JP5690213B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5690213B2 JP5690213B2 JP2011115076A JP2011115076A JP5690213B2 JP 5690213 B2 JP5690213 B2 JP 5690213B2 JP 2011115076 A JP2011115076 A JP 2011115076A JP 2011115076 A JP2011115076 A JP 2011115076A JP 5690213 B2 JP5690213 B2 JP 5690213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- effect
- display
- control device
- executed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
この遊技機では、図柄の変動、リーチ状態の発生等の遊技の進行に応じて、ポイント(特典)を付与する。そして、遊技者は、蓄積されたポイントに応じて、クーポン等の商品を取得することが可能となっている。
すなわち、従来の遊技機では、ポイントが付与される状況が単調であるため、遊技者は、特賞状態の終了等の遊技者にとって有利な遊技状態の終了を契機として遊技を止めてしまう恐れがある。
本発明の課題は、特典の付与によって遊技者に遊技の継続を促すことである。
これにより、遊技者において、特別演出ステージの実行を目的として遊技を行わせることができ、遊技の継続を促すことが可能となる。
したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、特典の付与によって遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、遊技者による識別情報の入力を促すことが可能となる。
これにより、遊技者が特賞状態の終了又は変動時間短縮状態の終了を契機として遊技を止めてしまうことを抑制することが可能となる。
よって、第二の発明に係る遊技機によれば、さらに、遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
第三の発明に係る遊技機では、当該特定遊技モードにおいて付与されたポイントが積算されることによって、さらに、遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
ここで、ポイントとしては、例えば、後述する遊技ポイントが該当する。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、遊技情報管理システム900を構成するパチンコ機1に適用している。
(遊技情報管理システムの構成)
図1は、遊技情報管理システムの概略構成図である。
遊技情報管理システム900では、パチンコ機1による遊技に基づく遊技情報を管理することが可能となっている。
図1に示すように、遊技情報管理システム900は、遊技機メーカが運営する遊技情報管理サーバ920と、遊技者が所有するパソコン、携帯電話等の通信端末930と、遊技店に配設されるパチンコ機1と、を備えて構成される。
本実施形態では、遊技情報管理サーバ920において管理される遊技情報として、遊技ポイント、変動表示回数、当たり回数、当たり連続回数等が設定されている。遊技ポイントとは、パチンコ機1による遊技を行うことよって、遊技の進行に応じて付与されるポイントである。変動表示回数とは、パチンコ機1による遊技において、後述する演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われた回数である。当たり回数とは、パチンコ機1による遊技において、後述する特賞状態が生起された回数である。当たり連続回数とは、パチンコ機1による遊技おいて、後述する確率変動状態を生起させる特賞状態が連続して生起された回数である。
遊技者は、遊技情報管理サーバ920による遊技情報の管理を開始するために、専用Webサイトにおいて遊技者登録を行なう必要がある。
具体的には、遊技者は、通信端末930を用いて専用Webサイトの遊技者登録ページにアクセスして、氏名、メールアドレス等の遊技者を特定する情報を登録する遊技者登録を行う。遊技者登録が完了すると、遊技情報管理サーバ920において、遊技者IDが設定される。そして、遊技者登録が完了すると、設定された遊技者ID、閲覧パスワード及び遊技開始用パスワードが、遊技者情報管理サーバ920から通信端末930に送信される。
登録者専用ページでは、当該遊技者IDに対応付けて記憶されている遊技情報(過去の遊技情報)を取得することができる。具体的には、登録者専用ページには、当該遊技者IDに係る遊技者が保有している遊技ポイントが表示される。なお、遊技ポイントは、後述するように、パチンコ機1による遊技によって取得することができ、遊技ポイント特典の購入によって消費される。また、登録者専用ページでは、遊技者登録を行ってから現在までの間における、変動表示回数の積算値、当たり回数の積算値、当たり連続回数の最大値が表示される。
また、登録者専用ページでは、遊技ポイントを使用して、遊技ポイント特典を購入することができる。本実施形態では、遊技ポイント特典として、画像、音楽等の情報景品、ストラップ、ポストカード等の実景品、実景品が当たる抽選に応募できる権利、遊技ポイント増加特典等が設定されている。
具体的には、パチンコ機1では、遊技モードとして、遊技開始用パスワードが入力された場合に設定される特定遊技モードと、遊技開始用パスワードが入力されずに遊技が開始された場合に設定される一般遊技モードと、を有している。
一般遊技モードでは、当該一般遊技モードにおける遊技情報が蓄積されることはない。本実施形態では、一般遊技モードにおいては、遊技の進行に応じて遊技ポイントが付与されることもない。
次に、パチンコ機1の構成を説明する。
図2は、パチンコ機の斜視図である。
図2に示すように、パチンコ機1は、矩形状の枠本体2と、枠本体2の前側に開閉可能に配設された前枠3と、前枠3の前側上部に開閉可能に配設された前扉4と、前扉4の下方に配設された受皿ユニット5と、受皿ユニット5の側方に配設された発射ハンドル6と、を備えている。
前扉4は、前枠3に配設された遊技盤100の前側に対応する位置に配設された透明板4aと、透明板4aの周囲に配設された装飾部4bと、を有している。
装飾部4bは、前方に向かって膨出する形状を有している。装飾部4bには、装飾部4bの内部に配設されたスピーカ(図4参照)が出力する音声を通過させるための複数の音抜孔4cが設けられている。
入力ボタン5bは、遊技者による回転操作及び押し込み操作が可能となるように構成されている。入力ボタン5bは、回転操作及び押し込み操作に応じて、操作信号を演出制御装置150(図4参照)に出力する。
まず、パチンコ機1における遊技盤100の遊技盤面102の構成を説明する。
図3は、パチンコ機における遊技盤面の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図3に示すように、遊技盤面102の略中央部には、演出画像を表示することが可能な演出図柄表示装置104が設けられている。演出図柄表示装置104は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成される。
演出図柄表示装置104は、それぞれにおいて独立して演出図柄Z1,Z2(図20、図21参照)の変動表示及び停止表示を行うことが可能な4つの領域R1,R2,R3,R4(図20、図21参照)を有している。
