JP4112709B2 - バックル・プレート折りステーション並びにその制御方法 - Google Patents

バックル・プレート折りステーション並びにその制御方法 Download PDF

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、第1の折りローラと、互いに反対方向に回転する1対の折り成形ローラと、調節可能なバックル・プレート折りユニット(buckle−plate folding unit)とを具備するバックル・プレート折りステーションに関する。さらに、本発明は、バックル・プレート折りステーション、特にその符合(register)を調節する方法に関する。
【0002】
【従来技術】
バックル・プレート折りステーションは、従来から知られている。この、バックル・プレート折りステーションは、正三角形の頂点に夫々配置された3つの折りローラと、バックル・プレート折りユニットとにより実質的に構成されている。2つの第1の折りローラは、上下に配置されており、他の折りローラは、必要に応じて調節可能なストッパーに向かって、バックル・プレート折りユニット中に搬送されたきたシートを送るようになっている。このシートは、使用される紙の表面品質に応じた走行速度でバックル・プレート折りユニット中に搬送される。そして、シートの先端がストッパーに達し、同時にシートがさらに搬送されると、サギングバックル(sagging buckle)が、3つの折りローラ間のバックル成形空間中で、水平方向に隣接して配置された互いに反対方向に回転する2つの折りローラによりニップされ(挟まれ)て、成形される。かくして、これらローラを通過しているときに、シートには折りが成形される。バックル・プレート折りステーションにおいて、折りを成形する処理は、紙取り装置(フライ;fly)で、即ち、タイミングシーケンスにより指示されることがなく、なされる。この結果、高い折りキャパシテイが利用できる。バックル・プレート折り機械には、幾つかののバックル・プレート折りステーションが設けられ得る。そして、折りローラ間の間隔は、これらの間を通過するシートの厚さに従って設定される必要がある。これは、2つのアームからなるレバーに折りローラを装着することによりなされる。このレバーの折りローラが装着されていない方の端部は設定ねじにより付勢される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
バックル・プレート折りユニットの幅並びに、バックル成形空間に対するバックル・プレート折りユニットの入口並びに輪郭線(フイレット;fillet)の位置と同様に、バックル・プレート折りユニットのストッパーもまた、使用される紙質並びにシートのサイズに従って設定される必要がある。さらに、湿気は、紙の剛性を変えるので、湿度の変化に従ってなされる必要がある。また、製造速度の変更により、折り目の場所がシート上で変位するようにバックル・プレート折りユニット内もしくはバックル成形領域内でシートの成形状態が変わってしまい、この結果、必要な場合には、矯正されるバックル・プレート折りステーションの設定を必要とする。この装置において、シート上の折り目の変位は、シートの折りが完了するまで見つけられないかも知れない。今までに、折りの成形時点を決定する、かくして、製造時に、紙取り装置でのシートの折り目の場所の変位の決定をする方法がなかった。
【0004】
このような折り目の場所の変位を、例え、検出したとしても、必要な設定は手動でしなければならなかった。
【0005】
かくして、本発明の目的は、折りに成形時点を決定することの可能なバックル・プレート折りステーションを提供することである。本発明の他の目的は、シート上の折り目の場所の閉ループ制御(フィードバック制御)を果たすバックル・プレート折りステーションを提供することである。本発明のさらに他の目的は、製造速度もしくは紙の剛性が変化してもシート上の折り目の場所を一定にすることの可能なバックル・プレート折りステーションを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係われば、バックル・プレート折りステーションには、第1の折りローラと、互いに反対方向に回転する1対の折り成形ローラと、調節可能なバックル・プレート折りユニットとが設けられている。また、このバックル・プレート折りステーションは、シートが供給される時点を検出するための手段と、折り成形のときに、前記折り成形ローラの少なくとも1つの偏向時点を検出するための手段と、前記シート供給時点と偏向時点との間に供給されるシートの長さを決定するための手段とを更に具備する。
【0007】
