JP4113921B2 - 建設機械における滑り止め材の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械における滑り止め材の製造方法および製造装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建築構造物の床や通路、階段、またバスやトラック、特殊車両等の床やステップ、さらに鉄道車両、船舶等の甲板やデッキ、工事現場における架設敷板等に、滑り止め機能を備えた滑り止め材を用いることがあるが、この様な滑り止め材として、従来、例えば図10に示すようなものが知られている。このものは、鋼板の上面に、複数の突部51が連続模様状に成形された所謂縞鋼板であって、通常の足場では相応の滑り止め効果を期待できるが、この縞鋼板の突部51の高さは低く、また湾曲形状であるため、建設機械において機体上面を覆うカバーを踏面として作業員がメンテナンス等を行うような場合には、より確実な滑り止めが必要とされる。
そこで、建設機械用の滑り止め材として、図11に示す如く、丸型あるいは星型に打ち抜かれた貫通孔52の周縁部が引き起されている滑り止め部53を、連続模様状に形成したものが提供されている。このものは、前記滑り止め部53の引き起し部分の高さを充分に高く確保でき、また打ち抜きによってシャープな剪断面が形成されているため、高い滑り止め効果を発揮できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記貫通孔が打ち抜かれた滑り止め材を、建設機械の機体上面を覆うカバーにそのまま用いると、該カバーの内部に雨水や泥滓や入り込んだり、あるいはエンジンからの熱風がカバー上方に吹上がったり、騒音が拡散したりする等の不具合の発生が避けられない。このため、滑り止め材の下側に平鋼板を固着した二重構造にして、前記不具合の発生を防止しているが、二重構造のものは一重構造のものと比べて製造に手間がかかりコストも高くなるうえ、滑り止め材の貫通孔から入り込んだ泥やゴミ等が、滑り止め材と下側の平鋼板とのあいだや貫通孔に溜ったときの清掃が面倒であるという問題もあり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、金属板の板面に板厚方向に膨出する平面視において円形をした断面略円弧形状の膨出部を形成した後、該膨出部に、金属板の板厚方向に対して直角方向を向き、かつ金属板に貫通孔が開設されない半抜き状態の剪断面によって膨出部の上側面中央部に位置する凹部と、該凹部側では凹部の溝底部と略同一高さで、膨出部の周縁部では膨出部の上面と略同一高さとなって鋼板の上面に通じ、膨出部の周縁側ほど低位置となる傾斜面になる溝底部を有した凹溝状で、かつその凹溝両側面が前記凹部を形成する剪断面から剪断深さを変えない状態で続いたものが、剪断深さを漸次浅くする状態で金属板上面にまで至る前記直角方向を向く剪断面になった水抜き路とを形成したことを特徴とする建設機械における滑り止め材の製造方法である。
そして、この様にすることにより、高い滑り止め効果を得られると共に、貫通孔が開設されると不具合を生じる箇所にも用いることができる滑り止め材を、容易に製造できる。
請求項2の発明は、金属板の板面に板厚方向に膨出する平面視において円形をした断面略円弧形状の膨出部を形成する第一金型装置と、該第一金型装置により形成された膨出部に、金属板の板厚方向に対して直角方向を向き、かつ金属板に貫通孔が開設されない半抜き状態の剪断面によって膨出部の上側面中央部に位置する凹部と、該凹部側では凹部の溝底部と略同一高さで、膨出部の周縁部では膨出部の上面と略同一高さとなって鋼板の上面に通じ、膨出部の周縁側ほど低位置となる傾斜面になる溝底部を有した凹溝状で、かつその凹溝両側面が前記凹部を形成する剪断面から剪断深さを変えない状態で続いたものが、剪断深さを漸次浅くする状態で金属板上面にまで至る前記直角方向を向く剪断面になった水抜き路とを形成する第二金型装置とを備えた建設機械における滑り止め材の製造装置である。
そして、上記第一、第二金型装置を用いることにより、高い滑り止め効果を得られると共に、貫通孔が開設されると不具合を生じる箇所にも用いることができる滑り止め材を、簡単に製造できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は建設機械(油圧ショベル)であって、該建設機械は、機体上面を覆うカバー2やツールボックス3の上面が、メンテナンス等を行うときに作業員が歩いたり載ったりすることができる踏面に構成されており、該踏面に、本発明が実施された滑り止め材4が用いられている。