第4の領域R4では、第2の演出図柄Z2の変動表示及び停止表示が行われる。第2の演出図柄Z2は、カラーバーから構成されている。そして、第2の演出図柄Z2の変動表示とは、カラーバーが表す色を順次変化させた状態の表示をいう。また、第2の演出図柄Z2の停止表示とは、カラーバーが所定の色を表している状態の表示をいう。
演出図柄表示装置104の左側には、普通図柄始動ゲート122が設けられている。普通図柄ゲート122は、常時、遊技球による通過が可能となるように形成されている。普通図柄ゲート122には、始動ゲートスイッチ133(図4参照)が配設されている。始動ゲートスイッチ133は、遊技球による普通図柄ゲート122の通過の検出に応じて、検出信号を主制御装置210に送信する。主制御装置210は、始動ゲートスイッチ133からの検出信号の入力に応じて、普通図柄による抽選を実行する。
第一始動入賞口111aは、常時、遊技球が入賞可能となるように上向きに開口した入賞口(いわゆるヘソ)である。第一始動入賞口111aには、第一始動入賞口スイッチ131a(図4参照)が配設されている。第一始動入賞口スイッチ131aは、第一始動入賞口111aへの遊技球の入賞の検出に応じて、検出信号を主制御装置210に送信する。主制御装置210は、第一始動入賞口スイッチ131aからの検出信号の入力に応じて、当たり抽選を実行する。
特別図柄表示装置107a,107bの上側には、遊技状態表示装置109が設けられている。遊技状態表示装置109は、LED等によって構成されている。遊技状態表示部109には、連続して特別図柄及び演出図柄Z1,Z2の変動表示を行うことが可能な回数(いわゆる、保留数)、特賞状態のラウンド数、時短状態の生起等が表示される。
演出図柄表示装置104の上方には、電動役物130が配設されている。電動役物130には、モータ(図示せず)及びランプ(図示せず)が配設されている。そして、電動役物130は、作動状態となった際、モータにより所定パターンで揺動するとともに、ランプにより所定パターンで発光する。
遊技盤面102においては、各入賞口に遊技球を導くように複数の釘(図示せず)が配置されている。
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図4は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、パチンコ機1は、制御部として、主制御装置210と、演出制御装置150と、表示制御装置151と、ランプ制御装置152と、効果音制御装置153と、役物制御装置157と、を備えている。不正行為防止等のため、主制御装置210及び演出制御装置150は、それぞれ別々の基板に実装される。また、主制御装置210から演出制御装置150への一方向にのみデータの送信が可能となっている。
入力ポート250は、第一始動入賞口スイッチ131a、第二始動入賞口スイッチ131b、大入賞口スイッチ132及び始動ゲートスイッチ133のそれぞれから出力された検出信号をCPU220に出力する。
出力ポート255は、演出制御装置150、特別図柄表示装置107a,107b、普通図柄表示装置106、遊技状態表示装置109、賞球払出制御装置156、始動入賞口ソレノイド158及び大入賞口ソレノイド159のそれぞれに制御コマンドや制御信号を出力する。また、出力ポート255は、パチンコ機1の出玉情報や異常信号をホールコンピュータ500に出力する。
演出制御装置150は、主制御装置210と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポート及び出力ポートを備える。
演出制御装置150のROMには、演出を制御するためのプログラム、各種データ等が記憶されている。演出制御装置150のRAMには、主制御装置210から入力された制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。
演出制御装置150は、主制御装置210から受信した制御コマンドに基づいて、実行する演出を決定する。そして、演出制御装置150は、決定した演出に応じた演出制御コマンドを生成して、生成した演出制御コマンドを送信することによって、表示制御装置151、ランプ制御装置152、効果音制御装置153及び役物制御装置157それぞれを制御する。
表示制御装置151のROMには、演出表示を行うためのプログラム、各種画像データ等が記憶されている。表示制御装置151のRAMには、CPUに対する入出力データや演算処理のためのデータが一時的に記憶され、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。
ランプ制御装置152は、ランプ154の点灯、点滅等を制御する。ランプ制御装置152は、演出制御装置150から演出制御コマンドを受信することに応じて、該演出制御コマンドが指示するランプ演出に対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいてランプ154の点灯、点滅、消灯等を行う。
役物制御装置157は、電動役物130の作動を制御する。役物制御装置157は、演出制御装置150から演出制御コマンドを受信することに応じて、該役物制御コマンドが指示する電動役物130の作動パターンに対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいて電動役物130を作動させる。
次に、当たり抽選について説明する。
図5は、当たりの種別を示す図である。
図5に示すように、パチンコ機1では、特賞状態(当たり)の種別として、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」及び「小当たり」の4つが規定されている。
ここで、低確率状態とは、当たり抽選の当選確率が低確率(通常確率)となる遊技状態をいう。また、確率変動状態とは、当たり抽選の当選確率が低確率状態と比較して高確率(例えば、通常確率の10倍)となる遊技状態をいう。また、時短状態とは、特別図柄及び演出図柄Z1,Z2の変動時間が短縮する遊技状態をいう。時短状態では、普通図柄の抽選確率が通常時の抽選確率と比較して高確率(例えば、10倍)になるとともに、第二始動入賞口111bの開放時間が通常時の開放時間と比較して延長される。
「確変2大当たり」に当選した場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「確変2図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄Z1,Z2を「確変2図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「確変2図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の領域R1,R2,R3において、「1,3、5」等の規則性のある不揃いの組み合わせで第1の演出図柄Z1を停止表示させるとともに、第4の領域において、「青色」で第2の演出図柄Z2を停止表示させる。
ここで、各回のラウンドにおける大入賞口115の開放動作は、所定の時間(例えば、30秒)が経過するか、所定数(例えば10個等)の遊技球が入賞するまで継続する。また、当たり時における大入賞口115の開放動作は、特賞状態の種別に応じて設定されたラウンド回数だけ繰り返し行われる。
次に、主制御装置210から演出制御装置150に出力される制御コマンドにつて説明する。
図6は、主制御装置から演出制御装置に出力される制御コマンドの構成を示す図である。
