JP4103687B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高密度ディスク、コンパクトディスク等の光ディスクにおける記録再生に使用される光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9,図10はそれぞれ従来の光ピックアップ装置を示す裏面図及び表面図である。図9,図10において、101は光ディスク、102は光ディスク101を回転させるスピンドルモータ部、103は光源やレンズ等の光学系、あるいはレンズなどをトラッキング方向やフォーカス方向に移動させる移動手段等を搭載した光ピックアップ部、104は各部を保持する金属製のモジュールベース、105はDCタイプのフィード用のモータ、で、モータ105はモータブラケット115によって保持されている。106はモータ105の駆動力を伝えるピニオンギア、107はピニオンギア106と係合し、トレインシャフト113で回転自在に保持されたトレインギアで、トレインギア107はスクリューシャフト109に固定されたシャフトギア108に噛み合っており、モータ105の回転によって、スクリューシャフト109を回転させる。スクリューシャフト109の一端はギアブラケット114に、他端はメインシャフトブラケット117にそれぞれ回転自在に保持されている。111はメインシャフト、112はサブシャフトで、メインシャフト111とサブシャフト112の双方で光りピックアップ部103を移動自在に保持している。110はラックで、ラック110の歯はスクリューシャフト109の溝部に噛み合わせている。116はフレキシブル基板で、光ピックアップ装置に外部から電力を供給したり、あるいは信号の送受信を行う。
【0003】
以上のように構成された光ピックアップ装置においては、光ディスク101に対してほぼ垂直に光を照射するように、光ピックアップ部103の傾きなどを調整する(あおり調整)必要がある。そこで、例えば、メインシャフト111とサブシャフト112がある程度変移可能なように調整されており、それらシャフトの傾きなどを調整することによって、あおり調整を行っている。図9等に示される構造の場合には、メインシャフト111は一方の端部を調整可能な構造として、他端を変移の回動中心となるように取り付けられている。また、サブシャフト112は両端を調整可能となるような構造となっている。
【0004】
以下に、その調整可能な構造について、メインシャフト111を例にとって、図11を参照し説明する。なお、サブシャフト112も同様の構成である。
【0005】
図11に示すように、モジュールベース104には、孔部を有したメインシャフトブラケット117が取り付けられており、さらに、メインシャフトブラケット117の開口を塞ぐようにメインシャフトプレート120が設けられている。メインシャフトブラケット117の内壁及びモジュールベースの底部及びメインシャフトプレート120にて所定の空間が形成され、その空間内にメインシャフト111の一方の端部が収納され、しかもメインシャフト111とモジュールベース104の間にはシャフトスプリング118が設けられている。
【0006】
また、メインシャフト111のシャフトスプリング118が設けられている側と反対側には、メインシャフトプレート120に貫通孔を形成しその貫通孔に取り付けられた調整ネジ119が当接している。
【0007】
なお、メインシャフトブラケット117には、メインシャフト111が側方に移動しないようにU字型の凹部117aに保持されている。
【0008】
調整ネジ110を回して、調整ネジ110をメインシャフト111の方に移動させたり、あるいはメインシャフト111側と反対側に移動させると、メインシャフト111は上下方向に移動し、メインシャフト111の傾斜を調整し、光ピックアップ部103のチルト調整を行う。この時、メインシャフト111はシャフトスプリング118の復元力によって調整ネジ119に押しつけられる。
【0009】
【特許文献1】
特開平4−30374号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光ピックアップ装置の構成では、更に、光ピックアップ装置の薄型化を行おうとすると、以下の様な問題点が発生していた。
【0011】
すなわち、図11に示す様に薄型化のためには、当然のことながら寸法Dも薄くしなければならない。そのためには、シャフトスプリング118を短いものにしなければならなかった。その結果、しかし、短いシャフトスプリング118を用いると、十分な復元力を得ることができず、メインシャフト111を確実に固定することは難しい。そこで、シャフトスプリング118の長さをそのままに、単に寸法Dを薄くすると、今度はメインシャフト111の変移量すなわち調整可能な範囲が狭くなり、チルト調整が困難になり、時には他の部材の組み立て精度が悪いと、メインシャフト111の調整量が小さいために、あおり調整が不可能になることがあった。
【0012】
さらに、モジュールベース104自体の厚みを薄くすることも考えられるが、各部を保持するモジュールベース104の厚みを薄くすると機械的強度や剛性が小さくなり、特性劣化につながるので、不具合が生じる。
