JP4113365B2 - 合成樹脂製箱型容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の物品を収容し、運搬や保管するために使用される合成樹脂で一体成形された合成樹脂製箱型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、底部を囲むように配設された側壁の上端部から、外側に水平方向に延在する複数の上部リブと、側壁の下端部から、同じく外側に水平方向に延在する下部水平リブとを有する合成樹脂製箱型容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の合成樹脂製箱型容器には、上部水平リブ及び下部水平リブが形成されているために、側壁にインクジェットで印字する際に、インクジェットの先端を、側壁に近づけることができず、字や絵等がぼけたりする等の問題があった。
【0004】
また、従来の合成樹脂製箱型容器においては、その洗浄性が悪く、洗浄作業に時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂製箱型容器が有する課題を解決することになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、長側壁を、下部垂直壁部と該下部垂直壁部の上端から内側方向に傾斜した傾斜壁部と該傾斜壁部の上端から略垂直に延在する上部垂直壁部とにより構成するとともに、長側壁の外壁面の少なくとも合成樹脂製箱型容器の下端まで達する下部領域が、面一な平面に形成されており、且つ、傾斜壁部には、少なくとも、下部垂直壁部と傾斜壁部の境界線まで達する透孔を穿設したものであり、第2には、底部の裏面に、長側壁の上端部が挿入される溝部を形成したものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】
1は、平面形状が略長方形の底部であり、底部1の相対する長辺1aに沿った底部1の裏面には、細長い側部土手部1bが形成されており、側部土手部1bは、細長い筒部1b1と、筒部1b1の長手方向に対して直交する仕切り壁1b2とにより構成されている。
【0009】
更に、底部1の裏面には、細長い側部土手部1bと同じ高さを有する略長方形状の嵌合土手部1cが形成されており、嵌合土手部1cは、筒部1c1と、縦横に走る交差リブ1c2とにより構成されている。嵌合土手部1cの長辺側と側部土手部1bとの間には、溝部1dが形成されている。
【0010】
底部1の相対する長辺1aからは、細長い側部土手部1bの外壁面と面一になるように、長側壁2が立設されている。長側壁2は、底部1に対して略垂直に延在する下部垂直壁部2aと、下部垂直壁部2aの上端から内側方向に傾斜した傾斜壁部2bと、傾斜壁部2bの上端から略垂直に延在する上部垂直壁部2cとから構成されている。また、傾斜壁部2bには、適当数の透孔2dが穿設されている。本実施例には、半円形状の透孔2dが形成されているが、透孔2dの形状は、円形でも、楕円形でも、三角形や多角形でもよい。透孔2dは、少なくとも、下部垂直壁部2aと傾斜壁部2bの境界線Lまで達しており、透孔2dの一部が、境界線Lを越えて、下部垂直壁部2aに形成されていてもよい。更に、上部垂直壁部2cの上端の下方に位置する外側面には、略水平に延在する水平フランジ2eが形成されている。なお、2fは、水平フランジ2eの下面と傾斜壁部2bの上面とにより形成される隅部に形成された三角リブであり、本実施例においては、傾斜壁部2bの両端部と、透孔2dを挟持するように形成されている。
【0011】
上述した長側壁2の傾斜壁部2bに穿設された透孔2dは、略半円形状や略半楕円形状に形成することが好ましい。そして、略半円形や略半楕円形の弦部分2d1が、上述した下部垂直壁部2aと傾斜壁部2bの境界線Lと一致するとともに、円弧状部分2d2が、傾斜壁部2b内に位置するように形成されている。透孔2dを、このように形成することにより、合成樹脂製箱型容器に収容された物品を取り出す際に、透孔2dに物品が引っ掛かるようなことを防止することができる。
【0012】
長側壁2を構成する傾斜壁部2bが、水平方向に近づくと、合成樹脂製箱型容器に収容された物品を取り出す際に、物品が、傾斜壁部2bに、より引っ掛かり易くなり、合成樹脂製箱型容器からの物品の取り出し作業の作業性が悪くなる。このようなことを考慮して、傾斜壁部2bの下部垂直壁部2aに対する傾斜角度を、30度〜45度程度とすることが好ましい。
【0013】
底部1の相対する短辺1eからは、略垂直な短側壁3が、長側壁2と同じ高さに立設されている。また、短側壁3の上端には、外方向に略水平に延在する水平フランジ3aが形成されている。4は、短側壁3に形成された水平フランジ3aの中央部裏面から垂下された一対の垂直リブであり、一対の垂直リブ4間には、垂直リブ4を連結する水平状の持ち手用リブ5が形成されている。なお、必要に応じて、短側壁3の上部にも、上述した長側壁2の傾斜壁部2bに穿設された透孔2dと同様の透孔3bを穿設することもできる。
【0014】
6は、短側壁3に形成された水平フランジ3aの両端部付近から、底部1付近まで延在する、短側壁3に対して略直角な垂直リブであり、垂直リブ6の下端には、垂直リブ6より外側に位置する短側壁3を連結する、略四分円形状の水平な隅リブ7が形成されている。このような、垂直リブ6及び隅リブ7を形成することにより、合成樹脂製箱型容器の強度や剛性を高めることができる。
【0015】
本発明の合成樹脂製箱型容器の長側壁2側の外壁面の少なくとも合成樹脂製箱型容器の下端まで達する下部領域が、底部1の裏面に形成された側部土手部1b及び長側壁2を含め、面一な平らな平板状に形成されているので、字や絵等を、合成樹脂製箱型容器の下端部から印字することができるとともに、インクジェットの先端を、長側壁2側の壁面に近づけることができるので、字や絵等を鮮明に印字することができる。このことは、従来の段ボールの壁面に印字する印字装置に、何ら変更を加えることなく、この印字装置を、本発明の合成樹脂製箱型容器の壁面への印字に適用することができるという格別の効果を奏することができるものである。
