JP4071203B2 - 薄膜圧電体素子の接着方法 - Google Patents

薄膜圧電体素子の接着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4071203B2
JP4071203B2 JP2004054075A JP2004054075A JP4071203B2 JP 4071203 B2 JP4071203 B2 JP 4071203B2 JP 2004054075 A JP2004054075 A JP 2004054075A JP 2004054075 A JP2004054075 A JP 2004054075A JP 4071203 B2 JP4071203 B2 JP 4071203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film piezoelectric
substrate
adhesive
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004054075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005243174A (ja
Inventor
寛史 山崎
賢次 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2004054075A priority Critical patent/JP4071203B2/ja
Publication of JP2005243174A publication Critical patent/JP2005243174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071203B2 publication Critical patent/JP4071203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、薄膜圧電体素子の接着方法に関する。
ハードディスク等の記録媒体に磁気情報を記録及び再生する薄膜磁気ヘッドは、いわゆるヘッドスライダに形成されている。このヘッドスライダを、サスペンションの先端領域に搭載することにより、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)が構成される。一般的に、このサスペンションは、SUS等で形成されたロードビームに可撓性のフレクシャを重ねたものであり、フレクシャには薄膜磁気ヘッドの記録/再生用の配線が施されている。また、このようなサスペンションの基端側は、ボイスコイルモータ(VCM)で駆動されるアクチュエータアームに連結される。そして、サスペンションとアクチュエータアームを連結したものにVCMコイル等を取り付けることにより、所謂ヘッドスタックアセンブリ(HSA)が構成されている。
ところで、近年のハードディスクの高記録密度化、特にトラック幅の狭小化に伴い、ヘッドスライダを高精度で微小量駆動させる技術が求められている。そこで従来、下記特許文献1に示すように、上記サスペンションとアクチュエータアームとの連結部分に、圧電素子を利用した圧電アクチュエータを配置するヘッドジンバルアセンブリが提案されていた。これは所謂2段変動式のアセンブリであり、第1段階として、薄膜磁気ヘッドの比較的大きな移動はボイスコイルモータによるアクチュエータアームの駆動で制御し、第2段階として、トラッキング補正等の微小な移動は薄膜圧電体素子によるサスペンションの駆動により制御しようとするものである。
ところが、このような2段変動式のヘッドジンバルアセンブリでは、薄膜圧電体素子によって長尺のサスペンション全体を駆動させる必要があるため、トラッキングの高精度化に限界があった。
このため、例えば下記特許文献2に開示されているように、ヘッドスライダとサスペンションの間に薄膜圧電体素子を設ける装置が提案されている。この装置によれば、薄膜圧電体素子は長尺サスペンションそのものを駆動させる必要が無く、直接的にヘッドスライダを駆動させることができるため、より高精度のトラッキングを実現することができる。
特開2002−134807号公報 特開2002−203384号公報
しかしながら、上記従来のヘッドジンバルアセンブリには、次のような問題があった。すなわち、薄膜圧電体素子をサスペンションに搭載する際、接着剤で固定することになるが、該素子が薄膜であるため、機械アームによる狭持等のように機械的に保持することが困難である。このため、取り扱いのミス等により薄膜圧電体素子が破壊されてしまい、歩留りの低下を引き起こしてしまう。
本発明の目的は、薄膜圧電体素子を破壊することなく接着して、量産性を向上させることが可能な薄膜圧電体素子の接着方法を提供することにある。
