JP4103941B2 - Bullet ball machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打球の入賞を検出する始動球検出手段の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置に受け入れられた打球が可変入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定球検出手段により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を駆動制御する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、第二種の弾球遊技機は、始動入賞口への打球の入賞に伴って可変入賞球装置を開放し、その開放中に受け入れられた打球が可変入賞球装置に形成される特定入賞領域へ入賞(これをV入賞ともいう)することにより特定遊技状態となって可変入賞球装置を連続開放するようになっていた。このような弾球遊技機においては、単に球を可変入賞球装置の特定領域へ入賞させるだけでは、特定遊技状態が発生するように制御されるのではなく、始動入賞口への打球の入賞から所定時間経過するまでの間に球が特定入賞領域に入賞したことを条件として特定遊技状態を発生させていた。つまり、始動入賞して所定時間が経過した後に球が特定入賞領域に入賞しても特定遊技状態が発生しない無効状態とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、正当な遊技の結果であっても、始動入賞したときから所定時間経過した後に特定入賞領域への打球の入賞があった場合には特定遊技状態とならず、しかもその所定時間の経過がわかりにくいため、遊技者との間でトラブルが生ずるという問題があった。このような問題を回避するためには、始動入賞口への入賞に関係なく特定入賞領域への打球の入賞にだけ依存して特定遊技状態を発生し得るように制御することが考えられるが、このような制御をした場合には、不正行為(例えば、ガラス扉を不正に開放して球を特定入賞領域に投入して意図的に特定遊技状態を発生させる行為)を容易に行うことができるという欠点がある。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技者との間でトラブルが発生しないと共に不正な特定遊技状態の発生を容易に行うことができない弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打球の入賞を検出する始動球検出手段の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置に受け入れられた打球が可変入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定球検出手段により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を駆動制御する弾球遊技機において、制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該 プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、前記可変入賞球装置は、前記入賞空間のうち上部入賞空間に打球を誘導するための左右一対の開閉片と、該開閉片をリンク機構を介して開閉駆動するソレノイドと、前記上部入賞空間の底壁に当該上部入賞空間に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、該入賞球検出手段で検出された球を前記入賞空間のうち下部入賞空間に導く球通路と、該球通路から導かれた球を前記下部入賞空間の後方に向かって転動させる下部転動板と、該下部転動板の下流側上部に配置され且つモータによって回転する回転ドラムと、該回転ドラムの周面に横一列に所定間隔をおいて埋設される永久磁石と、前記回転ドラムの回転に伴って前記下部転動板を転動する球のうち、前記永久磁石で吸引された球を上方に移動させ、その移動した球が送り込まれる上部転動板と、該上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域に誘導しやすい第一の球経路と、前記上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置以外の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域以外の通常入賞領域に誘導しやすい第二の球経路と、前記特定入賞領域の前方を被覆する状態と被覆しない状態とに変化する左右一対の非対称の部材で形成され且つ被覆する状態で前記特定入賞領域へ向かって転動した球の停留を禁止するために前記第二球経路に導くようにその前面が傾斜状に形成されると共に、その側面からの球の投入を禁止するために側面被覆板が前記左右一対の非対称の部材のそれぞれに一体的に形成される被覆部材と、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域に入賞した球であって当該可変入賞球装置から排出される球を検出する排出球検出手段と、表示装置と、を備え、前記弾球遊技機は、遊技に応じた効果音を出力するスピーカと、前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定球検出手段の球検出があることを条件に当該記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段と、前記可動部材を駆動する被覆部材駆動手段と、前記表示装置を表示制御する表示制御手段と、前記スピーカを駆動制御する効果音制御手段と、前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、からなり、前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定入賞領域を前記被覆部材で被覆するように前記被覆部材駆動手段を駆動制御し、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記排出球数と入賞球数とが一致しないと判別した場合に前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化すると共に前記表示装置にその旨の表示を表示し且つ前記スピーカで効果音を出力し、さらに前記表示装置にエラー表示を実行し、該エラー表示は、前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで異なる表示し、前記遊技の不能動化と前記表示と前記効果音とを前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することを特徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊技状態が終了したときには、被覆部材で特定入賞領域が被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に球を特定入賞領域に入賞させようとしても、被覆部材によって特定入賞領域が被覆されているので、簡単に球を投入させることができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができる。
【0005】
【0006】
【0007】
また、本発明においては、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記排出球数と入賞球数とが一致しないと判別した場合に前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化すると共に前記表示装置にその旨の表示を表示し且つ前記スピーカで効果音を出力し、さらに前記表示装置にエラー表 示を実行し、該エラー表示は、前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで異なる表示し、前記遊技の不能動化と前記表示と前記効果音とを前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することにより、可変入賞球装置に入賞した打球に関して入賞球と排出球とが一致しないトラブルが生じたときに、その旨が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことができると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞球と排出球とが一致したときには、自動的に報知前の遊技状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打球を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技領域3のほぼ中央には、可変入賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の下方には、それぞれ始動球検出器5a〜5cを内蔵した左,中,右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。始動入賞口4a〜4cに打球が入賞すると、これを始動球検出器5a〜5cが検出することで、可変入賞球装置20を所定期間開放するようになっている。なお、始動入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a,4cに入賞した場合は、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bを1回開放し、始動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bに入賞した場合は、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bを2回開放するようになっている。また、このように始動球検出器5a〜5cの入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作を行う状態を始動入賞遊技状態という。また、遊技領域3には、上記した構成以外にも、風車ランプ7a,7bを内蔵した風車6a,6b、風車8a,8b、サイドランプ10a,10bを内蔵したサイドランプ飾り9a,9b、アウト口11、等が設けられている。
【0009】
次に、可変入賞球装置20について、図2乃至図4を参照して説明する。可変入賞球装置20は、図2に示すように、当該可変入賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付基板21を有し、該取付基板21には、上部入賞空間22と下部入賞空間30が形成されている。また、取付基板21には、上部入賞空間22に打球を導くための左右一対の開閉片23a,23bが回動可能に設けられている。開閉片23a,23bは、それぞれ周知のリンク機構を介してソレノイド24a,24bが連結され、該ソレノイド24a,24bがONしたときに、上部入賞空間22を開放する方向に回動する(図2の一点鎖線で示す位置)一方、ソレノイド24a,24bがOFFしたときに、上部入賞空間22を閉鎖する方向に回動する(図2の実線で示す位置)ようになっている。上部入賞空間22の底壁部分には、上部入賞空間22に入賞した打球を検出する左右一対の入賞球検出器25a,25bが設けられている。なお、入賞球検出器25a,25bで検出された入賞球は、入賞球検出器25a,25bを通過した後、取付基板21の左右両側に形成された球通路26a,26bを通って球排出口27a,27bから下部入賞空間30に送り込まれるようになっている。また、上部入賞空間22内の後面壁には、後で詳述する特定遊技状態での開閉片23a,23bの残り開放回数を表示する残り回数表示器28と、可変入賞球装置20への入賞個数を表示する入賞個数表示器29と、が設けられている。
【0010】
一方、下部入賞空間30には、前記球排出口27a,27bから送り込まれた入賞球を後方に向かって転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の下流端に形成された開口32と、該開口32を落下した球を検出する左右一対の排出球検出器33a,33bと、開口32を開閉する開閉板34と、該開閉板34の上方位置で回転する回転ドラム36と、該回転ドラム36の上端部後方に配された上部転動板40と、が設けられている。開閉板34は、ソレノイド35が連結され、該ソレノイド35がONしたときに、開口32を閉鎖する方向に進出移動する一方、ソレノイド35がOFFしたときに、開口32を開放する方向に退行移動するようになっている。回転ドラム36は、複数の連結ギヤ37a〜37cを介してモータ38が連結され、該モータ38の駆動に伴って常時一定速度で一方向(図4に示す矢印方向)に回転するようになっている。また、回転ドラム36の周面には、左,中,右の横一列3箇所に永久磁石39a〜39cが埋設されている。これにより、回転ドラム36は、開閉板34による開口32の閉鎖状態で、開閉板34上に停留される球を永久磁石39a〜39cの磁力によって吸引し、これを回転動作に伴って上部転動板40に送り込むようになっている。
【0011】
上部転動板40の後方側には、中央を境として左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a,40bが形成されており、該傾斜部40a,40bの下流側(左右両側)には、傾斜部40a,40bを転動した球を再度下部転動板31上に送り込む球通路41a,41bが形成されている。なお、傾斜部40a,40bは、後方側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入口42の前方には、本実施形態の要部を構成する左右一対の被覆部材43a,43bが設けられている。
【0012】
ここで被覆部材43a,43bについて詳細に説明すると、被覆部材43a,43bには、それぞれ回転軸44a,44bが一体的に取り付けられ、該回転軸44a,44bの後端には、ラッチ式のソレノイド45を連結した昇降部材46と連係する連結部材46a,46bが一体的に取り付けられている。なお、昇降部材46及び連結部材46a,46bは、ソレノイド45を構成するプランジャ45aの昇降動作を回転軸44a,44b(被覆部材43a,43b)の回転動作に変換するものである。これにより、被覆部材43a,43bは、ラッチ式のソレノイド45がONする毎に、特定受入口42の前方を被覆する方向と特定受入口42前方の被覆を解除する方向とに交互に回転させるようになっている。
【0013】
ところで、被覆部材43a,43bは、図2に示すように、正面から見て非対称の大きさとなるように形成されると共にその前面が左右に向かって下り傾斜する傾斜面となっておりさらに左右両サイドからの球の投入を阻止する側面被覆板50a,50bが一体的に形成されている。被覆部材43a,43bは、このような形状を有することにより、特定受入口42の前方を被覆した状態においては、前記回転ドラム36の中央の永久磁石39bに吸着された打球が被覆部材43a,43bの位置に到達しても、左右の被覆部材43a,43bの対向する部分(継ぎ目の部分)と一致しないため停留せずに被覆部材43bの前面傾斜面に沿って右側に誘導され、また、正面及び側方から球を意図的に特定受入口42に投入できないようになっている。特定受入口42に球を意図的に投入するために、被覆部材42a,42bの被覆状態を解除するためには、被覆部材42a,42bを無理やり左右方向に開放しなければならないが、可変入賞球装置20の狭い下部入賞空間30に指を入れて開放させることは極めて困難である。
【0014】
しかして、上記のように構成される被覆部材43a,43bは、始動入賞遊技状態中及び後述する特定遊技状態中以外の期間は、前記特定受入口42を被覆する状態を維持するものである。また、始動入賞遊技状態中においては、始動入賞時(又は入賞球検出器25a,25bが打球を検出した時でも良い)に被覆状態を解除し、所定時間(可変入賞球装置20に受入れられた打球が特定受入口42に到達するに十分な時間)が経過したときに被覆状態に復帰するように駆動制御されるものである。更に、特定遊技状態中においては、後述する開閉サイクルの前半(例えば、9回の開閉動作又は5個の入賞)までは被覆状態とされ、開閉サイクルの後半に被覆状態を解除するように駆動制御されるものである。
【0015】
なお、被覆部材43a,43bは、上記の形状及び構造に限られるものではなく、特定受入口42に球を投入できない及び停留できない構造であれば、特定受入口42を完全に被覆しても良いし、部分的に被覆しても良いし、更に、回動動作によって被覆するものでなくてもスライド動作によって被覆しても良く、駆動源もソレノイドではなくモータ等であっても良い。
【0016】
また、特定受入口42の外周には、装飾用のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受入口42の内部には、特定受入口42に入った球を検出する特定球検出器48が設けられている。特定球検出器48の下流側には、検出した球を開閉板34の下方位置を通して排出球検出器33aに送り込む球通路49が形成されている。なお、可変入賞球装置20の取付基板21には、前記上部入賞空間22の前面開口の上辺及び側辺に沿って上部障害突起51が突設され、前記下部入賞空間30の前面開口の下辺及び側辺に沿って囲い枠55が突設され、これらの上部障害突起51と前記開閉片23a,23bと囲い枠55とによって遊技領域3と上部入賞空間22及び下部入賞空間30とが区画されている。そして、上部障害突起51の上方に通常の入賞口52が開設される。また、開閉片23a,23bの基部(軸支部)を被覆するようにその前面に上部装飾板53が取り付けられ、囲い枠55の前面下部に下部装飾板54が取り付けられている。
【0017】
ところで、上記した可変入賞球装置20等を構成する各種作動部材は、図5に示すように、CPU61、ROM62、及びRAM63を備えた遊技制御回路基板60によってその作動が制御されるようになっている。具体的に、遊技制御回路基板60は、特定球検出器48、始動球検出器5a〜5c、排出球検出器33a,33b、及び入賞球検出器25a,25bから個々の検出信号を入力する。そして、これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御回路基板60は、サイドランプ10a,10b、風車ランプ7a,7b、各ソレノイド24a,24b,35,45、モータ38、残り回数表示器28、LED表示器47、入賞個数表示器29、及びスピーカ64の各種作動部材に制御信号を出力して各種作動部材の作動を所定態様で制御する。なお、スピーカ64に対しては、別途制御基板を介して制御されるものでもよい。
【0018】
次に、上記した遊技制御回路基板60による可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレノイド24a,24bが所定時間ONされて開閉片23a,23bが開放すると同時にソレノイド45がONされて被覆部材43a,43bが特定受入口42の被覆状態を解除する。開閉片23a,23bの開放動作中に打球が上部入賞空間22内に入賞すると、その入賞球は入賞球検出器25a,25bを通って下部入賞空間30に送り込まれる。また、開閉板34は、遊技制御回路基板60によるソレノイド35のON制御により、入賞球検出器25a,25bが入賞球を検出してから所定時間が経過するまで開口32を閉鎖する方向に移動する。そして、下部入賞空間30に送り込まれた球は、開口32の閉鎖時間内で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39a〜39cに吸引されると、回転ドラム36の回転に伴って上部転動板40に送り込まれる。
【0019】
このとき、開閉板34上に停留された入賞球が左右の永久磁石39a,39cに吸引された場合、その入賞球は、100%の確率で球通路41a,41bに送られる。なお、この時点で、開閉板34は、遊技制御回路基板60によるソレノイド35のOFF制御により、開口32を開放する方向に移動している。そして、球通路41a,41bに送られた球は、下部転動板31を通って開口32を落下し、排出球検出器33a,33bに送り込まれる。一方、開閉板34上に停留された入賞球が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その入賞球は、かなり高い確率(100%ではない)で特定受入口42に送られる。そして、特定受入口42に送られた球(V入賞した球)は、特定球検出器48を通過した後に球通路49を通って排出球検出器33aに送り込まれる。また、このとき、特定球検出器48での球の通過(特定球検出器48による球の検出)によって特定遊技状態が発生する(実際は、特定遊技状態を発生させる権利が得られるだけで、入賞球数と排出球数とが一致した時点で初めて特定遊技状態が発生する)。なお、排出球検出器33a,33bを通過した球は、図示しない球通路を通って入賞球集合カバー体(図示しないが遊技盤1の裏面に固着される)に集められる。また、排出球検出器などは、入賞球集合カバー体などに設けられるものでもよい。そして、再度ソレノイド45がONされて被覆部材43a,43bが特定受入口42を被覆した状態で始動入賞遊技状態を終了する。なお、再度ソレノイド45がONして被覆部材43a,43bが特定受入口42を被覆する条件は、開閉片23a,23bが開放して所定時間経過したのにも拘わらず入賞球検出器25a,25bがONしなかったと判別されたとき、開閉片23a,23bが開放して所定時間内に入賞球検出器25a,25bによる検出数と排出球検出器33a,33bによる検出数が一致したとき、特定球検出器48がONしたとき、の何れかであるが、他の条件で被覆しても良い。ただし、上記のような条件で被覆するようにすれば、V入賞する可能性があるときに被覆しないようにできるので遊技者に不満を抱かせることがない。
【0020】
次に、特定遊技状態が発生した場合においては、遊技制御回路基板60によりソレノイド35がON/OFF制御されることで、開閉片23a,23bが所定時間の開放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。なお、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入賞球が入賞球検出器25a,25bによって検出された場合には、その時点で開閉片23a,23bの開放動作を終了する。また、開閉片23a,23bの開閉サイクル中は、ソレノイド35が常時ONされることで、開閉板34は常に開口32を閉鎖する。これにより、開閉サイクル中に可変入賞球装置20に入賞した球は、開閉サイクルの終了時点までは開口32を落下することがない。従って、開閉板34上に停留された入賞球が左右の永久磁石39a,39cに吸引された場合、その入賞球は、球通路41a,41bを通って下部転動板31に送り込まれ、再度開閉板34上に停留される。一方、開閉板34上に停留された入賞球が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その入賞球は、特定受入口42前方の被覆部材43a,43bに受け止められてその前面傾斜面に沿って右側に誘導され再度下部転動板31に送り込まれる。
【0021】
上記した開閉サイクルの前半(例えば、9回の開閉動作の終了又は5個の入賞球の発生)が終了した場合には、ラッチ式のソレノイド45がONされ被覆部材43a,43bの被覆状態を解除して特定受入口42を開放する。その後、開閉サイクルの終了と同時に、ソレノイド35がOFFされることで、開閉板34は開口32を開放し、ソレノイド45がONされることで、被覆部材43a,43bは特定受入口42前方を被覆する。ただし、被覆部材43a,43bの開放中に永久磁石39bに吸着された打球が特定受入口42に入った場合には、特定球検出器48を通過することで、以上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立させると共に直ちに当該開閉サイクルを終了し、所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片23a,23bを開放する。なお、開閉サイクルの許容継続回数は、最高16回(16ラウンド)まで許容されるようになっている。また、このような特定遊技状態において、残り回数表示器28は、開閉片23a,23bの残り開放回数(残りのラウンド回数)を表示し、入賞個数表示器29は、1ラウンド毎に入賞個数を表示するようになっている。また、開閉サイクル及びラウンド回数は、特に18回、及び16回に限定せず、1回でも複数回でもよく、さらには可変表示器でラウンド回数を決定するようなものでもよい。
【0022】
次に、前記遊技制御回路基板60による始動入賞遊技状態における制御(以下、始動入賞制御という)を図6を参照して説明する。なお、以下に説明する始動入賞制御において、初期状態でV受付(これを特定球検出有効期間ともいう)は有効状態になっている。ここでいうV受付の有効とは、特定球検出器48での球の検出動作を有効にして特定遊技状態を発生させることが可能な状態とすることをいう。
【0023】
図6のフローチャートにおいて、先ず、始動入賞口4a〜4cへの入賞があるか否か、言い換えれば始動球検出器5a〜5cがONしたか否かを判別する(S1)。S1で始動入賞口4a〜4cへの入賞があると判別すると、その時点で始動入賞口4a〜4cへの入賞(始動球検出器5a〜5cでの入賞球の検出動作)を無効(S2)にしてタイマをスタートさせる(S3)。そして、タイマ値が1.5を越えた場合、言い換えれば始動入賞口4a〜4cへの入賞時点から1.5秒が経過すると(S4)、次に入賞が始動入賞口4a,4cへの入賞であるか否か、即ち開閉片23a,23bを1回開放する入賞であるか否かを判別する(S5)。S5で始動入賞口4a,4cへの入賞でないとき、即ち始動入賞口4bへの入賞であり、開閉片23a,23bを2回開放する入賞の場合は、2回開放時の始動入賞制御(S6;以下に説明する1回開放時の制御とはタイマ値が異なり、さらに1回目の開放と2回目の開放との間のインターバル中も入賞があるか監視を行う制御を除いてS6〜S36と同様の制御)を行ってメインフローに復帰する。
【0024】
そして、S5で始動入賞口4a,4cへの入賞であり、開閉片23a,23bを1回開放する入賞の場合は、開閉片23a,23b(以下、これを大入賞口ともいう)を開放して(S7)、タイマ値が2.0となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a,4cへの入賞時点から2.0秒が経過したか否かを判別する(S8)。S8で2.0秒が経過していない場合には、入賞球の有無(入賞球検出器25a,25bのON/OFF)を判別し(S9)、入賞球がないときは前記S8に戻る一方、入賞球があるときは後述するS21に移行する。一方、S8で2.0秒が経過した場合には、大入賞口を閉鎖し(S10)、入賞球の有無を判別する(S11)。S11で入賞球がある場合は、S21に移行する一方、入賞球がない場合は、排出球の有無(排出球検出器33a,33bのON/OFF)を判別する(S12)。S12で排出球がある場合は、後述するS32に移行する一方、排出球がない場合は、タイマ値が3.0となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a,4cへの入賞時点から3.0秒(大入賞口が閉鎖してから1.0秒)が経過したか否かを判別する(S13)。S13で3.0秒が経過していない場合には、前記S11に戻る一方、3.0秒が経過した場合には、始動口の無効を解除(有効に)する(S14)。この3.0秒(大入賞口が閉鎖してから1.0秒)は、入賞した入賞球が入賞球検出器25a,25bで検出されるのに十分な時間に設定しているので、この時間が経過したのにも拘わらず、入賞球の検出がないときは、入賞した球がないと判断して、始動口の無効を解除し(有効にし)、即座に次の始動入賞を受け付けるようにできる分けである。その後は、タイマをクリア(S15)すると共に、カウンタをクリア(S16)する。そして、エラー報知2の実施中であるか否かを判別し(S17)、エラー報知2の実施中でないときはそのまま後述するS19に移行する一方、エラー報知2の実施中のときはエラー解除(S18)を行ってS19に移行する。S19では、V入賞の有無(特定球検出器48のONによってV入賞フラグがセットされたか否か)を判別する。S19でV入賞がない場合は、そのままメインフローに復帰する一方、V入賞がある場合は、V入賞フラグをクリアして後述する大当り制御(S20)を行い、その後メインフローに復帰する。
【0025】
また、S21では、入賞球検出器25a,25bで検出した入賞球のカウント数(同図中には、入賞球カウンタと記載)が、排出球検出器33a,33bで検出した入賞球のカウント数(同図中には、排出球カウンタと記載)と一致するか否かを判別することで、下部入賞空間30内に入賞球が残留しているか否かを判別する。S21で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致して下部入賞空間30内に入賞球が残留していないと判別した場合は、前記S15に移行する一方、排出球カウンタが入賞球カウンタと一致せずに下部入賞空間30内に入賞球が残留していると判別した場合は、タイマ値が12となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a〜4cへの入賞時点から12秒(大入賞口が閉鎖してから10秒)が経過したか否かを判別する(S22)。S22で12秒が経過していないときはそのまま後述するS25に移行する一方、12秒が経過したときはタイマをクリアする(S23)。そして、エラー報知2(表示器28,29で「E2」と表示)を実施すると共に遊技を不能動化して(S24)、S25に移行する。つまり、入賞球が排出されるのに十分な時間が経過しているのにも拘わらず、球が排出されない状態なので、球詰まりしたことなどが考えられるため、遊技を中断(待機状態)し、異常状態を報知するのである。S25では、V入賞の有無を判別し、V入賞がない場合は、そのまま前記S21に移行する一方、V入賞がある場合は、V受付を終了(S26)した後、言い換えれば特定球検出器48による通過球の検出を無効(特定球検出有効期間を無効)にした後に前記S21に移行する(V入賞があったときはV入賞フラグがセットされる)。
【0026】
また、前記S1で始動入賞口4a〜4cへの入賞がないと判別した場合は、V入賞の有無(特定球検出器48のONによってV入賞フラグがセットされたか否か)を判別する(S27)。S27でV入賞がない場合は、そのままメインフローに復帰する一方、V入賞がある場合は、V受付を終了(S28)した後に排出球の有無(排出球検出器33a,33bのON/OFF)を判別する(S29)。S29で排出球を検出すると、次に排出球カウンタが入賞球カウンタと一致したか否かを判別する(S30)。そして、S30で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致したことを判別すると、入賞球及び排出球のカウンタをクリア(S31)して前記S20に移行する。なお、S30において、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致しない限りS31に進まないように制御されるが、所定時間経過しても一致しない場合には、S22〜S24と同様に処理を実行させても良い。
【0027】
また、入賞球が無いにも拘わらず前記S12で排出球があったと判別された場合は、S32に移行する。S32では、エラー報知1(表示器28,29で「E1」と表示)を実施すると共に遊技を不能動化する。これによって入賞球検出器25a,25bの移動(所謂引き抜き)などの不正行為が防止できる。その後は、タイマをクリア(S33)すると共に、カウンタをクリア(S34)し、入賞球の有無を判別する(S35)。S35で入賞球がないときは前記S32に戻る一方、入賞球があるときはエラー解除(S36)を行ってメインフローに復帰する。
【0028】
なお、上記した制御において、開閉片23a,23bの開放中に入賞球検出器25a,25bで入賞が検出される可能性がないような構造とした場合には、S9のステップを削除するようにしてもよい。また、図6の制御では、S12で排出球の有無を判別し、排出球がある場合にエラー報知1を行うようにしているが、行わないようにしてもよい。
【0029】
また、上記S29の判別ステップで排出球の検出がある場合、これに伴って大当り制御を行うようにしてもよい。つまり、入賞球検出器25a,25bによる入賞球の検出がなくても大当りを発生させるようにしてもよい。また、S29で所定時間待っても排出球の検出がない場合は、そのままエラーをかける(遊技を不能動化したり、音やランプで異常報知する)ようにしてもよく、S30で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致しないときも同様にエラーをかけてもよい。また、上記した制御では、V入賞したら、入賞球数と排出球数とが一致するまで(排出球が検出されるまで)Vを無効にしているが、この間もV入賞を受け付ける(有効にする)ようにしてもよい。具体的には、S28のステップをなくして、大当りするまでの間のV入賞を無視しない構成でもよい。つまり、その間に例えばもう1個V入賞したときは、2ラウンド目から特定遊技状態が始まる。言い換えれば、正規なV入賞でなくともV入賞したとして継続権が成立し、次のラウンドに移行してしまうものである。それ故、V入賞してからVを無効にする方が望ましいのである。
【0030】
次に、上記した始動入賞制御の具体的な制御を図7乃至図12を参照して説明する。なお、通常の遊技状態において、始動有効期間は、始動球検出器5a〜5cがONするまで有効が継続され、特定球有効期間は、特定球検出器48がONするまで有効が継続される。先ず、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b又は大入賞口ともいう)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへの入賞に伴う開放動作) において入賞がない場合は、図7に示すように、左右の始動球検出器5a,5cがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5a,5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞せず、入賞球検出器25a,25bがONしないと、開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒後に始動有効期間が有効に切り替わる。但し、この構成において、排出球検出器33a,33bだけがONした場合は、エラーとなる。一方、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0031】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへの入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞球が正常に排出された場合は、図8に示すように、左右の始動球検出器5a,5cがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5a,5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a,25bによる入賞球の検出があると、その入賞球が排出球検出器33a,33bにより排出球として検出された時点(排出球検出器33a,33bがONした時点)で始動有効期間は有効に切り替えられる。なお、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過するまでに入賞球検出器25a,25bにより2個目以降の入賞球の検出がある場合では、排出球検出器33a,33bが最後にONした時点(図8においては、2個の入賞がある場合を例示しているため、排出球検出器33a,33bが2個目の入賞球を検出した時点)で始動有効期間は有効に切り替えられる。また、図8において、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0032】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへの入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞球が正常に排出されなかった場合は、図9に示すように、左右の始動球検出器5a,5cがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5a,5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a,25bによる入賞球の検出があり、その後、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から10.000秒が経過した時点までに排出球検出器33a,33bがONしないと、この時点で異常発生と判断してエラー報知(エラー報知2と共に遊技不能動化)を行う。また、図9において、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0033】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a,4cへの入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞球が正常に排出され且つ特定球検出がある場合は、図10に示すように、左右の始動球検出器5a,5cがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5a,5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a,25bによる入賞球の検出があり、その後、特定球検出器48がONしてV入賞があると、その時点で特定球有効期間は、無効に切り替わる。また、そのV入賞時点で音やランプによってV入賞した旨を報知(大当り報知)する。そして、特定球検出器48で検出された球が排出球検出器33a,33bで検出された時点から所定期間(1.5秒)のインターバルを置いた後に特定遊技状態を発生させる。なお、始動有効期間は、入賞球検出器25a,25bによる球検出後、無効が継続される。また、特定球有効期間は、特定遊技状態としての可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの開放と同時に再度有効になる。但し、特定球検出器48で検出された球が排出球検出器33a,33bで検出される、即ち入賞球数と排出球数が一致しなければ、特定球有効期間は無効のままで特定遊技状態も発生させない。
【0034】
ところで、上記図10に示したように、本実施形態では、少なくともV入賞してから入賞球数と排出球数とが一致するまで(実施形態中では、次のラウンドの開始時点まで)、V入賞を無効にしているので、Vに連続入賞(特定球検出器48が連続的に通過球を検出)することがあっても、2個目以降のV入賞によって特定遊技状態が不本意に継続してしまう(1ラウンド分の開閉動作をすることなく次のラウンドに進む)ことがない。また、本実施形態のように、入賞球数と排出球数とが一致してから所定期間V入賞を無効にしてもいいし、入賞球数と排出球数とが一致した時点で即座に(一致と同時に)V入賞を有効にして大当り動作するようにしてもいい。また、V入賞してから入賞球数と排出球数とが一致するのに十分な時間を待ちその間V入賞を無効にして、その後、入賞球数と排出球数とが一致すれば大当りにする一方、入賞球数と排出球数とが一致しなければエラーをかける(遊技を不能動化したり、音やランプで異常報知する)ようにしてもよい。
【0035】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に伴う開放動作) において入賞がない場合は、図11に示すように、中央の始動球検出器5bがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5bのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.800秒間開放(ON)し、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞せず、入賞球検出器25a,25bがONしないと、開閉片23a,23bの2回目の開放動作における閉鎖から1.000秒後に始動有効期間が有効に切り替わる。但し、排出球検出器33a,33bだけがONしたときには、エラーとなる。一方、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0036】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞球が正常に排出された場合は、図12に示すように、中央の始動球検出器5bがONすると、そのON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動球検出器5bのON時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a,23b(ソレノイド24a,24b)が0.800秒間開放(ON)し、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a,25bによる入賞球の検出があると、その入賞球が排出球検出器33a,33bにより排出球として検出された時点(排出球検出器33a,33bがONした時点)で始動有効期間は有効に切り替えられる。なお、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bの2回目の閉鎖から1.000秒が経過するまでに入賞球検出器25a,25bにより2個目以降の入賞球の検出がある場合では、排出球検出器33a,33bが最後にONした時点(図12においては、2個の入賞がある場合を例示しているため、排出球検出器33a,33bが2個目の入賞球を検出した時点)で始動有効期間は有効に切り替えられる。また、図12において、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。
【0037】
ところで、従来では、始動入賞があった場合、可変入賞球装置を閉鎖してから所定時間(特定球有効期間を含む)までを始動有効期間の無効期間として予め設定していた。このため、可変入賞球装置への入賞がない場合でも始動入賞の無効期間が長くなってしまい、この時間が無駄な時間となっていた。そこで、従来では、入賞球が入賞空間内を落下するのに十分で且つ短い時間を設定しなければならないので面倒であった。これに対して、上記した図6に示す始動入賞制御の構成によれば、入賞がないにも拘わらず始動入賞の無効期間が経過するのを待つ必要がない。さらには、異常を判断するためだけの時間を設定すればよく、可変入賞球装置(役物)内で球を遊ばせる時間を長くとることができる。
【0038】
なお、始動有効期間の制御は、上記した構成に限定しない。例えば、始動入賞時から大入賞口が開くまで始動有効期間を有効にするようにしてもよい。また、可変入賞球装置において、開閉部材(開閉片)は1つでもよく、横スライド方式や前後開放方式のものであってもよい。また、入賞球検出器等の球の検出手段は、フォトスイッチやマイクロスイッチ等でもよく、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0039】
次に、前述した図6の始動入賞制御における大当り制御(S20)を図13を参照して説明する。図13のフローチャートにおいて、先ず、インターバルタイマをスタートさせる(SA1)。そして、SA1でインターバルタイマのタイマ値が1.5となったか否か、言い換えればインターバルタイマのスタート時点から1.5秒が経過したか否かを判別し(SA2)、1.5秒が経過したら、タイマをクリア(SA3)した後に、ラウンド数カウンタに1を加算する(SA4)。その後、ラウンド数カウンタが16であるか否かを判別し(SA5)、ラウンド数カウンタが16のときは、そのまま後述するSA7に移行する一方、ラウンド数カウンタが16以外のときは、V受付を有効(SA6)にした後に、SA7に移行する。SA7では、始動口(始動球検出器5a〜5cの検出)を無効にし、次に開閉片23a,23bの開閉動作を行う(SA8)。その後、入賞球カウンタ(入賞球検出器25a,25bによってカウントされた入賞球数)が10であるか否かを判別する(SA9)。SA9で入賞球カウンタが10の場合は、タイマをスタートさせる(SA10)と共に開閉片23a,23bの開閉動作を終了させて(SA11)、後述するSA14へ移行する。一方、SA9で入賞球カウンタが10でない場合は、開閉片23a,23bが18回開放したか否かを判別し(SA12)、18回開放した場合は、SA10に移行する一方、18回開放していない場合は、V入賞しているか否かを判別する(SA13)。SA13でV入賞していない場合は、前記SA8に移行する一方、V入賞している場合は、前記SA10に移行する。
【0040】
また、SA14では、タイマ値が10となったか否か、言い換えれば10個の入賞球が検出された時点あるいは開閉片23a,23bが18回の開放を終了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。SA14で10秒が経過していない場合には、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致するか否かを判別する(SA15)。そして、SA15で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致しない場合は、V入賞しているか否かを判別し(SA16)、V入賞していない場合は、前記SA14に移行する一方、V入賞している場合は、後述するSA21に移行する。また、SA15で入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致する場合は、V受付を有効(SA17)にする(既にV受付有効であればV受付有効を継続)と共に始動口を有効(SA18)にし、その後、タイマをクリア(SA19)すると共にカウンタをクリア(SA20)して(ラウンド数カウンタを含め入賞球カウンタ、排出球カウンタ、V入賞フラグも合わせてクリアする)メインフローに復帰する。なお、SA17のステップでは、最終ラウンド時にはV受付を無効から有効に切り替え、最終ラウンド時以外はV受付の有効を継続するものである。
【0041】
また、SA21では、V受付を終了する。その後は、SA22に進んで、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致するか否かを判別する。SA22で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致しない場合は、後述するSA28に移行する一方、排出球カウンタが入賞球カウンタと一致する場合は、ラウンド数カウンタが16であるか否か、言い換えれば特定遊技状態が最終ラウンドとなる16ラウンド中であるか否かを判別する(SA23)。SA23で16ラウンド中の場合は、前記SA17に移行する一方、16ラウンド以外のラウンド中の場合は、インターバルタイマをスタートさせる(SA24)。そして、SA25でインターバルタイマのタイマ値が1.5となったか否か、言い換えればインターバルタイマのスタート時点から1.5秒が経過したか否かを判別し、1.5秒が経過したら、インターバルタイマをクリア(SA26)すると共にカウンタをクリア(SA27)して(ラウンド数カウンタはクリアせず、入賞球カウンタ、排出球カウンタ、に合わせてV入賞フラグもクリアする)、前記SA4に戻る。
【0042】
また、SA28では、タイマ値が10となったか否か、言い換えれば10個の入賞球が検出された時点あるいは開閉片23a,23bが18回の開放を終了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。SA28で10秒が経過していない場合には、前記SA21に移行する一方、10秒が経過した場合には、エラー報知2を実施すると共に遊技を不能動化して(SA29)、SA30に移行する。SA30では、V入賞しているか否かを判別し、V入賞している場合は、後述するSA33に移行する。一方、SA30でV入賞していない場合は、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致するか否かを判別する(SA31)。SA31で入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致する場合は、エラー解除(SA32)を行って前記SA17に移行する一方、排出球カウンタが入賞球カウンタと一致しない場合は、前記SA29に移行する。また、SA33では、V受付を終了し、その後、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致するか否かを判別する(SA34)。そして、SA34で排出球カウンタが入賞球カウンタと一致しない場合は、前記SA29に移行する一方、入賞球カウンタと排出球カウンタとが一致する場合は、エラー解除(SA35)を行って前記SA23に移行する。
【0043】
なお、上記したエラー報知1,2は、前記残り回数表示器28及び入賞個数表示器29以外の各種ランプ,LEDを消灯して、各表示器28,29にそれぞれの態様で表示されるものであるが、これに合わせて音などを発生させてエラーを報知するようにしてもよい。また、遊技制御不能動化は、通常状態及び始動入賞制御中では、始動入賞させても開閉片23a,23bを開放しない、特定球検出器48で球検出させても特定遊技状態にならない、大当り制御中であれば開閉動作を停止したままになり始動入賞により開閉片23a,23bの開放は行わない。さらに、その間、特定球検出器48及び入賞球検出器25a,25bなどの球を無効にしてもよい。即ち、遊技制御不能動化とは、次の状態に移行しないようにするものであればよく、これに合わせて打球発射を禁止にしたり、賞球を停止するようにしてもよい。また、SA1、SA2、SA24、SA25を設けずに、インターバルを置かずに即座に開閉片23a,23bを開放するようにしてもよい。また、最終ラウンド時は、V入賞しても(V入賞フラグがセットされても)大当り遊技状態を継続させなければ、どのような制御をしてもよい。例えば、V受付有効にしておいて、構造的にV入賞しないように(蓋をしてしまうなど)するものでもよい。また、入賞球数が排出球数より多いときと、排出球数が入賞球数より多いときとで、エラー報知の内容を変えてもよい。
【0044】
次に、上記した大当り制御の最終ラウンドを除くラウンド(1〜15ラウンド)での具体的な制御を図14乃至図16を参照して説明する。なお、大当り遊技状態の開始時点では、始動有効期間は無効となり、特定球有効期間は有効となる。また、最終ラウンドは、特定球検出器48で検出があっても次のラウンドに移行しない点(特定球有効期間が無効となっている点)を除けば、1〜15ラウンドと同様の制御を行う。また、1回のラウンド中では、可変入賞球装置20の開閉片23a,23bが0.800秒間ON(開放)し、0.800秒間のインターバルを置いた後に、再度0.800秒間ON(開放)し、トータルとしてこのような開放動作が18回繰り返し行われる。但し、18回の開放が終了するまでに、10個の入賞がある場合には、その10個目の入賞球の検出時点で開放動作が終了する。先ず、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出され且つラウンドが継続する場合は、図14に示すように、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a,25bが10個の入賞球を検出し、さらにその10個の入賞球のうちいずれかが特定球検出器48で検出されると、その検出時点から特定球有効期間が無効となる。その後は、排出球検出器33a,33bが最後にONした時点(図14においては、排出球検出器33a,33bが10個目の排出球を検出した時点)、つまり、入賞球数と排出球数が一致した時点から1.500秒が経過した時点で、次のラウンドが開始されると共に、特定球有効期間が有効に切り替えられる。一方、始動有効期間は、特定球検出器48が入賞球を検出してラウンド継続が行われるため、有効に切り替わることなく無効が継続する。なお、前述したように、開閉サイクルの後半は、被覆部材43a,43bの被覆状態が解除されていて、特定入賞口42を開放しているが、再び被覆状態にする条件として、入賞球数と排出球数とが一致することを条件としている。つまり、V入賞する可能性が全くなくなってから被覆状態とするので、遊技者が不満に思うことがない。ただし、他の条件で被覆状態とするように制御しても良い。
【0045】
ところで、図14中では、特定球有効期間(V入賞)を無効にするタイミングが特定球の検出時点としているが、入賞球数と排出球数がイコールになった(一致した)時点で特定球有効期間を無効にしてもよく、さらにはV入賞を無効に切り替えることなく有効を継続させるものであってもよい。なお、本実施形態の大当り制御によれば、前記始動入賞制御と同様に、少なくともV入賞してから入賞球数と排出球数とが一致するまで(実施形態中では、次のラウンドの開始時点まで)、V入賞を無効にしているので、Vに連続入賞(特定球検出器48が連続的に通過球を検出)することがあっても、2個目以降のV入賞によって特定遊技状態が不本意に継続してしまう(1ラウンド分の開閉動作をすることなく次のラウンドに進む)ことがない。また、入賞球数と排出球数が一致した時点から次のラウンドの1回目の開放までの間で、始動有効期間を有効にするようにしてもよいが、その構成では、始動入賞によってその大当り動作が中断されることがあるので、無効を継続される制御の方が望ましい。
【0046】
次に、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出され且つラウンドが継続しない場合は、図15に示すように、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a,25bが10個の入賞球を検出し、さらにその10個の入賞球のうちいずれの入賞球も特定球検出器48で検出されないと、排出球検出器33a,33bが最後にONした時点(図15においては、排出球検出器33a,33bが10個目の排出球を検出した時点)で始動有効期間が有効に切り替えられて大当り遊技状態が終了する。また、図15において、特定球有効期間は、特定球検出器48による通過球の検出がないため、無効に切り替わることなく有効が継続する。なお、入賞球数と排出球数とが一致したことで、特定受入口42は、被覆部材43a,43bによって被覆される。
【0047】
次に、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出されない場合は、図16に示すように、開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a,25bが10個の入賞球を検出したにも拘わらず、その10個目の入賞球の検出時点から10.000秒が経過するまでに排出球検出器33a,33bが全ての入賞球(図16においては、10個の入賞球)を検出しないと、この時点で異常発生(球詰まり)と判断してエラー報知(エラー報知2と遊技不能動化)を行う。そして、店員によって球詰まりが解消される(この時点では、入賞球数と排出球数とが一致していないので、被覆部材43a,43bが特定受入口42を被覆しておらず、店員が球を特定受入口42に投入する)と共に特定球検出器48がONされる(特定球検出器48に球が通過される)と、その時点で特定球有効期間が無効に切り替えられる。その後は、店員によって特定球検出器48に通過された球が排出球検出器33a,33bで検出されると、その検出時点から1.500秒が経過した時点で、特定球有効期間が有効に切り替えられると共に次のラウンドが開始される。一方、始動有効期間は、特定球検出器48が入賞球を検出してラウンド継続が行われるため、有効に切り替わることなく無効が継続する。
【0048】
以上のように、本実施形態の構成によれば、遊技領域3に設けられた始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への打球の入賞を検出する始動球検出器5a〜5c(始動球検出手段)の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置20を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置20に受け入れられた打球が可変入賞球装置20の入賞空間30に形成された特定受入口42(特定入賞領域)へ入賞して特定球検出器48(特定球検出手段)により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置20を駆動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発生し得るように前記特定球検出器48(特定球検出手段)の球検出を有効にする一方、前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定受入口42(特定入賞領域)への球の投入及び停留を禁止するように前記特定受入口42(特定入賞領域)を被覆部材43a,43bで被覆したことを特徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊技状態が終了したときには、被覆部材43a,43bで特定入賞領域が被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に球を特定受入口42(特定入賞領域)に入賞させようとしても、被覆部材43a,43bによって特定受入口42(特定入賞領域)が被覆されているので、簡単に球を投入させることができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができる。
【0049】
また、上記実施形態においては、前記可変入賞球装置20は、該可変入賞球装置20に入賞した球を検出する入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)と、該可変入賞球装置20から排出された球を検出する排出球検出器33a,33b(排出球検出手段)と、を備え、前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出数と前記排出球検出器33a,33b(排出球検出手段)の検出数とが一致したときに前記特定球検出器48(特定球検出手段)の球検出の有効性を許容することを特徴とする。このように構成することにより、不正に特定遊技状態を発生させようとしても球を入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)と排出球検出器33a,33b(排出球検出手段)とで検出させてその検出数を一致させ且つ球を特定受入口42(特定入賞領域)に入賞させなければならないので、不正な特定遊技状態の発生をより抑制することができる。
【0050】
更に、本実施形態においては、前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出から所定期間経過しても前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出数と前記排出球検出器33a,33b(排出球検出手段)の検出数とが一致しないことに基づいてその旨を報知するエラー報知2(報知手段)と、該エラー報知2(報知手段)による報知が開始された後に前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出数と前記排出球検出器33a,33b(排出球検出手段)の検出数とが一致したことに基づいて前記エラー報知2(報知手段)による報知を終了させると共に報知前の遊技状態に復帰させる自動復帰手段と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、可変入賞球装置20に入賞した打球に関して入賞球と排出球とが一致しないトラブルが生じたときに、その旨が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことができると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞球と排出球とが一致したときには、自動的に報知前の遊技状態が復帰し、遊技を継続することができる。この場合において、エラー報知2による報知が開始した時点での遊技状態が特定遊技状態である場合には、エラー報知2に対する処置を行う前に若しくは処置を行って入賞球と排出球とが一致したときには、自動的に報知前の特定遊技状態に復帰し、遊技を継続することができる。
【0051】
なお、上記した実施形態(第一実施形態)においては、特定球検出器48の有効性を許容する条件として、入賞球検出器25a,25bの検出数と排出球検出器33a,33bの検出数とが一致することとしたが、このような条件を付けることなく、常時特定球検出器48の球検出を有効性を許容したものでも良い。
【0052】
上記した第一実施形態においては、特定受入口42への球の投入及び停留を禁止するために、特定受入口42を被覆部材43a,43bで被覆したものを示したが、特定受入口42に意図的に球を投入及び被覆できない構造として、図17に示す実施形態(以下、第二実施形態という)のように構成しても良い。この第二実施形態について図17を参照して以下詳細に説明する。なお、以下に説明する第二実施形態では、前記第一実施形態と同様な構成部材については同一の符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
【0053】
第二実施形態に係る可変入賞球装置20の構成は、第一実施形態に係る可変入賞球装置20の構成とほぼ同じであり、相違する点は、特定受入口42が被覆部材43a,43bで被覆されていない点、及び下部入賞空間30の前面を前面遮蔽部材としての透明な前面遮蔽板70で被覆した点である。この前面遮蔽板70は、第一実施形態の上部装飾板53及び下部装飾板54を連結した状態で下部入賞空間30の前面を遮蔽するものであり、ビス73によって前方から上部障害突起51及び囲い枠55に止着されている。なお、前面遮蔽板70の上部及び下部には、上部装飾シール71と下部装飾シール72とが貼付されている。
【0054】
しかして、上記のように構成される第二実施形態によれば、遊技領域3に設けられた始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への打球の入賞を検出する始動球検出器5a〜5c(始動球検出手段)の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置20を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置20に受け入れられた打球が可変入賞球装置20の入賞空間30に形成された特定受入口42(特定入賞領域)へ入賞して特定球検出器48(特定球検出手段)により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置20を駆動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発生し得るように前記特定球検出器48(特定球検出手段)の球検出を有効にする一方、前記特定受入口42(特定入賞領域)への球の投入及び停留を禁止するように前記可変入賞球装置20の前記入賞空間30の前面を前面遮蔽板70(前面遮蔽部材)で被覆したことを特徴とする。このように構成することにより、始動入賞からの経過時間に関係なく、正当な遊技の結果、打球が特定受入口42(特定入賞領域)に入賞して特定球検出器48(特定球検出手段)が作動すれば、特定遊技状態が発生するので遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に球を特定受入口42(特定入賞領域)に入賞させようとしても、前面遮蔽板70(前面遮蔽部材)によって可変入賞球装置20の入賞空間30の前面が被覆されているので、簡単に球を特定受入口42(特定入賞領域)に向けて投入させることができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができる。
【0055】
なお、上記した第二実施形態における可変入賞球装置20においては、前面遮蔽板70を止着するビス73を前方から止着し得る構造としたので、入賞空間30内で球詰まり等のトラブルが生じて修理する際には、ビス73を容易に取り外してメンテナンスを行うことができるという利点がある。ただし、不正な取り外しを防止するために前面遮蔽板70を取付基板21の裏面側から止着するようにしても良い。また、第二実施形態のように前面遮蔽板70で遮蔽する場合には、特定受入口42を被覆部材43a,43bで被覆しなくても特定遊技状態を不正に発生させることができないが、第一実施形態のように被覆部材43a,43bによって始動入賞遊技状態の終了(制御的には、始動入賞遊技状態の終了は無い)が分かりにくいという欠点はあるものの、上述したように、始動入賞からの経過時間に関係なく、打球が特定受入口42に入賞して特定球検出器48が作動すれば、特定遊技状態が発生するという利点があるので、始動入賞遊技状態の終了が分からなくても遊技者との間でトラブルが生ずることはない。
【0056】
以上、第一実施形態及び第二実施形態について説明したが、その第一実施形態及び第二実施形態の可変入賞球装置20は、可変入賞球装置20に受入れた入賞球を検出する入賞球検出器25a,25b(10カウント機能を有する)と可変入賞球装置20から排出される入賞球を検出する排出球検出器33a,33bを有するもの(この場合には、打球は10カウント検出されてからV検出される、所謂10・V構造)を示したが、従来から第二種弾球遊技機の可変入賞球装置として使用される、V検出されてから10カウント検出される、所謂V・10構造の可変入賞球装置であっても良い。このような構造の可変入賞球装置80に係る実施形態(以下、第三実施形態という)について図18乃至図21を参照して説明する。図18は、第三実施形態に係る可変入賞球装置80と始動球装置130との関係を示す正面図であり、図19は、その可変入賞球装置80の内部構造を示す一部破断斜視図であり、図20及び図21は、その可変入賞球装置80の断面図である。
【0057】
図18において、可変入賞球装置80は、遊技盤に取り付けられる取付基板81を有し、そのほぼ中央に入賞空間82が形成されている。入賞空間82は、上部球転動板88によって上下に区画され、その上部入賞空間82aの上辺及び左右側辺に沿って上部障害突起83が突設されている。上部障害突起83の上方の取付基板81には、通常の入賞口85が開設されると共にその前面に上部装飾板84が固着されている。上部障害突起83の下方には、一対の開閉片86a,86bが回動自在に軸支されている。この開閉片86a,86bは、周知のリンク機構を介してソレノイド87a,87bに連結されて開閉駆動されるものである。なお、上部障害突起83の内側下部には、開閉サイクルの残り回数を表示する残り回数表示器114と1回の開閉サイクルにおける入賞個数を表示する入賞個数表示器115(共に7セグメントLEDで構成されている)が設けられている。
【0058】
開閉片86a,86bの開放時に受入れられた入賞球は、上部入賞空間82aの底面を構成する上部転動板88によって上部入賞空間82aの後方へ誘導された後、上部転動板88の後端部に形成される落下口89から下部入賞空間82bに落下して下部転動板101によって下部入賞空間82bの前方に向かって流下する。落下口89の後方中央には、揺動部材91(盾の意匠が付与されている)を有する振分装飾部材90(騎士の意匠が付与されている)が設けられている。この振分装飾部材90に設けられる揺動部材91は、その後方延長部のほぼ中央を垂直軸93によって揺動自在に軸支され、その後端下部に形成される係合穴94がモータ92のモータ軸に固着される回転カム96の偏心した位置に突設される係合ピン95と係合されている。これによってモータ92が回転することにより、揺動部材91が左右方向に揺動動作する。揺動部材91は、特定遊技状態における開閉サイクルの後半を除いて常時左右方向に揺動している。なお、振分装飾部材90には、ソレノイド99によって上下方向に摺動する摺動部材100によって動作される装飾部材97(剣の意匠が付与されている)と装飾部材98(鎧の目隠しの意匠が付与されている)が設けられるが、これらは入賞球の流下状態に影響を及ぼすものではない。
【0059】
下部入賞空間82bの底面を構成する下部転動板101は、前方に向かって下り傾斜するものであり、その下流端中央に特定入賞口106が臨むように形成されると共に特定入賞口106の左右に一般入賞口107a,107bが臨むように形成されている。また、下部球転動板101の上流側中央には、1個の入賞球が載置される球載置部102が形成されている。この球載置部102には、前記上部球転動板88のほぼ中央を転動してきた入賞球であって前記揺動部材91によって邪魔されることなく落下した打球が運良く載置できるようになっている。また、球載置部102の後方には、ソレノイド103によって前後方向に進退する球発射部材104が臨んでおり、ソレノイド103が励磁されたときに球載置部102に載置されている入賞球を前方に向かって勢い良く押し出すようになっている。押し出された入賞球は、下部球転動板101のほぼ中央に突設される山形状の誘導突起105によって特定入賞口106又は一般入賞口107a,107bのいずれかに入賞するようになっている。ただし、球載置部102に載置された入賞球だけが特定入賞口106に入賞する可能性が高く、球載置部102に載置されることなく下部球転動板101を転動する入賞球は、ほとんど一般入賞口107a,107bに入賞するようになっている。なお、球載置部102に意図的に球を載せ難いような構造とすることが望ましい。また、球載置部102がもうけられないもでも良い。
【0060】
上記した下部球転動板101の下流端中央に形成される特定入賞口106には、特定球検出器109が内蔵されると共に、その上面を山形上の被覆部材110によって被覆されるようになっている。この被覆部材110は、ソレノイド111によって前後方向に進退可能であり、常には、特定入賞口106の上面を被覆して球を投入及び停留できないようにしている。
【0061】
なお、第三実施形態に係る可変入賞球装置80においても、下部入賞空間82bの下辺及び両側辺を囲むように下部障害突起112が突設されており、この下部障害突起112と前記開閉片86a,86bと上部障害突起83とにより、遊技領域と入賞空間82とを区画している。また、下部障害突起112の前面には、下部装飾板113が固着されている。
【0062】
また、可変入賞球装置80の特定入賞口106及び一般入賞口107a,107bに入賞した入賞球は、遊技盤1の裏面に固着される入賞球集合カバー体120に導かれ、その入賞球集合カバー体120の入賞経路の途中に設けられる入賞球検出器121に検出されるようになっている。入賞球検出器121に検出された検出数は、前記入賞個数表示器115によって表示されるようになっている。
【0063】
また、第三実施形態における可変入賞球装置80に始動入賞遊技状態を生起せしめる始動入賞口131a〜131cは、3つの入賞口が横方向に並列状に配置される1つの始動球装置130として纏められている。各始動入賞口131a〜131cは、始動球検出器132a〜132cを内蔵している。
【0064】
上記のように構成される第三実施形態の可変入賞球装置80の動作について簡単に説明すると、先ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレノイド87a,87bが所定時間ONされて開閉片86a,86bが開放すると同時にソレノイド111がONされて被覆部材110が特定入賞口106の被覆状態を解除する。開閉片86a,86bの開放動作中に打球が上部入賞空間82a内に入賞すると、その入賞球は上部球転動板88を後方に向かって転動する。そして、揺動動作している揺動部材91に衝突しながら落下口89から下部入賞空間82bに送り込まれる。また、上部球転動板88を転動する一部の入賞球は、揺動部材91に衝突することなく球載置部102に載置する場合もある。そして、始動入賞から所定時間が経過したときにソレノイド103が励磁されて球発射部材104が前方に向かって移動する。球載置部102に入賞球が載置されている場合には、その入賞球は、特定入賞口106及び一般入賞口107a,107bに向けて勢い良く打ち出される。打ち出された入賞球が特定入賞口106に入賞して特定球検出器109によって球検出されると特定遊技状態となる。また、始動入賞から十分な所定時間が経過した時に、再度ソレノイド111がOFFされて被覆部材110が特定入賞口106を被覆した状態で始動入賞遊技状態を終了する。この場合においても、制御的には始動入賞遊技状態の終了は無い。つまり、特定球検出器109の球検出は有効のままであり、被覆部材110で特定入賞口106が被覆されるだけである。
【0065】
次に、特定遊技状態が発生した場合においては、ソレノイド87a,87bがON/OFF制御されることで、開閉片86a,86bが所定時間の開放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。なお、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入賞球が入賞球検出器121によって検出された場合には、その時点で開閉片86a,86bの開放動作を終了する。
【0066】
上記した開閉サイクルの前半(例えば、9回の開閉動作の終了又は5個の入賞球の発生)が終了した場合には、ソレノイド111がONされ被覆部材110の被覆状態を解除して特定入賞口106を開放すると共にソレノイド103が励磁されて球発射部材104を移動させる動作を繰返す。その後、開閉サイクルの終了後所定時間が経過したときに、ソレノイド111がOFFされることで、被覆部材110は特定入賞口106の上面を被覆する。ただし、被覆部材110の開放中に打球が特定入賞口106に入った場合には、特定球検出器109を通過することで、以上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立させると共に直ちに当該開閉サイクルを終了し、所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片86a,86bを開放する。
【0067】
上記した第三実施形態においても、遊技領域に設けられた始動入賞口131a〜131c(始動入賞領域)への打球の入賞を検出する始動球検出器132a〜132c(始動球検出手段)の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置80を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置80に受け入れられた打球が可変入賞球装置80の入賞空間82に形成された特定入賞口106(特定入賞領域)へ入賞して特定球検出器109(特定球検出手段)により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置80を駆動制御する弾球遊技機において、前記始動入賞口131a〜131c(始動入賞領域)への入賞の有無に拘わらず前記特定遊技状態を発生し得るように前記特定球検出器109(特定球検出手段)の球検出を有効にする一方、前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定入賞口106(特定入賞領域)への球の投入及び停留を禁止するように前記特定入賞口106(特定入賞領域)を被覆部材110で被覆したことを特徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊技状態が終了したときには、被覆部材110で特定入賞領域が被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に球を特定入賞口106(特定入賞領域)に入賞させようとしても、被覆部材110によって特定入賞口106(特定入賞領域)が被覆されているので、簡単に球を投入させることができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができる。
【0068】
また、第三実施形態のように、V・10構造の可変入賞球装置80にあっては、特定入賞口106に打球を投入すれば、必然的に入賞球検出器121で検出される構造であるため、仮に、入賞球検出器121の検出信号をV受付の有効性を許容するための条件として設定していても、特定入賞口106に球を投入すれば、その条件を簡単にクリアしてしまうため、できれば、第二実施形態のように、外部から意図的に球を特定入賞口106に入賞できないように下部入賞空間82bの前面を前面遮蔽板で被覆した方が、特定入賞口106を被覆部材110で被覆するよりも、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができるものである。
【0069】
以上、複数の実施形態について説明してきたが、上記した各実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。即ち、第一及び第二実施形態中では、可変入賞球装置から排出された球を検出する排出球検出手段を排出球検出器33a,33bから構成しているが、特定球検出器48で検出した球を排出球検出器33a,33bに送り込むことなくそのまま排出する構成とした場合には、排出球検出器33a,33bと特定球検出器48を本発明の排出球検出手段とすることができる。また、第一及び第二実施形態中では、入賞球検出器と排出球検出器とをそれぞれ2個設けた場合を例示しているが、これに限定しない。例えば、入賞球検出器と排出球検出器をそれぞれ複数個設け、排出球検出器のうち1つは特定球検出器としての機能を有するようにしてもよいし、入賞球検出器を複数個設ける一方、排出球検出器を1個設けてもよいし、入賞球検出器を1個設ける一方、排出球検出器を複数個設けるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打球の入賞を検出する始動球検出手段の球検出により始動入賞遊技状態となって可変入賞球装置を遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化し、その第一の状態中に可変入賞球装置に受け入れられた打球が可変入賞球装置の入賞空間に形成された特定入賞領域へ入賞して特定球検出手段により球検出されたことを条件に特定遊技状態となって遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を駆動制御する弾球遊技機において、制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、前記可変入賞球装置は、前記入賞空間のうち上部入賞空間に打球を誘導するための左右一対の開閉片と、該開閉片をリンク機構を介して開閉駆動するソレノイドと、前記上部入賞空間の底壁に当該上部入賞空間に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、該入賞球検出手段で検出された球を前記入賞空間のうち下部入賞空間に導く球通路と、該球通路から導かれた球を前記下部入賞空間の後方に向かって転動させる下部転動板と、該下部転動板の下流側上部に配置され且つモータによって回転する回転ドラムと、該回転ドラムの周面に横一列に所定間隔をおいて埋設される永久磁石と、前記回転ドラムの回転に伴って前記下部転動板を転動する球のうち、前記永久磁石で吸引された球を上方に移動させ、その移動した球が送り込まれる上部転動板と、該上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域に誘導しやすい第一の球経路と、前記上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置以外の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域以外の通常入賞領域に誘導しやすい第二の球経路と、前記特定入賞領域の前方を被覆する状態と被覆しない状態とに変化する左右一対の非対称の部材で形成され且つ被覆する状態で前記特定入賞領域へ向かって転動した球の停留を禁止するために前記第二球経路に導くようにその前面が傾斜状に形成されると共に、その側面からの球の投入を禁止するために側面被覆板が前記左右一対の非対称の部材のそれぞれに一体的に形成される被覆部材と、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域に入賞した球であって当該可変入賞球装置から排出される球を検出する排出球検出手段と、表示装置と、を備え、前記弾球遊技機は、遊技に応じた効果音を出力するスピーカと、前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定球検出手段の球検出があることを条件に当該記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段と、前記可動部材を駆動する被覆部材駆動手段と、前記表示装置を表示制御する表示制御手段と、前記スピーカを駆動制御する効果音制御手段と、前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、からなり、前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定入賞領域を前記被覆部材で被覆するように前記被覆部材駆動手段を駆動制御し、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記排出球数と入賞球数とが一致しないと判別した場合に前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化すると共に前記表示装置にその旨の表示を表示し且つ前記スピーカで効果音を出力し、さら に前記表示装置にエラー表示を実行し、該エラー表示は、前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで異なる表示し、前記遊技の不能動化と前記表示と前記効果音とを前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することを特徴とする。このように構成することにより、始動入賞遊技状態が終了したときには、被覆部材で特定入賞領域が被覆されるので始動入賞遊技状態の終了が視覚的に理解できるため遊技者との間にトラブルが生ずることがなく、また、不正に球を特定入賞領域に入賞させようとしても、被覆部材によって特定入賞領域が被覆されているので、簡単に球を投入させることができず、不正な特定遊技状態の発生を抑制することができる。
【0071】
【0072】
【0073】
また、本発明においては、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記排出球数と入賞球数とが一致しないと判別した場合に前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化すると共に前記表示装置にその旨の表示を表示し且つ前記スピーカで効果音を出力し、さらに前記表示装置にエラー表示を実行し、該エラー表示は、前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで異なる表示し、前記遊技の不能動化と前記表示と前記効果音とを前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することにより、可変入賞球装置に入賞した打球に関して入賞球と排出球とが一致しないトラブルが生じたときに、その旨が報知されるので、店員の迅速な処置を促すことができると共に、処置を行う前に若しくは処置を行って入賞球と排出球とが一致したときには、自動的に報知前の遊技状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。
【図2】 可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】 可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図である。
【図4】 可変入賞球装置内での球の流れを示す斜視図である。
【図5】 各種遊技動作を制御する遊技制御回路基板を示すブロック図である。
【図6】 始動入賞制御プロセスを示すフローチャートである。
【図7】 始動入賞制御における1回開放での入賞がなかったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図8】 始動入賞制御における1回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出された)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図9】 始動入賞制御における1回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出されなかった)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図10】 始動入賞制御における1回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出され、特定球検出がある)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図11】 始動入賞制御における2回開放での入賞がなかったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図12】 始動入賞制御における2回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出された)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図13】 大当り制御プロセスを示すフローチャートである。
【図14】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出され、ラウンド継続するときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図15】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出され、ラウンド継続しないときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図16】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出されないときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図17】 第二実施形態に係る可変入賞球装置の正面図である。
【図18】 第三実施形態における可変入賞球装置と始動球装置との関係を示す正面図である。
【図19】 第三実施形態における可変入賞球装置の内部構造を示す一部破断斜視図である。
【図20】 第三実施形態における可変入賞球装置の断面図である。
【図21】 同じく第三実施形態における可変入賞球装置の断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
3 遊技領域
4a〜4c 始動入賞口(始動入賞領域)
5a〜5c 始動球検出器(始動球検出手段)
20 可変入賞球装置
22 上部入賞空間
23a,23b 開閉片
25a,25b 入賞球検出器(入賞球検出手段)
30 下部入賞空間
33a,33b 排出球検出器(排出球検出手段)
42 特定受入口(特定入賞領域)
43a,43b 被覆部材
48 特定球検出器(特定球検出手段)
60 遊技制御回路基板
70 前面遮蔽板(前面遮蔽部材)
80 可変入賞球装置
82a 上部入賞空間
82a 下部入賞空間
86a,86b 開閉片
106 特定入賞口(特定入賞領域)
109 特定球検出器(特定球検出手段)
110 被覆部材
121 入賞球検出器(入賞球検出手段)
131a〜131c 始動入賞口(始動入賞領域)
