JP4373228B2 - ワイヤレス通信のための直交化空間多重化 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には空間多重化システムに関し、より具体的にはMIMO高速ダウンリンクWCDMA FDDに関する。
ワイヤレス通信サービスの需要および成長は、毎秒数メガビットのデータ転送速度でのデータおよびビデオの信頼性があり高速の伝送を必要とする。信頼性のあるワイヤレス送信を困難にしている根本的な現象は、ユーザの移動性に依存する速度を伴う時間変化マルチパスフェージングである。ことによると独立しているフェージングチャンネルを通して同じ送信された信号の複数のコピーを送ることにより、それら信号の少なくとも1つがひどく損なわれることなく受信機に到達する確率が高まる。この手法は、ダイバーシティと呼ばれる。これは、信頼性のあるワイヤレス通信のためのただ一つの最重要な確立された解決策を提示する。時間、周波数、偏波または空間ダイバーシティのような種々のダイバーシティ方式が、既存のワイヤレス通信システムにおいて用いられて成功している。
広帯域CDMA(符号分割多元接続)タイプのシステムは、典型的にはチャンネルのコヒーレンス帯域幅よりも数倍大きい帯域幅を占める。受信機でのマルチパス合成は、チャンネルの周波数ダイバーシティをシステムの固有の利点に変える。しかしながら、屋内ワイヤレスチャンネルは、広いコヒーレンス帯域幅を持ち、従って、通常は周波数ダイバーシティを全くもたらさない。このコヒーレントな帯域幅問題を回避するために、送信された信号の同じコピーを種々の無相関の送信アンテナに割り当て、割り当てられたコピーの各々を、同じ拡散符号の別の遅延バージョンで拡散することが可能であり、各バージョンは、数チップだけオフセットされている。CDMA遅延送信ダイバーシティ方式(CDMA Delay Transmit Diversity scheme)として知られるこの方法は、人工的なマルチパス伝播を作り出し、周波数非選択性チャンネルを周波数選択性チャンネルに変換する。
情報理論における最近の理論的結果は、送信機および受信機配列におけるアンテナが無相関であり至る所に存在する(ubiquitous)“キーホールド(key hold)”効果がチャンネルで生じなければ、多重入力多重出力(MIMO)ワイヤレスチャンネルは、リンク容量の直線的増加を場合によってはもたらすことを示している。対応する信号方式(符号化および変調)を有する多重アンテナシステムは、従って、将来のワイヤレスシステムにおける送信速度および信頼性についての高い要求に対する重要な解決策と考えられる。チャンネル状態情報(CSI)が送信機で利用できない場合、空間−時間符号化(STC)は、空間領域および時間領域の全域で同時に符号化することによりMIMOレイリーフェージングチャンネル容量についての理論限界に到達するように設計された最適な信号方式である。しかしながら、STCの複雑度は、送信アンテナの数に伴い指数関数的に増大する。理論上最適なSTCシステムにおいて、その複雑度は、最大尤度復号化(MLD)が非実際的または実現不可能にさえなる点に到達するであろう。
従来の単独アンテナチャンネル符号化とMIMO信号処理との組合せに基づく複雑度がより低い準最適方式が近年大きな関心を集めている。“3rd Generation Partnership Project, Technical Specification Group Radio Access Network; Physical Layer Aspect of UTRA High Speed Downlink Packet Access”(3G TR25.848, v4.0.0 (2001-03))に開示されるような、高速ダウンリンクWCDMA FDDのための現行の3GPP標準化は主として、多重アンテナ送信についての2つの提案、VBLAST(Vertical Bell Labs Space-Time)ならびに2つを超える送信アンテナのための空間−時間ブロック符号における速度、パンクチヤおよび直交性の間のトレードオフに集中している。
VBLASTは、MIMOシステムへの単一アンテナチャンネル符号の使用を可能にするため、送信機での空間多重化および受信機での空間フィルタリングに依拠している。検出は、まだ検出されていない層の連続ヌル(successive nulling)を、前もって検出された層の決定指向(decision-directed)干渉抑制と組み合わせて実行される。受信機での空間フィルタリングは、受信アンテナ数を送信アンテナ数以上にする必要があり、このことはダウンリンクタイプのシステムにとっては非実用的かもしれない。干渉信号を抑制するために用いられる線形処理のため、このアーキテクチャにおける主ダイバーシティは1である。繰返しターボ検出(アンテナ間干渉抑制)および復号化を有する強力なチャンネル符号化の適用も性能を向上するための方法として考慮されたが、そのようなアプローチの欠点は、受信機の複雑度をより劇的に増大させてしまうことである。
Tarokh et al.“Combined Array Processing and Space-Time Coding”(IEEE Trans Inf. Th. vol. 45, no, 4, May 1999)において導入されたようなVBLASTの一般化は、複雑度がより低い2アンテナ空間−時間トレリス符号を3つ以上の送信アンテナへ適用することを提案している。送信機のアンテナはペアに分割され、個々の空間−時間トレリス符号(STTC)(成分符号)は、送信アンテナの各ペアから情報を送信するために用いられる。2つの送信アンテナのためのより強力な空間−時間符号、すなわち空間−時間ターボ符号化変調(STTuCM)は成分符号として容易に適用できる。受信機において、個々の空間−時間符号は、それらを干渉として扱う他の送信アンテナペアによって送信された信号を抑制する“グループ干渉抑制方法(group interference suppression method)”と呼ばれる線形配列処理(LAP)手法を利用して復号される。上記の方法は、VBLASTと比較して、受信アンテナの数を半分に低減することを可能にする。VBLASTと同様に、性能は、システムの複雑度の増大を伴う繰返しアンテナ間干渉抑制および復号によりさらに改善が可能である。
