JP4113143B2 - 薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置に関する。
ハードディスク等の記録媒体に磁気情報を記録及び再生する薄膜磁気ヘッドは、いわゆるヘッドスライダに形成されている。このヘッドスライダを、サスペンションの先端領域に搭載することにより、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)が構成される。一般的に、このサスペンションは、SUS等で形成されたロードビームに可撓性のフレクシャを重ねたものであり、フレクシャには薄膜磁気ヘッドの記録/再生用の配線が施されている。また、このようなサスペンションの基端側は、ボイスコイルモータ(VCM)で駆動されるアクチュエータアームに連結される。そして、サスペンションとアクチュエータアームを連結したものにVCMコイル等を取り付けることにより、所謂ヘッドスタックアセンブリ(HSA)が構成されている。
ところで、近年のハードディスクの高記録密度化、特にトラック幅の狭小化に伴い、ヘッドスライダを高精度で微小量駆動させる技術が求められている。そこで従来、下記特許文献1に示すように、上記サスペンションとアクチュエータアームとの連結部分に、圧電素子を利用した薄膜圧電体素子を配置するヘッドジンバルアセンブリが提案されていた。これは所謂2段変動式のアセンブリであり、第1段階として、薄膜磁気ヘッドの比較的大きな移動はボイスコイルモータによるアクチュエータアームの駆動で制御し、第2段階として、トラッキング補正等の微小な移動は薄膜圧電体素子によるサスペンションの駆動により制御しようとするものである。
ところが、このような2段変動式のヘッドジンバルアセンブリでは、薄膜圧電体素子によって長尺のサスペンション全体を駆動させる必要があるため、トラッキングの高精度化に限界があった。このため、例えば下記特許文献2に開示されているように、ヘッドスライダとサスペンションの間に薄膜圧電体素子を設ける装置が提案されている。この装置によれば、薄膜圧電体素子は長尺サスペンションそのものを駆動させる必要が無く、直接的にヘッドスライダを駆動させることができるため、より高精度のトラッキングを実現することができる。
特許文献2に開示された薄膜圧電体素子は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体を備える。更に、この薄膜圧電体素子は、積層体を覆うように形成される樹脂膜と、当該樹脂膜上に形成され、電極膜に電気的に接続される電極とを備える。
特開2002−134807号公報 特開2002−203384号公報
しかしながら、上記従来の薄膜圧電体素子には、次のような問題があった。樹脂膜の厚みが厚いと、積層体(圧電体膜)の変位を阻害して圧電性が低下する懼れがあると共に、樹脂膜が硬化する際の応力により積層体が反ってしまう懼れがある。一方、樹脂膜の厚みが薄いと、電極膜と電極との間において絶縁不良が生じてしまう懼れがある。
本発明の目的は、圧電性を損なうことなく、電極膜と電極との間の絶縁不良の発生を抑制することが可能な薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置を提供することにある。
本発明に係る薄膜圧電体素子は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、積層体を覆うように形成される樹脂膜と、樹脂膜上に形成され、電極膜に電気的に接続される電極と、を備え、樹脂膜は、電極が形成される領域の厚みが積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする。
一方、本発明に係るサスペンションは、薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダが搭載されるサスペンションであって、ヘッドスライダを当該サスペンションに対して相対的に変位させる薄膜圧電体素子を備え、薄膜圧電体素子は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、積層体を覆うように形成される樹脂膜と、樹脂膜上に形成され、電極膜に電気的に接続される電極と、を有し、樹脂膜は、電極が形成される領域の厚みが積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする。
