JP4104279B2 - 配線用遮断器動作要因判別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気配線の保護のために使用される配線用遮断器が動作したときの動作要因を判別する配線用遮断器動作要因判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
配線用遮断器は配線に流れる負荷の過電流あるいは短絡電流を検出して動作し、回路を遮断するものである。しかし、実際には振動や電磁波あるいは雷サージなどにより誤動作することがある。配線用遮断器が誤動作して回路を遮断した場合には、自動的に配線用遮断器を再投入し、負荷の運転を継続することが望ましい。そのような目的で、配線用遮断器に配線用遮断器が動作したとき閉路する接点を内蔵し、その接点の閉路により配線用遮断器を投入する自動再投入装置が使用されているが、負荷に異常があって配線用遮断器が動作したような場合に再投入すると、事故の拡大を招くことになる。したがって、配線用遮断器が負荷の過電流あるいは短絡によって動作したか否かを知り、過電流あるいは短絡電流により動作したときは再投入しないようにしなければならない。さらには、雷サージの検出器を設置し、雷サージがあって配線用遮断器が動作したときのみ自動投入をするようにすることも試みられた。しかし誤動作要因を雷サージのみに限定しているため電磁波、振動等その他の誤動作要因の時には自動投入が行われないという問題があった。
【0003】
一方、配線用遮断器が動作したことを外部に通知する警報装置では、配線用遮断器が動作したことを表示する機能はあっても、動作原因を表示する機能がないため、誤動作であっても負荷及び配線の点検を行なわねばならず、復旧に時間がかかっていた。また、別途過電流継電器を設置して過電流継電器の動作により過電流であることを検知することが試みられたが、配線用遮断器の動作により過電流が遮断されると過電流継電器の出力がなくなってしまうという問題があった。また、事前警報機能付の配線用遮断器を使用して配線用遮断器が動作する手前の電流で過電流を検知し、警報を出力し、その出力を保持することも試みられたが、配線用遮断器が動作する直前に負荷電流が正常値に戻った場合にも、警報出力が保持されてしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、配線用遮断器の動作要因が過電流によるものか否かを確実に判別する配線用遮断器動作要因判別装置を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題は、配線用遮断器の動作を検出したとき出力を発する動作検出手段と、主回路の電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出した電流値が過電流であったとき出力を発する過電流検出手段と、動作検出手段と過電流検出手段がともに出力を発したときに出力を発してその出力を保持する過電流動作判定手段と、過電流動作判定の表示をする第1の発光ダイオードと、動作検出手段が出力を発し、過電流検出手段が出力を発しないときに出力を発する非過電流動作判定手段と、非過電流動作判定の表示をする第2の発光ダイオードとから構成したことを特徴とする本発明の配線用遮断器動作要因判別装置によって解決できる。
【0006】
また、本発明は、漏電時出力を発する漏電検出手段を備えたものとし、漏電時出力を発する漏電検出手段と動作検出手段と非過電流検出手段がともに出力を発したときに出力を発してその出力を保持する漏電動作判定手段を備えたものとし、非過電流動作判定手段の出力により配線用遮断器の再投入回路を構成するようにした配線用遮断器動作要因判別装置として具体化できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の配線用遮断器動作要因判別装置に係る実施形態について、図1を参照しながら説明する。
図において、1は配線用遮断器であって、動作して主回路接点が開路すると補助接点2が閉路する。3は主開路の電流を検出する電流変成器であって、該電流変成器3の検出出力は整流回路4により整流され、過電流検出回路5に供給される。過電流検出回路5は整流回路4によって整流された電流変成器の検出出力が基準設定素子6により設定された基準値を超えると出力を発し、その出力は保持回路7で保持され、過電流動作判定回路8、非過電流動作判定回路9に加えられる。また、21は再投入回路であり、非過電流動作判定回路9の出力により配線用遮断器の再投入動作を行なうものである。
図2は図1に示す各回路の具体的な構成例を示すもので、図1の相当する部分と同一の符号が付してある。
【0008】
この配線用遮断器動作要因判別装置は以下のように動作する。電流変成器3により検出された負荷電流は整流回路4により整流されて過電流検出回路5に加えられる。なお、整流回路4は電流変成器3の負荷抵抗を含むものとしている。整流回路4から加えられる電圧が上昇し、基準設定素子6の両端の電圧が過電流検出回路5下側のトランジスタ10の閾値を超えると該トランジスタ10はオンとなり、上側のトランジスタ11もオンとなって出力を発し保持回路7のコンデンサを充電する。保持回路7のコンデンサに蓄えられた電荷は過電流動作判定回路8のサイリスタにゲート電流を供給することになる。この動作は、負荷に流れる電流が基準設定素子6により設定された電流値を上回ったとき、すなわち過電流のときに生ずる。過電流になると、配線用遮断器1は動作して主回路接点を開路し、補助接点2が閉路することになる。補助接点2が閉路すると過電流動作判定回路8のサイリスタ12に電源が供給されることになってサイリスタ12はオンとなり、直列に接続されたフォトカプラ17を介して過電流動作判定出力を出力し、第1の発光ダイオード18により過電流動作判定の表示をする。このとき、主開路接点が開放されることにより過電流が解消され、過電流検出回路5の出力が消滅することになるが、保持回路7のコンデンサに電荷が蓄積されていることからサイリスタ12は確実にオンになり、また過電流動作判定出力はサイリスタ12により保持される。なお、サイリスタ12は補助接点2をオフにするか、電源を遮断することによりオフにし、次回の動作に備える。
【0009】
負荷に流れる電流が基準設定素子6により設定された電流値を上回っていないとき、すなわち過電流でないときは基準設定素子6の両端の電圧が過電流検出回路5下側のトランジスタ10の閾値を超えず、該トランジスタ10はオフのままで、上側のトランジスタ11はオンにならず、サイリスタ12にゲート電流が供給されることはない。このとき配線用遮断器1が動作して主回路接点を開路し、補助接点2が閉路して過電流動作判定回路8のサイリスタ12に電源が供給されても、サイリスタ12はゲート電流が供給されないからオンとなることはなく、過電流動作判定出力を出力することはない。一方、非過電流動作判定回路9のトランジスタ13にはベース電流が供給されてオンになり、フォトカプラ19を介して非過電流動作判定出力を出力し、第2の発光ダイオード20により非過電流動作判定の表示をする。なお、各回路の電源は、配線用遮断器の一次側から降圧、整流して供給するか、あるいは電池を使用する。
【0010】
以上説明したように本発明においては、配線用遮断器の動作状態と負荷電流の値とから配線用遮断器の動作原因を判定しているため、適確な判定を行なえるものである。また、過電流動作及び非過電流動作の表示方法としては、上記した発光ダイオードによるもののほか、各判定出力に基づく音声警報であってもよい。
【0011】
また、非過電流動作判定回路9に接続された再投入回路21は、非過電流動作判定回路9の出力信号に基づいて配線用遮断器の再投入動作を行なうものである。従って、過負荷及び短絡事故時には再投入を行なうことがないため、事故が拡大するおそれがないものである。
【0012】
図3は上記実施形態に漏電検出手段を加えた場合の構成を示すブロック図である。この実施形態では、漏電検出手段には零相変流器14を使用し、零相変流器14の出力電流を漏電検出回路15に加えて漏電の有無を検知するようにしており、補助接点2が閉路したとき漏電検出回路15が漏電を検知し、過電流動作判定回路8が出力を発していないときに漏電動作判定回路16が出力を発するものとしている。従って、この実施形態では配線用遮断器の動作原因が過電流であるのか、漏電であるのか、それ以外の原因によるものかを判定することが可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明した本発明の実施の態様によれば、配線用遮断器が動作したときに過電流によって動作したか否かが確実に判定できるので、配線用遮断器の誤動作時の負荷の再投入が適確に行える利点がある。また、配線用遮断器の動作原因を外部より確実に把握できるため、誤動作した場合の復旧を短時間で行なえる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における回路図である。
【図3】漏電検出手段を加えた場合のブロック図である。
【符号の説明】
1 配線用遮断器
2 補助接点
3 電流変成器
4 整流回路
5 過電流検出回路
6 基準設定素子
7 保持回路
8 過電流動作判定回路
9 非過電流動作判定回路
10 トランジスタ
11 トランジスタ
12 サイリスタ
13 トランジスタ
14 零相変流器
15 漏電検出回路
16 漏電動作判定回路
17 フォトカプラ
18 第1の発光ダイオード
19 フォトカプラ
20 第2の発光ダイオード
21 再投入回路

Claims (4)

  1. 配線用遮断器の動作を検出したとき出力を発する動作検出手段と、主回路の電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出した電流値が過電流であったとき出力を発する過電流検出手段と、動作検出手段と過電流検出手段がともに出力を発したときに出力を発してその出力を保持する過電流動作判定手段と、過電流動作判定の表示をする第1の発光ダイオードと、動作検出手段が出力を発し、過電流検出手段が出力を発しないときに出力を発する非過電流動作判定手段と、非過電流動作判定の表示をする第2の発光ダイオードとから構成したことを特徴とする配線用遮断器動作要因判別装置。
  2. 漏電時出力を発する漏電検出手段を備えた請求項1に記載の配線用遮断器動作要因判別装置。
  3. 漏電時出力を発する漏電検出手段と動作検出手段と非過電流検出手段がともに出力を発したときに出力を発してその出力を保持する漏電動作判定手段を備えた請求項2に記載の配線用遮断器動作要因判別装置。
  4. 非過電流動作判定手段の出力により配線用遮断器の再投入回路を構成するようにした請求項1に記載の配線用遮断器動作要因判別装置。
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