JP4104264B2 - 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料 - Google Patents

新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP4104264B2
JP4104264B2 JP2000023869A JP2000023869A JP4104264B2 JP 4104264 B2 JP4104264 B2 JP 4104264B2 JP 2000023869 A JP2000023869 A JP 2000023869A JP 2000023869 A JP2000023869 A JP 2000023869A JP 4104264 B2 JP4104264 B2 JP 4104264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silicone
oil
cosmetic according
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000023869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001213966A (ja
Inventor
鉄雄 中西
猪智郎 小野
徹 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2000023869A priority Critical patent/JP4104264B2/ja
Priority to DE60109335T priority patent/DE60109335T2/de
Priority to KR1020010004658A priority patent/KR100674559B1/ko
Priority to US09/772,963 priority patent/US6479686B2/en
Priority to EP01300867A priority patent/EP1122276B1/en
Publication of JP2001213966A publication Critical patent/JP2001213966A/ja
Priority to US10/136,310 priority patent/US6759031B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4104264B2 publication Critical patent/JP4104264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/89Polysiloxanes
    • A61K8/891Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone
    • A61K8/893Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone modified by an alkoxy or aryloxy group, e.g. behenoxy dimethicone or stearoxy dimethicone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/04Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/10Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/48Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • C08G77/50Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms by carbon linkages

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エステル化触媒が不要で、反応率が高く従って未反応物が少ない経済的な製造方法で得られる特定の変性シリコーン及びこのシリコーンを含有する化粧料に関し、特に皮膚への付着性が良好であると共に、化粧持ちが良く乳化性に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、汗や涙及び皮脂など、人からの分泌物は化粧崩れの原因となるが、特にメークアップにおいては、化粧料が配合されている油剤に皮膚から分泌される皮脂が加わり、過剰に化粧料の粉体を濡らすことが化粧崩れの大きな要因となっている。そこで、皮膚上に残る化粧料中の油剤を減らすために、配合される油剤の一部として、オクタメチルシクロテトラシロキサンやデカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性油剤を用いることが試みられていた。
【0003】
また、摩擦や水等も化粧持ちを悪化させる外的要因となる。そこで、汗や涙などの水溶性物質によって起こる化粧持ちの悪さを改良するために、或いは皮膚中の水溶性成分や皮脂等が失われることを防ぎ、皮膚の保護効果を持続させる目的で、シリコーン油を配合して撥水性を高くすることが行なわれている。
例えばジメチルポリシロキサンに代表されるシリコーン油は、軽い感触、優れた撥水性、及び高い安全性等の特徴を持つために、近年、化粧料に用いる油剤として多用されている。
【0004】
このように、ジメチルポリシロキサンは化粧料油剤として優れた特性を有するものであるが、メークアップ化粧料に対しては撥水性及び皮膚の付着性が十分に改善されたとはいえなかった。
また、スキンケア化粧料においても、軽い感触で撥水性のある、使用性が良好で皮膚との付着性を感じさせられる油剤が求められていた。
従来、メークアップ化粧料における付着性の改良にはたとえば松類の樹脂から精製したロジンまたはロジンエステルなどの樹脂類を使用することがあるが、これらはシリコーン油に対する溶解性が悪くシリコーンを基材とした化粧料への配合が困難であった。
【0005】
例えば、特許2610496号公報、同2665799号公報及び同2750748号公報には、ロジン中に約60%程度含まれるアビエチン酸の水添物のシリコーン誘導体を用いた化粧料が開示されている。しかしこれらの特許発明において使用されたテトラヒドロアビエチン酸変性シリコーンは、
1)アルコール変性シリコーンとテトラヒドロアビエチン酸またはテトラヒドロアビエチン酸クロライドとの反応、又は
2)テトラヒドロアビエチン酸とアリルポリオキシエチレンアルコールとのエステルとハイドロジェンポリシロキサンの付加反応
