JP4104919B2 - ファイル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類,雑誌,コンパクトディスク等を収納するファイル及びその製造方法を関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の収納部を有するファイルの一例としては、図9に示すドキュメントファイル(或いはエックスパンションファイル)がある。このドキュメントファイルは、図9(a)に示すように、書類を収納する複数の収納部を有するファイルであり、表表紙1と裏表紙2とをマチ部3で接続して裏表紙2にフラップ部4が設けられ、表表紙1と裏表紙2との間に樹脂フィルム等による複数の収納部5が設けられている。収納部5は、図9(b)に示すように、両側に設けた蛇腹状の側壁シート6に仕切シート5aの両端縁を接着又は溶着して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のドキュメントファイルでは、収納部5を形成するのに仕切シート5aを側壁シート6に接着して形成しており、収納部5の数を増やそうとすれば、仕切シート5aの接着工数が増加して手間が掛かり過ぎる欠点があるとともに、製造工程が煩雑になり、製造コストが高騰する欠点があった。
【0004】
また、収納部5は蛇腹状の側壁シート6に形成されており、書籍などの比較的重い物品を収納した場合、側壁シート6の両端が接着されているのみであるので、その物品による重量を支持することができないおそれがあり、比較的薄手の書類等の限定した用途のみに使用されていた。
【0005】
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであり、多数の収納部を有するファイルであって、しかも製造工程を簡略化できる構造のファイル及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成したものであって、請求項1の発明は、仕切を連設した仕切シートを折り出して蛇腹状仕切とし、表表紙と裏表紙との内側に該蛇腹状仕切を互いに向かい合わせて設け、該蛇腹状仕切の各仕切の先端部分を交互に組み合わせて収納部を形成したことを特徴とするファイルである。
【0007】
請求項1の発明では、表表紙と裏表紙との内側に、蛇腹状仕切が互いに向き合い、かつ互いに向かい合う蛇腹状仕切の各仕切の先端部分を交互に組み合わせて、複数の収納部を形成したファイルである。このファイルは、互いに向かい合う蛇腹状仕切のそれぞれの両端を、表表紙と裏表紙との内面側に固着したものであり、収納部は折り曲げ数を増やせば多くの収納部を容易に形成することができ、しかも接着や溶着の工数が増加することがなく、従来の製造工数よりも製造工数を削減することができる作用を有する。なお、蛇腹状仕切の材質は、物品に応じて最適な材質(紙、樹脂シート、或いは不織布又はこれらの複合材料等)を用いることができる。
【0008】
また、請求項2の発明は、前記仕切が略台形状仕切であり、前記収納部を該台形状仕切の下方部を互いに組み合わせて形成したことを特徴とする請求項1に記載のファイルである。
【0009】
請求項2の発明では、蛇腹状仕切を構成する各仕切が略台形状であり、収納部は、互いに向き合う蛇腹状仕切の各仕切の下方部(台形状仕切の長手底辺の部分)を交互に組み合わせることにより、収納部を形成することができる。蛇腹状仕切は、山折り部と谷折り部とからなり、互いに向かい合う谷折り部の間を収納部とし、谷折り部の数を増やせば容易に収納部を増やすことができる作用を有する。なお、この台形状仕切は、上部及び下部底辺に対して一辺が直交する台形であり、この辺が谷折り部に相当し、谷折り部に対向する山折り部は上部底辺から下り傾斜辺となっている。また、略台形状仕切とは、台形状仕切をベースとして、その傾斜辺等の辺に湾曲した切欠部や切込部等を設けたものを含み、上記収納部の仕切としての機能を有するものであればよい。
【0010】
また、請求項3の発明は、前記表表紙と前記裏表紙との間に設けた前記蛇腹状仕切を弾性支持部材により、該表表紙と該裏表紙とに支持したことを特徴とする請求項1又は2に記載のファイルである。
【0011】
請求項3の発明では、蛇腹状仕切を表表紙と裏表紙とを貫通する弾性支持部材で蛇腹状仕切を支持するとともに、収納部の物品を支持することができる。また、物品の重量に応じて弾性支持部材の材質を選択する。なお、弾性支持部材の固定は、表表紙と裏表紙とに結び目を設けて行ってもよいし、弾性支持部材のそれぞれの先端を折り返して、表表紙と裏表紙とのそれぞれの裏面で固定するようにしてもよい。また、蛇腹状仕切の材質は、物品が、例えばCDであればその表面に傷を付け難い材質として、ある程度剛性を有し、接触面が弾力のある感触を有する不織布等を用い、CDを支持するために、弾性支持部材を蛇腹状仕切の底部中央に少なくとも一箇所設られる。
