JP4109843B2 - 単結晶引き上げ装置および引き上げ方法 - Google Patents

単結晶引き上げ装置および引き上げ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単結晶引き上げ装置および引き上げ方法に係わり、特にレーザ光により形成された検出用スポットを撮像し、その撮像情報の処理方法を引き上げ段階に応じて切り換えて処理し、撮像信号を用いて融液表面の高さを制御する単結晶引き上げ装置および引き上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にシリコンウェーハに用いられるシリコン単結晶インゴットは多結晶シリコンからチョクラルスキー法(以下、CZ法という。)により製造される。
【0003】
従来、CZ法によるシリコン単結晶引き上げにおいては、シリコン単結晶の成長に伴って、石英ガラスルツボ内のシリコン融液表面が降下するため、ルツボ軸を駆動して石英ガラスルツボを上昇させ、ヒータに対するシリコン融液表面の相対的な位置を一定に制御して、良質の単結晶を得ている。融液表面を制御するには、この融液表面を測定する必要があり、種々の方法が提案されている。
【0004】
多くの従来のCCDカメラにより撮像測定する融液表面の制御装置では、融液面の振動の影響を受けるため常に高精度の溶液面の位置を測定することができず、これを改良する制御装置として、特開平5―238877号公報に記載されるような融液レベル制御装置が提案されている。しかしながら、この公報記載の制御装置は、融液面でのレーザ光の正反射を利用し、レーザ光受光面と融液面の間に光シャッタを設け、融液面振動周期とシャッタリング周期とを同調させることにより、融液面振動による正反射光のバラツキを除去する装置である。この装置の問題点として、融液面振動(揺らぎ)の周期とシャッタリング周期を同調させることにより、散乱するレーザ光の中から水平の融液面に反射したレーザ光を得ようとするものであるが、融液面に発生する振動の周期および大きさは、炉内のガス流量をはじめとする様々なパラメータにより決定されるため、一定周期のシャッタリングにより受光面に安定したレーザ光を得ることは難しい点が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能な単結晶引き上げ装置および引き上げ方法が要望されていた。
【0006】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能な単結晶引き上げ装置および引き上げ方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、チャンバ内に設けられた石英ガラスルツボと、この石英ガラスルツボに装填された半導体原料を加熱して溶融するヒータと、このヒータにより溶融された半導体原料の融液面の高さを制御する液面位置制御装置を有し、種結晶を半導体原料融液に浸漬し単結晶を引き上げる単結晶引き上げ装置において、前記融液面に向けてスポット状のレーザ光を照射するレーザ照射系と、このレーザ照射系により照射された前記融液面上の前記レーザ光のスポット照射状況を撮像する撮像系と、この撮像系により撮像された画像データをもとに予め設定された基準座標系上で前記レーザ光のスポット座標を計測するスポット座標計測手段と、このスポット座標計測手段による計測データからの前記融液液面位置を演算し、その演算値と予め設定された液面位置の目標値との偏差をもとに単結晶引き上げ条件を制御する制御手段とを備え、前記スポット座標計測手段は、前記融液面の揺らぎに基づく前記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内を超えるネック部およびショルダ部の引き上げ工程に用いる第1のスポット座標計測手段と、前記融液面の揺らぎに基づく前記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内にある直胴部引き上げ工程に用いる第2のスポット座標計測手段とを備え、前記第1のスポット座標計測手段は、前記スポットを撮像し2値化後画像処理して座標の計測を行うスポット座標計測ステップと、前記スポット計測用ウィンドウ内に測定対象物であるスポットが無くなりエラーとなった場合にエラー直前の計測データを補間出力するエラー処理ステップと、直前の計測データに対するチェック幅より正常データの範囲を求め、現在の計測データがその範囲より外れた場合は前記直前の正常データを補間出力する特異点除去ステップと、加算平均処理により計測データを平均化する区間平均ステップと、設定値より高い周波数変化の計測データを除去し平坦化するローパスフィルタ処理を行うステップを備え、融液面変動が比較的激しい前記ネック部およびショルダ部の引き上げ工程で前記第1のスポット座標計測手段を用いたのち、融液面変動が比較的少ない前記直胴部引き上げ工程以降においては、前記第2のスポット座標計測手段に切り換えて測定が行われることを特徴とする単結晶引き上げ装置であることを要旨としている。
【0010】
本願請求項の発明では、前記第2のスポット座標計測手段は、前記第1のスポット座標計測手段から出力される信号に対して、映像画像と過去の画像輝度レベルとを加算平均する処理を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の単結晶引き上げ装置であることを要旨としている。
【0013】
本願請求項の発明は、請求項1または2に記載の単結晶引き上げ装置を用いることを特徴とする単結晶引き上げ方法であることを要旨としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる単結晶引き上げ装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0015】
図1に示すような実施形態の単結晶引き上げ装置1は、液面位置制御装置2を有し、さらに、水冷された炉体3と、この炉体3内に収納され原料のポリシリコンを溶融し、シリコン融液Mにする石英ガラスルツボ4と、この石英ガラスルツボ4を保持する黒鉛ルツボ5と、この黒鉛ルツボ5を囲繞するヒータ6とを有している。また、黒鉛ルツボ5は炉体3を貫通し、ルツボ回転用モータ7に結合されて回転され、かつ液面位置制御装置2により制御されるルツボ軸昇降装置8によって昇降されるルツボ軸9に取り付けられている。
【0016】
さらに、石英ガラスルツボ4の上方には、石英ガラスルツボ4やシリコン融液Mの表面から結晶への輻射熱を遮蔽し、単結晶Igの引き上げ速度の低下を防ぐ輻射シールド10が設けられている。この輻射シールド10には、単結晶Igが貫通する開口部10hが設けられた円筒形状、例えば逆截頭円錐形状の円錐部10bと、この円錐部10bの下端から同心円状に水平方向、例えば水平内方に延びる水平部10sが設けられている。また、単結晶引き上げ用のシード12を保持するシードチャック13が取り付けられた引き上げ用ワイヤ14が石英ガラスルツボ4の上方に設けられている。さらに、ワイヤ14は、炉体3外に設けられモータ(図示せず)により付勢され、ワイヤ14を巻き取ると共に回転させるワイヤ回転装置15が取り付けられている。
【0017】
上記液面位置制御装置2は、炉体3外に配置されており、かつ、コヒーレントな検出光を発振するレーザ照射系としてのレーザ光発振器16と、撮像系としてのCCDカメラ17と、このCCDカメラ17に接続されたAD変換回路18、単結晶引き上げ装置1用で、モニタ19m、入力装置19iを有する制御装置19に接続された画像処理装置20および上記昇降装置制御器8cにより制御されるルツボ軸昇降装置8を有し、図3に示すように垂直面とβの角度を有して設置されたレーザ光発振器16とαの角度を有して設置されたCCDカメラ17とは、レーザ光発振器16から発振され、炉体ショルダ部3aに設けられた投光用光透過窓21を経たレーザ光により融液表面に形成されたスポットを炉体ショルダ部3aに設けられたカメラ用光透過窓22を経てCCDカメラ17で撮像できるように光学的に配置されている。
【0018】
上記CCDカメラ17は2通りの働きを有し、前者の働きは、レーザ光発振器16から発振されるレーザ光により形成されるスポットpを撮像し、AD変換回路18、画像処理装置20を介して制御装置19に入力し、この制御部19は入力に基づき、昇降装置制御器8cを介してルツボ軸昇降装置8の昇降速度を修正して、石英ガラスルツボ4の昇降速度を修正し、融液表面の高さを制御するのに用いられる。
【0019】
また、後者の働きは、ヒータ6から発せられる光により照らされ図2に示すようなネック成長領域a、直胴部成長領域a、およびテール部成長領域を撮像し、制御装置19を介してヒータ制御器6c、モータ制御器7cおよびワイヤリール回転装置制御器15cを制御し、引き上げ条件を変更し、成長結晶の直径を制御するのに用いられる。
【0020】
CCDカメラ17に上記2通りの働きをさせるため、CCDカメラ17は撮像位置変更機構23に取り付けられ、この撮像位置変更機構23は位置変更機構制御器23cを介して制御装置19に接続され、制御装置19からの出力により、融液表面S上の一定範囲の任意位置を撮像できるように、その光軸が垂直面および水平面となす角度を変えられるようになっている。
【0021】
従って、CCDカメラ17は、レーザ光発振器16から発振されるレーザ光により形成されるスポットpおよびヒータ6から発せられる光により照らされるネック成長領域、直胴部成長領域、またはテール部領域を撮像させる。なお、本実施形態では、CCDカメラに2通りの働きを持たせる例で説明したが、後述する2通りの計測方法を実施するためには、CCDカメラを2個設け、スポットの撮像と、ネック成長領域、直胴部成長領域、またはテール部領域の撮像を別々のCCDカメラで行ってもよい。
【0022】
なお、レーザ光発振器16およびCCDカメラ17は、輻射シールド10が光学系に支障にならないように、各々の光軸が開口部10hとこの開口部10hを貫通する単結晶Ig間に形成される空隙を通り、シリコン融液Mの表面の外周よりに到達するような位置に配置される。
【0023】
画像処理装置20は記憶装置および演算制御装置を有し、スポット座標計測手段、および、第1のスポット座標計測手段と第2のスポット座標計測手段としての制御装置19および画像処理装置20により、図2に示すように、予めプログラムされた手順に従って、2通りの計測方法を実行する。
【0024】
すなわち、第1のスポット座標計測手段を用い、例えば、融液面変動が比較的激しい引き上げ初期工程(図1に1点鎖線で示す単結晶Igの状態および図2(b)に示す状態)において使用される初期計測方法と、第2のスポット座標計測手段を用い、例えば、融液面変動が比較的少ない直胴部工程(図1に実線で示す単結晶Igの状態および図2(c)に示す状態)以降に使用される安定期測定方法とに切り換えて測定が行われる。
【0025】
第1のスポット座標計測手段による初期測定方法は、図3に示す次のようなステップにより行われる。
【0026】
(ST1) スポット座標計測:スポットをCCDカメラ17によりを撮像し2値化後、画像処理装置20によりスポット座標の計測を行う。
(ST2) エラー処理:計測用ウィンドウ内に測定対象物(スポット)が無くなりエラーとなった場合に、エラー直前の計測データを補間出力する。
(ST3) 特異点除去:直前の計測データに対するチェック幅より正常データの範囲を求め、現在の計測データがその範囲より外れた場合は、直前の正常データを補間出力する。
(ST4) 区間平均:加算平均処理により計測データを平均化する。
(ST5) LPF処理:設定値より高い周波数変化の計測データを除去し平坦化する(ローパスフィルタ処理:低い周波数成分のデータのみ本フィルタを通過)。
また、初期測定方法から切り替わって行われる第2のスポット座標計測手段による安定期測定方法は次のようなステップにより行われる。
(ST6) 画像平均:入力画像と過去の画像輝度レベルの加算平均処理を行う。
(ST7) スポット座標計測:ウィンドウ内の安定したスポットにより座標計測を行う。
上記初期計測方法あるいは安定期測定方法によりスポット座標計測を行った後、(ST8)液面位置偏差演算を行い、(ST9)ルツボ昇降速度制御を行う。
【0027】
また、レーザ光発振器16からCCDカメラ17への光学系上で、輻射シールド10の水平部10sには、この水平部10sが光を透過させるように、例えば、図3および図4に示すような石英ガラス製で直径2〜4mm、長さ20〜30mmを有し下端が半球形状をなす柱体状の光透過性物体10sが設けられている。従って、真空中の光の屈折率が1であるのに対して光透過性物体10sを形成する石英ガラスの屈折率は1.4〜1.5であり、光透過性物体10sの垂直軸に対してθ1で入射したレーザ光は光透過性物体10sでθ2に屈折されるため、レーザ光はθ1を有して光透過性物体10sを透過するが、レーザ光の貫通により光透過性物体10sの輝度が増し、融液M上に虚像のスポットpが形成され、このスポットpを単結晶Igと水平部10s間の間隙を介してCCDカメラ17により撮像することができる。
【0028】
上記レーザ光発振器16は、ヒータ36によりチャンバ内から発生する光の波長を避けた波長のレーザ光、例えば、波長が550nm以下であるグリーンレーザ光(波長490〜550nm)を発振し、出力は3mWである。これによって、チャンバ内ヒータの明るさ(電力状況)に左右されず、スポットpを確実に撮像することができる。
【0029】
次に、本発明に係わる単結晶引き上げ装置を用いたシリコン単結晶引き上げ方法を説明する。
【0030】
引き上げ工程は、制御装置19の記憶装置に記憶された引き上げ工程プログラムに基づき、引き上げ作業を自動的に行う。
【0031】
(1)最初にCCDカメラ17を融液表面検出に用いる場合について説明する。
【0032】
図1および図2(a)に示すように、シリコン単結晶を引き上げるには、ヒータ6を付勢し、ポリシリコンを溶融し、シリコン融液Mにする。しかる後、レーザ光発信器16、CCDカメラ17、画像処理装置20および制御装置19を有する液面位置制御装置2を用い、シリコン融液Mの融液表面Sをヒータ6と相対的関係で好ましい高さにする。
【0033】
図2および図3のスポット形成部分を拡大して示す図4および図5に示すように、予め融液表面Sを照射するように配置されているレーザ光発振器16は、制御装置19からの指令信号により、グリーンレーザ光を発振しグリーンレーザ光を光透過性物体10sの上部に向けて照射する。レーザ光が光透過性物体10sの上部に照射されると、石英ガラスの空気と石英ガラス屈折率の違いにより透過性物体10sの垂直軸に対してθ1で入射したレーザ光は光透過性物体10sでθ2に屈折されるため、レーザ光はθ1を有して光透過性物体10sを透過し、レーザ光の貫通により光透過性物体10sの輝度が増し、乱反射された光でそのほぼ垂直下方の融液M上に虚像のスポットpが形成される。図2(a)および図4に示すように、このときの融液表面Sの絶対高さを基準高さZとする。
【0034】
一方、CCDカメラ17は、図3および図4に示すように、シリコン融液Mのスポットp(特にスポットpの中心座標)に焦点が合わされており、スポットpを撮像し、スポット画像信号として取り込み、2値化し、画像データを生成し、融液表面Sの基準高さZの画像データとして制御装置19の記憶装置に記憶し、さらに、制御装置19は回転装置制御器15cを介してワイヤ回転装置15を動作させる。
【0035】
単結晶引き上げは、ネック部、ショルダ部、そして直胴部と順に行われていくが、この引き上げ工程に従って、融液表面Sの高さに変化が生じるので、融液表面Sの高さZの計測を行う。
【0036】
ネック部、ショルダ部の引き上げ工程のような初期工程(図2(b)の状態)においては、融液面変動が比較的激しいので、図3に示すようなステップに従い、第1のスポット座標計測手段を用いて測定する。
【0037】
すなわち、図1に示すように、制御装置19からの指令信号により、レーザ光発振器16はレーザ光を発振させ、融液表面Sに検出用のスポットpを形成する。CCDカメラ17は、スポットpを光信号として撮像し、これに応じた電気量のスポット画像信号を生成し、AD変換回路18で2値化し、画像処理装置20にスポット画像信号として取り込んで画像データに生成する(ST1)。
【0038】
ST1のCCDカメラ17によるスポットの撮像時、計測用ウィンドウ内に測定対象物(スポット)が無くなりエラーとなった場合には、エラー直前の計測データを補間出力する(エラー処理)(ST2)。
【0039】
次に、直前の計測データに対するチェック幅より正常データの範囲を求め、現在の計測データがその範囲より外れた場合は、直前の正常データを補間出力する(特異点除去)(ST3)。
【0040】
さらに、加算平均処理により計測データを平均化する(区間平均)(ST4)。
【0041】
また、設定値より高い周波数変化の計測データを除去し平坦化する(ローパスフィルタ処理:低い周波数成分のデータのみ本フィルタを通過)(LPF処理)(ST5)。
【0042】
上記のように初期計測方法よりスポット座標計測を行った後、液面位置偏差演算を行う(ST6)。
【0043】
【外1】
Figure 0004109843
【0044】
【外2】
Figure 0004109843
【0045】
なお、モニタ19mにはスポットpおよびpの撮像例を示す。
【0046】
このような引き上げの初期工程においては、融液面変動が比較的激しいが、第1のスポット座標計測手段は計測速度が優れ、また、スポット座標測定後の電気的フィルタ、データ平均演算等により行うので、融液面の振動によるバラツキを効果的に除去することができる。
【0047】
引き上げが継続され、融液面変動が比較的少ない直胴部工程(図2(c)に示す状態)になると、制御装置19により画像処理装置20を制御し、第1のスポット座標計測手段から第2のスポット座標計測手段に切り換えて測定が行われる。
【0048】
上記初期測定方法のST1と同様にして、画像処理装置20にスポット画像信号として取り込んで画像データに生成する。
【0049】
この取り込まれた画像データは、図6に示すように、変動が所定の許容範囲内にある入力画像と過去の画像輝度レベルの加算平均処理が行われる(画像平均)(ST6)。
【0050】
その後、ウィンドウ内の安定したスポットにより座標計測を行う(スポット座標計測)(ST7)。
【0051】
さらに、上記ST8、ST9と同様に、第2のスポット座標計測手段によりスポット座標計測を行った後、液面位置偏差演算を行い、ルツボ昇降速度制御を行う。
【0052】
このような引き上げの安定工程においては、融液面変動が比較的少ないので、第2のスポット座標計測手段により安定した融液面の高さの値を得ることができる。
【0053】
上記のように、初期工程には第1のスポット座標計測手段を用い、安定工程には第2のスポット座標計測手段を用いるというように工程の進捗により切り換えて測定を行うことにより、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能となる。
【0054】
(2)次に、CCDカメラ17を成長結晶の直径を制御するのに用いる場合について説明する。
【0055】
図1に示すように、制御装置19からの指令信号によりワイヤリール回転装置制御器15cを介してワイヤ回転装置15を駆動させて、ワイヤ14を降下させ、シード12をシリコン融液Mに浸し、なじませた後、ワイヤ14を上昇させて引き上げを行い、単結晶Igのネック部を形成する。このネック部の形成時、図2(b)に示すように、制御装置19からの指令信号により撮像位置変更機構23を動作させて、CCDカメラ17を回動させ、ネック成長領域aを撮像する。ネック成長領域aの画像信号は上記同様に画像処理され、制御装置19に入力され、予め記憶されているネック部の直径データと比較され、正常に引き上げが行われているかチェックされる。
【0056】
さらに、引き上げが継続され、単結晶Igのショルダ部を形成するが、上記同様にCCDカメラ17を回動させ、ショルダ部成長領域を撮像し、ショルダ部成長領域の画像信号は上記同様に画像処理され、制御装置19に入力され、予め記憶されているショルダ部の直径データと比較され、正常に引き上げが行われているかチェックされる。
【0057】
ショルダ部の引き上げが完了し、直胴部の引き上げが行われると、上述し図2(c)に示すような融液表面Sの高さに変化(低下)が生じるので、融液表面Sの高さZの検知を行う。
【0058】
さらに、引き上げを継続して、図2(d)に示すように、単結晶Igの直胴部を形成するが、上記同様にCCDカメラ17を回動させ、直胴部成長領域aを撮像し、直胴部成長領域aの画像信号は上記同様に画像処理され、制御装置19に入力され、予め記憶されている直胴部の直径データと比較され、正常に引き上げが行われているかチェックされる。さらに、上述した図2(c)に示すような融液表面Sの検知と直胴部成長領域aの撮像が繰返し行われ、常に融液表面Sの高さZが基準高さZになるように修正され、所定の直径の単結晶Igが引き上げられるように引き上げ条件が修正される。さらに、単結晶Igのテール部が形成されて単結晶引き上げは完了する。
【0059】
なお、単結晶引き上げ速度は毎分数mmであり、結晶の成長速度および融液表面Sの低下速度は遅いので、1個のCCDカメラ17を用いて、単結晶Igの直径の画像信号の取込みと、融液表面Sに形成されるスポットpの画像信号の取込みとを交互に行い、ヒータ6の温度制御、ワイヤ回転装置15によるワイヤ巻き取り速度、ルツボ回転用モータ7によりルツボ回転数、ルツボ軸昇降装置8の速度制御等を行っても、直径の修正、融液表面Sの高さの修正のタイミングを逸して、単結晶Igの品質を低下させることはない。
【0060】
上述した単結晶引き上げ工程において、CCDカメラは融液表面の高さの制御および成長結晶の直径の制御に用いるので、単結晶引き上げ装置のコストを低減できる。
【0061】
【発明の効果】
本発明に係わる単結晶引き上げ装置によれば、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能な単結晶引き上げ装置を提供することができる。
【0062】
また、本発明に係わる単結晶引き上げ方法によれば、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能な単結晶引き上げ方法を提供することができる。
【0063】
すなわち、融液面の高さを制御する液面位置制御装置を有し、上記融液面に向けてスポット状のレーザ光を照射するレーザ照射系と、このレーザ照射系により照射された上記融液面上の上記レーザ光のスポット照射状況を撮像する撮像系と、この撮像系により撮像された画像データをもとに予め設定された基準座標系上で上記レーザ光のスポット座標を計測するスポット座標計測手段と、このスポット座標計測手段による計測データからの上記融液液面位置を演算し、その演算値と予め設定された液面位置の目標値との偏差をもとに単結晶引き上げ条件を制御する制御手段とを備え、上記スポット座標計測手段は、上記融液面の揺らぎに基づく上記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内を超える場合に用いる第1のスポット座標計測手段と、上記融液面の揺らぎに基づく上記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内にある場合に用いる第2のスポット座標計測手段とを備えているので、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能となる。
【0064】
また、第1のスポット座標計測手段は、レーザ光のスポット座標の計測データが融液面の揺らぎで変動したときにその状況に応じてその変動を抑制するように上記計測データとして発生前の計測データを用いる手段を備えているので、融液面変動が比較的激しくとも、計測速度が優れ、融液面の振動によるバラツキを効果的に除去することができる。
【0065】
また、第1のスポット座標計測手段は、計測データが予め設定された計測範囲を超えてエラーが発生した場合に、そのエラー直前の計測データを用いて補間するエラー処理手段と、上記計測データが予め設定された正常範囲を超えた所定の特異点を示した場合に、その直前の正常範囲内の計測データを用いて補間する特異点除去手段とを備えているので、融液面変動が比較的激しくとも、計測速度が優れ、融液面の振動によるバラツキを効果的に除去することができる。
【0066】
また、上記第2のスポット座標計測手段は、映像画像と過去の画像輝度レベルとを加算平均する処理を行う手段を備えているので、安定した融液面の高さの値を得ることができる。
【0067】
また、第1のスポット座標計測手段は、ネック部およびショルダ部の引き上げ工程に用い、第2のスポット座標計測手段は直胴部引き上げ工程に用いるので、融液面振動の周期および振動の大きさが変動しても、計測データのバラツキを除去でき、引き上げの全工程において安定した液面位置計測が可能となる。
【0068】
また、スポットを撮像する撮像装置は、単結晶成長領域を撮像する撮像装置を兼ねるので、単結晶引き上げ装置のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる単結晶引き上げ装置の概念図。
【図2】図2(a)〜(d)は、本発明に係わる単結晶引き上げ方法の各工程におけるスポット撮像状態を示す概念図。
【図3】本発明に係わる単結晶引き上げ装置の液面位置制御装置の作用を示す概念図。
【図4】本発明に係わる単結晶引き上げ装置に用いられる液面位置制御装置により液面基準高さからの偏差値を求める方法を示す説明図。
【図5】図3に示すスポット形成部分を拡大し示す概念図。
【図6】本発明に係わる単結晶引き上げ装置に用いられる第2のスポット座標計測手段による測定方法の概念図。
【符号の説明】
1 単結晶引き上げ装置
2 液面位置制御装置
3 炉体
3a 炉体ショルダ部
4 石英ガラスルツボ
5 黒鉛ルツボ
6 ヒータ
6c ヒータ制御器
7 ルツボ回転用モータ
7c モータ制御器
8 ルツボ軸昇降装置
8c 昇降装置制御器
9 ルツボ軸
10 輻射シールド
10b 円錐部
10h 開口部
10s 水平部
10s 光透過性物体
12 シード
13 シードチャック
14 ワイヤ
15 ワイヤ回転装置
15c ワイヤリール回転装置制御器
16 レーザ光発振器
17 CCDカメラ
18 AD変換回路
19 制御装置
19i 入力装置
19m モニタ
20 画像処理装置
21 投光用光透過窓
22 カメラ用光透過窓
23 撮像位置変更機構
23c 位置変更機構制御器
ネック成長領域
直胴部成長領域
Ig 単結晶
M シリコン融液
S 融液表面
p、p、p スポット

Claims (3)

  1. チャンバ内に設けられた石英ガラスルツボと、この石英ガラスルツボに装填された半導体原料を加熱して溶融するヒータと、このヒータにより溶融された半導体原料の融液面の高さを制御する液面位置制御装置を有し、種結晶を半導体原料融液に浸漬し単結晶を引き上げる単結晶引き上げ装置において、前記融液面に向けてスポット状のレーザ光を照射するレーザ照射系と、このレーザ照射系により照射された前記融液面上の前記レーザ光のスポット照射状況を撮像する撮像系と、この撮像系により撮像された画像データをもとに予め設定された基準座標系上で前記レーザ光のスポット座標を計測するスポット座標計測手段と、このスポット座標計測手段による計測データからの前記融液液面位置を演算し、その演算値と予め設定された液面位置の目標値との偏差をもとに単結晶引き上げ条件を制御する制御手段とを備え、
    前記スポット座標計測手段は、前記融液面の揺らぎに基づく前記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内を超えるネック部およびショルダ部の引き上げ工程に用いる第1のスポット座標計測手段と、前記融液面の揺らぎに基づく前記レーザ光のスポット座標の計測データの変動が所定の許容範囲内にある直胴部引き上げ工程に用いる第2のスポット座標計測手段とを備え、
    前記第1のスポット座標計測手段は、前記スポットを撮像し2値化後画像処理して座標の計測を行うスポット座標計測ステップと、前記スポット計測用ウィンドウ内に測定対象物であるスポットが無くなりエラーとなった場合にエラー直前の計測データを補間出力するエラー処理ステップと、直前の計測データに対するチェック幅より正常データの範囲を求め、現在の計測データがその範囲より外れた場合は前記直前の正常データを補間出力する特異点除去ステップと、加算平均処理により計測データを平均化する区間平均ステップと、設定値より高い周波数変化の計測データを除去し平坦化するローパスフィルタ処理を行うステップを備え、
    融液面変動が比較的激しい前記ネック部およびショルダ部の引き上げ工程で前記第1のスポット座標計測手段を用いたのち、融液面変動が比較的少ない前記直胴部引き上げ工程以降においては、前記第2のスポット座標計測手段に切り換えて測定が行われることを特徴とする単結晶引き上げ装置。
  2. 前記第2のスポット座標計測手段は、前記第1のスポット座標計測手段から出力される信号に対して、映像画像と過去の画像輝度レベルとを加算平均する処理を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の単結晶引き上げ装置。
  3. 請求項1または2に記載の単結晶引き上げ装置を用いることを特徴とする単結晶引き上げ方法。
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