シートの供給時点を検出することにより、時間の基準点が、目的値を確立できるように規定される。折りの成形は、サギングバックルが2つの折りローラによりニップ(挟持されて搬送)される時点として正確になされる。折りを成形するために、折り成形ローラはバックルを押圧し、この結果、折りローラは少し偏向する。かくして、折りローラの少なくとも1つのこの偏向を感知することにより、折りの成形時点が、複合の折り目の場合であっても、正確に決定され得る。シート供給と折り成形との間に搬送されるシートの長さが決定されるので、折りの満足した成形を特徴付ける目的値が利用可能である。折り成形ローラの偏向は、走行、速度、加速度のような動きを直接に測定する方法、もしくは、力またはこの力を受ける部品の変化を測定することによるような動きによる生じる力を測定する方法により、感知され得る。
【0008】
本発明の一態様においては、折りローラの少なくとも1つの支持レバーに設けられた折りローラの偏向を検出するための手段が、ストレイン・ゲージ装置である装置が提供される。かくして、支持レバーの弾性変形並びに折りローラの偏向での反力は、動く部品を必要としないで、電気的に直接感知され、この結果、簡単な方法並びに手段により処理され得る。
【0009】
本発明の他の態様において、折りローラの偏向を検出するための手段が、折りローラの1つの支持レバーに配置された少なくとも1つのピエゾ電子センサーを有する装置が提供される。このピエゾ電子センサーにより、例えば、加速を検出するか、また、折りローラの支持レバーの移動をまた検出するように測定信号を処理することが可能である。
【0010】
本発明の効果的な態様においては、折りローラの偏向を検出するための手段が少なくとも1つの光学センサーを有する装置が提供される。この装置において、折りローラの偏向の検出は、例えば、光バリアー、もしくは支持レバーの所での光ビームの反射によってなされ得る。
【0011】
本発明のさらなる態様において、シートの供給を検出するための手段が少なくとも1つの光学センサーで、この光学センサーは、例えば、供給されるシーでの光の反射もしくは透過の変化を検出することにより、簡単な方法並びに手段により供給されたシートの信頼性があり正確な検出を果たすことができる、装置を提供する。
【0012】
さらに、シートの供給と折り成形との間に搬送されるシートの長さを決定するための手段が折りローラに割り当てられたパルス発生器とカウント装置とを有する装置が提供される。折りローラの外周長が知られているので、パルス発生器から出力されたパルスの数は、折りローラの外周の1点からの移動、かくして搬送されるシートの長さが決定され得る。また、一般的に、バックル・プレート折りステーションの3つの全ての折りローラは、同一周速度で回転しているので、パルス発生器は、折りローラの任意のもの、もしくは、バックル・プレート折りステーションの駆動列に配設され得る。磁気誘導、光学、もしくはホール効果のセンサーは、パルス発生器として適している。市販されている個々の電気回路、もしくは集積回路がカウント装置(計数器)として使用され得る。
【0013】
本発明の効果的な態様に係われば、光学センサーが、搬送されているシート上のプリントされた像の前端を検出するために設けられている。本発明のこの実施の形態は、例えば、プリントされた像がシートの前端に対して変位もしくは変動するような小冊子もしくはパンレットが製造されるときには、特に効果がある。このようなシートの折り目は、プリントされた像に対して精度良く位置される必要がある。これは、変動が、シートとプリントされた像との前端間で生じたときに、マージンが裁断されてしまうからである。プリントされた像の前端を感知することは、シートでの光の透過もしくは反射を感知する光学センサーを使用する簡単な方法並びに手段により可能である。
【0014】
本発明のさらなる態様においては、調節可能なバックル・プレート折りユニットが、少なくとも1つの電気的に駆動されるアクチュエータを有し、また、閉ループ制御ユニットが設けられた装置が提供される。この閉ループ制御ユニットは、シートが供給される時点を検出するための手段からの信号と、折り成形のときに、少なくとも1つの折りローラの偏向時点を検出するための手段からの信号と、前記シート供給時点と偏向時点との間に搬送されるシートの長さを決定するための手段からの信号とを処理して、バックル・プレート折りユニットの電気的に駆動されるアクチュエータの入力制御を果たす。このような測定は、シート上の折り目の場所の変位を知らせるのに加えて、このような変位を自動的に補償することを可能にする。バックル・プレート折りユニットの電気的に駆動されるアクチュエータに信号を与えることにより、バックルの成形の間にバックル・プレート折りユニット中にシフトされるシート部分の長さは、影響され得る。この結果、例えば、早い製造速度もしくは紙の剛性の変化による、バックルの成形の間のシートの変形が補償され得る。この装置で、ポテンションメータが設けられたサーボモータもしくはステップモータがアクチュエータとして使用され得る。
【0015】