【0012】
また、請求項4の発明は、前記表表紙と前記裏表紙とのマチ部が伸縮する弾性部材であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のファイルである。
【0013】
請求項4の発明では、弾性部材がファイルのマチ部を伸縮する材質や蛇腹状マチとすることで、マチ部が許容する範囲で物品の厚さに応じて個々の収納部の幅を変えることができる。
【0014】
また、請求項5は、仕切を連設した仕切シートを打ち抜く工程と、
該仕切シートを各仕切に折り出して蛇腹状仕切を形成する折り出し工程と、
該折り出し工程で形成した第1と第2の蛇腹状仕切の仕切の山折り部側を交互に組み合わせ、かつ第1と第2の蛇腹状仕切のそれぞれの両端を該表表紙と該裏表紙とのそれぞれの内面側に固定する固着工程と、
該固着工程に続いて、第1と第2の蛇腹状仕切を該表表紙と該裏表紙とに弾性支持部材で支持する工程と、
を有することを特徴とするファイルの製造方法である。
【0015】
請求項5の発明では、打ち抜く工程で仕切シートを打ち抜き、折り出し工程で仕切シートから蛇腹状仕切を形成し、表表紙と裏表紙との間に、第1と第2の蛇腹状仕切の仕切の山折り部側を交互に組み合わせ、かつ第1と第2の蛇腹状仕切のそれぞれの両端を固着工程で表表紙と裏表紙との内面側に固定し、第1と第2の蛇腹状仕切を該表表紙と該裏表紙との内面側に弾性支持部材で支持して、ファイルを製造する製造方法であり、収納部を形成するための固着工程を簡略化することができる。なお、弾性支持部材は、限定するものではないが、合成ゴム等を利用したゴム状のものが好ましく、物品の重量やサイズに応じて弾性支持部材を1個以上設けてもよい。
【0016】
また、請求項6の発明は、前記仕切が略台形状仕切であることを特徴とする請求項5に記載のファイルの製造方法である。
【0017】
請求項6の発明では、蛇腹状仕切の各仕切を略台形状仕切とし、この台形状仕切は、平行な上部底辺と下部底辺と、これらの底辺に直交する辺と、下り傾斜辺とを有し、表表紙と裏表紙との間に、ファイルのマチ部側を下部底辺とし、直交する辺を表紙の両側に位置するようにして、互いに向かい合うように蛇腹状仕切を設ける。互いの台形状仕切の下り傾斜辺が交差するように交互に組み合わせることによって、容易に収納部を形成することができる。また、上記で説明したように、略台形状仕切とは、台形状仕切をベースとして、その傾斜辺等の辺に湾曲した切欠部や切込部等を設けたものを含み、上記収納部の仕切としての機能を有するものであればよい。
【0018】
また、請求項7の発明は、前記固着工程が前記第1と第2の蛇腹状仕切の両端を前記表表紙と前記裏表紙との内面にそれぞれ固着する工程であることを特徴とする請求項5又は6に記載のファイルの製造方法である。
【0019】
また、本発明では、第1と第2の蛇腹状仕切の両端を、表表紙と裏表紙の内面に直に固着したものであり、接着剤、溶着等で固着することができる。また、表表紙と裏表紙及び第1と第2の蛇腹状仕切の固着が、表表紙と裏表紙とにそれぞれ設けた折曲片を折り曲げて第1と第2の蛇腹状仕切のそれぞれの端部を挟み込んで固定することができる。その固着手段としては、材質に応じて、接着剤、溶着、カシメ等の手段により固着することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るファイルおよびその製造方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図1(a)は本発明の一実施形態の正面図であり、図1(b)はその側面図である。図2は本実施形態の斜視図である。図3は蛇腹状仕切の展開図である。図4(a)は本実施形態の要部上面図であり、図4(b)はその側面図である。図5は、本発明の他の実施形態における表紙の展開図であり、図6は、その実施形態の蛇腹状仕切の展開図である。図7(a),(b)はそれぞれ他の実施形態を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は正面図である。図8(a),(b)は、本実施形態の一製造方法を示す説明図である。
【0023】
