JP4112313B2 - リニア圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮室を形成するようにシリンダの中央孔に往復動自在に配置されたピストンをリニアモータによって往復動させることにより、流体の吸入,圧縮,吐出を行うリニア圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、中央孔が形成された筒部を有するシリンダと、該シリンダの中央孔内に圧縮室を画するように軸方向摺動自在に挿入されるピストンと、該ピストンを往復動させるリニアモータとを備え、前記ピストンを往復動させることにより、流体を吸入,圧縮,吐出させるリニア圧縮機は公知である。
従来のリニア圧縮機は、前記ピストンと連動する台座と、該台座を挟んで軸方向一方側及び他方側にそれぞれ同一軸線上に配設された第1及び第2コイルスプリングとを、さらに備えている。
【0003】
前記第1及び第2コイルスプリングは、ピストン及び台座等からなる可動部を共振運動させる為に、前記圧縮室を圧縮させる第1方向及び拡張させる第2方向に該台座を付勢するように構成されている。即ち、圧縮室を圧縮させる第1方向に前記ピストンが往動された際には、リニアモータによる第2方向への押動力に加えて、圧縮されている第2コイルスプリングの付勢力によって該ピストンが第2方向へ復動される。そして、圧縮室を拡張させる第2方向に前記ピストンが往動された際には、リニアモータによる第1方向への押動力に加えて、圧縮されている第1コイルスプリングの付勢力によって該ピストンが第1方向へ復動される。
【0004】
このように、前記第1及び第2コイルスプリングはピストンを軸方向に往復動させる際の軸方向押動力を提供する為に備えられるものである。
即ち、第1及び第2コイルスプリングからピストンに付加される押動力は可及的に軸方向に沿っているのが好ましいが、従来のリニア圧縮機においては斯かる点について十分考慮されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、第1及び第2コイルスプリングからピストンに付加される付勢力を可及的に軸方向に沿わせることができるリニア圧縮機の提供を、一の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明は、前記目的を達成する為に、中央孔が形成された筒部を有するシリンダと、該シリンダの中央孔内に圧縮室を画するように軸方向摺動自在に挿入されるピストンと、該ピストンと連動する台座と、該台座を挟んで軸方向一方側及び他方側にそれぞれ同一軸線上に配設され、前記圧縮室を圧縮させる第1方向及び拡張させる第2方向に該台座を付勢する第1及び第2コイルスプリングと、前記台座を第1方向及び第2方向へ往復動させるリニアモータとを備え、前記第1及び第2コイルスプリングは、前記リニアモータの非作動時にそれぞれ付勢力を発生し得る状態とされ、該第1及び第2コイルスプリングは、互いに巻き方向が同一とされており、該第1及び第2コイルスプリングは、前記台座を挟んで対向する互いの端末が軸線回り−58゜〜+125゜の範囲内に配置されているリニア圧縮機を提供する。
【0007】
好ましくは、前記第1及び第2コイルスプリングの少なくとも一端部は、該少なくとも一端部が支持される部材に設けられたテーパ状凸部に外挿される。該テーパ状凸部は、基端径が外挿されるコイルスプリングの内径よりも大きく且つ先端径が該コイルスプリングの内径よりも小さいものとされる。
好ましくは、前記第1及び第2コイルスプリングの少なくとも一端部は、該少なくとも一端部が支持される部材に設けられたテーパ状凹部に内挿される。該テーパ状凹部は、基端径が内挿されるコイルスプリングの外径よりも小さく且つ先端径が該コイルスプリングの外径よりも大きいものとされる。
【0008】
より好ましくは、前記第1又は第2コイルスプリングの少なくとも一端部の座巻き面は、該座巻き面が当接される部材に、軸線回りに配設された複数のピンを介して相対回転不能に連結され得る。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係るリニア圧縮機について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係るリニア圧縮機1の模式断面図である。
【0010】
図1に示すように、本実施の形態に係るリニア圧縮機1は、中央孔11aが形成された筒部11を有するシリンダ10と、該シリンダ10の中央孔11a内に圧縮室Pを画するように軸方向摺動自在に挿入されるピストン20と、該ピストン20と連動する台座30と、該台座30を挟んで軸方向一方側及び他方側にそれぞれ同一軸線上に配設された第1及び第2コイルスプリング40,50と、前記台座30を復動させるリニアモータ60とを備えている。
【0011】
前記シリンダ10は、前記筒部11に加えて、該筒部11から径方向外方へ延在されたフランジ部12を備えている。
