JP4103956B2 - 出窓、二重窓、及びそれらの取付方法 - Google Patents

出窓、二重窓、及びそれらの取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の躯体の所定部分に既に取り付けられている窓に外側から取り付けられる出窓、及びその取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の躯体に取り付けられる出窓には様々な出窓があり、それぞれに目的とするところが異なる。
そのような目的の1つとしては、例えば下記特許文献1に記載されるように、防音性を有する出窓を得ることが挙げられる。
【0003】
また、もう1つの目的としては、例えば下記特許文献2に記載されるように、開閉動作を容易に行えるようにすることで、通気性を上げることが挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−187169号「窓部構造」
【0005】
【特許文献2】
特開平8−193476号「出窓」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、出窓の防音性を上げようとした場合、防音効果を有する部材を用いたり、密封性が確保できるような設計を行ったりしなければならない。
【0007】
また同様にして、出窓の開閉動作を容易に行うことによって、良好な通気性を得る場合においても、上記開閉動作を容易に行うようにするための機構において工夫をする必要があり、機構上、ある程度複雑化せざるを得ない。
そしてその結果として、これらのいずれの場合においても、出窓の製造工程としてはある程度複雑なものとなってしまうという問題がある。
【0008】
本発明の課題は、防音性を保ちつつ、簡素な工程によって製造可能な出窓を提供することである。
本発明の別の課題は、開閉動作が容易に行え、かつ、簡素な工程によって製造可能である二重窓を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の出窓は、建物の躯体に取り付ける、または取り付けた窓に対応して、外側から取り付けられる構成である。
【0010】
ここで、上記窓によって、防音性を確保できるので、その窓に外側から取り付けられる出窓については、防音性、密封性などを考慮せずに簡素な構成によって取り付けることができる。
尚、出窓と窓とを建物の躯体の所定部分に並行して取り付けるようにしてもよい。このようにして得られる、窓と出窓とを備える二重窓においては、その出窓を構成する部材(上材、下材、連結部材)の間を良好な通気性を有する部材を含んで構成すれば、出窓と窓の間の空間は常時、良好な通気性を有することになるので、窓の開閉によって室内の換気が行えることになり、出窓のいずれかの部材を開閉する場合に比較して容易に開閉動作を行うことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の出窓の正面図、及び背面図を示す図であり、(a)は正面図を、(b)は背面図を、それぞれ示す図である。また、図2は上下方向から見た横断面を示す図であり、(a)は上面図を、(b)は底面図を、(c)はその上面と底面の間の横断面を、それぞれ示す図である。また、図3は左右方向から見た縦断面を示す図であり、(a)は右側面を、(b)は左側面を、(c)は、左方向から見た図2の矢印AとBの間のいずれかの地点での縦断面を、それぞれ示す図である。
【0012】
この出窓10は、上材11、下材12、及びそれら上材11と下材12とを連結する連結部材13a、13b、14a、14bによって構成されている。そして、上記上材11、下材12、及び連結部材13a、13b、14a、14bの間を、光透過性を有する板15、網目状の板16a、16bによって構成する。尚この出窓10は、例えばステンレス板などの錆が出にくいものを用いることが望ましい。
【0013】
本実施形態においては、予め建物の躯体の所定部分に窓20(図5参照)が設けられていて、その窓20のある所定部分に外部から出窓を取り付ける。
図4は、その出窓10を取り付ける際の工程を示すフローチャートである。
図4において、ステップS1で、予め建物の躯体の所定部分に設けられている窓20の寸法を計測すると共に、その窓20の寸法に基づいて、出窓10を構成する各部材(上記上材11、下材12、連結部材13a、13b、14a、14bを含む)の寸法を決め、そのようにして決められた寸法に基づいて各部材の加工を行い、各部材を得る。
【0014】
続いて、ステップS2において、上材11、下材12を連結部材13a、13b、14a、14bを介して溶接等により接合し、その後、光透過性を有する透明なプラスティックなどの材料で作られた板15と、所定の材料にて作られた網目状の板16a、16bを内側から取り付けて、出窓10を得る。そして、ステップS3で、出窓10の上材11と下材12に設けられている穴11−1、12−1(図1(a)(b)参照)と、建物の躯体の対応する位置に設けられている穴11−2、12−2(図5参照)とを介して、ネジなどの固定具により出窓10を建物の躯体の窓20が設けられている所定部分に外側から取り付けることで、出窓10の取り付け工程が終了する。尚、図6は、建物の躯体の窓20が設けられている所定部分に外側から取り付けられた出窓10の斜視図である。
【0015】
ここで、網目状の板16a、及び16bは良好な通気性を有するので、窓20と出窓10との間の空間において、良好な通気性が得られ、例えば盆栽、観葉植物などを置くのに適した空間となる。また、防音性や密封性については、建物の内部と外部との間には、窓20が設けられているので、窓20を閉めることで、防音対策などを行うことができる。このことより、出窓10を、上記防音性、密封性をそれほど考慮せずに(例えば防音効果を持つ素材などを用いずに)、簡素な工程によって製作することができる。また、窓の開閉によって室内の換気を行うので、出窓のいずれか部材を開閉して換気を行なう従来の場合に比較して開閉動作を容易に行うことができる。尚、網目状の板16a、及び16bの材料としては例えば、エクスパンドメタル(パンチング板)などが望ましい。
【0016】
尚、以上の説明においては、出窓10は、建物の躯体の所定部分に予め設けられている窓20に対して後付けで取り付けられる構成であったが、出窓10と窓20とを建物の躯体の所定部分に並行して取り付けるようにしてもよい。この場合においても、上記した窓20と出窓10との間の空間の通気性の良さや、出窓10の部分については、上記防音性、密封性をそれほど考慮せずに済み、したがって、出窓10を簡素な工程によって製作できることなどの利点は、同様に成立する。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、防音性を保ちつつ、簡素な工程によって製造可能な出窓を提供することができる。このような出窓を用いれば特にリフォーム時などに、出窓を取り付けることが簡素にして安価に実現できる。
【0018】
また、本発明によれば、開閉動作が容易に行え、かつ、簡素な工程によって製造可能である二重窓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の出窓の正面図、及び背面図を示す図であり、(a)は正面図を、(b)は背面図を、それぞれ示す図である。
【図2】本発明の一実施形態の出窓の上下方向から見た横断面を示す図であり、(a)は上面図を、(b)は底面図を、(c)はその上面と底面の間の横断面を、背面図を、それぞれ示す図である。
【図3】本発明の一実施形態の出窓の左右方向から見た縦断面を示す図であり、(a)は右側面を、(b)は左側面を、(c)は、左方向から見た縦断面を、それぞれ示す図である。
【図4】出窓を取り付ける際の工程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態の出窓が取り付けられる建物の躯体の所定部分に設けられた窓を示す図である。
【図6】建物の躯体の窓が設けられている所定部分に外側から取り付けられた出窓の斜視図である。
【符号の説明】
10 出窓
11 上材
12 下材
13a,13b,14a,14b 連結部材
15 (光透過性の)板
16a,16b 網目状の板

Claims (4)

  1. 建物の躯体に取り付ける窓、または、建物の躯体に取り付けた窓に対応して、外側から取り付ける出窓において、
    前記窓の寸法に対応する寸法を有する、上材、下材、前記上材と前記下材に連結され中央部の枠部を形成する第1の連結部材、前記上材と前記下材に連結され両端部の枠部を形成する第2の連結部材、を備え、
    前記中央部の枠部に内側から取り付けられた光透過性を有する部材、前記両端部の枠部に内側から取り付けられた通風性を有する網目状の部材をさらに備え、
    前記上材および下材は板状の部材であり、その板状の部材の一端を直角に曲げて形成される前記建物の躯体の面に平行な面上に、穴部が設けられ、
    前記上材および下材に設けられた穴部、および、前記建物の躯体の対応する位置に設けられた穴部に固定具を挿通させて前記建物の躯体に取り付けられることを特徴とする出窓
  2. 建物の躯体に取り付ける窓、または、建物の躯体に取り付けた窓に対応して、外側から取り付ける出窓の取付方法において、
    上材および下材を、前記上材と前記下材を連結する複数の連結部材を介して接合し、
    前記上材、下材、複数の連結部材から形成される中央部の枠部に光透過性を有する部材を内側から取り付け、
    前記上材、下材、複数の連結部材から形成される両端部の枠部に、通風性を有する網目状の部材を内側から取り付け、
    前記上材および前記下材に設けられた穴部、および、前記建物の躯体の対応する位置に設けられた穴部に固定具を挿通させて前記建物の躯体に出窓を取り付けたことを特徴とする出窓の取付方法。
  3. 上材、下材、前記上材と前記下材を連結する複数の連結部材を備え、かつ、前記上材、下材、複数の連結部材から形成される中央部の枠部に取り付けられた光透過性を有する部材、前記上材、下材、複数の連結部材から形成される両端部の枠部に取り付けられた通風性を有する網目状の部材を備え、前記上材および前記下材に設けられた穴部、および、前記建物の躯体の対応する位置に設けられた穴部に固定具を挿通させて建物の躯体の所定部分に取り付けられた出窓と、
    前記出窓の取り付け位置に対応して、前記出窓より建物の内側に取り付けられ、前記出窓との間の空間を建物内部に対し開閉する窓とを備え、
    前記上材および下材は板状の部材であり、その板状の部材の一端を直角に曲げて形成される前記建物の躯体の面に平行な面上に、前記上材および下材の穴部が設けられることを特徴とする二重窓。
  4. 上材および下材を、前記上材と前記下材を連結する複数の連結部材を介して接合し、
    前記上材、下材、複数の連結部材から形成される中央部の枠部に、光透過性を有する部材を内側から取り付け、
    前記上材、下材、複数の連結部材から形成される両端部の枠部に、通風性を有する網目状の部材を内側から取り付け、
    前記上材および前記下材に設けられた穴部、および、前記建物の躯体の対応する位置に設けられた穴部に固定具を挿通させて建物の躯体の所定部分に出窓を取り付け、
    前記出窓の取り付け位置に対応して、前記出窓より建物の内側に、前記出窓との間の空間を建物内部に対し開閉する窓を取り付けることを特徴とする二重窓の取付方法。
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