図6に示すように、制御コマンドは、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とから構成されている。
状態指定コマンドは、当たり抽選の結果(当たりの場合は当たり種別)を指定するコマンドである。具体的には、状態指定コマンドは、当たり抽選の結果として、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」、「小当たり」及び「はずれ」のうちいずれかを指定する。
状態指定コマンド及び変動時間指定コマンドは、演出図柄Z1,Z2の変動表示の開始時に送信される。この際、まず、状態指定コマンドが送信されて、その後、変動時間指定コマンドが送信される。ここで、演出図柄Z1,Z2の変動表示の開始時は、特別図柄の変動表示の開始時と略一致している。
特賞状態開始指定コマンドは、特賞状態の開始を指定するためのコマンドである。具体的には、特賞状態指定コマンドは、通常大当たりの開始、確変1大当たりの開始、確変2大当たりの開始及び小当たりの開始のうちいずれかを指定する。特賞状態開始指定コマンドは、特賞状態の開始時に出力される。
特賞状態終了指定コマンドは、特賞状態の終了を指定するためのコマンドである。特賞状態終了指定コマンドは、特賞状態の終了時に出力される。
次に、主制御装置210で実行される遊技制御処理を説明する。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図7のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
図7は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS104では、入力ポート250を介して、各スイッチ131a,131b,132,133からの検出信号を入力する入力処理を実行し、ステップS106に移行する。
入力処理では、各スイッチ131a,131b,132,133からの検出信号の入力を検出する。そして、各スイッチ131a,131b,132,133からの検出信号の入力を検出した場合には、当該検出を示す情報をRAM240の所定領域に記憶する。
始動情報更新処理では、ステップS104の入力処理の処理結果に基づいて、始動入賞口スイッチ131a,131bから検出信号を入力したか否かを判定する。そして、始動入賞口スイッチ131a,131bから検出信号を入力したと判定した場合には、RAM240の始動情報記憶領域における始動情報の記憶更新処理を実行する。
ここで、本実施形態では、RAM240の始動情報記憶領域において、始動情報を4つまで記憶可能に設定されている。
ステップS108では、当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。当たり判定処理については、後述する。
ステップS110では、大入賞口115を所定パターンで開放させる当たり処理を実行し、ステップS112に移行する。
当たり処理では、大入賞口115を所定パターンで開放させるように、制御信号を大入賞口ソレノイド159に対して送信する。
ステップS112では、賞球払出管理処理を実行し、ステップS114に移行する。
賞球払出管理処理では、ステップS104の入力処理の処理結果に基づいて、入賞口スイッチ131a,131b,132から検出信号を入力したか否かを判定する。そして、入賞口スイッチ131a,131b,132から検出信号を入力したと判定した場合には、賞球払出制御装置156に賞球の払い出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、出力ポート255を介して賞球の払い出し動作を行わせるための制御コマンドが賞球払出制御装置156に送信される。
ステップS116では、出力ポート255を介して、RAM240に格納した制御コマンドを出力するポート出力処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ポート出力処理では、制御コマンドが、演出制御装置150に対して出力される。この際、演出制御装置150に対しては、まず、ストローブ信号を出力し、その後、モードデータ及びイベントデータからなる制御コマンドを出力する。また、ポート出力処理では、特別図柄表示装置107a,107b、普通図柄表示装置106、遊技状態表示装置109、賞球払出制御装置156、始動入賞口ソレノイド158、大入賞口ソレノイド159、等へも制御信号が出力される。
図8は、当たり判定処理を示すフローチャートである。
当たり判定処理では、ステップS108において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、演出図柄表示装置104において演出図柄Z1,Z2が変動中か否かを判定し、演出図柄Z1,Z2が変動中でないと判定した場合(No)は、ステップS202に移行する。一方、演出図柄Z1,Z2が変動中であると判定した場合(Yes)は、ステップS214に移行する。
ステップS204では、RAM240の始動情報記憶領域から当たり決定乱数値を読み出し、ステップS206に移行する。
さらに、「はずれ」であることが決定された場合には、「はずれ」に対応する状態指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、出力ポート255を介して状態指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ここで、ROM230には、当たり種別決定乱数値と当たり種別番号との対応を登録した当たり種別決定テーブルが格納されている。そして、当たり種別決定処理では、始動情報の当たり種別決定乱数値を読み出し、該当たり種別決定乱数値に対応する当たり種別番号を当たり種別決定テーブルから読み出して当たりの種別を決定する。
ステップS210では、演出図柄Z1,Z2の変動時間を決定する当たり時変動時間決定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、ROM230には、当たり種別、現在の始動情報記憶数、現在の遊技状態等の組み合わせごとに設定された当たり時用変動時間決定テーブルが格納されている。各当たり時用変動時間決定テーブルには、変動時間決定乱数値と変動時間番号との対応が登録されている。
さらに、読み出した変動時間番号に対応する変動時間指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、出力ポート255を介して変動時間指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
また、当たり時変動時間決定処理では、変動時間タイマにおいて、決定した変動時間を設定する。そして、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄の変動表示を開始するとともに、設定したタイマによる変動時間の計測を開始する。
ここで、ROM230には、現在の始動情報記憶数、現在の遊技状態等の組み合わせごとに設定されたはずれ時用変動時間決定テーブルが格納されている。各はずれ時用変動時間決定テーブルには、変動時間決定乱数値と変動時間番号との対応が登録されている。
また、はずれ時変動時間決定処理では、変動時間タイマにおいて、決定した変動時間を設定する。そして、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄の変動表示を開始するとともに、設定したタイマによる変動時間の計測を開始する。