なお、該シリンダ10の軸方向他方面(図1においては右側面)には、中央孔11aと前記ピストン20とによって画される前記圧縮室Pを覆うヘッドカバー部(図示略)が固着される。該ヘッドカバー部には、前記圧縮室Pに流体を入出させる吸入弁及び吐出弁等が備えられる。
【0012】
前記リニアモータ60は、前記シリンダ10に相対移動不能に固定された固定部61と、前記ピストン20を前記シリンダ10に対して往復動させるべく、該ピストン20に連結された可動部65とを備えている。
より詳しくは、前記固定部61は、前記シリンダ10のフランジ部12から軸方向一方側(図1においては左側)に延びるように該フランジ部12に連結された周壁部材61aと、該周壁部61aに支持されたコイル部材61bとを備えている。
【0013】
前記可動部65は、前記台座に連結された永久磁石65aを備えている。
本実施の形態においては、前記可動部65は、前記台座30から軸方向一方側に延びる小筒部66aと、該小筒部66aから径方向外方に延びるフランジ部66bと、該フランジ部66bの径方向外端部から軸方向他方側に延びる大筒部66cとを有する支持部材66を備えており、前記永久磁石65aは該支持部材66の大筒部66cに装着される。
【0014】
本実施の形態において、リニア圧縮機1は、さらに、前記シリンダ10及び前記リニアモータ60の固定部61における周壁部材61aとの共働下に、前記ピストン20,台座30,第1及び第2コイルスプリング40,50の収容空間を画するように、前記周壁部材61aに連結された蓋部材70を備えている。
詳しくは、前記蓋部材70は、前記周壁部材61aの軸方向一端部に連結された周壁部71と、該周壁部71の軸方向他端部を囲繞する端壁部72とを有している。
【0015】
前記第1コイルスプリング40は、前記蓋部材70の端壁部72と前記台座30とによって狭持されている。
他方、前記第2コイルスプリング50は、前記シリンダ10のフランジ部12と前記台座30とによって狭持されている。
より詳しくは、前記第1及び第2コイルスプリング40,50は、前記リニアモータ60の非作動時において(即ち、台座30が中立位置に位置する場合において)、所定の付勢力を発生し得る状態とされている。
【0016】
より好ましくは、前記端壁部72及び台座30の対向面(第1コイルスプリング40の支持面)には、前記第1コイルスプリング40が外挿される凸部80を設けることができる。
同様に、前記台座30の前記シリンダ10との対向面(第2コイルスプリング50の支持面)には、前記第2コイルスプリング50が外挿される凸部81を設けることができる。なお、本実施の形態においては、第2コイルスプリング50の軸方向他端部は、前記シリンダ10の筒部11に外挿されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第1及び第2コイルスプリング40,50を効率的に同心上に配置させることができる。
【0017】
ここで、本発明者は、斯かる構成のリニア圧縮機1において、前記第1及び第2コイルスプリング40,50の巻方向を異ならせることにより、前記台座30に付加される横力を低減させ得るのではないかという仮説を立てた。
【0018】
そこで、本発明者は、図2に示す実験装置を用いて実験を行った。
実験条件は下記の通りである。
即ち、第1コイルスプリング40として、材質バネ鋼,線径7.1mm,コイル内径20.2mm,有効巻数6.1,座巻数各1,巻き角度9゜,自然長72.4mmの右巻きコイルスプリングを用いた。
第2コイルスプリング50としては、材質バネ鋼,線径6mm,コイル内径25mm,有効巻数4.1,座巻数各1,巻き角度9゜,自然長66mmの右巻きコイルスプリングを用いた。
そして、該第1及び第2コイルスプリング40,50によって厚さ7.5mmの台座30を狭持させた。なお、前記第1及び第2コイルスプリング40,50は、中立状態(図2における変位ゼロの状態)において、それぞれ、所定圧縮状態(第1コイルスプリング40の圧縮量10.65mm,第2コイルスプリング50の圧縮量10.65mm)で前記台座30を狭持するように設定した。
【0019】
斯かる条件下において、前記第1及び第2コイルスプリング40,50の端末位置を0゜,90゜,180゜,270゜と変位させて、各状態の台座傾きをダイヤルゲージで測定した。該測定結果を図3に示す。
なお、前記第1及び第2コイルスプリング40,50の端末位置とは、各コイルスプリングの対向端部における端末の周方向離間角度のことである。即ち、端末位置0゜は、第1及び第2コイルスプリングの各端末が周方向同一位置に位置していることを意味し、端末位置90゜,180゜,270゜は、それぞれ、第1及び第2コイルスプリングの各端末がコイルスプリングの巻き上げ方向に90゜,180゜,270゜離間していることを意味している。
【0020】
