JP4111212B2 - 駆動回路、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

駆動回路、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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本発明は、電気光学パネルを駆動するのに好適な駆動回路、その駆動方法、この駆動回路を用いた電気光学装置および電子機器に関する。
従来の電気光学装置、例えば、液晶装置の駆動回路は、画像表示領域に配線されたデータ線や走査線などに、データ線信号や走査信号などを所定タイミングで供給するためのデータ線駆動回路や、走査線駆動回路などから構成されている。
走査線駆動回路は、垂直走査期間の最初に供給される転送信号をクロック信号に応じて順次シフトして、これを走査信号として出力するものである。一方、データ線駆動回路は、供給される画像信号がデジタル信号かアナログ信号かによって回路構成が異なる。
例えば、画像信号が3ビットパラレル形式の画像データとして供給されるものとすれば、データ線駆動回路は、一般に図14に示すものとなる。図に示すように従来のデータ線駆動回路は、水平走査期間の最初に供給される転送信号をクロック信号に応じて順次シフトして、これをサンプリングパルスSR1、SR1B、SR2、SR2B、…SRn、SRnBとして順次出力するXシフトレジスタ10と、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが供給される3本の画像データ供給線L1〜L3と、各サンプリングパルスSR1、SR1B、SR2、SR2B、…SRn、SRnBに基づいて画像データをラッチする第1ラッチ20と、水平走査周期のラッチパルスを用いて第1ラッチの各出力データをラッチする第2ラッチ30と、第2ラッチの各出力データをデジタル信号からアナログ信号に変換し、各データ線信号を出力するD/Aコンバータ40から構成される。なお、各符号に付した「B」は、反転した信号を示すものとする。例えば、反転サンプリングパルスSR1BはサンプリングパルスSR1を反転した信号である。
ここで、第1ラッチ20は、各サンプリングパルスSR1、SR2、…SRnに対応したラッチユニットを各々備えて構成される。図15はサンプリングパルスSR1、SR1Bに対応するラッチユニットを示す回路図である。この図に示すようにラッチユニットは、インバータ11A〜11C、12A〜12Cおよびアナログスイッチ13A〜13Cから構成される。インバータ11A、12A、インバータ11B、12B、およびインバータ11C、12Cは、各々ラッチ回路を構成しており、各アナログスイッチ13A〜13Cがオン状態の時にそれらから出力されるデータをラッチする。
また、各アナログスイッチ13A〜13Cは、図16に示すようにNチャンネルトランジスタ14とPチャンネルトランジスタ15から構成されており、Nチャンネルトランジスタ14のゲートにサンプリングパルスSR1が供給され、Pチャンネルトランジスタ15のゲートにサンプリングパルスSR1Bが供給されるようになっている。
すなわち、従来のデータ線駆動回路においては、Xシフトレジスタ10から出力されるサンプリングパルスSRjおよびSRjB(j=1、2、…n)を、各2本の配線を介してラッチユニットに供給し、そこで第1回目のラッチを行うようにしていた。
ところで、上述したデータ線駆動回路では、1対のサンプリングパルスSRjおよびSRjBをXシフトレジスタ10から第1ラッチ20へ供給するために2本の配線を要していた。これらの配線は各画像データ供給線L1〜L3と交差していたので、それらの交差領域において浮遊容量が発生していた。
この浮遊容量に起因して以下の問題があった。
まず、1つの交差領域における浮遊容量をCbで表すものとすれば、画像データ供給線L1〜L3の各等価回路は、図17に示す分布定数回路で表すことができる。すなわち、画像データ供給線L1〜L3は梯子型のローパスフィルタを等価的に構成しているといえる。このため、画像データ供給線L1〜L3の右端から取り出される画像データは、左端から取り出される画像データと比較して遅延時間が大きくなる。したがって、画像データ供給線L1〜L3の左端から取り出される画像データとサンプリングパルスSRjおよびSRjBのタイミングがずれていまい、正常に画像データをラッチできないという問題があった。
また、浮遊容量によって高域周波数領域での負荷が重くなるため、そのような重負荷であっても画像データ供給線L1〜L3を駆動できる回路を用いる必要がある。このことは、当該回路の消費電流を増大させることにもなる。
特に、高精細な画像を表示する液晶装置では、ドットクロック周波数が高くなるため、画像データの遅延および消費電力の増大は大きな問題となる。
次に、Xシフトレジスタ10について以下の問題があった。上述したようにXシフトレジスタ10は、1対のサンプリングパルスSRjおよびSRjBを順次生成するが、それらの生成回路は一般に図18に示す5個のインバータから構成される。したがって、Xシフトレジスタ10は、サンプリングパルスSR1、SR1B、SR2、SR2B、…SRn、SRnBを生成するために5n個のインバータを備える必要がある。例えば、SXGA(1280×1024ドット)の液晶装置では、6400個のインバータを生成回路としてXシフトレジスタ10に内蔵する必要がある。したがって、素子数が膨大となり、歩留まりが悪化するとともに消費電力の増大を招くといった問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、画像データ供給線とサンプリングパルスを供給するための配線間で発生する浮遊容量を減少させることにある。また、第2の目的は、素子数を減少させることにある。
上記目的を達成するため、本発明の駆動回路は、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、Hレベルにおいてアクティブとなる、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される第1ラッチ部と、前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、を少なくとも備え、前記複数のスイッチング部の各々は、Nチャンネルトランジスタにより構成され、前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、前記制御パルスのHレベルは、前記他方の信号端子の電位がLレベルであり、前記一方の信号端子がHレベルのとき、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Nチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記の駆動回路であって、前記リセット回路は、前記Nチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Hレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するノア回路からなり、前記第1ラッチ部は、前記ノア回路の出力端子と前記入力端子が接続され、前記ノア回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、前記制御パルスがHレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、前記制御パルスがLレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータをさらに備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の駆動回路は、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、Lレベルにおいてアクティブとなる、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される第1ラッチ部と、前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、を少なくとも備え、前記複数のスイッチング部の各々は、Pチャンネルトランジスタにより構成され、前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、前記制御パルスのLレベルは、前記他方の信号端子の電位がHレベルであり、前記一方の信号端子がLレベルのとき、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Pチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をLレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記の駆動回路であって、前記リセット回路は、前記Pチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Lレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するナンド回路からなり、前記第1ラッチ部は、前記ナンド回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ナンド回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、前記制御パルスがLレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、前記制御パルスがHレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記制御パルスはHレベルにおいてアクティブになり、前記スイッチング部はNチャンネルトランジスタで構成されることを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記第1ラッチ部は、前記Nチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Hレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するノア回路と、前記ノア回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ノア回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、制御パルスがHレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、Lレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータとを備えることを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記制御パルスはLレベルにおいてアクティブになり、前記スイッチング部はPチャンネルトランジスタで構成されることを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をLレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。
また、本発明の駆動回路は、上述した駆動回路において、前記第1ラッチ部は、前記Pチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Lレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するナンド回路と、前記ナンド回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ナンド回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、制御パルスがLレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、Hレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応してマトリックス状に配置された画素電極とを有する電気光学装置において、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される複数の第1ラッチ部と、前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、を少なくとも備え、前記複数のスイッチング部の各々は、Nチャンネルトランジスタにより構成され、前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、前記制御パルスのHレベルは、前記他方の信号端子の電位がLレベルであり、前記一方の信号端子がHレベルのとき、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Nチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応してマトリックス状に配置された画素電極とを有する電気光学装置において、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される複数の第1ラッチ部と、前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、を少なくとも備え、前記複数のスイッチング部の各々は、Pチャンネルトランジスタにより構成され、前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、前記制御パルスのLレベルは、前記他方の信号端子の電位がHレベルであり、前記一方の信号端子がLレベルのとき、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Pチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をLレベルとするリセット回路を有することを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明の駆動回路の駆動方法は、パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される複数の第1ラッチ部と、前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、を少なくとも備え、前記複数のスイッチング部の各々は、Nチャンネルトランジスタ及びPチャンネルトランジスタのいずれか一方により構成され、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルもしくはLレベルとした後に、前記各制御パルスに基づいて、前記複数のスイッチング部はオフ状態からオン状態が制御され、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチすることを特徴とする。
また、本発明の駆動回路の駆動方法は、上述した駆動回路の駆動方法において、前記各制御パルスのLレベル及びHレベルからなる電圧レベルは、前記各ビットデータのLレベル及びHレベルからなる電圧レベルと同一であることを特徴とする。
また、上記の電気光学装置は、前記各第2ラッチ部の各出力信号をデジタル信号からアナログ信号に変換して、前記各データ線に出力するデジタルアナログ変換部を備えるものであってもよい。
この構成によれば、制御パルス生成部は、データ線数に応じた数の各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力すればよいので、反転した制御パルスを生成する必要がない。このため、制御パルス生成部の素子数を減らすことができ、かつ、その消費電力を削減することが可能となる。
また、この駆動回路において、前記制御パルス生成部の各出力端子と前記複数のスイッチング部に係る各制御端子とは、前記画像データ供給線と交差する各配線によって接続されるものであってもよい。この場合、各配線は、反転した制御パルスを伝送する必要がないので、その数を減らすことができる。したがって、各配線と画像データ供給線との間で発生する浮遊容量は大幅に減少することになる。この結果、画像データ供給線の一端から取り出される画像データと他端から取り出される画像データの時間差を減らすことができるので、画像データをスイッチング部を用いて確実にサンプリングすることが可能となる。さらに、浮遊容量を小さくできるので、画像データ供給線を駆動する回路の出力から画像データ供給線を見たときの負荷を軽くすることができ、当該回路の消費電流を削減することが可能となる。
また、上述した駆動回路において、前記制御パルスはHレベルにおいてアクティブになり、前記スイッチング部はNチャンネルトランジスタで構成されることが望ましい。この場合、前記第1ラッチ部は、前記Nチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Hレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するノア回路と、前記ノア回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ノア回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、制御パルスがHレベルの期間にあっては出力端子をハイインピーダンス状態にし、Lレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータとを備えることが望ましい。係る構成によれば、リセット信号によって、NチャンネルトランジスタのソースがHレベルになるので、画像データを第1ラッチ部に取り込む際、Nチャンネルトランジスタのソース電圧を常にHレベルにすることができるので、画像データを確実にサンプリングすることが可能となる。
また、上述した駆動回路において、前記制御パルスはLレベルにおいてアクティブになり、前記スイッチング部はPチャンネルトランジスタで構成されることが望ましい。この場合、前記第1ラッチ部は、前記Pチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Lレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するナンド回路と、前記ナンド回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ナンド回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、制御パルスがLレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、Hレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータとを備えることが望ましい。係る構成によれば、リセット信号によって、PチャンネルトランジスタのソースがLレベルになるので、画像データを第1ラッチ部に取り込む際、Pチャンネルトランジスタのソース電圧を常にLレベルにすることができるので、画像データを確実にサンプリングすることが可能となる。
また、本発明の電気光学装置は、上述した駆動回路と、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及びスイッチング素子とを有する電気光学パネルとを有することを特徴とする。この場合には、電気光学装置の素子数を減らすことができ、かつ、その消費電力を削減することが可能となり、さらに、電気光学装置の歩留まりを向上させることができる。
また、本発明の電子機器は、上述した電気光学装置を備えることを特徴とするものであり、例えば、ビデオカメラに用いられるビューファインダ、携帯電話機、ノート型コンピュータ、ビデオプロジェクタ等が該当する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<液晶装置の全体構成>
まず、本発明に係る電気光学装置として、電気光学材料として液晶を用いた液晶装置を一例にとって説明する。液晶装置の主要部は、後述するように、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と称する)を形成した素子基板と対向基板とが互いに電極形成面を対向させて、かつ、一定の間隙を保って貼付されて、この間隙に液晶が挟持された液晶パネルから構成されている。
図1は本実施形態に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。この図に示されるように、液晶装置は、画像表示領域A、走査線駆動回路100、およびデータ線駆動回路200を備えた液晶パネルとタイミング発生回路300とから大略構成されている。そして、タイミング発生回路300を除いて、他の構成部分は液晶パネルの素子基板上に構成されている。
また、この液晶装置には、RGBの3原色を各々示す画像データDR、DG、DBが、3ビットパラレルの形式で各々供給されるようになっている。
<画像表示領域の構成>
まず、画像表示領域Aは、図1に示されるように、m本の走査線3aが、X方向に沿って平行に配列して形成される一方、3n本のデータ線6aが、Y方向に沿って平行に配列して形成されている。そして、走査線3aとデータ線6aとの交点付近においては、TFT50のゲートが走査線3aに接続される一方、TFT50のソースがデータ線6aに接続されるとともに、TFT50のドレインが画素電極9aに接続されている。そして、各画素は、画素電極9aと、対向基板に形成される対向電極(後述する)と、これら両電極間に挟持された液晶とによって構成される結果、走査線3aとデータ線6aとの各交点に対応して、マトリクス状に配列することとなる。なお、この例ではRGBの各色に対応した画素が、ストライプ状に形成されており、説明の便宜上、RGBの各色に対応する画素の組を1画素と称することにする。
また、TFT50のゲートが接続される各走査線3aには、走査信号Y1、Y2、…、Ymが、パルス的に線順次で印加される構成となっている。このため、ある走査線3aに走査信号が供給されると、当該走査線に接続されるTFT50がオンするので、データ線6aから所定のタイミングで供給される画像信号X1、X2、…、X3nは、対応する画素に順番に書き込まれた後、所定の期間保持されることとなる。
ここで、各画素に印加される電圧レベルに応じて液晶分子の配向や秩序が変化するので、光変調による階調表示が可能となる。例えば、液晶を通過する光量は、ノーマリーホワイトモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて制限される一方、ノーマリーブラックモードであれば、印加電圧が高くなるにつれて緩和されるので、液晶装置全体では、画像信号に応じたコントラストを持つ光が各画素毎に出射される。このため、所定の表示が可能となっているのである。
また、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、蓄積容量51が、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に付加される。例えば、画素電極9aの電圧は、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ蓄積容量51により保持されるので、保持特性が改善される結果、高コントラスト比が実現されることとなる。
<走査線駆動回路の構成>
次に、走査線駆動回路100は、Yシフトレジスタおよびレベルシフタ等を備えている。Yシフトレジスタは、垂直走査期間の開始を示す信号DYを水平走査期間毎に反転するYクロックYCKを用いてY方向にシフトし、順次シフトされた信号をレベルシフタを用いてレベルシフトして、走査信号Y1、Y2、…、Ymを生成している。各走査信号Y1、Y2、…、Ymは走査線3aに対しパルス的に線順次で供給されるようになっている。
<タイミング発生回路の構成>
次に、タイミング発生回路300は、画像データDR、DG、DBに同期してYクロックYCK、XクロックXCK、Y転送開始パルスDY、X転送開始パルスDX、ラッチパルスLAT、および反転ラッチパルスLATB等を生成し、これらの信号を走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200とに各々供給するように構成されている。
<データ線駆動回路の構成>
次に、データ線駆動回路200の詳細な構成を図2に示す。この図に示されるようにデータ線駆動回路200は、Xシフトレジスタ210、画像データ供給線L1〜L9、第1ラッチ220および第2ラッチ230から構成されている。
まず、Xシフトレジスタ210は、XクロックXCKにしたがって、X転送開始パルスDXを順次シフトしてサンプリングパルスSR1、SR2、…、SRnを順次生成するように構成されている。すなわち、Xシフトレジスタ210は各サンプリングパルスSR1〜SRnを反転した反転サンプリングパルスSR1B〜SRnBを生成しない。したがって、図18に示すような論理回路ユニットが不要になるため、少ない素子数でXシフトレジスタ210を構成することができ、かつ、消費電力を削減することが可能となる。
次に、画像データ供給線L1〜L3には画像データDRの各ビットデータであるDR0〜DR2が、画像データ供給線L4〜L6には画像データDGの各ビットデータであるDG0〜DG2が、画像データ供給線L7〜L9には画像データDBの各ビットデータである画像データDB0〜DB2が、各々供給される。ここで、画像データDR、DG、DBのサンプリングタイミングは互いに同期したものとなっている。また、画像データ供給線L1〜L9の上側または下側には、n本のサンプリングパルス線SPが形成されている。そして、各サンプリングパルス線SPを介して、サンプリングパルスSR1、SR2、…、SRnが第1ラッチ220に供給される。なお、この例では、1つのサンプリングパルスを用いて、後述する基本ユニットを駆動するため、従来のものと比較してサンプリングパルス線SPの本数が1/2に減少している。このため、画像データ供給線L1〜L9とサンプリングパルス線SPとの間に発生する浮遊容量を大幅に減少させることができる。
次に、第1ラッチ220は、各サンプリングパルスSR1、SR2、…、SRnに基づいて、各3ビットの画像データDR、DG、DBをラッチするように構成されている。なお、図2においては、サンプリングパルスSR1に対応する画像データD0R〜D2Rに係る論理回路構成を示してあるが、他の部分についても同様に構成されている。
図3は、画像データD0Rに対応する第1ラッチ220の構成部分を示す回路図である。図3に示す構成部分は基本ユニットと呼ばれ、ノア回路221、インバータ222、およびNチャンネルトランジスタ223から構成される。ここで、ノア回路221およびインバータ222は、リセット入力を有するラッチ回路に相当し、Nチャンネルトランジスタ223は入力ゲートに相当する。第1ラッチ220は、このような基本ユニットを9n(画像データ供給線数×サンプリングパルス数)個備えて構成される。
上記基本ユニットにおいて、Nチャンネルトランジスタ223のドレインは画像データ供給線L1に接続され、そのソースはノア回路221の一方の入力端子に接続されている。そして、そのゲートに供給されるサンプリングパルスSR1によって、オン・オフが制御されるようになっている。なお、説明の便宜上、Nチャンネルトランジスタ223のドレインとノア回路221の一方の入力端子との接続点を点Pと呼ぶことにする。
ノア回路221の他方の入力端子には、データリセット信号DRSTが供給される。データリセット信号DRSTは、Hレベルでアクティブとなる信号であって、各走査線信号Y1〜Ymの立ち上がりと同期して立ち上がり、XクロックXCKの1/2周期の時間だけHレベルを維持した後、Lレベルに変化する。またノア回路221の出力信号は、インバータ222を介してその一方の入力端子に正帰還されるようになっている。このインバータ222は、サンプリングパルスSR1が供給される制御入力端子を備えており、サンプリングパルスSR1がHレベルの場合にその出力端子をハイインピーダンス状態とする一方、Lレベルの場合に出力端子をローインピーダンス状態にするように構成されている。
以上の構成において、まず、データリセット信号DRSTがHレベルになると、これが接続点Pに正帰還され、ノア回路221の一方の入力端子電圧がHレベルとなる。この後、サンプリングパルスSR1がHレベルになると、インバータ222の出力端子がハイインピーダンス状態になるとともに、Nチャンネルトランジスタ223がオンするので、接続点Pの電圧と画像データ供給線L1の電圧とが等しくなる。この後、サンプリングパルスSR1がLレベルになると、Nチャンネルトランジスタ223がオフするとともに、インバータ222の出力端子が再びローインピーダンス状態となる。このため、正帰還のフィードバックループが形成され、ノア回路221とインバータ222はサンプリングパルスSR1がHレベル期間に取り込んだ画像データD0Rを保持することになる。すなわち、第1ラッチ220は各サンプリングパルスSR1〜SRnのタイミングで各画像データDR、DG、DBを各々取り込んでいる。
ところで、この例では、ノア回路221の他方の入力端子にデータリセット信号DRSTを供給し、データをリセットするようにしたが、ノア回路221の替わりにインバータを用いることにより、データをリセットをしない構成も考えられる。
しかし、そのような回路構成では、サンプリングパルスSR1がHレベルになった時、接続点Pの論理レベルをLレベルからHレベルに変化させなければならい場合が起こり得る。例えば、画像データD0Rの論理レベルが現在、Hレベルであって、1つ前のサンプリングタイミングでLレベルを取る時である。
図4は、このような場合における接続点Pの電圧変化をサンプリングパルスSR1とともに示す波形図である。この図に示すように時刻t1において、サンプリングパルスSR1がLレベルからHレベルに立ち上がると、Nチャンネルトランジスタ223がオフ状態からオン状態に変化する。ここで、接続点Pの電圧波形は、Nチャンネルトランジスタ223のオン抵抗および浮遊容量によって定まる時定数で、過渡応答した波形となる。まず、時刻t1の直後にあっては、Nチャンネルトランジスタ223のゲートソース間電圧Vgsが大きいため、そのオン抵抗は小さいものとなる。したがって、時刻t1の直後においては、小さな時定数で接続点Pの電圧が急峻に上昇する。すると、ゲートソース間電圧Vgsが減少し、これに伴ってオン抵抗値が増加するとともに時定数が増加する。このため、接続点Pの電圧は、図に示すようにクリップされたような波形となる。
一般に論理回路の閾値は(H+L)/2にあるため、時刻t2における接続点Pの電圧が(H+L)/2を越えていれば、画像データD0Rを取り込むことができる。しかし、ドットクロック周波数が高周波になるとサンプリングパルスSR1のパルス幅が狭くなるので、ドットクロック周波数によっては接続点Pの電圧が閾値を越えないこともありうる。また、閾値との電圧差が小さいと、ノイズマージンが少なくなるので、ノイズが混入した場合に誤動作してしまうといった問題がある。
これに対して、本実施形態のようにノア回路221を用いて、一旦、接続点Pの電圧をHレベルにリセットした後、サンプリングパルスSR1を供給すると、接続点Pの電圧をLレベルからHレベルに変化させる必要がないので、上述した問題がなく、接続点Pに画像データ供給線L1の電圧を確実に取り込むことが可能となる。
次に、第2ラッチ230は、図2に示すように2個のインバータ231、232および1個のアナログスイッチ233を基本ユニットし、これを9n個備えて構成される。このような構成においてアナログスイッチ233の制御入力端子には、その周期が1水平走査周期と同期したラッチパルスLATおよび反転ラッチパルスLATBが供給されている。そして、ラッチパルスLATがHレベル、反転ラッチパルスLATBがLレベルとなるタイミングでアナログスイッチ233がオンするとともにインバータ231の出力端子がハイインピーダンス状態となる。したがって、当該タイミングにおいて第1ラッチ220の出力データが第2ラッチ230に取り込まれることになる。この結果、第2ラッチ230は、点順次で出力される第1ラッチ220の各出力データを1水平走査期間毎にラッチして、線順次で各出力データをD/Aコンバータ240に供給する。なお、第2ラッチ230を、上述した第1ラッチ220と同様に構成することも可能である。
次に、D/Aコンバータ240は、パラレル形式で供給される画像データDR、DG、DBをデジタル信号からアナログ信号に変換して、各データ線9aに供給している。
<液晶装置の動作>
次に、上述した構成に係る液晶装置の動作について説明する。図5は液晶装置の動作を示すタイミングチャートである。
この場合、走査線駆動回路100には、垂直走査期間の最初にパルスDYが供給され、同図(a)に示すYクロック信号YCKによって順次シフトされて、走査信号Y1、Y2、…Ymとして、各走査線3aに出力される。これにより、複数の走査線3aが1本ずつ線順次にY方向に選択されることとなる。同図(b)は、j番目の走査線3aに供給される走査信号Yjの波形を示したものであり、同図(c)はj番目の走査線3aに供給される走査信号Yj+1の波形を示したものである。
また、画像データ供給線L1〜L9には、画像データDR、DG、DBが各3ビットパラレル形式で供給される。
次に、データ線駆動回路200にあっては、同図(d)に示すYクロック信号の立上エッジと立下エッジに同期したデータリセット信号DRSTが供給されると、上述したように第1ラッチ220中の接続点Pの電圧がHレベルにリセットされる。
一方、Xシフトレジスタ210にX転送開始パルスDXが供給されると、Xシフトレジスタ210は、同図(e)に示すXクロック信号XCKにしたがって、X転送開始パルスDXを順次シフトして、サンプリングパルスSR1、SR2、…、SRnを生成する。同図(f)は第1画素に対応するサンプリングパルスSR1、同図(h)は第2画素に対応するサンプリングパルスSR2を各々示したものである。
このため、同図(g)および(i)に示すように、接続点Pの電圧は、データリセット信号DRSTがHレベルになってからサンプリングパルスSR1またはSR2が供給されるまでの期間T1または期間T2において、Hレベルとなる。そして、サンプリングパルスSR1またはSR2がHレベルになると、画像データDR、DG、DBをラッチして、データの論理レベルを次にデータリセット信号DRSTがHレベルになるまで保持する。なお、同図(g)および(i)に示すDa,bは、画像データDR、DG、DBを示しており、添字aは何番目の走査線に対応するかを指示し、添字bはある走査線において何番目のサンプリングタイミングに対応するかを指示するものである。
この例では、n本のサンプリングパルス線SPが画像データ供給線L1〜L9と交差しているに過ぎないので、サンプリングパルス線SPと画像データ供給線L1〜L9との間に生じる浮遊容量が、従来のものと比較して大幅に減少する。このため、第n画素に対応するサンプリングパルスSRnによってサンプリングされる画像データDj,nの時間遅れを減少させることが可能となるので、ドットクロック周波数が高周波になったとしても、第1ラッチ220は確実に画像データDj,nを取り込むことができる。また、画像データを供給する回路から、画像データ供給線L1〜L9を見たときの負荷が軽くなるので、当該回路を簡易に構成することができ、その消費電流を削減することが可能となる。
次に、同図(j)に示すラッチパルスLATと反転ラッチパルスLATBが第2ラッチ230に供給されると、第2ラッチ230は第1ラッチ220の各出力データをラッチして、同図(k)に示す出力データを生成する。ここで、ラッチパルスLATは、サンプリングパルスSnに基づく第1ラッチ220のラッチ処理が終了した後であって、水平走査期間が終了する直前にHレベルとなる信号である。このため、第2ラッチ230の各出力データはYクロック信号YCKに同期した線順次信号となる。
そして、第2ラッチ230の各出力データがD/Aコンバータ240に供給されると、デジタル信号がアナログ信号に変換され、これらがデータ線信号として各データ線6aに供給される。これにより、画像データDR、DG、DBに応じた画像が画像表示領域Aに表示されることになる。
<データ線駆動回路の他の構成例>
上述したデータ線駆動回路200にあっては、サンプリングパルスとしてHレベルでアクティブとなるSR1〜SRnを用いるとともに、第1ラッチ220におけるサンプリング手段としてNチャンネルトランジスタを使用した。これに対して、以下に述べるデータ線駆動回路200’にあっては、サンプリングパルスとしてLレベルでアクティブとなるSR1B〜SRnBを生成するXシフトレジスタ210’を用いるとともに、第1ラッチ220の替わりにサンプリング手段としてPチャンネルトランジスタを使用する第1ラッチ220’を用いるものである。以下、相違点について説明する。
図6は、データ線駆動回路200’の構成を示すブロック図である。このデータ線駆動回路200’が図1に示すデータ線駆動回路200と相違するのは、Xシフトレジスタ210’および第1ラッチ220’である。
まず、Xシフトレジスタ210’はX転送開始パルスDXをXクロックXCKに同期してシフトして、Lレベルでアクティブとなる反転サンプリングパルスSR1B、SR2B、…SRnBを各々生成する。
次に、第1ラッチ220’は、図7に示す基本ユニットを9n個備えて構成される。この基本ユニットは、ナンド回路221’、インバータ222’およびPチャンネルトランジスタ223’から構成される。
上記基本ユニットにおいて、Pチャンネルトランジスタ223’のドレインは画像データ供給線L1に接続され、そのソースはナンド回路221’の一方の入力端子に接続されている。そして、そのゲートに供給されるサンプリングパルスSR1Bによって、オン・オフが制御されるようになっている。なお、説明の便宜上、Pチャンネルトランジスタ223’のソースとナンド回路221’の一方の入力端子との接続点を点P’と呼ぶことにする。
ナンド回路221’の他方の入力端子には、反転データリセット信号DRSTBが供給される。反転データリセット信号DRSTBは、データリセット信号DRSTを反転した信号であって、Lレベルでアクティブとなり、各走査線信号Y1〜Ymの立ち上がりと同期して立ち下がり、XクロックXCKの1/2周期の時間だけLレベルを維持した後、Hレベルに変化する。またナンド回路221’の出力信号は、インバータ222’を介してその一方の入力端子に正帰還されるようになっている。このインバータ222’は、反転サンプリングパルスSR1Bが供給される制御入力端子を備えており、反転サンプリングパルスSR1BがLレベルの場合にその出力端子をハイインピーダンス状態とする一方、Hレベルの場合に出力端子をローインピーダンス状態にするように構成されている。
以上の構成において、まず、反転データリセット信号DRSTBがLレベルになると、これが接続点P’に正帰還され、ナンド回路221’の一方の入力端子電圧がLレベルとなる。この後、反転サンプリングパルスSR1BがLレベルになると、インバータ222’の出力端子がハイインピーダンス状態になるとともに、Pチャンネルトランジスタ223’がオンして、接続点P’の電圧と画像データ供給線L1の電圧とが一致する。この後、反転サンプリングパルスSR1BがHレベルになると、Pチャンネルトランジスタ223’がオフするとともに、インバータ222’の出力端子が再びローインピーダンス状態となる。このため、正帰還のフィードバックループが形成され、反転サンプリングパルスSR1BがLレベルの期間に取り込んだ画像データD0Rを保持することになる。
すなわち、第1ラッチ220’は、接続点P’の電圧を一旦Lレベルにリセットした後、各反転サンプリングパルスSR1B〜SRnBのタイミングで各画像データDR、DG、DBを各々取り込んでいる。したがって、データの取込に伴って、接続点Pの電圧がLレベルからHレベルに変化することはあるが、HレベルからLレベルに変化することはない。このため、確実に画像データDR、DG、DBを取り込むことが可能となる。
<液晶パネルの構成例>
次に、上述した電気的構成に係る液晶パネルの全体構成について図8および図9を参照して説明する。ここで、図8は、液晶パネルの構成を示す斜視図であり、図9は、図8におけるZ−Z'線断面図である。
これらの図に示されるように、液晶パネルは、画素電極9a等が形成されたガラスや半導体等の素子基板101と、共通電極108等が形成されたガラス等の透明な対向基板102とを、スペーサ103が混入されたシール材104によって一定の間隙を保って、互いに電極形成面が対向するように貼り合わせるとともに、この間隙に電気光学材料としての液晶105を封入した構造となっている。なお、シール材104は、対向基板102の基板周辺に沿って形成されるが、液晶105を封入するために一部が開口している。このため、液晶105の封入後に、その開口部分が封止材106によって封止されている。
ここで、素子基板101の対向面であって、シール材104の外側一辺においては、上述したデータ線駆動回路200または200’が形成されて、Y方向に延在するデータ線6aを駆動する構成となっている。さらに、この一辺には複数の接続電極107が形成されて、タイミング発生回路300からの各種信号や画像データDR、DG、DBを入力する構成となっている。また、この一辺に隣接する2辺には、2個の走査線駆動回路100が形成されて、X方向に延在する走査線3aをそれぞれ両側から駆動する構成となっている。なお、走査線3aに供給される走査信号の遅延が問題にならないのであれば、走査線駆動回路100を片側1個だけに形成する構成でも良い。
一方、対向基板102の共通電極108は、素子基板101との貼合部分における4隅のうち、少なくとも1箇所において設けられた導通材によって、素子基板101との電気的導通が図られている。ほかに、対向基板102には、液晶パネル100の用途に応じて、例えば、第1に、ストライプ状や、モザイク状、トライアングル状等に配列したカラーフィルタが設けられ、第2に、例えば、クロムやニッケルなどの金属材料や、カーボンやチタンなどをフォトレジストに分散した樹脂ブラックなどのブラックマトリクスが設けられ、第3に、液晶パネルに光を照射するバックライトが設けられる。特に色光変調の用途の場合には、カラーフィルタは形成されずにブラックマトリクスが対向基板102に設けられる。
くわえて、素子基板101および対向基板102の対向面には、それぞれ所定の方向にラビング処理された配向膜などが設けられる一方、その各背面側には配向方向に応じた偏光板(図示省略)がそれぞれ設けられる。ただし、液晶105として、高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液晶を用いれば、前述の配向膜、偏光板等が不要となる結果、光利用効率が高まるので、高輝度化や低消費電力化などの点において有利である。
なお、走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200または200’等の周辺回路の一部または全部を、素子基板101に形成する替わりに、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いてフィルムに実装された駆動用ICチップを、素子基板101の所定位置に設けられる異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良いし、駆動用ICチップ自体を、COG(Chip On Grass)技術を用いて、素子基板101の所定位置に異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続する構成としても良い。
<素子基板の構成など>
また、実施の形態においては、液晶パネルの素子基板101をガラス等の透明な絶縁性基板により構成して、当該基板上にシリコン薄膜を形成するとともに、当該薄膜上にソース、ドレイン、チャネルが形成されたTFTによって、画素のスイッチング素子(TFT50)や走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200または200’の素子を構成するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、素子基板101を半導体基板により構成して、当該半導体基板の表面にソース、ドレイン、チャネルが形成された絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって、画素のスイッチング素子や駆動回路120の素子を構成しても良い。このように素子基板101を半導体基板により構成する場合には、透過型の表示パネルとして用いることができないため、画素電極9aをアルミニウムなどで形成して、反射型として用いられることとなる。また、単に、素子基板101を透明基板として、画素電極9aを反射型にしても良い。
さらに、上述した実施の形態にあっては、画素のスイッチング素子を、TFTで代表される3端子素子として説明したが、ダイオード等の2端子素子で構成しても良い。ただし、画素のスイッチング素子として2端子素子を用いる場合には、走査線3aを一方の基板に形成し、データ線6aを他方の基板に形成するとともに、2端子素子を、走査線3aまたはデータ線6aのいずれか一方と、画素電極との間に形成する必要がある。この場合、画素は、走査線3aとデータ線6aとの間に直列接続された二端子素子と、液晶とから構成されることとなる。
また、本発明は、アクティブマトリクス型液晶表示装置として説明したが、これに限られず、STN(Super Twisted Nematic)液晶などを用いたパッシィブ型にも適用可能である。さらに、電気光学材料としては、液晶のほかに、エレクトロルミネッセンス素子などを用いて、その電気光学効果により表示を行う表示装置にも適用可能である。すなわち、本発明は、上述した液晶装置と類似の構成を有するすべての電気光学装置に適用可能である。
<電子機器>
次に、上述した液晶装置を各種の電子機器に適用される場合について説明する。この場合、電子機器は、図10に示されるように、主に、表示情報出力源1000、表示情報処理回路1002、電源回路1004、液晶パネル1005および、タイミングジェネレータ300により構成される。このうち、表示情報出力源1000は、ROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)などのメモリ、各種ディスクなどのストレージユニット、画像信号を同調出力する同調回路等を備え、タイミングジェネレータ300により生成される各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの表示情報を表示情報処理回路1002に供給するものである。次に、表示情報処理回路1002は、ローテーション回路、ガンマ補正回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像データをクロック信号CLKとともに、液晶パネル1005に供給するものである。また、電源回路1004は、各構成要素に所定の電源を供給するものである。なお、図10において、クロック信号CLKは、表示情報処理回路1002を介して供給されているが、図1に示されるように、タイミングジェネレータ300から液晶パネル1005を構成する走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200に供給してもよいことは勿論である。
次に、上述した液晶表示装置を具体的な電子機器に用いた例のいくつかについて説明する。
<その1:プロジェクタ>
まず、この液晶パネルをライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図11は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
この図に示されるように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶パネル100と同等であり、画像信号処理回路(図示省略)から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
なお、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
<その2:モバイル型コンピュータ>
次に、この液晶パネルを、モバイル型のパーソナルコンピュータに適用した例について説明する。図12は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、液晶表示ユニット1206とから構成されている。この液晶表示ユニット1206は、先に述べた液晶パネル1005の背面にバックライトを付加することにより構成されている。
<その3:携帯電話>
さらに、この液晶パネルを、携帯電話に適用した例について説明する。図13は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、反射型の液晶パネル1005を備えるものである。この反射型の液晶パネル100にあっては、必要に応じてその前面にフロントライトが設けられる。
なお、図11〜図13を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明よれば、画像データ供給線とサンプリングパルスを供給するための配線間で発生する浮遊容量を減少させることができる。駆動回路の素子数を減少させることができる。
本発明の一実施形態に係る液晶装置の全体構成を示すブロック図である。 同液晶装置に用いられるデータ線駆動回路の詳細な構成を示すブロック図である。 同データ線駆動回路において、画像データD0Rに対応する第1ラッチの構成部分を示す回路図である。 接続点Pの電圧変化をサンプリングパルスSR1とともに示す波形図である。 同液晶装置の動作を示すタイミングチャートである。 同液晶装置に用いられるデータ線駆動回路の他の構成例を示すブロック図である。 他の構成例に係るデータ線駆動回路において、画像データD0Rに対応する第1ラッチの構成部分(基本ユニット)を示す回路図である。 同液晶装置に用いられる液晶パネルの構造を示す斜視図である。 同液晶パネルの構造を説明するための一部断面図である。 同液晶装置が適用される電子機器の概略構成を示すブロック図である。 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す断面図である。 同液晶装置を適用した電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる携帯電話の構成を示す斜視図である。 従来のデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 従来のデータ線駆動回路において、サンプリングパルスSR1、SR1Bに対応するラッチユニットを示す回路図である。 アナログスイッチ13A〜13Cの構成を示す回路図である。 画像データ供給線の等価回路を示す回路図である。 1対のサンプリングパルスSRjおよび反転サンプリングパルスSRjBを生成する生成回路の回路図である。
符号の説明
3a……走査線
6a……データ線
9a……画素電極
50……TFT(スイッチング素子)
1005……液晶パネル(電気光学パネル)
200、200’……データ線駆動回路(駆動回路)
DR、DG、DB……画像データ
L1〜L9……画像データ供給線
SR1〜SRn……サンプリングパルス(制御パルス)
210……Xシフトレジスタ(制御パルス生成部)
223……Nチャンネルトランジスタ(スイッチング部)
223’……Pチャンネルトランジスタ(スイッチング部)
222、222’……インバータ(第1ラッチ部)
221……ノア回路(第1ラッチ部)
221’……ナンド回路(第1ラッチ部)
230……第2ラッチ(第2ラッチ部)
240……A/Dコンバータ(デジタルアナログ変換部)

Claims (7)

  1. パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、
    前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、Hレベルにおいてアクティブとなる、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、
    前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、
    前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される第1ラッチ部と、
    前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、
    を少なくとも備え、
    前記複数のスイッチング部の各々は、Nチャンネルトランジスタにより構成され、
    前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、
    前記制御パルスのHレベルは、前記他方の信号端子の電位がLレベルであり、前記一方の信号端子がHレベルのとき、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Nチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、
