JP2010031956A - 電磁弁および電磁式給水弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁室内に入ってきた異物が弁座と弁体との間に挟み込まれるのを防止できるとともに、所要の流量の流体を通過させることができる電磁弁およびこの電磁弁を備えた電磁式給水弁を提供する。
【解決手段】この電磁弁45は、電磁石の磁力を用いて駆動されるプランジャ67の先端部に設けられた弁体46と、この弁体46が進退移動する弁室72と、弁体46が接離されるとともに流体の流出通路81が形成された弁座47と、弁室72に複数個設けられている流体の流入口86と、を備えている電磁弁であって、流入口86の開口面積が流出通路81の入口82の開口面積よりも小さく設定されているとともに、流出通路81の出口84の開口面積が流出通路81の入口82の開口面積よりも大きく設定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電磁弁およびこの電磁弁により作動するダイヤフラム弁を備えた電磁式給水弁に関する。
従来、電磁弁としては、特許文献1に記載のものが知られている。この電磁弁は、電磁石の磁力を用いて駆動されるプランジャの先端部に設けられた弁体が、弁室内を進退移動して弁座に接離するようになっている。弁室には弁座の外周側に複数個の流体の流入口が設けられ、また弁座には液体の流出通路が形成されている。そして、この電磁弁においては、前記流入口に、当該流入口の開口面積を縮小して異物が当該流入口を通過し難くする流入口遮蔽部が設けられており、これにより異物が弁室に侵入して弁座と弁体との間に挟み込まれるのを防止するようになっている。
特開2004−19702号公報
しかしながら、このような従来の電磁弁にあっては、流入口遮蔽部が設けられていることにより異物が流入口から弁室に侵入し難くなっているが、流出通路の入口の開口面積よりも大きな異物が流入口を通過して弁室内に入ってくる可能性があり、この場合には流出通路の入口部に異物が留まり、この異物が弁座と弁体との間に挟み込まれる虞がある。また、流入口遮蔽部によって流入口の開口面積を小さくすると、所要の流量が弁室内に流入せず、電磁弁が所要の流量の流体を通過させることができなくなる虞がある。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、弁室内に入ってきた異物が弁座と弁体との間に挟み込まれるのを防止できるとともに、所要の流量の流体を通過させることができる電磁弁およびこの電磁弁を備えた電磁式給水弁を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の電磁弁は、電磁石の磁力を用いて駆動されるプランジャの先端部に設けられた弁体と、この弁体が進退移動する弁室と、前記弁体が接離されるとともに流体の流出通路が形成された弁座と、前記弁室に複数個設けられている流体の流入口と、を備えている電磁弁であって、前記流入口の開口面積が前記流出通路の入口の開口面積よりも小さく設定されているとともに、前記流出通路の出口の開口面積が前記流出通路の前記入口の開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、流入口の開口面積が流出通路の入口の開口面積よりも小さく設定されているので、流入口から弁室内に入ってきたゴミなどの異物が流出通路の入口に留まらずに流出通路内に流れるため、異物が弁座と弁体との間に挟み込まれない。
また、電磁弁を通過する流体が所定の流量を確保するためには、流入口の開口面積を所定以上大きくしたり、流入口の数を増やしたりするとともに、流出通路を流れる流量を所定以上にする必要があるが、流出通路の入口の開口面積を大きくして流量を確保しようとすると、弁体に作用する負圧力(流出通路内の負圧により生じる力)が大きくなり、弁体を弁座から離間させる際に大きな力を必要となるという問題が生ずる。しかし、この発明では、流出通路の出口の開口面積が入口の開口面積よりも大きく設定されているので、流出通路の入口の開口面積を大きくすることなく、出口の開口面積を大きくすることにより、弁体に作用する負圧力を抑制しつつ、流出通路を通過する流体の流量を確保することができる。
請求項2に記載の電磁弁は、請求項1に記載の発明において、前記流入口は、前記弁体の移動方向とほぼ直交する方向に開口しているとともに、前記弁座の前記流出通路の前記入口側の周囲に設けられていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明においては、流入口が弁体の移動方向とほぼ直交する方向に開口しているとともに、弁座の流出通路の入口側の周囲に設けられているので、流入口から弁室に異物が入ると直ぐに弁座の流出通路の入口に到達するため、異物が弁座と弁体との間に挟み込まれ易いが、本発明では前述のように異物が流出通路の入口に留まらずに流出通路内に流れるので、挟み込まれない。このように、流入口側の構成を単純な構成にして流れを単純にしても、弁座と弁体との間に異物が挟み込まれるのを防止することができる。
請求項3に記載の電磁弁は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記流入口が所要数設けられて、所要流量の流体が前記弁室に流入可能となっていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明においては、流入口が所要数設けられて、全流入口を合計した総開口面積が所要面積確保され、所要流量の流体が弁室に流入可能となっているので、各流入口の開口面積を大きくすることなく、弁室に流入する流体の全体の流量(総流量)を必要量確保することができる。
請求項4に記載の電磁式給水弁は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電磁弁により作動するダイヤフラム弁を備えている。
この請求項4に記載の発明においては、電磁弁により作動するダイヤフラム弁を備えている電磁式給水弁において、請求項1から請求項3に記載の各電磁弁が奏する効果を有するので、電磁弁の作動不良に基づく止水不良等を防止できるとともに、電磁弁の性能不足に基づく作動不良等を防止することができる。
本発明によれば、弁室内に入ってきた異物が弁座と弁体との間に挟み込まれるのを防止できるとともに、所要の流量の流体を通過させることができる電磁弁およびこの電磁弁により作動するダイヤフラム弁を備えている電磁式給水弁を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜図5は、本発明の実施の形態を示す図であって、図1は電磁式給水弁を示す断面図であり、図2は図1の要部拡大断面図であり、図3は背圧孔部の断面図であり、図4は背圧孔部の斜視図あり、図5は電磁弁の断面図である。なお、図1、図5において、弁体(ダイヤフラム弁)の上半分は弁体の弁座への当接時を示すとともに、弁体の下半分は弁体の弁座からの離間時を示し、また電磁弁の左半分は弁体の弁座への当接時を示すとともに、弁体の右半分は弁体の弁座からの離間時を示している。
この電磁式給水弁は、図1および図2に示すように、ボディ(本体)1を備えており、このボディ1の上下方向下端には、下方に向かって開口する流入口2が設けられ、この流入口2には、上方に向かって垂直に直線状に延びる流入路3が連通している。また、ボディ1の上下方向中間部には、横方向に向かって開口する流出口4が設けられ、この流出口4には水平に直線状に延びる流出路5が連通している。流入路3と流出路5とは互いの中心線が直交するように配置されている。流出路5の奥部分は円柱状の流出室6となっている。一方、流入路3の奥部には、概略円環状の流入室7が流出室6の外側を囲むように設けられている。流入室7は流出室6と同軸に(中心軸を一致させて)配置されている。流出室6の入口は流入室7に臨んでいる。また、流入路3の中間部には、フィルタ8が設置されている。
流入室7に臨む流出室6の入口は弁口11となっており、弁口11を形成する円筒状の壁部先端部は、流入室7と流出室6とを仕切る弁座12となっている。この弁座12に押し付けられるダイヤフラム13は、ゴム等の柔軟材料で構成され、その中央に形成された中心孔14にダイヤフラム板(プレッシャープレート)15が装着されている。ダイヤフラム板15は、円板状のダイヤフラム板本体16と、このダイヤフラム板本体16の前面中央部に前方に突出する取付部17とを備えており、取付部17は基端側の小径の首部18と先端側の大径の頭部19とから構成されている。ダイヤフラム板15は、ダイヤフラム13の中心孔14にその取付部17の頭部19から挿入されて首部18が嵌合されることにより、ダイヤフラム13に取り付けられている。ダイヤフラム13とダイヤフラム板15とによりダイヤフラム式の弁体(ダイヤフラム弁)20が構成される。
この弁体20はそのダイヤフラム13が弁座12に接離することにより弁口11が開閉され、これにより流入室7と流出室6とが連通・閉塞される。ダイヤフラム13が弁座12に当接する際に、取付部17の頭部19は流出室6内に位置するようになっている。弁体20は、流出路5と同軸に(中心軸を一致させて)配置されており、弁体20の移動方向は流出路5の延びる方向と同じになっている。弁体20は、ダイヤフラム13の外周部に形成された円環状の挟圧部21がボディ1に形成された円環状の溝部22に挿入され、カバー25により押圧されることにより、ボディ1とカバー25との間に装着されている。カバー25はねじ26によりボディ1に固定されている。弁体20の背面側には、弁体20とボディ1とカバー25により背圧室30が形成されている。この背圧室30は、弁体20を間において流入室7および流出室6と対向している。カバー25の内面には、棒状のガイド部31が形成されており、このガイド部31がダイヤフラム板15の取付部17に背面中央部に形成されたダイヤフラム板15の前後方向に直線状に延びる棒状の有底穴32に挿入されており、これにより弁体20が移動する際のガイドとなっている。
弁体20には、流入室7と背圧室30とを連通する背圧孔35が次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、ダイヤフラム板15の外周部には、流入口2側の位置に、ダイヤフラム板15の前方に直線状に突出する円筒状の筒部36が形成されており、この筒部36の内側の孔がそのままの形状でダイヤフラム板15の外周部を突き抜けて直線状の背圧孔35が形成されている。この背圧孔35は、流出室6の中心軸と平行に延びている。筒部36は、ダイヤフラム13に形成された挿入孔37に嵌入され、その先端部がダイヤフラム13の前面から前方に突出し、流入室7内に位置している。筒部36の先端部には、流入口2側に、横断面形状が半円状の壁部38が形成されており、これにより背圧孔35の流入室7側の入口の流入口2側が覆われている。
また、図1および図2に示すように、ボディ1には、背圧室30と流出室6とを連通するパイロット孔40が設けられている。このパイロット孔40は、背圧室30側の第1パイロット孔41と流出室6側の第2パイロット孔42とからなり、流出室6を挟んで流入口2と反対側に、L字状に形成されている。すなわち、パイロット孔40の第1パイロット孔41の背圧室30側の入口は、流出室6を間において流入口2と反対側でかつ流入室7および弁体20の外側で背圧室30に開口し、この入口から流出室6の中心軸と平行に直線状に延びており、この第1パイロット孔41に接続されている第2パイロット孔42は、流入路3と平行に直線状に延びて、流出室6に開口している。第1パイロット孔41と第2パイロット孔42とは直交している。
パイロット孔40の途中には、このパイロット孔(流路)40を開閉する電磁弁45が設けられている。すなわち、電磁弁45は、電磁的に駆動される弁体46と、パイロット孔40の一部である第2パイロット孔42の第1パイロット孔41側に設けられた弁座47を備えており、弁体46が弁座47に接離されることによりパイロット孔40を開閉するようになっている。弁体46は、第2パイロット孔42が延びる方向と同じ方向に往復移動するようになっている。なお、符号51、52はそれぞれ、電磁弁本体53および弁座47とパイロット孔40との間を液密に保つためのOリングである。
ここで、電磁弁45をさらに詳しく説明する。
図5に示すように、電磁弁45の電磁弁本体53は、ケーシング61を備えている。このケーシング61は、ボビン部62を備えており、このボビン部62にはコイル63が巻回されている。このコイル63には、このコイル63に電流を流すためのターミナル64が接続されている。ボビン部62の内側上部には、固定子(固定鉄心)65が嵌合されて固定されている。固定子65とケーシング61との間には、これらの間を液密に保つためのOリング66が設けられている。また、ボビン部の内側下部には、プランジャ(可動鉄心)67が往復移動可能に嵌合されている。プランジャ67の先端部には、弁体46が固定されている。一方、プランジャ67の基端部には、ばね収容穴68が形成されており、このばね収容穴68に圧縮コイルばね(付勢部材)69が収容されている。この圧縮コイルばね69は、固定子65とプランジャ67との間に介在されており、これら固定子65からプランジャ67が離間するようにプランジャ67を付勢している。
ケーシング61は、ボビン部62の下側にボビン部62と同径の円筒状の挿入部71を備えており、この挿入部71の内側上部には、プランジャ67の下端部が嵌入されている。この挿入部71の下部の空間は、電磁弁45の弁室72となっており、この弁室72内をプランジャ67の先端部に設けられた弁体46が進退移動するようになっている。弁体46が接離される弁座47は、縦断面形状が概略T字状に形成されており、弁体46(およびプランジャ67)と中心軸を一致させて直線状に配置されているとともに、弁体46に対向するように配置されている。この弁座47は、挿入部71の先端(下端)にこの挿入部71の先端開口を塞ぐように配置され、そして弁座47の鍔部73外周と挿入部71の先端の内周とが接続部74により接続されることにより、挿入部71と一体に形成されている。なお、弁座47を挿入部71と別体に構成するようにしてもよい。弁座47の上端面の中央部に上方に突出するように形成された切頭円錐状の突起部75の水平に延びる上端面が、弁体46の下端に形成された水平に延びる当接面が接離される弁座面となっている。
弁座47の径方向中心部には、弁座47の中心線に沿って延びる流出通路81が形成されている。この流出通路81は、入口82側に形成された小径の円柱状の小径通路83と、出口84側に形成された小径通路83よりも径の大きい円柱状の大径通路85とからなる。大径通路85の長さは、小径通路83よりも長く形成されており、この例では大径通路85の長さが小径通路83の長さのほぼ2倍程度に設定されている。
また、挿入部71の先端部(下端部)には、周方向に等間隔に複数個の流入口86が形成されており、したがって各流入口86は、弁体46の移動方向とほぼ直交する方向に開口しているとともに、弁座47の流出通路81の入口82側の周囲に設けられている。各流入口86はそれぞれ、挿入部71の径方向の外側から見て、ほぼ方形に形成されている。また、各流入口86はそれぞれ、弁座47の鍔部73の外周まで達するように形成されており、したがって挿入部71の先端の内周と弁座47の鍔部72の外周とを接続している接続部74は、挿入部71の先端の内側に周方向に等間隔に形成された複数個の帯状の部分から構成されている。各流入口86の開口面積は、流出通路81の入口82の開口面積よりも小さく設定されている。また、各流入口86は所要数形成されており、これにより全流入口86を合計した総開口面積が所要面積確保されて、所要流量の流体が弁室72に流入可能となっている。
この電磁弁45は、常時閉型(ノーマルクローズ)の電磁弁であって、ターミナル64に通電すると、コイル63に電流が流れて磁力が発生し、圧縮コイルばね69の付勢力に抗して固定子65にプランジャ67が吸引され、これにより弁体46が弁座47から離間して流出通路81の入口62が開放される。そうすると、第1パイロット孔41から各流入口86を通って弁室72内に流入した流体が、流出通路81を通って第2パイロット孔42に流出する。
一方、ターミナル64に通電を遮断して、コイル2へ電流が流れなくすると、圧縮コイルばね69の付勢力により固定子65からプランジャ67が離間し、これにより弁体46が弁座47に当接して流出通路81の入口82が閉塞され、弁室72から流出通路81への流体の流出が遮断される。
この電磁式給水弁は、温水暖房システム等を構成するシスターン、あるいは食器洗い乾燥機等の家庭用電気機器のタンクなどに、流入口2が下方に向くように取り付けられる。
この電磁式給水弁においては、電磁弁45がオフのときには、パイロット孔40が閉状態となり、背圧室30と流出室6との連通が遮断されるとともに、背圧孔35により流入室7と背圧室30とが連通している。そして、この状態では、流入室7から背圧孔35を通って背圧室30内に水が流れ込んで背圧室30内の水圧が入水圧まで上昇し、背圧室30内の圧力が流出室6内の圧力よりも高くなる。その結果、弁体20が図1、図2において左方に押され、弁体20のダイヤフラム13が弁座12に当接して弁口11が閉状態となり、流入室7から流出室6への通水が遮断される。
一方、電磁弁45がオンのときには、パイロット孔40が開状態となり、パイロット孔40により背圧室30と流出室6とが連通されるとともに、背圧孔35により流入室7と背圧室30とが連通している。そして、この状態では、背圧室30内の水圧により、背圧室30からパイロット孔40を通って水は流出室6に流出し、背圧室30内の水圧が低下する。その結果、流入室7からの入水圧力により弁体20が図1、図2において右方に押され、弁体20が弁座12から離れて弁口11が開状態となり、流入室7から流出室6への通水が可能となる。
上記のような構成の電磁式給水弁の電磁弁45にあっては、流入口86の開口面積が流出通路81の入口82の開口面積よりも小さく設定されているので、流入口86から弁室72内に入ってきたゴミなどの異物が流出通路81の入口82に留まらずに流出通路81内に流れるため、異物が弁座47と弁体46との間に挟み込まれない。
また、電磁弁46を通過する流体が所定の流量を確保するためには、各流入口86の開口面積を所定以上大きくしたり、流入口86の数を増やしたりするとともに、流出通路81を流れる流量を所定以上にする必要があるが、流出通路81の入口82の開口面積を大きくして流量を確保しようとすると、弁体46に作用する負圧力(流出通路81内の負圧により生じる力)が大きくなり、弁体46を弁座47から離間させる際に大きな力を必要とするという問題が生ずる。しかし、この電磁弁45では、流出通路81の出口84の開口面積が入口82の開口面積よりも大きく設定されているので、流出通路81の入口82の開口面積を大きくすることなく、出口84の開口面積を大きくすることにより、弁体46に作用する負圧力を抑制しつつ、流出通路81を通過する流体の流量を確保することができる。
また、流入口86が弁体46の移動方向とほぼ直交する方向に開口しているとともに、弁座47の流出通路81の入口82側の周囲に設けられているので、流入口86から弁室72に異物が入ると直ぐに弁座47の流出通路81の入口82に到達するため、異物が弁座47と弁体46との間に挟み込まれ易いが、この電磁弁では前述のように異物が流出通路81の入口82に留まらずに流出通路81内に流れるので、挟み込まれない。このように、流入口86側の構成を単純な構成にして流れを単純にしても、弁座47と弁体46との間に異物が挟み込まれるのを防止することができる。
さらに、流入口86が所要数設けられて、全流入口86を合計した総開口面積が所要面積確保され、所要流量の流体が弁室72に流入可能となっているので、各流入口86の開口面積を大きくすることなく、弁室72に流入する流体の全体の流量(総流量)を必要量確保することができる。
また、このような効果を奏する電磁弁45により作動するダイヤフラム弁20を備えている電磁式給水弁においては、電磁弁45の作動不良に基づく止水不良等を防止することができるとともに、電磁弁45の性能不足に基づく作動不良等を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る電磁式給水弁を示す断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 背圧孔部の断面図である。 背圧孔部の斜視図である。 電磁弁の断面図である。
符号の説明
20 弁体(ダイヤフラム弁)
45 電磁弁
46 弁体
47 弁座
67 プランジャ
72 弁室
81 流出通路
82 入口
84 出口
86 流出通路

Claims (4)

  1. 電磁石の磁力を用いて駆動されるプランジャの先端部に設けられた弁体と、この弁体が進退移動する弁室と、前記弁体が接離されるとともに流体の流出通路が形成された弁座と、前記弁室に複数個設けられている流体の流入口と、を備えている電磁弁であって、
    前記流入口の開口面積が前記流出通路の入口の開口面積よりも小さく設定されているとともに、前記流出通路の出口の開口面積が前記流出通路の前記入口の開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記流入口は、前記弁体の移動方向とほぼ直交する方向に開口しているとともに、前記弁座の前記流出通路の前記入口側の周囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記流入口が所要数設けられて、所要流量の流体が前記弁室に流入可能となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁弁。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電磁弁により作動するダイヤフラム弁を備えている電磁式給水弁。
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