JP6185271B2 - 枠体及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、枠体及び建具に関するものである。
従来、例えば通風ドアと称されるような開口枠に対してドア本体が開閉移動可能に支持された建具が知られている。
このような建具を構成する開口枠は、上枠、下枠及び一対の縦枠を四周枠組みして方形状に構成されている。また、上記建具を構成するドア本体は、取付枠と窓ユニットとを備えて構成されている。取付枠は、上取付枠、下取付枠及び一対の縦取付枠を四周枠組みして方形状に構成されたものであって、上記開口枠により形成される矩形開口を閉塞することが可能な外形寸法を有している。窓ユニットは、取付枠により形成される矩形状の取付開口を閉塞するよう該取付枠に取り付けられており、内障子及び外障子を面内方向に沿って移動させるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−97903号公報
ところで、上記建具を構成するドア本体200の取付枠300は、図7に示すように、内部に窓ユニット400を介在させた状態で上取付枠310及び下取付枠320の端面が縦取付枠330,340の端部に覆われるようにして、上取付枠310及び下取付枠320に縦取付枠330,340がビスBにより取り付けられて方形状に形成されている。より詳細に説明すると、図8に示すように、上取付枠310及び下取付枠320に形成されたビスホール310a,320aに、縦取付枠330,340の端部に形成された図示せぬ取付孔を挿通するビスBが挿入して螺合することで、縦取付枠330,340が上取付枠310及び下取付枠320に取り付けられて方形状に形成されている。
このような構成を有する建具では、ドア本体200が開口枠の矩形開口を閉塞した状態で火災等により加熱されると、ビスホール310a,320aが変形等してしまうことで縦取付枠330,340が上取付枠310等から離脱し、結果的に取付枠300が破損等してしまう虞れがあり、ある程度の加熱環境下においても取付枠300が所望の形状を所定時間保持することが望ましい。
そこで、特許第4229286号公報に提案されているように、上取付枠、下取付枠及び一対の縦取付枠のそれぞれに金属製の補強材を設けるとともに、互いに隣接する補強材どうしをコーナー金具で連結するようにして防火性能の向上を図るものが知られている。
しかしながら、これでは補強材を取付枠の構成要素のすべてに設ける必要があるために、取付枠の重量の増大化を招来するとともに、部品点数の増加によるコストの増大化が懸念される。
本発明は、上記実情に鑑みて、重量及びコストの増大化を抑制しつつ防火性能の向上を図ることができる枠体及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る枠体は、互いに離隔して平行に配置された一対の第1形材と、互いに離隔して平行に配置された一対の第2形材とを備え、前記第2形材に形成された取付孔を挿通するビスが前記第1形材に形成されたビスホールに挿入して螺合することで、該第2形材の端部が該第1形材の端面を覆うよう取り付けられて方形状に形成され、かつ室内と室外とを区画する要素を構成する枠体において、前記第1形材の内部において前記ビスホールにおける前記ビスと螺合する挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設された金属製の補強材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、金属製の補強材が、第1形材の内部においてビスホールにおけるビスと螺合する挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設されているので、枠体が火災等により加熱されたとしても、ビスホールの挿入領域が加熱により変形等してしまうまでに所定時間を確保することが可能になる。そのため、ある程度の加熱環境下においても枠体が所望の形状を所定時間保持することができる。また、第1形材の内部に、ビスホールの挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう補強材が設けられているだけなので、従来のように枠体の構成要素すべてに補強材を設けてこれらをコーナー金具で連結する必要がないので、枠体の重量の増大化を抑制することができるとともに、部品点数を必要最小限にしてコストの増大化を抑制することができる。
また、本発明の請求項2に係る枠体は、上述した請求項1において、前記補強材は、金属製板状体を屈曲させて構成されたものであって、前記挿入領域の少なくとも室外側を覆う補強部と、前記ビスホールにおける前記挿入領域を除く領域を前記第1形材の長手方向に沿って覆うよう設けられ、前記第1形材の見込み面を挿通する螺子部材と螺合することにより該第1形材に取り付けられる取付部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、補強材は、金属製板状体を屈曲させて構成されたものであって、挿入領域の少なくとも室外側を覆う補強部と、ビスホールにおける挿入領域を除く領域を第1形材の長手方向に沿って覆うよう設けられ、第1形材の見込み面を挿通する螺子部材と螺合することにより該第1形材に取り付けられる取付部とを有しているので、第1形材に補強材を挿入させて配設すればよい。よって、補強部と取付部とを連結する必要がなく、連結工数の低減によりコストの低減化を図ることができるとともに、補強材自体の無駄を削減して枠体自体の重量の軽量化を図ることができる。
また、本発明の請求項3に係る枠体は、上述した請求項1又は請求項2において、前記第1形材は、前記ビスホールが複数形成されたものであり、前記補強材は、前記第1形材の内部においてすべてのビスホールにおける挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、補強材が、ビスホールが複数形成された第1形材の内部において、すべてのビスホールにおける挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設されているので、各ビスホールに対して1つずつ補強材を設ける必要がなく、1つの補強材ですべてのビスホールの挿入領域における少なくとも室外側を覆うことができる。そして、このようにすべてのビスホールにおける挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設されているので、枠体が火災等により加熱されたとしても、それぞれのビスホールの挿入領域が加熱により変形等してしまうまでに所定時間を確保することが可能になる。そのため、ある程度の加熱環境下においても枠体が所望の形状を所定時間保持することができる。
また、本発明の請求項4に係る枠体は、上述した請求項2又は請求項3において、前記補強材は、前記補強部の室外側面が前記第1形材の室外側内壁面に接するとともに、該補強部の端面が前記第1形材の見込み面に接するよう配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、補強材は、補強部の室外側面が第1形材の室外側内壁面に接するとともに、該補強部の端面が第1形材の見込み面に接するよう配設されているので、第1形材の強度を向上させることで枠体自体の強度を向上させることができる。
また、本発明の請求項5に係る建具は、枠部材を四周枠組みして方形状に構成された開口枠と、この開口枠により形成される開口を開閉する開閉体とを備えた建具において、前記開閉体が請求項1〜4のいずれか1つに記載の枠体により構成されることを特徴とする。
この発明によれば、開閉体を構成する第1形材のそれぞれにビスホールの挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう補強材が設けられているだけなので、従来のように枠体の構成要素すべてに補強材を設けてこれらをコーナー金具で連結する必要がないので、開閉体の重量の増大化を抑制することができるとともに、部品点数を必要最小限にしてコストの増大化を抑制することができる。しかも、ある程度の加熱環境下においても枠体が所望の形状を所定時間保持することができるので、重量及びコストの増大化を抑制しつつ防火性能の向上を図ることができる。
本発明によれば、重量及びコストの増大化を抑制しつつ防火性能の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である枠体が適用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室外側から示す外観図である。 図2は、図1に示した建具の縦断面図である。 図3は、図1に示した建具の横断面図である。 図4は、図1〜図3に示したドア本体の構成を模式的に分解して示す模式図である。 図5は、上取付枠に挿入される上側補強材を示す斜視図である。 図6は、取付枠を構成する上取付枠及び下取付枠の内部を模式的に示す説明図であり、一部を断面で示している。 図7は、従来のドア本体の構成を模式的に分解して示す模式図である。 図8は、図7に示した上取付枠及び下取付枠の内部構成を模式的に示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る枠体及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である枠体が適用された建具、すなわち本発明の実施の形態である建具を室外側から示す外観図であり、図2は、図1に示した建具の縦断面図であり、図3は、図1に示した建具の横断面図である。ここで例示する建具は、通風ドアと称されるものであり、開口枠10とドア本体20とを備えて構成されている。
開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14の各枠部材を四周枠組みすることによって方形状に形成されたものである。上枠11は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側上枠部111と、樹脂製の押し出し形材である室内側上枠部112とが互いに係合して構成された複合枠材である。
下枠12は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側下枠部121と、樹脂製の押し出し形材である室内側下枠部122とが互いに係合して構成された複合枠材である。
左右一対の縦枠13,14は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側縦枠部131,141と、樹脂製の押し出し形材である室内側縦枠部132,142とが互いに係合して構成された複合枠材である。
このような開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14のそれぞれを家屋の壁等の躯体に形成した躯体開口に対してその開口縁部に沿うようにするとともに、各枠部材の室外側上枠部111、室外側下枠部121及び室外側縦枠部131,141が躯体から室外側に突出するように図示せぬ締結部材で締結して取り付けられている。
ドア本体20は、取付枠30と窓ユニット40とを備えて構成されている。取付枠30は、上取付枠(第1形材)31、下取付枠(第1形材)32及び一対の縦取付枠(第2形材)33,34を四周枠組みして後述するように方形状に構成された枠体であって、上記開口枠10により形成される矩形開口(図示せず)を閉塞することが可能な外形寸法を有している。
上取付枠31は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室外側上取付枠部311と、樹脂製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室内側上取付枠部312とが互いに係合して構成された複合枠材である。
下取付枠32は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室外側下取付枠部321と、樹脂製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室内側下取付枠部322とが互いに係合して構成された複合枠材である。
左右一対の縦取付枠33,34は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室外側縦取付枠部331,341と、樹脂製の押し出し形材であって内部に中空部を有する室内側縦取付枠部332,342とが互いに係合して構成された複合枠材である。
窓ユニット40は、取付枠30により形成される矩形状の取付開口(図示せず)を閉塞するよう該取付枠30に取り付けられており、内枠50に上下2枚の障子60,70を備え、内枠50に対して2枚の障子60,70を上下方向に沿って開閉移動させる上げ下げ窓と称されるものである。
内枠50は、上内枠51、下内枠52及び一対の縦内枠53,54を四周枠組みして方形状に構成されたものである。上内枠51は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側上内枠部511と、樹脂製の押し出し形材である室内側上内枠部512とが互いに係合して構成された複合枠材である。下内枠52は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側下内枠部521と、樹脂製の押し出し形材である室内側下内枠部522とが互いに係合して構成された複合枠材である。左右一対の縦内枠53,54は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し形材である室外側縦内枠部531,541と、樹脂製の押し出し形材である室内側縦内枠部532,542とが互いに係合して構成された複合枠材である。このような内枠50の室外側には、複数の横格子55が取り付けられている。
室外側の障子(以下、外障子ともいう)60は、外上框61、外下框62及び左右一対の外縦框63,64を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材であるガラス板65を保持したものである。室内側の障子(以下、内障子ともいう)70は、内上框71、内下框72及び左右一対の内縦框73,74を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材であるガラス板75を保持したものである。これら外障子60及び内障子70は、詳細な説明は割愛するが、内枠50の内部においてそれぞれが上下方向に沿って開閉移動に配設されている。
上記取付枠30は、図4に示すように、内部に窓ユニット40を介在させた状態で上取付枠31及び下取付枠32の端面が縦取付枠33,34の端部に覆われるようにして、上取付枠31及び下取付枠32に形成されたビスホール31a,32a(図2参照)に、縦取付枠33,34の端部に形成された取付孔33a,34aを挿通するビスBが挿入して螺合することで、縦取付枠33,34が上取付枠31及び下取付枠32に取り付けられて方形状に構成されている。
そして、ドア本体20は、取付枠30の右側の縦取付枠(以下、右縦取付枠ともいう)34と、開口枠10の右側の縦枠(以下、右縦枠ともいう)14との間に配設された蝶番16の中心軸回りに開閉移動することで、矩形開口を開放若しくは閉塞するものである。図1及び図3中の符号17は、取付枠30の左側の縦取付枠(以下、左縦取付枠33ともいう)に配設されたハンドルであり、図2中の符号18は、取付枠30の上取付枠31と、開口枠10の上枠11との間に取り付けられたドアクローザである。
また、上記ドア本体20においては、取付枠30を構成する上取付枠31及び下取付枠32の内部には、図2に示したように、それぞれ上側補強材80及び下側補強材90が配設されている。
上側補強材80は、例えばステンレス等の金属製の板状体を屈曲させて構成されるものであり、その見付け方向の長さは、上取付枠31の見付け方向の長さに略等しいものである。この上側補強材80は、図5及び図6に示すように、上側基部81と、上側補強部82と、第1上側取付部83と、第2上側取付部84とを有している。
上側基部81は、見付け方向が長手方向となる長尺状平板部位である。上側補強部82は、上側基部81の両端部に連続して設けられた平板状部位であり、上端部が上側基部81の上端部より上方に突出するとともに、下端部が上側基部81の下端部より下方に突出することで上下方向の長さが上側基部81の上下方向の長さよりも大きいものである。より詳細には、上側補強部82の上下方向の長さは、室外側上取付枠部311の内部における上側見込み面311aと下側見込み面311bとの離間距離に略等しいものである。この上側補強部82の見付け方向の長さは、ビスホール31aにおけるビスBと螺合する挿入領域31bの長さよりも僅かに大きいものである。
第1上側取付部83は、上側基部81の中央領域の上端部より室内側に向けて延在する部位であり、上側のビスホール31aにおける挿入領域31bを除く領域の一部を見付け方向に沿って覆うよう設けられている。
第2上側取付部84は、上側基部81の中央領域の下端部より室内側に向けて延在する部位であり、下側のビスホール31aにおける挿入領域31bを除く領域の一部を見付け方向に沿って覆うよう設けられている。
このような上側補強材80は、第1上側取付部83が上側見込み面311aを挿通する螺子部材Nと螺合するとともに、第2上側取付部84が下側見込み面311bを挿通する螺子部材Nと螺合することにより、上側補強部82がビスホール31aにおける挿入領域31bの室外側を覆うように配設されている。このとき、上側基部81及び上側補強部82の室外側面81a,82aが室外側上取付枠部311の室外側内壁面311cに接するとともに、上側補強部82の上端面82bが上側見込み面311aに接し、かつ下端面82cが下側見込み面311bに接している。
下側補強材90は、例えばステンレス等の金属製の板状体を屈曲させて構成されるものであり、その見付け方向の長さは、下取付枠32の見付け方向の長さに略等しいものである。この下側補強材90は、図6に示したように、下側基部91と、下側補強部92と、第1下側取付部93と、第2下側取付部94とを有している。
下側基部91は、見付け方向が長手方向となる長尺状平板部位である。下側補強部92は、下側基部91の両端部に連続して設けられた平板状部位であり、上端部が下側基部91の上端部より上方に突出するとともに、下端部が下側基部91の下端部より下方に突出することで上下方向の長さが下側基部91の上下方向の長さよりも大きいものである。より詳細には、下側補強部92の上下方向の長さは、室外側下取付枠部321の内部における上側見込み面321aと下側見込み面321bとの離間距離に略等しいものである。この下側補強部92の見付け方向の長さは、ビスホール32aにおけるビスBと螺合する挿入領域32bの長さよりも僅かに大きいものである。
第1下側取付部93は、下側基部91の中央領域の上端部より室内側に向けて延在する部位であり、上側のビスホール32aにおける挿入領域32bを除く領域の一部を見付け方向に沿って覆うよう設けられている。
第2下側取付部94は、下側基部91の中央領域の下端部より室内側に向けて延在する部位であり、下側のビスホール32aにおける挿入領域32bを除く領域の一部を見付け方向に沿って覆うよう設けられている。
このような下側補強材90は、第1下側取付部93が上側見込み面321aを挿通する螺子部材Nと螺合するとともに、第2下側取付部94が下側見込み面321bを挿通する螺子部材Nと螺合することにより、下側補強部92がビスホール32aにおける挿入領域32bの室外側を覆うように配設されている。このとき、下側基部91及び下側補強部92の室外側面91a,92aが室外側下取付枠部321の室外側内壁面321cに接するとともに、下側補強部92の上端面92bが上側見込み面321aに接し、かつ下端面92cが下側見込み面321bに接している。
以上のような構成を有する本実施の形態である建具においては、ドア本体20が開口枠10の矩形開口を閉塞した状態で火災等により加熱されたとしても、ビスホール31a,32aの挿入領域31b,32bの室外側を上側補強材80の上側補強部82及び下側補強材90の下側補強部92が覆っているので、ビスホール31a,32aの挿入領域31b,32bが加熱により変形等してしまうまでに所定時間を確保することが可能になる。そのため、ある程度の加熱環境下においても取付枠30が所望の形状を所定時間保持することができる。ここで、ビスホール31a,32aの挿入領域32bの室内側においては、室外側上取付枠部311及び室外側下取付枠部321に室内側上取付枠部312及び室内側下取付枠部322がそれぞれ設けられているので、該挿入領域31b,32bが室内側の加熱により変形等してしまうまでに所定時間を確保することができる。
本実施の形態である建具によれば、上取付枠31及び下取付枠32のそれぞれに、ビスホール31a,32aの挿入領域31b,32bの室外側を覆うよう上側補強材80及び下側補強材90が設けられているだけなので、従来のように取付枠の構成要素すべてに補強材を設けてこれらをコーナー金具で連結する必要がないので、取付枠30の重量の増大化を抑制することができるとともに、部品点数を必要最小限にしてコストの増大化を抑制することができる。しかも、ある程度の加熱環境下においても取付枠30が所望の形状を所定時間保持することができるので、重量及びコストの増大化を抑制しつつ防火性能の向上を図ることができる。
上記建具によれば、上側補強材80及び下側補強材90は、それぞれ金属製板状体を屈曲させて構成されるものであり、上側補強材80は、挿入領域31bの室外側を覆う上側補強部82と、上取付枠31(室外側上取付枠部311)の上側見込み面311a及び下側見込み面311bを挿通する螺子部材Nと螺合することにより上取付枠31に取り付けられる第1上側取付部83及び第2上側取付部84とを有し、下側補強材90は、挿入領域32bの室外側を覆う下側補強部92と、下取付枠32(室外側下取付枠部321)の上側見込み面321a及び下側見込み面321bを挿通する螺子部材Nと螺合することにより下取付枠32に取り付けられる第1下側取付部93及び第2下側取付部94とを有しているので、上取付枠31に上側補強材80を挿入させて配設し、かつ下取付枠32に下側補強材90を挿入させて配設すればよい。よって、上側補強部82と、第1上側取付部83及び第2上側取付部84とを連結したり、下側補強部92と、第1下側取付部93及び第2下側取付部94とを連結したりする必要がなく、連結工数の低減によりコストの低減化を図ることができるとともに、補強材自体の無駄を削減して建具自体の重量の軽量化を図ることができる。
上記建具によれば、上側補強材80及び下側補強材90が、ビスホール31a,32aが複数形成された上取付枠31及び下取付枠32の内部においてすべてのビスホール31a,32aにおける挿入領域31b,32bの室外側を覆うよう配設されているので、各ビスホールに対して1つずつ補強材を設ける必要がなく、1つの上側補強材80で上取付枠31におけるすべてのビスホール31aの挿入領域31bの室外側を覆うことができるとともに、1つの下側補強材90で下取付枠32におけるすべてのビスホール32aの挿入領域32bの室外側を覆うことができる。
上記建具によれば、上側補強材80は、上側補強部82の室外側面82aが室外側上取付枠部311の室外側内壁面311cに接するとともに、上側補強部82の上端面82bが上側見込み面311aに接し、かつ下端面82cが下側見込み面311bに接しているとともに、下側補強材90は、下側補強部92の室外側面92aが室外側下取付枠部321の室外側内壁面321cに接するとともに、下側補強部92の上端面92bが上側見込み面321aに接し、かつ下端面92cが下側見込み面321bに接しているので、上取付枠31(室外側上取付枠部311)及び下取付枠32(室外側下取付枠部321)の強度を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態においては、上側補強材80の上側補強部82及び下側補強材90の下側補強部92は、それぞれビスホール31a,32aの挿入領域31b,32bの室外側のみを覆うようにしていたが、本発明においては、室外側のみならず室内側を覆うようにしても良い。
上述した実施の形態においては、上取付枠31を構成する室外側上取付枠部311と、下取付枠32を構成する室外側下取付枠部321のそれぞれの内部に複数のビスホール31a,32aが設けられていたが、本発明においては、第1形材に設けられるビスホールは単数であっても良い。
上述した実施の形態においては、上側補強材80が、上取付枠31において、第1上側取付部83及び第2上側取付部84が螺子部材Nに螺合されることで取り付けられ、かつ下側補強材90が、下取付枠32において、第1下側取付部93及び第2下側取付部94が螺子部材Nに螺合されることで取り付けられていたが、本発明においては、補強材は、第1形材に圧入されることで配設されても良い。
上述した実施の形態においては、取付枠30の構成要素は、複合枠材であったが、本発明においては、枠体の構成要素は、複合枠材でなくても良い。
上述した実施の形態においては、取付枠30の構成要素は、内部に中空部を有する形状を成すものであったが、本発明においては、枠体の構成要素は、例えばコ字状を成すものであっても良い。
上述した実施の形態では、建具として通風ドアを示したが、本発明は、かかる通風ドアに限定されるものではない。
10 開口枠
11 上枠
12 下枠
13 縦枠
14 縦枠
20 ドア本体(開閉体)
30 取付枠(枠体)
31 上取付枠(第1形材)
31a ビスホール
31b 挿入領域
311 室外側上取付枠部
311a 上側見込み
311b 下側見込み
311c 室外側内壁面
312 室内側上取付枠部
32 下取付枠(第1形材)
32a ビスホール
32b 挿入領域
321 室外側下取付枠部
321a 上側見込み
321b 下側見込み
321c 室外側内壁面
322 室内側下取付枠部
33 縦取付枠(第2形材)
33a 取付孔
331 室外側縦取付枠部
332 室内側縦取付枠部
34 縦取付枠(第2形材)
34a 取付孔
341 室外側縦取付枠部
342 室内側縦取付枠部
40 窓ユニット
50 内枠
60 外障子
70 内障子
80 上側補強材
81 上側基部
81a 室外側面
82 上側補強部
82a 室外側面
82b 上端面
82c 下端面
83 第1上側取付部
84 第2上側取付部
90 下側補強材
91 下側基部
91a 室外側面
92 下側補強部
92a 室外側面
92b 上端面
92c 下端面
93 第1下側取付部
94 第2下側取付部
B ビス

Claims (5)

  1. 互いに離隔して平行に配置された一対の第1形材と、
    互いに離隔して平行に配置された一対の第2形材と
    を備え、
    前記第2形材に形成された取付孔を挿通するビスが前記第1形材に形成されたビスホールに挿入して螺合することで、該第2形材の端部が該第1形材の端面を覆うよう取り付けられて方形状に形成され、かつ室内と室外とを区画する要素を構成する枠体において、
    前記第1形材の内部において前記ビスホールにおける前記ビスと螺合する挿入領域の少なくとも室外側を覆う補強部を両端に有する金属製の補強材を備え
    前記補強材は、前記補強部が設けられた両端以外で前記第1形材の見込み面と非接触であることを特徴とする枠体。
  2. 前記補強材は、金属製板状体を屈曲させて構成されたものであって
    記ビスホールにおける前記挿入領域を除く領域を前記第1形材の長手方向に沿って覆うよう設けられ、前記第1形材の見込み面を挿通する螺子部材と螺合することにより該第1形材に取り付けられる取付部を有することを特徴とする請求項1に記載の枠体。
  3. 前記第1形材は、前記ビスホールが複数形成されたものであり、
    前記補強材は、前記第1形材の内部においてすべてのビスホールにおける挿入領域の少なくとも室外側を覆うよう配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の枠体。
  4. 前記補強材は、前記補強部の室外側面が前記第1形材の室外側内壁面に接するとともに、該補強部の端面が前記第1形材の見込み面に接するよう配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の枠体。
  5. 枠部材を四周枠組みして方形状に構成された開口枠と、この開口枠により形成される開口を開閉する開閉体とを備えた建具において、
    前記開閉体が請求項1〜4のいずれか1つに記載の枠体により構成されることを特徴とする建具。
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