    前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルとするリセット回路を有する
    ことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記リセット回路は、前記Nチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Hレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するノア回路からなり、
    前記第1ラッチ部は、前記ノア回路の出力端子と前記入力端子が接続され、前記ノア回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、前記制御パルスがHレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、前記制御パルスがLレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータをさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の駆動回路。
  3. パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、
    前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、Lレベルにおいてアクティブとなる、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、
    前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、
    前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される第1ラッチ部と、
    前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、
    を少なくとも備え、
    前記複数のスイッチング部の各々は、Pチャンネルトランジスタにより構成され、
    前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、
    前記制御パルスのLレベルは、前記他方の信号端子の電位がHレベルであり、前記一方の信号端子がLレベルのとき、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Pチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、
    前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をLレベルとするリセット回路を有する
    ことを特徴とする駆動回路。
  4. 前記リセット回路は、前記Pチャンネルトランジスタのソースと接続される一方の入力端子と、Lレベルでアクティブとなるリセット信号が供給される他方の入力端子とを有するナンド回路からなり、
    前記第1ラッチ部は、前記ナンド回路の出力端子と入力端子が接続され、前記ナンド回路の一方の入力端子と出力端子が接続されるとともに、前記制御パルスがLレベルの期間にあっては出力をハイインピーダンス状態にし、前記制御パルスがHレベルの期間にあっては出力端子をローインピーダンス状態にするインバータをさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の駆動回路。
  5. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応してマトリックス状に配置された画素電極とを有する電気光学装置において、
    パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、
    前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、
    前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、
    前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される複数の第1ラッチ部と、
    前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、
    を少なくとも備え、
    前記複数のスイッチング部の各々は、Nチャンネルトランジスタにより構成され、
    前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、
    前記制御パルスのHレベルは、前記他方の信号端子の電位がLレベルであり、前記一方の信号端子がHレベルのとき、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Nチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Nチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、
    前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をHレベルとするリセット回路を有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  6. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対応してマトリックス状に配置された画素電極とを有する電気光学装置において、
    パラレル形式の画像データを構成する各ビットデータが、各々供給される複数の画像データ供給線と、
    前記画像データのサンプリング周期に同期するとともに、各制御パルスを順次生成し、各出力端子から各々出力する制御パルス生成部と、
    前記制御パルス生成部の各出力端子と各々接続される制御端子と、前記各画像データ供給線に各々接続される一方の信号端子とを備える複数のスイッチング部と、
    前記各スイッチング部の他方の信号端子に各々接続される複数の第1ラッチ部と、
    前記各第1ラッチ部の出力信号を水平走査周期に同期したラッチパルスに基づいてラッチする第2ラッチ部と、
    を少なくとも備え、
    前記複数のスイッチング部の各々は、Pチャンネルトランジスタにより構成され、
    前記複数のスイッチング部は前記各制御パルスに基づいてオン・オフが制御され、かつ、前記複数の第1ラッチ部は前記各制御パルスに基づいて入力信号を各々ラッチし、
    前記制御パルスのLレベルは、前記他方の信号端子の電位がHレベルであり、前記一方の信号端子がLレベルのとき、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態とする電位であり、かつ、前記Pチャンネルトランジスタをオン状態として保持すると前記Pチャンネルトランジスタのオン抵抗が増加する電位であり、
    前記第1ラッチ部は、リセット信号に応じて前記各スイッチング部の他方の信号端子の電位をLレベルとするリセット回路を有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項5又は6に記載した電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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