により合成されるが、テトラヒドロアビエチン酸クロライドの合成段階、テトラヒドロアビエチン酸とアルコール変性シリコーンまたはアリルポリオキシエチレンアルコールとの反応段階はいずれも酸性条件下での反応となり、アビエチン酸等の不飽和三環式ジテルペンカルボン酸を多く含む樹脂酸を使用した場合に重合が進行し極度に着色し、かつアルコール不溶物となる場合がある。従ってこのような反応を用いる場合には上記特許のようにあらかじめ水素添加反応を行って飽和樹脂酸として使用する必要がある。さらに、酸性触媒を使用する場合には反応後に水洗浄などの後工程が必要で経済的な合成法とはいえなかった。従って、酸性触媒を用いない反応によって不飽和三環式ジテルペンカルボン酸であるロジン等を直接反応に使用して、アビエチン酸変性シリコーンを簡単にかつ安価に合成することが望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、炭素数2〜30の飽和又は不飽和カルボン酸と脂環式エポキシ化合物との加熱反応によって従来処方に比較して簡単にかつ安価にシリコーン化合物を合成する方法を提供することである。この方法で得られる変性シリコーンはアルコール不溶物を生成せず、着色も少ないうえ、酸性触媒を使用していない。さらに、この変性シリコーンを用いた化粧料は極めて撥水性及び付着性に優れると共にオクタメチルシクロテトラシロキサンやデカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性油剤に可溶であって化粧料用油剤としての使用性が良く、しかも、それらを用いた化粧料が従来の樹脂類を使用したものに比較して軽い感触となる。また、このシリコーン化合物を乳化系の油剤として用いると、シリコーン油、エステル油、トリグリセライド等、一般の化粧料に使用される油剤と優れた相溶性があり、その乳化物の経時安定性が良好で、化粧用途に非常に有効である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、下記一般式(化1)
Figure 0004104264
で表されるシリコーン化合物(式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基及びオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基であり、Rは下記一般式(化2)
Figure 0004104264
で表されるカルボン酸エステル残基であり、Rは炭素数2〜30の三環式ジテルぺンカルボン酸残基であり、aは1.0〜2.5であり、bは0.001〜1.5である。)である。
【0008】
本発明において、前記Rの少なくとも一部が下記一般式(化3)
Figure 0004104264
で表されるオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基であっても良い(式中、Rは、それぞれ同じか又は異なってもよく、炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基及び水酸基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基であって、cは1〜5であり、dは0〜500である。)。
【0009】
本発明の化粧料は、上記本発明のシリコーン化合物を0.1〜99.5重量%及び油剤を0.5〜99.9重量%含む化粧料であり、この化粧料を少なくともその一部として含有させて、スキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メークアップ製品又は紫外線防御製品とすることができる。その形態は液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状若しくはスプレー状であってもよい
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のa)シリコーン化合物は下記一般式(化1)
Figure 0004104264
で表される。式中、aは1.0〜2.5、好ましくは1.2〜2.3であり、bは0.001〜1.5、好ましくは0.05〜1.0である。また、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基及びオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基である。
【0011】
として、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ペプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基、オレイロキシ基、アリロキシ基などのアルコール残基、トリフロロプロピル基、ヘプタデカフロロデシル基等のフッ素置換アルキル基及び下記一般式(化3)
Figure 0004104264
で表されるオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基などを挙げることができる。Rのうち約80%以上がメチル基であることが好ましい。またRの少なくとも一部が上記一般式(化3)で表されるオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基であることが好ましい。化3中、Rは、それぞれ同じか又は異なってもよく、炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基及びフッ素置換アルキル基並びに水酸基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基であって、cは1〜5であり、特にこの置換基をビニル基とSiH基との反応から合成する場合、cは2である。dは0〜500であり、好ましくは1〜100である。dが500より大きいと主鎖との反応性が悪くなるなどの問題が起こることがある。
【0012】
一般式(化1)で表されるa)シリコーン化合物は定法に従って酸またはアルカリ触媒を用いた平衡化反応によって合成される。またこのシリコーン化合物中の分岐シリコーン単位は、トリアルコキシメチルシラン、トリヒドロキシメチルシラン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、及びこれらの直鎖状または環状の多量体を平衡化反応に用いることによって導入するか、又は、シラノール変性シリコーンを用いてリビング重合触媒による開環重合を行ない分岐させることもできる。
【0013】
上記一般式(化3)で示したシリコーン化合物で分岐したシリコーンは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと下記一般式(化4)
Figure 0004104264
で表される片末端ビニル変性オルガノポリシロキサン又はビニル変性オルガノシランとの付加反応によって合成することができる。
【0014】
は下記一般式(化2)
Figure 0004104264
で表されるカルボン酸エステル残基である。式中、Rは炭素数2〜30の三環式ジテルペンカルボン酸残であるが、好ましくは三環式ジテルペンカルボン酸の樹脂酸残基である。上記三環式ジテルペンカルボン酸の樹脂酸残基としては特にロジン又は水添ロジンの樹脂酸残基が好ましく、さらにアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、d−ピマル酸、イソdピマル酸、デヒドロアビエチン酸、レボピマル酸、パルストリン酸、デキストロピマル酸、サンダラコピマル酸およびこれら水添物から成る群から選択される少なくとも1種のカルボン酸残基であってもよい。
