JP4106184B2 - 4級アンモニウム化合物と他の窒素含有化合物を含有する透明パーソナルケア調合物 - Google Patents

4級アンモニウム化合物と他の窒素含有化合物を含有する透明パーソナルケア調合物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばヘアコンディショナー、シャンプー、スキンコンディショナー等のパーソナルケア製品によって代表される市販製品に有用な選択された4級アンモニウム化合物を含有する調合物に関する。より詳しくは本発明は市販製品として魅力的で有用な透明(クリア)で濃厚(シック)な調合物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
多くの4級アンモニウム化合物又は「コーツ(quats)」がパーソナルケア製造用に用いられまた提案されているが、多くの欠点をもっている。たとえば明るい色と低い臭気が消費者に受け入れられまた安定で許容しうる長期間の美的特性をうるのに必要である。事実、透明ないし半透明(即ちクリア)な液体からなるパーソナルケア製品は結晶分散液をうる点でさえ、大きな関心がもたれるようになっている。これらの透明(半透明も含む)組成物を見出すには所望の外観を達成する働きをする界面活性剤及び溶媒のような適切な添加剤と共に適切な4級及び/又はポリ4級アンモニウム化合物の慎重な選択が必要である。これらの透明パーソナルケア製品には、ヘコンディショナー、シャンプー、スキンコンディショナー、ボディウオッシュ、液体浴用石鹸、洗顔料、メークアップ除去剤、ベビーバス及びハンドソープ等が含まれる。
【0003】
これら用途では、組成物の種々の成分間の相互反応を各成分それぞれの化学とを考慮する必要があるので、複雑な問題をかかえている。コンディショニングシャンプー、ツーインワンシャンプー又はツーインワンとも呼ばれているコンディショナーとシャンプーの組合せ体の調合物を例に説明する。ツーインワンは毛髪を1つの処理で洗浄し且つ調整する成分を含んでおり、そのため時間効率が高い必要がある。しかし、従来のツーインワンは、大半の調整(コンディショニング)成分、たとえば4級アンモニウム化合物、がそれらの製品用の通常の調合パラメータにおいてアニオン性洗剤に不溶であるため、真珠光沢があるか不透明である。最も広い範囲の洗浄性をもつ洗剤化合物は一般にアニオン(陰電荷をもつ)界面活性剤である。これらのアニオン界面活性剤には、たとえばアルキルベンゼンスルホネート、α−オレフィンスルホネート、ナトリウムラウリルエーテルサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート、アンモニウムラウリルエーテルサルフェート及びWitco Corp.からWITCOLATE及びWITCONATEの商標で市販されているアンモニウムラウリルサルフェートがある。逆に、上記に述べた4級アンモニウム化合物によって例証されるように、コンディショナーは通常カチオン性(陽電荷)である。それ故、アニオン性洗剤成分とカチオン性コンディショニング成分が、たとえばツーインワンにおけるように、同じ水性溶液中に存在すると、それらは錯化するか溶液から沈澱してしまうのが一般的傾向である。この錯化又は分散は通常真珠光沢又は不透明混合物をもたらし、洗剤化合物及びコンディショニング化合物の両者の性能を妨害し望ましくない。
【0004】
UK特許第2160421はある種の4級アンモニウム化合物を含むコンディショニング及び軟化用組成物に関する。調製された具体例ではいずれも周知の増粘剤又は粘度増加剤であるココナツジエタノールアミンを含有している。本発明は特定化合物から高粘度の透明調合物をもたらすものであり、ジエタノールアミド又は他の従来の増粘剤又は粘度制御剤は必要としない。
【0005】
EP0551652A1はアニオン性洗浄用界面活性剤、ポリマー状カチオン性コンディショニング化合物、カチオン性コンディショニング界面活性剤、脂肪エステル及び水を含有するヘアシャンプーコンディショナー調合物に関する。透明で高粘度をもつ本発明の調合物とは逆に、EP0511652A1の組成物はいずれも不透明ないし真珠光沢の調合物(例1及び3−10)であり、しばしば低粘度のものである。またEP0511652A1の組成物は、本発明の要求特性をもたない通常の増粘剤である4級化したグアーガム等のポリマー状カチオン性コンディショニング化合物を必要としている。
【0006】
WO97/12020はアニオン性界面活性剤成分と4級アンモニウム化合物成分からなる液体洗剤調合物に関する。WO97/12020の組成物は透明であるとか高粘度を示すとかは言われていず、また後記するようにWO97/12020の実施例の開示に従ってつくった調合物は不透明である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、たとえばヘアコンディショナー、シャンプー、ツーインワンシャンプー/コンディショナー、スキンコンディショナー、ボディウオッシュ、液体浴用石鹸、洗顔料、メークアップ除去剤、ベビーバス及びハンドソープを包含するパーソナルケア製品に特に有用な新規調合物を提供する。
本発明は、第1に、(a)第1のアニオン性界面活性剤、(b)第2の界面活性剤及び(c)構造式(1):
【0008】
【化3】
Figure 0004106184
【0009】
ここでRは置換されていない炭素数12−22をもつ飽和又は不飽和の線状又は分枝又は環状のアルキル又はアリール基であり、R1 は炭素数1−6をもち0−3個のヒドロキシル基をもつ飽和又は不飽和の線状又は分枝又は環状のアルキレン基であり、R2 は水素、メチル及びベンジルからなる群から選ばれ、そしてA- は1価のアニオンである、で示される窒素含有化合物からなる成分から調合された透明組成物である。