【0013】
また、モジュールベース104においてシャフトスプリング118の当接部分のみ厚みを薄くすることも考えられるが、非常に加工が難しいとともに、工数がかかり、生産的でなく、コスト的にも高いものとなる。
【0014】
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、薄型化されても、チルト調整が容易で、しかも特性劣化のない光ピックアップ装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フレームと、フレームに固定された一対のシャフトと、シャフトに取り付けられシャフトに沿って移動可能に保持された光ピックアップ部と、光ピックアップ部を駆動するピックアップ駆動手段と、フレームに固定され光ディスクを回転させる回転手段とを備えた光ピックアップ装置であって、外方に突出した突出部と突出部の内部にシャフトの端部を収納する空間部と突出部と同じ側に設けられ突出部よりも段落ちした段落ち部とを有するブラケットと、空間内においてシャフトと空間部の底部との間に設けられた弾性手段と、シャフトを挟んで弾性手段と反対側に設けられた調整手段とを備え、シャフトの少なくとも一方の端部をブラケットと調整手段との間に取付け且つフレームをブラケットの段落ち部に当接して互いに固定し、ブラケットの突出部の上部にはフレームを非配置とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、フレームと、フレームに固定された一対のシャフトと、シャフトに取り付けられシャフトに沿って移動可能に保持された光ピックアップ部と、光ピックアップ部を駆動するピックアップ駆動手段と、フレームに固定され光ディスクを回転させる回転手段とを備えた光ピックアップ装置であって、外方に突出した突出部と突出部の内部にシャフトの端部を収納する空間部と突出部と同じ側に設けられ突出部よりも段落ちした段落ち部とを有するブラケットと、空間内においてシャフトと空間部の底部との間に設けられた弾性手段と、シャフトを挟んで弾性手段と反対側に設けられた調整手段とを備え、シャフトの少なくとも一方の端部をブラケットと調整手段との間に取付け且つフレームをブラケットの段落ち部に当接して互いに固定し、ブラケットの突出部の上部にはフレームを非配置としたことを特徴とする光ピックアップ装置とすることで、ブラケット自体で空間部を構成しシャフトの端部をブラケットと調整手段との間に取り付けた構成とした。したがって、従来の技術のように、シャフトの端部がブラケットとモュールベースなどのフレームとの間に取り付ける構成ではないため、光ピックアップ装置を薄型化しても、各部を保持するフレーム自体の厚みを薄くする必要がなくなり、機械的強度や剛性が小さくなり特性劣化につながるという従来の技術のような不具合が生じる可能性は非常に少ない。つまり、容易に光ピックアップ装置の薄型化を実現できる。
【0018】
請求項記載の発明は、空間部の底部は段落ち部よりも突出していることを特徴とする請求項記載の光ピックアップ装置であり、シャフトの調整範囲を広くできる。
【0019】
請求項記載の発明は、ブラケットは、樹脂の成型品によって構成されることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置であり、ブラケットを部分的に薄型することは非常に容易であるため、より薄型化が実現できるのに加え組み立てが容易になり、生産性が向上する。
【0020】
請求項記載の発明は、調整手段としてネジを用い、弾性手段としてスプリングを用いたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置であり、廉価な部材を用いることができるので、コスト的に有利である。
【0021】
請求項記載の発明は、調整手段をシャフトの光ディスク装着面側と反対側に配置することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置であり、調整しやすく、しかも薄型化を実現できる。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の底面図である。1は光ディスクで高密度光ディスクまたはコンパクトディスクである。2は光ディスク1を回転させるスピンドルモータ部で自己保持により光ディスク1をクランプする機構も有する。3は光ディスク1に記録再生を行う光ピックアップ部である。4はモジュールベースで各機構部品を取り付ける金属製のモジュールベース、5はフィード用DCモータで、フィード用DCモータ5の動力を伝達するため、ピニオンギア6および、トレインギア7を介し、シャフトギア8を回転させることにより、シャフトギア8が圧入されたリードスクリューシャフト9を回転させる。リードスクリューシャフト9には螺旋状に溝が形成される。10は光ピックアップ部3に固定されたラックで、リードスクリューシャフト9の螺旋状溝に噛み合う突起を有する。11、12はそれぞれ光ピックアップ部3を長手方向に摺動可能に保持するメインシャフト及びサブシャフト、13はトレインギア7を回転可能に保持するトレインシャフト、14はリードスクリューシャフト9とメインシャフト11とトレインシャフト13を保持するギアブラケットでモジュールベース4へビス固定される。15はフィードDCモータ5を保持するモータブラケットでモジュールベース4へビス固定される。16はフィードDCモータへメイン基板から電力を供給するフレキシブル基板である。
