JP4104035B2 - 流水検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災が発生したときにスプリンクラーヘッドから散水して消火を行うスプリンクラー消火設備およびスプリンクラー消火設備に使用する流水検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプリンクラー消火設備では、スプリンクラーヘッドに物が当たったり下を通る人の持つ長い物が当たったりするという外的衝撃が加わると、スプリンクラーヘッドの内部に設置された感熱分解部分が破壊や変形することがある。すると感熱分解部分で保持していた弁体がずれて水を放出する所謂「不時散水」を起こすことがあった。火災が発生していないにもかかわらず不時散水を起こすと、室内に置かれたコンピューター、複写機、ファクシミリー等の事務機や高価な調度品、重要書類等を濡らす水損事故となってしまう。
【0003】
そこで最近では、スプリンクラーヘッドだけが作動しても不用意に水を散布することがないという予作動スプリンクラー消火設備なるものが多く採用されるようになってきた。この予作動スプリンクラー消火設備とは、天井に取り付けたスプリンクラーヘッドの近傍に煙感知器や熱感知機のような火災感知器を設置したもので、スプリンクラーヘッドと火災感知器の両方が作動しないかぎり水を散布しないようになっている。従って、予作動スプリンクラー消火設備は、スプリンクラーヘッドが外的衝撃を受けても火災感知器が作動しなければ散水を行わないという信頼性・安全性に優れた消火設備である。
【0004】
この予作動スプリンクラー消火設備には、乾式スプリンクラー消火設備と湿式スプリンクラー消火設備がある。
【0005】
乾式スプリンクラー消火設備とは、流水検知装置の一次側配管(水源側)に水は充填されているが、二次側(スプリンクラーヘッド取り付け側)には水が充填されていない。この乾式スプリンクラー消火設備は、二次側配管に水が充填されていないため火災発生時に流水検知装置から作動したスプリンクラーヘッドまでに水が到達するのに時間がかかり、その間に火災を大きくしてしまうことがあった。
【0006】
湿式スプリンクラー消火設備とは、流水検知装置の一次側と二次側に水が充填されたものである。従って、湿式スプリンクラー消火設備では、火災が発生すると作動したスプリンクラーヘッドから一次側の水が直ちに散布されるため初期消火に優れている。
【0007】
従来の予作動式スプリンクラー消火設備は、火災感知器からの信号で流水検知装置の弁体を開放してしまい、弁体が開放されたと同時に警報を発してしまうものであった。つまり従来の予作動式スプリンクラー消火設備では、火災感知器がタバコや厨房の煙、或いは暖房装置からの熱気等を感知して信号を発してしまうと、スプリンクラーヘッドが作動していないにもかかわらず警報装置を起動させ、その度に人々を慌てさせるという問題があった。
【0008】
この従来の問題に鑑み、本特許出願人は火災感知器が作動しただけでは警報を発しないという予作動湿式スプリンクラー消火設備を発明し、既に特許(第2876503号)として確立した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この予作動湿式スプリンクラー消火設備は、不用意な警報の発令という問題は解決されたが、スプリンクラーヘッドが不時放水したときには、スプリンクラーヘッドからの放水を停止させるためにスプリンクラー制御室に行って制御弁を閉じなければならないものであった。しかしながらスプリンクラーシステムでの作動は頻繁に起こるものではないので、スプリンクラー制御室がどこにあるのか分からなかったり制御弁の閉止が速やかに行われなかったりする等、人々がスプリンクラーヘッドの不時放水に気づいてからシステムを停止させるまでに手間取り、かなりの時間を要して、その間スプリンクラーヘッドから水が漏れ続けて水損が拡大する恐れがあった。
【0010】
本発明は圧力損失が少なく、シンプルな構成でスプリンクラーヘッドの不時散水による水損を最小限に抑えるとともに、火災発生時には確実にスプリンクラーヘッドから散水が行われる予作動湿式スプリンクラー消火設備に設置される流水検知装置を提供することにある。
【0012】