132a〜132c 始動球検出器(始動球検出手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a second state in which a variable winning ball apparatus is disadvantageous for a player by entering a starting winning gaming state by detecting a ball of a starting ball detecting means for detecting a winning of a hit ball in a starting winning area provided in the game area. To the first state that is advantageous to the player, and the hit ball received by the variable winning ball device during the first state wins and specifies the specific winning area formed in the winning space of the variable winning ball device The present invention relates to a ball game machine that drives and controls a variable winning ball apparatus in a specific mode that is in a specific game state and is advantageous to the player on condition that the ball is detected by the ball detection means.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in general, in the second type of ball game machine, the variable winning ball device is released in accordance with the winning of the hit ball at the starting winning opening, and the hit ball received during the opening is formed in the variable winning ball device. By winning a prize in a specific winning area (also referred to as a V prize), the player enters a specific gaming state and continuously opens the variable winning ball apparatus. In such a ball game machine, it is not controlled so that a specific game state is generated by simply winning a ball in a specific area of the variable winning ball device, but from the winning of a hit ball to the start winning opening. The specific gaming state was generated on the condition that the ball has won the specific winning area until the predetermined time has elapsed. That is, even if a predetermined time has passed after the start winning, even if the ball wins the specific winning area, the specific gaming state is not generated.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, even if the result is a legitimate game, if a predetermined hit area is won after a predetermined time has elapsed since the start winning, the specific gaming state is not achieved, and the predetermined time has elapsed. However, there is a problem that troubles occur with the player. In order to avoid such a problem, it is conceivable to control so that a specific gaming state can be generated depending only on the winning of the hit ball to the specific winning area regardless of the winning to the starting winning opening, When such control is performed, an illegal act (for example, an act of intentionally generating a specific gaming state by intentionally opening a glass door and inserting a ball into a specific winning area) can be easily performed. There is a drawback. The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a ball game machine that does not cause a trouble with a player and cannot easily generate an illegal specific gaming state. Is to provide.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, hitting a start winning area provided in the game area is performed.ballStart to detect the winning ofballOf detection meansballUpon detection, it becomes a start winning gaming state, and the variable winning ball device changes from a second state that is disadvantageous to the player to a first state that is advantageous to the player, and is accepted by the variable winning ball device during the first state. HitballSpecified by winning in a specific winning area formed in the winning space of the variable winning ball deviceballBy detection meansballIn a ball game machine that drives and controls the variable winning ball device in a specific mode that is advantageous to the player in a specific gaming state on the condition that it is detected,A program ROM storing a control program; and A CPU that performs a control operation in accordance with a program stored in a program ROM, and the variable winning ball apparatus links a pair of left and right opening / closing pieces for guiding a hit ball to an upper winning space of the winning space, and the opening / closing pieces. A solenoid that opens and closes via a mechanism, a winning ball detecting means that detects a ball that has won the upper winning space on the bottom wall of the upper winning space, and a ball that is detected by the winning ball detecting means A ball path that leads to the lower prize space, a lower rolling plate that rolls the ball guided from the ball path toward the rear of the lower prize space, and an upper part on the downstream side of the lower rolling board; A rotating drum rotated by a motor, a permanent magnet embedded in a horizontal line at a predetermined interval on the peripheral surface of the rotating drum, and a ball rolling the lower rolling plate with the rotation of the rotating drum ,in front A ball attracted by a permanent magnet is moved upward, an upper rolling plate into which the moved ball is fed, and a ball fed to the upper ball rolling plate, embedded in the horizontal row of the rotating drum. A first ball path that is easy to guide a ball adsorbed by a permanent magnet embedded in one of the permanent magnets to the specific winning area, and a ball fed to the upper ball rolling plate A second that is easy to guide a ball attracted to a permanent magnet embedded in a position other than one of the permanent magnets embedded in the horizontal row of the rotating drum to a normal winning area other than the specific winning area; A ball path and a ball that has been rolled toward the specific winning area in a covered state formed and covered with a pair of left and right asymmetric members that change between a state covering and not covering the front of the specific winning area. To the second ball path to ban The front surface is formed in an inclined shape, and a covering member in which a side surface covering plate is integrally formed on each of the pair of left and right asymmetric members to prohibit the introduction of a sphere from the side surface; The ball game machine comprises a discharge ball detecting means for detecting a ball that has been won in the specific winning area and the normal winning area and discharged from the variable winning ball apparatus, and a display device. A speaker that outputs sound effects according to the number of balls, a ball number comparison unit that compares the number of winning balls detected by the winning ball detection unit and the number of discharged balls detected by the discharged ball detection unit, and the start winning area Specific ball reception control means for enabling ball detection by the specific ball detection means on condition that there is a ball detection by the specific ball detection means regardless of whether or not a prize has been won, and a covering member for driving the movable member Driving means and Display control means for controlling display of the display device, sound effect control means for driving and controlling the speaker, and the variable winning ball apparatus based on the ball detection of the starting ball detection means from the second state to the first state. And a start winning control means for performing a start winning control for determining whether or not a condition for detecting a ball is satisfied by the specific ball detecting means after the transition to one state.The special winning area is covered with the covering member during a period other than the start winning game state and the specific game state.The cover member driving means is controlled as described above, and when the predetermined time has elapsed during the start winning control, the ball number comparing means determines that the number of discharged balls does not match the number of winning balls The game is disabled in a state where the ball detection by the specific ball reception control means is enabled, a display to that effect is displayed on the display device, a sound effect is output from the speaker, and an error display is displayed on the display device. The error display is displayed differently when it is determined that the number of discharged balls is larger than the number of winning balls and when it is determined that the number of winning balls is larger than the number of discharged balls, The disabling of the game, the display, and the sound effect are continued until it is determined by the ball number comparison means that the number of winning balls and the number of discharged balls match.It is characterized by that. With this configuration, when the start winning game state is completed, the specific winning area is covered with the covering member, so that the end of the start winning game state can be visually understood, so that trouble occurs with the player. In addition, even if an attempt is made to illegally place a ball in a specific winning area, the specific winning area is covered by the covering member, so the ball cannot be easily thrown in, and an illegal specific gaming state Occurrence can be suppressed.
[0005]
[0006]
[0007]
Also,BookIn the invention,During the start winning control, the ball detection by the specific ball reception control unit is enabled when the ball number comparing unit determines that the number of discharged balls and the winning ball number do not match when a predetermined time has elapsed. The game is disabled in the state, a display to that effect is displayed on the display device, a sound effect is output from the speaker, and an error table is displayed on the display device. The error display differs depending on whether it is determined that the number of discharged balls is larger than the number of winning balls and the case where it is determined that the number of winning balls is larger than the number of discharged balls. The game disabling, the display, and the sound effect are continued until it is determined by the ball number comparison means that the number of winning balls and the number of discharged balls are the same.As a result, when a trouble occurs in which the winning ball and the discharging ball do not match with respect to the hit ball that has won the variable winning ball device, the fact is notified, so that it is possible to prompt the store clerk to take prompt action and When the winning ball and the discharged ball coincide with each other before or after the treatment, the gaming state before the notification is automatically restored, and the game can be continued.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, the configuration of the
[0009]
Next, the variable winning
[0010]
On the other hand, the lower winning
[0011]
On the rear side of the upper rolling
[0012]
Here, the covering
[0013]
By the way, as shown in FIG. 2, the covering
[0014]
Thus, the covering
[0015]
The covering
[0016]
A plurality of
[0017]
By the way, as shown in FIG. 5, the operation of the various operating members constituting the variable winning
[0018]
Next, the operation control of the variable winning
[0019]
At this time, when the winning ball stopped on the opening /
[0020]
Next, when a specific game state occurs, the game
[0021]
When the first half of the above opening / closing cycle (for example, completion of nine opening / closing operations or generation of five winning balls) is completed, the
[0022]
Next, control in the start winning game state by the game control circuit board 60 (hereinafter referred to as start winning control) will be described with reference to FIG. In the start winning control described below, the V reception (this is also referred to as a specific ball detection valid period) is in an effective state in the initial state. Here, “validation of V reception” means that a specific game state can be generated by enabling a
[0023]
In the flowchart of FIG. 6, first, it is determined whether or not there is a winning at the starting winning ports 4a to 4c, in other words, whether or not the starting
[0024]
In S5, when the winning is to the start winning opening 4a, 4c and the opening /
[0025]
In S21, the number of winning balls detected by the winning
[0026]
If it is determined in S1 that there is no winning at the start winning ports 4a to 4c, it is determined whether or not there is a V winning (whether or not the V winning flag is set by turning on the specific ball detector 48) (S27). ). If there is no V prize in S27, the process returns to the main flow as it is. If there is a V prize, the presence or absence of discharged balls (ON / OFF of the discharged
[0027]
On the other hand, if it is determined in S12 that there is a discharge ball even though there is no winning ball, the process proceeds to S32. In S32, error notification 1 (displayed as "E1" on the
[0028]
In the above-described control, when the structure is such that there is no possibility that the winning
[0029]
If there is a discharge ball detection in the determination step of S29, the big hit control may be performed accordingly. That is, a big hit may be generated even if no winning ball is detected by the winning
[0030]
Next, specific control of the above-described start winning control will be described with reference to FIGS. In the normal gaming state, the start valid period continues to be valid until the
[0031]
Next, when the variable winning ball device 20 (opening /
[0032]
Next, there was a win in the single opening operation of the variable winning ball apparatus 20 (opening /
[0033]
Next, the variable winning ball apparatus 20 (opening /
[0034]
By the way, as shown in FIG. 10 above, in this embodiment, until at least the V winning prize is equal to the number of winning balls and the number of discharged balls (in the embodiment, until the start of the next round), V Since the winning is invalidated, even if there is a continuous winning in V (the
[0035]
Next, when there is no winning in the two opening operations of the variable winning ball apparatus 20 (opening /
[0036]
Next, when the variable winning ball apparatus 20 (opening /
[0037]
By the way, conventionally, when there is a start winning, a predetermined time (including a specific ball valid period) after closing the variable winning ball apparatus is preset as an invalid period of the start valid period. For this reason, even when there is no winning in the variable winning ball apparatus, the invalid period of the start winning becomes long, and this time is wasted time. Therefore, conventionally, it is troublesome because it is necessary to set a short time enough for the winning ball to fall in the winning space. On the other hand, according to the configuration of the start winning control shown in FIG. 6 described above, it is not necessary to wait for the start winning invalid period to pass even though there is no winning. Furthermore, it suffices to set a time only for judging the abnormality, and it is possible to take a long time for the ball to play in the variable winning ball apparatus (a combination).
[0038]
In addition, control of a starting effective period is not limited to an above-described structure. For example, the starting valid period may be made valid from the time of starting winning until the big winning opening is opened. In the variable winning ball apparatus, the number of opening / closing members (opening / closing pieces) may be one, or a lateral sliding type or a front / rear opening type may be used. Further, the ball detecting means such as a winning ball detector may be a photo switch or a micro switch, and is not limited to the one described in the embodiment.
[0039]
Next, the jackpot control (S20) in the start winning control shown in FIG. 6 will be described with reference to FIG. In the flowchart of FIG. 13, first, the interval timer is started (SA1). Then, it is determined whether or not the timer value of the interval timer has reached 1.5 in SA1, in other words, whether or not 1.5 seconds have elapsed since the start of the interval timer (SA2), and 1.5 seconds have elapsed. Then, after clearing the timer (SA3), 1 is added to the round number counter (SA4). Thereafter, it is determined whether or not the round number counter is 16 (SA5). When the round number counter is 16, the process proceeds to SA7 as described later. On the other hand, when the round number counter is other than 16, V reception is accepted. After enabling (SA6), the process proceeds to SA7. In SA7, the starting port (detection of the starting
[0040]
In SA14, it is determined whether or not the timer value has reached 10, in other words, whether or not 10 seconds have elapsed from the time when ten winning balls are detected or the time when the opening /
[0041]
In SA21, the V reception ends. Thereafter, the process proceeds to SA22, in which it is determined whether or not the winning ball counter and the discharging ball counter match. If the discharged ball counter does not match the winning ball counter in SA22, the process proceeds to SA28, which will be described later. On the other hand, if the discharged ball counter matches the winning ball counter, whether or not the round number counter is 16 is specified. It is determined whether or not the gaming state is in the 16th round, which is the final round (SA23). When the SA23 is in the 16th round, the process proceeds to the SA17. On the other hand, when the round is other than the 16th round, the interval timer is started (SA24). Then, in SA25, it is determined whether or not the timer value of the interval timer has reached 1.5, in other words, whether or not 1.5 seconds have elapsed since the start of the interval timer. The timer is cleared (SA26) and the counter is cleared (SA27) (the round number counter is not cleared and the V winning flag is cleared in accordance with the winning ball counter and the discharging ball counter), and the process returns to SA4.
[0042]
In SA28, it is determined whether or not the timer value has reached 10, in other words, whether or not 10 seconds have elapsed from the time when 10 winning balls are detected or the time when the opening /
[0043]
The
[0044]
Next, specific control in rounds (1 to 15 rounds) excluding the final round of the jackpot control described above will be described with reference to FIGS. Note that at the start of the big hit gaming state, the starting valid period is invalid and the specific ball valid period is valid. Also, the final round is controlled in the same way as
[0045]
By the way, in FIG. 14, the timing for invalidating the specific ball valid period (V winning) is the time of detection of the specific ball, but when the number of winning balls and the number of discharged balls are equal (match), the specific ball The validity period may be invalidated, and further, the validity may be continued without switching the V prize to invalid. According to the jackpot control of the present embodiment, as in the start winning control, at least after winning V, until the number of winning balls coincides with the number of discharged balls (in the embodiment, when the next round starts) Since the V winning is invalidated, even if V continuously wins (the
[0046]
Next, when the winning ball is normally discharged during one round and the round does not continue, as shown in FIG. 15, the hit ball is won in the variable winning
[0047]
Next, when the winning ball is not normally discharged during one round, as shown in FIG. 16, the hit ball is won in the variable winning
[0048]
As described above, according to the configuration of the present embodiment, the starting
[0049]
In the above embodiment, the variable winning
[0050]
Furthermore, in the present embodiment, the number of detections of the winning
[0051]
In the above-described embodiment (first embodiment), the number of detections of the winning
[0052]
In the first embodiment described above, the specific receiving
[0053]
The configuration of the variable winning
[0054]
Thus, according to the second embodiment configured as described above, the starting
[0055]
In the variable winning
[0056]
As mentioned above, although 1st embodiment and 2nd embodiment were described, the variable winning
[0057]
In FIG. 18, a variable winning
[0058]
The winning ball received when the opening and
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
In the variable winning
[0062]
In addition, the winning balls that have won the specific winning
[0063]
In addition, the
[0064]
The operation of the variable winning
[0065]
Next, when the specific gaming state occurs, the
[0066]
When the first half of the above-described opening / closing cycle (for example, completion of nine opening / closing operations or generation of five winning balls) is completed, the solenoid 111 is turned on to release the covering state of the covering
[0067]
Also in the third embodiment described above, the ball detection of the starting
[0068]
Further, as in the third embodiment, the variable winning
[0069]
Although a plurality of embodiments have been described above, the above-described embodiments do not limit the present invention, and various modifications can be made within the scope of the present invention. That is, in the first and second embodiments, the discharge ball detection means for detecting the ball discharged from the variable winning ball apparatus is constituted by the
[0070]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the invention of
[0071]
[0072]
[0073]
Also,BookIn the invention,During the start winning control, the ball detection by the specific ball reception control unit is enabled when the ball number comparing unit determines that the number of discharged balls and the winning ball number do not match when a predetermined time has elapsed. The game is disabled in the state, a display to that effect is displayed on the display device, a sound effect is output from the speaker, an error display is performed on the display device, and the error display is the number of winning balls The display is different between the case where it is determined that the number of discharged balls is larger and the case where it is determined that the number of winning balls is larger than the number of discharged balls, and the game is disabled, the display and the effect The sound is continued until it is determined by the ball number comparison means that the number of winning balls and the number of discharged balls match.As a result, when a trouble occurs in which the winning ball and the discharging ball do not match with respect to the hit ball that has won the variable winning ball device, the fact is notified, so that it is possible to prompt the store clerk to take prompt action and When the winning ball and the discharged ball coincide with each other before or after the treatment, the gaming state before the notification is automatically restored, and the game can be continued.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a game board according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a variable winning ball apparatus.
FIG. 3 is a perspective view showing various components of the variable winning ball apparatus.
FIG. 4 is a perspective view showing a flow of a ball in the variable winning ball apparatus.
FIG. 5 is a block diagram showing a game control circuit board for controlling various game operations.
FIG. 6 is a flowchart showing a start winning control process.
FIG. 7 is a time chart showing the operation of various components when there is no winning in a single opening in the start winning control.
FIG. 8 is a time chart showing the operation of various components when there is a single-open winning in the start winning control (the winning ball is discharged normally).
FIG. 9 is a time chart showing the operation of various components when there is a single-open winning in the start winning control (the winning ball was not discharged normally).
FIG. 10 is a time chart showing the operation of various components when there is a single open win in the start winning control (the winning ball is discharged normally and there is a specific ball detection).
FIG. 11 is a time chart showing the operation of various components when there is no winning in the double opening in the start winning control.
FIG. 12 is a time chart showing the operation of various components when there is a winning in two open positions in the start winning control (the winning ball is discharged normally).
FIG. 13 is a flowchart showing a big hit control process.
FIG. 14 is a time chart showing the operation of various components when a winning in 1 (-15) rounds in the big hit control is normally discharged and the round continues.
FIG. 15 is a time chart showing the operation of various components when a winning in 1 (-15) rounds in the big hit control is normally discharged and the round does not continue.
FIG. 16 is a time chart showing the operation of various components when a winning in 1 (-15) rounds in the big hit control is not normally discharged.
FIG. 17 is a front view of a variable winning ball apparatus according to a second embodiment.
FIG. 18 is a front view showing the relationship between the variable winning ball device and the starting ball device in the third embodiment.
FIG. 19 is a partially broken perspective view showing the internal structure of the variable winning ball apparatus in the third embodiment.
FIG. 20 is a cross-sectional view of a variable winning ball apparatus according to a third embodiment.
FIG. 21 is a cross-sectional view of a variable winning ball apparatus according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Game board
3 game areas
4a to 4c Start prize opening (start prize area)
5a to 5c Start ball detector (start ball detecting means)
20 Variable winning ball equipment
22 upper prize space
23a, 23b Opening and closing piece
25a, 25b Winning ball detector (winning ball detection means)
30 Lower prize space
33a, 33b discharge ball detector (discharge ball detection means)
42 Special entrance (special prize area)
43a, 43b Cover member
48 Specific sphere detector (specific sphere detection means)
60 Game control circuit board
70 Front shielding plate (front shielding member)
80 variable winning ball equipment
82a Upper prize space
82a Lower prize space
86a, 86b Open / close piece
106 Special prize opening (special prize area)
109 Specific sphere detector (specific sphere detection means)
110 Covering member
121 Winning ball detector (winning ball detection means)
131a-131c Start prize opening (start prize area)
132a to 132c starting ball detector (starting ball detecting means)
Claims (1)
制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、
前記可変入賞球装置は、
前記入賞空間のうち上部入賞空間に打球を誘導するための左右一対の開閉片と、
該開閉片をリンク機構を介して開閉駆動するソレノイドと、
前記上部入賞空間の底壁に当該上部入賞空間に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、
該入賞球検出手段で検出された球を前記入賞空間のうち下部入賞空間に導く球通路と、
該球通路から導かれた球を前記下部入賞空間の後方に向かって転動させる下部転動板と、
該下部転動板の下流側上部に配置され且つモータによって回転する回転ドラムと、
該回転ドラムの周面に横一列に所定間隔をおいて埋設される永久磁石と、
前記回転ドラムの回転に伴って前記下部転動板を転動する球のうち、前記永久磁石で吸引された球を上方に移動させ、その移動した球が送り込まれる上部転動板と、
該上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域に誘導しやすい第一の球経路と、
前記上部玉転動板に送り込まれた球であって前記回転ドラムの前記横一列に埋設された永久磁石のうちの一の位置以外の位置に埋設された永久磁石に吸着された球を前記特定入賞領域以外の通常入賞領域に誘導しやすい第二の球経路と、
前記特定入賞領域の前方を被覆する状態と被覆しない状態とに変化する左右一対の非対称の部材で形成され且つ被覆する状態で前記特定入賞領域へ向かって転動した球の停留を禁止するために前記第二球経路に導くようにその前面が傾斜状に形成されると共に、その側面からの球の投入を禁止するために側面被覆板が前記左右一対の非対称の部材のそれぞれに一体的に形成される被覆部材と、
前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域に入賞した球であって当該可変入賞球装置から排出される球を検出する排出球検出手段と、
表示装置と、を備え、
前記弾球遊技機は、
遊技に応じた効果音を出力するスピーカと、
前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、
前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記特定球検出手段の球検出があることを条件に当該記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段と、
前記可動部材を駆動する被覆部材駆動手段と、
前記表示装置を表示制御する表示制御手段と、
前記スピーカを駆動制御する効果音制御手段と、
前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、からなり、
前記始動入賞遊技状態中及び特定遊技状態中以外の期間は、前記特定入賞領域を前記被覆部材で被覆するように前記被覆部材駆動手段を駆動制御し、
前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記排出球数と入賞球数とが一致しないと判別した場合に前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化すると共に前記表示装置にその旨の表示を表示し且つ前記スピーカで効果音を出力し、さらに前記表示装置にエラー表示を実行し、該エラー表示は、前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで異なる表示し、
前記遊技の不能動化と前記表示と前記効果音とを前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することを特徴とする弾球遊技機。Player from adverse second state becomes starting winning gaming state by sphere detection of the starting ball detection means for detecting a winning hit ball variable winning ball device for the player to start winning area provided in the game area It changed to an advantageous first state for the variable winning ball device accepted hit ball variable winning ball particular ball detection by winning a particular prize area formed on winning space of the apparatus during the first state In a bullet ball game machine that drives and controls the variable winning ball device in a specific mode that is in a specific gaming state and is advantageous to the player on condition that the ball is detected by the means,
A program ROM that stores a control program, a CPU that performs a control operation in accordance with the program stored in the program ROM, and
The variable winning ball apparatus is:
A pair of left and right opening and closing pieces for guiding the hit ball to the upper winning space among the winning spaces;
A solenoid for opening and closing the opening and closing piece via a link mechanism;
A winning ball detecting means for detecting a ball won in the upper winning space on the bottom wall of the upper winning space;
A ball path for guiding the ball detected by the winning ball detecting means to the lower winning space of the winning space;
A lower rolling plate for rolling a ball guided from the ball path toward the rear of the lower prize space;
A rotating drum that is disposed on the downstream upper side of the lower rolling plate and is rotated by a motor;
A permanent magnet embedded in the circumferential surface of the rotating drum in a horizontal row at a predetermined interval;
Among the balls that roll the lower rolling plate with the rotation of the rotating drum, move the ball attracted by the permanent magnet upward, and the upper rolling plate into which the moved ball is fed,
A sphere fed to the upper ball rolling plate and attracted to a permanent magnet embedded in one of the permanent magnets embedded in the horizontal row of the rotating drum is used as the specific winning area. A first ball path that is easy to navigate,
The sphere fed to the upper ball rolling plate and identified by a permanent magnet embedded in a position other than one of the permanent magnets embedded in the horizontal row of the rotating drum is identified. A second ball path that is easy to navigate to a normal winning area other than the winning area;
In order to prohibit the stopping of a ball that is formed and covered with a pair of left and right asymmetric members that change between a state covering and not covering the front of the specific winning area and rolling toward the specific winning area The front surface is formed in an inclined shape so as to lead to the second sphere path, and a side cover plate is integrally formed on each of the pair of left and right asymmetric members to prohibit the introduction of a sphere from the side surface. A covering member to be formed;
Ejected ball detection means for detecting a ball that has been won in the specific winning area and the normal winning area and is discharged from the variable winning ball apparatus;
A display device,
The ball game machine
A speaker that outputs sound effects according to the game;
Ball number comparing means for comparing the number of winning balls detected by the winning ball detecting means with the number of discharged balls detected by the discharged ball detecting means;
A specific sphere acceptance control means for validating the sphere detection by the specific sphere detection means on the condition that there is a sphere detection of the specific sphere detection means regardless of whether or not there is a winning in the start winning area;
Covering member driving means for driving the movable member;
Display control means for controlling display of the display device;
Sound effect control means for driving and controlling the speaker;
Whether or not a condition for detecting a ball is satisfied by the specific ball detecting unit after the variable winning ball apparatus is shifted from the second state to the first state based on the ball detection by the starting ball detecting unit. And a start winning control means for performing start winning control for determining
Before SL start winning game status during and period other than during a particular game state drives and controls the cover member drive means so as to cover the specific winning area with the coating member,
During the start winning control, the ball detection by the specific ball reception control unit is enabled when the ball number comparing unit determines that the number of discharged balls and the winning ball number do not match when a predetermined time has elapsed. The game is disabled in the state, a display to that effect is displayed on the display device, a sound effect is output from the speaker, an error display is performed on the display device, and the error display is the number of winning balls When it is determined that the number of discharged balls is more than the case where it is determined that the number of winning balls is more than the number of discharged balls,
2. The bullet ball game machine according to claim 1, wherein the game disabling, the display, and the sound effect are continued until the number comparison means determines that the number of winning balls and the number of discharged balls are the same .
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