更に、本発明に係るハードディスク装置は、記録媒体と、この記録媒体に対して記録又は再生の少なくとも一方を行う薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダと、このヘッドスライダが搭載されるサスペンションとを備え、サスペンションは、ヘッドスライダを当該サスペンションに対して相対的に変位させる薄膜圧電体素子を有し、薄膜圧電体素子は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、積層体を覆うように形成される樹脂膜と、樹脂膜上に形成され、電極膜に電気的に接続される電極と、を有し、樹脂膜は、電極が形成される領域の厚みが積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする。
これら、本発明に係る薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置それぞれによれば、樹脂膜における電極が形成される領域の厚みが積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚いので、電極膜と電極との間隔が比較的大きくなり、電極膜と電極との間の絶縁不良の発生を抑制することができる。また、樹脂膜における積層体の変位する部分に対応する領域の厚みは、上記電極が形成される領域の厚みがより薄くなるので、積層体(圧電体膜)の変位が阻害されるようなことはなく、圧電性が低下するのを抑制できる。また、積層体が反ってしまうのも抑制できる。
また、上記樹脂層は、積層体を覆うように形成される第1の樹脂膜と、電極が形成される領域に形成される第2の樹脂膜とを含んでいることが好ましい。この場合、電極が形成される領域の厚みが積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くされた樹脂膜を極めて容易に形成することができる。
本発明によれば、圧電性を損なうことなく、電極膜と電極との間の絶縁不良の発生を抑制することが可能な薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る薄膜圧電体素子、サスペンション、及びハードディスク装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態のハードディスク装置を示す概略構成図である。ハードディスク装置1は、筐体5内に、記録媒体としてのハードディスク10と、これに磁気情報を記録及び再生するヘッドスタックアセンブリ(HSA)20とを備えている。ハードディスク10は、図示を省略するモータによって回転させられる。更に、ハードディスク装置1には、ハードディスク10への情報の記録及び再生等の各種制御を行う制御部15、及び、薄膜磁気ヘッドをハードディスク10の上から退避させておくためのランプ機構16が内蔵されている。
ヘッドスタックアセンブリ20は、ボイスコイルモータ(VCM)により支軸21周りに回転自在に支持されたアクチュエータアーム22と、このアクチュエータアーム22に接続されたヘッドジンバルアセンブリ(以下、「HGA」と称す)30とから構成される組立て体を、図の奥行き方向に複数個積層したものである。HGA30には、ハードディスク10に対向するようにヘッドスライダ32が取り付けられている。
HGA30は、薄膜磁気ヘッド31を2段階で変動させる形式を採用しており、この形式を実現するために、薄膜圧電アクチュエータ70が設けられている。薄膜圧電アクチュエータ70は、ヘッドスライダ32を支持ビーム部50に対して相対的に変位させるものである。薄膜磁気ヘッドの比較的大きな移動はボイスコイルモータによるサスペンション40及びアクチュエータアーム22の全体の駆動で制御し、微小な移動は薄膜圧電アクチュエータ70によるヘッドスライダ32の駆動により制御する。
サスペンション40は、支持ビーム部50、フレクシャ60、薄膜圧電体素子としての薄膜圧電アクチュエータ70、伝達板80を有している。支持ビーム部50は、ベースプレート51と、これに張り付けられた連結板52と、ロードビーム53とを備えている。図3に示すように、連結板52は、ベースプレートよりも薄く且つ柔軟性が高くなっており、側方に突出した長方形状の突出部52aと、互いに離隔して延びる一対の連結片52b,52bとが形成されている。各連結片52b,52bには、ロードビーム53が揺動自在に連結されている。ロードビーム53の先端には、ヘッドスライダ32がランプ機構16に退避している際にスロープに乗り上がるタブ53aが形成されている。尚、ベースプレート51におけるロードビーム53が設けられた側の反対側が、アクチュエータアーム22に接続される側である。また、連結板52とロードビーム53とは一体的に形成してもよい。
フレクシャ60は、ポリイミド樹脂等で形成された可撓性を有する配線基板61を有しており、この底面にはステンレス鋼等によって形成された薄板状の支持板(図示略)が部分的に張り付けられている。フレクシャ60は、レーザスポット溶接によって支持ビーム部50に接着されている。配線基板61は、その後端側にパッド搭載領域61aを有している。パッド搭載領域61aは、連結板52の突出部52aの上に敷かれる形になる。
フレクシャ60のパッド搭載領域61aには、記録用の電極62b,63b、圧電アクチュエータ用の電極64b〜66b、再生用の電極67b,68bが搭載されている。一方、図4の拡大図に示すように、フレクシャ60の先端側には、4つの電極62a,63a,67a,68aが配列されている。また、フレクシャ60の4つの電極62a,63a,67a,68aの後方には、3つの電極64a〜66aが配列されている。電極62a〜68aと電極62b〜68bは、それぞれ配線62c〜68cで電気的に接続されている。各配線62c〜68cは、実際は絶縁膜で覆われている。なお、配線基板61上の配線62c〜68cは、例えばめっき法等の成膜技術によって形成することができる。
電極62a,63aはヘッドスライダ32の記録パッド33,34にそれぞれ接続され、電極67a,68aは再生パッド35,36にそれぞれ接続される。これらの電極同士の接続には、図2に示すようにゴールドボールボンディングが用いられる。
ここで、図4〜図8を参照して、薄膜圧電アクチュエータ70の詳細について説明する。薄膜圧電アクチュエータ70は、伸縮方向が互いに異なるように構成された第1領域70a及び第2領域70bを有している。各領域70a,70bは、PZT等の薄膜の圧電素子で構成されており、その周囲は樹脂膜77によりコーティングされている。尚、薄膜の圧電素子には、厚膜の素子と比較して、軽量、振動に対する周波数特性が良好、設置場所の幅が広い、低電圧で制御可能という様々な利点がある。
第1領域70aと第2領域70bは、根元付近は樹脂によって一体化されているが、先細りになる先端側は互いに離間している。第1領域70a及び第2領域70bの外側の各辺は並行になっており、対向する内側の辺が外に広がっている。更に、薄膜圧電アクチュエータ70の図中底面側には、それぞれ所定の駆動電圧が印加される電極71a,71b、グランド電位とされる電極71cが設けられている。そして、これらの電極71a,71b,71cは、直接的に、又は、導電部材を介して間接的に、フレクシャ60上の電極66a,64a,65aに電気的に接続される。
薄膜圧電アクチュエータ70の電極71a〜71c付近の根元領域は、電極71a,71b,71cと電極66a,64a,65aとが接続されることにより、フレクシャ60の配線基板61に接着される。一方、この根元領域よりも先端側の領域は、フレクシャ60の開口領域に位置するため、ロードビーム53と対面する形になる。
第1領域70a及び第2領域70bは、図6及び図7に示されるように、薄膜圧電体73と、当該薄膜圧電体73を挟むように配置される第1及び第2の電極膜75a,75bとを含む積層体である。第1領域70aに含まれる第2の電極膜75bと第2領域70bに含まれる第2の電極膜75bとは一体に形成されており、第1領域70aと第2領域70bとの間にも第2の電極膜75bが位置する。この第2の電極膜75bにおける第1領域70aと第2領域70bとの間に位置する部分は、第2の電極膜75bから電極を取り出すための領域となる。なお、第1領域70a及び第2領域70bは、2つの薄膜圧電体が積層配置された2層構造としてもよい。
樹脂膜77は、第1領域70a及び第2領域70b(薄膜圧電体73と第1及び第2の電極膜75a,75bとを含む積層体)を覆うように形成された第1の樹脂膜77aと、電極71a〜71cが形成される領域(薄膜圧電アクチュエータ70の根元領域)に形成される第2の樹脂膜77bとを含んでいる。これにより、樹脂膜77は、電極71a〜71cが形成される領域の厚みが第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されることとなる。樹脂膜77(第1の樹脂膜77a及び第2の樹脂膜77b)の材料には、例えばポリイミド樹脂等を用いることができる。
電極71a,71bは、第2の樹脂膜77bの上に形成されると共に、コンタクトホール78a,78bを通して対応する第1電極膜75aに電気的に接続されている。電極71cは、第2の樹脂膜77bの上に形成されると共に、コンタクトホール78cを通して、第2の電極膜75bにおける第1領域70aと第2領域70bとの間に位置する部分に電気的に接続されている。
電極71a,71bのそれぞれには、薄膜圧電体73を駆動する駆動電圧が印可される。駆動電圧が印加されると、図8に示されるように、薄膜圧電体73は駆動電圧に対応して矢印A1,A2方向に伸縮する。電極71a,71bにそれぞれ印加される駆動電圧は、例えばバイアス電圧を中心として互いに逆位相となっている。電極71aにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第1領域70aにおける薄膜圧電体73は矢印A1方向に収縮する。一方、電極71bにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第2領域70bにおける薄膜圧電体73は矢印A2方向に伸長する。
第1領域70a及び第2領域70bは、図14に示されるように、2つの薄膜圧電体が積層配置された2層構造としてもよい。第2の電極膜75bの上には、積層体90が接着剤91により固定されている。積層体90は、薄膜圧電体73と、当該薄膜圧電体73を挟むように配置される第3の電極金属膜75c及び第4の電極金属膜75dとを含んでいる。第2の電極膜75bと第3の電極金属膜75cとが接着剤91で接着されている。
第1の電極金属膜75a及び第4の電極金属膜75dは、電極71aに電気的に接続されている。第2の電極金属膜75bと第3の電極金属膜75cとは、電極71cに電気的に接続されている。電極71a,71bのそれぞれには、2つの薄膜圧電体73をそれぞれ駆動する駆動電圧が印可される。駆動電圧が印加されると、図14に示されるように、2つの薄膜圧電体73は駆動電圧に対応して矢印A1,A2方向に伸縮する。電極71a,71bにそれぞれ印加される駆動電圧は、例えばバイアス電圧を中心として互いに逆位相となっている。電極71aにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第1領域70aにおける2つの薄膜圧電体73は矢印A1方向に収縮する。一方、電極71bにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第2領域70bにおける2つの薄膜圧電体73は矢印A2方向に伸長する。なお、第1領域70a及び第2領域70bは、3つ以上の薄膜圧電体が積層配置された多層構造としてもよい。
伝達板80は、薄膜圧電アクチュエータ70の変位をヘッドスライダ32に伝達する。伝達板80は、一方の面(図4の下面)が薄膜圧電アクチュエータ70に対向し、他方の面がヘッドスライダ32に対向している。伝達板80は、導電性を有する金属、例えばステンレス鋼等によって形成され、図4にも示されるように、幅方向に延びる矩形形状の後部83と、幅細で長尺の連結部84を介して後部83に接続された前部85とを有している。ここで、ヘッドスライダ32、薄膜圧電アクチュエータ70、及び、伝達板80の位置関係を説明する。ヘッドスライダ32は、伝達板80の前部85上に載置されている。薄膜圧電アクチュエータ70は、伝達板80の下に位置しており、電極71a〜71cが位置する根元部分が伝達板80の後部83と重なり、第1領域70a及び第2領域70bの先端部分がそれぞれ前部85と重なるように位置している。
次に、図9〜図13を参照して、薄膜圧電アクチュエータ70の製造過程について説明する。図9〜図13の各(a)は、薄膜圧電アクチュエータの製造過程を説明するための模式図である。図9(b)は図9(a)におけるIXb−IXb方向の断面構成を示す模式図である。図10(b)は図10(a)におけるXb−Xb方向の断面構成を示す模式図である。図11(b)は図11(a)におけるXIb−XIb方向の断面構成を示す模式図である。図12(b)は図12(a)におけるXIIb−XIIb方向の断面構成を示す模式図である。図13(b)は図13(a)におけるXIIIb−XIIIb方向の断面構成を示す模式図である。
薄膜圧電アクチュエータ70の形成は、以下の工程(1)〜(5)に従って行う。
工程(1)
まず、基板Sを用意する。そして、この基板Sの上に、第2の電極膜75bを構成する材料からなる薄膜F1、薄膜圧電体73を構成する材料からなる薄膜F2、及び第1の電極膜75aを構成する材料からなる薄膜F3の順に積層して積層体L1を形成する(図9(a)及び(b)参照)。基板Sには、例えば酸化マグネシア(MgO)を材料とする単結晶基板等を用いることができる。薄膜F1,F3(第1及び第2の電極膜75a,75b)には、例えばPtやIr等の金属の他、導電性酸化物(例えば、IrO等)や導電性樹脂といった導電性材料を用いることができる。薄膜F2には、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム等の圧電材料を用いることができる。薄膜F1〜F3を形成する方法には、例えばスパッタリング法、CVD法、レーザーアブレーション法等の方法を用いることができる。
工程(2)
次に、積層体L1を所望の形状に加工(パターニング)する(図10(a)及び(b)参照)。この工程(2)では、まず、積層体L1上に、第1領域70a、第2領域70c、及び第2の電極膜75bにおける第1領域70aとの第2領域70bとの間に位置する部分に対応する位置にレジスト膜(図示せず)を形成し、当該レジスト膜をマスク層として薄膜F1〜F3をエッチングにより除去する。続いて、上記レジスト膜を除去する。
次に、第2の電極膜75bにおける第1領域70aとの第2領域70bとの間に位置する部分に対応する開口を有するレジスト膜(図示せず)を再度形成する。そして、このレジスト膜をマスク層として、第2の電極膜75bが露出するまでエッチングする。続いて、上記レジスト膜を除去する。
以上の工程(1)及び(2)により、基板Sの上に第2の電極膜75b、薄膜圧電体73及び第1の電極膜75aの順に成膜されて、第1領域70a及び第2領域70bが形成されることとなる。
工程(3)
次に、第2の電極膜75b、薄膜圧電体73及び第1の電極膜75aの腐食を回避するために、基板S上において、第1領域70a、第2領域70b、及び第2の電極膜75bにおける第1領域70a及び第2領域70bとの間に位置する部分の表面を覆うように第1の樹脂膜77aを形成する(図11(a)及び(b)参照)。第1の樹脂膜77aは、当該第1の樹脂膜77aを構成する樹脂材料を塗布した後にベークすることにより形成される。
工程(4)
次に、第1の樹脂膜77a上であって、電極71a〜71cが形成される予定領域(薄膜圧電アクチュエータ70の根元領域)に第2の樹脂膜77bを形成する(図12(a)及び(b)参照)。第2の樹脂膜77bは、第1の樹脂膜77aと同じく、第2の樹脂膜77bを構成する樹脂材料を塗布した後にベークすることにより形成される。
そして、電極71a〜71cに対応する位置に開口を有するレジスト膜(図示せず)を形成する。そして、このレジスト膜をマスク層として樹脂膜77(第1の樹脂膜77a及び第2の樹脂膜77b)をエッチングにより除去し、樹脂膜77にコンタクトホール78a〜78cを形成する(同じく、図12(a)及び(b)参照)。続いて、上記レジスト膜を除去する。
工程(5)
次に、コンタクトホール78a〜78cに対応する位置に開口を有するレジスト膜(図示せず)を再度形成する。そして、このレジスト膜をマスク層として、コンタクトホール78a〜78cが形成されることにより露出した第1の電極膜75a及び第2の電極膜75b上に、蒸着とリフトオフ法とにより各電極71a〜71cを形成する(図13(a)及び(b)参照)。
その後、基板Sを除去する。これにより、薄膜圧電アクチュエータ70が形成されることとなる。基板Sの除去は、基板SにMgOの単結晶基板を用いる場合、燐酸水溶液(燐酸の濃度が、例えば30%程度である)によりエッチングすることにより行うことができる。なお、エッチング速度を速くするために、燐酸水溶液を予め80℃程度に加熱しておくことが好ましい。
なお、2つの薄膜圧電体が積層配置された2層構造とする場合、積層体L1が形成された基板Sをもう1つ用意し、上記工程(2)の前に、薄膜F3同士が対向するように積層体L1同士を接着剤で接着した後に、一方の基板を除去する工程が追加されることとなる。
続いて、HGA30の組立て過程の一例を説明する。
まず、フレクシャ60をレーザスポット溶接にてロードビーム53に固定する。また、薄膜圧電アクチュエータ70を伝達板80に対して位置決めした後に、これらを接着剤等により固定する。このとき、伝達板80の後部83と薄膜圧電アクチュエータ70の根元部分とを電気絶縁性を有する接着剤等で接着すると共に、第1領域70a及び第2領域70bの先端部分をそれぞれ対応するアーム部86,87に接着剤等で接着する。
次に、伝達板80が固定された薄膜圧電アクチュエータ70を、電極71a,71b,71cと電極66a,64a,65aとを接続することにより、フレクシャ60に固定する。薄膜圧電アクチュエータ70は電極71a〜71c(電極64a〜66a)の位置でのみフレクシャ60に接続される。したがって、薄膜圧電アクチュエータ70は、ロードビーム53から浮いた状態となっている。次いで、伝達板80の前部85にヘッドスライダ32を接着することにより、本実施形態のHGA30が得られる。
また、このようにして得られたHGA30にアクチュエータアーム22を連結してヘッドスタックアセンブリ20を構成し、これをハードディスク10上に移動可能に組み立てることで、本実施形態のハードディスク装置1を作製することができる。
なお、HGA30の組立て手順は上記のものに限られず、次のような変形例も実施することができる。例えば、薄膜圧電アクチュエータ70をフレクシャ60に接続した後に、伝達板80を薄膜圧電アクチュエータ70に固定するという手順である。また、ヘッドスライダ32、伝達板80、及び薄膜圧電アクチュエータ70を一体に組み立てた後に、これをフレクシャ60上に載せてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、樹脂膜77における電極71a〜71cが形成される領域の厚みが第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚いので、第1の電極膜75aと電極71a〜71cとの間隔が比較的大きくなり、第1の電極膜75aと電極71a〜71cとの間の絶縁不良の発生を抑制することができる。また、樹脂膜77における第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域の厚みは、上記電極71a〜71cが形成される領域の厚みがより薄くなるので、第1領域70a及び第2領域70b(薄膜圧電体73)の変位が阻害されるようなことはなく、圧電性が低下するのを抑制できる。また、樹脂膜77が硬化する際に生じる応力も小さくなることから、第1領域70a及び第2領域70bが反ってしまうのも抑制できる。
また、樹脂層77は、第1領域70a及び第2領域70bを覆うように形成される第1の樹脂膜77aと、電極71a〜71cが形成される領域に形成される第2の樹脂膜77bとを含んでいる。これにより、電極71a〜71cが形成される領域の厚みが第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くされた樹脂膜77を極めて容易に形成することができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、薄膜圧電アクチュエータ70の構成は、上述した層構成に限られるものではない。また、記録媒体に対して記録及び再生の双方を行う薄膜磁気ヘッドに代えて、記録又は再生の一方のみを行う薄膜磁気ヘッドを用いてもよい。また、伝達板80を設けることなく、ヘッドスライダ32を薄膜圧電アクチュエータ70に直接搭載するように構成してもよい。また、本発明に係る薄膜圧電体素子は、上述した実施形態のサスペンション及びハードディスク装置以外の電子部品等に適用できる。
また、本実施形態においては、樹脂膜77を第1の樹脂膜77a及び第2の樹脂膜77bで構成することにより、電極71a〜71cが形成される領域の厚みを第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くしているが、樹脂膜77の構成はこれに限られるものではない。例えば、第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域を覆うように形成される樹脂膜と、電極71a〜71cが形成される領域に形成される樹脂膜とで構成し、電極71a〜71cが形成される領域に形成される樹脂膜の厚みを第1領域70a及び第2領域70bの変位する部分に対応する領域を覆うように形成される樹脂膜の厚みよりも厚くしてもよい。また、単一の樹脂層77で、電極71a〜71cが形成される領域を厚くするようにしてもよい。更には、第2の樹脂膜77bの上に樹脂膜を更に形成するように構成してもよい。
本実施形態のハードディスク装置を示す図である。 本実施形態のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 HGAの分解斜視図である。 HGAのフレクシャ先端付近の分解斜視図である。 薄膜圧電アクチュエータを示す斜視図である。 図5におけるVIb−VIb方向の断面構成を示す模式図である。 図5におけるVIIb−VIIb方向の断面構成を示す模式図である。 圧電アクチュエータの構成を説明するための模式図である。 (a)は薄膜圧電アクチュエータの製造過程を説明するための模式図であり、(b)は(a)におけるIXb−IXb方向の断面構成を示す模式図である。 (a)は薄膜圧電アクチュエータの製造過程を説明するための模式図であり、(b)は(a)におけるXb−Xb方向の断面構成を示す模式図である。 (a)は薄膜圧電アクチュエータの製造過程の変形例を説明するための模式図であり、(b)は(a)におけるXIb−XIb方向の断面構成を示す模式図である。 (a)は薄膜圧電アクチュエータの製造過程の変形例を説明するための模式図であり、(b)は(a)におけるXIIb−XIIb方向の断面構成を示す模式図である。 (a)は薄膜圧電アクチュエータの製造過程の変形例を説明するための模式図であり、(b)は(a)におけるXIIIb−XIIIb方向の断面構成を示す模式図である。 圧電アクチュエータの構成を説明するための模式図である。
符号の説明
1…ハードディスク装置、10…ハードディスク、20…ヘッドスタックアセンブリ、22…アクチュエータアーム、31…薄膜磁気ヘッド、32…ヘッドスライダ、40…サスペンション、50…支持ビーム部、60…フレクシャ、61…配線基板、70…薄膜圧電アクチュエータ(薄膜圧電体素子)、71a〜71c…電極、73…薄膜圧電体、75a…第1の電極膜、75b…第2の電極膜、77…樹脂膜、77a…第1の樹脂膜、77b…第2の樹脂膜、80…伝達板。

Claims (9)

  1. 圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、
    前記積層体を覆うように形成される樹脂膜と、
    前記樹脂膜上に形成され、前記電極膜に電気的に接続される電極と、を備え、
    前記樹脂膜は、前記電極が形成される領域の厚みが前記積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とする薄膜圧電体素子。
  2. 前記樹脂層は、前記積層体を覆うように形成される第1の樹脂膜と、前記電極が形成される前記領域に形成される第2の樹脂膜とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の薄膜圧電体素子。
  3. 前記積層体の上に接着される新たな積層体を更に備え、
    前記新たな積層体は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜圧電体素子。
  4. 薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダが搭載されるサスペンションであって、
    前記ヘッドスライダを当該サスペンションに対して相対的に変位させる薄膜圧電体素子を備え、
    前記薄膜圧電体素子は、
    圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、
    前記積層体を覆うように形成される樹脂膜と、
    前記樹脂膜上に形成され、前記電極膜に電気的に接続される電極と、を有し、
    前記樹脂膜は、前記電極が形成される領域の厚みが前記積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とするサスペンション。
  5. 前記樹脂層は、前記積層体を覆うように形成される第1の樹脂膜と、前記電極が形成される前記領域に形成される第2の樹脂膜とを含んでいることを特徴とする請求項4に記載のサスペンション。
  6. 前記積層体の上に接着される新たな積層体を更に備え、
    前記新たな積層体は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含むことを特徴とする請求項4に記載のサスペンション。
  7. 記録媒体と、この記録媒体に対して記録又は再生の少なくとも一方を行う薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダと、このヘッドスライダが搭載されるサスペンションとを備え、
    前記サスペンションは、前記ヘッドスライダを当該サスペンションに対して相対的に変位させる薄膜圧電体素子を有し、
    前記薄膜圧電体素子は、
    圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含む積層体と、
    前記積層体を覆うように形成される樹脂膜と、
    前記樹脂膜上に形成され、前記電極膜に電気的に接続される電極と、を有し、
    前記樹脂膜は、前記電極が形成される領域の厚みが前記積層体の変位する部分に対応する領域の厚みよりも厚くなるように形成されていることを特徴とするハードディスク装置。
  8. 前記樹脂層は、前記積層体を覆うように形成される第1の樹脂膜と、前記電極が形成される前記領域に形成される第2の樹脂膜とを含んでいることを特徴とする請求項7に記載のハードディスク装置。
  9. 前記積層体の上に接着される新たな積層体を更に備え、
    前記新たな積層体は、圧電体膜と、当該圧電体膜を挟むように配置される一対の電極膜とを含むことを特徴とする請求項7に記載のハードディスク装置。
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