本発明に係る薄膜圧電体素子の接着方法は、薄膜圧電体素子を所定の部材に接着する薄膜圧電体素子の接着方法であって、第1の基体の上に形成された薄膜圧電体素子を、紫外線が照射されることにより剥離する第1の接着剤により、少なくとも紫外線を透過する第2の基体に接着する工程と、第2の基体に接着する工程の後に、第1の基体を除去する工程と、第1の基体を除去する工程の後に、第2の基体に接着された薄膜圧電体素子を所定の部材に紫外線の照射では剥離しない第2の接着剤により接着する一方、紫外線を照射して第2の基体を除去する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る薄膜圧電体素子の接着方法では、第1の基体の上に形成された薄膜圧電体素子が第1の接着剤により第2の基体に接着された後に、第1の基体が除去される。そして、第2の基体に接着された薄膜圧電体素子が第2の接着剤により所定の部材に接着される一方、紫外線が照射されることにより第1の接着剤が剥離し、第2の基体が除去されることとなる。薄膜圧電体素子を所定の部材に接着する際には、第2の基体が存在しており、薄膜圧電体素子の機械的強度が第2の基体により保たれる。これにより、薄膜圧電体素子が破壊されるのを防ぐことができると共に、その取り扱いが容易となり、歩留りが向上される。また、第2の基体は、紫外線を照射することで、容易に除去することができる。これらの結果、量産性が著しく向上される。
本発明に係る薄膜圧電体素子の接着方法は、薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダが搭載されるサスペンションに薄膜圧電体素子を接着する薄膜圧電体素子の接着方法であって、第1の基体の上に形成された薄膜圧電体素子を、紫外線が照射されることにより剥離する第1の接着剤により、少なくとも紫外線を透過する第2の基体に接着する工程と、第2の基体に接着する工程の後に、第1の基体を除去する工程と、第1の基体を除去する工程の後に、第2の基体に接着された薄膜圧電体素子をサスペンションの所定の部材に紫外線の照射では剥離しない第2の接着剤により接着する一方、紫外線を照射して第2の基体を除去する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る薄膜圧電体素子の接着方法では、第1の基体の上に形成された薄膜圧電体素子が第1の接着剤により第2の基体に接着された後に、第1の基体が除去される。そして、第2の基体に接着された薄膜圧電体素子が第2の接着剤によりサスペンションの所定の部材に接着される一方、紫外線が照射されることにより第1の接着剤が剥離し、第2の基体が除去されることとなる。薄膜圧電体素子をサスペンションの所定の部材に接着する際には、第2の基体が存在しており、薄膜圧電体素子の機械的強度が第2の基体により保たれる。これにより、薄膜圧電体素子が破壊されるのを防ぐことができると共に、その取り扱いが容易となり、歩留りが向上される。また、第2の基体は、紫外線を照射することで、容易に除去することができる。これらの結果、量産性が著しく向上される。
また、第2の接着剤は、紫外線硬化性を有することが好ましい。この場合、紫外線を照射して第1の接着剤を剥離させる際に、第2の接着剤が硬化することとなる。この結果、第2の接着剤を硬化させる工程を新たに設ける必要がなく、工程の簡素化を図ることができる。
また、第2の接着剤は、紫外線硬化性及び熱硬化性を有し、第2の基体を除去する工程の後に、加熱して第2の接着剤を硬化させる工程を更に含むことが好ましい。この場合、紫外線を照射して第1の接着剤を剥離させる際に第2の接着剤が仮硬化し、その後の加熱により第2の接着剤が本硬化することとなる。この結果、薄膜圧電体素子を確実に接着することができる。
また、薄膜圧電体素子は、第1の基体の上に複数形成されており、第2の基体に接着する工程では、各薄膜圧電体素子を第2の基体に接着し、所定の部材に接着する工程の前に、薄膜圧電体素子毎に第2の基体を切断する工程を更に備えることが好ましい。
本発明によれば、薄膜圧電体素子を破壊することなく接着して、量産性を向上させることが可能な薄膜圧電体素子の接着方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る薄膜圧電体素子の接着方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)を参照して、本実施形態に係る薄膜圧電体素子の接着方法について説明する。図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)は、本実施形態に係る薄膜圧電体素子の接着方法を説明するための図である。
本接着方法では、以下の工程(1)〜(4)を順次実行する。
工程(1)
まず、薄膜圧電体素子1が複数形成された第1の基体3(図1(a)参照)と、少なくとも紫外線を透過する第2の基体5とを用意する。そして、第1の基体3の上に形成された各薄膜圧電体素子1と第2の基体5とを紫外線が照射されることにより剥離する第1の接着剤7により接着する(図1(b)参照)。これにより、複数の薄膜圧電体素子1、第1の基体3、及び第2の基体5を含む構造体SAが形成されることとなる。
第2の基体5には、例えば石英ガラス基板、紫外線透過プラスチック基板、紫外線透過ガラス基板等を用いることができる。第1の接着剤7には、各社から出ている半導体バックグラインド用テープや同接着剤等を用いることができる。前述したようなテープは紫外線剥離用であり、当該テープのベースフィルムは紫外線を透過する。したがって、第1の接着剤7にこのようなテープを用いる場合、エッチングする際にベースフィルムが溶剤に溶けてしまう等の問題がなければ、このベースフィルムを第2の基体5として用いてもよい。