【0010】
本発明の好ましい態様において、窒素含有化合物の合計量の少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約65%、さらにより好ましくは少なくとも80%、最も好ましくは少なくとも約90%が1の共通R基(即ち同じ鎖長をもつか又は好ましくは同じ基)をもつ窒素含有化合物からなるものである。
【0011】
ここで「非置換」又は「置換されていない」とはその基のなかに炭素及び水素以外の原子をもたないことをいう。
「第1のアニオン性界面活性剤」なる語は、たとえばアンモニウムラウリルサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート、α−オレフィンスルホネート、アンモニウムラウレスサルフェート(EO2または3モル)、ナトリウムラウレスサルフェート(EO2又は3モル)、ナトリウムミリスチルサルフェート、ナトリウムミリスチルサルフェート(EO1−4モル)、TEA−ドデシルベンゼンスルホネート、TEAラウリルサルフェート、アンモニウムパレス(pareth)サルフェート、ナトリウムパレスサルフェート、ナトリウムオレス(oreth)サルフェート及びそれらの適宜の誘導体、当該分野で知られた類似の化合物、及びそれらの混合物等の、適宜のアニオン性界面活性剤を包含することを意図している。
【0012】
「第2の界面活性剤」なる用語は、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、ベタイン、スルホサクシネート、モノ−及びジ−グリセリド、グリシネート、蔗糖及びそれらの誘導体、ヒドロキシサルテイン(hydroxysultaines)、モノ−及びジ−アセテート、上記化合物のエタノール化誘導体及び当該分野で知られた類似の化合物、及びそれらの混合物を包含することを意図している。第2の界面活性剤の目的は沈澱が生じないように電荷相互反応を高めることにあり、この結果を達成するか又は達成しうる適宜の界面活性剤が本発明の第2の界面活性剤として用いられうる。下記に制限する訳ではないが、第2の界面活性剤の疎水性基は、タロー油、ジョジョバ(jojoba)油、ヤシ油、ココナツ油、アボカド油、ババスー油、小麦麦芽、ナタネ油(rapeseed)、オリーブ油、オレンジ油、コーン油、綿実油、インドセンダン油、ピーナツ油、ヒマワリ油、ゴマ油、大豆油、ヒマワリ種油及びココアバター等の油又はその混合物から誘導されうる。
【0013】
本発明は第2に、第1のアニオン性界面活性剤を除いた系に関する。
本発明は、第3に、(a)第1のアニオン性界面活性剤、(b)第2の界面活性剤及び構造式(2):
【0014】
【化4】
Figure 0004106184
【0015】
ここでRは置換されていない炭素数12−22をもつ飽和又は不飽和の線状又は分枝又は環状のアルキル又はアリール基であり、A- は1価のアニオンである、で示される窒素含有化合物からなる成分から調合された組成物である。
【0016】
本発明の好ましい態様において、第1の界面活性剤はアンモニウムラウリルサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート、α−オレフィンスルホネート、アンモニウムラウレスサルフェート(EO2または3モル)、ナトリウムラウレスサルフェート(EO2又は3モル)、ナトリウムミリスチルサルフェート、ナトリウムミリスチルサルフェート(EO1−4モル)、TEA−ドデシルベンゼンスルホネート、TEAラウリルサルフェート、アンモニウムパレスサルフェート、ナトリウムパレスサルフェート、ナトリウムオレスサルフェート、上記の誘導体およびそれらの混合物からなる群から選ばれる。
【0017】
本発明の更なる好ましい態様において、第1の(活性成分としての)アニオン性界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約5wt%−約50wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、(活性成分としての)第1のアニオン性界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約10wt%−約35wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、(活性成分としての)第1のアニオン性界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約15wt%−約25wt%(活性成分として示して)存在する。
【0018】
本発明の更なる好ましい態様において、第2の界面活性剤はココアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、リシノールアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、パルマミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ベヘナミドプロピルベタイン、エルカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシサルテイン、ミリスタミドプロピルヒドロキシサルテイン、パルマミドプロピルヒドロキシサルテイン、ステアラミドプロピルヒドロキシサルテイン、ベヘナミドプロピルヒドロキシサルテイン、エルカミドプロピルヒドロキシサルテイン、ジナトリウムラウロアンホジアセテート、ジナトリウムココアンホジアセテート、ジナトリウムミリストアンホジアセテート、ジナトリウムパルミアンホジアセテート、ジナトリウムステアルアンホジアセテート、ジナトリウムベヘンアンホジアセテート、ジナトリウムエルカアンホジアセテート、ナトリウムラウリルアンホアセテート、ナトリウムココアンホアセテート、ナトリウムココアンホプロピオネート、ナトリウムラウリルアンホプロピオネート、ジナトリウムラウロアンホジプロピオネート、ナトリウムラウリルスルホサクシネート、ジナトリウムラウレススルホサクシネート、ココベタイン、ラウリルベタイン、ミリスチルベタイン、ステアリルベタイン、ベヘニルベタイン、IEG 