【0006】
前記滑り止め材4は、平板状の鋼板5に、複数の滑り止め部6を縦横連続模様状に形成したものであって、該滑り止め部6は、鋼板5の上面5aから板厚方向に膨出する膨出部7に、後述する剪断面8a、9aにより凹部8および水抜き路9が形成されている。
つまり、前記膨出部7は、平面視において円形をした断面略円弧形状のものであって、該膨出部7の上面側の中央部には、略四角形状の凹部8が形成されているが、この凹部8の溝底部の高さ位置は、鋼板5の上面5aよりも高い位置となるように設計されている。さらに膨出部7の上面側には、前記凹部8から鋼板5の上面5aに通じる四本の凹溝状の水抜き路9が放射状に形成されているが、該水抜き路9の溝底部は、凹部8側では凹部8の溝底部と略同一高さで、膨出部7の周縁部では膨出部7の上面と略同一高さとなり、かつ凹部8側が高位置で膨出部7の周縁側ほど低位置となる傾斜面になっていて、凹部8に水や泥滓が溜まらないように配慮されている。一方、膨出部7の下面側は、前記凹部8および水抜き路9の背面側となる部位8b、9bが下方に突出していて、上面側とは逆の凹凸状態になっている。
【0007】
ここで、前記凹部8の内周面および水抜き路9の溝側面は、鋼板5の上面5aに対して略垂直方向を向き、かつ、鋼板5に貫通孔が開設されないよう半抜き(ハーフ抜き、半切り)状態の剪断面8a、9aにより形成されている。さらに、これら剪断面8a、9aは、上縁部が鋭角状になるように、つまりエッジが立った状態になるように剪断されている。
そして前記水抜き路9は、例えば図3から明らかなように、凹部8側では凹部8の溝底部と略同一高さで、前記膨出部7の周縁部では膨出部7の上面と略同一高さとなって金属板5の上面に通じており、膨出部7の周縁側ほど低位置となる傾斜面の溝底部を有するようにして膨出部7に形成される凹溝状であって、かつその凹溝両側面が前記凹部8を形成する剪断面8aから剪断深さを変えない状態で続いたものが、剪断深さを漸次浅くする状態で金属板上面5aにまで至る直角方向を向く剪断面9aになったもので構成されている。
【0008】
扨、前記滑り止め部6を形成するにあたり、第一、第二金型装置10、11を用いて、膨出部7を形成する第一工程後に、凹部8および水抜き路9を形成する第二工程が行われる。
つまり、第一金型装置10は、鋼板5に膨出部7を形成するための装置であって、該第一金型装置10は、パンチアッシー12、ダイアッシー13、およびストライカー14を備えて構成されるが、上記パンチアッシー12は、上側ベース15に開設のガイド孔15aに上下動自在に内嵌される膨出部形成用のパンチ16、該パンチ16の上端部にボルト17を介して一体的に組付けられるフランジ18、該フランジ18の上側に穴付きボルト19を介して一体的に組付けられるパンチヘッド20、上側ベース15に固着されたガイドボルト21に上下動自在に支持され、かつ上記フランジ18に下側から当接する支持体22、該支持体22を上方に付勢するスプリング23等から構成されている。また、上記ダイアッシー13は、下側ベース24に固定される膨出部形成用のダイ25、該ダイ25にボルト頭が下方を向く状態で止着されるストリッパーボルト26、該ストリッパーボルト26に挿通されるウレタンスプリング27、該ウレタンスプリング27の上下に位置する状態でストリッパーボルト26に挿通される上下のカラー28、29、上側カラー28にエジェクターボルト54を介して固定され、かつストッパーボルト30を介してダイ25に対し所定間隔だけ上下動自在にガイドされるエジェクタープレート31等から構成されている。
【0009】
そして、前記第一金型装置10は、ストライカー14が上動している状態では、図5に示す如く、スプリング23の付勢力により所定位置に保持された支持体22がフランジ18に下側から当接していることで、パンチ16は、上側ベース15のガイド孔15a内に没入する状態でダイ25から離間する上動位置に位置している。また、エジェクタープレート31は、ウレタンスプリング27の押圧力により、エジェクタープレート31の上端がダイ25の上端と略同じ高さとなる位置に位置している。
前記ストライカー14が上動している状態でパンチ16とダイ25とのあいだに鋼板5を位置せしめてから、ストライカー14を下動させると、図6に示す如く、パンチ16が下動して上側ベース15のガイド孔15aから下方に突出し、該下動したパンチ16とダイ25とに押圧されることによって鋼板5に膨出部7が成形される。このときエジェクタープレート31は、鋼板5を介してパンチ16に押圧されることにより下動するが、膨出部7の成形後にパンチ16が上動することに伴い、ウレタンスプリング27の押圧力により上動して鋼板5をダイ25から外すように作動する。
【0010】
一方、第二金型装置11は、前記第一金型装置10により形成された膨出部7に凹部8および水抜き路9を形成するための装置であって、該第二金型装置11も、前述の第一金型装置10と同様にパンチアッシー32、ダイアッシー33、およびストライカー34を備えて構成されるが、該第二金型装置11のパンチアッシー32は、上側ベース35に開設のガイド孔35aに上下動自在に内嵌されるパンチガイド36、パンチガイド36の上端部に一体形成されるフランジ部36a、パンチガイド36の下端部にストッパーボルト37を介して止着されるストリッパープレート38、上端部がフランジ部36aから上方に突出する状態で、パンチガイド36およびストリッパープレート38に開設される孔筒部36a、38aに上下動自在に挿通される凹部および水抜き路形成用のパンチ39、該パンチ39の上端部と前記フランジ部36aとのあいだに介装されるストリッピングスプリング40、上側ベース35に固着されたガイドボルト41に上下動自在にガイドされ、かつ上記フランジ部36aに下側から当接する支持体42、該支持体42を上方に付勢するスプリング43等から構成されている。また、上記ダイアッシー33は、下側ベース44に固定される凹部および水抜き路形成用のダイ45、前述した第一金型装置10のものと同様のストリッパーボルト46、ウレタンスプリング47、上下のカラー48、49、エジェクタープレート50等から構成されている。
【0011】
そして、前記第二金型装置11は、ストライカー34が上動している状態では、図8に示す如く、スプリング43の付勢力により所定位置に保持された支持体42がフランジ部36aに下側から当接していることで、パンチガイド36は、ストリッパープレート38が上側ベース35に開設のガイド孔35a内に没入する状態でダイ45から離間する上動位置に位置している。また、パンチ39は、ストリッピングスプリング40の付勢力により、ストリッパープレート38の孔筒部38aに没入する状態になっている。さらに、エジェクタープレート50は、ウレタンスプリング47の押圧力により、エジェクタープレート50の上端がダイ45の上端と略同じ高さとなる位置に位置している。
前記ストライカー34が上動している状態でパンチ39とダイ45とのあいだに鋼板5の膨出部7を位置せしめてから、ストライカー34を下動させると、まずパンチ39とパンチガイド36とが共に下動し、これによりストリッパープレート38が上側ベース35のガイド孔35aから下方に突出して鋼板5の上面5aに当接し、該ストリッパープレート38によって鋼板上面5aが押えられる。次いで、パンチ39のみが下動し、そして該下動したパンチ39とダイ45とにより、膨出部7に凹部8および水抜き路9が形成される。この凹部8の内周面および水抜き路9の溝側面は、前述したように、鋼板5の上面5aに対して略垂直方向を向き、かつ、鋼板5に貫通孔が開設されないよう半抜き状態の剪断面8a、9aにより形成される。この場合、パンチ39とダイ45とのクリアランスをゼロに設定することにより、剪断面8a、9aの上縁部に、鋭角なエッジを立てることができる。
また、前記凹部8および水抜き路9の形成後にパンチ39が上動することに伴い、ストリッパープレート38およびエジェクタープレート50は、前述した第一金型装置10のエジェクター31と同様に、鋼板5をパンチ39およびダイ45から外すように作動する。
【0012】
尚、本実施の形態において、第一、第二金型装置10、11は、図示しないタレットパンチプレスのタレッタに組み付けられ、また鋼板5は、タレットパンチプレスのテーブルに支持されており、そして、タレットあるいはテーブルが位置決め状に移動することにより、膨出部7を形成する第一工程に連続して、凹部8および水抜き路9を形成する第二工程が行われるように構成されている。
【0013】
叙述の如く構成されたものにおいて、滑り止め部6は、鋼板5の上面から板厚方向に膨出する膨出部7の中央部に凹部8が形成され、さらに該凹部8から鋼板5の上面5aに通じる凹溝状の水抜き路9が放射状に形成されているが、これら凹部8および水抜き路9は、鋼板5の上面5aに対して略垂直方向を向き、かつ鋼板5に貫通孔が開設されない半抜き状態の剪断面8a、9aによって形成されることになる。そしてこの剪断面8a、9aは、膨出部7の膨出高さ分、鋼板上面5aからの突出高さが高く、しかも上縁部が鋭角状となっているため、確実で優れた滑り止め効果を発揮することができる。この場合、剪断面8a、9aと膨出部7上面とのなす角度は、膨出部7の勾配角度が大きいほど鋭角になるが、この角度が鋭角になるほど剪断面8a、9aの上縁部に鋭角なエッジを立てることができ、滑り止め効果をさらに向上させることができる。
さらにこのものにおいて、前記剪断面8a、9aは、鋼板5に貫通孔が開設されないよう半抜き状態で形成されているため、従来の貫通孔が開設されたもののように二重構造にしなくても、カバー2やツールボックス3の内部に水や泥滓が入り込んだり、あるいはエンジンからの熱風が吹き上がったり騒音が外部に拡散したりする不具合を回避できることになって、大幅なコストダウンを達成できる。
また、このものでは、水抜き路9が傾斜面となって形成されているため、凹部8に水や泥滓が溜まって滑り止め効果が損なわれてしまうことを防止できると共に、もし凹部8や水抜き路9に泥滓やゴミ等が溜ったとしても清掃を簡単に行うことができるうえ、水抜き路9の溝側面も剪断面9aにより形成されているから、前述した滑り止め効果を一層高く発揮できるという利点もある。
【0014】
この様に、滑り止め部6は、高い滑り止め効果を有すると共に、鋼板5に貫通孔が開設されないものであるが、該滑り止め部6を形成するにあたり、第一金型装置10で膨出部7を形成する第一工程の後に、第二金型装置11で凹部8および水抜き路9を形成する第二工程が行われることになる。
この結果、膨出部7を充分に高く形成することができると共に、該膨出部7を半抜き状態で剪断するときに鋼板5に作用する応力を小さくでき、しかも、剪断面8a、9aの上縁部に鋭角なエッジを立てることができ、而して、前述したように優れた滑り止め効果を発揮できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械の平面図である。
【図2】滑り止め材の一部平面図である。
【図3】(A)は滑り止め部の平面図、(B)は(A)のX−X断面図、(C)は(A)のY−Y断面図である。
【図4】(A)は滑り止め部の平面斜視図、(B)は滑り止め部の底面斜視図である。
【図5】ストライカー上動時の第一金型装置の断面図である。
【図6】ストライカー下動時の第一金型装置の断面図である。
【図7】(A)は第一工程終了後の膨出部の平面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図8】ストライカー上動時の第二金型装置の断面図である。
【図9】ストライカー下動時の第二金型装置の断面図である。
【図10】(A)は縞鋼板の平面図、(B)は(A)のX−X断面図、(C)は(A)のY−Y断面図である。
【図11】(A)は貫通孔が開設された滑り止め部の平面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【符号の説明】
5 鋼板
5a 鋼板上面
6 滑り止め部
7 膨出部
8 凹部
8a 剪断面
9 水抜き路
9a 剪断面
10 第一金型装置
11 第二金型装置
Claims (2)
- 金属板の板面に板厚方向に膨出する平面視において円形をした断面略円弧形状の膨出部を形成した後、該膨出部に、金属板の板厚方向に対して直角方向を向き、かつ金属板に貫通孔が開設されない半抜き状態の剪断面によって膨出部の上側面中央部に位置する凹部と、該凹部側では凹部の溝底部と略同一高さで、膨出部の周縁部では膨出部の上面と略同一高さとなって鋼板の上面に通じ、膨出部の周縁側ほど低位置となる傾斜面になる溝底部を有した凹溝状で、かつその凹溝両側面が前記凹部を形成する剪断面から剪断深さを変えない状態で続いたものが、剪断深さを漸次浅くする状態で金属板上面にまで至る前記直角方向を向く剪断面になった水抜き路とを形成したことを特徴とする建設機械における滑り止め材の製造方法。
- 金属板の板面に板厚方向に膨出する平面視において円形をした断面略円弧形状の膨出部を形成する第一金型装置と、該第一金型装置により形成された膨出部に、金属板の板厚方向に対して直角方向を向き、かつ金属板に貫通孔が開設されない半抜き状態の剪断面によって膨出部の上側面中央部に位置する凹部と、該凹部側では凹部の溝底部と略同一高さで、膨出部の周縁部では膨出部の上面と略同一高さとなって鋼板の上面に通じ、膨出部の周縁側ほど低位置となる傾斜面になる溝底部を有した凹溝状で、かつその凹溝両側面が前記凹部を形成する剪断面から剪断深さを変えない状態で続いたものが、剪断深さを漸次浅くする状態で金属板上面にまで至る前記直角方向を向く剪断面になった水抜き路とを形成する第二金型装置とを備えた建設機械における滑り止め材の製造装置。
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