VBLASTに適用される単一アンテナチャンネル符号および空間−時間符号およびその一般化は、水平または垂直符号化システムとして利用でき、違いは、符号化ブロックの前または後それぞれの直並列変換のためのブロックの位置から来ている。水平符号化されたシステムは、改善された復号化ベースの決定指向の干渉抑制を可能にするであろうし、垂直符号化されたシステムは、連続層上での平均されたSNR(信号対雑音比)、すなわち空間インタリーブの恩恵を受けると期待される。
空間−時間ブロック符号(STBC)はもともと、送信機において2つのアンテナを使用することによる電力効率改善のための単純な送信ダイバーシティ方式(STTD)として導入された。STTDは後に、任意数の送信アンテナに一般化された。もっとも、送信アンテナが3つ以上の方式については、単一送信アンテナシステムと比較して速度が減少するという欠点がある。空間−時間ブロック符号の主要な利点は、送信アンテナダイバーシティの単純ながらも効率的な活用であるが、得られた速度についていくらかの最適性がたとえ妥協されても、全体のスループットは、単一送信アンテナシステムにおけるよりも少しも高いものではない。
VBLASTにおいて用いられる種々の送信アンテナ上での信号の空間多重化およびその一般化は、受信機だけでの送信信号の分離を想定した。同じ拡散符号で拡散されn個の異なる送信アンテナにより同時に送信される時、所定の受信アンテナに到達する信号は、互いに破壊的に干渉する。第1の送信アンテナ、すなわち第1の層から来る信号を検出するため、n−1干渉信号は、受信機において最小n個のアンテナを必要とする線形ZF(ゼロフォーシング)またはMMSE(最小平均二乗誤差)ベースの空間フィルタリング方式によってゼロにされる。第1の層が検出された後、種々の受信アンテナ上で受信された信号への第1の層の寄与が差し引かれ、次の層の検出が同じやり方で実行される。上記の方法は、ダウンリンクにおける移動体送受話器の複雑度を増大させ、受信機における最小限必要なアンテナ数により決定されるスループットにおける明らかな制限を有する。受信機での線形処理のため、このシステムにおける主ダイバーシティは1である。
種々の送信アンテナによる信号の空間多重化のための方法およびシステムを提供することは有益かつ望ましく、その方法およびシステムが移動体送受話器において用いられるように、複雑度を低減することができる。
(発明の概要)
ワイヤレス通信システムにおける種々の送信アンテナによる信号の空間多重化における複雑度を低下することが本発明の第1の目的であり、符号化されたデータの送信のための変調に先がけて、符号化されたデータは拡散される。
この目的は、符号化されたデータを拡散する前に、符号化されたデータをデータサブストリームにインタリーブおよび分離することによって達成できる。
従って、本発明の第1の態様に従って、送信のための複数の送信アンテナ(221,…,22n)を有するワイヤレス通信システム(1,5)において情報データ(110)を処理するための方法(300)が提供される。この方法は、
符号化されたデータ(112,213)を提供するために、情報データを符号化するステップ(312)と、
第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)を提供するために、拡散符号(1800)で符号化されたデータ(112,213)を拡散するステップ(318)と、
少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,21832184)を提供するために、拡散符号(1800)の少なくとも1つの遅延されたバージョン(1801,…,180n-1)で符号化されたデータを拡散するステップ(318)と、
変調された信号(1201,…,120n,2201,…,220n)を提供するために、第1および第2の拡散符号化されたデータストリームを変調するステップ(320)と、
変調された信号(1201,…,120n,2201,…,220n)を、送信のために送信アンテナ(221,…,22n)へ送るステップとを有する。この方法はさらに、
前記拡散ステップ(318)の前に、符号化されたデータ(112,213)をデータサブストリーム(1161,…,116n,2171,…,217n)に分離するステップ(316)を特徴としており、このデータサブストリームは、少なくとも符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)および符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を含んでおり、第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)が符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)を示し前記少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,2183,2184)が符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を示すようになっている。
本発明によると、この方法はさらに、
前記分離ステップ(316)の前に、符号化されたデータ(112,213)をインタリーブするステップ(314)を特徴としており、符号化されたデータの第1のグループおよび第2のグループ(1161,2171,2172)(1162,2173,2174)が前記インタリーブステップ(314)に従って分離されるようになっている。
有益には、符号化されたデータ(213)は、互いに直交するサブストリームシンボルのペア(2131,2132)を含み、この方法はさらに、
データサブストリーム(2171,…,217n)が少なくとも、サブストリームシンボルペア(2131,2132)の第1のペアのサブストリーム(2171,2172)および第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含み、符号化されたデータの第1のグループが、第1のペアのサブストリーム(2171,2172)を含み、符号化されたデータの第2のグループが、第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含むようにしたことを特徴とする。
有益には、符号化されたデータ(213)は、互いに直交するN個のサブストリームシンボルのグループ(2131,…,213N)を含み、Nは2より大きい正の整数であり、この方法はさらに、
データストリーム(2171,…,217n)が少なくとも、サブストリームシンボルのN個のサブストリームの第1のグループおよびN個のサブストリームの第2のグループを含み、符号化されたデータの第1のグループが、N個のサブストリームの第1のグループ(2171,2172)を含み、符号化されたデータの第2のグループが、N個のサブストリームの第2のグループ(2173,2174)を含むようにしたことを特徴とする。
本発明の第2の態様によると、変調された信号(1201,…,120n,2201,…,220n)を複数の送信アンテナ(221,…,22n)を介した送信に提供するために情報データ(110)を処理するための送信機(1,5)が提供される。送信機(1,5)は、
符号化されたデータ(112,213)を提供するための、情報データ(110)に応答する手段(12,13)と、
第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)を提供するために符号化されたデータを拡散符号(1800)で拡散するため、および少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,2183,2184)を提供するために符号化されたデータを拡散符号(1800)の少なくとも1つの遅延されたバージョン(1801,…,180n-1)で拡散するための手段(18)と、
変調された信号を提供するために、第1および第2の拡散されたデータストリームを変調するための手段(20)とを具備する。送信機はさらに、
拡散手段(18)による符号化されたデータの拡散の前に、符号化されたデータ(112,213)に応答して、符号化されたデータをデータサブストリーム(1161,…,116n,2171,…,217n)に分離するための手段(16,17)を特徴とし、データサブストリームは少なくとも、符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)および符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を含み、第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)が、符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)を示し、前記少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,2183,2184)が、符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を示すようになっている。
本発明によると、送信機はさらに、
前記の分離手段(16,17)による符号化されたデータ(112,213)の分離の前に、その符号化されたデータに応答して、該符号化されたデータをインタリーブするための手段(14,15)を特徴とし、符号化されたデータの第1および第2のグループ(1161,2171,2172)(1162,2173,2174)は、インタリーブステップ(314)に従って分離されるようになっている。
有益には、符号化されたデータ(213)は、互いに直交するサブストリームシンボルのペア(2131,2132)を含み、送信機はさらに、
データサブストリーム(2171,…,217n)が少なくとも、サブストリームシンボルペア(2131,2132)の第1のペアのサブストリーム(2171,2172)および第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含み、符号化されたデータの第1グループが、第1のペアのサブストリーム(2171,2172)を含み、符号化されたデータの第2のグループは、第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含むようになっている。
本発明の第3の態様によると、送信機(1,5)および受信機(3,7)を具備するワイヤレス通信システム(1,3)(5,7)が提供され、送信機(1,5)は、情報データ(110)を示す変調された信号(1201,…,120n,2201,…,220n)を送信するための複数の送信アンテナ(221,…,22n)を含み、受信機(3,7)は、変調された信号を受信するための複数の受信アンテナ(301,30m)を含み、送信機(1,5)は、
情報データ(110)に応答して、符号化されたデータ(112,213)を提供するための手段(12,13)と、
第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)を提供するために符号化されたデータを拡散符号(1800)で拡散するため、および少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,2183,2184)を提供するために符号化されたデータを拡散符号(1800)の少なくとも1つの遅延されたバージョン(1801,…,180n-1)で拡散するための手段(18)と、
変調された信号を提供するために、第1および第2の拡散されたデータを変調するための手段(20)とを具備する。通信システムは、
拡散手段(18)による符号化されたデータ(112,213)の拡散の前に、その符号化されたデータに応答して、該符号化されたデータをデータサブストリーム(1161,…,116n,2171,…,217n)に分離するための手段(16,17)を特徴とし、データサブストリームは少なくとも、符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)および符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を含み、第1の拡散されたデータストリーム(1181,2181,2182)が、符号化されたデータの第1のグループ(1161,2171,2172)を示し、前記少なくとも1つの第2の拡散されたデータストリーム(1182,2183,2184)が、符号化されたデータの第2のグループ(1162,2173,2174)を示すようになっている。
本発明によると、通信システムはさらに、
送信機(1,5)が、分離手段(16,17)による符号化されたデータ(112,213)の分離の前に、その符号化されたデータに応答して、該符号化されたデータをインタリーブするための手段(14,15)をさらに備え、符号化されたデータの第1および第2のグループ(1161,2171,2172)(1162,2173,2174)は、インタリーブステップ(314)に従って分離されるようにしたことを特徴とする。
有益には、符号化されたデータ(213)は、互いに直交するサブストリームシンボルのペア(2131,2132)を含み、通信システムはさらに、
データサブストリーム(2171,…,217n)が少なくとも、サブストリームシンボルペア(2131,2132)の第1のペアのサブストリーム(2171,2172)および第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含み、符号化されたデータの第1のグループが、第1のペアのサブストリーム(2171,2172)を含み、符号化されたデータの第2のグループが、第2のペアのサブストリーム(2173,2174)を含むようにしたことを特徴とする。
本発明は、図1〜5に関連してなされる説明を読めば明らかになるであろう。
本発明は、送信機において、空間多重化された信号を分離または直交化するために、拡散符号の優れた自己相関特性を利用する。直交化空間多重化(OSM)方式について1または2のレゾリューション(resolution)に応じて、同じ拡散符号の遅延されたバージョンが種々の個別の送信アンテナまたは送信アンテナのグループに適用される。この方法は、本発明に従って、拡散符号の割り当てられた数を保存し、整合されたフィルタリング、すなわちRAKE受信機を単に使用することにより簡単な検出を可能にする。信号が送信機においてすでに分離されているので、受信機アンテナの最小必要数の点に関しての制約は皆無である。システムのダイバーシティレベルは、用いられる受信アンテナ数に等しい。示されるように、受信機におけるアンテナ数は、システムにおける干渉レベルにより決定され、所望のシステム性能は、典型的にはVBLASTにおけるよりも低い。
(1のレゾリューションによる直交化空間多重化(OSM−1))
1のレゾリューションによるOSMのための送信機1および受信機3のブロック図が、図1および図2にそれぞれ図示してある。2のレゾリューションによるOSMのための送信機5および受信機7が、図3および図4にそれぞれ図示してある。図1に示されるように、入力情報データ110は、単一アンテナチャンネル符号器12により符号化される。符号器12のバイナリ出力112は、インタリーバ14によりインタリーブされる。インタリーブされたデータストリーム114は、直並列変換器によりn個の並列サブストリーム1161,1162,…,116nに変換される。各サブストリームは、サブストリーム特定の意図的な数チップの遅延オフセットDkを有するユーザ特定の拡散符号180を有するミクサにより拡散される。拡散符号の遅延されたバージョンは1800,1801,…,180n-1により表され、180kは、遅延オフセットDkにより遅延された拡散符号であり、ミクサ18k+1によってサブストリーム116k+1を拡散するために用いられる。拡散後、種々のサブストリームからの信号1181,1182,…,118nが変調器201,…,20nにより変調される。変調された信号1201,…,120nは、n個の送信アンテナ221,…,22nによって同時に送信される。
図2に示されるように、各受信アンテナ30mにおいて受信された信号130mは、モジュール32により復調および逆拡散される。各受信アンテナからの受信された信号は、サブストリーム1161,1162,…,116nの全てを示す。従って、各受信アンテナからの受信信号を処理するため、サブストリーム特定の意図的に導入された遅延D1,…,Dn-1に同期されたn×LのRAKEフィンガおよびチャネルの推定された電力遅延プロファイルの対応するマルチパスを有するRAKE受信機(図示せず)が用いられる。Lは、チャンネル内の分解可能なマルチパスの数である。それ自体で、各サブストリームについての必要な検出統計が、種々の受信アンテナおよびマルチパスからのRAKEフィンガ出力の最大比合成(MRC)により収集される。次にサブストリームソフト推定値1321,…,132nは、並直列変換器34により変換される。次に合成された信号134は、デインタリーバ36によりデインタリーブされる。次にその結果生じたデータストリーム136は、チャンネル復号器38により復号化される。
(2のレゾリューションによる直交化空間多重化(OSM−2))
図1および2に関連して検討されたように、OSM−1方式は、OSM−2へ一般化できる。図3に示されるように、情報データストリーム110は最初に空間−時間符号(STC)符号器13により2つの送信アンテナについて符号化され、この符号器は、複合変調サブストリームシンボルのペア2131,2132を生成する。STCは、空間−時間トレリス符号(STTC)か空間−時間ターボ符号化変調(STTuCM)か空間−時間ブロック符号(STBC)のいずれかとすることができる。次にサブストリームシンボル2131,2132は、2つのインタリーバ151,152によってシンボルレベルでペアにインタリーブされ、ペアの直並列変換器17によってサブストリームのn/2のペア(2171,2172),(2173,2174),…,(217n-1,217n)に変換される。次にサブストリームの各ペアは、サブストリーム特定の意図的な数チップの遅延オフセットDjを有するユーザ特定の拡散符号180を用いてミクサを介して拡散される。拡散符号の遅延されたバージョンは1800,1801,…,により表され、180jは、遅延オフセットDjにより遅延された拡散符号であり、ミクサ1822j+1を介してサブストリーム2172j+1をそしてミクサ1822j+2を介してサブストリーム2172j+2を拡散するために用いられる。拡散後、種々のサブストリームペアからの信号ペア(2181,2182),…(218n-1,218n)が変調器201,…,20nにより変調される。変調された信号2201,…,220nは、n個の送信アンテナ221,…,22nにより同時に送信される。
図4に示されるように、各受信アンテナ30mにおいて受信された信号230mは、モジュール33により復調および逆拡散される。各受信アンテナから受信された信号は、サブストリームペア(2171,2172),…(217n-1,217n)の全てを示す。従って、各受信アンテナからの受信信号を処理するため、サブストリーム特定の意図的に導入された遅延D1,…,Dj(ここで、jは、(n−2)/2に等しい)に同期されたn/2×LのRAKEフィンガおよびチャンネルの推定された電力遅延プロファイルの対応するマルチパスを有するRAKE受信機(図示せず)が用いられる。次に種々の受信アンテナおよびあるサブストリームペアに関連するマルチパスからの逆拡散された出力が、どのような合成もなしで収集される。サブストリームペアのソフト出力2331,2332,…,233n/2は、並直列変換器35を用いて変換され、デインタリーバ37によりデインタリーブされ、STC復号器139に渡され、そこで、チャンネル状態情報(CSI)の知識をもって、合成が復号器のメトリック内で実行される。
図5は、直交化空間多重化方式の概要を示す。フローチャート300に示されるように、入力情報データ110は、OSM−1であるかOSM−2であるかに応じて、ステップ312で符号化される。OSM−1方式によると、情報データ110は、バイナリ出力112に符号化され、ステップ314においてインタリーブされたデータストリーム114にインタリーブされる。ステップ316において、インタリーブされたデータは、複数の並列サブストリーム1161,…に分離され、そのサブストリームの各々は、ステップ318において、同じ拡散符号180の遅延されたバージョンによって拡散される。拡散後、信号1181,…は、ステップ320において、送信のために変調信号1201,…に変調される。OSM−2方式によると、情報データ110は、複合変調されたサブストリームシンボル2131,2132のペアに符号化され、ステップ314において、ペアのインタリーブされたデータストリーム2151,2152にインタリーブされる。ステップ316において、ペアのインタリーブされたデータストリームは、ペアの複数のサブストリーム(2171,2172)…に分離され、ペアの各々は、ステップ318において、同じ拡散符号180の遅延されたバージョンによって拡散される。拡散後、信号2181,…は、ステップ320において、送信のために変調信号2201,…に変調される。
(性能比較)
4つの送信および4つの受信アンテナ(4,4)を有する単一(L=1)および2つ(L=2)のパスの同一電力チャンネルにおける単一ユーザケースについて、畳み込み(CC)およびターボ(TC)垂直符号化VLBST方式の性能を、本発明に従うOSM−1の性能と比較した。2つの同一電力マルチパス(L=2)のケースについては、曲線の傾斜は同じである。ただし、TC符号化VBLASTと比較して、TC符号化OSM−1は、図6に示されるように、10-1のFERにおいて、約2.5dBの利得をもたらす。図7において、TC垂直符号化VBLASTおよびOSM−1が、単一ユーザケースおよび50%負荷システムにおいて比較されている。(4,4)のケースでは、OSM−1は、VLBASTよりも性能的に大きく勝っており、VLBASTは、50%負荷のケースでは、10-1のARQについて典型的に必要とされるFERに到達することさえできなかった。
垂直32状態STTCおよび2×8状態STTuCM符号化された一般化されたBLAST(線形配列処理LAP)の性能を、図8に示されるように、(4,4)システムにおける単一(L=1)および2つ(L=2)のパスの同一電力チャンネルにおけるOSM−2の性能と比較した。STC符号化されたOSM−2は、STC垂直符号化されたLAPよりも性能的に大きく勝っている。FER=10-1においてL=2であるケースでは、STTuCM符号化されたOSM−2は、STTC符号化されたOSM−2、垂直STTuCM符号化されたLAPおよび垂直STTC符号化されたLAPよりも、それぞれ1.5dBより以上、2.5dBより以上、および約4dB性能的に勝っている。図9において、STTuCM符号化されたLAPおよびOSM−2が、単一ユーザおよび50%負荷システムにおいてL=2で比較されている。マルチユーザケースにおいては、(4,3)を有するOSM−2は、FER=10-1において1dBより以上、LAP(4,4)より性能的に勝る。両方の方式が同数のアンテナ(4,4)を用いる場合、STTuCM符号化されたOSM−2の性能利得は、垂直STTuCM符号化されたLAPと比較して、8dBより以上である。
OSM−1方式が既存の3GPP標準化コーデックス(codex)(CCおよびTC)と共に容易に用い得るという点で、OSM−1はOSM−2よりも実用的である。しかしながら、OSM−2方式を用いたSTTuCMによって、WCDMAシステムの性能をさらに劇的に改善できる。
図10および11において、OSM−1およびOSM−2の性能の概要が、単一ユーザおよび50%負荷のケースで、それぞれ(4,4)およびL=2を用いて示してある。水平TC符号化されたVBLASTおよび水平STTuCM符号化されたLAPの性能も、比較のため加えてある。図10には、2つの同一電力マルチパスを有する(4,4)チャンネルの機能停止容量(outage capacity)も描いてある。STTuCM符号化されたOSM−2は、10%機能停止容量から1.5dB以内で動作して、検討されたすべての方式を性能的に上回る。TC符号化されたOSM−1は、単一ユーザケースおよび50%負荷システム双方において、垂直および水平TC符号化されたVBLASTを性能的に上回る。
本発明の主要な利点は、現行の3GPP提案と比較して、性能が大きく改善され複雑度がかなり低減されることである。直並列変換と種々の無相関送信アンテナからの直交化送信との組合せは、一意の空間インタリーブとして働き、このインタリーブは、送信層上でSNRを平均化する。OSMと共に用いられる強力なチャンネル符号化(TCおよびSTTuCM)は、大きな符号化利得を生み出す低移動性用途における空間インタリーブの恩恵を受ける。層、すなわち送信アンテナの数を増大させると、空間インタリーブの同等の深さが増大される。すなわち、より良好なSNR平均化が達成される。従って、増大されたスループットと共に、送信アンテナ数が増加するにつれて、電力効率に関するより良好な性能も予想される。しかしながら、送信アンテナ数の増大は、システムにおける干渉を増大させるので、電力効率における結果として起こり得る性能向上は、受信機において増大した干渉を補償するために投じられる。しかしながら、性能結果は、単純な整合フィルタベースの受信機および限定数の受信アンテナを用いて、優れた性能が達成できることを示している。
受信アンテナ数は、ことによると、より高度な受信機に多少の複雑さを用いることによりさらに減少できるかもしれない。
本発明は、将来のWCDMAマルチアンテナワイヤレス通信システムのリンクレベルスループットおよびシステム容量を劇的に向上するために容易に実施できる。移動体送受話器における2つのアンテナを将来の傾向が予測しているように、本発明はダウンリンク(基地から移動体への)のために用いることができ、移動体送受話器は、偏波ダイバーシティと併用して、4つの受信アンテナを有する同等の配列を提供できる。この方式は、極めて短いフレームサイズですでに高性能を有しているので、制約の低い遅延サービス(音声伝送)については容易に実施できる。遅延非制約サービス(データ通信)の場合には、より大きなフレームサイズが用いられ、これは、実装された符号器のためにこの新しい方式の性能をさらに改善する。種々の層上での電力制御との組合せは、考えられるさらなる性能改善についての興味深いトピックの1つである。
要約すると、直並列変換と種々の無相関送信アンテナからの直交化送信との組合せは、送信層上でSNRを平均化する一意の空間インタリーブとして働く。直交化空間多重化と共に用いられる強力なチャンネル符号化(TCおよびSTTuCM)は、大きな符号化利得および高いスループットを生み出す移動性がより低い用途における空間インタリーブの恩恵を受ける。この方法は、本発明に従い、割り当てられた数の拡散符号を保存し、整合フィルタリングを用いる単純な検出、すなわちRAKE受信機を可能にする。信号はすでに送信機において分離されているので、受信機アンテナの最小必要数の点に関しての制約は皆無である。システムのダイバーシティレベルは、用いられる受信アンテナ数に等しい。
1のレゾリューション(OSM−1)および2のレゾリューション(OSM−2)による直交化空間多重化に関して本発明を開示してきた。本発明は、送信機の個のアンテナをグループ化することおよび拡散符号の種々の遅延バージョンをアンテナの種々のグループに適用することによって、N>2で、Nのレゾリューションによる直交化空間多重化(OSM−N)にも適用できることが留意されなければならない。n個のアンテナを有する送信機においては、n/Nのそのようなグループがある。図3に示されるような送信機と同様に、OSM−Nのための送信機は、情報データストリームをN個の複合変調サブストリームシンボルのグループ2131,…,213Nに符号化するためのSTC符号器を含んでいる。次にこれらのサブストリームシンボルは、N個のインタリーバによりインタリーブされ、直並列変換器により拡散のためにn/Nグループのサブストリームに変換される。
上述のように、本発明を好ましい実施例について説明してきたが、本発明の形態および詳細における上記および様々な他の変更、省略および逸脱が、本発明の範囲から離れることなくなし得ることが当業者により理解されるであろう。
本発明のOSM−1方式に従う送信機を示すブロック図である。 本発明のOSM−1方式に従う受信機を示すブロック図である。 本発明のOSM−2方式に従う送信機を示すブロック図である。 本発明のOSM−2方式に従う受信機を示すブロック図である。 本発明に従う、送信のために情報データを処理する方法を示すフローチャートである。 本発明に従う、対応するOSM−1方式と比較したCCおよびTC垂直符号化されたVBLAST方式の性能を示すグラフであり、比較は、(4,4)システム、単一ユーザケース、層あたり250の送信、1および2の同一電力マルチパス、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。 本発明に従う、TC符号化されたOSM−1方式と比較したTC垂直符号化されたVBLAST方式の性能を示すグラフであり、比較は、単一ユーザおよび50%負荷ケース、層あたり250の送信、2の同一電力マルチパス、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。 本発明に従う、対応するOSM−2方式と比較したSSTC及びSTTuCM垂直符号化されたLAP方式の性能を示すグラフであり、比較は、単一ユーザケース、層あたり130の送信、1および2の同一電力マルチパス、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。 本発明に従う、対応するOSM−2方式と比較した別のSTTuCM垂直符号化されたLAP方式の性能を示すグラフであり、比較は、単一ユーザおよび50%負荷ケース、層あたり130の送信、2の同一電力マルチパス、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。 水平および垂直TC符号化されたVBLAST、水平および垂直STTuCM符号化されたLAP、ならびにTCおよびSTTuCM OSM−1およびOSM−2の性能を示すグラフであり、比較は、単一ユーザ、(4,4)、2パスの同一電力チャンネル、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。 VBLAST、LAP、OSM−1およびOSM−2の性能を示すグラフであり、比較は、50%負荷、(4,4)、2パスの同一電力チャンネル、準静的フェージング、無相関アンテナを用いてなされるグラフである。

Claims (5)

  1. 数の送信アンテナを有するワイヤレス通信システムにおいて情報データを処理するための方法であって、
    符号化されたデータを提供するために、前記情報データを符号化するステップと、
    前記符号化されたデータを複数のデータサブストリームに分離するステップと、
    第1のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために、拡散符号で前記複数のデータサブストリームの1つを拡散するステップと、
    少なくとも1つの第2のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために、前記拡散符号の少なくとも1つの遅延されたバージョンで前記複数のデータサブストリームの残りを拡散するステップと、
    複数の変調された信号を提供するために、前記第1のグループおよび第2のグループの拡散されたデータサブストリームを変調するステップと、
    前記複数の変調された信号を、前複数の送信アンテナへ送るステップと、
    を有し
    記符号化されたデータは、互いに直交するデータストリームペアからなり
    前記複数のデータサブストリームはそれぞれ前記データストリームペアに対応するデータサブストリームペアからなり、前記第1のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する拡散されたデータサブストリームペアからなり、前記第2のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する少なくとも1つの拡散されたデータサブストリームペアからなることを特徴とする方法。
  2. 数の送信アンテナを有するワイヤレス通信システムにおいて情報データを処理するための方法であって、
    符号化されたデータを提供するために、前記情報データを符号化するステップと、
    前記符号化されたデータを複数のデータサブストリームに分離するステップと、
    第1のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために、拡散符号で前記複数のデータサブストリームの1つを拡散するステップと、
    少なくとも1つの第2のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために、前記拡散符号の少なくとも1つの遅延されたバージョンで前記複数のデータサブストリームの残りを拡散するステップと、
    複数の変調された信号を提供するために、前記第1のグループおよび第2のグループの拡散されたデータサブストリームを変調するステップと、
    前記複数の変調された信号を、送信のために前記送信アンテナへ送るステップと、
    を有し
    記符号化されたデータは、互いに直交するN個のデータストリーム組からなり、Nは2より大きい正の整数であり、
    前記複数のデータサブストリームはそれぞれ前記N個のデータストリームの組に対応するN個のデータサブストリームの組からなり、前記第1のグループの拡散されたデータサブストリームは前記N個のデータストリームの組に対応するN個の拡散されたデータサブストリームの組からなり、前記第2のグループの拡散されたデータサブストリームは前記N個のデータストリームの組に対応する少なくとも1つの、N個の拡散されたデータサブストリームの組からなることを特徴とする方法。
  3. 複数の変調された信号を複数の送信アンテナを介して送信するために情報データを処理するための送信機であって、
    前記情報データに応答して符号化されたデータを提供するための手段と、
    前記符号化されたデータを複数のデータサブストリームに分離する手段と、
    第1のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの1つを拡散符号で拡散する手段と
    なくとも1つの第2のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの残りを前記拡散符号の少なくとも1つの遅延されたバージョンで拡散するための手段と、
    前記複数の変調された信号を提供するために、前記第1のグループおよび第2のグループの拡散されたデータサブストリームを変調するための手段と、
    を具備し
    記符号化されたデータは、互いに直交するデータストリームペアからなり
    前記複数のデータサブストリームはそれぞれ前記データストリームペアに対応するデータサブストリームペアからなり、前記第1のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する拡散されたデータサブストリームペアからなり、前記第2のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する少なくとも1つの拡散されたデータサブストリームペアからなることを特徴とする送信機。
  4. 複数の変調された信号を複数の送信アンテナを介して送信するために情報データを処理するための送信機であって、
    前記情報データに応答して符号化されたデータを提供するための手段と、
    前記符号化されたデータを複数のデータサブストリームに分離する手段と、
    第1のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの1つを拡散符号で拡散するための手段と
    なくとも1つの第2のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの残りを前記拡散符号の少なくとも1つの遅延されたバージョンで拡散するための手段と、
    前記複数の変調された信号を提供するために、前記第1のグループおよび第2のグループの拡散されたデータサブストリームを変調するための手段と、
    を具備し
    記符号化されたデータは、互いに直交するN個のデータストリーム組からなり、Nは2より大きい正の整数であり、
    前記複数のデータサブストリームはそれぞれ前記N個のデータストリームの組に対応するN個のデータサブストリームの組からなり、前記第1のグループの拡散されたデータサブストリームは前記N個のデータストリームの組に対応するN個の拡散されたデータサブストリームの組からなり、前記第2のグループの拡散されたデータサブストリームは前記N個のデータストリームの組に対応する少なくとも1つの、N個の拡散されたデータサブストリームの組からなることを特徴とする送信機。
  5. 送信機および受信機を具備するワイヤレス通信システムであって、
    前記送信機は、情報データを示す複数の変調された信号を送信するための複数の送信アンテナを具備し、前記受信機は、前記複数の変調された信号を受信するための複数の受信アンテナを具備し、前記送信機は、
    前記情報データに応答して、符号化されたデータを提供するための手段と、
    前記符号化されたデータを複数のデータサブストリームに分離する手段と、
    第1のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの1つを拡散符号で拡散する手段と
    なくとも1つの第2のグループの拡散されたデータサブストリームを提供するために前記複数のデータサブストリームの残りを前記拡散符号の少なくとも1つの遅延されたバージョンで拡散するための手段と、
    前記複数の変調された信号を提供するために、前記第1のグループおよび第2のグループの拡散されたデータサブストリームを変調するための手段と、
    更に具備し
    記符号化されたデータは、互いに直交するデータストリームペアからなり
    前記複数のデータサブストリームはそれぞれ前記データストリームペアに対応するデータサブストリームペアからなり、前記第1のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する拡散されたデータサブストリームペアからなり、前記第2のグループの拡散されたデータサブストリームは前記データストリームペアに対応する少なくとも1つの拡散されたデータサブストリームペアからなることを特徴とするシステム。
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