各薄膜圧電体素子1は、例えば第1の電極金属膜11、薄膜圧電体13、及び第2の電極金属膜15を含み、第1の基体3の上に第1の電極金属膜11、薄膜圧電体13、及び第2の電極金属膜15をこの順で成膜することにより形成される。薄膜圧電体素子1は、第1の電極金属膜11と第2の電極金属膜15との間に電圧が印加されると、薄膜圧電体13が面内方向に伸縮運動し、この運動を用いてアクチュエータ等に用いられる。
第1の基体3には、例えば酸化マグネシア(MgO)を材料とする単結晶基板等を用いることができる。第1の電極金属膜11及び第2の電極金属膜15には、例えばPtやIr等の導電性材料を用いることができる。第1の電極金属膜11及び第2の電極金属膜15の成膜方法には、例えばスパッタリング法、蒸着法、CVD法等の方法を用いることができる。薄膜圧電体13には、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム等の圧電材料を用いることができる。薄膜圧電体13の成膜方法には、例えばスパッタリング法、CVD法、レーザーアブレーション法等の方法を用いることができる。
工程(2)
次に、第1の基体3を除去する(図1(c)参照)。この工程では、工程(1)にて得られた構造体SAを第1の基体3をエッチングすることができるエッチング液に浸すことで、構造体SAから第1の基体3をエッチングにより除去する。これにより、複数の薄膜圧電体素子1が第2の基体5に接着された構造体SBが形成されることとなる。
使用するエッチング液としては、第1の基体3にMgOの単結晶基板を用いる場合、燐酸水溶液(燐酸の濃度が、例えば30%程度である)が好ましい。また、エッチング速度を速くするために、燐酸水溶液を予め80℃程度に加熱しておくことが好ましい。なお、各薄膜圧電体素子1をエッチング液から保護するために、樹脂等にてコーティングしてもよい。
工程(3)
次に、工程(2)にて得られた構造体SBの第2の基体5を薄膜圧電体素子1毎に切断する(図2(a)参照)。これにより、構造体SBは、第2の基体5に1つの薄膜圧電体素子1が接着された構造体SCに分離されることとなる。第2の基体5の切断には、ダイシング技術等を用いることができる。
工程(4)
次に、工程(3)にて得られた構造体SCの薄膜圧電体素子1と所定の部材との少なくとも一方に紫外線の照射では剥離しない第2の接着剤9を塗布し、所定の部材10の上に第2の接着剤9を介して構造体SCを搭載する(図2(b)参照)。第2の接着剤9には、紫外線硬化性を有する接着剤や、紫外線硬化性及び熱硬化性を有する接着剤を用いることができる。本実施形態では、第2の接着剤9として紫外線硬化性及び熱硬化性を有する接着剤を用いた例を説明する。
次に、第2の基体5を除去する。ここでは、所定の部材10の上に第2の接着剤9を介して構造体SCを搭載した状態で、紫外線UVを照射する(同じく、図2(b)参照)。照射された紫外線UVは、第2の基体5を透過し、第1の接着剤7に入射する。これにより、第1の接着剤7が剥離することとなり、第2の基体5が除去される(図2(c)参照)。一方、照射された紫外線UVの一部は第2の接着剤9にも入射し、第2の接着剤9が仮硬化することとなる。
次に、薄膜圧電体素子1が仮接着された所定の部材10を加熱し、第2の接着剤9を本硬化させる。これにより、所定の部材10に薄膜圧電体素子1が接着されることとなる。
以上のように、本第1実施形態においては、第1の基体3の上に形成された薄膜圧電体素子1が第1の接着剤7により第2の基体5に接着された後に、第1の基体3が除去される。そして、第2の基体5に接着された薄膜圧電体素子1が第2の接着剤9により所定の部材10に接着される一方、紫外線UVが照射されることにより第1の接着剤7が剥離し、第2の基体5が除去されることとなる。薄膜圧電体素子1を所定の部材10に接着する際には、第2の基体5が存在しており、薄膜圧電体素子1の機械的強度が第2の基体5により保たれる。これにより、薄膜圧電体素子1が破壊されるのを防ぐことができると共に、その取り扱いが容易となり、歩留りが向上される。また、第2の基体5は、紫外線を照射することで、容易に除去することができる。これらの結果、量産性が著しく向上される。
また、本第1実施形態において、第2の接着剤9は紫外線硬化性及び熱硬化性を有しており、第2の基体5を除去する工程の後に、加熱により第2の接着剤9を硬化させている。これにより、紫外線を照射して第1の接着剤7を剥離させる際に第2の接着剤9が仮硬化し、その後の加熱により第2の接着剤9が本硬化することとなる。この結果、薄膜圧電体素子1を確実に所定の部材10に接着することができる。
なお、第2の接着剤9として紫外線硬化性を有する接着剤を用いる場合には、紫外線を照射して第1の接着剤7を剥離させる際に、第2の接着剤9が硬化することとなる。この結果、第2の接着剤9を硬化させる工程を新たに設ける必要がなく、工程の簡素化を図ることができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る薄膜圧電体素子の接着方法について説明する。まず、本実施形態に係る接着方法が適用されるハードディスク装置の構成について説明する。
図3は、本実施形態のハードディスク装置を示す概略構成図である。ハードディスク装置HDDは、筐体CH内に、記録媒体としてのハードディスクHDと、これに磁気情報を記録及び再生するヘッドスタックアセンブリ(HSA)20とを備えている。ハードディスクHDは、図示を省略するモータによって回転させられる。更に、ハードディスク装置HDDには、ハードディスクHDへの情報の記録及び再生等の各種制御を行う制御部CU、及び、薄膜磁気ヘッドをハードディスクHDの上から退避させておくためのランプ機構Rが内蔵されている。