ステップS214では、変動時間タイマに基づいて、変動時間が経過したか否かを判定する。
ステップS216では、図柄停止指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する図柄停止処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
これにより、ステップS116のポート出力処理では、出力ポート255を介して図柄停止指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
次に、演出制御装置150で実行される処理を説明する。
演出制御装置150のCPUは、所定の動作クロック(例えば、2[ms])で1サイクルを実行可能な制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図9のフローチャートに示す演出制御処理を繰り返し実行する。
演出制御処理は、演出制御装置150のCPUにおいて実行されると、図9に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、入力画面表示処理を実行し、ステップS302に移行する。入力画面表示処理については、後述する。
ステップS302では、遊技モード設定処理を実行し、ステップS304に移行する。遊技モード設定処理については、後述する。
ステップS306では、特定遊技モード終了処理を実行し、ステップS308に移行する。特定遊技モード終了処理については、後述する。
ステップS308では、状態指定コマンドを受信する状態指定コマンド受信処理を実行し、ステップS310に移行する。状態指定コマンド受信処理については、後述する。
ステップS312では、図柄停止指定コマンドを受信する図柄停止指定コマンド受信処理を実行し、ステップS314に移行する。
ステップS314では、特賞状態開始指定コマンドを受信する特賞状態開始指定コマンド受信処理を実行し、ステップS316に移行する。
そして、表示制御装置151は、特賞状態演出指定表示制御コマンドを受信すると、演出図柄表示装置104において、該特賞状態演出指定表示制御コマンドが指定する特賞状態演出を開始する。
特賞状態終了指定コマンド受信処理では、演出制御装置150は、主制御装置210から特賞状態終了指定コマンドを受信したか否かを判定する。そして、演出制御装置150は、特賞状態終了指定コマンドを受信したと判定した場合には、特賞状態演出の停止を指示する表示制御コマンド(以下、特賞状態演出停止指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、特賞状態演出停止指定表示制御コマンド受信すると、演出図柄表示装置104において表示している特賞状態演出を停止する。
ステップS318では、遊技ポイント付与設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。遊技ポイント付与設定処理については、後述する。
図10は、入力画面表示処理を示すフローチャートである。
入力画面表示処理は、遊技開始用パスワードを入力するための画面である入力画面G1の表示を行うための処理である。入力画面表示処理は、ステップS300において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400では、入力画面表示中フラグが設定されているか否かを判定し、入力画面表示中フラグが設定されていないと判定した場合(No)は、ステップS402に移行する。一方、入力画面表示中フラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS408に移行する。
本実施形態では、演出制御装置150は、客待ち状態となっている際に、入力画面G1の表示を行う。客待ち状態は、演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われていない状態が所定時間(例えば、30[s])継続したときに開始し、新たに演出図柄Z1,Z2の変動表示が開始されるまで継続する。この際、特賞状態が生起されている期間は、客待ち状態から除外される。したがって、演出制御装置150は、表示開始条件として、演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われていない状態が所定時間継続しているか否かを判定し、所定時間継続していると判定した場合には、表示開始条件を満たしているものとし、所定時間継続していないと判定した場合には、表示開始条件を満たしていないものとする。
ステップS404では、入力画面表示処理を実行し、ステップS406に移行する。
入力画面表示処理では、演出制御装置150は、入力画面G1の表示を指示する表示制御コマンド(以下、入力画面表示指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
ステップS406では、入力画面表示中フラグ設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
入力画面表示中フラグ設定処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において、入力画面表示中フラグを設定(記憶)する。
また、入力画面表示中フラグ設定処理では、演出制御装置150は、入力ボタン5bからの検出信号の入力を有効に設定する。これによって、入力画面表示中フラグが設定されている場合には、入力ボタン5bの操作に基づく検出信号の入力が有効となる。
本実施形態では、演出制御装置150は、表示終了条件として、客待ち状態が解除(新たに演出図柄Z1,Z2の変動表示が開始)されたか否かを判定し、客待ち状態が解除されたと判定した場合には、表示終了条件を満たしているものとし、客待ち状態が解除されていないと判定した場合には、表示終了条件を満たしていないものとする。
ステップS410では、入力画面消去処理を実行し、ステップS412に移行する。
入力画面消去処理では、演出制御装置150は、入力画面G1の消去を指示する表示制御コマンド(以下、入力画面消去指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
ステップS412では、入力画面表示中フラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
入力画面表示中フラグ解除処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において設定されている入力画面表示中フラグを解除(消去)する。
また、入力画面表示中フラグ解除処理では、演出制御装置150は、入力ボタン5bからの検出信号の入力を無効に設定する。これによって、入力画面表示中フラグが設定されていない場合には、入力ボタン5bの操作に基づく検出信号の入力が無効となる。
図11は、遊技モード設定処理を示すフローチャートである。図12は、入力画面の一例を示す図である。
遊技モード設定処理は、遊技開始用パスワードの入力に応じて遊技モードを設定するための処理である。遊技モード設定処理は、ステップS302において実行されると、図11に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS502では、遊技開始用パスワードが入力されたか否かを判定し、遊技開始用パスワードが入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS504に移行する。一方、遊技開始用パスワードが入力されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