1−300グリセリルココエート、PEG 1−300グリセリルタロウエート、PEG 1−500水素化グリセリルパルミテート、ココグルコシド、ラウリルグルコシド、デシルグルコシド及びそれらの混合物からなる群から選ばれる。
【0019】
更なる好ましい態様において、第2の界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約5wt%−約50wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、第2の界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約5wt%−約30wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、第2の界面活性剤は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約10wt%−約20wt%(活性成分として示して)存在する。
【0020】
本発明の更なる好ましい態様において、(式(1)及び/又は(2)で示される)窒素含有化合物は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約1.5wt%−約50wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、窒素含有化合物は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約2wt%−約20wt%(活性成分として示して)存在する。更なる好ましい態様において、窒素含有化合物は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約2wt%−約10wt%(活性成分として示して)存在する。
【0021】
本発明の窒素含有化合物の例としては、パルミトアミドプロピルトリモニウムクロリド、ベヘンアミドプロピルトリモニウムクロリド、セチルアミドプロピルトリモニウムクロリド、パルミトアミドプロピルトリモニウムブロミド、ステアリルアミドプロピルメトサルフェート、タローアミドプロピルトリモニウムクロリド、ソイアミドプロピルトリモニウムクロリド及びカノルアミドプロピルトリモニウムクロリドメトサルフェートがある。
【0022】
本発明の好ましい態様において、組成物はさらに塩を含有しうる。好ましい塩は塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化カルシウム、臭化マグネシウム、臭化アンモニウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム及びそれらの混合物からなる塩から選ばれる。塩成分は、生成組成物の粘度変性に用いうる。好ましい態様において、塩は活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の約1wt%−約50wt%、より好ましくは約2wt%−約20wt%、最も好ましくは約2wt%−約10wt%用いられる。ある態様では塩を用いないか又はわずかしか用いない。
【0023】
本発明のある態様では組成物は従来の増粘剤は存在させないか又はわずかしか存在させない。ここで通常の増粘剤とは当該分野で知られた増粘剤又は粘度増加剤をいうが、塩は含まない。これらの通常の増粘剤の例としては、4級化したグアーガム、ヒドロキシプロピル置換グアーガム(ローンプーラン社からJAGUAR HP200の商標名で市販されている)、ポリエチレングリコール(ユニオンカーバイド社からCARBOWAX 20Mの商標名で市販されている)、疎水変性ヒドロキシエチルセルロース(アクアロン社からNATROSOL Plusの商標名で市販されている)及び親水性クレーがある。
【0024】
図1は成分A,B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示す状態図であり、成分Aはナトリウムラウレス(laureth)サルフェート(SLES−2)、成分Bはココアミドプロビルベタイン(AMB 14)、成分Cはジメチルアミドプロピルアミン系(DMAPA系)quat又はセチルトリメチルアンモニウムクロリド(CTAC)のいずれかである。
図2は成分A,B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示す状態図であり、成分Aはナトリウムラウレス(laureth)サルフェート(SLES−2)、成分BはPEG水素化グリセリルパルメート/PEG−7グリセリルココエート(LIS 80)、成分CはDMAPA系quat又はCTACのいずれかである。
【0025】
図3は成分A,B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示すモデル状態図であり、成分AはC14−16α−オレフィンスルホネート(AOS−PC)、成分Bはココイミドプロピルベタイン(AMB 14)、成分CはDMAPA系quat又はCTACのいずれかである。
図4は1の相と成分A,B,Cの範囲を示すゲル領域II内の本発明の組成物の範囲を示し、成分Aは第1のアニオン性界面活性剤、成分Bは第2の界面活性剤、成分Cは構造式(1)の窒素含有化合物である。
図5は1の相と成分A,B,Cの範囲を示すゲル領域II内の本発明の組成物の好ましい範囲を示し、成分Aは第1のアニオン性界面活性剤、成分Bは第2の界面活性剤、成分Cは構造式(1)の窒素含有化合物である。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明はたとえばヘアコンディショナー、シャンプー、ツーインワンシャンプー/コンディショナー、スキンコンディショナー、ボデーウオッシュ、液体浴用石鹸、洗顔料、メークアップ除去剤、ベビーバス及びハンドソープ等のパーソナルケア製品に特に有用な新規調合物に関する。
本発明の調合物は透明(クリア)でありまた予期せざる粘度上昇特性を示し、濃厚(シック)にしうるものであり、パーソナルケア製品用に極めて望ましく且つ魅力的な性質をもつものである。本発明のヘアコンディショナー及びツーインワンシャンプー/コンディショナー調合物は毛髪房の静的破損をなくす優れた効果をもちまた予期せざる優れたコンディショニング感をもたらす。
【0027】
本発明を例証するための実施例を行った。これらの例は本発明を例証するものであって本発明を制限するものではない。以下の例に示す成分のwt%は調合物を得またそれに加えた成分の重量により、各活性成分の量、即ち活性成分としての重量%といった表示をした成分の重量%を求めるために、その成分の活性分の%を用い与えられたwt%をかけた。たとえば、ナトリウムラウレスサルフェート(ED2モル)(活性成分26%)が調合物の50.0wt%として特定される場合はわずかに(50.0×0.26)又は13wt%のナトリウムラウレスサルフェートが(活性成分として)調合物中に存在することを意味する。
【0028】
【実施例】
実施例:
調合物A−Eを、それぞれの成分を1の容器に計量し、室温で透明になるまで混合してつくった。調合物A−EにおけるC16 DMAPA系quatはパルミトアミドプロピルトリモニウムクロリドである。C16又はC12のようにDMAPA系quatにつける記号は式(1)及び(2)のR基の平均炭素原子数を示す。これは「C16」の表示は鎖長のすべてがC16であることは意味しない。天然源から誘導される市販級の脂肪酸が種々の鎖長の混合物であることと同様であり、従って「C16」はR基の平均鎖長を意味する。後記するように、生成した調合物のpHはたとえば水酸化ナトリウム又はクエン酸を加える調節される。香料、防腐剤、染料その他の添加剤も加えうる。塩化ナトリウムの量を加えて粘度を調節しうる。「活性成分」又は「活性分」は当該分野でよく知られており、水やプロピレングリコール等の与えられた担体中の関心ある活性物質の量を示し、通常%で表示される。1gのC16 DMAPA系quat溶液(30%活性成分)の1gの添加は調合物への0.3gのC16 DMAPA系quatの寄与に相当する。
【0029】
【表1】
Figure 0004106184
【0030】
【表2】
Figure 0004106184
【0031】
【表3】
Figure 0004106184
【0032】
【表4】
Figure 0004106184
【0033】
【表5】
Figure 0004106184
【0034】
調合物A−EはC16 DMAPA系quat、特にパルムアミドプロビルトリモニウムクロリドと、サルフェート又はスルホネートと、ベタイン、ヒドロキシサルテイン又はエトキシ化モノ−及びジ−グリセリドの組合せが粘度の調節が容易な透明系をもたらすことを明らかにしている。
比較調合物X及びYを調合物A−Eをつくると同様の方法でつくった。
【0035】
【表6】
Figure 0004106184
【0036】
【表7】
Figure 0004106184
【0037】
比較調合物Xは塩化ナトリウムを加えても透明又は濃厚にならず、DMAPA系quatがこれらの性質を示す調合物における臨界成分であることを示している。
比較調合物Yは活性成分5%のC16 DMAPA系quatで最初透明になった。活性成分1%のC16 DMAPA系quat(3.33g)を溶液に更に加えると、溶液はにごってきた。これはDMAPA系quatに対する第1のアニオン性界面活性剤対第2の界面活性剤の比の特有の関係が透明調合物の効果に影響することを示している。
これらの透明調合物が異なる鎖長のDMAPA系quatでもつくれることを調合物F−Kをつくって明らかにする。3つのDMAPA系quatを種々のアルキル鎖で合成した:(1)水中のC12 DMAPA系quat(補正していない活性成分30.56%;液状);(2)プロピレングリコール溶媒系中のC22 DMAPAクロリド(補正していない活性成分47.36%;非粘性液状態);(3)C18 DMAPAジメチルサルフェートquat(補正していない活性成分quat80%;固体状態)。アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤又はエトキシ化モノ−又はジ−グリセリドとの組合せにおいてこれら3種のquatはいずれも透明調合物をつくった。quatを含有しない比較調合物Iでも粘度測定を行い、DMAPA系quatの増粘効果を示した。
【0038】
【表8】
Figure 0004106184
すべての成分を室温で合体しブレンド物をquatが溶け調合物が均一になるまで加熱した。調合物Fは透明である。
【0039】
【表9】
Figure 0004106184
すべての成分を室温で合体し均一になるまで混合した。調合物Gは最初わずかににごっていたがその後透明になった。
【0040】
【表10】
Figure 0004106184
すべての成分を室温で合体し均一になるまで混合した。調合物Fは最初わずかににごっていたがその後透明になった。
【0041】
【表11】
Figure 0004106184
【0042】
調合物Iは対照調合物としてつくった。すべての成分を室温で合体し均一になるまで混合した。生成調合物は透明であった。上記調合物の粘度をブルックフィールドDV2RTV粘度計(ブルックフィールドエンジニアリングラボラトリーズ社市販)を用いて測定した:スピンドル#6、10rpm、25℃、結果を次表Aに示す。
【0043】
【表12】
Figure 0004106184
【0044】
表Aの結果は、より短い鎖長をもつDMAVA系quatに基づいて調合物(調合物H)がより長い鎖長をもつDMAVA系quatに基づく調合物(たとえば調合物G)に比しより高い粘度をつという意外なものである。本発明による特定の調合物の粘度は式(1)の窒素含有化合物(R基は同じ鎖長をもつか又は同一の基からなる)を用いることによって高められることを示している。従って、本発明によるある特定の調合物が窒素含有化合物を含有すると、鎖長分布が低下するにつれて粘度が増加する。
第1のアニオン性界面活性剤(この場合、SLES−2)及び本発明による式(1)のC12、C16及びC22窒素含有化合物だけを含有する調合物をつくった。これらの調合物から、本発明のこれらの組成物は(a)塩又は通常の増粘剤の添加なしに十分な粘度を与え、(b)塩を添加すると速やかにして十分な粘度増加を示し、(c)加温下にこれらの粘度を維持し、(d)温度上昇(20℃から30℃)より粘度の増加を示すことが判った。本発明外のquat(ウイトコ・サーファクタントからREWOQUAT RTM50の商標名で市販しているもの等)を用いた同様の調合物では上記の特性は示さなかった。
【0045】
また本発明の組成物は調合物中の第1のアニオン性界面活性剤及び式(1)の窒素含有化合物の皮膚刺激作用を弱め、これは第1のアニオン性界面活性剤対式(1)の窒素含有化合物のモル比が約3:1−約1:3の間、特に約2:1−約1:2の間、より好ましくは約5:3−約3:5の間、最も好ましくは約3:2−約2:3の間で顕著である。これはこれら2つの成分間で錯体が形成することを示していると思われ、また第2の界面活性剤も含有する本発明の組成物でこの効果があるといえる。
DMAPA系quatの異なるアルキル鎖長がモノ/ジグリセリド及びジアセテートで透明系をつくることを示すためさらなる調合物JとKをつくった。
【0046】
【表13】
Figure 0004106184
すべての成分を室温で合体し均一になるまで混合した。調合物Jは最初わずかににごったがその後透明なゲルとなった。
【0047】
【表14】
Figure 0004106184
すべての成分を室温で合体し均一になるまで混合した。調合物Kは最初わずかににごっていたが,その後透明になり、わずかに粘性であった。
【0048】
WO97/12020に従った調合例:
本発明の組成物の性能をWO97/12020の記載に従ってつくった調合物と比較するために、WO97/12020の実施例III の調合物Aをつくった。入手不能又は特に述べられていない成分があるときは類似の成分で置きかえたが、実施例III の調合物Aの次の成分は入手不能であるか又は内容不明につき調合物には入れなかった:ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸(1.0wt%とれている);エンドA(5000CEVU/g)(0.05wt%とされている):テレフタレート系ポリマー(0.5wt%とされている)及びDC3225C(0.04wt%とされている):これらの不使用成分は調合物の2%以下であり、最終製品の透明性に影響しないものと思われる。
【0049】
【表15】
Figure 0004106184
【0050】
ブレンドAの成分を1の容器に入れ蒸気浴で約80℃に加熱した。ブレンドBの成分を別の容器に入れ同様に蒸気浴で約80℃に加熱した。次いでブレンドBの熱を除きミキサーにとりつけ、ブレンドBにブレンドAを徐々に加えながら攪拌した。最初ブレンドA+Bを冷却し、ブレンド物の残りからグルカミドを分けた。ブレンドA+Bを水浴中で約80℃に再加熱し、冷却下に攪拌した。ブレンドA+Bが室温になってからブレンドCを加えてブレンドA+B+Cをつくった。得られたブレンドA+B+C(WO97/12020の開示に従った調合物)はクリーム状で不透明のエマルジョンであり、透明ではなかった。これは多分脂肪アルコールエトキシレートと脂肪酸の割合が多いため、前者が乳化剤として働き、後者が、調合物中の他の成分と共に、不透明化剤又は増粘剤として働いたことが原因しているものと思われる。
【0051】
3成分状態図:
C16 DMAPA系quat(パルミトアミドプロピルトリモニウムクロリド)及びセチルトリメチルアンモニウムクロリド又はセトリモニウムクロリド(CTAC)(ウイトコ社からVARISOFT300の商標名で市販)の間の性能の違いを示すために23℃において6つの3成分状態図をつくった。これら6つの3成分状態図を図1〜3に示す。これら各図はそれぞれ2つの状態図を含有する。つまり各図は2つの異なる3成分状態図又は系:成分A及びB、これらはある特定の図において2つの系で同じである、及び成分C、これはC16DMAPA系quat(即ち4級塩)(1の系で)又はCTAC(別の系で)、を含有する。3 成分系1及び2を図1に示し、3成分系3及び4を図2に示し、3成分系5及び6を図3に示す。これら各系の3成分は表Bに示す。
【0052】
【表16】
Figure 0004106184
【0053】
3成分状態図の典型と同様に、状態図の各コーナーは1の種だけ(たとえば活性成分10%)を示す;たとえばコーナーCでは4級アンモニウム化合物即ちquat(10%C16DMAPA系quat又はCTAC活性成分のいずれか)が存在する。また図1〜3に示す6つの3成分系の各々の相変化を示す境界線がある。単一相をもつ3成分系の領域又は組成範囲は記号1φで示す。1つの相(1φ)をもつ領域又は組成範囲及び2つの相をもつ領域又は組成範囲を分ける境界線を、記号2φをもつ矢印で示し、境界線がその図のDMAPA系quat3成分系又はCTAC3成分系に適用するかとうかを示す。また3成分系に存在するゲル領域又は組成はその旨表示し、これはこれらのゲル領域がその図のDMAPA系quat3成分系又はCTAC3成分系に適用するかどうかを示す。
【0054】
図1〜3に示した3成分状態図をつくるために用いた各実験では、20mLのガラスビンで一連の試料(10gの試料サイズ)をつくった。この系のアニオン性界面活性剤は常に最後に加えた。各試料を手及び必要に応じ機械的バイブレータを用いて振とうした。
次いで各試料を次の日まで放置した。次いで相境界又はゲルに相の外観又はその欠落をしらべ、それらの情報を各3成分状態図をつくるのに用いた。試料がかなり青みを帯びたり、にごったりミルク状の外観を示した場合には、この試料は2相(2φ)といわれる。
C16DMAPA系quat3成分状態図にゲル又は増粘した相領域が存在することは調合者が自由に所望の粘度を選べることになりシャンプーやボデーウオッシュ等の調合製品にとって望ましい。
【0055】
図1:
表Bに示すように、図1は3成分系1及び2を含有する。これらの各々は成分Aとしてナトリウムラウレスサルフェート(SLES−2、ロンザ社からCARSONOL SLES−2の商標名で市販している)、成分Bとしてココアミドプロピルベタイン(ウイトコ社からREWOTERIC AMB14の商標名で市販している)、成分CとしてC16 DMAPA系quat(3成分系1)又はCTAC(3成分系2)のいずれかをもつ。図1においては、20wt%のSLES−2、10wt%のAMBおよび70wt%のC16 DMAPA系quat(3成分系1)又はCTAC(3成分系2)のいずれかを一例とする、ある特定の3成分組成物(A:B:C=20:10:70)の一例の位置が示されている。この特定の組成物はC16 DMAPA系quat及びCTAC状態図の両方で2相領域(2φ)にある。図1にもどり、C16 DMAPA系quatの対応する3成分相系はCTACのそれとは異なることが判る。図1から明らかなように、quat分子にDMAPA単位を導入するとquatとアニオン性界面活性剤の間の相互反応が変化して予期せざる大きな相挙動をもたらす。これらの実験を通して見出しまた図1に示したC16 DMAPA系quatとCTACの重要な挙動の相違点は次のように要約できる:
【0056】
a.C16 DMAPA系quatの状態図はCTACの状態図に比しずっと小さい2相(2φ)領域をもつ。
b.C16 DMAPA系quatの状態図は2つのゲル相領域(それぞれ粘性が異なる)をもつがCTACの状態図はもたない。
c.C16 DMAPA系quatゲル相は透明である。
d.CTACの状態図における大きな2相(2φ)領域はC16 DMAPA系quatの状態図における2つの小さいゲル相及び小さい2相(2φ)領域とは対称的である。
【0057】
図2:
表Bに示すように、図2は3成分系3と4を含有する。それらは各々、成分Aとしてナトリウムラウレスサルフェート(SLES−2、ロンザ社からCARSONOL SLES−2の商標名で市販している)、成分BとしてPEG−200水素化グリセリルパルメート/PEG−7グリセリルココエート(LIS80、ウイトコ社かVARONIC LIS80の商標名で市販している)、成分CとしてC16 DMAPA系quat(3成分系3)又はCTAC(3成分系4)のいずれかをもつ。図1に示すように、C16 DMAPA系quatの対応する3成分相系はCTACとは異なることが判る。
図2から明らかなように、quat分子にDMAPA単位を導入するとquatとアニオン性界面活性剤の間の相互反応が変化して予期せざる大きな相挙動をもたらす。これらの実験を通して見出しまた図2に示したC16 DMAPA系quatとCTACの重要な挙動の相違点は次のように要約できる:
【0058】
a.C16 DMAPA系quatの状態図はCTACの状態図に比しずっと小さい2相(2φ)領域をもつ。
b.C16 DMAPA系quatの状態図は粘性の大きな1つの相(1φ)領域をもつ。
C16 DMAPA系状態図における粘性領域の存在は調合者が自由に所望の粘度を選べることを可能とし、シャンプーやボデーウオッシュ等の調合製品にとって望ましい。結果は、C16 DMAPA系quatがもたらす透明調合物(3成分混合物)の増粘性が顕著であることを示しており、この性質は従来のquatにはみられないものである。
【0059】
図3:
表Bに示すように、図3は3成分系5と6を含む。これらは各々、成分AとしてナトリウムC14−16 α−オレフィンスルホネート(AOS−PC、ローンプーラン社からRHODACAL A−246−Lの商標名で市販されている)、成分Bとしてココアミドプロビルベタイン(AMB1、ウイトコ社からREWOTERIC AMB14の商標名で市販されている)、成分CとしてC16 DMAPA系quat(3成分系5)又はCTAC(3成分系6)のいずれかをもつ。図1及び2に示すように、C16 DMAPA系quatの対応する3成分相系はCTACとは異なることが判る。
図3から明らかなように、quat分子にDMAPA単位を導入するとquatとアニオン性界面活性剤の間の相互反応が変化して予期せざる大きな相挙動をもたらす。これらの実験を通して見出しまた図3に示したC16 DMAPA系quatとCTACの重要な挙動の相違点は次のように要約できる:
【0060】
a.C16 DMAPA系quatの状態図はCTACの状態図に比しずっと小さい2相(2φ)領域をもつ。
b.C16 DMAPA系quatの状態図は1つの大きいゲル相(2φ)領域をもつがCTACの状態図はもたない。
c.C16 DMAPA系quatゲル相は透明である。
d.CTACの状態図における大きな2相(2φ)領域はC16 DMAPA系quatの状態図における1つのゲル相及び小さい2相(2φ)領域とは対称的である。
C16 DMAPA系状態図におけるゲル相領域の存在は調合者が自由に所望の粘度を選べることを可能とし、シャンプーやボデーウオッシュ等の調合製品にとって望ましい。
【0061】
上記に示したように、反応の電荷をもつ種は誘電媒体中で錯体(又はイオン対)を形成する。この電荷の相互作用の程度に応じて、強く相互作用する系では沈澱が生成しやすくなる。4級アンモニウム界面活性剤がアニオン性界面活性剤と強い相互作用を起こして沈澱又は分散性錯体となることは当該分野で周知である。これらの界面活性剤からは透明な調合物は得られない。4級界面活性剤、たとえばC16 DMAPA系quat、がアニオン性/両性系を増粘剤しながら透明性を維持することを見出したことは予期せざることであり、従来認められなかった事実である。C16 DMAPA系quatの予期せざる性質は図1〜3に示した状態図にみることができる。
【0062】
本発明の好ましい態様の範囲を示すために2つの更なる3成分系状態図を図4及び5に示す。本発明の好ましい態様では、組成物は図4に示される1の相及びゲル領域(領域II)として特定され、ここでは第1のアニオン性界面活性剤(成分A)、第2の界面活性剤(成分B)及び窒素含有化合物(成分C)が、1の相及びゲル領域(領域II)内にそれぞれの比で存在する。別の好ましい態様では、組成物は図5に示される1の相とゲル領域(領域II)として特定され、ここでは第1のアニオン性界面活性剤(成分A)、第2の界面活性剤(成分B)及び窒素含有化合物(成分C)が、1の相及びゲル領域(領域II)内にそれぞれの比で存在する。図4及び5の各々では成分A,B及びCは活性成分の重量%として示す。
【0063】
DMAPA系quat化合物は単独でも混合物でも用いうると共に使用目的等に応じ他の化合物又は添加剤と共に用いることもできる。本発明の組成物はコンディショナーや前記したような他のパーソナルケア製品等の市販品に調合用に加えるのに特に適した性質をもっている。特に本発明の組成物は透明性(クリア、半透明も含む)に優れている。この性質は、溶媒又はカップリング剤の存在又は不存在下に、活性成分の種々の濃度で認められる。他の性質も同様である。たとえば、多くの組成物は安定なゲルをつくり、優れた安定性、溶解性及び望ましくない色や臭気のなさおもつ。
【0064】
本発明の組成物は、溶媒なしでも、たとえば固体又はフレーク組成物として調合でき、また水、プロピレングリコール、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコール又は他の溶媒を加えて調合して用途に応じた濃縮物や希釈形にすることができる。用途に応じたた溶媒の選択は当該分野で周知である。
本発明の組成物はまた当該分野で周知の香料、防腐剤、シリコーン、染料等の適宜の添加剤も含有しうる。また調合物の化学的又は物理的性質を所望レベルに調節するための添加剤も添加しうる。たとえばクエン酸等の酸をpH調節に用いたり、塩化ナトリウムその他の塩を加えて粘度を所望のレベルに調節することができる。これらの添加剤は通常それぞれ2重量%以下といった少量用いられる。これらに類似する当該分野で周知の他の化合物や添加剤も用途に応じ適宜用いられる。
尚実施例及び請求項の多くには、塩、即ちアニオン及びカチオンを含む化合物である成分も存在する。所定の化合物の1の特定のアニオン又はカチオンがある目的にとって臨界的ではない場合があることは当業者によく知られており(即ちそれはスペクテーターイオンを構成しうる)、この場合は適宜の置換が可能である。DMAPA系quatに関し対アニオンとしてはたとえばクロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サリシレート等がある。同様に、前記した第1のアニオン性界面活性剤の多くにはナトリウムイオンが存在するが、これもたとえばカリウムイオン、アンモニウムイオン等の他のカチオンで、第1のアニオン性界面活性剤の性能に悪影響を与えることなく、置きかえうる。また所望の粘度を得るために組成物に加えうる塩成分に関しても、「塩」なる語は前記したような当業者に均等的であると知られているすべての化合物を包含するものである。従ってこれらのイオンはここで用いる化合物の所望の化学的又は物理的性質に重大な問題を与えない適当な他のイオンで置きかえうる。これらの置きかえは当該分野で周知であり、これらはいずれも本発明の範囲に含まれる。
【0065】
前記した実施例は本発明を例証するためのものであり、本発明を制限するものではない。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等物によってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成分A、B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示す状態図である。
【図2】 成分A、B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示す状態図である。
【図3】 成分A、B及びCをもつ2の3成分系間のコントラストを示すモデル状態図である。
【図4】 1の相と成分A、B、Cの範囲を示すゲル領域II内の本発明の組成物の好ましい範囲を示す状態図である。

Claims (12)

  1. (a)アンモニウムラウリルサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート、α−オレフィンスルホネート、アンモニウムラウレススルホネート、アンモニウムラウレスサルフェート(EO2又は3モル)、ナトリウムラウレスサルフェート(EO2又は3モル)、ナトリウムミリスチルサルフェート、ナトリウムミリスチルサルフェート(EO1−4モル)、TEA−ドデシルベンゼンスルホネート、TEAラウリルサルフェート、アンモニウムパレスサルフェート、ナトリウムパレスサルフェート、ナトリウムオレスサルフェート及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、組成物の5wt%−50wt%の第1のアニオン性界面活性剤;(b)ココアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、リシノールアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、パルマミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ベヘナミドプロピルベタイン、エルカミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシサルティン、ミリスタミドプロピルヒドロキシサルティン、パルマミドプロピルヒドロキシサルティン、ステアラミドプロピルヒドロキシサルティン、ベヘナミドプロピルヒドロキシサルティン、エルカミドプロピルヒドロキシサルティン、ココベタイン、ラウリルベタイン、ミリスチルベタイン、ステアリルベタイン、ベヘニルベタイン、PEG1−300グリセリルココエート、PEG1−300グリセリルタロウエート、PEG1−500水素化グリセリルパルミテート、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、成分(a),(b)及び(c)の合計量の5wt%−50wt%(活性成分として示して)の第2の界面活性剤;(c)構造式(1):
    Figure 0004106184
    ここで、Rは置換されていない炭素数12−22をもつ飽和又は不飽和の線状のアルキル基であり、Rは炭素数1−6をもつ飽和の線状のアルキレン基であり、Rは水素又はメチルであり、そしてAは1価のアニオンである、
    で示される、成分(a),(b)及び(c)の合計量の1.5wt%−50wt%(活性成分として示して)の窒素含有化合物;及び(d)塩を含む各成分から調合された高粘度の透明な組成物。
  2. 窒素含有化合物がパルミトアミドプロピルトリモニウムクロリド、ベヘンアミドプロピルトリモニウムクロリド、セチルアミドプロピルトリモニウムクロリド、パルミトアミドプロピルトリモニウムブロミド、ステアリルアミドプロピルメトサルフェート、タローアミドプロピルトリモニウムクロリド、ソイアミドプロピルトリモニウムクロリド及びカノールアミドプロピルトリモニウムメトサルフェートからなる群から撰ばれる請求項1記載の組成物。
  3. 第2の界面活性剤が活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の5wt%−30wt%(活性成分として示して)存在する請求項1の組成物
  4. 窒素含有化合物が活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の2wt%−20wt%(活性成分として示して)存在する請求項1の組成物
  5. 窒素含有化合物が活性成分として示した成分(a),(b)及び(c)の合計量の2wt%−10wt%(活性成分として示して)存在する請求項1の組成物
  6. が−CH CH CH −である請求項1の組成物
  7. Rが置換されていない炭素数12−22の飽和線状アルキル基である 請求項1の組成物
  8. がメチルである請求項1の組成物
  9. 塩が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化カルシウム、臭化マグネシウム、臭化アンモニウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1の組成物
  10. が−CH CH CH −である請求項8の組成物
  11. Rが置換されていない炭素数12−22の飽和線状アルキル基である請求項8の組成物
  12. 塩が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化カルシウム、臭化マグネシウム、臭化アンモニウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項8の組成物
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