JP4110574B2 - 自動車用オープニングトリムウエザストリップ - Google Patents
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Description
オープニングトリムウエザストリップは、開口縁のフランジに装着されるトリム部と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部とを有し、トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面の開口側先端から延出する第1根元部と、トリム部の車外側側壁外面の底壁との連結部から若干開口側先端寄りの位置から一体に延出する第2根元部と、円弧状をなし、その両端が第1根元部と第2根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、第1根元部及び第2根元部はソリッド材で形成され、第1根元部は第2根元部よりも厚肉に形成され、円弧部はスポンジ材から形成され、第2根元部は、断面略L字状をなし、トリム部の底壁との連結部から若干開口側先端寄りの位置から車外側側壁に対し略直角に若干延出した保持部と、保持部から上記車外側側壁と平行で外方に屈曲した屈曲部と、屈曲部から外方に延出した連結部とからなり、連結部と円弧部とが連結し、第2根元部と円弧部の連結部から円弧部の略延長方向に沿って延びるリップ部を形成し、リップ部の先端部は車外側側壁方向に湾曲し、リップの先端部はトリム部の底壁に埋設された芯材の略延長線上に位置し、リップ部は、円弧部から延設されるとすぐに断面略U字状に曲がりリップ先端部は第2根元部の第2根元部連結部と略平行にトリム部方向に延設され、トリム部に埋設した芯材は、略短冊状の小片と小片を底壁に埋設された部分において連結している連結部とからなることを特徴とする自動車用オープニングトリムウエザストリップである。
中空シール部の2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部は、ソリッド材で形成し、上記トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも厚肉に形成したため、第1根元部の剛性が大きくなり、ドアの膨出部等が円弧部に当接して円弧部が変形しても、第1根元部が円弧部の変形に引きずられて変形することがない。また、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられても、その曲げにより、中空シール部がつぶれることがない。特に、ドアが斜め方向から円弧部に当接したときに、円弧部が変形しても、第1根元部が中空内に引き込まれるような変形をすることがなく、車体の開口縁のパネルとの間に隙間が生ずることがない。従って、第1根元部の先端外面と車体の開口縁との当接が一直線状に維持されて見栄えがよい。
中空シール部の第2根元部がソリッド材からなるため、剛性が高く、変形しにくく、ガーニッシュの先端部の側面がリップ部の先端部に当接してリップ部を押しても第2根元部が異状変形しない。そのため、円弧部がずれるように変形することがなく、円弧部とドアの膨出部等との当接が確実に行われる。また、コーナー部でオープニングトリムウエザストリップが曲げられても第1根元部と第2根元部によって中空形状を保持することができるので、中空部分が異常変形してつぶれることがない。また、両方の根元部に連続して一体的にスポンジ材からなる円弧部を設けたため、ドアに当接する部分を弾力のある柔軟な部材とすることができ、円弧部の変形がドアの当接面に追従し、ドアの表面の凹凸やドアや車体の組み付け寸法のバラツキ等を吸収して安定したシール性を得ることができる。
第2根元部と円弧部との連続部分から円弧部の略延長方向に沿って延びるリップ部を延設させている。このリップ部は、円弧部の曲率に沿って円弧部の略延長方向に延出しており、さらにその先端部を第2根元部方向に湾曲させたため、ガーニッシュの先端を円弧部のリップ部の先端近傍まで延ばすことができる。このため、オープニングトリムウエザストリップのトリム部及び第2根元部を上記ガーニッシュでカバーすることができるとともに、ガーニッシュとオープニングトリムウエザストリップの組み付けバラツキがあってもリップ部の先端部の屈曲度合によりそのバラツキを吸収することができ、リップ部の先端の折り返し外面とガーニッシュの先端の側面とを確実に当接させることができる。
リップ部の先端は、トリム部の底壁に埋設された芯材の略延長線上に位置するため、車体の開口縁のコーナー部に沿ってオープニングトリムウエザストリップを取付けたときに、底壁に埋設された芯材を中心にオープニングトリムウエザストリップが屈曲し、リップ部の先端は、屈曲の中心に位置するため、シワが寄ったり、倒れたりしてガーニッシュの先端から離れることがない。