ヘッドスタックアセンブリ20は、ボイスコイルモータ(VCM)により支軸21周りに回転自在に支持されたアクチュエータアーム22と、このアクチュエータアーム22に接続されたヘッドジンバルアセンブリ(以下、「HGA」と称す)30とから構成される組立て体を、図の奥行き方向に複数個積層したものである。HGA30には、ハードディスクHDに対向するようにヘッドスライダ32が取り付けられている。
HGA30は、薄膜磁気ヘッド31を2段階で変動させる形式を採用しており、この形式を実現するために、薄膜圧電体素子としての薄膜圧電アクチュエータ70が設けられている。薄膜圧電アクチュエータ70は、ヘッドスライダ32を支持ビーム部50に対して相対的に変位させるものである。薄膜磁気ヘッドの比較的大きな移動はボイスコイルモータによるサスペンション40及びアクチュエータアーム22の全体の駆動で制御し、微小な移動は薄膜圧電アクチュエータ70によるヘッドスライダ32の駆動により制御する。
支持ビーム部50は、ベースプレート51と、これに張り付けられた連結板52と、ロードビーム53とを備えている。図5に示すように、連結板52は、ベースプレートよりも薄く且つ柔軟性が高くなっており、側方に突出した長方形状の突出部52aと、互いに離隔して延びる一対の連結片52b,52bとが形成されている。各連結片52b,52bには、ロードビーム53が揺動自在に連結されている。ロードビーム53の先端には、ヘッドスライダ32がランプ機構Rに退避している際にスロープに乗り上がるタブ53aが形成されている。尚、ベースプレート51におけるロードビーム53が設けられた側の反対側が、アクチュエータアーム22に接続される側である。また、連結板52とロードビーム53とは一体的に形成してもよい。
フレクシャ60は、ポリイミド等で形成された可撓性の配線基板61を有しており、この底面にはステンレス鋼等によって形成された薄板(図示略)が部分的に張り付けられている。フレクシャ60は、レーザスポット溶接によって支持ビーム部50に接着されている。配線基板61は、その後端側にパッド搭載領域61aを有している。パッド搭載領域61aは、連結板52の突出部52aの上に敷かれる形になる。
フレクシャ60のパッド搭載領域61aには、記録用の電極62b,63b、薄膜圧電アクチュエータ用の電極64b〜66b、再生用の電極67b,68bが搭載されている。一方、図6の拡大図に示すように、フレクシャ60の先端側には、4つの電極62a,63a,67a,68aが配列されている。また、フレクシャ60の4つの電極62a,63a,67a,68aの後方には、3つの電極64a〜66aが配列されている。電極62a〜68aと電極62b〜68bは、それぞれ配線62c〜68cで電気的に接続されている。各配線62c〜68cは、実際は絶縁膜で覆われている。なお、配線基板61上の配線62c〜68cは、例えばめっき法等の成膜技術によって形成することができる。
電極62a,63aはヘッドスライダ32の記録パッド33,34にそれぞれ接続され、電極67a,68aは再生パッド35,36にそれぞれ接続される。これらの電極同士の接続には、図4に示すようにゴールドボールボンディングが用いられる。
ここで、図6及び図7を参照して、薄膜圧電アクチュエータ70の詳細について説明する。薄膜圧電アクチュエータ70は、伸縮方向が互いに異なるように構成された第1領域70a及び第2領域70bを有している。各領域70a,70bは、PZT等の薄膜の圧電素子で構成されており、その周囲は樹脂コーティングされている。尚、薄膜の圧電素子には、厚膜の素子と比較して、軽量、振動に対する周波数特性が良好、設置場所の幅が広い、低電圧で制御可能という様々な利点がある。
第1領域70aと第2領域70bは、根元付近は樹脂によって一体化されているが、先細りになる先端側は互いに離間している。第1領域70a及び第2領域70bの外側の各辺は並行になっており、対向する内側の辺が外に広がっている。更に、薄膜圧電アクチュエータ70の図中底面側には、それぞれ所定の駆動電圧が印加される電極71a,71b、グランド電位にされる電極71cが設けられている。そして、これらの電極71a,71b,71cは、直接的に、又は、導電部材を介して間接的に、フレクシャ60上の電極66a,64a,65aに電気的に接続される。
薄膜圧電アクチュエータ70の電極71a〜71c付近の根元領域は、フレクシャ60の配線基板61に接着される。一方、この根元領域よりも先端側の領域は、フレクシャ60の開口領域に位置するため、ロードビーム53と対面する形になる。
第1領域70a及び第2領域70bは、図7に示されるように、第1の薄膜圧電体13a及び第2の薄膜圧電体13bが積層配置された2層構造を有している。図から見て上部に位置する第1の薄膜圧電体13aの上側および下側には、第1の電極金属膜12aと第2の電極金属膜12bが形成されている。同様に第2の薄膜圧電体13bは、第1の薄膜圧電体13aの下部に配置され、その両面には第3の電極金属膜12cと第4の電極金属膜12dとが設けられている。第2の電極金属膜12bと第3の電極金属膜12cとは接着剤19で接着されている。