先ず、本発明の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態のファイルは、多数の収納部を有する蛇腹状のファイルであって、表表紙10と裏表紙11との間に蛇腹状仕切14が互いに向かい合うように設けられ、多数の収納部8が形成されされており、CD(コンパクトディスク)等の物品Aを収納することができる。表表紙10と裏表紙11とはマチ部12で接続され、裏表紙11にフラップ部13が設けられ、フラップ部13の先端部にマジック帯等による嵌着部材16が貼付され、フラップ部13と表表紙10との嵌着部材16を嵌着させることで、表表紙10と裏表紙11とが閉じられる。蛇腹状仕切14は、表表紙10と裏表紙11との間に互いに向かい合うように設けられ、それぞれの蛇腹状仕切14の両端部が表表紙10と裏表紙11との内面にそれぞれ固着されて多数の収納部8が形成されている。
【0024】
蛇腹状仕切14は、図3の展開図に示すように、台形状仕切9を多数連設した仕切シート14′から折り出されている。図3では8個の台形状仕切9が連設されているが、図2に示したファイルは、10個の台形状仕切を多数連設した仕切シートで形成されている。図3の仕切シート14′において、台形状仕切9を仕切る実線は山折り部Bであり、点線は谷折り部Cを示し、谷折り部Cの点線は、台形状仕切9の平行な下部底辺(長手底辺)と上部底辺とに直交している。蛇腹状仕切14は折り出した状態では台形状である。また、必要に応じて山折り部Bと谷折り部Cに切り込みを設けて折り出しを容易なものとしてもよい。
【0025】
蛇腹状仕切14は、その山折り部B側を内側にし、谷折り部Cを外側に位置するようにし、かつ台形状に折り出した蛇腹状仕切14の長手底辺側をマチ部12側とし、その上部底辺を収納口側として、表表紙10と裏表紙11との間に設けられる。また、各台形状仕切9の下部には貫通孔17が設けられ、表表紙10と裏表紙11との底部に設けた貫通孔21と貫通孔17とに弾性支持部材15を挿通して、表表紙10と裏表紙11との間に蛇腹状仕切14を支持する。
【0026】
本実施形態のファイルは、図4(a),(b)に示すように、表表紙10と裏表紙11との間に互いに向かい合うように蛇腹状仕切14が設けられ、一方の蛇腹状仕切14の山折り部B間に他方の蛇腹状仕切14の山折り部Bが差し込まれるように組み合わされて、各蛇腹状仕切14の互いに向かい合う谷折り部C間を、物品Aが収納される収納部8としている。なお、図4のファイルでは、谷折り部Cが4個形成されて収納部8が4個形成されている。この場合、台形状仕切9を10個連設した仕切シート14′を使用する。なお、収納部8の数は、図2,図4に限定するものではない。
【0027】
続いて、本実施形態のファイルの製造方法について説明する。本実施形態のファイルは、先ず、打ち抜き工程により、樹脂フィルムや不織布から台形状仕切9を連設した仕切シート14′を打ち抜き、続いて折り曲げ工程を行って、仕切シート14′を折り出して蛇腹状仕切14を形成する。次いで、固着工程に進み、表表紙10と裏表紙11との間に第1と第2の蛇腹状仕切14をそれぞれの山折り部Bを交互に組み合わせ、第1と第2の蛇腹状仕切14のそれぞれの両端(仕切シート14′の両端部9a,9b)を表表紙10と裏表紙11とにそれぞれ固定する。この固着工程は、蛇腹状仕切14を表表紙10と裏表紙11との間に組み込んだ後に手作業で行ってよい。続いて、支持工程に進み、弾性支持部材15を、表表紙10と第1と第2の蛇腹状仕切14と裏表紙11とに挿通して、蛇腹状仕切14を支持する。このような製造工程を経てファイルが製造される。
【0028】
次に、本発明の他の実施形態について、図5,図6を参照して説明する。なお、本実施形態の外観形状は、図2のファイルと同様の形状であり、上記実施形態との相違点は、表表紙10の両側に張り出す折曲片10a,10bが設けられ、同様に裏表紙11の両側にも折曲片11a,11bが設けられ、折曲片10a,10b及び折曲片11a,11bをそれぞれ内側に折り曲げて、蛇腹状仕切14の両端部(図6に示した台形仕切シート14′の端部9a,9b)を挟んで固定してファイルを形成する。
【0029】
図6には、蛇腹状仕切14の展開図を示し、この蛇腹状仕切14は、図3に示した8個の台形状仕切9を連設した台形仕切シート14′をつなぎ合わせたものであり、台形状仕切9が16個形成された台形仕切シート14′であり、7個の収納部が形成される。なお、蛇腹状仕切14の谷折り部(山折り部)の個数を増やせば、収納部を容易に増やすることができる。
【0030】
この実施形態では、表表紙10と折曲片10a,10b及び裏表紙11と折曲片11a,11bに貫通孔20,21が形成され、蛇腹状仕切14の端部9a,9bを折曲片(10a,10b),(11a,11b)で挟んだ後に、ピンを貫通孔20に挿通して、ピンの端部をカシメて蛇腹状仕切14の端部を固着する。また、貫通孔21は、弾性支持部材を挿通する孔であり、弾性支持部材を貫通孔21に挿通することで、表表紙10と裏表紙12とに蛇腹状仕切14を支持することができる。なお、ピンを用いることなく接着剤で蛇腹状仕切14の両端部9a,9bを固着してもよいことは明らかである。
【0031】
続いて、図7を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図7(a)の実施形態のファイルは、表表紙10と裏表紙11とが弾性体によるマチ部12′で接続され、表表紙10と裏表紙11との間に蛇腹状仕切14が設けられて多数の収納部が形成されている。この実施形態では、マチ部12′が弾性を有しているので、収納部に収納する物品の厚さが厚い場合であっても、蛇腹状仕切14が横方向に広がる最大範囲まで拡張して、物品の厚さに対応することができる。また、マチ部12′自体を蛇腹状とし、蛇腹状マチ部を蛇腹状仕切14と組み合わせてもよい。
【0032】
また、図7(b)の実施形態のファィルは、上記実施形態と同様に表表紙10と裏表紙11との間に、互いに向き合う蛇腹状仕切14が設けられ、蛇腹状仕切14の下方部を交互に組み合わされて収納部が形成されている。表表紙10と裏表紙11と蛇腹状仕切14とを貫通する貫通孔21が二ヶ所設けられ、この貫通孔21に弾性を有する弾性支持部材15が挿通され、収納部に収納された物品Aは弾性支持部材15で支持される。この場合、物品Aを二本の弾性支持部材15で支持するので、必ずしもマチ部を形成する必要はない。また、物品Aの厚さに応じて、弾性支持部材15が伸縮し、物品Aの底部を二本の弾性支持部材15で支持するので雑誌等の収納も可能である。
【0033】
続いて、図8を参照して、蛇腹状仕切14の組み合わせ、及び蛇腹状仕切14の固着工程の一例について説明する。先ず、仕切シートの打ち抜き工程と折り出し工程を行って、蛇腹状仕切14を形成した後、蛇腹状仕切の組み合わせ工程に進む。この工程では、第1の蛇腹状仕切14の各山折り部Bに、第1櫛状仕切り板18の仕切り板19を挿入し、第2蛇腹状仕切14の各山折り部Bに、第2櫛状仕切り板18の仕切り板19を挿入する。続いて、第1櫛状仕切り板18の仕切り板19間に、第2櫛状仕切り板18の仕切り板19を挿入すると、第1と第2蛇腹状仕切14が組み合わされる。続いて、第1と第2蛇腹状仕切14の両端部を、表表紙10と裏表紙11との内面にそれぞれ接着し、第1と第2櫛状仕切り板18を引き抜く。このような製造工程でファイルを製造してもよい。
【0034】
なお、折り出した蛇腹状仕切14は、各山折り部Bの間隔が均等に形成されるので、その隙間に櫛状仕切り板18の仕切り板19を容易に挿入することができる。また、櫛状仕切り板18の仕切り板19に、他方の櫛状仕切り板18の仕切り板19を咬み合わせることで、容易に蛇腹状仕切14の山折り部B間に、他方の蛇腹状仕切14の山折り部Bを挿入することができる。
【0035】
また、表表紙10,裏表紙11,蛇腹状仕切14の材質が樹脂である場合、櫛状仕切り板18を溶着機の電極として、蛇腹状仕切14の端部を表表紙10,裏表紙11にそれぞれ超音波等により溶着するようにしてもよい。無論、表表紙10,裏表紙11,蛇腹状仕切14の材質は、紙や不織布であってもよいし、材質に応じて適宜な方法により固着すればよい。
【0036】
上記実施形態において、表表紙と裏表紙の材質は、紙、樹脂シート等の何れであってもよいし、蛇腹状仕切も同様に、紙、樹脂シート、不織布等の何れであってもよいし、収納する物品に応じて選択してもよい。また、蛇腹状仕切には、その山折り部と谷折り部とに部分的に切り込みを設けて、折り曲げが確実になし得るようにしてもよいし、蛇腹状仕切を形成する仕切シートが樹脂の場合は、折曲部に熱を加えて折り目を形成するようにしてもよい。
【0037】
また、本実施形態では、蛇腹状仕切の各仕切の形状を略台形状仕切としたが、収納部の仕切としての機能、すなわち向かい合う仕切を組み合わせて収納部を形成できる形状であればよいので、例えば、台形状仕切をベースとして、その傾斜辺等の辺に湾曲した切欠部や切込部等を設けたものであってもよいし、三角形状に近い形状であってもよく、これらの形状を全て略台形状仕切と称するものとする。さらに、蛇腹状仕切の各台形状仕切に、部分的に打ち抜いて模様を施したものであってもよい。
【0038】
さらに、上記実施形態において、互いに向き合う蛇腹状仕切の色彩を異なったものとしたり、或いは収納部毎の蛇腹状仕切の色彩を異ならせることによって、隣接する収納部同士の色彩を異ならせるようにして、各収納部を明確にするようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
上記記載のように、本発明によれば、表表紙と裏表紙との間に、互いに向かい合う蛇腹状仕切が介装され、向かい合う蛇腹状仕切の各仕切を組み合わせて、多数の収納部を形成したものであり、蛇腹状仕切の両端部を表表紙と裏表紙とに固着することで多数の収納部を有するファイルを容易に形成することができるとともに、収納部の個数に関わりなく、蛇腹状仕切の両端部の2ヶ所、計4ヶ所を固着することによって、多数の収納部を有するファイルを形成することが可能であり、従来のドキュメントファイルの製造工数と比較して、製造工数を削減することができる利点がある。
【0040】
また、本発明によれば、蛇腹状仕切が弾性支持部材により支持され、収納部の物品を支持するのに用いられ、物品を弾性支持部材で支持することが可能であり、雑誌等の収納に利用できる利点がある。また、物品の厚さが異なる場合であっても弾性支持部材の伸縮性を利用して物品を収納することができる利点がある。
【0041】
また、本発明によれば、蛇腹状仕切の谷折り部を襷掛状に組み合わせて収納部が形成され、収納部に収納した物品が、収納部の上側部から見えるので取り出しも容易である。さらにまた、表表紙と裏表紙を開くことで、収納部の全ての収納口が開かれて、物品の収納と取り出しが容易である利点がある。
【0042】
また、本発明によれば、蛇腹状仕切の各仕切の色彩を隣接する同士で異ならせて、各収納部を区別することで、物品の収納を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態を示す正面図、(b)はその側面図である。
【図2】本実施形態の斜視図である。
【図3】本実施形態の蛇腹状仕切の展開図である。
【図4】(a)は本実施形態の要部上面図であり、(b)はその側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の表紙の展開図である。
【図6】図5の実施形態における蛇腹状仕切の展開図である。
【図7】(a),(b)は本発明のそれぞれ異なった実施形態を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図8】(a),(b)は、本実施形態の一製造方法を示す説明図である。
【図9】(a)は従来のドキュメントファイルの斜視図、(b)は要部斜視図である。
【符号の説明】
8 収納部
9 台形状仕切
10 表表紙
10a,10b 折曲片
11 裏表紙
11a,11b 折曲片
12,12′ マチ部
13 フラップ部
14 蛇腹状仕切
14′ 仕切シート
15 弾性支持部材
16 嵌着部材
17 貫通孔
18 櫛形仕切り板
19 仕切り板
20,21 貫通孔

Claims (7)

  1. 仕切を連設した仕切シートを折り出して蛇腹状仕切とし、表表紙と裏表紙との内側に該蛇腹状仕切を互いに向かい合わせて設け、該蛇腹状仕切の各仕切の先端部分を交互に組み合わせて収納部を形成したことを特徴とするファイル。
  2. 前記仕切が略台形状仕切であり、前記収納部を該台形状仕切の下方部を互いに組み合わせて形成したことを特徴とする請求項1に記載のファイル。
  3. 前記表表紙と前記裏表紙との間に設けた前記蛇腹状仕切を弾性支持部材により、該表表紙と該裏表紙とに支持したことを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル。
  4. 前記表表紙と前記裏表紙とのマチ部が伸縮する弾性部材であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のファイル。
  5. 仕切を連設した仕切シートを打ち抜く工程と、
    該仕切シートを各仕切に折り出して蛇腹状仕切を形成する折り出し工程と、
    該折り出し工程で形成した第1と第2の蛇腹状仕切の仕切の山折り部側を交互に組み合わせ、かつ第1と第2の蛇腹状仕切のそれぞれの両端を該表表紙と該裏表紙とのそれぞれの内面側に固定する固着工程と、
    該固着工程に続いて、第1と第2の蛇腹状仕切を該表表紙と該裏表紙とに弾性支持部材で支持する工程と、
    を有することを特徴とするファイルの製造方法。
  6. 前記仕切が略台形状仕切であることを特徴とする請求項5に記載のファイルの製造方法。
  7. 前記固着工程は前記第1と第2の蛇腹状仕切の両端を前記表表紙と前記裏表紙との内面にそれぞれ固着する工程であることを特徴とする請求項5又は6に記載のファイルの製造方法。
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