図3のS47の計数更新の処理が「リセット割込み」毎に実行されることによって、行われる。
【0033】
このように、「リセット割込み」毎に加算値Nが加算されることにより値「AX」から値「AY」の間を周期的かつ順次に変化する計数RNDを、第1始動口にパチンコ球が入球した際に取得し、その取得値が「当たり値」として予め設定されていた値「AM」と一致するか否かによって、当たり判定の処理を行っている。尚、当たり判定の処理は、後述する図3のS46の中の動作処理プログラムの一つとして、「リセット割込み」毎に実行される。また、計数RNDの値を取得する動作は、第1始動口にパチンコ球が入球したか否かを「リセット割込み」毎に判断し、第1始動口にパチンコ球が入球したと判断した場合のみ、その「リセット割込み」内で行われる。
【0034】
次に、第2実施の形態のパチンコ機の動作について説明する。図3に示すように、第2実施の形態のパチンコ機においては、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に、各動作処理プログラムを順次に実行している。すなわち、「リセット割込み」が発生すると、S41において、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであるか否かを判断する。
【0035】
現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合には(S41:Yes)、S43において、計数RNDに値「AX」を代入する等の処理を行うことにより、RAM11を初期化し、現在の「リセット割込み」における動作を終了する。
【0036】
一方、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものでないと判断した場合には(S41:No)、S42において、蛍光管表示データ転送の処理等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S46において、当たり判定の処理や停止図柄作成の処理等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S47において、計数更新の処理を、動作処理プログラムの一部として実行し、現在の「リセット割込み」における動作を終了する。
【0037】
かかる計数更新の処理(図3のS47)においては、図4に示すように、RAM11に設けられた変数である計数RNDに、計数器13の値CTNに一対一に対応する加算値Nを加算することにより、かかる計数RNDを値「AX」から値「AY」の間で変化させている。
【0038】
すなわち、図3のS47の計数更新の処理は、図4に示すように、S60において、現在の計数器13の値CTNに一対一に対応する加算値Nを取得する。次のS61において、S60で取得した加算値Nを計数RNDに加算し、その後のS62において、計数RNDが値「AY+N」以上であるか否かを判断し、計数RNDが値「AY+N」以上であると判断した場合のみ(S62:Yes)、S63において、計数RNDに値「(AY−AX)+N」を減算する。かかる計数更新の処理(図3のS47)が実行されると、現在の「リセット割込み」における動作を終了する。
【0039】
以上詳細に説明したように、第2実施の形態のパチンコ機においては、「msec」単位の第1間隔で発生する「リセット割込み」毎に、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合には(S41:Yes)、S43を実行することによって、また、現在の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判断しない場合には(S41:No)、S42とS46からS47までの各動作処理プログラムを順次に実行することによって、パチンコ機の動作を行っており(図3参照)、かかる動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理においては(S46)、第1始動口にパチンコ球が入球した際に取得された計数RNDの値に基づいて行っている。
【0040】
このとき、計数器13の値CTNは、「リセット割込み」が発生する第1間隔とは関係ない第2間隔毎に、値「BX」から値「BY」の間において変化している。
【0041】
そして、第1間隔で発生するリセット信号毎に、計数器13の値CTNに基づいて加算値Nを値「N1」又は値「N2」に変更することによって(S60、図5)、計数RNDの値を不規則に変化させているので、計数RNDの値の変化を外部から予測することは不可能となる。
【0042】
すなわち、第2実施の形態のパチンコ機は、「リセット割込み」が発生する第1間隔とは関係ない第2間隔毎に変化する計数器13の値CTNに基づいて計数RNDの値を変更しており、当たり判定の処理の際に使用する計数RNDの値の変化を外部から予測することを不可能にしているので、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止することができる。
【0043】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、第1実施の形態のパチンコ機においては、S6の中の当たり判定の処理において、当たりと判定されたと判断したときに(S8:Yes)、計数器13の値SYCを計数RNDに代入しているが(S9)、パチンコ機の動作に悪影響が出なければ、計数器13の値SYCを計数RNDに代入するときは、いつでもよい。
【0044】
【0045】
また、第1実施の形態のパチンコ機においては、計数器13の値SYCは、第1範囲と同じ値「AX」から値「AY」の間で変化するが、第1範囲と異なる第2範囲内で変化させてもよい。ただし、S9において、計数RNDに計数器13の値SYCを代入する前に、計数器13の値SYCを第1範囲の値「AX」から値「AY」の間の値に変更する。
【0046】
また、第2実施の形態のパチンコ機においては、S47の計数更新の処理において、加算値Nを必ず新たに取得しているが(S60)、一定条件を満たした場合にのみ、加算値Nを新たに取得してもよい。
【0047】
また、第1実施の形態のパチンコ機の加算値Nである値「N1」と、第2実施の形態のパチンコ機の加算値Nである値「N1」又は値「N2」について、両者の加算値Nは正又は負のいずれの値をとってもかまわない。
【0048】
また、第1実施の形態のパチンコ機の計数器13や第2実施の形態のパチンコ機の計数器13には、パチンコ機の動作を制御するCPU10に内蔵されたカウンタ機能を用いてもよい。
【0049】
また、第1実施の形態のパチンコ機と第2実施の形態のパチンコ機は、第1種パチンコ機であったが、第2種パチンコ機や第3種パチンコ機などのその他の機種のパチンコ機であってもよい。
【0050】
また、第1実施の形態のパチンコ機の特徴である、計数RNDの値を代入時の値から計数器13の値SYCまで飛び越して変化させることと、第2実施の形態のパチンコ機の特徴である、計数RNDの値に加算値Nの値「N1」又は値「N2」を加算して不規則に変化させることを併用して、計数RNDの値の変化を外部から予測することを不可能にしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明のパチンコ機は、リセット信号が発生する第1間隔と異なる第2間隔毎に変化する計数器の値に基づいて計数の値を変更しており、当たり判定の処理の際に使用する第1計数の値の変化を外部から予測することを不可能にしているので、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施の形態のパチンコ機の動作のフローチャート図である。
【図2】 第1実施の形態のパチンコ機の計数更新の処理のフローチャート図である。
【図3】 第2実施の形態のパチンコ機の動作のフローチャート図である。
【図4】 第2実施の形態のパチンコ機の計数更新の処理のフローチャート図である。
【図5】 第2実施の形態のパチンコ機において、第2計数の値と加算値の関係を示した図である。
【図6】 第1実施の形態のパチンコ機と第2実施の形態のパチンコ機のブロック図である。
【符号の説明】
RND 計数
SYC、CTN 計数器の値
N 加算値
13 計数器
Claims (1)
- 第1間隔で発生するリセット信号毎に各動作処理プログラムを順次に実行するパチンコ機において、
始動口へのパチンコ球の入球を検出する入球検出手段と、
第1計数を記憶する計数記憶手段と、
前記計数記憶手段に記憶される第1計数に対して前記第1間隔毎に加算値を加算し、第1計数を第1範囲内で周期的かつ順次に更新する計数更新手段と、
前記入球検出手段により入球を検出した際に、前記計数記憶手段に記憶される第1計数の値を取得し、取得した第1計数の値に基づいて当たりを判定する当たり判定手段と、
第2計数を記憶するとともに、前記記憶された第2計数に対して前記第1間隔と異なる第2間隔毎に加算値を加算し、第2計数を第1範囲内で周期的かつ順次に更新する計数器と、を有し、
前記当たり判定手段により当たりと判定された際に、前記計数記憶手段に記憶される第1計数の値に前記計数器に記憶される第2計数の値を代入することを特徴とするパチンコ機。
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