リップ部は、円弧部から延設されるとすぐに断面略U字状に曲がりリップ先端部は第2根元部の第2根元部連結部と略平行にトリム部方向に延設されている。従って、リップ部は付け根付近の第2根元部側の面で凹んだリップ凹部を有している。このため、リップ部はこの凹部部分で第2根元部連結部方向に屈曲しやすくなっている。
トリム部に埋設した芯材は、それぞれの略短冊状の小片が底壁部分において連結部によって連結されているため、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられるときには、底壁が伸縮せずに底壁を中心にトリム部の開口側先端の上記小片間が開くように変形する。このため、中空シール部は、底壁方向に引っ張られる力が作用する。このとき、第1根元部が厚肉のソリッド材で形成されているため、この力に抵抗して中空シール部がつぶれないようにすることができる。
そのため、ガーニッシュの寸法又は組付けのバラツキがあっても、リップ先端部とガーニッシュの先端部との間に隙間が生じることがない。トリム部は、車室内に装着されるガ−ニッシュによりカバーされるため、その外表面にシボやエンボス加工を施さなくてもよく、安価に製造でき、さらに、ガーニッシュとリップ先端部との当接によりトリム部を車室内から全く見えないようにすることができ、美観に優れている。
1a 開口縁
2 ドア
4 アウターパネル
5 フランジ
10 オープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部
21 車外側側壁
22 底壁
23 車内側側壁
30 中空シール部
32 第1根元部
33 第2根元部
34 円弧部
34b リップ部
Claims (3)
- 車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、
該オープニングトリムウエザストリップは、上記開口縁のフランジに装着されるトリム部と、上記開口縁と上記ドアの間をシールする中空シール部とを有し、
上記トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、
上記中空シール部は、上記トリム部の車外側側壁外面の開口側先端から延出する第1根元部と、上記トリム部の車外側側壁外面の上記底壁との連結部から若干開口側先端寄りの位置から一体に延出する第2根元部と、円弧状をなし、その両端が上記第1根元部と第2根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、
上記第1根元部及び上記第2根元部はソリッド材で形成され、上記第1根元部は上記第2根元部よりも厚肉に形成され、上記円弧部はスポンジ材から形成され
上記第2根元部は、断面略L字状をなし、上記トリム部の上記底壁との連結部から若干開口側先端寄りの位置から上記車外側側壁に対し略直角に若干延出した保持部と、該保持部から上記車外側側壁と平行で外方に屈曲した屈曲部と、該屈曲部から外方に延出した連結部とからなり、該連結部と上記円弧部とが連結し、
上記第2根元部と上記円弧部の連結部から上記円弧部の略延長方向に沿って延びるリップ部を形成し、該リップ部の先端部は上記車外側側壁方向に湾曲し、上記リップの先端部は上記トリム部の底壁に埋設された芯材の略延長線上に位置し、上記リップ部は、円弧部から延設されるとすぐに断面略U字状に曲がりリップ先端部は上記第2根元部の第2根元部連結部と略平行に上記トリム部方向に延設され、
上記トリム部に埋設した芯材は、略短冊状の小片と該小片を上記底壁に埋設された部分において連結している連結部とからなることを特徴とする自動車用オープニングトリムウエザストリップ。 - 上記トリム部は、車室内に装着されるガ−ニッシュによりカバーされ、該ガーニッシュの先端には上記トリム部側に屈曲して形成されるガ−ニッシュ先端部を設け、該ガ−ニッシュ先端部は、上記円弧部から延設されたリップ部の先端と当接させて、上記リップ部の先端部をさらに折り曲げて装着される請求項1に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
- スポンジ材からなる上記円弧部の表面を、ソリッド材からなる薄膜で被覆してなる請求項1又は請求項2に記載の自動車用オープニングトリムウエザストリップ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9884542B2 (en) | 2014-02-07 | 2018-02-06 | Fca Fiat Chrysler Automoveis Brasil Ltda. | Vertical sealing arrangement between doors without side pillars |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003327134A patent/JP4110574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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