【0024】
次に、図2は図1のA−A断面図である。図2において、17はメインシャフト11を高さ方向摺動可能に保持するメインシャフトブラケットで、18はメインシャフト11を高さ方向へ付勢するシャフトスプリング、19はメインシャフト11をシャフトスプリング18の反対方向へ保持する調整ねじ、20は調整ねじ19を保持するメインシャフトプレートで、メインシャフトブラケット17と共にモジュールベース4へビス固定される。メインシャフト11は調整ねじ19を回転させることにより高さ方向へ調整される。なお、調整ねじ19は、メインシャフト11の光ディスク装着面とは反対側からねじ込まれて調整する構成としているので、調整が容易で、しかも薄型化を容易に実現できる。
【0025】
本実施の形態では、従来の技術のように、シャフトスプリング18はモジュールベース4とは当接せず、メインシャフトブラケット17に設けられた突出部17aの底部17dに当接した構成とした。すなわち、従来の技術では、シャフトスプリング18の一端はモジュールベース4に当接させていたので、光ピックアップ装置の薄型を行おうとすると、モジュールベース4の厚みを薄くするか、あるいはメインシャフト11の可動範囲を狭くする必要がある。
【0026】
本実施の形態では、メインシャフトブラケット17に突出部17aを設け、その突出部17aの底部17dにシャフトスプリング18の一方の端部を当接させ、しかもメインシャフトブラケット17に突出部17aよりも段落ちした段落ち部17bにモジュールベース4を当接させ、しかも突出部17aの上面17cにはモジュールベース4を非配置としたことで、薄型を実現させることができる。すなわち、光ピックアップ装置自体の薄型を行っても、モジュールベース4自体の全体あるいはシャフトスプリング18が対向する部分を薄くする必要はなく、しかも樹脂などの成型品で構成されるメインシャフトブラケット17は、部分的に薄型することは非常に容易であり、生産性を向上させることができる。
【0027】
この様に、メインシャフトブラケット17に調整ネジ19の一部,シャフトスプリング18及びメインシャフト11の端部を収納する空間を構成する際に、突出部17aを設けることで従来と同等の調整範囲を確保し、しかも突出部の上面17cにはモジュールベース4を非配置とし、突出部17aよりも段落ちした段落ち部17bにモジュールベース4を当接させて、互いに固定したので、薄型化しても従来の様な不具合が生じる可能性は非常に少ない。
【0028】
また、本実施の形態で形成されたメインシャフトブラケット17に調整ネジ19の一部,シャフトスプリング18及びメインシャフト11の端部を収納する空間の底部17dは段落ち部17bよりも突出した位置に形成されるように構成した方が、薄型化には極めて有効である。
【0029】
図3は図1のB−B断面図である。図3において、21はサブシャフト12を高さ方向摺動可能に保持するサブシャフトブラケットで、22はサブシャフト12を高さ方向へ付勢するシャフトスプリング、23はサブシャフト12をシャフトスプリング22の反対方向へ保持する調整ねじ、24は調整ねじ23を保持するサブシャフトプレートで、サブシャフトブラケットと共にモジュールベース4へビス固定される。サブシャフト11のピックアップ外周側は調整ねじ23を回転させることにより高さ方向へ調整される。
【0030】
本実施の形態では、従来の技術のように、シャフトスプリング22はモジュールベース4とは当接せず、サブシャフトブラケット21に設けられた突出部21aの底部21dに当接した構成とした。すなわち、従来の技術では、シャフトスプリング22の一端はモジュールベース4に当接させていたので、光ピックアップ装置の薄型を行おうとすると、モジュールベース4の厚みを薄くするか、あるいはサブシャフト12の可動範囲を狭くする必要がある。
【0031】
本実施の形態では、サブシャフトブラケット21に突出部21aを設け、その突出部21aの底部21dにシャフトスプリング22の一方の端部を当接させ、しかもサブシャフトブラケット21に突出部21aよりも段落ちした段落ち部21bにモジュールベース4を当接させ、しかも突出部21aの上面21cにはモジュールベース4を非配置としたことで、薄型を実現させることができる。すなわち、光ピックアップ装置自体の薄型を行っても、モジュールベース4自体の全体あるいはシャフトスプリング22が対向する部分を薄くする必要はなく、しかも樹脂などの成型品で構成されるサブシャフトブラケット21は、部分的に薄型することは非常に容易であり、生産性を向上させることができる。
【0032】
この様に、サブシャフトブラケット21に調整ネジ23の一部,シャフトスプリング22及びサブシャフト12の端部を収納する空間を構成する際に、突出部21aを設けることで従来と同等の調整範囲を確保し、しかも突出部の上面21cにはモジュールベース4を非配置とし、突出部21aよりも段落ちした段落ち部21bにモジュールベース4を当接させて、互いに固定したので、薄型化しても従来の様な不具合が生じる可能性は非常に少ない。
