JP4105917B2 - 無線送信装置及び無線送信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線送信装置及び無線送信方法に関し、MIMO(Multi-Input/ Multi-Output)通信のように複数のアンテナから異なるデータを並列送信する場合に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像等の大容量のデータ通信を可能にする技術としてMIMO(Multi-Input/ Multi-Output)通信が注目されている。MIMO通信では送信側の複数のアンテナからそれぞれ異なる送信データを送信し、受信側では伝搬路上で混ざり合った複数の送信データを伝搬路推定値を用いて元の送信データに分離するようになされている。
【0003】
実際上、MIMO通信では、送信装置から送信された信号を、送信装置の数と同数又はそれよりも多いアンテナ数で受信し、当該各アンテナによって受信された信号にそれぞれ挿入されているパイロット信号に基づいてアンテナ間の伝搬路特性を推定する。この推定された伝搬路特性Hは、例えば送信側アンテナが2つであり、受信アンテナが2つである場合には、2×2の行列によって表わされる。MIMO通信では、求めた伝搬路特性Hの逆行列と、各受信アンテナで得られた受信信号とに基づいて、各送信アンテナから送信された送信信号(サブストリーム)を求める。
【0004】
図4を用いて、送信機10と受信機20のアンテナ数がそれぞれ2つの場合のMIMO通信の原理を説明する。ここで送信機10の各アンテナAN1、AN2から送信される信号をそれぞれTX1、TX2とし、受信機20の各アンテナAN3、AN4により受信される信号をそれぞれRX1、RX2とする。このとき、受信信号RX1、RX2はそれぞれ次式で表すことができる。
【0005】
RX1 = ATX1 + BTX2 ……… (1)
RX2 = CTX1 + DTX2 ……… (2)
但し、(1)式、(2)式において、Aは送信アンテナAN1と受信アンテナAN3との間の伝搬路特性、Bは送信アンテナAN2と受信アンテナAN3との間の伝搬路特性、Cは送信アンテナAN1と受信アンテナAN4との間の伝搬路特性、Aは送信アンテナAN2と受信アンテナAN4との間の伝搬路特性を表すものとする。
【0006】
ここで受信信号から、上述した送信信号TX1とTX2を分離するためには、4つの伝搬路特性A、B、C、Dを推定する必要がある。このため送信機10では、送信信号に伝搬路推定用の既知信号(例えばパイロット信号)を挿入した信号を送信する。受信機20では、この既知信号に基づいて伝搬路特性を求める。
【0007】
送信機10及び受信機20について具体的に説明する。送信機10は送信データをシリアルパラレル変換部(S/P)11により分流する。分流されたデータは変調部12、13により変調された後、パイロット信号挿入部14、15によって所定位置にパイロット信号が挿入される。パイロット信号が挿入された信号は、拡散部16、17を介してアンテナAN1、AN2から送信される。
【0008】
受信機20はアンテナAN1、AN2で受信した信号を、逆拡散部21、22において拡散部16、17で用いた拡散符号を用いて逆拡散し、逆拡散後の信号を分離演算部23に送出すると共にチャネル推定部24に送出する。チャネル推定部24は、受信信号に含まれる既知信号を用いて上記伝搬路特性A、B、C、Dを求める。
【0009】
分離演算部23では、推定された4つの伝搬路特性A〜Dを用いて、以下の式で表す処理を行うことにより、各アンテナAN1、AN2から送信された信号TX1、TX2を元のサブストリームに分離する。
【0010】
DRX1 / ( AD - BC ) - BRX2 / ( AD - BC )
= D ( ATX1 + BTX2 ) / ( AD - BC ) - B ( DTX1 + DTX2 ) / ( AD - BC )
= ( ADTX1 + BDTX2 - BCTX1 - BDTX2 ) / ( AD - BC )
= TX1 ………(3)
−CRX1 / ( AD - BC ) - ARX2 / ( AD - BC )
= −C( ATX1 + BTX2 ) / ( AD - BC ) + A ( CTX1 + DTX2 ) / ( AD - BC )
= ( -ACTX1 - BCTX2 + ACTX1 - ADTX2 ) / ( AD - BC )
= TX2 ………(4)
分離演算部23では、(3)式及び(4)式に示す逆行列演算のみによってサブストリーム(各データ)を分離するZF(Zero-Forcing)演算や、誤差を最小にするように分離するMMSE(Minimum Mean Square Error)演算などが使用される。分離演算部23により求められた、各アンテナAN1、AN2から送信されたデータはパラレルシリアル変換部(P/S)25及び復調部26を介して受信データとされる。
【0011】
このようにMIMO通信においては、受信機により同一時間に同一周波数で送られた信号を分離することができるので、高速大容量の通信が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、MIMO通信のように複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを並列送信する場合には、確かに複数のデータを並列に伝送することができるので、その分だけ時間当たりの伝送データを増大させることができる。
【0013】
しかし、全てのアンテナ間の伝搬路特性が良い場合には、アンテナ数に見合った伝送データ量の増大を見込むことができるが、全て伝搬路特性が良いわけではなく、中には伝搬路特性の悪い伝搬路も存在する。このような場合には、その伝搬路を介して送信されたデータは誤り率特性が低下することになるので、全体としての実質的な伝送データ量を見込んだほど増加させることができない場合が多い。
【0014】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを伝送する場合に、実質的な伝送データ量を一段と増加させることができる無線送信装置及び無線送信方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明は、以下の構成を採る。
【0016】
本発明の無線送信装置は、それぞれ異なるデータを送信する第1及び第2のアンテナと、第1のアンテナからの送信電力を第2のアンテナからの送信電力よりも高くする送信電力制御手段と具備する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、送信電力の高い第1のアンテナから送信された信号は、受信側で分離されたときに、通常よりも高い品質で信号を受信される。この結果、品質良く伝送したいデータを第1のアンテナに割り当てて送信すれば、送信の仕方によっては、実質的な伝送データ量を増やすことが可能となる。
【0018】
本発明の無線送信装置は、送信電力が高くされた第1のアンテナからは、第2のアンテナから送信するデータよりも重要度の高いデータを送信する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、例えば制御信号等のシステム全体の誤り率に影響を及ぼす重要度の高いデータの、受信側での分離後の誤り率特性を向上させることができるので、実質的なデータ伝送量を増やすことが可能となる。
【0020】
本発明の無線送信装置は、送信データに対してターボ符号化を施すターボ符号化手段を有し、送信電力が高くされた第1のアンテナからシステマティクビットを送信すると共に、第2のアンテナからパリティビットを送信する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、ターボ復号化する際に誤り率に大きな影響を及ぼすシステマティクビットを高品質で伝送できるようになるので、送信データをターボ符号化して送信した場合の誤り率特性を向上させることができる。この結果、再送が必要となる確率が小さくなるので、実質的な伝送データ量を増加させることが可能となる。
【0022】
本発明の無線送信装置は、送信電力制御手段は、再送時には、第2のアンテナからの送信電力を第1のアンテナからの送信電力よりも高くする構成を採る。
【0023】
この構成によれば、前回送信時と再送時に各アンテナから送信されたデータ各々を、受信側で合成すれば各データの受信品質を平均化することができるようになる。この結果、誤り率特性が続けて悪くなる確率を低くできるので、実質的な伝送効率を向上させることができる。
【0024】
本発明の無線送信装置は、送信電力制御手段は、送信相手局から切替要求信号を受信したとき、第2のアンテナからの送信電力を第1のアンテナからの送信電力よりも高くする構成を採る。
【0025】
この構成によれば、送信相手局から切替要求信号に基づいて送信電力の切替えを行うことができるので、送信相手局での実際の受信品質に応じて良好に送信電力を制御できるようになる。
【0026】
本発明の無線送信方法は、複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを送信する場合に、各アンテナからの送信電力が異なるように送信電力を制御する。
【0027】
この方法によれば、品質良く伝送したいデータを送信電力が高くされたアンテナに割り当てて送信すれば、送信の仕方によっては、実質的な伝送データ量を増やすことが可能となる。
【0028】
本発明の無線送信装置は、複数のアンテナと、複数のアンテナにそれぞれ異なる送信データを供給する供給手段とを具備し、供給手段は、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する構成を採る。
【0029】
本発明の無線送信方法は、複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを送信する場合に、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する。
【0030】
これらの構成及び方法によれば、前回送信時と再送時とで各送信データの伝搬路を異なるものとすることができるので、前回送信時と再送時とでデータにダイバーシチ効果を与えることができる。例えば、送信アンテナと受信アンテナ間で伝搬路特性が悪い経路があり、前回送信時にはこの伝搬路特性が悪い経路に割り当てられた送信データも再送時にはこれとは異なる経路に割り当てられるので、このデータの受信品質が続けて悪くなる確率を低減できる。この結果、複数のアンテナを用いて複数のデータを並列送信した場合の実質的な伝送効率を向上させることができる。
【0031】
本発明の無線送信装置は、供給手段は、送信相手局から切替要求信号を受信したとき、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する構成を採る。
【0032】
この構成によれば、送信相手局から切替要求信号に基づいて各アンテナに供給する送信データの切替えを行うことができるので、送信相手局での実際の受信品質に応じて良好に各アンテナに供給する送信データの割り当てを行うようになる。
【0033】
本発明の無線送信装置は、前記複数のアンテナの送信電力が互いに異なるように制御する送信電力制御手段を、さらに具備する構成を採る。
【0034】
この構成によれば、前回送信時と再送時とで各送信データの伝搬路を異なるものとすることによるダイバーシチ効果に加えて、前回送信時と再送時とで各送信データの送信電力が変わることによる受信側での各データの受信品質の平均化効果を得ることができるので、誤り率特性が続けて悪くなる確率を一段と低くでき、実質的な伝送効率を向上させることができる。
【0035】
本発明の無線送信装置は、複数のアンテナの送信電力が異なるように制御する送信電力制御手段をさらに具備し、供給手段は、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給すると共に、送信電力制御手段は、前回の送信時に送信電力を高くした送信データは再送時の送信電力も高くする構成を採る。
【0036】
この構成によれば、前回送信時に送信電力が高くされたデータは再送時にも送信電力が高くされ、さらに前回送信時と再送時とで異なる伝搬路を介して伝送されることになるので、特にこのデータの誤り率特性が続けて悪くなる確率を一段と低くでき、例えばこのデータに制御データやシステマティクビット等を割り当てれば実質的な伝送効率を一段と向上させることができる。
【0037】
本発明の無線送信装置は、それぞれ異なるデータを送信する複数のアンテナと、前記各アンテナに供給する信号として品質の異なる送信信号を形成する送信信号形成手段と、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信信号とは異なる組み合わせで各アンテナに前記送信信号形成手段により形成された送信信号を供給する供給手段と、を具備する構成を採る。
【0038】
この構成によれば、データの伝送効率の向上と実質的な伝送データ量の増加とを両立させることができる。すなわち、例えば変調多値数を小さくしたり、拡散比を大きくしたりして、全ての送信信号の品質を良くすれば、確かに受信側での誤り率特性は良くなり再送回数を減らすことができるが、伝送データ量は少なくなってしまう。これに対して、上記構成では、あるアンテナから送信する信号の品質のみを良くするので伝送データ量を多くできる。そして、再送時には送信するアンテナを切り替えるので、送信信号の品質がそれほど良くない信号も劣悪な伝搬環境に続けて割り当てられる確率が少なくなるので再送回数を減らすことができる。この結果、データの伝送効率の向上と実質的な伝送データ量の増加とを両立させることができるようになる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の骨子は、複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを並列送信する場合に、各アンテナからの送信電力が異なるように送信電力を制御したことである。これにより、例えば送信電力の高いアンテナから重要なデータを送信することで重要データの誤り率特性を向上させることができ、前回の送信で誤り率の高かったデータを送信電力の高いアンテナから再送することで全体的な誤り率特性を向上させることができるようになる。
【0040】
また本発明の第2の骨子は、複数のアンテナからそれぞれ異なるデータを並列送信する場合に、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給することである。これにより、前回送信時と再送時とでは各データが異なる伝搬路を介して受信側に伝送されるようになるため、同じデータが続けて誤る確率を小さくできるので、例えばパケット合成後のデータの誤り率特性を向上させることができるようになる。
【0041】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0042】
図1において、100は全体として、本発明の実施の形態に係る無線送信装置の構成を示す。無線送信装置100は、送信データをバッファ101を介してターボ符号化器102に入力する。ターボ符号化器102は、システマティクビットB1を変調部103に送出すると共に、パリティビットB2を変調部103に送出する。
【0043】
変調部103はシステマティクビットB1及びパリティビットB2に対してQPSKや16値QAM等の変調処理を施す。変調後のシステマティクビットにはパイロット信号挿入部104により所定位置にパイロット信号が付加され、同様に変調後のパリティビットにはパイロット信号挿入部105により所定位置にパイロット信号が付加される。パイロット信号が付加されたシステマティクビット及びパリティビットは、それぞれ拡散部106、107により拡散され、スイッチ(SW)108に入力される。因みに、拡散部106、107では、データチャネルごとに異なるコードが使われるが、同じチャネルの信号に対しては同一の拡散コードが用いられる。
【0044】
スイッチ108は、切替制御部109からの切替制御信号に応じて、拡散されたシステマティクビットを2つの送信無線部110、111のうちの一方に供給すると共に、拡散されたパリティビットを2つの送信無線部110、111のうちの他方に供給するようになっている。
【0045】
各送信無線部110、111は、入力された信号に対してディジタルアナログ変換処理やアップコンバート等の所定の無線処理を施すと共に、送信電力制御部112からの制御信号に応じた送信電力に増幅して各アンテナAN10、AN11に供給する。このとき送信電力制御部112は、各送信無線部110、111により形成される信号電力が送信無線部110と送信無線部111とで異なるように送信電力を制御する。
【0046】
無線送信装置100の2つのアンテナAN10、AN11から送信された信号は、図2に示すような無線受信装置200により受信される。無線受信装置200は、2つのアンテナAN20、AN21で受信した信号に対して各受信無線部201、202によりダウンコンバート処理やアナログディジタル処理等の所定の受信無線処理を施した後、逆拡散部203、204に送出する。
【0047】
逆拡散部203、204により送信側と同じ拡散符号を用いて逆拡散された信号はサブストリーム分離部206及びチャネル推定部205に送出される。この実施の形態の場合、送信データ(システマティクビット、パリティビット)とパイロット信号は拡散部106、107で異なる拡散符号を用いて拡散されており、逆拡散部203、204は、異なる拡散符号を用いて拡散前の送信データとパイロット信号を得、送信データをサブストリーム分離部206に送出すると共にパイロット信号をチャネル推定部205に送出する。
【0048】
チャネル推定部205では、各アンテナ受信信号に含まれるパイロット信号を用いて各アンテナAN10、AN11とアンテナAN20、AN21との間での伝搬路特性を求める。因みに、この実施の形態の場合には、送信側及び受信側共に2つのアンテナを用いているので、2×2=4個の伝搬路特性を推定することになる。チャネル推定部205は推定した伝搬路特性情報をサブストリーム分離部206に送出する。
【0049】
サブストリーム分離部206は、伝搬路特性情報を用いて、逆拡散部203、204から入力された信号を、送信側の2つのアンテナAN10、AN11から送信された元のサブストリームに分離する。つまり、逆拡散後のデータは、送信側の2つのアンテナAN10、AN11から送信されたデータが混ざり合ったものとなっているので、サブストリーム分離部206はチャネル推定部205で推定された伝搬路特性を用いてこれら2つのデータを元のサブストリームに分離する。
【0050】
この際、サブストリーム分離部206では、上述した(3)及び(4)式のように既知の技術である逆行列演算を用いて互いに混ざり合ったデータを送信局から送られてきた2つのサブストリームになるように分離する。この実施の形態の場合には、4個の伝搬路特性からなる2行×2列の逆行列を計算するようになる。
【0051】
サブストリーム分離部206によって分離されたサブストリーム(この実施の形態の場合、システマティクビットとパリティビット)は、パラレルシリアル変換部(P/S)207を介して復調部208に入力される。復調後の信号はターボ復号化器209により復号される。復号後のデータは、誤り検出部210に入力される。
【0052】
ACK/NACK信号生成部211は、誤り検出部210により誤りが検出されなかった場合にはACK信号を生成すると共に受信データとして出力する。一方、誤りが検出された場合にはNACK信号を生成する。生成したACK信号又はNACK信号は、図示しない符号化部、変調部、拡散部及び送信無線部等を介してアンテナAN22に供給される。
【0053】
無線送信装置100は、アンテナAN12でACK/NACK信号を受信すると、図示しない受信無線部、逆拡散部、復調部及び復号部等を介してACK/NACK信号検出部113に入力し、受信した信号がACK信号か又はNACK信号かを検出する。そして、ACK信号であった場合には、バッファ101から次の送信データを出力させる。これに対してNACK信号であった場合には、前回送信した送信データと同じデータをバッファ101から出力させると共に、切替制御部109に再送要求があったことを通知する。
【0054】
切替制御部109は、再送要求があった場合には、スイッチ108を前回の接続と逆にする。具体的には、初回送信時にはシステマティクビットを送信電力が大きくされたアンテナAN10に供給し、パリティビットを送信電力が小さくされたアンテナAN11に供給したが、再送時にはこれとは逆に、パリティビットを送信電力が大きくされたアンテナAN10に供給し、システマティクビットを送信電力が小さくされたアンテナAN11に供給する。つまり、図3に示すように、初回送信時と再送時とで、信号1(この実施の形態ではシステマティクビット)と信号2(この実施の形態ではパリティビット)の送信電力と送信アンテナが逆転される。
【0055】
これにより、受信側では、例えば初回送信時と再送時に各アンテナAN10、AN11から送信されたデータ各々を合成すれば、単純に同じ送信電力で2回の送信を行う場合と比較して、各々の送信データの受信品質を平均化することができるので、誤りが発生する確率を低減することができるようになる。
【0056】
以上の構成において、無線送信装置100は、初回のデータ送信時にはシステマティクビットを送信電力の高い第1のアンテナAN10から送信すると共に、パリティビットを送信電力の低い第2のアンテナAN11から送信する。この結果、無線受信装置200では、誤り率特性に及ぼす影響の高いシステマティクビットをより高い受信パワーで受信して分離できるので、ターボ復号化器209での誤り率特性が向上する。これにより、再送要求しなければならない確率が減るので、実質的な伝送データ量を増やすことができる。
【0057】
それでもターボ復号化器209で誤りが発生した場合には、無線受信装置200から再送要求(NACK信号)が送信される。再送要求を受けた無線送信装置100は、再送時にはスイッチ108によりパリティビットを送信電力が大きくされたアンテナAN10に供給する。これにより、再送時にはパリティビットの受信品質が良くなるので、ターボ復号化器209での誤り発生確率を一段と抑制することができるようになる。
【0058】
因みに、この実施の形態の構成によれば、初回送信時と再送時で送信電力を大きくする送信データを入れ替えたことでの誤り率特性の向上効果に加えて、初回送信時と再送時で送信データを送信するアンテナAN10、AN11を切り替えたことによる誤り率の向上効果も見込むことができる。
【0059】
つまり、初回送信時と再送時で送信データを送信するアンテナAN10、AN11を切り替えたことにより、初回送信時と再送時とで各送信データの伝搬路を異なるものとすることができるので、初回送信時と再送時とでデータにダイバーシチ効果を与えることができる。例えば、送信アンテナAN10、AN11と受信アンテナAN20、AN21との間で伝搬路特性が悪い経路があり、初回送信時にはこの伝搬路特性が悪い経路に割り当てられた送信データも再送時にはこれとは異なる経路に割り当てられるので、このデータの受信品質が続けて悪くなる確率を低減できる。この結果、複数のアンテナを用いて複数のデータを並列送信した場合の実質的な伝送効率を向上させることができる。
【0060】
以上の構成によれば、複数のアンテナでデータの並列送信を行う場合に、各アンテナからの送信電力が異なるように送信電力を制御したことにより、送信するデータの種類などによってデータの伝送品質に多様性を持たせることができるので、全体的な誤り率特性を向上させて実質的な伝送データ量を増加させることができるようになる。
【0061】
また前回送信時と再送時とで、複数のアンテナでデータの並列送信を行う場合に、送信データを割り当てるアンテナを切り替えるようにしたことにより、特定の送信データの伝送品質が続けて悪くなる確率を小さくできるので、全体的な誤り率特性を向上させて実質的な伝送データ量を増加させることができるようになる。
【0062】
なお上述した実施の形態では、送信データにターボ符号化処理を施し、初回送信時にはシステマティクビットを送信電力の大きいアンテナAN10から送信し、パリティビットを送信電力の小さいアンテナAN11から送信して、データの重要度に応じて伝送品質に差を付けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば制御信号を送信電力の大きいアンテナから送信し、通常のデータを送信電力の小さいアンテナから送信しても、システム全体の誤り率に影響を及ぼす重要度の高いデータの、受信側での分離後の誤り率特性を向上させることができるので、実質的なデータ伝送量を増やすことが可能となる。
【0063】
また上述した実施の形態では、符号化率1/2のターボ符号について説明したが、それに限らず、どのような符号化率の信号でもよく、その配置の仕方も任意である。つまり、システマティックビットを送信電力の高いほうに必ず配置しなくてもよいし、システマティックビットとパリティビットが混在しても良い。また、再送時にパリティ信号として違うものを送信するIncremental Redundancyと呼ばれるHARQ(ハイブリッド自動再送要求)に適用してもよい。また送信に用いる符号はターボ符号に限らない。
【0064】
また上述した実施の形態では、NACK信号(再送要求信号)を受信したときに、送信データを送信するアンテナを切り替える場合について述べたが、送信相手局から切替要求信号に基づいて、送信データを送信するアンテナや送信電力を切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、送信相手局での実際の受信品質に応じて、送信データを割り当てるアンテナの切替えや送信電力を良好に制御できるようになる。
【0065】
例えば初回送信時に受信品質の悪かった送信データを、再送時には、初回送信時に十分な受信品質が得られた送信データに対応するアンテナに割り当てることを指示する切替要求信号を受信すれば、誤り率特性が続けて悪くなるデータを一段と少なくできる。同様に、初回送信時に受信品質の悪かった送信データを、再送時には、送信電力を大きくして送信することを指示する切替要求信号を受信すれば、誤り率特性が続けて悪くなるデータを一段と少なくできる。
【0066】
また上述した実施の形態では、再送時にスイッチ108により送信電力を大きくするデータを切り替える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再送時に送信電力制御部112により初回送信時に送信電力の小さかったアンテナの送信電力を大きくするようにしてもよい。
【0067】
また上述した実施の形態では、アンテナからの送信電力を異なるようにした場合について述べたが、送信電力を同じにした場合でも、再送時に、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給するようにすれば、特定の送信データの伝送品質が続けて悪くなる確率を小さくできるので、複数のアンテナでデータの並列送信を行う場合の全体的な誤り率特性を向上させて実質的な伝送データ量を増加させることができるようになる。
【0068】
また上述した実施の形態では、複数のアンテナにそれぞれ異なる送信データを供給する供給手段としてスイッチ108を設け、スイッチ108により送信データを供給するアンテナを切り替える場合について説明したが、本発明はこれに限らず、各アンテナの複素ウエイトをデータ毎に制御して送信データを送信する場合にこの複素ウエイトを切り替えるようにしてもよい。またそのウエイトごとに電力を変えることで同様の効果が期待できる。
【0069】
また上述した実施の形態では、初回送信時に送信電力を高くした送信データの送信電力を再送時には低くした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、初回送信時に送信電力を高くした送信データの送信電力を再送時にも高くして、送信するアンテナのみを切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、初回送信時に送信電力が高くされたデータは再送時にも送信電力が高くされ、さらに初回送信時と再送時とで異なる伝搬路を介して伝送されることになるので、特にこのデータの誤り率特性が続けて悪くなる確率を一段と低くでき、例えばこのデータに制御データや特に重要な信号等を割り当てれば実質的な伝送効率を一段と向上させることができる。
【0070】
さらに上述した実施の形態では、各アンテナから送信する信号の品質を送信電力によって変える場合について述べたが、これに限らず、受信時の品質に影響を与えるものであればどのようなものでも使用してよい。
【0071】
すなわち、それぞれ異なるデータを送信する複数のアンテナと、各アンテナに供給する信号として品質の異なる送信信号を形成する送信信号形成手段と、再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信信号とは異なる組み合わせで各アンテナに送信信号形成手段により形成された送信信号を供給手段とを設けるようにしても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0072】
このとき送信信号形成手段としては、各アンテナに対応する信号毎に変調方式を変える変調部や、各アンテナに対応する信号毎に拡散比を変える拡散部を挙げることができる。
【0073】
さらに上述した実施の形態では、送信側及び受信側のアンテナがそれぞれ2本の場合について説明したが、本発明はアンテナ数が任意の場合に適用できることは勿論であり、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のアンテナでデータの並列送信を行う場合に、各アンテナからの送信電力が異なるように送信電力を制御したことにより、送信するデータの種類などによってデータの伝送品質に多様性を持たせることができるので、全体的な誤り率特性を向上させて実質的な伝送データ量を増加させることができる。
【0075】
また本発明によれば、複数のアンテナでデータの並列送信を行う場合に、前回送信時と再送時とで、送信データを割り当てるアンテナを切り替えるようにしたことにより、特定の送信データの伝送品質が続けて悪くなる確率を小さくできるので、全体的な誤り率特性を向上させて実質的な伝送データ量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線送信装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態の無線受信装置の構成を示すブロック図
【図3】アンテナ1とアンテナ2から送信される信号の送信電力を示す図
【図4】MIMO通信を行う送信装置と受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 無線送信装置
108 スイッチ(SW)
109 切替制御部
110、111 送信無線部
112 送信電力制御部
200 無線受信装置
205 チャネル推定部
206 サブストリーム分離部
B1 システマティクビット
B2 パリティビット
AN10、AN11、AN12、AN20、AN21、AN22 アンテナ
Claims (6)
- 複数のアンテナと、
前記複数のアンテナにそれぞれ異なる送信データを供給し、かつ再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する供給手段と、
前記複数のアンテナの送信電力が互いに異なるように制御する送信電力制御手段と、
を具備することを特徴とする無線送信装置。 - 前記供給手段は、送信相手局から切替要求信号を受信したとき、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。 - 前記送信電力制御手段は、前回の送信時に送信電力を高くした送信データは再送時の送信電力も高くする、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信装置。 - 複数のアンテナにそれぞれ異なる送信データを供給し、かつ再送時には、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給するデータ供給ステップと、
前記複数のアンテナの送信電力が互いに異なるように制御する送信電力制御ステップと、
を含むことを特徴とする無線送信方法。 - 前記データ供給ステップは、送信相手局から切替要求信号を受信したとき、前回の送信時に各アンテナに供給した送信データとは異なる組み合わせで各アンテナに送信データを供給する、
ことを特徴とする請求項4に記載の無線送信方法。 - 前記送信電力制御ステップでは、前回の送信時に送信電力を高くした送信データは再送時の送信電力も高くする、
ことを特徴とする請求項4に記載の無線送信方法。
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