本発明は、本体内には一次側と二次側に分けるチャッキ式の弁体が設置されており、該弁体の近傍には、平時弁体の開放を阻止するロック装置が設置されているとともに、弁体とロック装置の係止部とは弁体が閉の状態のときに少量の水を通過させることのできる遊びを有しており、しかも弁座または弁座近傍には信号水取り入れ口があって、該信号水取り入れ口は本体外部に設置された作動警報用圧力スイッチと接続している流水検知装置において、前記ロック装置は本体の壁面を挿通したプッシュロッドに当接されており、該プッシュロッドは本体外部に形成された段付きチャンバーの小面積チャンバーに設置されたピストンに固定されているとともに大面積チャンバー内に設置されたピストンには摺動自在に挿通されていて、しかも大面積チャンバーと小面積チャンバーにはそれぞれ電磁弁を設置した排水パイプと停止弁を設置した給水パイプが接続されている。さらに本体外部に設けられたプッシュロッドの移動手段によって、弁体とロック装置との係止部とに隙間を有している状態から弁体を解放する方向または閉止する方向に移動可能な構成となっている。
【0013】
【実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は本発明のスプリンクラー消火設備の概略図、図2は本発明スプリンクラー消火設備に用いる流水検知装置の拡大断面図、図3は弁体を開放した状態を説明する流水検知装置の断面図、図4は弁体を完全に閉塞した状態を説明する流水検知装置の断面図、図5はスプリンクラーヘッドが先に作動したときのフロー図、図6は火災感知器が先に作動したときのフロー図である。
【0014】
流水検知装置の本体1は、内部が弁体2で一次側Iと二次側IIとに分けられている。一次側Iには給水管3が接続されており、該給水管の末端は水源4の水中に浸漬されていて、その途中には停止弁5が接続されている。また給水管3には、ポンプ6と流水検知装置本体1間に圧力タンク7と圧力スィッチ8が設置されている。
【0015】
流水検知装置の二次側IIには屋内の天井まで延長された配管9が接続されており、該配管には多数のスプリンクラーヘッドS・・・が取り付けられている。また配管9の末端にはスプリンクラーヘッドSと同一口径を有する末端試験装置10が接続されている。末端試験装置とは、スプリンクラーヘッドが散布する水と同量の水を流出させることにより、スプリンクラー消火設備の各部分の機能を試験するものである。本発明のスプリンクラー消火設備では、平時、流水検知装置の一次側はもちろん、二次側および二次側配管9にも水が充填されている。
【0016】
スプリンクラーヘッドSの近傍には、火災感知器Kが取り付けられている。火災感知器は熱感知器や煙感知器等であり、複数のスプリンクラーヘッド群の中に1個ずつ取り付けられている。火災感知器Kの配線11は制御盤12に接続されている。
【0017】
流水検知装置の本体1の中に設置された弁体2は平時、ロック装置13で係止されているが、一次側Iの水を二次側IIに少しずつ通過させることができる構造のものを使用する。該ロック装置は、火災感知器Kが異常を感知すると弁体2の係止を解除し、従来の湿式スプリンクラー消火設備と同様、弁体がいつでも開放できる準備をするようになっている。
【0018】
また流水検知装置は、一次側Iの水が二次側IIに少量流出したときには何ら作動することはないが、これが大量に流出したときには、警報を発するようになっている。
【0019】
流水検知装置は、本体1内に弁体2が設置されており、該弁体で本体内を一次側Iと二次側IIとに分けている。弁体2はチャッキ式であり、一端が本体1の二次側IIに回動自在に取り付けられていて、一次側Iの弁座14を開閉するようになっている。
【0020】
弁座14には信号水取り入れ口15が穿設されており、該信号水取り入れ口は弁体2が弁座14を閉塞したときに弁体で閉塞されるようになっている。信号水取り入れ口は弁座に穿設してもよいし、また弁座近傍に穿設してもよい。信号水取り入れ口15は本体1の外部に通じており、パイプで作動警報用圧力スイッチ16と接続されている。
【0021】
本体1内には、弁体取り付け部の反対側にロック装置13が設置されている。ロック装置13は略「く」字型をしており、中心より少し下方となるところで本体1に回動自在に取り付けられている。
【0022】
ロック装置13には弁体2が弁座14を閉塞しているときに、弁体の端部を係止する段部17が形成されている。該段部は、弁体2が弁座14を閉塞した状態において、弁体上面との間に遊びT、即ち少しの間隙をもっている。従って、弁体2がロック装置13の段部17に当たるまで開いた場合には、一次側Iの水がこの少し開いた間隙から二次側IIへ少しずつ流入するようになっている。
【0023】
ロック装置13の取り付け部の軸には常時ロック装置の上端を本体1の壁方向に押す力を加えている捻りバネ19が設置されている。
【0024】
ロック装置13の上端には、本体1の外部から挿入されたプッシュロッド20が当接している。プッシュロッド20は、本体1の外部に設置されたチャンバー21内のピストンに固定されている。
【0025】
チャンバー21は、チャンバー21Aとチャンバー21Aよりも断面積の広いチャンバー21Bの二室から成り、チャンバー21A内にピストン22Aが、そしてチャンバー21B内にピストン22Bが摺動可能に設置されている。前述プッシュロッド20はピストン22Aに固定され、ピストン22Bには摺動自在に挿通されている。
【0026】
チャンバー21Aの断面積はチャンバー21Bの断面積より小さいため、ピストン22Aはピストン22Bより受圧面積が小さくなっている。チャンバー21Aとチャンバー21Bの境目は段部Zとなっており、ピストン22Bは段部より図中左方には移動できない。またピストン22Aもピストン22Bに形成された突起Yおよびチャンバー21Bの本体側壁面の突起Xによりチャンバーの境目、つまり段部Zより図中右方には移動できないようになっている。
【0027】
チャンバー21Aとチャンバー21Bには、それぞれ給水孔と排水孔が穿設されている。給水孔には、途中にオリフィス25と停止弁23AV、23BVを取り付けたパイプ23A、23Bが接続されており、これらのパイプは合流して流水検知装置の一次側Iに通じる給水パイプ23に接続されている。また排水孔には排水用の電磁弁24AV、24BVを設置したパイプ24A、24Bが接続されている。
【0028】
前述オリフィス25は、チャンバー21内への水の流入量を電磁弁24AV、24BVから流出する量より少なくするものである。つまり電磁弁が開いたときにはチャンバー21内への流入量を流出量より小さくして水圧を下げ、ピストンを対向するチャンバー側に移動させるためである。
【0029】
またスプリンクラーヘッドの作動を電気信号により制御盤に伝送するために、二次側IIに減圧通報用圧力スイッチ26が設置されている。該減圧通報用圧力スイッチは電線により制御盤12に接続されている。
【0030】
前述弁体2と弁座14の隙間は、少量の水、例えばスプリンクラーヘッド1個が散布する量の水を通過させることのできるくらいにセットされている。このセットは、プッシュロッド20が固定されたピストン22Aの平時の位置を電磁弁24AV、24BVおよびパイプ23A、23Bに設置された停止弁23AV、23BVを適宜調整することにより行う。
【0031】
ここで弁体のロック装置13における弁体2と弁座14の隙間を適切な隙間にセットする方法を説明する。スプリンクラー消火設備の二次側IIに充水する前の初期状態において、パイプ23A、23Bに設置された停止弁23AV、23BVおよび電磁弁24AV、24BVを閉止状態にしておく。そして電磁弁24AVを開くと、ロック装置13に固定された捻りバネ19の復元力によりピストンロッド20が図中左方に移動する。すると弁体2の開放を阻んでいたロック装置13の段部17の係止がはずれ、弁体2が開放される。
【0032】
続いて一次側配管3の停止弁5および二次側配管9の末端試験弁10を開き、ポンプ6を起動して水源4の水を二次側配管9内にエア抜きをしながら充水した後、末端試験弁10を閉じる。次にパイプ23Bに設置された停止弁23BVを開き、チャンバー21Bに充水し、ピストン22Bを段部Zまで移動させる。さらにパイプ23Aに設置された停止弁23AVを開き、チャンバー21Aに充水し、ピストン22Aを図中右方に移動させる。このときピストン22Aはピストン22Bより断面積が小さく、チャンバー22AとチャンバーBの両チャンバー内の水圧が等しいことから図2に示すようにピストン22Aはピストン22Bに当接した状態で静止する。この状態がプッシュロッド20の先端で押圧しているロック装置の段部17の位置が弁体2と弁座14間において少量の水を通過せることのできる隙間の状態であり、弁体のロック装置のセットが完了する。
【0033】
弁体のロック装置は、火災感知器Kおよび減圧通報用圧力スイッチ26の状態によって、制御盤12により二つの電磁弁24AVと24BVを開閉することでチャンバー内の圧力を変化させ、プッシュロッド20を移動せることによりロック装置13を回動して弁体2の閉止・開放を行う。
【0034】
次に本発明のスプリンクラー消火設備において、スプリンクラーヘッドや火災感知器などの状態によって生じる状態について説明する。
【0035】
本発明のスプリンクラー消火設備は、制御盤12に接続された火災感知器Kまたは減圧通報用圧力スイッチ26のどちらかが先に作動したかによって火災警報出力までのフローが異なる。ここではスプリンクラーヘッドが先に作動した場合をケース1とし、図5にフロー図を示す。また火災感知器が先に作動した場合をフロー2とし、図6にフロー図を示す。
【0036】
先ずケース1のスプリンクラーヘッドが先に作動した場合のフローについて説明する。スプリンクラーヘッドが作動すると、制御盤上では前述の通り流水検知装置の二次側IIに設けられた減圧通報圧力スイッチ26がオンになった状態となる。しかし減圧通報用圧力スイッチ26は、火災によるスプリンクラーヘッドの正常作動の他にもスプリンクラーヘッドが不時散水した場合や、二次側配管から水が漏れている場合にもスイッチがオンになる。そのため、これだけでは火災と断定できないことから制御盤12は、減圧通報用圧力スイッチ26がオン状態になってから一定時間中に火災感知器Kが作動した場合を火災であると判断するようになっている。そして火災と判断された場合のみ弁体を開放する。
【0037】
弁体2を開放するためには、制御盤12により電磁弁24AVを開放させ、チャンバー21Aを減圧させることにより図3に示すようにピストン22Aと一体のプッシュロッド20が図中左方へ移動してロック装置13を本体壁面側に回動させ段部17が弁体2の端面から外れて係止が解除される。
【0038】
係止が解除された弁体は、通常の湿式スプリンクラー消火設備と同様な構成となり、二次側IIの減圧により弁体2が開き、一次側Iから二次側IIへの流水により作動警報用圧力スイッチ16がオンになる。さらに作動警報用圧力スイッチ16の信号により制御盤12からポンプ6を起動させ水源4から水を汲み上げ、配管9を通じて作動しているスプリンクラーヘッドより散水して消火を行う。同時に火災警報が発せられ人間にも火災が発生したことを知らせる。
【0039】
一方、減圧通報用圧力スイッチ26がオン状態になってから一定時間経過しても火災感知器が作動しなかった場合、制御盤12はスプリンクラーヘッドの誤作動または二次側配管からの漏水と判断し、弁体2を閉止する。
【0040】
弁体2を閉止するためには、制御盤12により24BVを開放し、チャンバー21Bを減圧させることにより、図4に示すようにピストン22Bおよびピストン22Aと一体のプッシュロッド20を図中右方へ移動させるとプッシュロッド20はロック装置13を弁座側に回動させ、段部17が弁体2の端面を押圧して弁体2を弁座14に密着させる。
【0041】
また実際に火災が発生してスプリンクラーヘッドが作動していたのに火災感知器が何らかの理由により直ぐに作動せず、弁体閉止後に火災感知器が作動した場合は、制御盤が弁体を開放させ、先に作動したスプリンクラーヘッドから散水して消火を行うと同時に火災警報が発せられる。
【0042】
そして実際に火災が発生していたのに、火災感知器が故障等により作動しなかった場合でも、一定時間内は弁体と弁座の隙間から水が流出される。この水の流出量はスプリンクラーヘッド1個当たりの散水に必要な水量になるよう弁体の開度を設定してあるので、スプリンクラーヘッドからの散水により消火あるいは火災の拡大を抑えることができる。
【0043】
次にケース2の火災感知器が先に作動した場合のフローについて図6で説明する。火災感知器が作動すると、直ちに弁体を開放してスプリンクラーヘッドの作動に備える。弁体を開放する方法は、前述のケース1と同じである。弁体を開放したことでスプリンクラーヘッドが作動したときに、直ちに作動警報用圧力スイッチ16がオンとなって制御盤12からポンプ6を起動させ、同時に火災警報を発する。
【0044】
火災感知器が作動してもスプリンクラーヘッドが作動しない場合は、弁体が開放されるだけで、通常の湿式スプリンクラー消火設備と同じ状態になり、もちろん火災警報も発しない。
【0045】
上記のスプリンクラー消火設備において、ピストンまたはプッシュロッドに変位センサーを設置することで弁体の状態をモニターすることも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、流水検知装置をチャッキ構造として圧力損失が少なくシンプルな構成となり、またスプリンクラーヘッドの不時散水には一定時間経過後に弁体を閉止するので水損を最小限に抑えるとともに、火災感知器が故障または何らかの理由により作動しない場合でも弁体と弁座の隙間から水が流出されスプリンクラーヘッドから散水可能なので、火災時には確実にスプリンクラーヘッドから散水が行われるという信頼性に優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプリンクラー消火設備の概略図
【図2】本発明スプリンクラー消火設備に用いる流水検知装置の拡大断面図
【図3】弁体を開放した状態を説明する流水検知装置の断面図
【図4】弁体を完全に閉塞した状態を説明する流水検知装置の断面図
【図5】スプリンクラーヘッドが先に作動したときのフロー図
【図6】火災感知器が先に作動したときのフロー図
【符号の説明】
1 流水検知装置本体
2 弁体
3 一次側配管
4 水源
9 二次側配管
12 制御盤
13 ロック装置
14 弁座
16 作動警報用圧力スイッチ
17 段部
20 プッシュロッド
21A チャンバー
21B チャンバー
22A ピストン
22B ピストン
23AV 停止弁
23BV 停止弁
24AV 電磁弁
24BV 電磁弁
25 オリフィス
26 減圧通報用圧力スイッチ

Claims (3)

  1. 流水検知装置の一次側には水源に通じた給水管が接続されており、二次側には多数のスプリンクラーヘッドを取付けた配管が接続されているとともに、本体内には一次側と二次側に分けるスイングチャッキ式の弁体が設置されており、該弁体の近傍には、平時弁体の開放を阻止するロック装置が本体に回動自在に設置されているとともに、該ロック装置の回動軸に設けられた捻りバネによって弁体から遠ざかる方向に付勢されており、弁体とロック装置との係止部とは弁体が閉の状態のときに少量の水を通過させることのできる遊びを有しており、弁座または弁座近傍には信号水取り入れ口が形成され、該信号水取り入れ口は本体外部に設置された作動警報用圧力スイッチと接続している流水検知装置において、前記ロック装置は、本体の外部から挿入されたプッシュロッドに当接され弁体とロック装置との係止部に遊びを有している状態において弁体が前記係止部に当たるまで開くことが可能であり(弁体係止状態)、本体外部に設けられたプッシュロッドの移動手段によりプッシュロッドを介してロック装置を、弁体から離れる方向に回動させることでロック装置の係止部が捻りバネの復元力によって弁体の端面から外れて弁体が開放可能となり、またはロック装置を弁座の方向に回動させるとロック装置の係止部が弁体を押圧して弁体を弁座に密着させて閉止状態にできる構成となっており、プッシュロッドを介してロック装置の位置を制御することで弁体が閉止・係止・開放されることを特徴とする流水検知装置。
  2. 前記流水検知装置におけるプッシュロッドの移動手段とは、プッシュロッドが本体外部に形成された段付チャンバーの小面積チャンバーに設置されたピストンに固定されているとともに大面積チャンバー内に設置されたピストンには摺動自在に挿通されていて、各々のチャンバー内に流体を供給・排出可能な給排制御手段が設置されている構造であることを特徴とする請求項1記載の流水検知装置。
  3. 前記流水検知装置の給排制御手段とは、各々のチャンバーに接続されている電磁弁を設置した排水パイプと停止弁を設置した給水パイプであることを特徴とする請求項2記載の流水検知装置。
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