第1の電極金属膜12a及び第4の電極金属膜12dは、電極71aに電気的に接続されている。第2の電極金属膜12bと第3の電極金属膜12cとは、電極71cに電気的に接続されている。電極71a,71bのそれぞれには、第1の薄膜圧電体13a及び第2の薄膜圧電体13bをそれぞれ駆動する駆動電圧が印可される。駆動電圧が印加されると、図7に示されるように、第1の薄膜圧電体13a及び第2の薄膜圧電体13bは駆動電圧に対応して矢印A1,A2方向に伸縮する。電極71a,71bにそれぞれ印加される駆動電圧は、例えばバイアス電圧を中心として互いに逆位相となっている。電極71aにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第1領域70aにおける第1の薄膜圧電体13a及び第2の薄膜圧電体13bは矢印A1方向に収縮する。一方、電極71bにバイアス電圧に対しプラスの駆動電圧が印加されると、第2領域70bにおける第1の薄膜圧電体13a及び第2の薄膜圧電体13bは矢印A2方向に伸長する。
本実施形態のサスペンション40は、薄膜圧電アクチュエータ70の変位をヘッドスライダ32に伝達する伝達板80を有している。伝達板80は、例えばステンレス鋼等によって形成され、幅方向に延びる帯状の後部83と、幅細で長尺の連結部84を介して後部83に接続された前部85とを有している。前部85の両側には、細長で後部83に向かって平行に延在する可撓性のアーム部86,87が形成されている。
以上がHGA30の各要素の構成である。次に、このようなHGA30の組立て過程の一例を説明する。
まず、図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)を参照して、薄膜圧電アクチュエータ70の製造過程について説明する。図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)は、薄膜圧電アクチュエータの製造方法を説明するための図である。薄膜圧電アクチュエータ70の形成は、以下の工程(1)〜(5)に従って行う。
工程(1)
第1の基体3上に第1の電極金属膜12a、第1の薄膜圧電体13a、及び第2の電極金属膜12bを形成する(図8(a)参照)。また、第1の基体3上に第3の電極金属膜12c、第2の薄膜圧電体13b、及び第4の電極金属膜12dを形成する(図8(b)参照)。第1〜第4の電極金属膜12a〜12d、第1の薄膜圧電体13a、及び第2の電極金属膜12bの形成方法は、第1実施形態の工程(1)にて説明した方法と同じである。
工程(2)
次に、第2の電極金属膜12bと第4の電極金属膜12cを接着剤19で接着する(図8(c)参照)。
工程(3)
次に、一方の第1の基体3を除去する(図9(a)参照)。第1の基体3の除去方法は、第1実施形態の工程(2)における除去方法と同じである。
工程(4)
次に、2層構造の第1の薄膜圧電体13a及び第2の電極金属膜12bを薄膜圧電アクチュエータ70の形状になるようにドライエッチングで成形加工する(図9(b)参照)。
工程(5)
次に、薄膜圧電アクチュエータ70の腐食を回避するために、第1の基体3上において、表面をコーティング樹脂73で覆う(図9(c)参照)。その後、電極71a〜71c(図示略)を形成する。
これらの工程(1)〜(5)により、薄膜圧電アクチュエータ70が第1の基体3の上に形成されることとなる。なお、図示は省略するが、薄膜圧電アクチュエータ70は、第1の基体3の上に複数形成されている。
続いて、HGA30の組立て過程を説明する。
まず、フレクシャ60をレーザスポット溶接にてロードビーム53に接着する。次に、薄膜圧電アクチュエータ70の根元付近をフレクシャ60に接着する。ここで、薄膜圧電アクチュエータ70のフレクシャ60への接着は、以下の工程(1)〜(4)に従って行う。
工程(1)
第1の基体3の上に形成された各薄膜圧電アクチュエータ70と第2の基体5とを第1の接着剤7により接着する(図10(a)参照)。
工程(2)
次に、第1の基体3を除去する(図10(b)参照)。第1の基体3の除去方法は、第1実施形態の工程(2)における除去方法と同じである。
工程(3)
次に、複数の薄膜圧電アクチュエータ70が接着された第2の基体5を薄膜圧電体素子1毎に切断する(図10(c)参照)。第2の基体5の切断方法は、第1実施形態の工程(3)における切断方法と同じである。
工程(4)
切断された第2の基体5に接着されている薄膜圧電アクチュエータ70とフレクシャ60との少なくとも一方に第2の接着剤9を塗布し、フレクシャ60の上に第2の接着剤9を介して薄膜圧電アクチュエータ70(第2の基体5)を搭載する(図11(a)参照)。
次に、フレクシャ60の上に第2の接着剤9を介して薄膜圧電アクチュエータ70(第2の基体5)を搭載した状態で、紫外線UVを照射する。これにより、第1の接着剤7が剥離し、第2の基体5が除去されることとなる(図11(b)参照)。一方、照射された紫外線UVの一部は第2の接着剤9にも入射し、第2の接着剤9が仮硬化することとなる。
次に、薄膜圧電アクチュエータ70が仮接着されたフレクシャ60を加熱し、第2の接着剤9を本硬化させる。これにより、フレクシャ60に薄膜圧電アクチュエータ70が接着されることとなる。この際、薄膜圧電アクチュエータ70の底面の電極71a,71b,71c(図示略)と電極65a,66a,64a(図示略)を電気的に接続し、薄膜圧電アクチュエータ70への配電ラインを確立する。薄膜圧電アクチュエータ70は、電極71a,71b,71cと電極66a,64a,65aとを接続することにより、フレクシャ60に固定される。すなわち、薄膜圧電アクチュエータ70は、電極71a〜71c(電極64a〜66a)の位置でのみフレクシャ60に接続され、ロードビーム53から浮いた状態となっている。
再び、HGAの組立て過程の説明に戻る。フレクシャ60に薄膜圧電アクチュエータ70を接着すると、薄膜圧電アクチュエータ70及びフレクシャ60に対して伝達板80を位置決め固定する。この際、図6中のポイントXにおいて、伝達板80の後部83と薄膜圧電アクチュエータ70を接着剤等で接着する。また、第1領域70a及び第2領域70bの先端部分をそれぞれ対応するアーム部86,87に接着剤等で接着する。これにより、本実施形態のサスペンション40が得られる。次いで、伝達板80の前部85にヘッドスライダ32を接着することにより、HGA30が得られる。
更に、このようにして得られたHGA30にアクチュエータアーム22を連結してヘッドスタックアセンブリ20を構成し、これをハードディスクHD上に移動可能に組み立てることで、本実施形態のハードディスク装置HDDを作製することができる。
以上のように、本第2実施形態においては、第1の基体3の上に形成された薄膜圧電アクチュエータ70が第1の接着剤7により第2の基体5に接着された後に、第1の基体3が除去される。そして、第2の基体5に接着された薄膜圧電アクチュエータ70が第2の接着剤9によりサスペンション40の所定の部材(フレクシャ60)に接着される一方、紫外線UVが照射されることにより第1の接着剤7が剥離し、第2の基体5が除去されることとなる。薄膜圧電アクチュエータ70をフレクシャ60に接着する際には、第2の基体5が存在しており、薄膜圧電アクチュエータ70の機械的強度が第2の基体5により保たれる。これにより、薄膜圧電アクチュエータ70が破壊されるのを防ぐことができると共に、その取り扱いが容易となり、歩留りが向上される。また、第2の基体5は、紫外線UVを照射することで、容易に除去することができる。これらの結果、量産性が著しく向上される。
なお、HGA30の組立て手順は上記のものに限られず、次のような変形例も実施することができる。例えば、伝達板80にヘッドスライダ32を搭載した後に、これをフレクシャ60に接着された薄膜圧電アクチュエータ70に接続するという手順である。また、ヘッドスライダ32、伝達板80、及び薄膜圧電アクチュエータ70を一体に組み立てた後に、これをフレクシャ60上に載せてもよい。あるいは、伝達板80及び薄膜圧電アクチュエータ70を一体に組み立てたものをフレクシャ60上に搭載し、伝達板80にヘッドスライダ32を載せてもよい。フレクシャ60への搭載前に伝達板80と薄膜圧電アクチュエータ70とを接着する場合、当該接着の方法は、上述した薄膜圧電アクチュエータ70をフレクシャ60に接着する方法(工程(1)〜(4))においてフレクシャ60を伝達板80に置き換えることにより実現できる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、薄膜圧電体素子1及び薄膜圧電アクチュエータ70の構成は、上述した層構成に限られるものではない。また、第2の接着剤9は、紫外線硬化性を有する接着剤以外の接着剤でもよい。紫外線硬化性を有する接着剤以外の接着剤を用いる場合、薄膜圧電体素子1(薄膜圧電アクチュエータ70)の位置ズレ等を防ぐために、紫外線を照射して第1の接着剤7を剥離させる前に第2の接着剤9を硬化あるいは仮硬化させておくことが好ましい。
また、本実施形態においては、第1の基体3の上に複数の薄膜圧電体素子1(薄膜圧電アクチュエータ70)を形成しているので、第2の基体5を薄膜圧電体素子1(薄膜圧電アクチュエータ70)毎に切断している。しかしながら、第1の基体3の上に1個の薄膜圧電体素子1(薄膜圧電アクチュエータ70)を形成する場合は、必ずしも第2の基体5を切断する必要はない。
また、第1実施形態における第1及び第2の電極金属膜11,15、及び、第2実施形態における第1〜第4の電極金属膜12a〜12dの代わりに、IrOといった導電性酸化物や導電性樹脂等の導電性材料からなる電極膜を形成するようにしてもよい。また、第2実施形態において、伝達板80を設けることなく、ヘッドスライダ32を薄膜圧電アクチュエータ70に直接搭載するように構成してもよい。更に、記録媒体に対して記録及び再生の双方を行う薄膜磁気ヘッドに代えて、記録又は再生の一方のみを行う薄膜磁気ヘッドを用いてもよい。
(a)〜(c)は、第1実施形態に係る薄膜圧電体素子の接着方法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態に係る薄膜圧電体素子の接着方法を説明するための図である。 第2実施形態のハードディスク装置を示す図である。 第2実施形態のヘッドジンバルアセンブリ(HGA)を示す斜視図である。 図4に示したHGAの分解斜視図である。 図4に示したHGAのフレクシャ先端付近の分解斜視図である。 図4に示した薄膜圧電アクチュエータの構成を説明するための模式図である。 (a)〜(c)は、図4に示した薄膜圧電アクチュエータの製造方法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、図4に示した薄膜圧電アクチュエータの製造方法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、図4に示した薄膜圧電アクチュエータの接着方法を説明するための図である。 (a)〜(c)は、図4に示した薄膜圧電アクチュエータの接着方法を説明するための図である。
符号の説明
1…薄膜圧電体素子、3…第1の基体、5…第2の基体、7…第1の接着剤、9…第2の接着剤、10…所定の部材、20…ヘッドスタックアセンブリ、31…薄膜磁気ヘッド、32…ヘッドスライダ、30…ヘッドジンバルアセンブリ、40…サスペンション、50…支持ビーム部、60…フレクシャ、70…薄膜圧電アクチュエータ、80…伝達板、HDD…ハードディスク装置、UV…紫外線。

Claims (6)

  1. 薄膜圧電体素子を所定の部材に接着する薄膜圧電体素子の接着方法であって、
    薄膜圧電体素子が複数形成された第1の基体を用意する工程と、
    前記第1の基体の上に形成された前記薄膜圧電体素子を、紫外線が照射されることにより剥離する第1の接着剤により、少なくとも紫外線を透過する第2の基体に接着する工程と、
    前記第2の基体に接着する前記工程の後に、前記第1の基体を除去する工程と、
    前記第1の基体を除去する前記工程の後に、前記第2の基体に接着された前記薄膜圧電体素子を前記所定の部材に紫外線の照射では剥離しない第2の接着剤により接着する一方、紫外線を照射して前記第2の基体を除去する工程と、
    前記所定の部材に接着する前記工程の前に、前記薄膜圧電体素子毎に前記第2の基体を切断する工程と、を備えることを特徴とする薄膜圧電体素子の接着方法。
  2. 前記第2の接着剤は、紫外線硬化性を有することを特徴とする請求項1に記載の薄膜圧電体素子の接着方法。
  3. 前記第2の接着剤は、紫外線硬化性及び熱硬化性を有し、
    前記第2の基体を除去する前記工程の後に、加熱して前記第2の接着剤を硬化させる工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜圧電体素子の接着方法。
  4. 薄膜磁気ヘッドを有するヘッドスライダが搭載されるサスペンションに薄膜圧電体素子を接着する薄膜圧電体素子の接着方法であって、
    薄膜圧電体素子が複数形成された第1の基体を用意する工程と、
    前記第1の基体の上に形成された前記薄膜圧電体素子を、紫外線が照射されることにより剥離する第1の接着剤により、少なくとも紫外線を透過する第2の基体に接着する工程と、
    前記第2の基体に接着する前記工程の後に、前記第1の基体を除去する工程と、
    前記第1の基体を除去する前記工程の後に、前記第2の基体に接着された前記薄膜圧電体素子を前記サスペンションの所定の部材に紫外線の照射では剥離しない第2の接着剤により接着する一方、紫外線を照射して前記第2の基体を除去する工程と、
    前記所定の部材に接着する前記工程の前に、前記薄膜圧電体素子毎に前記第2の基体を切断する工程と、を備えることを特徴とする薄膜圧電体素子の接着方法。
  5. 前記第2の接着剤は、紫外線硬化性を有することを特徴とする請求項に記載の薄膜圧電体素子の接着方法。
  6. 前記第2の接着剤は、紫外線硬化性及び熱硬化性を有し、
    前記第2の基体を除去する前記工程の後に、加熱して前記第2の接着剤を硬化させる工程を更に含むことを特徴とする請求項に記載の薄膜圧電体素子の接着方法。
JP2004054075A 2004-02-27 2004-02-27 薄膜圧電体素子の接着方法 Expired - Fee Related JP4071203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054075A JP4071203B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 薄膜圧電体素子の接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004054075A JP4071203B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 薄膜圧電体素子の接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005243174A JP2005243174A (ja) 2005-09-08
JP4071203B2 true JP4071203B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=35024734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004054075A Expired - Fee Related JP4071203B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 薄膜圧電体素子の接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4071203B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101983438B (zh) * 2008-02-05 2014-10-29 摩根先进陶瓷有限公司 用于减少颗粒脱落的封装涂层
JP5085623B2 (ja) * 2009-09-18 2012-11-28 Tdk株式会社 薄膜素子の製造方法及び薄膜素子並びにその薄膜素子を用いたヘッドジンバルアセンブリ、及び、ハードディスクドライブ
JP5679010B2 (ja) * 2013-05-07 2015-03-04 Tdk株式会社 圧電素子およびその製造方法
CN105917202B (zh) * 2014-01-20 2018-11-02 株式会社村田制作所 压电传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005243174A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897767B2 (ja) 薄膜圧電体素子及びその製造方法並びにそれを用いたヘッドジンバルアセンブリ、及びそのヘッドジンバルアセンブリを用いたハードディスクドライブ
US7420785B2 (en) Suspension assembly, hard disk drive, and method of manufacturing suspension assembly
US7183696B2 (en) Thin film piezoelectric element, suspension assembly, and hard disk drive
US8189301B2 (en) Wireless microactuator motor assembly for use in a hard disk drive suspension, and mechanical and electrical connections thereto
JP7145771B2 (ja) ハードディスクドライブサスペンション用多層マイクロアクチュエータ
US8089732B2 (en) Thin film piezoelectric element and its manufacturing method, head gimbal assembly and disk drive unit with the same
US9245552B2 (en) Head gimbal assembly and disk device with the same
JPH08255450A (ja) 一体型アセンブリおよびその作成方法並びにディスク・ドライブ
JP2001332041A (ja) ディスク装置用薄膜圧電体アクチュエーターおよびその製造方法
US7095590B2 (en) Head gimbal assembly and method for manufacturing the same
JP4071203B2 (ja) 薄膜圧電体素子の接着方法
JP6067347B2 (ja) ヘッドジンバルアセンブリの製造方法およびそれを構成するフレクシャの製造方法並びにヘッドジンバルアセンブリおよびフレクシャの製造に用いられるフレクシャシート
JP2007149327A (ja) マイクロアクチュエータ、これを用いたヘッドジンバルアセンブリ及びディスクドライブ
JP2007043789A (ja) マイクロアクチュエータ、それを用いたヘッドジンバルアッセンブリ、ハードディスクドライブ、その製造方法
US7518833B2 (en) Micro-actuator with electric spark preventing structure, HGA, and disk drive unit with the same, and manufacturing method thereof
JP2007095275A (ja) 電気的スパーク防止構造を備えたマイクロアクチュエータ、これを用いた磁気ヘッドアセンブリ及びディスク装置、マイクロアクチュエータの製造方法
US20070000110A1 (en) Method for treating PZT element, PZT micro-actuator, head gimbal assembly and disk drive unit with treated PZT micro-actuator
JP3713258B2 (ja) 圧電体駆動素子とその製造方法
JP2000173035A (ja) ヘッドジンバルアセンブリおよび磁気ディスク装置
JP2007179727A (ja) 回転式マイクロアクチュエータ及びその製造方法
JP2001357640A (ja) ディスク装置用薄膜圧電体アクチュエーターおよびその製造方法
JP4581447B2 (ja) 薄膜圧電体素子の製造方法及びサスペンションの製造方法
JP4197654B2 (ja) ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP2005243173A (ja) サスペンション、ヘッドジンバルアセンブリ、及びハードディスク装置
JP2012164389A (ja) ロードビーム、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびロードビームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees