JP4106509B2 - 釘打機におけるプッシャー用ゼンマイバネの取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシャーをノーズ部方向に付勢するゼンマイバネの交換を容易にした釘打機におけるプッシャー用ゼンマイバネの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プッシャーをノーズ部方向に付勢するゼンマイバネは、巻き終り端部に固定ピンが取り付けられ、この巻き終り端部をマガジンに組み付けるためには、マガジンの壁面に形成されノーズ部側が幅広の凸字状に形成された開口部から固定ピンの頭部を突出させた後、マガジンをノーズ部側に移動させ固定ピンを先細り部に案内し、マガジンをノーズ部に固定することによりノーズ部とマガジンとで挟み込んでゼンマイバネをマガジンに固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のゼンマイバネは長期間使用することによって疲労して、弾性が弱くなったり、折れる等の障害が発生し、ゼンマイバネを交換する際にゼンマイバネの巻き終りに取り付けられている固定ピンの固定を解除するために、マガジンをノーズ部から分離する作業が必要になり、ゼンマイバネの交換は煩雑なものであった。
【0004】
本発明は上記問題点を解消し、プッシャーを付勢するゼンマイバネの交換を容易にした釘打機におけるプッシャー用ゼンマイバネの取り付け構造を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る釘打機におけるプッシャー用ゼンマイバネの取り付け構造は、釘打ち出し用のノーズ部に直鞘状のマガジンを連結し、該マガジンに設けたプッシャーによりスティック状に連結された連結釘を順次上記ノーズ部内に供給し、ピストンに結合されたドライバによりノーズ部から釘を打ち出す釘打機において、上記プッシャーに取り付けられ、該プッシャーをノーズ部方向に付勢するゼンマイバネの巻き終わり端部に固定ピンを取り付け、上記ノーズ部近傍のマガジンの側部にノーズ部側に先細りに形成された開口部から上記固定ピンの頭部を突出させるとともに、係合孔が形成された固定プレートを上記開口部の外側に配置し、固定プレートに形成された係合孔から上記固定ピンの頭部を突出させ、該固定プレートをノーズ部方向に移動させて上記固定ピンを上記開口部の先細り部に案内して上記固定プレートをノーズ部に固定することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る釘打機を示し、この釘打機はボディ1の内部に打撃シリンダ2を設け、このシリンダ内を上下動する打撃ピストン3にドライバ4を一体に結合し、グリップ5内に供給された圧縮エアをトリガレバー6の引き操作によって打撃シリンダ2内に供給して打撃ピストン3を駆動するように構成されているもので、ボディ1の先端には上記ドライバ4を摺動案内するとともに釘を打ち出す射出口を備えたノーズ部7が延長形成されている。このノーズ部7の側部には、直線状に連結された連結釘を収容する直鞘状のマガジン8の端部が結合されて、マガジン8から供給された釘aは打撃ピストン3の駆動によって射出口9の先端から打ち出されるようになっている。
【0007】
ところで、上記マガジン8には、マガジン8に装填された釘をノーズ部7の射出口内に押し出すプッシャー10が設けられている。このプッシャー10は、図2(a)に示すように、マガジン8の長手方向に摺動可能に配置され、プッシャー10の中心の軸11に回転可能に軸支されたドラム12にはゼンマイバネ13の巻き始め端部が固定され、ゼンマイバネ13の巻き終り端部はノーズ部7に固定プレート14を介して固定され、ゼンマイバネ13の巻き戻り力でプッシャー10を常にノーズ部7方向に付勢し、先端に突出形成された押圧突部10aでマガジン8内の釘aをノーズ部7の射出口9内に順次供給できるように構成されている。
【0008】
上記ゼンマイバネ13の巻き終り端部には固定ピン15が加締められ、この固定ピン15は頭部15aが膨出して形成され、この固定ピン15の頭部15aはマガジン8の側部に形成された開口部16から外方に突出するようになっている。
【0009】
上記開口部16は、図3(a)に示すように、ノーズ部7側に向かって前端の幅が後端の幅よりも狭い略凸字状に形成され、先細り部16aの幅は固定ピン15の頭部15aの大きさよりも狭く、幅広部16bは固定ピン15の頭部15aよりも広く形成され、幅広部16bから突出させた固定ピン15を先細り部16aに案内した時には固定ピン15の頭部15aが先細り部16aに引っかかって抜けないようになっている。
【0010】
そして、固定プレート14は、図3(a)に示すように、上記固定ピン15の頭部15aが貫通できる大きさの係合孔17が形成された金属の板部材で、ノーズ部7にボルト18で固定できるようになっており、固定ピン15の頭部15aを係合孔17から突出させた状態で、固定プレート14をノーズ部7方向に移動し、固定ピン15の軸部を開口部16の先細り部16aに案内し軸部を先細り部16aの先端に当接した状態にしてボルト18をノーズ部7にねじ止めして固定ピン15を固定することによりゼンマイバネ13の巻き終り端部をマガジン8に固定できるようになっている(図3(b)参照)。
【0011】
なお、上記プッシャー10の側面には操作レバー19がマガジン8の外方に突出するように形成され、ゼンマイバネ13に抗して操作レバー19を後方引くことにより、図2(b)に示すように、釘aの押圧を解除できるようになっている。
【0012】
上記構成のゼンマイバネの取り付け構造によれば、ゼンマイバネ13の巻き終り端部をマガジン8に固定する場合は、図4(a)に示すように、巻き終り端部に加締られた固定ピン15の頭部15aをマガジン8の開口部16の幅広部16bから外方に突出させ、図4(b)に示すように、開口部16から突出した固定ピン15の頭部15aにマガジン8の外側から固定プレート14の係合孔17を係合させ、係合孔17から頭部15aを突出させた状態で固定プレート14をノーズ部7側に移動し、固定ピン15の軸部を開口部16の先細り部16aの先端に当接するまで案内して固定プレート14をノーズ部7にボルト18で固定すればよい(図4(c)参照)。
【0013】
そして、ゼンマイバネ13に障害が生じた時には、ボルト18を外して固定プレート14をフリーにして固定ピン15を開口部16の先細り部16aから幅広部16bに移動させることにより固定ピン15の固定を解除することができ、マガジン8を外すことなくゼンマイバネ13の固定を解除することができるのでゼンマイバネ13の交換を容易にすることができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、プッシャーのゼンマイバネに障害が発生し、ゼンマイバネを交換する必要が生じた場合は、固定プレートを止めているボルトを外すことによりゼンマイバネの固定を解除することができるので、マガジンを分解したりする作業が不要となり、ゼンマイバネを容易に交換することができ、交換時におけるトラブルの発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】釘打機の側面図
【図2】(a)(b)は要部を切断した底面図
【図3】(a)(b)はゼンマイバネの取り付け構造を説明する側面図
【図4】(a)(b)(c)はゼンマイバネの固定態様の説明図
【符号の説明】
7 ノーズ部
10 プッシャー
13 ゼンマイバネ
14 固定プレート
15 固定ピン
16 開口部
17 係合孔
Claims (1)
- 釘打ち出し用のノーズ部に直鞘状のマガジンを連結し、該マガジンに設けたプッシャーによりスティック状に連結された連結釘を順次上記ノーズ部内に供給し、ピストンに結合されたドライバによりノーズ部から釘を打ち出す釘打機において、
上記プッシャーに取り付けられ、該プッシャーをノーズ部方向に付勢するゼンマイバネの巻き終わり端部に固定ピンを取り付け、上記ノーズ部近傍のマガジンの側部にノーズ部側に先細りに形成された開口部から上記固定ピンの頭部を突出させるとともに、係合孔が形成された固定プレートを上記開口部の外側に配置し、固定プレートに形成された係合孔から上記固定ピンの頭部を突出させ、該固定プレートをノーズ部方向に移動させて上記固定ピンを上記開口部の先細り部に案内して上記固定プレートをノーズ部に固定することを特徴とする釘打機におけるプッシャー用ゼンマイバネの取り付け構造。
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