【0033】
また、本実施の形態で形成されたサブシャフトブラケット21に調整ネジ23の一部,シャフトスプリング22及びサブシャフト12の端部を収納する空間の底部21dは段落ち部21bよりも突出した位置に形成されるように構成した方が、薄型化には極めて有効である。
【0034】
図4は図1のC−C断面図である。図4において、25はサブシャフト12を高さ方向摺動可能に保持するサブシャフトブラケットで、26はサブシャフト12を高さ方向へ付勢するシャフトスプリング、27はサブシャフト12をシャフトスプリング26の反対方向へ保持する調整ねじ、28は調整ねじ27を保持するサブシャフトプレートで、サブシャフトブラケットと共にモジュールベース4へビス固定される。サブシャフト12のピックアップ内周側は調整ねじ27を回転させることにより高さ方向へ調整される。
【0035】
本実施の形態では、従来の技術のように、シャフトスプリング22はモジュールベース4とは当接せず、サブシャフトブラケット25に設けられた突出部25aの底部25dに当接した構成とした。すなわち、従来の技術では、シャフトスプリング26の一端はモジュールベース4に当接させていたので、光ピックアップ装置の薄型を行おうとすると、モジュールベース4の厚みを薄くするか、あるいはサブシャフト12の可動範囲を狭くする必要がある。
【0036】
本実施の形態では、サブシャフトブラケット25に突出部25aを設け、その突出部25aの底部25dにシャフトスプリング26の一方の端部を当接させ、しかもサブシャフトブラケット25に突出部25aよりも段落ちした段落ち部25bにモジュールベース4を当接させ、しかも突出部25aの上面25cにはモジュールベース4を非配置としたことで、薄型を実現させることができる。すなわち、光ピックアップ装置自体の薄型を行っても、モジュールベース4自体の全体あるいはシャフトスプリング26が対向する部分を薄くする必要はなく、しかも樹脂などの成型品で構成されるサブシャフトブラケット25は、部分的に薄型することは非常に容易であり、生産性を向上させることができる。
【0037】
この様に、サブシャフトブラケット25に調整ネジ27の一部,シャフトスプリング26及びサブシャフト12の端部を収納する空間を構成する際に、突出部25aを設けることで従来と同等の調整範囲を確保し、しかも突出部25aの上面25cにはモジュールベース4を非配置とし、突出部25aよりも段落ちした段落ち部25bにモジュールベース4を当接させて、互いに固定したので、薄型化しても従来の様な不具合が生じる可能性は非常に少ない。
【0038】
また、本実施の形態で形成されたサブシャフトブラケット25に調整ネジ27の一部,シャフトスプリング26及びサブシャフト12の端部を収納する空間の底部25dは段落ち部25bよりも突出した位置に形成されるように構成した方が、薄型化には極めて有効である。
【0039】
以上の様に、メインシャフト11の一方の端部及びサブシャフト12の両端に、上述の機構を採用することによって、光ピックアップ装置を薄型化しても、他の特性を劣化させず、しかも不具合も最小限にとどめて、光ピックアップ部3のチルト調整を従来の厚みの厚い装置に比較しても、同等の特性及び安易さで実現できる。
【0040】
なお、本実施の形態では、メインシャフト11の一方の端部及びサブシャフト12の両端の3つを上記構成としたが、少なくとも2カ所を上記構成としても良い。また、メインシャフト11の両方を上記構成としても良い。
【0041】
また、特に上記構成は、図5に示すようにピックアップの最大厚みBが3.8mm〜7.1mmの厚みの時に特に有効である。すなわち、7.1mmより大きいと、上記構成を適応しなくてもある程度モジュールベース4を薄くすることで対応できるが、7.1mm以下では、困難であり、3.8mmより小さいと、この光ピックアップ装置構成では、薄型が困難である。
【0042】
図6は、モジュールベース4を示しており、各部の拡大図をそれぞれ図7及び図8に示す図7に示すように、メインシャフト11はメインシャフトブラケット17には、メインシャフトブラケット17内に設けられた空間に連通する断面U字型の開口17eが設けられている。
【0043】
また、図8に示すように、フィード用DCモータ5を収納するケース50の上面には導電性のカバー51が設けられており、このカバー51は、接点51a,51bにて、フィード用DCモータ5の外装ケースと接触している。ケース50はモジュールベース4に取り付けられている。また、カバー51の端部であって、しかも角部近傍に接地部52が所定の長さ延設されており、この接地部が、モジュールベース4に被される図示していない導電性の蓋部材に接触し、フィード用DCモータ5等で発生した静電気を効率よく、外部へ放出可能となっている。すなわち、薄型化によって、各部材は、静電気に対して、影響を受けやすくなっているので、この様な構成によって、薄型化を行っても、十分な正電気対策を実現できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、フレームと、フレームに固定された一対のシャフトと、シャフトに取り付けられシャフトに沿って移動可能に保持された光ピックアップ部と、光ピックアップ部を駆動するピックアップ駆動手段と、フレームに固定され光ディスクを回転させる回転手段とを備えた光ピックアップ装置であって、外方に突出した突出部と突出部の内部にシャフトの端部を収納する空間部と突出部と同じ側に設けられ突出部よりも段落ちした段落ち部とを有するブラケットと、空間内においてシャフトと空間部の底部との間に設けられた弾性手段と、シャフトを挟んで弾性手段と反対側に設けられた調整手段とを備え、シャフトの少なくとも一方の端部をブラケットと調整手段との間に取付け且つフレームをブラケットの段落ち部に当接して互いに固定し、ブラケットの突出部の上部にはフレームを非配置としたことを特徴とする光ピックアップ装置とすることで、ブラケット自体で空間部を構成しシャフトの端部をブラケットと調整手段との間に取り付けた構成とした。したがって、従来の技術のように、シャフトの端部がブラケットとモュールベースなどのフレームとの間に取り付ける構成ではないため、光ピックアップ装置を薄型化しても、各部を保持するフレーム自体の厚みを薄くする必要がなくなり、機械的強度や剛性が小さくなり特性劣化につながるという従来の技術のような不具合が生じる可能性は非常に少ない。つまり、容易に光ピックアップ装置の薄型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の底面図
【図2】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の部分断面図
【図3】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の部分断面図
【図4】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の部分断面図
【図5】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の側面図
【図6】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の斜視図
【図7】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の斜視図
【図8】本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の斜視図
【図9】従来の光ピックアップ装置の裏面図
【図10】従来の光ピックアップ装置の表面図
【図11】従来の光ピックアップ装置の部分断面図
【符号の説明】
1 光ディスク
2 スピンドルモータ部
3 光ピックアップ部
4 モジュールベース
5 フィード用DCモータ
11 メインシャフト
12 サブシャフト
17 メインシャフトブラケット
17a,21a,25a 突出部
17b,21b,25b 段落ち部
17c,21c,25c 上面
17d,21d,25d 底部
19,23,27 調整ネジ
21,25 サブシャフトブラケット
18,22,26 シャフトスプリング

Claims (5)

  1. フレームと、前記フレームに固定された一対のシャフトと、前記シャフトに取り付けられ前記シャフトに沿って移動可能に保持された光ピックアップ部と、前記光ピックアップ部を駆動するピックアップ駆動手段と、前記フレームに固定され光ディスクを回転させる回転手段とを備えた光ピックアップ装置であって、外方に突出した突出部と前記突出部の内部に前記シャフトの端部を収納する空間部と前記突出部と同じ側に設けられ前記突出部よりも段落ちした段落ち部とを有するブラケットと、前記空間内において前記シャフトと前記空間部の底部との間に設けられた弾性手段と、前記シャフトを挟んで前記弾性手段と反対側に設けられた調整手段とを備え、前記シャフトの少なくとも一方の端部を前記ブラケットと前記調整手段との間に取付け且つ前記フレームを前記ブラケットの前記段落ち部に当接して互いに固定し、前記ブラケットの前記突出部の上部には前記フレームを非配置としたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記空間部の底部は前記段落ち部よりも突出していることを特徴とする請求項記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記ブラケットは、樹脂の成型品によって構成されることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記調整手段としてネジを用い、前記弾性手段としてスプリングを用いたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記調整手段を前記シャフトの光ディスク装着面側と反対側に配置することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
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