さらに、閉ループ制御ユニットは、シート上のプリントされた像の位置が変位する場合に処理中にプリントされた像のセンサーの信号を含むことにより折り目の正確な位置付けを果すように、プリントされた像の先端を検出するためのセンサーからの信号を処理し、かくして受け入れない最終製品のリスクを減じるときに、効果がある。
【0016】
本発明のさらなる態様において、電気的に駆動されるアフチュエータがバックル・プレート折りユニットのストッパーの位置を変更する装置が提供される。バックル・プレート折りユニットのストッパーの位置を変更することにより、バックル・プレート折りユニット中に挿入可能なシートの長さが変更され、この結果、バックル成形空間中、即ち、バックル・プレート折りユニット中のシートの変形が補償され得る。同様に、バックル・プレート折りユニットに入るシートの搬送方向に傾斜させてバックル・プレート折りユニットのストッパーを設定することが可能であり、この結果、例えば、シート上で歪んだプリントされた像を補償することができる。
【0017】
さらに、電気的に駆動されるアクチュエータがバックル・プレート折りユニットの幅を調節することができる装置が提供される。これは、製造速度を早くしたときに、バックル・プレート折りユニット内でシートに皺が形成されるのを防止するために必要となり得る。
【0018】
同様に、電気的に駆動されるアクチュエータが少くとも1つ設けられたバックル・プレートのフイレットを調節する装置が提供される。バックル・プレートのフイレットを調節することは、バックル成形空間内でのバックルの成形が必要なときに、効果がある。
【0019】
さらに、他の態様において、電気的に駆動されるアクチュエータがバックル成形空間を変化させるためにバックル・プレート折りユニットの入口を変位させる装置が提供される。例えば、湿度が高くなることにより紙のシートの剛性が少なくなるときに、バックル成形空間がバックルの満足な成形を果すように、かくして、シート上の折り目の矯正された位置を果すように、狭くされなければならない。
【0020】
最後に、閉ループ制御ユニットは、複雑な制御処理が多くのパラメータにより履行するマイクロプロセッサーを有するときに特に効果がある。また、制御アルゴリズムは、マイクロプロセッサーを再びプログラムすることにより、簡単に変更され得る。さらに、製造中に、必要であれば、目的値を自動的に検出して適用することは、スマートなマイクロプロセッサーの範囲内で達成され得る。
【0021】
本発明に係われば、バックル・プレート折りステーションの符合を制御する方法は、提供される。この方法により、学習工程において、シートの供給と折り成形との間に供給されるシートの長さのための目的値が規定される。製造の間に、搬送されるシートの長さに対して、シートの供給と折りの成形との間に確立されるような現在の値(実際値)が、電気的に駆動されるアクチュエータに信号を与えることにより、目的値からゼロの逸れに調節される。このような方法により、バックル・プレート折り機械の製造速度が、手動調節を必要としないで、学習工程の結果で調節され得る。また、例えば、湿気が変わることによる紙の剛性の変化は、このような方法により補償され得る。
【0022】
同様に、プリントされた像の先端との一致のための制御において、シートの先端と、シート上のプリントされた像の先端との間の間隔は、各搬送シートに対して決定される。プリントされた像に対する折り目の場所の変更を生じさせる、プリントされた像の先端とシートの先端との間の間隔での変動は、これら手段により検出され、かくしてゼロに矯正され得る。これは、上記のようにして決定された間隔で目的値を矯正することにより、好ましくはなされる。このような手法により、単に必要な目的値は、プリントされた像の先端と一致するように逸れを制御して矯正される。この結果、供給されるシートと一致するための制御の工程は保持され、かくして、さらなる矯正工程により補われる必要が単にある。
【0023】
【実施の形態】
図1(a)には、紙シート10を処理するための本発明に係わるバックル・プレート折りステーションが示されている。第1の折りローラ12は、第2の折りローラ(折り成形ローラ)14の垂直方向上方に配置されている。この第2の折りローラ14の水平方向側方には第3の折りローラ(折り成形ローラ)16が配置されている。これら3つの折りローラ12,14,16の全ては、同じ周速度で回転する。シート10の供給のために、即ち、折られる状態でロー等を通過させるために、これら折りローラ12,14,16の各々は、隣り合うもの相互が反対方向に回転する。図1(a)は、通常の搬送手段、例えば、傾斜したローラ/ベルトテーブルにより搬送されたシート10がシートの供給を検出するための光学センサー18を通過するシート供給時点を示す。
【0024】
そして、図1(b)から明らかなように、シート10は、折りローラ12,14にニップされて、この先端により、バックル・プレート折りユニット20中に供給される。
【0025】
図1(c)から明らかなように、2つの折りローラ12,14は、折られるシート10をバックル・プレート折りユニット20のストッパー22に搬送する。シート10は、これの先端がバックル・プレート折りユニットのストッパー22と当接するので、このシートはバックル・プレート折りユニット20中にはさらに搬送されなくなる。
【0026】
この結果、図1(d)から明らかなように、バックル・プレート折りユニット20と、3つの折りローラ12,14,16とにより規定されたバックル成形空間24内で折られる。
【0027】
前記折りローラ12,14,16は、この期間中は回転し続けており、この結果、バックル成形空間24内で、バックルは、2つの反対方向に回転している折りローラ14,16にニップされて成形される。
【0028】
図1(e)は、バックルが2つの折りローラ14,16間中にどのように引かれるかを示す。
【0029】
図1(f)は、折りが成形された時点を示す。この後に、シートは、バックル・プレート折りステーションの外に向かって下方に搬送される。折りローラ14,16は、シート10のバックルに力を付与する。この結果、折りローラ16は偏向(移動)される。なぜなら、折りローラ16は、支持点8を中心として回動可能な2つのアーム部からなるレバー26の一方のアーム部の一端に回転可能に装着されているからである。このレバー26、かくして折りローラ16は、一般の調節並びに事前テンション付与装置を介して折りローラ14に事前に押圧されている。折りローラ16が装着されているのとは反対のレバー26のアーム部の一端にはセンサー30が設けられている。このセンサー30は、図1(f)に示すように折りが成形された時点で分析ユニット32に信号を出力する。同様に、シートの搬送を検出するための前記光学センサー18も、分析ユニット32に接続されている。シートの供給と折り成形との間に搬送されるシートの長さを決定するように、折りローラ16の所にリニアーエンコーダ34が設けられている。このエンコーダ34は、折りローラ16の回転の函数として、分析ユニット32にパルスを出力する。この分析ユニット32は、リニアーエンコーダ34から出力されたパルス数をカウントするカウント装置を有する。この分析ユニット32のカウント装置は、シート10の通過のときに出力された光学センサー18の信号により駆動され、そして、折り成形の時点で出力されるセンサー30の信号により停止される。このようにして、シートの供給と折り成形との間にカウントされるパルス数が分析ユニット32で利用される。パルスの数は、搬送されたシート長の長さ単位に分析ユニット32より変換され得る。また、分析ユニット32にはディスプレイ装置が設けられている。このディスプレイ装置は、各折り動作での折り成形とシート供給との間に搬送されたシートの長さを表示する。このようにして、折りの満足のいく成形に対応する目的値からのいかなる逸れも、最終の折られたシート上の折り目の位置を目盛る必要がなく、瞬時に検出され得る。
【0030】
図2には、本発明に係わるバックル・プレート折りステーションの第2の実施の形態が概略的に示されている。この場合、シート40は、同様に、3つの折りローラ42,44,46により、搬送され、また、折られる。シートが供給された時点を感知するために、光学センサー48が設けられている。この光学センサー48は、しかし、シートの供給時点のみではなく、シート上にプリントされた像の先端も感知することができる。この結果、このセンサーは、プリントされたシート40の先端の通過したときと、シート40上のプリントされた像がセンサー48の下の位置に達したときとの両方で信号を出力する。図2に示したような状態で、折られるシート40はバックル・プレート折りユニット50中に既に充分に搬送されており、このバックル・プレート折りユニットのストッパー52と当接している。バックル成形空間54内で、シート40のバックルが破線で示されている。このバックルは、図1に示したような実施の形態と同じ方法で実現化する。折りローラ46が、支持点58を中心として回動可能な2つのアーム部からなるレバー56の一方のアーム部の一端に回転可能に装着されており、折りローラ44に対して事前に押圧されている。折りを成形するときの折りローラ46のいかなる逸れも、センサー60により感知されて、閉ループ制御ユニット62に信号が出力される。センサー60は、支持点58の上方と下方との両方に配置され得る。支持点58の下方に破線で示されたセンサー60の位置は、ストレィン・ゲージ装置を使用するときには、特に、有効である。折りローラ46には、磁気誘導センサー66と対向するように配置された歯付きホイール64が設けられている。かくして、折りローラ46の回転によって、磁気誘導センサー66はパルスを出力する。これらパルスの各々は、折りローラ46の回転変化量(インクレメンタル・ローティション)に対応する。3つの折りローラ42,44,46は、全て同じ周速度で回転され、この結果、搬送されたシートの長さは、折りローラ42,44,46のいずれでも測定され得る。前記磁気誘導センサー66は、閉ループ制御ユニット62に電気的に接続されている。従って、図2から明らかなように、閉ループ制御ユニット62で利用される入力信号は、搬送されるシート並びにプリントされた像の先端を感知するセンサー48からの信号と、折りが成形されたときのセンサー60からの信号と、磁気誘導センサー66からの変化量信号とである。閉ループ制御ユニット62は、バックル・プレート折りユニットのストッパー52を変位させるサーボモータ68に信号を送る。図2は、遅いシート速度で動作しているバックル・プレート折りステーションの動作状態を示す。この動作状態で、搬送開始のシートもしくはプリントされた像の先端と、折り成形との間に搬送されるシートの長さの目的値が規定される、この学習工程は、実際の製造開始の前に低速度で行われる。
【0031】
図3には、早いシート速度のための図2に示すようなバックル・プレート折りステーションが示されている。シート40が、今、高速で折りローラ42,44によりバックル・プレート折りユニット50中へと搬送されて、バックル・プレート折りユニットのストッパー52と当接しているので、シートは、バックル・プレート折りユニット50内で波形となっている。かくして、このバックル・プレート折りユニット50内のシートの長さは、図2に示すような状態におけるより長い。従って、バックルが、他の位置でシート40に成形され、この結果、シート上の折り目の位置の変位が実現化される。しかし、折り成形の前に、比較的長いシートが、搬送されるので、センサー60からの信号は、長いシートがセンサー48からの信号に基づいて供給される前には発生しない。かくして、前記閉ループ制御ユニット62は、センサー60の信号が、折り成形で出力される前に、即ち、図2に示すように学習工程で規定された目的値からの逸れが閉ループ制御ユニット62で確立される前に、多くのパルスを受信する。これは、閉ループ制御ユニット62が、サーボモータ68に信号を送って、サーボモータ68によりバックル・プレート折りユニットのストッパー52をバックル成形空間54の方に変位させるためである。かくして、バックル・プレート折りユニット中へ変位されるシートの長さは、次のシート40の折り目がシート上の正確な位置に再びあるように、減じられる。
【0032】
図4には、図2,3に示したようなセンサー48,60,66の感知信号のタイミングをが示されている。図4の(a)には、低速で、即ち、図2に示す状態で、の感知信号が示されている。時点Aで、シート並びにプリントされた像のセンサー48はシートの供給を感知する。磁気誘導センサー(リニアーエンコーダ)66が2つのパルスを発した後に、シート上にプリントされた像の先端がシート並びにプリントされた像のセンサー48により同様に感知され、かくして、シート上にプリントされた像の先端との一致のために、閉ループ制御で必要とされるような矯正値Lrが決定される。時点Bで、折りローラ46の逸れを感知して、センサー60から出力される信号により確立されるように、折りが成形される。シート供給時点Aと折り成形時点Bとの間には、この場合12個のパルスが磁気誘導センサー66が出力される。この結果、学習工程で決定される折り成形と、シート供給との間に供給されるシートの長さの目的値がLs=12として規定される。時点Cで、搬送されているシートは、センサー48を最終的に完全に通過する。この結果、このセンサーの信号は低レベルに戻る。
【0033】
図4の(b)は、高速で、図3に示すような状態での感知信号のタイミングに対応する。ここで、再び、時点Aで、供給されたシートは、シート並びにプリントされた像のセンサー48により感知される。そして、磁気誘導センサー66から2個のパルスが出力された後にシート上にプリントされている像の前端が検知され、これは、矯正値Vrに対応している。高速で、図4に示すように、バックル・プレート折りユニット内で、シートは波状に成形される。この結果、比較的長いシートが、バックルが成形される前に、バックル・プレート折りユニット内に供給される。かくして、センサー60が折りの成形を感知する時点Bは、シート供給時点Aと折り成形時点Bとの間で長さLs+ΔLのシートが搬送されるように、遅れが生じる。図4に示す実施の形態において、ΔLは、2個のパルスに相当する。この余分に搬送されるシートの長さΔLを補償するために、閉ループ制御ユニット62は、サーボモータ68が、シート供給時点Aと折り成形時点Bとの間で検出されるパルスの数が目的値Lsに再び対応するようになるまで、バックル・プレートサーボモータ68のストッパー52を変位するようにサーボモータ68に信号を出力する必要がある。
【0034】
図5には、図1に示されるようなバックル・プレート折りステーションの感知信号が示されている。図5の(a)には、低速度での状態が示されている。時点Aで、シートセンサー18は、供給されたシートを感知する。そして時点Bで、センサー30は、折り成形のときの折りローラ16の偏向を感知する。同様に、時点Cでは、シート10がセンサー18を完全に通過している。そしてパルスはリニアーエンコーダ34により終了される。
【0035】
図4(b)と同様に、図5(b)は、高速度の状態を示す。
【0036】
図6には、本発明に係わる複数のバックル・プレート折りステーションを有するバックル・プレート折り機構79が示されている。シート72は、シートの供給と、をプリントされた像の前端とを感知するセンサー74の下を通り、折りローラ76,78,80によりニップ並びに保持される。バックル・プレート折りユニット82の一端には、バックル・プレート折りユニットのストッパー84が配設されている。このストッパーは、サーボモータ86により位置付けられる。上述した実施の形態ですでに説明したのと同様に、折りローラ80は、2つのアーム部からなるレバー88の一端に回転可能に装着されている。そして、このレバー88の他端には、折り成形での折りローラ80の偏向を感知するためのセンサー90が設けられている。折りローラ76,78,80により規定された第1のバックル・プレート折りステーションに続いて、さらなる少なくとも1つのバックル・プレート折りステーションが設けられている。第1のバックル・プレート折りステーションの折りローラ80は、第2のバックル・プレート折りステーションの第1の折りローラとしても同時に機能する。明確に示すために、本発明に係わる1つのバックル・プレート折りステーションが、図6に示されるようにバックル・プレート折り機械70に示されてるが、バックル・プレート折り機械70に設けられる全てのバックル・プレート折りステーションは、本発明に係わる形式になされ得ることは容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(f)は、本発明の第1の実施の形態に係わるバックル・プレート折りステーションで折りを果たす種々の工程の概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を概略的に示す図である。
【図3】図2に示すような実施の形態ではあるが、比較的早いシート速度もしくは減じられた紙剛性のためのものを概略的に示す図である。
【図4】(a)並びに(b)は、夫々低速並びに高速のための図2に示すような実施の形態のセンサー信号のタイミングを説明するための概略図である。
【図5】(a)並びに(b)は、低速並びに高速のための図1に示すような実施の形態のセンサー信号のタイミング図である。
【図6】本発明に係わるバックル・プレート折りステーションを備えたバックル・プレート折り機構を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10…紙シート、12…第1の折りローラ、14…第2の折りローラ(折り成形ローラ)、16…第3の折りローラ(折り成形ローラ)、18…光学センサー、20…バックル・プレート折りユニット、22…ストッパー、24…バックル成形空間、30…センサー、32…分析ユニット、34…リニアーエンコーダ。

Claims (18)

  1. 回転可能な第1の折りローラ(12;42;76)と、互いに反対方向に回転する1対の折り成形ローラ(14、16;44、46;78、80)と、調節可能なバックル・プレート折りユニット(20;50;82)とを具備し、シートは、回転している前記第1の折りローラと1対の折り成形ローラの一方との間に挟まれて、折りユニットへと搬送されながら折られ、折られたシートは、互いに反対方向に回転する前記 1 対の折り成形ローラ間に挟まれて搬送される、バックル・プレート折りステーションにおいて、
    (a)前記折りユニットにシートが供給される時点を検出し、第1の検出信号を出力するための手段(18;48;74)と、
    (b)前記 1 対の折り成形ローラ間に挟まれて搬送されるシートの折り成形のときに、折られたシートにより前記1対の折り成形ローラ(14、16;44、46;78、80)の少なくとも1つが移動する偏向時点を検出し、第2の検出信号を出力するための手段(30;60;90)と、
    (c)前記シート供給時点と偏向時点との間に供給されるシートの長さを決定する第3の検出信号を出力するための手段(32、34;62,66)と、
    (d)前記第1ないし第3の検出信号を処理して、折られたシートの折り目の位置を調節させる手段(32、62)とを更に具備することを特徴とするバックル・プレート折りステーション。
  2. 前記偏向時点を検出するための手段(30;60;90)は、支持レバー(26;56;88)に装着されたストレイン・ゲージを有することを特徴とする請求項1のバックル・プレート折りステーション。
  3. 前記偏向時点を検出するための手段(30;60;90)は、支持レバー(26;56;88)に装着された少なくとも1つのピエゾ電子センサーを有することを特徴とする請求項1のバックル・プレート折りステーション。
  4. 前記偏向時点を検出するための手段(30;60;90)は、少なくとも1つの光学センサーを有することを特徴とする請求項1のバックル・プレート折りステーション。
  5. 前記折りユニットにシートが供給される時点を検出するための手段(18;48;74)は、少なくとも1つの光学センサーを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  6. 前記シート供給時点と偏向時点との間に供給されるシートの長さを決定するための手段(32、34;62、66)は、前記折り成形ローラの一方(14;46)に対応してパルス発生器(34;66、64)とパルスカウント装置(32;62)とを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  7. 少なくとも1つの光学センサー(48)が通過するシート(40)上にプリントされた像の先端を検出するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  8. 前記調節可能なバックル・プレート折りユニット(50;82)は、少なくとも1つの電気的に駆動されるアクチュエータ(68;86)を有し、また、前記折られたシートの折り目の位置を調節する手段(32、62)は、前記シートが供給される時点を検出するための手段(48)により与えられる第1の検出信号と、偏向時点を検出するための手段(60)により与えられる第2の検出信号と、前記シートの長さを決定するための手段(62、66)により与えられる第3の検出信号とを処理して、前記電気的に駆動されるアクチュエータ(68;86)のための入力制御を与える閉ループ制御ユニット(62)を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  9. 前記閉ループ制御ユニット(62)は、また、前記プリントされた像の先端を検出するためのセンサー(48)により与えられる信号を処理してプリントされた像の先端を検出することを特徴とする請求項8のバックル・プレート折りステーション。
  10. 前記電気的に駆動されるアクチュエータ(68;86)は、前記バックル・プレート折りユニット内のストッパー(52;84)を調節することを特徴とする請求項8もしくは9のバックル・プレート折りステーション。
  11. 電気的に駆動されるアクチュエータが、前記バックル・プレート折りユニットの幅を調節するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  12. 電気的に駆動されるアクチュエータが、少なくとも1つのバックル・プレートのフイレットの調節のために設けられていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  13. 電気的に駆動されるアクチュエータが、前記バックル・プレート折りユニットの入口を変位させてバックル成形空間の幅を変更させるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  14. 前記閉ループ制御ユニット(62)は、マイクロプロセッサーを有することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1のバックル・プレート折りステーション。
  15. 前記シート供給時点と偏向時点との間に供給されるシートの長さとして目的値(Ls)が決定される初期学習工程と、前記シート供給時点と偏向時点との間に供給されるシートの長さの実際値が決定される繰り返し測定工程とを具備し、前記実際値と目的値との間の相違は、前記電気的に駆動されるアクチュエータ(68;86)を制御することにより決定される、請求項8ないし13のいずれか1のバックル・プレート折りステーションを制御する方法。
  16. シートの先端とプリントされた像の先端との間の距離(Lr)は、前記折りユニットに達した各々のシートに対して決定され、また、この距離は、折りユニットの調節のために使用されることを特徴とする請求項15の方法。
  17. 前記折りユニットは、プリントされた像の先端と、折りユニットにより成形された折り目の位置との間に一定の関係を与えるように調節されることを特徴とする請求項16の方法。
  18. 前記目的値(Ls)は、シートの先端とプリントされた像の先端との間の距離(Lr)で矯正されることを特徴とする請求項16もしくは17の方法。
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