比較実験として、第1及び第2コイルスプリングの双方に右巻きコイルスプリングを用いた実験を行った。その他の条件は、前記実験と同一とした。斯かる比較実験の結果を図3に併せて示す。
なお、巻き方向が同一のコイルスプリングにおける端末位置も、各コイルスプリングにおける端末の巻き上げ方向への離間角度を意味している。
【0021】
図3に示すように、第1及び第2コイルスプリング40,50の巻き方向を異ならせた場合には、同一巻き方向とした場合に比して、該第1及び第2コイルスプリング40,50の全ての端末位置において、台座傾き角度が小さかった。
前記台座傾き角度は、第1及び第2コイルスプリングによって台座に付加される横力に比例すると考えられるから、前記仮説が正しいことが判明した。
【0022】
このように、本実施の形態に係るリニア圧縮機1においては、第1及び第2コイルスプリング40,50の巻き方向を異ならたことにより、台座30に付加される横力を低減させることができる。従って、ピストン20を安定して軸方向に往復動させることができ、リニア圧縮機の機械効率を向上させることができる。
【0023】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係るリニア圧縮機について、説明する。
本実施の形態に係るリニア圧縮機は、第1及び第2コイルスプリング40,50の巻方向を同一とした点、及び、該第1及び第2コイルスプリング40,50の対向端部における端末位置を特定した点、を除き、前記実施の形態1に係るリニア圧縮機と同一である。
従って、本実施の形態においては、前記実施の形態1との相異点を除き、詳細な説明を省略する。
【0024】
前述の通り、本実施の形態に係るリニア圧縮機においては、第1及び第2コイルスプリング40,50は同一巻き方向とされている。
前記実施の形態1において説明した通り、第1及び第2コイルスプリング40,50が同一巻き方向の場合には、該第1及び第2コイルスプリングの巻き方向が異なる場合と比べると、前記台座30に付加される横力が大きくなるが、端末位置を特定範囲に設定することにより、該台座30に付加される横力を低減させ得るのではないかという仮説を立てた。
【0025】
そこで、本発明者は、図1に示す形態のリニア圧縮機をモデルとして、有限要素法による「端末位置−ピストン側部荷重(横力)」の解析を行った。
図4に、該解析のモデルを示す。
なお、第1及び第2コイルスプリング40,50については、図2に示す実験装置を用いた実験と同一とした。
又、台座30と第1及び第2コイルスプリング40,50との間の接続部は、外力によるたわみが生じない剛体はりとしている。該接続部を弾性体とすると、該接続部によって横力が吸収されてしまうからである。
又、第1及び第2コイルスプリング40,50、ピストン20及び台座30については、3次元空間での特定が必要となる為、細かい6面体のブロック集合体であるsolid体で作成した。
該解析結果を図5に示す。
【0026】
図5に示す通り、端末位置が302゜(−58゜)〜125゜の範囲においては、ピストンとシリンダとの摺接面への潤滑油の供給が不要となるピストン側部荷重50N以下であった。
さらに、図5から、端末位置が0゜〜90゜の範囲においては、端末位置に対するピストン側部荷重の増加割合が極めて低いことが分かった。
【0027】
斯かる結果から、第1及び第2コイルスプリングが同一巻き方向の場合には、対向端部の端末位置を−58゜〜125゜に設定するのが好ましく、さらには、0゜〜90゜に設定するのがより好ましい。
なお、端末位置における「−(マイナス)」とは、各コイルスプリングの端末の巻き上げ方向とは反対方向に離間されていること(即ち、端末がオーバラップしていること)を表している。従って、端末位置302゜と端末位置−58゜とは同義である。
【0028】
さらに、第1及び第2コイルスプリング40,50を同一巻き方向とし、且つ、端末位置を0゜,90゜,180゜,270゜とした場合における「たわみ量−ピストン側部荷重」の関係について、有限要素法による解析を行った。
該解析結果を図6に示す。
なお、解析条件は図5における解析と同一とした。
又、たわみ量とは、中立状態から第1コイルスプリングを圧縮させた量を意味している。
【0029】
図6に示す通り、第1及び第2コイルスプリング40,50の撓み量を変化させた場合であっても、端末位置が0゜及び90゜の場合には、180゜及び270゜の場合に比して、明らかにピストン側部荷重が小さかった。
【0030】
なお、前記実施の形態1及び実施の形態2においては、前述の通り、第1及び第2コイルスプリング40,50を、単に、対応する凸部80,81及びシリンダ10の筒部11に外挿させるように構成したが、これに加えて、図7に示す構成を備えることができる。
即ち、第1及び/又は第2コイルスプリング40,50の座巻き面と、該座巻き面が当接する部材とを、コイルスプリングの軸線回りに配設された複数のピン90を介して、相対回転不能に連結させることができる。
斯かる構成を備えることにより、第1及び/又は第2コイルスプリング40,50の軸線回りの回転を防止することができ、コイルスプリングの端末位置を設定位置に有効に保持できる。
【0031】
さらに、コイルスプリング40,50が外挿される前記凸部80,81を、基端径が外挿されるコイルスプリングの内径よりも大きく且つ先端径が該コイルスプリングの内径よりも小さいテーパ状凸部80’とすることができる(図7(b))。
斯かるテーパ状凸部80’を備えることにより、コイルスプリングの軸線位置のズレを有効に防止できる。
【0032】
又、前記凸部80,80’に代えて、対応するコイルスプリングが内挿される凹部81''を備えることもできる。
より好ましくは、該凹部81''は、基端径が内挿されるコイルスプリングの外径よりも小さく且つ先端径が該コイルスプリングの外径よりも大きいテーパ状凹部とすることができ(図7(b))、これにより、コイルスプリングの軸線位置のズレを有効に防止できる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本明に係るリニア圧縮機によれば、台座を挟んで軸方向一方側及び他方側に巻方向が同一のコイルスプリングを、該コイルスプリングの端末−58゜〜+125゜の範囲内に位置するように配置させたので、該台座に付加される横力を有効に低減させ得る。
従って、ピストンを軸方向に効率的に往復動させることができ、リニア圧縮機の機械効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施の形態に係るリニア圧縮機の模式断面図である。
【図2】 図2は、図1に示すリニア圧縮機を模した実験装置の模式断面図である。
【図3】 図3は、図2に示す実験装置を用いて行った実験結果を示すグラフであり、端末位置と台座傾き角度との関係を示している。
【図4】 図4は、図1に示すリニア圧縮機をモデルとした有限要素法の解析モデル図である。
【図5】 図5は、図1に示すリニア圧縮機をモデルとした有限要素法による解析結果を示すグラフであり、端末位置とピストン側部荷重(横力)との関係を示している。
【図6】 図6は、図1に示すリニア圧縮機であって、第1及び第2コイルスプリングが同一巻き方向とされたリニア圧縮機をモデルとした有限要素法による解析結果を示すグラフであり、各端末位置におけるたわみとピストン側部荷重(横力)との関係を示している。
【図7】 図7(a)及び(b)は、本発明の他の形態に係るリニア圧縮機の模式断面図である。
【符号の説明】
1 リニア圧縮機
10 シリンダ
11 筒部
11a 中央孔
20 ピストン
30 台座
40 第1コイルスプリング
50 第2コイルスプリング
60 リニアモータ

Claims (4)

  1. 中央孔が形成された筒部を有するシリンダと、
    該シリンダの中央孔内に圧縮室を画するように軸方向摺動自在に挿入されるピストンと、
    該ピストンと連動する台座と、
    該台座を挟んで軸方向一方側及び他方側にそれぞれ同一軸線上に配設され、前記圧縮室を圧縮させる第1方向及び拡張させる第2方向に該台座を付勢する第1及び第2コイルスプリングと、
    前記台座を第1方向及び第2方向へ往復動させるリニアモータとを備え、
    前記第1及び第2コイルスプリングは、前記リニアモータの非作動時にそれぞれ付勢力を発生し得る状態とされ、
    該第1及び第2コイルスプリングは、互いに巻き方向が同一とされており、
    該第1及び第2コイルスプリングは、前記台座を挟んで対向する互いの端末が軸線回り−58゜〜+125゜の範囲内に配置されていることを特徴とする特徴とするリニア圧縮機。
  2. 前記第1及び第2コイルスプリングの少なくとも一端部は、該少なくとも一端部が支持される部材に設けられたテーパ状凸部に外挿されており、
    該テーパ状凸部は、基端径が外挿されるコイルスプリングの内径よりも大きく且つ先端径が該コイルスプリングの内径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のリニア圧縮機。
  3. 前記第1及び第2コイルスプリングの少なくとも一端部は、該少なくとも一端部が支持される部材に設けられたテーパ状凹部に内挿されており、
    該テーパ状凹部は、基端径が内挿されるコイルスプリングの外径よりも小さく且つ先端径が該コイルスプリングの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のリニア圧縮機。
  4. 前記第1又は第2コイルスプリングの少なくとも一端部の座巻き面は、該座巻き面が当接される部材に、軸線回りに配設された複数のピンを介して相対回転不能に連結されていることを特徴とする請求項1からの何れかに記載のリニア圧縮機。
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