【0016】
本発明の合成樹脂製箱型容器を洗浄する際には、図4に示されているように、ローラーコンベヤー等からなる洗浄ラインRに、合成樹脂製箱型容器の一方の長側壁2が接触するように載置する。そして、洗浄ラインRに並設された洗浄装置から洗浄水を、合成樹脂製箱型容器に向けて噴射させて、合成樹脂製箱型容器を洗浄することになるが、合成樹脂製箱型容器内に入った洗浄液は、長側壁2の内壁から、傾斜壁部2bに穿設された透孔2dを経て排出されることになるので、合成樹脂製箱型容器内に洗浄液が残留するようなことがない。特に、透孔2dは、少なくとも、下部垂直壁部2aと傾斜壁部2bの境界線Lまで達しているので、洗浄ラインRに、合成樹脂製箱型容器の一方の長側壁2が接触するように載置した際に、長側壁2の内壁と透孔2dとの間に、段差が形成されるようなことがないので、合成樹脂製箱型容器内に入った洗浄水が、長側壁2の内壁から傾斜壁部2bに穿設された透孔2dに、確実に排出され、合成樹脂製箱型容器内に残留するようなことがない。
【0017】
上述した合成樹脂製箱型容器を段積みする際には、下に位置する合成樹脂製箱型容器の開口部に、上に位置する合成樹脂製箱型容器に底部1の裏面に形成された嵌合土手部1cが嵌合されるとともに、上に位置する合成樹脂製箱型容器の底部1の裏面に配設された嵌合土手部1cと側部土手部1bとの間に形成された溝部1dに、下に位置する合成樹脂製箱型容器の長側壁2に形成された水平フランジ2eから突出している上部垂直壁部2cが挿入されるように構成されており、且つ、水平フランジ2eには、上に位置する合成樹脂製箱型容器の底部1の裏面に配設された側部土手部1bが載置されるように構成されている。
【0018】
段積みされた合成樹脂製箱型容器の上に位置する合成樹脂製箱型容器を取り出す場合には、上に位置する合成樹脂製箱型容器を、下に位置する合成樹脂製箱型容器に対して、長側壁2に沿って引き出すことになるが、上述したように、上に位置する合成樹脂製箱型容器の底部1の裏面に配設された嵌合土手部1cと側部土手部1bとの間に形成された溝部1dに、下に位置する合成樹脂製箱型容器の長側壁2に形成された水平フランジ2eから突出している上部垂直壁部2cが挿入されているので、取り出される上に位置する合成樹脂製箱型容器が、下に位置する合成樹脂製箱型容器に対して傾斜したり、或いは、引き出し途中で、下に位置する合成樹脂製箱型容器から外れるようなことがなく、従って、段積みされた合成樹脂製箱型容器からの合成樹脂製箱型容器の取り出し作業の作業性が向上する。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0020】
側壁の外壁面の少なくとも合成樹脂製箱型容器の下端まで達する下部領域を、平面に形成したので、字や絵等を、合成樹脂製箱型容器の下端部から印字することができるとともに、インクジェットの先端を、壁側に近づけることができるので、字や絵等がぼけることなく、鮮明に印字することができる。
【0021】
長側壁を、下部垂直壁部と該下部垂直壁部の上端から内側方向に傾斜した傾斜壁部と該傾斜壁部の上端から略垂直に延在する上部垂直壁部とにより構成するとともに、傾斜壁部には、少なくとも、下部垂直壁部と傾斜壁部の境界線まで達する透孔を穿設したので、合成樹脂製箱型容器内に入った洗浄水を、確実に排出することができる。
【0022】
底部の裏面に、長側壁の上端部が挿入される溝部を形成したので、段積みされた合成樹脂製箱型容器から、所定の合成樹脂製箱型容器を取り出す際に、取り出される合成樹脂製箱型容器が傾斜したり、或いは、引き出し途中で、下に位置する合成樹脂製箱型容器から外れるようなことがなく、従って、段積みされた合成樹脂製箱型容器からの所定の合成樹脂製箱型容器の取り出し作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の合成樹脂製箱型容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明の合成樹脂製箱型容器の裏面斜視図である。
【図3】図3は本発明の合成樹脂製箱型容器の短側壁に沿った垂直断面図である。
【図4】図4は本発明の合成樹脂製箱型容器が洗浄ラインに載置された状態の斜視図である。
【図5】図5は本発明の合成樹脂製箱型容器が段積みされた状態の短側壁に沿った垂直断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・底部
1b・・・・・・・・・側部土手部
1c・・・・・・・・・嵌合土手部
2・・・・・・・・・・長側壁
2a・・・・・・・・・下部垂直壁部
2b・・・・・・・・・傾斜壁部
2c・・・・・・・・・上部垂直壁部
2d・・・・・・・・・透孔
3・・・・・・・・・・短側壁

Claims (2)

  1. 長側壁、下部垂直壁部と該下部垂直壁部の上端から内側方向に傾斜した傾斜壁部と該傾斜壁部の上端から略垂直に延在する上部垂直壁部とにより構成されているとともに、長側壁の外壁面の少なくとも合成樹脂製箱型容器の下端まで達する下部領域が、面一な平面に形成されており、且つ、傾斜壁部には、少なくとも、下部垂直壁部と傾斜壁部の境界線まで達する透孔穿設されていることを特徴とする合成樹脂製箱型容器。
  2. 底部の裏面には、長側壁の上端部が挿入される溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製箱型容器。
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