入力画面G1では、5つの記号表示部Wのうち左側に配置されている記号表示部Wから順番に、各記号表示部Wにおいて記号を入力することが可能となっている。入力画面G1では、選択表示物C1により64種類の記号のうちいずれかの記号に対応する選択対象表示物Hkが選択さると、選択されている選択対象表示物Hkに対応する記号が、記号表示部Wに表示される。図12では、1番目の記号表示部Wにおける記号の入力が可能な状態において、選択表示物C1により「A」の記号に係る選択対象表示物Hkが選択されている状態を示している。そして、記号表示部Wに記号が表示されている状態で、入力ボタン5bが押し込み操作さると、当該記号表示部Wにおける当該記号の入力が確定するとともに、次の順番の記号表示部Wにおける記号の入力が可能な状態となる。これにより、5つの記号表示部Wにおいて、順次、記号を入力することが可能となる。
さらに、入力画面G1では、選択表示物C1により選択対象表示物Hdが選択されている状態で、入力ボタン5bが押し込み操作されたことに応じて、遊技開始用パスワードの入力が確定される。ここで、入力画面G1では、全ての記号表示部Wにおいて記号が入力されていない状態では、選択表示物C1により選択対象表示物Hdを選択することができないように設定されている。
ステップS504では、特定遊技モード設定処理を実行し、ステップS506に移行する。
特定遊技モード設定処理では、演出制御装置150は、遊技モードとして、特定遊技モードを設定する。特定遊技モードでは、当該特定遊技モードにおける遊技情報が、入力された遊技開始用パスワードに係る遊技者IDに対応付けられて記憶される。また、特定遊技モードでは、遊技の進行に応じて、遊技ポイントが付与される。
また、特定遊技モード設定処理では、連続回数カウンタのカウント値に基づいて、当該特定遊技モード中における当たり連続回数の最大回数を記憶する。
さらに、特定遊技モード設定処理では、入力された遊技開始用パスワードに演出のカスタマイズの実行を示す情報が含まれている場合には、当該カスタマイズの内容に応じて各種演出の選択確率が変更されるように設定を行う。
ステップS506では、特定遊技モードフラグ設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特定遊技モードフラグ設定処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において、特定遊技モードフラグを設定(記憶)する。
図13は、終了画面表示処理を示すフローチャートである。
終了画面表示処理は、特定遊技モードを終了するための画面である終了画面G2を表示するための処理である。終了画面表示処理は、ステップS304において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS600では、特定遊技モードフラグが設定されているか否かを判定し、特定遊技モードフラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS602に移行する。一方、特定遊技モードフラグが設定されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS604では、終了画面G2の表示開始条件を満たしている否かを判定し、表示開始条件を満たしていると判定した場合(Yes)は、ステップS606に移行する。一方、表示開始条件を満たしていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS606では、終了画面表示処理を実行し、ステップS608に移行する。
終了画面表示処理では、演出制御装置150は、終了画面G2の表示を指示する表示制御コマンド(以下、終了画面表示指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
ステップS608では、終了画面表示中フラグ設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
終了画面表示中フラグ設定処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において、終了画面表示中フラグを設定(記憶)する。
また、終了画面表示中フラグ設定処理では、演出制御装置150は、入力ボタン5bからの検出信号の入力を有効に設定する。これによって、終了画面表示中フラグが設定されている場合には、入力ボタン5bの操作に基づく検出信号の入力が有効となる。
本実施形態では、演出制御装置150は、終了画面G2において遊技を終了しないことが決定された場合又は演出図柄Z1,Z2の変動表示が開始された場合に、表示終了条件を満たしているものと判定する。
ステップS612では、終了画面消去処理を実行し、ステップS614に移行する。
終了画面消去処理では、演出制御装置150は、終了画面G2の消去を指示する表示制御コマンド(以下、終了画面消去指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
ステップS614では、終了画面表示中フラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
終了画面表示中フラグ解除処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において設定されている終了画面表示中フラグを解除(消去)する。
また、終了画面表示中フラグ解除処理では、演出制御装置150は、入力ボタン5bからの検出信号の入力を無効に設定する。これによって、終了画面表示中フラグが設定されていない場合には、入力ボタン5bの操作に基づく検出信号の入力が無効となる。
図14は、特定遊技モード終了処理を示すフローチャートである。図15は、終了画面の一例を示す図である。
特定遊技モード終了処理は、特定遊技モードを終了するための処理である。特定遊技モード終了処理は、ステップS306において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS700に移行する。
ステップS702では、終了画面G2において遊技を終了することが決定されたか否かを判定し、遊技を終了することが決定されたと判定した場合(Yes)は、ステップS704に移行する。一方、遊技を終了することが決定されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
終了画面G2では、選択表示物C1により選択対象表示物Heが選択されている状態で、入力ボタン5bが押し込み操作されたことに応じて、遊技を終了することが決定される。
ステップS704では、特定遊技モード終了処理を実行し、ステップS706に移行する。
さらに、特定遊技モード終了処理では、遊技ポイントカウンタ、変動表示回数カウンタ、特賞状態回数カウンタ及び連続回数カウンタのそれぞれのカウント値をリセットするとともに、記憶されている当たり連続回数の最大回数をリセットする。
ステップS706では、特定遊技モードフラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特定遊技モードフラグ解除処理では、演出表示装置150のRAMの所定領域において設定されている特定遊技モードフラグを解除(消去)する。
図16は、状態指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。
状態指定コマンド受信処理は、ステップS308において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS800に移行する。
ステップS800では、状態指定コマンドを受信したか否かを判定し、状態指定コマンドを受信したと判定した場合は、ステップS802に移行する。一方、状態指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS802では、状態指定フラグを設定する状態指定フラグ設定処理を実行し、ステップS804に移行する。
ここで、演出制御装置150のRAMには、当たり抽選の結果(当たりの場合には当たり種別)に応じた状態指定フラグを設定する領域が設けられている。
ステップS804では、停止表示する演出図柄Z1,Z2の組み合わせを決定する停止図柄決定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、演出制御装置150のROMには、当たり抽選の結果(「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」、「小当たり」及び「はずれ」)ごとに設定された停止図柄決定テーブルが格納されている。各停止図柄決定テーブルには、後述する停止図柄決定乱数の値と停止表示する演出図柄Z1,Z2の組み合わせを示す停止図柄番号との対応が登録されている。
また、演出制御装置150は、ステップS802の状態指定フラグ設定処理で設定した状態指定フラグが示す抽選結果に対応する停止図柄決定テーブルを読み出す。
そして、演出制御装置150は、読み出した停止図柄決定テーブルから、取得した停止図柄決定乱数値に対応する停止図柄番号を読み出す。
そして、表示制御装置151は、停止図柄指定表示制御コマンド受信すると、該停止図柄指定表示制御コマンドが指定する演出図柄Z1,Z2の組み合わせを、停止表示する演出図柄Z1,Z2の組み合わせをとして設定する。
図17は、変動時間指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。
変動時間指定コマンド受信処理は、ステップ310において実行されると、図17に示すように、まず、ステップS900に移行する。
ステップS900では、変動時間指定コマンドを受信したか否かを判定し、変動時間指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS902に移行する。一方、変動時間指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS902では、演出ステージ決定処理を実行し、ステップS904に移行する。
パチンコ機1では、「一般遊技モード」が設定されている場合には、演出ステージDの選択が不可能となるように構成されている。一方、「特定遊技モード」が設定されている場合には、演出ステージDの選択が可能となるように構成されている。
また、演出制御装置150は、特定遊技モードフラグが設定されているか否かを判定し、特定遊技モードフラグが設定されている場合には、「特定遊技モード」に対応する演出ステージ決定テーブルを読み出す。一方、特定遊技モードフラグが設定されていない場合には、「一般遊技モード」に対応する演出ステージ決定テーブルを読み出す。
また、演出制御装置150は、RAMの所定領域において、決定した演出ステージの種類(演出ステージA、演出ステージB、演出ステージC又は演出ステージD)に応じた演出ステージフラグを設定する。この演出ステージフラグの設定は、異なる種類の演出ステージの実行が決定されるまで維持される。
そして、表示制御装置151は、演出ステージ指定表示制御コマンド受信すると、演出図柄表示装置104において、該演出ステージ指定表示制御コマンドが指定する演出ステージに係る演出(背景画像の表示等)を開始する。
ステップS904では、演出図柄Z1,Z2の変動パターンを決定する変動パターン決定処理を実行し、ステップS906に移行する。
また、演出制御装置150は、ステップS802の状態指定フラグ設定処理で設定した状態指定フラグが示す抽選結果、受信した変動時間指定コマンドが指定する変動時間及びステップS902の演出ステージ決定処理で設定した演出ステージフラグが示す演出ステージの種類の組み合わせに対応する変動パターン決定テーブルをRAMの参照テーブル記憶領域から読み出す。
さらに、演出制御装置150は、読み出した変動パターン番号に対応する表示制御コマンド(以下、変動パターン指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、変動パターン指定表示制御コマンド受信すると、演出図柄表示装置104において、該変動パターン指定表示制御コマンドが指定する変動パターンによる演出図柄Z1,Z2の変動表示を開始する。
予告演出とは、演出図柄Z1,Z2の変動表示に対応して行われる、当該変動表示に係る当たり抽選の結果を予告する演出である。
演出制御装置150のROMには、当たり抽選の結果(「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」、「小当たり」及び「はずれ」)、変動パターン等の組み合わせごとに設定された予告演出実行抽選テーブルが格納されている。各予告演出実行抽選テーブルには、予告演出決定乱数値と予告演出抽選の当たり値との対応が登録されている。
予告演出決定処理では、演出制御装置150は、まず、予告演出を実行するか否かを決定するための予告演出決定乱数値を対応の乱数カウンタから取得する。
そして、演出制御装置150は、読み出した予告演出実行抽選テーブル及び予告演出決定乱数値に基づいて予告演出を実行するか否かを判定する。
また、演出制御装置150は、予告演出を実行すると判定した場合には、実行する予告演出を決定する。
演出制御装置150のROMには、当たり抽選の結果(「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」、「小当たり」及び「はずれ」)、変動パターン及び演出ステージの種類の組み合わせごとに設定された予告演出決定テーブルが格納されている。各予告演出決定テーブルには、予告演出決定乱数値と予告演出番号との対応が登録されている。
さらに、演出制御装置150は、読み出した予告演出番号に対応する表示制御コマンド(以下、予告演出指定表示制御コマンドとする)を、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、予告演出指定表示制御コマンド受信すると、演出図柄表示装置104において、該予告演出指定表示制御コマンドが指定する予告演出を実行する。
図18は、遊技ポイント付与設定処理を示すフローチャートである。図19は、遊技ポイント付与テーブルを示す図である。
遊技ポイント付与設定処理は、ステップS318において実行されると、図18に示すように、まず、ステップS1000に移行する。
ステップS1000では、特定遊技モードフラグが設定されているか否かを判定し、特定遊技モードフラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS1002に移行する。一方、特定遊技モードフラグが設定されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS1004では、第一遊技ポイント付与テーブル設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、演出制御装置150のROMには、遊技の進行に応じて付与される遊技ポイントの値が異なる複数の遊技ポイント付与テーブルが格納されている。図19に示すように、本実施形態では、遊技ポイント付与テーブルとして、第一遊技ポイント付与テーブル及び第二遊技ポイント付与テーブルが設定されている。
具体的には、図19(a)に示すように、第一遊技ポイント付与テーブルでは、演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われるごとに、10ポイントの遊技ポイントが付与され、リーチ演出の表示が行われるごとに、100ポイントの遊技ポイントが付与され、予告演出が実行されるごとに、50ポイントの遊技ポイントが付与されるように設定されている。一方、図19(b)に示すように、第二遊技ポイント付与テーブルでは、演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われるごとに、1ポイントの遊技ポイントが付与され、リーチ演出の表示が行われるごとに、10ポイントの遊技ポイントが付与され、予告演出が実行されるごとに、5ポイントの遊技ポイントが付与されるように設定されている。
一方、ステップS1006では、第二遊技ポイント付与テーブル設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
第二遊技ポイント付与テーブル設定処理では、遊技ポイント付与テーブルとして、第二遊技ポイント付与テーブルを設定する。これにより、演出ステージA,B,Cが実行されている際には、第二遊技ポイント付与テーブルに基づいて、遊技ポイントの付与が行われる。
次に、パチンコ機1の動作を説明する。
図20は、演出図柄表示装置における演出図柄の変動表示の一例を示す図である。図21は、演出図柄表示装置における演出図柄の停止表示の一例を示す図である。
パチンコ機1では、遊技者による遊技開始用パスワードの入力を検出した場合には、特定遊技モードが設定される。一方、パチンコ機1では、遊技者による遊技開始用パスワードの入力を検出しない場合には、一般遊技モードが設定される。
パチンコ機1では、遊技球が始動入賞口111a,111bに入賞すると、当たり抽選が実行される。そして、当たり抽選が実行されると、図20に示すように、演出図柄表示装置104において演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われた後、図21に示すように、当該当たり抽選の結果に応じた態様による演出図柄Z1,Z2の停止表示が行われる。
ここで、パチンコ機1では、「一般遊技モード」が設定されている場合には、演出ステージDの選択が不可能となるように構成されている。一方、「特定遊技モード」が設定されている場合には、演出ステージDの選択が可能となるように構成されている。
また、パチンコ機1では、遊技ポイントを付与するために参照される遊技ポイント付与テーブルとして、第一遊技ポイント付与テーブル及び第二遊技ポイント付与テーブルを有している。ここで、第一遊技ポイント付与テーブルでは、第二遊技ポイント付与テーブルと比較して、遊技の進行に応じて付与される遊技ポイントが高く設定されている。
これにより、パチンコ機1では、演出ステージDが実行されている場合には、他の演出ステージA,B,Cが実行されている場合と比較して、遊技の進行に応じて付与される特典の程度(遊技ポイントの値)が高められる。
したがって、遊技者において、演出ステージDの実行を目的として遊技を行わせることができ、遊技の継続を促すことが可能となる。
よって、パチンコ機1によれば、特典(遊技ポイント)の付与によって遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
したがって、パチンコ機1によれば、遊技者による遊技開始用パスワードの入力を促すことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態においては、演出制御装置150は、特定遊技モードが設定されている場合に、変動時間指定コマンドの受信に応じて、複数種類の演出ステージA,B,C,Dのうちから実行する演出ステージを抽選により決定する構成となっている。
これにより、遊技者が特賞状態又は時短状態の終了を契機として遊技を止めてしまうことを抑制することが可能となり、遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
特に、他の特賞状態と比較してラウンド回数が少ない特賞状態(「確変2大当たり」及び「小当たり」)の終了後に、演出ステージDを実行して、第一遊技ポイント付与テーブルによる遊技ポイントの付与を行うことによって、遊技者の損失感を軽減することが可能となる。
これにより、特賞状態が生起されない状態で演出図柄Z1,Z2の変動表示が行われた回数が増加するほど、演出ステージDが実行される確率が高くなるため、遊技者に遊技の継続を促すことが可能となる。
また、上記実施形態においては、本発明をパチンコ機1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
104 演出図柄表示装置
107a,107b 特別図柄表示装置
106 普通図柄表示装置
109 遊技状態表示装置
111 始動入賞装置
111a 第一始動入賞口
111b 第二始動入賞口
115 大入賞口
130 電動役物
131a 第一始動入賞口スイッチ
131b 第二始動入賞口スイッチ
132 大入賞口スイッチ
133 始動ゲートスイッチ
150 演出制御装置
151 表示制御装置
152 ランプ制御装置
153 効果音制御装置
154 ランプ
155 スピーカ
210 主制御装置
220 CPU
230 ROM
240 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート
Claims (3)
- 遊技者の識別情報を入力可能な入力手段と、
前記遊技者の識別情報の入力を検出した場合には、特定遊技モードを設定し、前記遊技者の識別情報の入力を検出しない場合には、一般遊技モードを設定する遊技モード設定手段と、
特別演出ステージを含む複数種類の演出ステージのうちから実行する演出ステージを選択する演出ステージ選択手段と、
前記演出ステージ選択手段により選択された演出ステージを実行する演出ステージ実行手段と、
遊技の進行に応じて、所定の特典を付与する特典付与手段と、を備える遊技機であって、
前記演出ステージ選択手段は、
前記特定遊技モードが設定されている場合には、前記特別演出ステージの選択を可能とし、前記一般遊技モードが設定されている場合には、前記特別演出ステージの選択を不可能とし、
前記特典付与手段は、
前記特別演出ステージが実行されている場合には、前記複数種類の演出ステージのうち他の種類の演出ステージが実行されている場合と比較して、前記遊技の進行に応じて付与される特典の程度を高めることを特徴とする遊技機。 - 特賞状態を生起させるか否かを決定するための抽選を実行する抽選手段と、
前記抽選手段による抽選が実行された場合に、図柄の変動表示を行った後に、当該抽選の結果に応じた態様による図柄の停止表示を行う表示制御手段と、
前記抽選手段により前記特賞状態を生起させることが決定された場合に、特賞状態を生起させる特賞状態制御手段と、
前記図柄の変動表示を行う時間が短縮される変動時間短縮状態を生起させる変動時間制御手段と、を備え、
前記演出ステージ実行手段は、
前記特賞状態及び前記変動時間短縮状態のうち少なくとも一方の終了に応じて、前記特別演出ステージを実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記特典付与手段は、
前記特典として、実行された演出に応じたポイントを付与するとともに、当該特定遊技モードにおいて付与されたポイントを積算することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115076A JP5690213B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115076A JP5690213B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015016899A Division JP6014694B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012239759A JP2012239759A (ja) | 2012-12-10 |
JP5690213B2 true JP5690213B2 (ja) | 2015-03-25 |
Family
ID=47462101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011115076A Expired - Fee Related JP5690213B2 (ja) | 2011-05-23 | 2011-05-23 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5690213B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6156790B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-07-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6203624B2 (ja) * | 2013-12-16 | 2017-09-27 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP6521842B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2019-05-29 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP6521841B2 (ja) * | 2015-11-19 | 2019-05-29 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2017100003A (ja) * | 2017-03-06 | 2017-06-08 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP6604984B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2019-11-13 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP6604983B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2019-11-13 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10286369A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Sankyo Kk | 遊技用装置 |
JP2005224341A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Aruze Corp | 遊技機及びシミュレーションプログラム |
JP2006110094A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP5067969B2 (ja) * | 2008-07-07 | 2012-11-07 | 株式会社オリンピア | パチンコ機 |
-
2011
- 2011-05-23 JP JP2011115076A patent/JP5690213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012239759A (ja) | 2012-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5844559B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5690213B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5389231B1 (ja) | 遊技機 | |
JP5753448B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008136669A (ja) | ゲーム機 | |
JP2007275300A (ja) | ポイント管理システム | |
JP5827010B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019209105A (ja) | 遊技機 | |
JP5936021B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005007017A (ja) | 遊技用管理装置 | |
TWI305317B (ja) | ||
JP7035000B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5127811B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP2004180816A (ja) | 遊技機 | |
JP2006000149A (ja) | 遊技機 | |
JP2002355363A (ja) | 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP5544262B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6014694B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009045311A (ja) | レース開始前とレース中とで配当が異なるゲーミングマシン | |
JP6030729B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008178454A (ja) | ゲーム機 | |
JP2009100844A (ja) | 複数のスロットマシン間で賞金を取り合うゲームシステム | |
JP5891256B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5127810B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP5184494B2 (ja) | パチンコ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141224 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5690213 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |