JP4108063B2 - パイロット弁 - Google Patents

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本発明は、給湯装置などに内蔵されて給水路の開閉を行う、ダイアフラム式の開閉弁を備えたパイロット弁に関する。
図4を参照して、本図は従来のこの種のパイロット弁の弁体3の周辺を示している。パイロット弁の他の部分を含めた作動の詳細は「発明を実施するための最良の形態」において後述する。
本図において、1は1次室であり、入水部11から水道水がこの1次室に流入する。この1次室1は環状に形成されており、中央に位置する2次室2を囲繞している。この2次室2の開口21には、ダイアフラム式の弁体3が当接している。この弁体の背圧室5は1次室1に対して閉弁用通路12を介して連通されており、図示の状態では弁体3が開口21を閉塞しているので、背圧室5内の圧力と1次室1内の圧力とは互いに等しくなっている。
弁体3の図において下面のうち、2次室2に臨んでいる中央部分は1次室1の圧力が作用しないので、1次室1から弁体3を上方、すなわち開弁方向に押し上げる力より背圧室5から弁体3を下方、すなわち閉弁方向へ押し下げる力の方が大きくなる。そのため、弁体3は開口21に押し付けられて、開口21が閉塞されたままの状態になる。
この状態で背圧室5を2次室2に対して連通させ背圧室5の圧力を開放すると、弁体3を背圧室5側から押し下げていた力が急激に減少するため、弁体3は1次室1内の圧力により押し上げられ、開口21から離脱し、開口21が開弁される。すると、1次室1内に充満している水は直ちに開口21を通って2次室2へと流出する。
背圧室5の2次室2への連通を閉鎖すると、背圧室5へはふたたび閉弁用通路12を通って1次室1の圧力が伝搬し、弁体3は下方へ押し下げられて開口21が閉弁される。
なお、弁体3は開口21に当接して開口21をシールするシール部31とダイアフラム32とが互いに一体に形成されている。これらシール部31とダイアフラム32は可撓性を有し弾性変形率の高いゴムで形成されている。シール部31の背面にはシール部31をバックアップするためのバックアップ部材4が取り付けられている。このバックアップ部材4はシール部31とダイアフラム32とが一体に形成された後に手作業にてシール部31の中央の貫通孔に嵌め込まれることによりシール部31から脱落しないように構成されている。なお、このバックアップ部材4は剛性を備えていることが必要であるので、樹脂で形成されている。
このような構成において、背圧室5内に水が充満した状態で外気温が低下すると背圧室5内の水が凍結する。水が凍結すると体積が約10%程度膨張する。その際1次室1に水が充満していなければ、背圧室5内の水の膨張はダイアフラム32が変形して吸収することができる。ところが、通常1次室1にも水が充満しておりダイアフラム32は変形して背圧室5の膨張を吸収することができない。そのため、背圧室5内の水が凍結すると、水の膨張による背圧室5内の圧力の上昇分は、バックアップ部材4の特に中央部分が2次室2に臨んでいるので、その中央部分に作用する。
すると、図4で亀裂線4aで示した位置からバックアップ部材4が破断するという不具合が生じる。このような、凍結時の破壊防止を目的としたものとして、独立気泡を多数有する体積収縮率の大きな素材で形成した別部材を、凍結する部分に予め取り付けておき、凍結した際にはその部材の体積が収縮することにより圧力の上昇を緩和するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−64263号公報(図1、図4)
上記特許文献1に記載されたものでは、例えば特許文献1記載の部材をパイロット弁の上記背圧室5に適用する場合、圧力上昇を緩和する部材を背圧室にセットしなければならないため背圧室の体積をその部材の体積分大きくしなければならない。そのため、パイロット弁の大きさが大きくなるという不具合が生じる。
また、上記従来のパイロット弁では、バックアップ部材4を取り付けるためにシール部31の中央に貫通孔を設けなければならない。バックアップ部材4をシール部31に設けたその貫通孔に差し込む作業を手作業で行っている。そのため、バックアップ部材の取り付けが不完全な場合には、その貫通孔を通って水が2次室側に漏出するという不具合が生じるが、上記特許文献1記載の部材を背圧室にセットしてもこのような漏出を防止することはできない。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、パイロット弁の大きさを大型化することなく凍結時の破損事故を防止することのできるパイロット弁を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によるパイロット弁は、2次室へ連通する開口と、この開口を囲繞する1次室とを備え、この開口を閉塞し得るダイアフラム式の開閉弁を設けると共に、1次室を開閉弁の背圧室に連通する閉弁用通路と、背圧室を2次室に連通する開弁用通路とを設け、かつ、開弁用通路を開閉する電磁弁を設けたパイロット弁において、上記ダイアフラム式の開閉弁に、中央に貫通孔を備えたバックアップ部材を設け、このバックアップ部材の貫通孔を通って背圧室内の圧力が作用して2次室側に膨張し得る圧力逃がし部を、2次室に対して液密に形成し、上記開口を閉塞している状態で背圧室内の圧力上昇により圧力逃がし部が2次室側に膨張し、背圧室内の圧力上昇を緩和することを特徴とする。
上記構成では、背圧室内の水が凍結する際に1次室内に水が充填されていても、2次室は水が常に排出されるので充填されておらず、圧力逃がし部が2次室側に膨張することができる。また、従来の特許文献に記載のもののように、収縮率の高い別部材を背圧室にセットする必要が無く、そのためパイロット弁が大型化しない。
ところで、上記開閉弁には上記開口の周縁に当接するゴム製のシール部が設けられており、上記圧力逃がし部をシール部と一体に成形すれば、シール部に貫通孔を設ける必要がないので閉弁時の漏水事故を防止することができる。
また、上記シール部をバックアップする硬質のバックアップ部材を上記開閉弁に着脱不能に設けておけば、手作業による組み付けミスなどが防止できる。
以上の説明から明らかなように、本発明は、背圧室に別部材をセットすることなく開閉弁の中央部分に圧力逃がし部を形成したので、パイロット弁を大型化することなく背圧室内の水の凍結による破損事故を防止することができる。
図1を参照して、上述の図4に示した従来の構造と同じ符号を付したものは同様の構成要素であるため、詳しくは説明しない。
入水部11から入水した水は1次室1内にはいる。このとき1次室1内の圧力は給水圧である300kPa〜500kPaである。1次室1からさらに閉弁用通路12および連通路13を介して1次室1の圧力が背圧室5に伝搬する。そのため、上述のように開閉弁3は開口21に押圧され、1次室1と2次室2とは互いに隔絶されている。
閉弁用通路12と連通路13との間には電磁弁6が配設されている。この電磁弁6は固定されたコア61と、このコア61を励磁する電磁コイル62を備えている。また、コア61との間にバネ64を介して可動子63が取り付けられている。この可動子63の先端には弁体65が取り付けられており、バネ64の付勢力で閉弁用通路12および連通路13を開弁用通路22に対して隔絶している。
電磁コイル62に通電するとバネ64の付勢力に抗して可動子63がコア61に吸引され、可動子63は図において左方向へ移動する。すると連通路13を介して背圧室5が開弁用通路22に連通される。この開弁用通路22は2次室2につながっているので、可動子63が左方向に移動すると、背圧室5内の圧力は急激に低下し、開閉弁3が上方に移動して開口21が開弁される。
電磁コイル62への通電を停止するとコア61と可動子63との間の吸引力が消滅する。そのためバネ64の付勢力により可動子63が右方向に戻り、連通路13が開弁用通路22に対して遮断される。すると、閉弁用通路12から連通路13を通ってふたたび1次室1内の圧力が背圧室5に伝搬して開閉弁3は開口21を閉塞する。なお、10はフィルタである。
図2を参照して、開閉弁3の周囲にはダイアフラム32が存在し、シール部31はこのダイアフラム32と一体に形成されている。ダイアフラム32とシール部31とは共にゴムを型内に流し込んで成形するが、本実施の形態では、ゴム原料を型に充填する際に樹脂製のバックアップ部材4を型内にセットし、バックアップ部材4がゴム内に鋳込まれるようにした。
なお、背圧室5内に突出させたガイドGが入るガイド部34の底部が圧力逃がし部33となる。この圧力逃がし部33はシール部31と一体に成形されており、従って、この圧力逃がし部33はシール部31やダイアフラム32と同じくゴムで成形される。図示のように開閉弁3が開口21に着座し、この開口21を閉塞している状態で背圧室5内の水が凍結して背圧室5内、特にガイド部34内の圧力が上昇すると、ゴム製の圧力逃がし部33が2次室2側に膨張して背圧室5内の圧力上昇を緩和する。なお、圧力逃がし部33はゴム製であるので背圧室5側から押されて大きく変形しても、圧力逃がし部33がシール部31に対して破断することはない。
ところで、開閉弁3の形態は図2に示すものに限定されるものではない。例えば、図3(a)に示すように、バックアップ部材4をゴム内に鋳込まずにシール部31の背面側に接着してもよい。
あるいは、同図(b)に示すように、バックアップ部材4の外周に溝41を周設して、その溝41内にゴムが充填されることによりシール部31からバックアップ部材4が外れにくくしてもよい。
さらには、同図(c)に示すように、バックアップ部材4に複数個の貫通孔42を形成しておき、シール部31を成型する際に、効果前のゴム原料を貫通孔42内に充填し、バックアップ部材4がシール部42から外れにくくしてもよい。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
本発明の一実施の形態の構成を示す図 開閉弁近傍を示す図 開閉弁の他の形態を示す図 従来の開閉弁の構造を示す図
符号の説明
1 1次室
2 2次室
3 開閉弁
4 バックアップ部材
5 背圧室

Claims (3)

  1. 2次室へ連通する開口と、この開口を囲繞する1次室とを備え、この開口を閉塞し得るダイアフラム式の開閉弁を設けると共に、1次室を開閉弁の背圧室に連通する閉弁用通路と、背圧室を2次室に連通する開弁用通路とを設け、かつ、開弁用通路を開閉する電磁弁を設けたパイロット弁において、上記ダイアフラム式の開閉弁に、中央に貫通孔を備えたバックアップ部材を設け、このバックアップ部材の貫通孔を通って背圧室内の圧力が作用して2次室側に膨張し得る圧力逃がし部を、2次室に対して液密に形成し、上記開口を閉塞している状態で背圧室内の圧力上昇により圧力逃がし部が2次室側に膨張し、背圧室内の圧力上昇を緩和することを特徴とするパイロット弁。
  2. 上記開閉弁には上記開口の周縁に当接するゴム製のシール部が設けられており、上記圧力逃がし部をシール部と一体に成形したことを特徴とする請求項1記載のパイロット弁。
  3. 上記シール部をバックアップする硬質のバックアップ部材を上記開閉弁に着脱不能に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパイロット弁。
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