化粧料に使用する場合、上記式(化1)のa)シリコーン化合物の重量平均分子量は別に限定されるものではないが、500〜200000、特に1000〜100000であることが好ましい。
【0015】
本発明で用いる上記式(化1)のa)シリコーン化合物は、下記反応式(化5)
Figure 0004104264
に代表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである主鎖シロキサンとビニル脂環式エポキシドと付加反応させて脂環式エポキシ変性シリコーンを合成し、さらに下記反応式(化6)
Figure 0004104264
に従って、三環式ジテルペンカルボン酸(反応式中、X−COOHと略記する。)を反応させることにより得られる。
【0016】
この三環式ジテルペンカルボン酸としてロジンおよび水添ロジンが好ましく、にアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、d−ピマル酸、イソdピマル酸、デヒドロアビエチン酸、レボピマル酸、パルストリン酸、デキストロピマル酸、サンダラコピマル酸およびこれら水添物から成る群から選択される少なくとも1種のカルボン酸であってもよい。
【0017】
ハイドロジェンシリコーン化合物と片末端ビニルシリコーン化合物またはビニル脂環式エポキシドとの付加反応は白金触媒又はロジウム触媒の存在下に付加反応させることにより容易に合成することができる。また、脂環式エポキシ変性シリコーンとカルボン酸との反応は触媒を必要とせず加熱のみで反応を完結することが可能である。
さらに、別法としてあらかじめビニル脂環式エポキシドと三環式ジテルペンカルボン酸とを反応させた後、ハイドロジェンシリコーン化合物との付加反応を行って生成物を得ることも可能である。
これらの反応において酸性触媒を用いないため、三環式ジテルペンカルボン酸の重合が起きない。
【0018】
上記のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状又は環状のいずれでもよく、前記一般式(化3)で分岐したものでもよい。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとビニル脂環式エポキシドの混合割合は、SiH基に対する末端不飽和基のモル比で表すと、0.5〜1.5、好ましくは0.8〜1.2である。
【0019】
また、上記付加反応は、白金触媒又はロジウム触媒の存在下で行うことが望ましく、具体的には塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体等が好適に使用される。なお、触媒の使用量は、触媒量とすることができるが、特に白金又はロジウム量で50ppm以下、好ましくは20ppm以下である。上記付加反応は、必要に応じて有機溶剤中で行ってもよく、有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等の脂肪族アルコール、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環式炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。
上記の付加反応の条件は特に限定されないが、還流下で1〜10時間反応させることが好適である。
【0020】
また、エポキシ基とカルボン酸との反応は有機溶媒中で60〜200℃にて加熱することによって簡単に完結する。触媒として、反応を促進するため酸性触媒を用いることもできるが、本発明のように脂環式エポキシ基を用いる場合には、触媒を必要としない。有機溶媒としては特に沸点の高いトルエンやキシレンなどの芳香族炭化水素等があげられる。この反応は還流下に1〜20時間反応させることが好適である。
【0021】
本発明の化粧料中のa)シリコーン化合物(化1)の含有率は0.1〜99.5重量%、好ましくは0.1〜60重量%である。この含有率が0.1重量%未満では付着性が不足し、60重量%を超えると所望の化粧料が得られないことがある。
【0022】
本発明のb)油剤としては下記のものが例示される。
天然動植物油脂類及び半合成油類として、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデニアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等が挙げられる。
【0023】
炭化水素油類として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
高級脂肪酸類として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
【0024】
高級アルコール類としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリンエーテル(セラキルアルコール)等が挙げられる。
【0025】
エステル油類としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘブチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等が挙げられる。
【0026】
グリセライド油類として、アセトグリセリル、ジイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル等が挙げられる。
シリコーン油類として、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトロハイドロジエンシクロテトラシロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、シリコーンレジン等が挙げられる。
フッ素系油類として、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられる。
これらは必要に応じて一種、又は二種以上を用いることが出来る。
【0027】
本発明の油剤の一部または全部は常温で液状であることが好ましい。またこの油剤の一部または全部が揮発性シリコーンを含むシリコーン油及び/又は分子骨格に−[O−Si−]n−の繰り返し構造を有する油剤であることが好ましい。更にこの油剤の一部または全部がフッ素基又はアミノ基を有することが好ましい。
本発明の化粧料中のb)油剤の含有率は0.5〜99.9重量%、好ましくは0.5〜95.0重量%である。0.5重量%未満ではb)油剤の効果が発揮できず、95.0重量%を越えると本発明のa)シリコーン化合物(化1)の効果を充分発揮できなくなる。
【0028】
本発明のc)分子構造中にアルコール性水酸基を有する化合物としては、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ショ糖、乳糖、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、カラギーナン、寒天、グアーガム、デキストリン、トラガントガム、ローカストビンガム、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、キチン、キトサン等が挙げられ、これらは必要に応じて一種、又は二種以上を用いることが出来るが、本発明のa)シリコーン化合物(化1)を溶解することのできる化合物が好ましい。
【0029】
本発明のc)アルコール性水酸基を有する化合物は、水溶性で一価若しくは多価アルコール又は水溶性高分子であることが好ましい。
本発明の化粧料中のc)アルコール性水酸基を有する化合物の含有率は0〜50.0重量%である。0.5重量%以下では油剤の効果である保湿性、防菌、防バイ性等が不十分である場合もあるので、好ましくは0.5〜50.0重量%である。50.0重量%を超えるとべたつきなどが増大し化粧料として好ましくない。
【0030】
本発明の化粧料には構成成分としてはさらにd)水を含んでもよい。本発明中の化粧料中の水の含有率は0〜99.0重量%であり、化粧料形態により増減し配合される。
本発明の化粧料は前記構成成分、即ちa)本発明のシリコーン化合物、b)油剤、c)アルコール性水酸基を有する化合物及びd)水だけで優れたものを得ることができるが、さらに必要に応じて以下の成分、e)粉体及び/又は着色剤、f)界面活性剤、g)架橋型オルガノポリシロキサン、h)アクリル/シリコーングラフト又はブロック共重合体やシリコーン網状化合物等のシリコーン樹脂などを加えることができる。
【0031】
e)粉体及び/又は着色剤
無機粉体として、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ、等が挙げられる。有機粉体として、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアテミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン、スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン、ラウロイルリジン等が挙げられる。界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)として、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウムが挙げられる。有色顔料として、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等が挙げられる。パール顔料として、酸化チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等が挙げられる。金属粉末顔料として、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等が挙げられる。タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等が挙げられる。
【0032】
これらは通常の化粧品に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれも使用できる。このe)粉体及び/若しくは着色剤の一部または全部は、シリコーン樹脂及び/若しくはシリコーンエストラマーを骨格とする粉体並びに/又は分子骨格に−[O−Si−]n−の繰り返し構造単位を有する有機粉末であることが好ましい。また、これらの粉体どうしを複合化、及び/又は、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行ってもよい。
【0033】
f)界面活性剤
アニオン活性剤として、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸トリエタノールアミン等の飽和又は不飽和脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−アシルスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、アルケニルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等が挙げられる。カチオン活性剤として、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられる。非イオン界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・フルオロアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・オルガノポリシロキサンブロック共重合体、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。両性界面活性剤として、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
この界面活性剤は分子中にポリオキシアルキレン鎖を有する変性シリコーンであることが好ましく、更にこの界面活性剤のHLB(親水性親油性バランス)は好ましくは2〜8である。
【0034】
g)架橋型オルガノポリシロキサン
この架橋型オルガノポリシロキサンは、0.65cs〜10.0csの低粘度シリコーンに対し、自重以上の低粘度シリコーンを含み膨潤することが好ましい。またこの架橋型オルガノポリシロキサンの架橋剤は、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持ち、かつ、ケイ素原子に直接結合した水素原子との間で反応することにより、架橋構造を形成することが好ましい。更に、この架橋型オルガノポリシロキサンは、ポリオキシアルキレン部分、アルキル部分、アルケニル部分、アリール部分及びフルオロアルキル部分から成る群から選択される少なくとも1種を架橋分子中に含有することが好ましい。
【0035】
h)アクリル/シリコーングラフト又はブロック共重合体やシリコーン網状化合物等のシリコーン樹脂
このシリコーン樹脂はアクリルシリコーンであることが好ましい。また、このシリコーン樹脂は、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分及びフルオロアルキル部分から成る群から選択される少なくとも1種を分子中に含有するアクリルシリコーンであることが好ましい。更にこのシリコーン樹脂はシリコーン網状化合物であることが好ましい。
【0036】
本発明の化粧料の具体的な用途としては特に限定は無いが、スキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メークアップ製品、紫外線防御製品等が好ましいものとして挙げられる。また、製品の形態についても特に限定は無いが、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ぺースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状等に適用が可能である。
【0037】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。叉、特に断らない限り、以下に記載する「%」は「重量%」を意味する。
実施例1(シリコーン化合物の合成)
反応器に下記平均組成式(化7)
Figure 0004104264
で表されるオルガノハイドロジェンシロキサン733重量部と、イソプロピルアルコール1,000重量部を仕込み塩化白金酸0.5重量%のイソプロピルアルコール溶液2部を加え、4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシド70重量部を滴下しながら溶剤の還流下に6時間反応させた。
得られた反応物を減圧下で加熱して過剰量の4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシドと溶剤を溜去し、キシレン1000重量部で置換した。この反応溶液にロジン(カルボキシ当量330g/モル)165重量部を添加して溶剤の還流下に10時間反応させた。反応溶液を減圧留去して生成物を得た。この生成物は淡褐色透明な液状であり、粘度は215cs(25℃)、比重は1.013(25℃)であった。
【0038】
実施例2(シリコーン化合物の合成)
反応器に下記平均組成式(化8)
Figure 0004104264
で表されるオルガノハイドロジェンシロキサン768重量部と、イソプロピルアルコール1,000重量部を仕込み塩化白金酸0.5重量%のイソプロピルアルコール溶液2部を加え、4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシド140重量部を滴下しながら溶剤の還流下に6時間反応させた。
得られた反応物を減圧下で加熱して過剰量の4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシドと溶剤を溜去し、キシレン1,000重量部で置換した。この反応溶液にロジン(カルボキシ当量330g/モル)330重量部を添加して溶剤の還流下に10時間反応させた。反応溶液を減圧留去して生成物を得た。この生成物は淡褐色透明な液状であり、粘度は6000cs(25℃)、比重は0.987(25℃)であった。
【0039】
実施例3(シリコーン化合物の合成)
反応器に下記平均組成式(化9)
Figure 0004104264
で表されるオルガノハイドロジェンシロキサン300重量部と、イソプロピルアルコール1,000重量部を仕込み塩化白金酸0.5重量%のイソプロピルアルコール溶液2部を加え、4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシド170重量部を滴下しながら溶剤の還流下に6時間反応させた。
得られた反応物を減圧下で加熱して過剰量の4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシドと溶剤を留去し、キシレンで置換した。この反応溶液にロジン(カルボキシ当量330g/モル)413重量部を添加して溶剤の還流下に10時間反応させた。反応溶液を減圧留去して粘凋な褐色透明固体を得た。
【0040】
実施例4(シリコーン化合物の合成)
反応器に前記平均組成式(化9)で表されるオルガノハイドロジェンシロキサン300重量部と、トルエン1000重量部を仕込み塩化白金酸0.5重量%のトルエン溶液2部を加え、下記平均組成式(化10)
Figure 0004104264
で表されるオルガノポリシロキサン360重量部を滴下しながら溶剤の還流下に6時間反応させた。さらに4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシド105重量部を滴下しながら溶剤の還流下に6時間反応させた。
得られた反応物を減圧下で加熱して過剰量の4−ビニル−1−シクロヘキサン1,2−エポキシドと溶剤を留去し、キシレンで置換した。この反応溶液に水添ロジン(カルボキシ当量320g/モル)240重量部を添加して溶剤の還流下に16時間反応させた。反応溶液を減圧留去して生成物を得た。この生成物は淡褐色透明な液状であり、粘度は575cs(25℃)、比重は0.984(25℃)であった。
【0041】
実施例5(アイライナーの製造)
下記の処方を下記の製法に従って処理することにより、アイライナーを製造した。
Figure 0004104264
製 法
工程1:成分(1)〜(10)を加熱し、ロールミルで混和する。
工程2:成分(11)〜(16)を混合する。
工程3:工程1の生成物を80℃に加熱し、これに80℃に加熱した工程2の生成物を注入し、乳化する。
工程4:工程3の生成物を冷却後、これに成分(17)を添加する。
得られたアイライナーは付着性が良く、化粧持ちに優れたアイライナーであった。
【0042】
実施例6(リップクリームの製造)
下記の処方を下記の製法に従って処理することにより、リップクリームを製造した。
Figure 0004104264
製 法
上記成分を混合溶解および分散し、樹脂皿に溶融充填しリップクリームを得た。
得られたリップクリームは唇に対し付着性に優れ、エモリエント性の持続するリップクリームであった。
【0043】
実施例7(マスカラ(ウオータープルーフタイプ)の製造)
下記の処方を下記の製法に従って処理することにより、マスカラ(ウオータープルーフタイプ)を製造した。
Figure 0004104264
製 法
成分1〜10を加温溶解し、三本ロールで混合分散してマスカラを得た。
得られたマスカラは安定性が良好で、滑らかな伸びを有し、使用感に優れていた。
【0044】
実施例8(マスカラ(W/Oタイプ)の製造)
下記の処方を下記の製法に従って処理することにより、マスカラ(W/Oタイプ)を製造した。
Figure 0004104264
製 法
A:成分1〜4を100℃にて加熱溶解し、成分5〜7を添加して溶解する。それに成分8〜10を添加し、充分練り合わせて粉体を分散させ、75℃とする
。B:成分11〜17を混合溶解し、75℃とする。C:AにBを添加して乳化混合する。その後脱泡し、冷却後、成分18を添加して、マスカラを得た。
得られたマスカラは、発色や捷への付着性が良好で、経時での化粧持ちに優れたマスカラであった。
【0045】
実施例9(乳化型ファンデーションの製造)
下記の処方を下記の製法に従って処理することにより、乳化型ファンデーションを製造した。
Figure 0004104264
製 法
水相部を撹枠後、粉体部を添加し、ホモミキサー処理した。これに、溶解した油相部を加えてホモミキサー処理し、冷却して、ファンデーションを調製した。
得られた乳化型ファンデーションは付着性に優れ、化粧効果の持続性に優れていた。
【0046】
【発明の効果】
本発明のシリコーン化合物は簡単に合成することが可能であり、酸性触媒を必要としないことから安全性も高く、化粧料に配合するのに好適な材料である。このシリコーン化合物を配合した化粧料は、油っぽさがなく、付着性に優れそして化粧持ちも非常に良く、また、温度や経時的にも変化がなく非常に優れた安定性を有する。

Claims (22)

  1. 下記一般式(化1)
    Figure 0004104264
    で表されるシリコーン化合物(式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基及びオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基であり、Rは下記一般式(化2)
    Figure 0004104264
    で表されるカルボン酸エステル残基であり、Rは炭素数2〜30の三環式ジテルぺンカルボン酸残基であり、aは1.0〜2.5であり、bは0.001〜1.5である。)。
  2. 前記R の少なくとも一部が下記一般式(化3)
    Figure 0004104264
    で表されるオルガノポリシロキサニルシリルアルキル基である請求項1に記載されたシリコーン化合物(式中、R は、それぞれ同じか又は異なってもよく、炭素数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基及びフッ素置換アルキル基並びに水酸基から成る群から選択される少なくとも1種の置換基であって、cは1〜5であり、dは0〜500である。)。
  3. a)請求項1または2に記載されたシリコーン化合物を0.1〜99.5重量%及びb)油剤を0.5〜99.9重量%含む化粧料。
  4. 前記b)油剤の一部または全部が常温で液状である請求項3に記載された化粧料。
  5. 前記b)油剤の一部または全部が揮発性シリコーンを含むシリコーン油及び/又は分子骨格に−[O−Si−]n−の繰り返し構造を有する油剤である請求項3又は4に記載された化粧料。
  6. 前記b)油剤の一部または全部がフッ素基又はアミノ基を有する請求項3〜5のいずれかに記載された化粧料。
  7. 更にc)分子構造中にアルコール性水酸基を有する化合物を50重量%以下含む請求項3〜6のいずれかに記載された化粧料。
  8. 前記c)分子構造中にアルコール性水酸基を有する化合物が水溶性で一価若しくは多価アルコール又は水溶性高分子である請求項7に記載された化粧料。
  9. 更にd)水を99.0重量%以下含む請求項3〜8のいずれかに記載された化粧料。
  10. 更にe)粉体及び/又は着色剤を含む請求項3〜9のいずれかに記載された化粧料。
  11. 前記e)粉体及び/若しくは着色剤の一部または全部が、シリコー ン樹脂及び/若しくはシリコーンエストラマーを骨格とする粉体並びに/又は分子骨格に−[O−Si−]n−の繰り返し構造単位を有する有機粉末である請求項10に記載された化粧料。
  12. 更にf)界面活性剤を含請求項3〜11のいずれかに記載された化粧料。
  13. 前記f)界面活性剤が分子中にポリオキシアルキレン鎖を有する変性シリコーンである請求項12に記載の化粧料。
  14. 前記f)界面活性剤のHLBが2〜8である請求項12又は13に記載された化粧料。
  15. 更にg)架橋型オルガノポリシロキサンを含む請求項3〜14のいずれかに記載された化粧料。
  16. 前記g)架橋型オルガノポリシロキサンが、0.65cs〜10.0csの低粘度シリコーンに対し、自重以上の低粘度シリコーンを含み膨潤する請求項15に記載された化粧料。
  17. 前記g)架橋型オルガノポリシロキサンの架橋剤が、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持ち、かつ、ケイ素原子に直接結合した水素原子との間で反応することにより、架橋構造を形成する請求項15又は16に記載された化粧料。
  18. 前記g)架橋型オルガノポリシロキサンが、ポリオキシアルキレン部分、アルキル部分、アルケニル部分、アリール部分及びフルオロアルキル部分から成る群から選択される少なくとも 1 種を架橋分子中に含有する請求項15〜17のいずれかに記載された化粧料。
  19. 更にh)シリコーン樹脂を含む請求項3〜18のいずれかに記載された化粧料。
  20. 前記h)シリコーン樹脂がアクリルシリコーンである請求項19に記載された化粧料。
  21. 前記h)シリコーン樹脂が、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分及びフルオロアルキル部分から成る群から選択される少なくとも 1 種を分子中に含有するアクリルシリコーンである請求項19又は20に記載された化粧料。
  22. 前記h)シリコーン樹脂がシリコーン網状化合物である請求項19〜21のいずれかに記載された化粧料。
JP2000023869A 2000-02-01 2000-02-01 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料 Expired - Fee Related JP4104264B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023869A JP4104264B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料
DE60109335T DE60109335T2 (de) 2000-02-01 2001-01-31 Silikonverbindung und eine Make-up-Zusammensetzung
KR1020010004658A KR100674559B1 (ko) 2000-02-01 2001-01-31 신규한 실리콘 화합물 및 이를 이용한 화장료
US09/772,963 US6479686B2 (en) 2000-02-01 2001-01-31 Silicon compound, and a makeup containing this compound
EP01300867A EP1122276B1 (en) 2000-02-01 2001-01-31 A novel silicone compound and a makeup containing this compound
US10/136,310 US6759031B2 (en) 2000-02-01 2002-05-02 Silicone compound, and a makeup containing this compound

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023869A JP4104264B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001213966A JP2001213966A (ja) 2001-08-07
JP4104264B2 true JP4104264B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=18549960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000023869A Expired - Fee Related JP4104264B2 (ja) 2000-02-01 2000-02-01 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6479686B2 (ja)
EP (1) EP1122276B1 (ja)
JP (1) JP4104264B2 (ja)
KR (1) KR100674559B1 (ja)
DE (1) DE60109335T2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4647084B2 (ja) * 2000-11-22 2011-03-09 株式会社日本色材工業研究所 油性化粧料
US8080257B2 (en) 2000-12-12 2011-12-20 L'oreal S.A. Cosmetic compositions containing at least one hetero polymer and at least one film-forming silicone resin and methods of using
US20030082126A9 (en) * 2000-12-12 2003-05-01 Pinzon Carlos O. Cosmetic compositions containing heteropolymers and oil-soluble cationic surfactants and methods of using same
US6835399B2 (en) 2000-12-12 2004-12-28 L'ORéAL S.A. Cosmetic composition comprising a polymer blend
US6881400B2 (en) 2000-12-12 2005-04-19 L'oreal S.A. Use of at least one polyamide polymer in a mascara composition for increasing the adhesion of and/or expressly loading make-up deposited on eyelashes
US6538061B2 (en) * 2001-05-16 2003-03-25 General Electric Company Cosmetic compositions using polyether siloxane copolymer network compositions
US7241835B2 (en) * 2001-05-16 2007-07-10 General Electric Company Cosmetic compositions comprising silicone gels
US7387784B2 (en) * 2001-05-16 2008-06-17 O'brien Michael Joseph Process for making cosmetic compositions using polyether siloxane copolymer network compositions
US20080233065A1 (en) * 2001-06-21 2008-09-25 Wang Tian X Stable Cosmetic Emulsion With Polyamide Gelling Agent
US20040234477A1 (en) * 2001-09-14 2004-11-25 Koji Sakuta Composition and cosmetic preparation containing the same
JP3678420B2 (ja) * 2001-11-15 2005-08-03 信越化学工業株式会社 粘度鉱物を有する化粧料
US8449870B2 (en) * 2002-06-11 2013-05-28 Color Access, Inc. Stable cosmetic emulsion with polyamide gelling agent
US8333956B2 (en) 2002-06-11 2012-12-18 Color Access, Inc. Stable cosmetic emulsion with polyamide gelling agent
US20050008598A1 (en) 2003-07-11 2005-01-13 Shaoxiang Lu Cosmetic compositions comprising a structuring agent, silicone powder and swelling agent
US20050019286A1 (en) * 2003-06-09 2005-01-27 Wang Tian Xian Stable cosmetic emulsion with polyamide
US20040261311A1 (en) * 2003-06-13 2004-12-30 Mike Mattlage Fishing hook
WO2005014921A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Kao Corporation 繊維製品処理剤組成物
EP1758547A1 (en) 2004-05-26 2007-03-07 L'oreal Cosmetic mousse formulations
FR2883748B1 (fr) * 2005-03-31 2009-08-21 Oreal Composition cosmetique anhydre transparente ou translucide et eventuellement coloree comprenant une phase huileuse texturee
US7687574B2 (en) * 2006-05-01 2010-03-30 Momentive Performance Materials Inc. Acrylate cross linked silicone copolymer networks
US7833541B2 (en) * 2006-05-01 2010-11-16 Momentive Performance Materials Inc. Cosmetic compositions utilizing acrylate cross linked silicone copolymer networks
ES2532490T3 (es) 2009-09-02 2015-03-27 Natura Inovacão E Tecnologia De Produtos Ltda Ácidos grasos modificados con silicona, método de preparación y uso de los mismos
EP2504381B1 (en) * 2009-11-24 2018-03-07 Momentive Performance Materials GmbH Hydrophilic/lipophilic modified polysiloxanes as emulsifiers
RU2013130746A (ru) * 2011-01-28 2015-01-10 Моументив Перформенс Матириалз Гмбх Уф-фотозащитная косметическая композиция
CN102250355B (zh) * 2011-05-30 2013-01-09 中科院广州化学有限公司 含氟基和环氧基团的聚硅氧烷及其制备方法与应用
JP6480309B2 (ja) * 2015-11-16 2019-03-06 信越化学工業株式会社 新規シリコーン化合物およびこれを含む化粧料
WO2020203924A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 味の素株式会社 磁性粉体を含む樹脂組成物
CN111040169B (zh) * 2019-12-30 2021-09-24 南京林业大学 一种萜类基聚硅氧烷、其制备方法、及改性双组份水性聚氨酯

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT974504B (it) * 1961-12-13 1974-07-10 Shiseido Co Ltd Preparazione cosmetica a base di composti idrocarburici vegetali
US3414604A (en) * 1964-12-31 1968-12-03 Union Carbide Corp Organofunctional silanes and siloxanes
GB1400713A (en) * 1971-09-29 1975-07-23 Dow Corning Ltd Organosilicon compounds
US4336246A (en) * 1980-04-03 1982-06-22 Avon Products, Inc. Hair makeup products
CA1204061A (en) * 1982-07-26 1986-05-06 Marlene Tietjen Multi-purpose cosmetic
KR900012940A (ko) * 1989-02-14 1990-09-03 사와무라 하루오 유기규소 화합물의 제조방법
JP2530512B2 (ja) * 1990-06-18 1996-09-04 信越化学工業株式会社 有機珪素化合物の製造方法
CA2107253C (en) * 1992-12-15 1998-04-21 Anthony Castrogiovanni Cosmetic compositions with improved transfer resistance
US5523442A (en) * 1993-02-16 1996-06-04 Merrell Pharmaceuticals Inc. Silylated acetylcholinesterase inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
DE60109335D1 (de) 2005-04-21
EP1122276A3 (en) 2002-01-02
KR20010078220A (ko) 2001-08-20
JP2001213966A (ja) 2001-08-07
US6479686B2 (en) 2002-11-12
EP1122276B1 (en) 2005-03-16
DE60109335T2 (de) 2006-02-02
US20020159964A1 (en) 2002-10-31
US6759031B2 (en) 2004-07-06
EP1122276A2 (en) 2001-08-08
KR100674559B1 (ko) 2007-01-26
US20010014312A1 (en) 2001-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4104264B2 (ja) 新規なシリコーン化合物及びそれを用いた化粧料
JP3912961B2 (ja) 新規なシリコーン粉体処理剤及びそれを用いて表面処理された粉体、並びにこの粉体を含有する化粧料
JP4548685B2 (ja) 固形化粧料
JP4001342B2 (ja) 組成物及びそれを含有する化粧料
JP4229353B2 (ja) 新規なシリコーン化合物、この化合物で表面処理された粉体及びこの化合物を含有する化粧料
JP3976226B2 (ja) 多価アルコール変性シリコーン及びそれを含有する化粧料
JP4266022B2 (ja) 化粧料
JP5368394B2 (ja) 新規オルガノポリシロキサン化合物およびそれを含む化粧料
JP5015994B2 (ja) オルガノポリシロキサン及びその製法ならびに該オルガノポリシロキサンを含む化粧料組成物
US20040146472A1 (en) Polyhydric alcohol-modified silicone and cosmetic material containing same
JP2008115358A (ja) オルガノポリシロキサン及びその製法ならびに該オルガノポリシロキサンを含む化粧料組成物
JP2002038013A (ja) 粉体組成物、その油中粉体分散物及びそれらを含有する化粧料
JP2004169015A (ja) 粉体組成物及び油中粉体分散物.並びにそれらを有する化粧料
JP2004155978A (ja) 親水化処理粉体及びこれらを含有する組成物
JP2013119596A (ja) シリコーン変性ワックス、それを含有する組成物、化粧料、及びシリコーン変性ワックスの製造方法
JP5583710B2 (ja) 新規オルガノポリシロキサン、これを含む化粧料及びオルガノポリシロキサンの製造方法
JP2009185296A5 (ja)
JP6560151B2 (ja) オルガノポリシロキサン、化粧料、及びオルガノポリシロキサンの製造方法
JP4535603B2 (ja) 分岐型ポリシロキサンを含有する化粧料
JP5905838B2 (ja) シリコーン変性ワックス、それを含有する組成物、化粧料、及びシリコーン変性ワックスの製造方法
WO2017169278A1 (ja) オルガノポリシロキサン、化粧料、及びオルガノポリシロキサンの製造方法
JP2004224729A (ja) ワックス状オルガノポリシロキサンを含んでなる化粧料
JP5754849B2 (ja) 粉体処理剤、処理粉体及び油中粉体分散物
JP5698113B2 (ja) シリコーン変性ワックス、それを含有する組成物、化粧料、及びシリコーン変性ワックスの製造方法
JP2015113344A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4104264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees