JP6268485B2 - 漏電遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、漏電を検出して電源供給を遮断する漏電遮断器に関し、特に、漏電遮断器の内部回路へ電源を供給する電源回路や引外しコイルの励磁回路を改良した漏電遮断器に関するものである。
図6は、漏電遮断器の一般的な構成を示している。
図6において、漏電遮断器1は、電源側端子2に接続されて交流電源を負荷側へ給電する開閉接点8を内蔵し、負荷側端子3に接続される電動機などの負荷回路を含む給電回路の漏電を監視し、漏電検出時に給電回路を遮断して各種の機器や回路を保護する機器である。
すなわち、漏電遮断器1は、給電回路を開閉する開閉接点8と、漏電電流を検出するために給電回路に挿入された零相変流器(ZCT)5と、その出力信号から漏電の有無を検出する漏電検出回路6と、漏電検出回路6から出力される漏電検出信号により駆動されて開閉接点8を遮断する引外し装置7と、給電回路から得た交流電圧を直流電圧に変換して漏電検出回路6及び引外し装置7に電源を供給する直流電源回路4と、を備えている。
直流電源回路4は、三相または単相の交流電源電圧を整流して直流に変換し、かつ漏電検出回路6等が動作可能な電圧まで低下させて安定化する機能を備えている。この種の漏電遮断器において、実際に使用される給電回路の交流電圧範囲は100[V]〜400[V]と広いため、直流電源回路4についても上記の電圧範囲を考慮して設計する必要がある。
そこで、漏電遮断器の使用電圧範囲を広くする方法として、例えば特許文献1に記載された従来技術が知られている。
図7は、特許文献1に記載された漏電遮断器の構成図である。
図7において、9は電源側端子、10は負荷側端子、11は給電回路、12は開閉接点、13は零相変流器、14は増幅器15を備えた漏電検出回路、16は、引外しコイル17とサイリスタ18との直列回路からなる引外し装置、19は電流制限抵抗、20は整流回路、21は定電流ダイオード、22はツェナーダイオード(定電圧ダイオード)、23は電源コンデンサである。
ここで、電源コンデンサ23は、引外しコイル17を含む回路全体の駆動エネルギーを供給しており、この電源コンデンサ23を定電流充電し、給電回路11の電圧を定電流ダイオード21の直列回路が分担することによって使用電圧範囲を拡大している。すなわち、この従来技術は、回路の消費電流をほぼ一定に保つことにより、電流制限抵抗19の電流容量を増加せずに、広範囲の交流電源電圧に対応可能としたものである。
他の従来技術として、特許文献2に記載された漏電遮断器が知られている。
図8は、この漏電遮断器の構成図であり、24は、交流の給電回路(図示せず)に接続される整流回路、25は、トランジスタ26,27及びツェナーダイオード28等からなる定電流回路、29は、引外しコイル30,サイリスタ31及び引外し機構32からなる引外し装置、33は給電回路に取り付けられる零相変流器、34はツェナーダイオード、35は漏電検出回路である。
この従来技術では、図7における定電流ダイオード21及びツェナーダイオード22の直並列回路の代わりに、給電回路の広範囲の電圧から定電流を安定的に供給可能な定電流回路25を用いることにより、使用電圧範囲を拡大している。
更に、別の従来技術として、特許文献3に記載された漏電遮断器が知られている。
図9は、この漏電遮断器の構成図であり、36は電源側端子、37は負荷側端子、38は給電回路、39は開閉接点、40は零相変流器、41は電流制限抵抗、42は整流回路、43は、トランジスタ44,抵抗44R及びツェナーダイオード45を備えた定電圧回路、46は電源コンデンサ、47は過電圧保護回路、48は増幅器49等を有する漏電検出回路、50は、引外しコイル51とサイリスタ52との直列回路からなる引外し装置、53は定電流回路である。
この従来技術では、電源コンデンサ46が充電されていない状態で系統電源が投入されると、トランジスタ44が導通状態となり、電源コンデンサ46が急速に充電される。ツェナーダイオード45により決まる電圧まで電源コンデンサ46が充電されると、その後、トランジスタ44は、電源コンデンサ46の充電電圧を維持するように整流回路42の出力電圧を負担する。このため、回路全体の消費電流は、電源コンデンサ46から定電流回路53を介して増幅器49に供給される電流値にまで抑制される。
これにより、電源コンデンサ46の充電時間を短縮してトリップ可能に至るまでの時間を短縮しつつ、連続使用状態における消費電流を必要最小限に抑制している。
特公平7−57062号公報(第2頁左欄第38行〜右欄第6行、図1等) 特開2005−137095号公報(段落[0024]〜[0030]、図1等) 特開平8−65880号公報(段落[0007]〜[0008]、図1等)
特許文献1,2に記載された従来技術では、電源コンデンサを定電流にて充電するため、引外しコイルを駆動するために必要な電荷が電源コンデンサに貯えられるまでの充電時間は、定電流値と電源コンデンサの容量とによって決定される。ここで、定電流値は、回路の電力損失を小さくするために極力小さい値に設定され、通常は、漏電検出回路が動作可能な電流(1〜2[mA]程度)に設定されている。
一方、引外しコイルを安定的に動作させるためには、電源コンデンサの容量値を大きくすることが求められる。しかし、電源コンデンサの容量値を大きくすると、充電電流が小さな定電流値であるため、電源コンデンサの充電時間が長くなるという問題がある。
漏電遮断器の性能としては、電源コンデンサの充電時間を短くして高速遮断動作することが望ましい。すなわち、漏電遮断器の開閉接点の投入動作を行った直後に漏電が発生するような事態もあり得るので、開閉接点を投入してから漏電遮断器が動作するまでの時間(漏電投入動作時間)は極力短いことが望ましい。
しかしながら、前述したように、特許文献1,2に記載された従来技術では、小さい定電流値に起因して電源コンデンサの充電時間が長期化するため、漏電投入動作時間は100[ms]前後にするのが限界であった。
また、特許文献3に記載された従来技術では、定電圧制御素子としてバイポーラ型トランジスタを使用している。
バイポーラ型トランジスタは電流動作形であるため、使用電圧範囲で常に適正なベース電流が供給されるように、図9における抵抗44Rの抵抗値を設定しておく必要がある。この場合、使用電圧範囲を低くして抵抗値を設定すると、高い電圧範囲ではその電圧値に応じて抵抗44Rを流れる電流値が増大し、その結果、電力損失も増大する。このため、特許文献3の従来技術では、特許文献1,2の従来技術に比べて使用電圧範囲を広くすることが難しいという問題があった。
図9において、漏電検出回路48が漏電を検出して漏電検出信号がサイリスタ52のゲートに入力されると、サイリスタ52が導通して引外しコイル51を励磁し、開閉接点39が開状態となる。通常の使用方法では、開閉接点39が開状態になると給電回路38への電源が遮断されるため、漏電遮断器の内部回路を含めて、回路動作は全て休止される。
しかし、漏電遮断器の使用方法として、まれに電源側端子36と負荷側端子37とを逆に接続して使用する状態(電源逆接続状態)がある。このような使用状態では、漏電検出時に開閉接点39が開状態になっても、漏電遮断器の内部回路には電源が印加されたままとなる。
引外しコイル51を駆動するサイリスタ52は、周知のように、ゲートに信号が入力されて一旦、導通した後は、ゲート信号がなくなったとしても主電流が保持電流より小さくなるか、あるいは、アノード・カソード間に逆バイアス電圧を印加しない限り、導通状態が保持される。
このため、図9に示すように、定電圧回路43を経た電圧が印加される引外しコイル51をサイリスタ52にて駆動する回路では、電源逆接続状態で漏電を検出して一旦、トリップ動作すると、漏電検出信号がなくなっても引外しコイル51は常に励磁された状態となり、リセットできなくなるという問題があった。また、引外しコイル51が常に励磁状態であると、引外しコイル51や回路の焼損を引き起こすという問題もあった。
そこで、本発明の解決課題は、適用される給電回路の電圧範囲が広く、電源コンデンサの充電時間を短くして漏電投入動作時間を短縮すると共に、電源逆接続状態で使用された場合にも引外しコイルを常時励磁する恐れのない漏電遮断器を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、交流電源に接続された給電回路の漏電を検出する漏電検出回路と、前記給電回路を開閉する開閉接点と、前記漏電検出回路から出力される漏電検出信号によりオンする第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子のオン時に前記開閉接点を遮断動作させる引外し装置と、前記漏電検出回路及び前記引外し装置に電源を供給する電源回路と、を備え、
前記電源回路が、前記給電回路の交流電圧の整流電圧から直流定電圧を生成する定電圧回路と、前記定電圧回路により充電される電源コンデンサと、前記定電圧回路の出力側に接続されて前記漏電検出回路に定電流を供給する定電流回路と、を有する漏電遮断器において、
前記引外し装置を構成する引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間に、瞬断回路を接続し、前記瞬断回路は、前記引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間の電路を常時接続していると共に、前記第1のスイッチ素子がオンしてから一定時間経過後に前記電路を瞬時遮断してその後に前記電路を接続する機能を備えたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した漏電遮断器において、前記瞬断回路は、前記引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間に接続されて常時オン状態にある第2のスイッチ素子と、前記引外しコイルと前記第2のスイッチ素子との接続点の電圧を検知する電圧検知回路と、前記第1のスイッチ素子のオンにより前記電圧検知回路が電圧低下を検知した時点から前記一定時間経過後に、前記第2のスイッチ素子をオフさせる時延回路と、を備えたものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載した漏電遮断器において、前記第1のスイッチ素子を、前記漏電検出信号がゲートに入力されるサイリスタにより構成すると共に、前記第2のスイッチ素子を半導体スイッチング素子により構成し、前記時延回路を動作させる前記一定時間を、前記引外しコイルと前記第2のスイッチ素子との接続点の電圧低下に起因して放電するコンデンサ及び抵抗の時定数に基づいて設定したものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載した漏電遮断器において、前記定電圧回路は、前記給電回路に接続した整流回路の直流出力端子間に接続されたフィルタ用コンデンサと、前記フィルタ用コンデンサの正側端子と前記電源コンデンサの正側端子との間に入出力電極が順次接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタの制御電極と前記フィルタ用コンデンサ及び前記電源コンデンサの共通の負側端子との間に、カソードを前記制御電極側に向けて接続されたツェナーダイオードと、を有するものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載した漏電遮断器において、前記給電回路と前記整流回路の入力側との間に接続された電流制限抵抗を備え、前記電流制限抵抗と前記フィルタ用コンデンサとにより、サージ電圧吸収用のフィルタ回路を構成したものである。
なお、前記瞬断回路は、例えば以下のように構成すれば良い。
すなわち、後述する図3に示すように、トランジスタQ(請求項における第2のスイッチ素子)のベース・エミッタ間に抵抗Rを接続し、トランジスタQのエミッタをサイリスタ107(請求項における第1のスイッチ素子)のアノードに接続すると共にそのカソードを電源コンデンサ118の負側端子に接続する。また、トランジスタQのコレクタを引外しコイル112の一端とダイオードDのアノードとに接続し、引外しコイル112の他端を電源コンデンサ118の正側端子に接続する。更に、ダイオードDのカソードを抵抗R,Rの直列回路を介して前記負側端子に接続し、抵抗Rの両端にコンデンサCを接続する。
抵抗R,R同士の接続点にFET Fのゲートを接続し、そのドレインを、一端が前記正側端子に接続された抵抗Rの他端に接続し、この抵抗Rと前記負側端子との間に抵抗R,Rを直列に接続すると共に、抵抗Rに並列にコンデンサCを接続する。また、FET Fのソースを前記負側端子に接続する。
更に、抵抗R,R同士の接続点をトランジスタQのベースに接続し、そのコレクタを、抵抗Rを介して前記正側端子に接続すると共にトランジスタQのベースに接続し、トランジスタQのエミッタを前記負側端子に接続するものである。
また、前記定電圧回路は、例えば以下のように構成すれば良い。
すなわち、図3に示すように、整流回路116の正側出力端子と負側出力端子との間にフィルタ用のコンデンサCを接続し、前記正側出力端子にFET Fのドレインを接続すると共に、ドレイン・ゲート間に抵抗Rを接続する。また、FET FのゲートをツェナーダイオードZDのカソードに接続し、そのアノードを前記負側出力端子に接続する。
更に、FET Fのソースを、抵抗Rを介して電源コンデンサ118の正側端子に接続し、かつ、FET FのソースをトランジスタQのゲートに接続する。このトランジスタQのコレクタをFET Fのゲートに接続し、トランジスタQのエミッタを電源コンデンサ118の正側端子に接続すれば良い。
本発明によれば、電源コンデンサを定電圧回路によって充電することにより高速充電が可能であり、漏電投入動作時間を短縮できると共に、漏電検出回路に対する電源を定電流にて供給することにより、消費電力を低減することができる。
また、定電圧制御素子として電界効果トランジスタを使用すれば、給電回路の電圧範囲を広くして汎用性を高めることができる。更に、整流回路の両端に接続されたフィルタ用コンデンサと電流制限抵抗とによってフィルタ回路を構成することにより、給電回路に侵入するスパイク状のサージ電圧を吸収することも可能である。
加えて、引外し装置を構成する引外しコイルと漏電検出信号によりオンする第1のスイッチ素子との間に瞬断回路を設けることにより、電源逆接続状態で使用した場合でも、引外しコイルが励磁され続けるのを防止して安全性を高めることができる。
本発明の実施形態を示す構成図である。 本発明の実施形態において、電源逆接続状態の動作を示すタイミングチャートである。 図1を具体化した回路図である。 図3における電源投入時の動作を示す電流、電圧の波形図である。 図3における漏電検出時の動作を示す電流、電圧の波形図である。 漏電遮断器の一般的な構成図である。 特許文献1に記載された漏電遮断器の構成図である。 特許文献2に記載された漏電遮断器の構成図である。 特許文献3に記載された漏電遮断器の構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。まず、図1は、この実施形態に係る漏電遮断器100の構成図である。
図1において、電源側端子101と負荷側端子102との間の給電回路103には、開閉接点104及び零相変流器105が設けられている。零相変流器105の二次側は漏電検出回路106に接続され、この漏電検出回路106は、給電回路103に発生する零相電圧(零相電流)に基づいて負荷側の漏電を検出すると、漏電検出信号を出力するように構成されている。
漏電検出信号は、第1のスイッチ素子としてのサイリスタ107のゲートに入力され、このサイリスタ107には、瞬断回路108と引外しコイル112とが直列に接続されている。引外しコイル112には引外し機構113が接続されており、その出力によって開閉接点104が遮断動作するようになっている。なお、114は、引外しコイル112及び引外し機構113からなる引外し装置である。
給電回路103には、電流制限抵抗115を介してダイオードブリッジからなる整流回路116が接続される。整流回路116の出力側には定電圧回路117が接続され、その出力側には電源コンデンサ118が接続されている。ここで、電流制限抵抗115,整流回路116,定電圧回路117及び電源コンデンサ118は、漏電検出回路106及び引外し装置114に直流電源電圧を供給する直流電源回路を構成している。
電源コンデンサ118の一端は定電流回路119及びツェナーダイオード120を介して漏電検出回路106に接続されており、漏電検出回路106への電源供給が定電流にて行われるようになっている。上記ツェナーダイオード120は、漏電検出回路106が正常動作するように電圧を調整するためのものである。
サイリスタ107と引外しコイル112との間に接続された瞬断回路108は、以下のように構成されている。
すなわち、サイリスタ107のアノードと引外しコイル112との間には、通常時はオン状態である第2のスイッチ素子としての瞬断スイッチ素子109が接続されている。また、電源コンデンサ118の両端には電圧検知回路110が接続されており、引外しコイル112と瞬断スイッチ素子109との接続点の電圧が所定値以下になると電圧検知回路110が検知信号を出力し、この検知信号が時延回路111に入力される。時延回路111は、検知信号が入力されてから一定時間経過後に瞬断スイッチ素子109を瞬時、オフさせるように動作する。
引外しコイル112は、電源コンデンサ118に蓄積されたエネルギーにより動作するものであり、例えば、特開平10−255638号公報や特開2008−112691号公報等に記載されているような磁気保持形引外しコイルを使用することが望ましい。
上記構成において、開閉接点104が閉じている状態で給電回路103に系統電源が投入されると、整流回路116の出力電圧が定電圧回路117に印加され、この定電圧回路117から出力される定電圧によって電源コンデンサ118が充電される。この時、電源コンデンサ118は、電流制限抵抗115により制限された所定の電流値により急速に充電される。なお、電流制限抵抗115は電源投入時の電源コンデンサ118の充電電流値を決定するものであり、抵抗値を小さくするほど大電流が流れて充電時間を短縮することができるが、外来サージ等による影響を考慮して、その抵抗値は数[kΩ]〜数十[kΩ]に設定されている。
電源コンデンサ118の充電が完了すると、給電回路103からの電流は定電流回路119により設定された電流値に抑制される。定電流回路119における電流値は、漏電検出回路106が動作可能な値に設定しておけばよく、前述したように、通常は1〜2[mA]程度である。
いま、漏電により零相変流器105に零相電圧が発生すると、漏電検出回路106からの漏電検出信号がサイリスタ107のゲートに入力され、サイリスタ107が導通状態となる。瞬断スイッチ素子109は通常、オン状態であるため、引外しコイル112が励磁されて引外し機構113が動作し、開閉接点104が遮断される。電源側端子101及び負荷側端子102が正常に接続されている通常使用方法では、開閉接点104の遮断により給電回路103から内部回路への電源供給も遮断されるため、内部回路は休止状態となる。
しかし、電源側端子101及び負荷側端子102が逆接続された状態、いわゆる電源逆接続状態では、給電回路103からの電源電圧が内部回路に印加されたままとなる。この時の動作を、図2(a),(b)に基づいて説明する。
図2(a)に示すように、時点tに発生した漏電検出信号によりサイリスタ107がオンすると、引外しコイル112が励磁される。これにより、引外し機構113を介して開閉接点104が遮断されることになるが、電源逆接続状態であるため、給電回路103から整流回路116、定電圧回路117等を介して漏電遮断器の内部回路への電源供給は継続されている。
この時、引外しコイル112と瞬断スイッチ素子109との接続点の電圧は、定電圧回路117の出力電圧値からサイリスタ107のオン電圧値まで低下する。この電圧の低下を、電圧検知回路110が検知して検知信号を出力する。時延回路111は、電圧低下時点(検知信号出力時点)tから一定時間Tを経過した時点t以後、時点tまでの瞬時時間Tにわたり、瞬断スイッチ素子109をオフさせる。
瞬断スイッチ素子109がオフすると、サイリスタ107の主電流が遮断されるため、サイリスタ107はオフする。上記の一定時間Tは、引外し装置114が動作して開閉接点104を遮断するまでの時間より若干長い時間に設定する。
ここで、時点t以降は瞬断スイッチ素子109がオン状態に復帰するが、その時点ではサイリスタ107は既にオフしているため、引外しコイル112が励磁され続けることはない。
上述した図2(a)は、時延回路111の一定時間Tに比べて漏電検出信号が極めて短時間だけ出力される場合のものである。これに対し、図2(b)は、漏電検出信号が長時間にわたって出力される場合の動作を示している。
この場合、図2(b)に示すように、サイリスタ107は、瞬断スイッチ素子109の動作に伴って一定時間Tだけオンした後に瞬時時間Tだけオフする動作を繰り返し、漏電検出信号がオフとなった時点tの後の時点t以後、オフ状態を維持する。これにより、引外しコイル112の励磁は停止する。
すなわち、この実施形態によれば、電源逆接続状態で使用している時に漏電を検出した場合には、「一旦、トリップ動作した後に漏電検出信号がなくなっても引外しコイル112が励磁され続ける」状態になるのを防止することができる。
なお、通常の動作では、サイリスタ107のオンにより引外し装置114が動作して開閉接点104が遮断されれば、負荷側は電源側から遮断されるので、負荷側の漏電もなくなり、サイリスタ107へのゲート信号(漏電検出信号)も出力されなくなる。このため、図2(b)のようにゲート信号が出力され続けることはないが、ここでは、引外し装置114が故障して誤不動作するような最悪の場合も考慮して、漏電検出信号を長時間、出力させるようにしている。
次に、図3は、図1の実施形態を具体化した回路図であり、図1と同一の機能を有する部分には同一の参照符号を付してある。なお、図3では、図1における定電流回路119として定電流ダイオードDを用いている。
以下では、定電圧回路117及び瞬断回路108を中心にしてその構成及び動作を説明する。
図3の定電圧回路117において、整流回路116の両端にはフィルタ用コンデンサCが接続されている。このコンデンサCは、給電回路103に接続された電流制限抵抗115と共にフィルタ回路を構成しており、外部から侵入するスパイク状のサージ電圧を吸収し、漏電検出回路106等をサージ電圧から保護する作用を果たす。
整流回路116の正側出力端子は電界効果形トランジスタ(以下、FETという)Fのドレインに接続され、FET Fのドレイン・ゲート間には抵抗Rが接続されている。また、ツェナーダイオードZDのカソードがFET Fのゲートに接続され、ツェナーダイオードZDのアノードが整流回路116の負側出力端子に接続されている。このFET F,抵抗R及びツェナーダイオードZDは基本定電圧回路を構成しており、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧をVとし、FET Fのゲート閾値電圧をVthとすると、FET Fのソース電圧は、定電圧(V−Vth)となる。
FETは電圧制御形であるため、ドレイン・ゲート間の抵抗Rには、数百[kΩ]〜数[MΩ]というように極めて大きな抵抗値の素子を使用することができる。これにより、特許文献3のように定電圧制御素子にバイポーラ型トランジスタを用いた従来技術と比較すると、広い電圧範囲にわたり消費電流を低減することができる。
また、図3においては、トランジスタQのコレクタがFET Fのゲートに接続され、トランジスタQのベースがFET Fのソースに接続されており、トランジスタQのベース・エミッタ間に抵抗Rが接続されると共に、エミッタが定電圧回路117の出力端子として電源コンデンサ118の一端に接続されている。ここで、トランジスタQ及び抵抗Rは過電流を防止するためのものである。
FET Fのソース電流は、抵抗Rを介して以降の回路へ供給されるが、ソース電流をIとすると、トランジスタQのベース・エミッタ間の抵抗R(その抵抗値もRとする)の電圧降下は(I×R)である。この電圧(I×R)がトランジスタQのベース・エミッタ間の電圧Vbeに等しくなるとトランジスタQがオンし、FET Fはそのゲート・ソース間が短絡されてオフする。
すなわち、この例では、I=Vbe/R以上の電流が以降の回路に流れないように制限し、漏電検出回路106等をサージ電流から保護している。FET Fと抵抗Rとの直列回路に並列接続されたダイオードDは、サージ電圧からFET Fを保護するものであり、FETによってはドレイン・ソース間に内蔵されているものもある。
上記構成の定電圧回路117を使用した、電源投入時における図3の入力電流Iin,定電流ダイオードDを流れる電流I、及び、電源コンデンサ118の充電電圧Vの波形例を図4に示す。
図4に示すように、交流電源を投入すると、電流制限抵抗115により制限された比較的大きな電流Iinが流れ、電源コンデンサ118が充電される。電源コンデンサ118の充電が完了して電圧Vが所定値に達すると、電流Iinは、定電流ダイオードDにより規定された電流値にほぼ等しくなる。このため、電源投入時における電源コンデンサ118の充電時間を短くして漏電投入動作時間を短縮することができる。
次に、図3における瞬断回路108の構成及び動作を説明する。なお、図3の瞬断回路108において、FはFET、Q,Qはトランジスタ、ZDはツェナーダイオード、R,R,R,R,R,R,R,Rは抵抗、C,Cはコンデンサ、Dはダイオードである。
通常の使用状態で漏電が発生していない場合、サイリスタ107はオフしている。このため、引外しコイル112とトランジスタQのコレクタとの接続点の電圧Vは、定電圧回路117から出力される定電圧Vにほぼ等しくなっている。よって、FET Fのゲート電圧Vは、V=(V−V)×R/(R+R)である。ここで、VはダイオードDの順方向電圧降下である。
抵抗R,Rの値は、上記ゲート電圧VがFET Fのゲート閾値電圧より大きくなるように設定されている。抵抗R,RはFET制御用の抵抗であるため、数百[kΩ]〜数[MΩ]と極めて大きな抵抗値を使用することができる。すなわち、漏電が発生していない時はFET Fがオンしており、トランジスタQのベース電圧がほぼ零になっているので、トランジスタQはオフ状態である。トランジスタQがオフであるため、トランジスタQのベースには抵抗Rを介してバイアス電圧が加わり、トランジスタQはオン状態になっている。なお、トランジスタQは、図1における瞬断スイッチ素子109に相当する。
いま、漏電が発生して漏電検出信号がサイリスタ107のゲートに入力されると、サイリスタ107がオンする。ここで、トランジスタQはオン状態であるため、引外しコイル112に電源コンデンサ118から電流Iが流れ、引外し機構113を駆動して開閉接点104を遮断する。
この時、トランジスタQのコレクタ電圧Vは、サイリスタ107がオンしているため、ほぼサイリスタ107のオン電圧に等しく、低い電圧となる。従って、FET Fのゲート電圧Vは、コンデンサCの電荷が抵抗Rを通して放電するため、時定数R×Cに従って低下する。なお、ダイオードDは、コンデンサCの電荷がトランジスタQを通って放電するのを防止するためのものである。
電圧Vが低下してFET Fのゲート閾値電圧より小さくなると、FET Fはオフする。FET Fがオフすると、電源コンデンサ118の電圧Vにより、抵抗R,Rを介してコンデンサCへの充電が開始される。
コンデンサCの電圧VがトランジスタQのベース・エミッタ間電圧に到達すると、トランジスタQがオンし、トランジスタQのベースバイアス電圧を0[V]にするので、トランジスタQがオフする。
この時、電源コンデンサ118の電圧Vは、引外しコイル112に流れた電流Iにより電流制限抵抗115における電圧低下を大きくしているため、通常の電圧(Iが流れていない時の電圧)より低い値になっている。また、漏電検出回路106への供給電圧Vは、ツェナーダイオード120により、電圧Vよりも更に低い値になる。この時の電圧Vは、漏電検出回路106が動作を休止する(動作不能となる)電圧値になるように、ツェナーダイオード120のツェナー電圧値を選定しておく。
従って、トランジスタQがオフになった時には漏電検出回路106は休止状態にあり、サイリスタ107へのゲート信号は出力されない状態となっている。このため、トランジスタQがオフすると、サイリスタ107に流れる電流は保持電流以下になり、自己保持が解けてサイリスタ107がオフし、電流Iが流れなくなる。
給電回路103から電源が印加されている状態において、サイリスタ107がオフ(Iが零)になると、電源コンデンサ118の電圧が定電圧回路117により規定された電圧値になるように急速に充電が開始され、電圧Vが上昇する。また、これに伴い、漏電検出回路106への供給電圧Vも上昇していき、漏電検出回路106は休止状態から正常動作状態へ復帰する。
漏電検出回路106が正常状態に復帰した後も、漏電を検出すれば、前記と同様の動作を繰り返すこととなる。すなわち、電源逆接続状態で漏電を検出すると、サイリスタ107はオン,オフを繰り返すこととなるため、漏電が解消すればサイリスタ107は必ずオフとなり、引外しコイル112が励磁され続ける状態になることはない。
なお、図3において、図1の時延回路111に相当する部分は、ダイオードD、抵抗R,R、コンデンサC及びFET Fからなる第一次時延回路と、抵抗R,R,R、コンデンサC及びトランジスタQからなる第二次時延回路と、から構成されている。また、図1の電圧検知回路110に相当する部分は、上記の第一次時延回路を構成する素子によって兼用している。
次に、図5は、図3における漏電検出時の各部の電圧及び電流波形を示したものである。
引外しコイル112とトランジスタQとの接続部(トランジスタQのコレクタ)の電圧Vは、電流Iのオン及びオフの瞬間に脈流となるが、これは引外しコイル112が有するインダクタンスの影響である。特に、Iのオフ時には上記インダクタンスによる逆サージ電圧が発生するため、このサージ電圧を制限するためにツェナーダイオードZDが設けられている。
100:漏電遮断器
101:電源側端子
102:負荷側端子
103:給電回路
104:開閉接点
105:零相変流器
106:漏電検出回路
107:サイリスタ
108:瞬断回路
109:瞬断スイッチ素子
110:電圧検知回路
111:時延回路
112:引外しコイル
113:引外し機構
114:引外し装置
115:電流制限抵抗
116:整流回路
117:定電圧回路
118:電源コンデンサ
119:定電流回路
120:ツェナーダイオード
,F:FET
,Q,Q:トランジスタ(バイポーラ型トランジスタ)
ZD,ZD:ツェナーダイオード
,R,R,R,R,R,R,R,R:抵抗
,C,C:コンデンサ
,D:ダイオード
:定電流ダイオード

Claims (5)

  1. 交流電源に接続された給電回路の漏電を検出する漏電検出回路と、前記給電回路を開閉する開閉接点と、前記漏電検出回路から出力される漏電検出信号によりオンする第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子のオン時に前記開閉接点を遮断動作させる引外し装置と、前記漏電検出回路及び前記引外し装置に電源を供給する電源回路と、を備え、
    前記電源回路が、前記給電回路の交流電圧の整流電圧から直流定電圧を生成する定電圧回路と、前記定電圧回路により充電される電源コンデンサと、前記定電圧回路の出力側に接続されて前記漏電検出回路に定電流を供給する定電流回路と、を有する漏電遮断器において、
    前記引外し装置を構成する引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間に、瞬断回路を接続し、前記瞬断回路は、前記引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間の電路を常時接続していると共に、前記第1のスイッチ素子がオンしてから一定時間経過後に前記電路を瞬時遮断してその後に前記電路を接続する機能を備えたことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 請求項1に記載した漏電遮断器において、
    前記瞬断回路は、
    前記引外しコイルと前記第1のスイッチ素子との間に接続されて常時オン状態にある第2のスイッチ素子と、
    前記引外しコイルと前記第2のスイッチ素子との接続点の電圧を検知する電圧検知回路と、
    前記第1のスイッチ素子のオンにより前記電圧検知回路が電圧低下を検知した時点から前記一定時間経過後に、前記第2のスイッチ素子をオフさせる時延回路と、
    を備えたことを特徴とする漏電遮断器。
  3. 請求項2に記載した漏電遮断器において、
    前記第1のスイッチ素子を、前記漏電検出信号がゲートに入力されるサイリスタにより構成すると共に、前記第2のスイッチ素子を半導体スイッチング素子により構成し、
    前記時延回路を動作させる前記一定時間を、前記引外しコイルと前記第2のスイッチ素子との接続点の電圧低下に起因して放電するコンデンサ及び抵抗の時定数に基づいて設定したことを特徴とする漏電遮断器。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した漏電遮断器において、
    前記定電圧回路は、
    前記給電回路に接続した整流回路の直流出力端子間に接続されたフィルタ用コンデンサと、
    前記フィルタ用コンデンサの正側端子と前記電源コンデンサの正側端子との間に入出力電極が順次接続された電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタの制御電極と前記フィルタ用コンデンサ及び前記電源コンデンサの共通の負側端子との間に、カソードを前記制御電極側に向けて接続されたツェナーダイオードと、
    を有することを特徴とする漏電遮断器。
  5. 請求項4に記載した漏電遮断器において、
    前記給電回路と前記整流回路の入力側との間に接続された電流制限抵抗を備え、
    前記電流制限抵抗と前記フィルタ用コンデンサとにより、サージ電圧吸収用のフィルタ回路を構成したことを特徴とする漏電遮断器。
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