JP2017045706A - 漏電遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐電圧試験など交流電路に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器を遮断させ、内蔵する電源回路の故障を防止することができる漏電遮断器を得る。
【解決手段】 交流電路1を開閉する開閉接点2と、交流電路1の過電流を検出する過電流検出器3と、交流電路1の漏洩電流を検出する漏洩電流検出器4と、過電流検出器3の検出した信号に基づき開閉接点3を開放する過電流引き外し素子7と、漏洩電流検出器4の検出した信号に基づき開閉接点2を開放する漏電引き外し素子8とを有し、交流電路1からの過電圧を検出し、過電流引き外し素子7を駆動する監視回路23mとを備えた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電路の漏洩電流が所定値以上になったとき、この電路を開放する漏電遮断器に関し、特に過電流引外し方式が電子式である漏電遮断器に関するものである。
漏電遮断器に内蔵された電源回路は、交流電路から供給された交流電圧(例えばAC100V)を整流回路により直流電圧に変換した後、整流された直流電圧を降圧回路により、より低電圧の直流電圧(例えば、DC24V)に変換して、漏電検出回路や引外し装置の駆動電源として供給するものである。
このような電源回路では、交流電路に落雷やアーク接地等によりサージ電圧が誘起された場合、このサージ電圧から漏電検出回路や引外し装置を保護する必要がある。
その保護手段としては、整流回路の出力電圧からサージ電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路がサージ電圧を検出したとき降圧回路の出力電圧を昇圧させる昇圧回路と、降圧回路の出力側に設けられ、降圧回路の出力電圧が所定の値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路を設けた電源回路がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−95125号公報
従来の漏電遮断器の電源回路では、サージ電圧が誘起された場合、昇圧回路により降圧回路の出力電圧を昇圧させ、降圧回路の出力電圧が所定の値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路に電流を通過させることで一定の電圧にクランプされ、漏電検出回路を構成する部品が過電圧により故障することを防止している。サージ電圧のパルス幅は、一般的に大きくても数m秒であることが想定される。当然ながら降圧回路や電流吸収回路に通過させることができるエネルギーには限界があるため、過電圧が連続的に印加された場合には、限界を超え降圧回路や電流吸収回路の故障に至る。
このような過電圧が連続的に印加される可能性として、漏電遮断器が搭載される制御盤などでは、漏電遮断器を含めた交流電路の相間、および交流電路と大地(アース)間が絶縁されていることを確認するために、耐電圧試験(例えば、2000V 1分間)が実施される場合が考えられる。
通常、漏電遮断器のように電路に電子回路が接続される製品の場合、相間の耐電圧試験は禁止されており、交流電路と大地(アース)間にのみ耐電圧試験が実施される。そのため、相間に過電圧が印加されることはない。しかしながら、図6に示すように、漏電遮断器に負荷電路が接続されていると、大地間に接続された機器(例えば、サージ吸収用コンデンサやノイズフィルタなど)や電線の対地静電容量を介して、意図せずして相間に過電圧が連続的に印加されることとなり、その結果、漏電遮断器の電源回路が故障に至る場合がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、連続的な過電圧の印可に対する保護機能を備えた、漏電遮断器を得ることを目的とするものである。
この発明は、電路を開閉する開閉接点と、電路の過電流を検出する過電流検出器と、電路の漏洩電流を検出する漏洩電流検出器と、過電流検出器の検出した信号に基づき開閉接点を開放する過電流引き外し装置と、漏洩電流検出器の検出した信号に基づき開閉接点を開放する漏電引き外し装置とを有し、電路からの過電圧を検出し、過電流引き外し装置を駆動する過電圧検出回路を備えたものである。
この発明は、電路の過電圧を検出時に過電流引外し素子を駆動する過電圧検出回路を備えたので、連続的な過電圧を検出した時に漏電遮断器が過電流トリップし、過電圧から漏電遮断器を保護するとともに、耐電圧試験時の過電圧によるトリップを漏電トリップと区別することができる。
この発明の実施の形態1における漏電遮断器の構成を示す全体構成図である。 図1における電源回路の詳細を示す回路図である。 図2におけるトリガ回路の詳細を示す回路図である。 この発明の実施の形態2における漏電遮断器の電源回路を示す回路図である。 図4に示す積分回路の詳細の一例を示す回路図である。 従来の漏電遮断器を制御盤に組み込んだ場合の回路図でこの発明の課題を説明するための説明図ある。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電源回路を用いた漏電遮断器の構成を示す回路図、図2は図1における電源回路の詳細を示す回路図、図3は図2におけるトリガ回路の詳細を示す回路図である。
図1において、漏電遮断器100は、交流電路1を開閉する開閉接点2と、交流電路1の過電流を検出する過電流検出器と3と、交流電路1中に挿入され、漏洩電流を検出する漏洩電流検出器4と、過電流検出器3および漏洩電流検出器4の検出信号に基づいて過電流もしくは漏電を検出する検出回路5と、交流電路1に接続され、検出回路5を駆動するためのスイッチングトランスを用いた電源回路6と、交流電路1に過電流が流れた際に検出回路5の出力信号により第1のスイッチング手段10を介して付勢され開閉接点2を開放する過電流引外し素子7と、漏洩電流検出器4が所定値より大きい漏洩電流を検出した際に検出回路5の出力信号により第2のスイッチング手段11を介して付勢され開閉接点2を開放する漏電引外し素子8と、漏電引外し素子8が動作した際に使用者へ漏電があったことを表示する漏電表示器9と、を有している。
漏電遮断器100が投入され、開閉接点2が閉じると、漏電遮断器100の負荷側に設けられた電源回路6へ交流電路1の電圧が印加され、電源回路6は検出回路5へ電源電圧を供給する。
ここで、交流電路1の電流は過電流検出器3を介して検出回路5で監視される。異常な電流を検知した場合、検出回路5は第1のスイッチング手段10をオンして過電流引外し素子7を駆動させ、漏電遮断器100をトリップさせる。
漏洩電流が流れた場合、漏洩電流検出器4が検出信号を出力して検出回路5へ入力する。規定以上の漏洩電流が流れたと判断した場合、検出回路5は第2のスイッチング手段11をオンして漏電引外し素子8を駆動させ、漏電遮断器100をトリップさせる。この時、漏電引外し素子8と連動している漏電表示器9も動作し、使用者へ漏電事故があったことを表示する。
電源回路6の構成を図2にて説明する。
電源回路6は、交流電路1に接続され、電流を制限する電流制限抵抗20と、この電流制限抵抗20を介して接続され、交流を直流に全波整流する整流回路21(例えば、ダイオードブリッジによる整流回路)と、整流回路21の出力側に接続され、電界効果トランジスタ22a(以下FETと記す)を含む降圧回路22と、この降圧回路22の後段に接続されるスイッチングトランス23aを含むスイッチング電源23と、を有している。
降圧回路22は、整流回路21の出力正側にドレインを接続したFET22aと、FET22aのゲートにカソードが接続された第1のツェナーダイオード22bと、FET22aのドレインとゲートの間に接続された第1の抵抗22cと、FET22aのゲートにアノードが接続され、第1の抵抗22cに並列接続された第2のツェナーダイオード22dと、第1のツェナーダイオード22bのアノードと整流回路21の出力負側との間に接続された第2の抵抗22eと、カソードがFET22aのソースに接続され、アノードが整流回路21の出力負側に接続された第3のツェナーダイオード22fと、を有している。
ここで、第1の抵抗22cの抵抗値は数百k〜数MΩ程度、第2の抵抗22eの抵抗値は数十〜数百Ω程度とし、第2のツェナーダイオード22dのツェナー電圧は整流回路21の出力電圧より大きいものとする。
スイッチング電源23は、スイッチングトランス23a、スイッチング素子23b、スイッチングドライバ23c、トリガ回路23d等から構成される。
スイッチングトランス23aは、一端がFET22aのドレインに接続され、他端がスイッチング素子23bのドレインに接続された第1の巻線23a1と、一端がダイオード23eのアノードに接続され、他端が整流回路21の出力負側に接続された第2の巻線23a2と、一端がダイオード23fのアノードに接続され、他端がスイッチング電源23の2次側アースに接続された第3の巻線23a3とを有している。
スイッチングドライバ23cは、ダイオード23eおよびダイオード23gのカソードが接続された第一制御端子23c1と、整流回路21の出力負側に接続された第二制御端子23c2と、FET22aのゲートに接続された出力端子23c3と、トリガ回路23dに接続された監視端子23c4と、を備えている。
また、スイッチングドライバ23cの第一制御端子23c1には、アノードが整流回路21の出力負側に接続されたツェナーダイオード23hのカソードが接続されており、ダイオード23gのアノードは、FET22aのソースに接続されている。
トリガ回路23dは、図3に示すように、第2の抵抗22eと第1のツェナーダイオード22bとの接続点にアノードが接続されたダイオード23d1と、ダイオード23d1カソードに一端が接続された抵抗23d2と、抵抗23d2の他端がベースに接続され、エミッタが整流回路21の出力負側に接続されたトランジスタ23d3と、ダイオード23d1カソードおよび整流回路21の出力負側間に接続されたコンデンサ23d4と、一端がトランジスタ23d3のコレクタに接続され、他端がスイッチングドライバ23cの監視端子23c4に接続された抵抗23d5と、トランジスタ23d3のベースおよびエミッタ間に接続された抵抗23d6と、を備えている。
抵抗23d2とコンデンサ23d4で構成する積分回路は、過電圧検出回路が動作を開始してから所定の時間が経過した後にトランジスタ23d3をオンさせる役割を持つ。
また、第2の巻線23a2の一端にアノードが接続されたダイオード23iと、ダイオード23iのカソードに一端が接続され、他端が監視端子23c4に接続された抵抗23jと、抵抗23jの他端および整流回路21の出力負側間に接続された抵抗23kも設けられている。
トリガ回路23dのトランジスタ23d3がオンすると、スイッチングドライバ23cの監視端子23c4への印加電圧が変化する。具体的には、トリガ回路23dのトランジスタ23d3がオンしたときに、監視端子23c4と整流回路21の出力負側間に接続された抵抗23kと、トリガ回路23dの抵抗23d5とが並列接続されるので、監視端子23c4への印加電圧を低減させるように回路定数が変化する。
スイッチングトランス23aの2次側のダイオード23fのカソードには、過電流引外し素子7が、漏電引外し素子8が接続されており、過電流が発生した際には第1のスイッチング手段10を介して過電流引外し素子7へ、漏電が発生した際には第2のスイッチング手段11を介して漏電引外し素子8へ電力が供給され、漏電遮断器100がトリップ動作するように構成されている。また、過電流や漏電の信号を検出する検出回路5を動作させるのに適切な電圧を生成する定電圧回路33、およびスイッチングトランス23aの2次側の電圧を監視する監視回路23mも、ダイオード23fのカソードに接続されている。
なお、特許請求の範囲で述べている「電圧検出回路」とは、上述した第2のツェナーダイオード22dのことであり、「過電圧検出回路」とは、上述した第2のツェナーダイオード22d、トリガ回路23d、および監視回路23mのことである。
次に動作について説明する。
通常状態においては、交流電路1からAC100V〜400V程度の交流電圧が供給されると、電流制限抵抗20に交流の電流Iaが流れ、整流回路21で直流電圧Vbに変換される。整流回路21から出力された電流Ibにより、第1の抵抗22cを介して第1のツェナーダイオード22b(例えば、ツェナー電圧20V)および第2の抵抗22eに電流Icが流れる。一方、第2のツェナーダイオード22dのツェナー電圧(例えば、800V)は、整流回路21の直流電圧Vbよりも高く設定されるので、第2のツェナーダイオード22dはオンせず、第2のツェナーダイオード22dを介して第1のツェナーダイオード22bおよび第2の抵抗22eには電流が流れない。
このとき、第1の抵抗22cの抵抗値は、例えば、数百k〜数MΩと大きいのに対し、第2の抵抗22eの抵抗値は、例えば、数十〜数百Ωと小さいので、第2の抵抗22eに流れる電流Icは、第1の抵抗22cにより決定され、例えば、数十μA〜数百μAの微小な電流となる。このため、第2の抵抗22eの電圧降下はほとんど無視することができる。よって、第1のツェナーダイオード22bと第2の抵抗22eの直列体にかかる電圧、すなわち、FET22aのゲート電圧をVcとすると、Vc≒(第1のツェナーダイオード22bのツェナー電圧)となる。
また、FET22aの出力電圧Vdは、Vd=Vc−(FET22aのオン電圧)となるが、前述のとおり、Vc≒(第1のツェナーダイオード22bのツェナー電圧)なので、Vd≒(第1のツェナーダイオード22bのツェナー電圧)−(FET22aのオン電圧)となり、これが、スイッチングドライバ23cの電源電圧となる。
FET22aの出力電圧Vdは、AC100V〜400V程度の交流電圧が供給されている状況において、第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧を超えないように設定されており、よって第3のツェナーダイオード22fはオンせず、電流Idが流れない。
また、トリガ回路23dへは、第1のツェナーダイオード22bと第2の抵抗22eとの接続点の電圧が印加されるが、抵抗22eの両端電圧は微小な電圧であることから、接続されたダイオード23d1の順方向電圧(0.7V程度)を超えることはなく、電流が流れないため、トランジスタ23d3がオンすることはない。
これにより、AC100V〜400V程度の交流電圧は、スイッチングドライバ23cを駆動するのに適切な直流電圧へ変換され、スイッチングドライバ23cを動作させる。スイッチングドライバ23cの出力端子23c3はスイッチング素子23bを駆動し、スイッチングトランス23aの第1の巻線23a1の充放電を制御する。スイッチングドライバ23cが動作したことにより、スイッチングトランス23aの第2の巻線23a2および第3の巻線23a3の出力電圧は徐々に上昇するが、第2の巻線23a2の出力電圧はの監視端子23c4に接続されているため、既定の電圧を超えた出力を確認すると、スイッチングドライバ23cはスイッチング素子23bへの出力を止め、これにより第2の巻線23a2および第3の巻線23a3の出力電圧が減少する。
出力電圧の減少により、スイッチングドライバ23cの監視端子23c4に印加される電圧が既定の電圧を下回ることで再びスイッチング素子23bへの出力を開始し、第2の巻線23a2および第3の巻線23a3の出力電圧を上昇させる。
これの繰り返しにより、第2の巻線23a2および第3の巻線23a3出力電圧は一定の値(例えば、DC20V)を保持するようになる。なお、監視端子23c4に印加される電圧は、抵抗分圧を利用することで詳細に設定することができる。
第3の巻線23a3の出力電圧は、過電流引外し素子7や漏電引外し素子8の駆動電源として活用される。また、定電圧回路33を介して過電流や漏電を検出する検出回路5の電源(例えば、DC5V)を供給する。この状態において、過電流検出器3や漏洩電流検出器4からの出力信号が所定の値を超えた場合、検出回路5は第1、第2のスイッチング手段10、11をオンし、過電流引外し素子7や漏電引外し素子8へ励磁電流が流れ、漏電遮断器100の引外し機構12を操作して開閉接点2を開離させる。
次に、交流電路1に連続的な過電圧が重畳された場合について説明する。
交流電路1に数kVの過電圧が連続的に印加されると、第2のツェナーダイオード22dと第1のツェナーダイオード22bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード22dと第1のツェナーダイオード22bとのツェナー電圧の合計値を超え、過電圧を検出することになるので、第2のツェナーダイオード22dがオンとなる。
この時、第2の抵抗22eを流れる電流Icは、通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗22eで電圧降下が発生し、第2の抵抗22eと第1のツェナーダイオード22bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば、第2の抵抗22eの抵抗値が100Ω程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗22eの電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗22eと第1のツェナーダイオード22bにかかる電圧Vcは通常の状態(例えば。20V)に比べ4V程度高くなる。そうすると、FET22aの出力電圧も同様に4V程度高くなり、第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧(例えば、23V)を超えるため、第3のツェナーダイオード22fがオンし、FET22aの出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧に抑制される。
このとき、トリガ回路23dへは前述の通り第2の抵抗22eの両端電圧である4V程度が印加されるため、ダイオード23d1の順方向電圧を超え、電流が流れるため、トリガ回路23dの積分回路を構成するコンデンサ23d4が充電される。連続的な過電圧が重畳されているため、コンデンサ23d4の電圧は所定値(例えば、3V)となるまで充電され、トランジスタ23d3がオンする。
トランジスタ23d3がオンすることにより、抵抗23d5が、抵抗23kに並列接続されることとなるため、抵抗23jと、抵抗23d5および抵抗23kの並列体との分圧比が変わり、抵抗23jと抵抗23kとの接続点である監視端子23c4への印加電圧が低減される。
このため、通常状態であればスイッチング素子23bの駆動を停止するはずのスイッチングトランス23aの出力電圧であったとしても、スイッチングドライバ23cはスイッチング素子23bの駆動を継続し、第3の巻線23a3の出力電圧が通常の電圧より上昇することとなる。
以上説明したように、連続的な過電圧が重畳されると、スイッチングトランス23aの2次側の出力電圧は、通常状態に比べ高い電圧が出力される。そうすると、監視回路23mが、スイッチングトランス23aの2次側の出力電圧の上昇を検知し、第1のスイッチング手段10をオンさせるので、過電流引外し素子7を介して引外し機構12が駆動され、開閉接点2、すわわち、漏電遮断器100が過電流トリップする。そして、開閉接点2が開路することで、電源回路6への給電は停止する。
制御盤の耐電圧試験時は、制御盤へは負荷電流を通電しておらず、耐電圧試験機による電圧印加のみが行われる。そこで、絶縁不良等があれば、検出回路5が漏電を検出し、漏電遮断器100は漏電トリップする。この時、漏電引外し素子8と連動している漏電表示器9も動作し、使用者へ漏電事故があったことを表示する。
もし、ここで、過電圧を検出し、漏電引外し素子8を動作させて漏電遮断器100を漏電トリップさせると、漏電表示器9も動作するので、使用者は漏電によりトリップか、過電圧によるトリップか判別ができない。
一方、耐電圧試験機は、流せる電流に制限があり、漏電遮断器100を過電流トリップさせるほどの電流は供給できない。したがって、耐電圧試験時は遮断器が過電流トリップすることはあり得ない。つまり、耐電圧試験時に漏電遮断器100を漏電表示器9の動作がない過電流によるトリップにすることで、通常考えられない状態となる。これにより、使用者に対して、試験方法に間違いがないか注意喚起を促すことができるものである。
次に、交流電路1に瞬時のサージ電圧が重畳された場合について説明する。
交流電路1に数kVのサージ電圧が重畳されると、第2のツェナーダイオード22dと第1のツェナーダイオード22bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード22dと第1のツェナーダイオード22bのツェナー電圧の合計値を超え、過電圧を検出することになるので、第2のツェナーダイオード22dもオンすることとなる。
この時、第2の抵抗22eを流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗22eで電圧降下が発生し、第2の抵抗22eと第1のツェナーダイオード22bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗22eの抵抗値が100Ω程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗22eの電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗22eと第1のツェナーダイオード22bにかかる電圧Vcは通常の状態に比べ4V程度高くなる。FET22aの出力電圧も同様に4V程度高くなり、第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧を超えるため、第3のツェナーダイオード22fがオンし、FET22aの出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧に抑制される。
このとき、トリガ回路23dへは、第2の抵抗22eの両端電圧である4V程度が印加されるため、ダイオード23d1の順方向電圧を超え、電流が流れるため、トリガ回路23dの積分回路を構成するコンデンサ23d4が充電される。コンデンサ23d4の電圧が十分に上昇し、トランジスタ23d3がオンすると、スイッチングドライバ23cの監視端子23c4への印加電圧が変化した場合、後述する理由により漏電遮断器100はトリップ動作を行うが、サージ電圧が重畳される時間は非常に短いため(例えば、1〜2msec)、コンデンサ23d4は十分に充電されず、したがってトランジスタ23d3はオンしない。
このように、漏電遮断器100は遮断動作しないが、電源回路6の出力電圧は、第3のツェナーダイオード22fのツェナー電圧に抑制されることになり、サージ電圧から検出回路5等は保護される。
本実施の形態によれば、交流電路1の過電圧を検出時に過電流引外し素子7を介して引外し機構12を駆動する監視回路23mを備えたので、過電圧が連続して印加された時に漏電遮断器100が過電流トリップし、過電圧から漏電遮断器100を保護することができる。
また、耐電圧試験時には、漏電遮断器100を漏電表示器9の動作がない過電流トリップさせ、通常、耐電圧試験時には考えられない状態にすることで、過電圧によるトリップを漏電トリップと区別することができる。
なお、本実施の形態では、電路は交流電路として、説明したが、過電流検出器3として、ホール素子利用の直流も検出可能な電流検出を、漏洩電流検出器4として、フラックスゲートセンサのような直流の漏洩電流を検出可能なセンサをし使用すれば、直流電路に適用可能なことは明らかである。
実施の形態2.
図4は実施の形態2における漏電遮断器101の電源回路を示す回路図、図5は図4に示す積分回路の詳細の一例を示す回路図である。
実施の形態1では、スイッチングトランス23aを用いた絶縁型の電源回路6の例を示したが、本実施の形態では、絶縁型の電源回路6に代えて非絶縁型の電源回路61としたものまである。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
電源回路61は、交流電路1から入力される交流電圧を所定の直流電圧に変換して過電流引外し素子7及び漏電引外し素子8に励磁電流を供給するとともに、定電圧回路33により電源回路61の出力電圧より低い所定の電圧に変換し検出回路5へ電源を供給する。
以下、電源回路61の詳細について説明する。
交流電路1に接続され、電流を制限する電流制限抵抗20の後段にはフルダイオードブリッジからなる整流回路21が接続されている。この整流回路21の出力側には、その出力電圧を降圧する降圧回路53が接続され、整流回路21の出力正側にドレインが接続された電界効果トランジスタ(以下、FETと記す)53aと、FET53aのゲートと整流回路21の出力負側との間に接続された第4のツェナーダイオード53bと、第4のツェナーダイオード53bにツェナー電流を供給するFET53aのドレインとゲート間に接続された抵抗53c(抵抗値は数百k〜数MΩ程度)とで構成されている。
降圧回路53の抵抗53cには、第5のツェナーダイオード54(ツェナー電圧>整流回路21の出力電圧)すなわち電圧検出回路が並列接続されており、この第5のツェナーダイオード54により整流回路21の出力電圧からサージ電圧を検出する。FET53aのゲートと整流回路21の出力負側との間には、第4のツェナーダイオード53bと直列に接続された抵抗55(抵抗値は数十〜数百Ω程度)すなわち昇圧回路が接続されており、この抵抗55により第5のツェナーダイオード54がサージ電圧を検出したとき降圧回路53の出力電圧を上昇させる。FET53aのソースと整流回路21の出力負側との間には、第6のツェナーダイオード56すなわち電流吸収回路が接続されており、降圧回路53の出力電圧が第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧すなわち第1の所定値に達したとき第6のツェナーダイオード56によりサージ電流を吸収する。
また、電源回路61の出力端には、第6のツェナーダイオード56に並列接続され、交流電路1より過電圧が所定時間に達するまで継続して入力されると、第1のスイッチング手段10を介して過電流引外し素子7を駆動する過電圧検出回路57が設けられている。
過電圧検出回路57は、カソードが第6のツェナーダイオード56のカソードに接続され降圧回路53の出力電圧が第2の所定値を超えたときオンする第7のツェナーダイオード57a(例えば、ツェナー電圧は23V程度)と、この第7のツェナーダイオード57aのアノードおよび第6のツェナーダイオード56のアノードが入力に接続された積分回路57bと、この積分回路57bの出力が所定値を超えたこと、すなわち、電源回路61の出力電圧が第2の所定電圧に達し、かつ、電源回路61の出力電圧が第2の所定電圧に達した時間が所定時間(例えば20msec)を超えたことを検出し、第1のスイッチング手段10を駆動する比較回路57cと、から構成されている。
積分回路57bは、図5に示すように、一端が第7のツェナーダイオード57aのアノードに接続された抵抗57b1(抵抗値は1kΩ〜10kΩ程度)と、この抵抗57b1の他端に一端が接続され、第6のツェナーダイオード56のアノードに他端が接続されたコンデンサ57b2(容量は0.1μF〜数μF程度)と、このコンデンサ57b2に並列に接続されるとともに、両端が比較回路57cに接続された抵抗57b3(抵抗値は1kΩ〜10kΩ程度)と、から構成されている。ここで、抵抗57b3は、コンデンサ57b2がオフしたときに、コンデンサ57b2の電荷を放電させるためのものである。
さらに、電源回路61の出力端には、第1、第2のスイッチング手段10、11と定電圧回路33も接続されている。
なお、第4のツェナーダイオード53bがFET53aのゲート側、抵抗55が整流回路21の出力負側に設けられているが、FET53aのゲート側に抵抗55を、整流回路21の出力負側に第4のツェナーダイオード53bを設けてもよい。
なお、特許請求の範囲で述べている「過電圧検出回路」とは、上述した過電圧検出回路57のことである。
次に動作について説明する。
通常状態においては、交流電路1からAC100V〜400V程度の交流電圧が供給されると、電流制限抵抗20に交流の電流Iaが流れ、整流回路21で直流電圧Vbに変換される。整流回路21から出力された電流Ibにより、抵抗53cを介して第4のツェナーダイオード53bおよび抵抗55に電流Icが流れる。一方、第5のツェナーダイオード54のツェナー電圧は、整流回路21の直流電圧Vbよりも高いので、第5のツェナーダイオード54はオンせず、第5のツェナーダイオード54を介して第4のツェナーダイオード53bおよび抵抗55には電流が流れない。
このとき、抵抗53cの抵抗値は数百k〜数MΩと大きいのに対し、抵抗55の抵抗値は数十〜数百Ωと小さいので、抵抗55に流れる電流Icが抵抗53cによりほぼ決定され、例えば数十μA〜数百μAと微小となる。このため、抵抗55の電圧降下はほとんど無視することができる。よって、抵抗55と第4のツェナーダイオード53bにかかる電圧(FET53aのゲート電圧)をVcとすると、Vc≒(第4のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)となる。
また、降圧回路53の出力電圧Vdは、Vd=Vc−(FET53aのON電圧)となるが、前述のとおり、Vc≒(第4のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)なので、Vd≒(第4のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)−(FET53aのON電圧)となり、これが、電源回路61の定格電圧である。
ここで、FET53aのオン電圧を3V程度とし、第4のツェナーダイオード53bのツェナー電圧を24V程度とすると、降圧回路53の出力電圧Vdは、Vd≒24V−3V=21V程度となる。
また、第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧を24V程度とすると、第6のツェナーダイオード56にかかる出力電圧Vdは、21V程度で第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧を超えない。よって、第6のツェナーダイオード56はオンせず、電流Idが流れない。
また、第7のツェナーダイオード57aのツェナー電圧すなわち第2の所定値を23V程度とすると、第7のツェナーダイオード57aにかかる出力電圧Vdは、21V程度なので第7のツェナーダイオード57aもオンしない。
その結果、電源回路61の出力端からは過電流引外し素子7、漏電引外し素子8及び定電圧回路33にDC21V程度が給電され、定電圧回路33は電源回路61の出力電圧を降圧して検出回路5に所定の一定電圧(例えばDC5V)を給電する。
このような給電状態において、交流電路1に漏電が発生した場合には、漏洩電流検出器4の出力に信号が発生し、検出回路5により漏洩電流検出器4の出力信号レベルが所定の基準値を超えたことを判別し、漏電トリップ信号を第2のスイッチング手段11に出力する。第2のスイッチング手段11はその出力によりオンとなり電源回路61から第2のスイッチング手段11を介して漏電引外し素子8に励磁電流が流れ、引外し機構12が動作することにより、開閉接点2が開路する。
なお、特許請求の範囲で述べている「第1の所定値」とは、上述した第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧のことであり、同じく特許請求の範囲で述べている「第2の所定値」とは、上述した第7のツェナーダイオード57aのツェナー電圧のことである。
次に、交流電路中の交流電圧に瞬時のサージ電圧が重畳された場合について説明する。
交流電圧に数kVのサージ電圧が重畳されると、第5のツェナーダイオード54と第4のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第5のツェナーダイオード54と第4のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第5のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、抵抗55で電圧降下が発生し、抵抗55と第4のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば抵抗55の抵抗値が100Ω程度で、電流Icが40mA程度とすると、抵抗55の電圧降下は4V程度となり、抵抗55と第4のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。降圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第6のツェナーダイオード56がオンし、降圧回路53の出力電圧Vdは第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
また、この時、第7のツェナーダイオード57aのツェナー電圧23Vを超えるが、抵抗57b1が直列に接続されており、抵抗57b1が電圧を負担し電流を制限するので、電源回路61の電圧は第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V)に維持される。その結果、第7のツェナーダイオード57aがオンのままとなり、積分回路57bにおいて抵抗57b1を介してコンデンサ57b2の充電が開始される。しかしながら、瞬時のサージ電圧の場合には、交流電路1中の交流電圧にサージ電圧が重畳される時間が非常に短い(たとえば、1〜2msec程度)。そのため、コンデンサ57b2の電圧は十分に上昇しない、つまり、電源回路61の出力電圧が第2の所定電圧を超えた時間が所定時間より短いので、比較回路57cの出力はオンせず、漏電遮断器101は遮断動作しない。
このように、漏電遮断器101は遮断動作しないが、電源回路61の出力電圧は、第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧に抑制されることになり、サージ電圧から検出回路5や第1、第2のスイッチング手段10、11は保護される。
次に、交流電路に連続的な過電圧が重畳された場合について説明する。
交流電路1に数kVの過電圧が連続的に印加されると、第5のツェナーダイオード54と第4のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第5のツェナーダイオード54と第4のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第5のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、抵抗55で電圧降下が発生し、抵抗55と第4のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば抵抗55の抵抗値が100Ω程度で、電流Icが40mA程度とすると、抵抗55の電圧降下は4V程度となり、抵抗55と第4のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。降圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第6のツェナーダイオード56がオンし、降圧回路53の出力電圧Vdは第6のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
この時、第7のツェナーダイオード57aのツェナー電圧23Vを超えるため、第7のツェナーダイオード57aもオンし、積分回路57bにおいて、抵抗57b1を介してコンデンサ57b2の充電が開始される。連続的な過電圧の場合には、コンデンサ57b2の電圧は十分に上昇することとなり、電源回路61の出力電圧が第2の所定値を超えた時間が所定時間を超えることとなり、比較回路57cの出力がオンし、第1のスイッチング手段10に出力される。比較回路57cの出力により第1のスイッチング手段10もオンとなり電源回路61から第1のスイッチング手段10を介して過電流引外し素子7に励磁電流が流れ、引外し機構12が動作することにより、開閉接点2が開路、すなわち、過電流トリップする。そして、開閉接点2が開路することで、電源回路61への給電は停止する。
本実施の形態によれば、交流電路1から供給された電力を定電圧の電力に降圧する降圧回路53、整流回路21の出力電圧から過電圧を検出する第5のツェナーダイオード54、この第5のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき降圧回路53の出力電圧を昇圧させる抵抗55からなる電源回路61と、この電源回路61の出力側に設けられ、電源回路61の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第6のツェナーダイオード56と、電源回路61の出力側に設けられ、電源回路61の出力電圧が電源回路61の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値を超えたときに第1のスイッチング手段10を介して過電流引外し素子7を駆動する過電圧検出回路57と、を備えたので、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器101を過電流トリップさせることによって、漏電遮断器101を保護することができる。
また、耐電圧試験時には、漏電遮断器101を漏電表示器9の動作がない過電流トリップさせ、通常、耐電圧試験時には考えられない状態にすることで、過電圧によるトリップを漏電トリップと区別することができる。
2 開閉接点、3 過電流検出器、4 漏洩電流検出器、5 検出回路、
6 電源回路、7 過電流引外し素子、8 漏電引外し素子、9 漏電表示器、
10 第1のスイッチング手段、11 第2のスイッチング手段、
12 引外し機構、22d 第2のツェナーダイオード、23m 監視回路、
23d トリガー回路、 100 漏電遮断器。

Claims (3)

  1. 電路を開閉する開閉接点と、前記電路の過電流を検出する過電流検出器と、前記電路の漏洩電流を検出する漏洩電流検出器と、前記過電流検出器の検出した信号に基づき前記開閉接点を開放する過電流引き外し素子と、前記漏洩電流検出器の検出した信号に基づき前記開閉接点を開放する漏電引き外し素子と、を有し、
    前記電路からの過電圧を検出し、前記過電流引き外し素子を駆動する過電圧検出回路を備えたことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 前記電路に接続され、スイッチングトランスを有する絶縁型の電源回路と、
    前記スイッチングトランスの2次側出力により駆動され、前記過電流検出器および前記漏洩電流検出器の検出信号に基づいて過電流および漏電を検出する検出回路と、を有し、
    前記過電圧検出回路は、前記スイッチングトランスの1次側に設けられ、前記電路の電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が過電圧を検出時に前記2次側出力の電圧を上昇させるトリガ回路と、前記2次側出力の電圧を監視し、前記2次側出力の電圧が所定値を超えた時に前記過電流引き外し素子を駆動する監視回路と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の漏電遮断器。
  3. 前記漏電引き外し素子が前記開閉接点を開放した時、前記漏電引き外し素子に連動し、漏電トリップを表示する漏電表示器を備えたことを特徴する請求項1または請求項2に記載の漏電遮断器。
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