JP4103521B2 - 録画装置、録画再生装置および録画方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は記録媒体に画像情報を記録する機能を有した録画装置およびこの録画機能と再生機能を有した録画再生装置ならびに録画方法に関し、特に、突然に電力供給が断たれた場合にも対処可能な録画装置および録画再生装置ならびに録画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像記録装置における停電からの復旧に関する技術として、磁気記録再生装置においてRAM(Random Access Memory)に格納した時計データや予約データが停電により消去された場合に、これらデータを復旧させる機能が提供されている(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
また、ビデオテープレコーダ(VTR:Video Tape Recorder)に用いた自動時計設定装置において、停電復旧時には自動時計設定に必要なポジションを選局し、時計データを復活させる機能が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0004】
また、VTRによる録画中に停電した場合に、録画を中断した時間の情報を求めて、VTRのマイコン(マイクロコンピュータの略)に通知し、マイコンがこれを表示する機能が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
【0005】
また、放送情報記録再生システムにおいて、停電により予約情報が失われたことを携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)などの通信装置に送信し、通信装置を使って、タイマなどの再設定を行なう技術が提案されている(たとえば、特許文献4参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−301249号公報の明細書と図面
【0007】
【特許文献2】
特開平8−335342号公報の明細書と図面
【0008】
【特許文献3】
特開平9−275540号公報の明細書と図面
【0009】
【特許文献4】
特開2000−354221公報の明細書と図面
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
これらの技術は、録画装置において停電から復旧した場合に、予約データや時計情報を復旧(再設定)するに留まり、録画途中で停電した場合に録画中断されたデータを、正常なデータとして復旧させるための手順は何ら示されていない。
【0011】
それゆえにこの発明の目的は、停電からの電力供給再開時に記録内容を正常に復旧させることができる録画装置および録画再生装置ならびに録画方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面に従うと、録画再生装置は、電力が供給されてハードディスクに少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録部と、ハードディスクの記録内容を再生して出力する再生部と、電力が供給されて動作して前記記録部を制御する制御部とを備えて、電力供給が断たれた後もハードディスクの記録内容は保持される。
【0013】
制御部は、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合には、電力供給が前回断たれたときに記録中のファイルを検索してクローズするよう記録部を制御する復旧手段と、予め準備されたフラグを、記録部に対して電力が供給される期間はセットして、電力供給が断たれるとリセットするフラグ設定手段と、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、フラグはセット状態と判定したときは、前回の記録動作中に電力の供給が断たれたことを検出する電力断検出手段と、当該制御部に電力が供給されている期間において記録情報が保持される情報記録部と、記録部による記録動作を予約するために記録動作の期間を予約するための予約期間データを含む予約情報を受理して、受理した予約情報をハードディスクおよび情報記録部に記録させる予約情報記録手段と、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、ハードディスクから読出された予約情報を情報記録部に記録する供給開始時記録手段と、実時間を計時するリアルタイムクロックとを有し、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、リアルタイムクロックにより計時された実時間が供給開始時記録手段により情報記録部に記録された予約情報の予約期間データが示す予約期間の途中を示す場合には、録画部に予約情報に基づく前記記録動作を再開させる。また電力は商用電源から供給されて、停電により商用電源からの電力供給が断たれる。
【0014】
したがって、記録部による記録動作中に電力供給が断たれたために記録途中のファイルを正常にクローズできなかったときは、その後に制御部に電力供給開始がなされたときは、制御部の復旧手段は記録部に対してこの記録途中のファイルを検索してクローズするように制御する。
【0015】
それゆえに、記録動作中に停電などして電力供給が突然断たれて記録途中のファイルをクローズできなかった場合でも、その後の電力供給開始時には該ファイルをクローズして記録内容を正常に復旧させることができる。
【0016】
また、記録動作中に停電などせず電力が供給されつづけた場合には、その後の電力供給開始時にはフラグはリセットされているが、記録動作中に停電などして電力供給が断たれた場合には、制御部のフラグ設定部はもはやフラグ設定することはできず、フラグはセット状態のままでその後の電力供給が開始される。
【0017】
それゆえに、電力断検出手段は、電力供給が開始されたとき前回の記録動作中に電力の供給が断たれたことを、フラグ状態がセット状態であることに基づいて容易に検出できる。
【0018】
また、停電などにより電力供給が断たれて情報記録部の予約情報を含む記録情報が保持されていなくても、その後の制御部への電力供給開始時には、停電があっても記録媒体に保持されている同じ予約情報が読出されて情報記録部に記録される。
【0019】
それゆえに、記録部を制御する制御部に停電などにより電力供給が断たれて情報記録部中の予約情報が保持されてなくても、情報記録部において予約情報を復旧させることができる。
【0020】
また、予約情報に基づく記録動作の途中に停電などにより電力供給が停止したとしても、その後の電力供給開始時には、上述のように情報記録部に復旧した当該予約情報の予約期間の途中であれば当該予約情報に基づいて記録動作を再開させることができる。
【0021】
また、ハードディスクに画像情報をファイル単位で記録する場合に停電などにより突然の電力供給が停止されても上述の作用・効果を得ることができる。
【0022】
また、同一装置において、記録媒体に情報を記録して、その記録内容を記録媒体から再生して出力することができる。
【0023】
また電力が商用電源から供給されて停電した場合には、上述のように復旧動作がなされる。
【0024】
この発明の他の局面に従うと、録画装置は電力が供給されて記録媒体に少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録部と、電力が供給されて動作して記録部を制御する制御部とを備える。
【0025】
制御部は、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合には、電力供給が前回断たれたときに記録中のファイルを検索してクローズするよう記録部を制御する復旧手段を有する。
【0026】
したがって、記録部による記録動作中に電力供給が断たれたために記録途中のファイルを正常にクローズできなかったときは、その後に制御部に電力供給開始がなされたときは、制御部の復旧手段は記録部に対してこの記録途中のファイルを検索してクローズするように制御する。
【0027】
それゆえに、記録動作中に停電などして電力供給が突然断たれて記録途中のファイルをクローズできなかった場合でも、その後の電力供給開始時には該ファイルをクローズして記録内容を正常に復旧させることができる。
【0028】
上述の制御部は、好ましくは、予め準備されたフラグを、記録部に対して電力が供給される期間はセットして、電力供給が断たれるとリセットするフラグ設定手段と、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、フラグはセット状態と判定したときは、前回の記録動作中に電力の供給が断たれたことを検出する電力断検出手段とをさらに有する。
【0029】
したがって、記録動作中に停電などせず電力が供給されつづけた場合には、その後の電力供給開始時にはフラグはリセットされているが、記録動作中に停電などして電力供給が断たれた場合には、制御部のフラグ設定部はもはやフラグ設定することはできず、フラグはセット状態のままでその後の電力供給が開始される。
【0030】
それゆえに、電力断検出手段は、電力供給が開始されたとき前回の記録動作中に電力の供給が断たれたことを、フラグ状態がセット状態であることに基づいて容易に検出できる。
【0031】
上述の録画装置は、好ましくは、電力供給が断たれた後も記録媒体の記録内容は保持されて、制御部は、当該制御部に電力が供給されている期間において記録情報が保持される情報記録部と、記録部による記録動作を予約するための予約情報を受理して、受理した予約情報を記録媒体および情報記録部に記録させる予約情報記録手段と、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、記録媒体から読出された予約情報を情報記録部に記録する供給開始時記録手段とをさらに有する。
【0032】
したがって、停電などにより電力供給が断たれて情報記録部の予約情報を含む記録情報が保持されていなくても、その後の制御部への電力供給開始時には、停電があっても記録媒体に保持されている同じ予約情報が読出されて情報記録部に記録される。
【0033】
それゆえに、記録部を制御する制御部に停電などにより電力供給が断たれて情報記録部中の予約情報が保持されてなくても、情報記録部において予約情報を復旧させることができる。
【0034】
上述の録画装置では、好ましくは、予約情報は記録動作の期間を予約するための予約期間データを含み、制御部は、実時間を計時するリアルタイムクロックをさらに有し、当該制御部へ電力が供給開始されたとき、リアルタイムクロックにより計時された実時間が供給開始時記録手段により情報記録部に記録された予約情報の予約期間データが示す予約期間の途中を示す場合には、録画部に予約情報に基づく記録動作を再開させる。
【0035】
したがって、予約情報に基づく記録動作の途中に停電などにより電力供給が停止したとしても、その後の電力供給開始時には、上述のように情報記録部に復旧した当該予約情報の予約期間の途中であれば当該予約情報に基づいて記録動作を再開させることができる。
【0036】
上述の記録媒体は好ましくは、ハードディスクである。したがって、ハードディスクに画像情報をファイル単位で記録する場合に停電などにより突然の電力供給が停止されても上述の作用・効果を得ることができる。
【0037】
上述の録画装置は好ましくは、記録媒体の記録内容を再生して出力する再生部をさらに備える。したがって、同一装置において、記録媒体に情報を記録して、その記録内容を記録媒体から再生して出力することができる。
【0038】
上述の録画装置では、好ましくは電力は商用電源から供給されて、停電により商用電源からの電力供給が断たれる。
【0039】
したがって停電して商用電源から電力供給が断たれたとしても、上述のような復旧が可能となる。
【0040】
この発明のさらなる他の局面に従うと、録画方法は、電源から電力が供給されて、予め準備された記録媒体に少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録ステップと、前回の記録動作中に電力の供給が断たれたか否か検出する電源断検出ステップと、電源断検出ステップにより電力の供給が断たれたと検出された場合には、電力供給が前回断たれたときに記録中のファイルを検索してクローズする復旧ステップとを有する。
【0041】
したがって、記録動作中に電力供給が断たれたために記録途中のファイルを正常にクローズできなかったときは、この記録途中のファイルが検索されてクローズされる。
【0042】
それゆえに、記録動作中に停電などして電力供給が突然断たれて記録途中のファイルをクローズできなかった場合でも、その後に該ファイルを検索しクローズして、記録内容を正常に復旧させることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0044】
図1には、この発明の実施の形態による録画再生装置の構成が示される。図1において録画再生装置は、PVR(Personal Video Recorder)部1、電源ユニット2、DVD(Digital Video disc Driver)部3、サブマイコン4、RTC(Real Time Clock)5、図示されない商用電源のコンセントに挿抜されるプラグ7を接続する電源6、サブマイコン4およびRTC5についての補助用の電源として機能するバッテリ部8を備える。図1中、破線は電力の供給を示し、実線は信号(電力信号を含む)、データおよび情報などのための通信を示す。
【0045】
電源6はプラグ7がコンセントに挿入されて商用電源から供給される電力を電源ユニット2、サブマイコン4およびRTC5に供給する。
【0046】
サブマイコン4はサブCPU(Central Processor Unit)10、外部から操作可能なように設けられたスイッチなどからなる入力部11、各種プログラムとデータを記憶するメモリ12、および各種情報を出力する液晶などの出力部13を有する。サブCPU10は電源制御信号60を電源ユニット2に出力する。
【0047】
電源ユニット2は電源制御信号60を入力すると、入力した電源制御信号60に基づいてPVR部1およびDVD部3の両方または一方に電源6からの電力を供給する。
【0048】
RTC5は、実時間(リアルタイム)を計時するためのクロックとして機能する計時用カウンタ51、PVR部1に対して電源6から電力供給されている期間はサブCPU10によりセットされて、その後電力供給が断たれるとリセットされるフラグFLを格納するフラグレジスタ52および予約録画のための情報、目覚し時計の時刻などの情報を含む一種のアラームのための情報を記憶するアラームレジスタ53を有する。フラグレジスタ52は電力供給が断たれてもその内容を保持できる。
【0049】
図2には、図1のPVR部1の構成が示される。図2においてPVR部1は、メインCPU20、各種プログラムおよびデータを格納するRAM21およびROM(Read Only Memory)22、テレビジョン信号などの放送信号を受信するアンテナ23、アンテナ23による受信信号から指定されたチャンネルの信号を抽出するチューナ24、チューナ24で抽出された信号を入力してデジタル情報に変換するデジタル変換部25、デジタル変換部25から出力されたデジタル情報の画像データを圧縮する画像圧縮部26、圧縮された画像データを含む情報を記録するためのHDD(Hard Disc Driver)27、HDD27から読出された画像データを展開(解凍、伸張)するための画像展開部28、画像展開部28から出力された画像データをアナログ信号に変換するためのアナログ変換部29、アナログ変換部29からのアナログ信号を入力して、図示されない外部装置(テレビジョン受像機など)に導出するための出力部30およびサブマイコン4と通信するためのインターフェイス31を備える。HDD27は図示されないが例えばデジタルハードディスクとこれをアクセスするための制御系とを有し、電力の供給が断たれてもデジタルハードディスクの記録内容は保持される。
【0050】
ここでは、PVR部1については説明を簡単にするために画像の処理系のみを説明し、音声の処理系は説明を省略するが、音声情報も画像情報とともにHDD27を介して書込および読出される。
【0051】
なお、DVD部3はデジタルビデオディスクが着脱自在に装着されて、装着されたディスクから読取った画像および音声の情報を再生のために、図示されない出力デバイス(テレビジョン受像機など)に与えて、ここに画面表示したり、PVR部1のHDD27に記録された内容が与えられると、これを装着されたデジタルビデオディスクに書込んだりする。
【0052】
図3(A)〜(C)には、図2のHDD27の記録内容の一例が示される。図3(A)においてHDD27のデジタルハードディスクのアドレス空間は領域E1、E2、E3およびE4に区分される。領域E1にはユーザ情報UFが、領域E2には録画される各番組に対応して録画情報RFj(j=1、2、3、…、m)が、領域E3にはタイムシフト録画モードのための画像データであるタイムシフトデータTSDが、および領域E4には通常の録画モードにおける録画データRCDがそれぞれ記録される。
【0053】
ユーザ情報UFは図3(B)に示すように、現在の状態情報UFA、現在の番組名UFBおよびファイル情報識別子UFCを含む。現在の状態情報UFAは、現在記録中のデータはタイムシフトデータTSDあるか録画データRCDであるかの別を示す。現在の番組名UFBは現在、領域E3またはE4に記録される画像データの番組名を特定して示す。ファイル情報識別子UFCはファイル形式で領域E3およびE4に記録される画像データについて、現在記録中のファイルに対応の後述のファイル情報Fiを識別するための識別子を示す。
【0054】
録画情報RFjは図3(C)に示すように、対応の番組についての名称を示す番組名情報RFA、該番組を予約録画するための予約内容を示す予約情報RFBおよび1つ以上のファイル情報Fi(i=1、2、3、…、n)を含む。HDD27において番組の画像データは固定長のファイル単位で記録される。ここでは、画像データを記録したファイルに対応して、該ファイルが作成されるごとにファイル情報Fiが形成される。ファイル情報Fiは番組の画像データのファイルを記録した領域E3またはE4におけるアドレス領域を示す使用アドレス領域情報UADおよび終了符号ESを含む。終了符号ESは対応のファイルについての画像データの記録が終了した際、または対応の番組の画像データの記録が終了したときに書込まれる情報である。したがって、終了符号ESが記録されているか否かにより、該フィイル情報Fiに対応のファイルについての画像データの記録が正常に終了しているか否かを識別することができる。
【0055】
HDD27の領域E2の録画情報RFjは、領域E3またはE4におけるどの空間にファイルが配置されているかを管理し記録するための情報である。領域E3またはE4の画像データをアクセス(読み書き)する場合には、領域E2の録画情報RFjを参照し、その参照結果に基づいてなされる。したがって、画像データ(録画データRCDまたはタイムシフトデータTSD)が無傷でも、録画情報RFjの内容が破壊または完成されていないと領域E3またはE4に記録された画像データ(録画データRCDまたはタイムシフトデータTSD)を消去することも読出すことも不可能となり、結果としてHDD27において使用することのできない無駄な記憶領域が生じることになる。
【0056】
図4には、図1の録画再生装置の動作モードと、サブマイコン4、PVR部1およびDVD部3の各部への電力供給の有無が表形式にして示される。プラグ7がコンセントに挿入されたことに応じて電源6から電源ユニット2、サブマイコン4およびRTC5に電力供給開始されると、スタンバイモードに移行する。スタンバイモードでは、図示されるようにサブマイコン4には電源6から電力供給されるが、サブマイコン4はPVR部1とDVD部3に電力供給しないよう指示するレベルに設定した電源制御信号60を、電源ユニット2に出力するので、PVR部1とDVD部3には電力供給がなされない。
【0057】
その後、入力部11のスイッチ操作などによりユーザにより各部へ電力供給をして駆動(稼動)を指示するパワーオン指示がなされると、サブCPU4はPVR部1とDVD部3に電力供給するよう指示するレベルに設定した電源制御信号60を電源ユニット2に出力する。電源ユニット2は与えられた電源制御信号60を入力すると、入力した電源制御信号60に基づいて電源6からの供給電力をPVR部1とDVD部3にも供給する。このようなパワーオンモードでは図4に示すように、サブマイコン4、PVR部1およびDVD部3のすべてに電力供給がなされて各部は駆動(稼動)可能状態となる。
【0058】
スタンバイモードでユーザが図示されないリモコンによりまたは入力部11のスイッチ操作により所望番組の録画予約を行なった場合には、一時的にパワーオンモードに移行して録画予約のための手続がなされ、手続終了後にはスタンバイモードに戻る。その後、予約時間になると図4の予約録画モードに移行する。予約録画モードに移行すると、サブマイコン4はPVR部1のみに電力供給するよう指示するレベルをセットした電源制御信号60を電源ユニット2に出力するので、電源ユニット2はPVR部1にのみ駆動(稼動)させるための電力供給をする。
【0059】
図4に示した各モードにおいて、プラグ7がコンセントから抜かれる、または停電などにより電源6からの電力供給が突然に停止すると、電源ユニット2、サブマイコン4およびRTC5に対する電源6からの電力供給は停止するが、このときサブマイコン4とRTC5にはバッテリ部8により補助用の電力が供給される。したがって、サブマイコン4は停電後に所定期間は動作を継続でき、またRTC5のアラームレジスタ53の内容も停電後の所定期間であれば保持することができる。
【0060】
次に図5のフローチャートに従い図1の録画再生装置の予約録画の動作について説明する。ここでは、図1の録画再生装置の各部は図4に示すスタンバイモードにあったと想定する。
【0061】
まず、ユーザはサブマイコン4の入力部11を操作して番組の予約録画のためにチャンネル番号、該番組の放送開始および終了時間を含む予約情報を入力する(ステップF(以下、単にFと略す)1でYES)。
【0062】
サブCPU10は予約情報の入力を検出すると、電源制御信号60を出力してパワーオンモードに移行させる(F2)。その後RTC5のアラームレジスタ53に予約情報を書込む(F3)。そして、PVR部1に対して予約情報を通知する(F4)。その後、電源制御信号60を出力してスタンバイモードに移行させる(F5)。
【0063】
一方、PVR部1は、パワーオンモードに移行して、メインCPU20はインターフェイス31を介してサブマイコン4から予約情報を受信すると(F20でYES)、受信した予約情報をHDD27の録画情報RFjの中に予約情報RFBとして書込む(F21)。その後、スタンバイモードに移行させられる(F22)。
【0064】
サブマイコン4ではスタンバイモードに移行(F5)した後は、サブCPU10は、RTC5のアラームレジスタ53の予約情報の番組開始時間と計時用カウンタ51により計時される実時間とを常時比較する。比較結果、両時間が一致すると録画スタートのタイミングと判定して(F6でYES)、電源制御信号60を出力して予約録画モードに移行させる(F7)。そして、録画開始指示をPVR部1に通知する(F8)。
【0065】
一方、PVR部1は、このとき予約録画モードに移行しているので、メインCPU20はインターフェイス31を介して録画開始指示を受信する(F23でYES)。メインCPU20は、録画開始指示を入力すると、先ほどの録画情報RFjに書込まれた予約情報RFBの内容に基づいて、録画を行なう(F24)。つまり、予約情報RFBで示されるチャンネルの放送信号を抽出するようにチューナ24を調整するので、チューナ24からは該チャンネルの放送信号(番組の放送信号)が抽出される。抽出された放送信号はデジタル変換部25および画像圧縮部26を介して、デジタルの画像データとしてHDD27のデジタルハードディスクに記録される。
【0066】
このとき、画像データは領域E3またはE4において固定長のファイル単位で記録されるので、画像データ記録のファイルが作成されるごとに、該ファイルについてのファイル情報Fiが録画情報RFjに作成される。画像データをファイルに書込み、ファイルが一杯になると、メインCPU20は、そのファイルについての領域E3またはE4における使用アドレス領域を示す使用アドレス領域情報UADをファイル情報Fiに書込んで、該ファイル情報Fiに終了符号ESを書込む。そして、同様にして次のファイルについて画像データを書込み、次のファイル情報F(i+1)について情報を書込む。
【0067】
このような一連の画像データの記録が行なわれるとき、メインCPU20は領域E1のユーザ情報UFにおいて現在の状態情報UFA、現在の番組名UFBおよびファイル情報識別子UFCを逐次更新する。またサブCPU10は予約録画が終了時刻になったことを、アラームレジスタ53の予約情報の番組終了時刻と計時用カウンタ51による実時間との一致により判定すると(F9でYES)、録画終了通知をPVR部1に通知する(F10)。
【0068】
PVR部1のメインCPU20はインターフェイス31を介して録画終了通知を受信すると(F25でYES)、現在画像データの書込がなされていたファイルについてのファイル情報、たとえばファイル情報Fnに、使用アドレス領域情報UADを書込み、終了符号ESも書込む(F26)。
【0069】
このとき、ユーザ情報UFのファイル情報識別子UFCには、現在のファイル情報Fnについての識別子が書込まれている。
【0070】
その後、メインCPU20はインターフェイス31を介してサブマイコン4に対して録画終了を通知する(F27)。サブマイコン4のサブCPU10は録画終了通知を受信すると(F11でYES)、電源制御信号60を出力してスタンバイモードに移行させる(F12)。以上により、予約録画の動作は終了する。
【0071】
上述の予約録画動作中に停電などにより録画動作が中断すると、前述したようのHDD27において読み書き不可能な画像ファイルが生じてしまう。そこで、該画像ファイルを復旧するために図6のフローチャートに従う処理が行なわれる。
【0072】
図6を参照して、まず、サブマイコン4のサブCPU10は、プラグ7がコンセントに挿入されて電源6から電力が供給開始されると、メモリ12などの初期化処理をしてスタンバイモードに移行する(ステップS(以下、単にSと略す)1)。電源6から電力供給が開始されて初期化処理(S1)をした後、サブCPU10は現在のモードがスタンバイモードであると判別するので(S2でYES)、フラグレジスタ52のフラグFLがセットされているか否かを判定する(S3)。セットされていなければ(S3でNO)S2に戻る。
【0073】
初期化(S1)してスタンバイモードに移行した後、ユーザによりプラグ7が抜かれるまたは停電するなどしてスタンバイモードでなく(S2でNO)、かつ電源6からPRV部1に電力供給がなされないと判定されると(S7でNO)、サブCPU10はフラグFLをリセットして(S9)、S2に戻る。一方、パワーオンモードまたは予約録画モードなどに移行してPRV部1に電力供給がなされると(S2でNO、S7でYES)、サブCPU10はフラグFLをセットして(S8)、S2に戻る。
【0074】
以上のようにPVR部1に電力供給されている期間はS2、S7およびS8のループ処理が繰返されるので、サブCPU10によりフラグFLはセットに保持される。この期間に図5に示す予約録画動作が実行される。
【0075】
しかしながら、予約録画動作中に突然の停電などにより電源6から各部への電力供給が断たれると、サブCPU10はフラグFLをリセットすることができないので、フラグFLはセットされたままとなる。
【0076】
このような突然の停電の後に停電から回復して電力の供給が再開されると、上述の初期化処理(S1)をした後にスタンバイモードに移行して、サブCPU10はフラグFLがセットされていると判断する(S2でYES、S3でYES)。このように、フラグFLはセットされていると判定された場合には、前回の録画動作が中断されてフラグFLがセットされたままと考えられる。そこで、その旨のメッセージを出力部13に表示して(S3a)、ファイルの復旧などをするために電源制御信号60を出力してパワーオンモードに移行させて(S4)、PVR部1に対してファイルの復旧を指示するために通知する(S5)。
【0077】
PVR部1のメインCPU20はパワーオンモードに移行させられると、RAM21とROM22などの初期化処理をして、サブCPU10からファイル復旧指示の通知を受信すると(F16でYES)、該指示に基づいてファイル復旧のためにファイルクローズ処理を行なう(F17)。
【0078】
具体的には、HDD27のユーザ情報UFのファイル情報識別子UFCを参照して、前回電力供給が断たれる直前に録画動作により画像データが書込まれつつあったファイルに対応するファイル情報Fiを特定して、特定されたファイル情報Fiに、対応の画像データのファイルについての使用アドレス領域情報UADを検出して書込むとともに終了符号ESを書込む。これにより、対応の画像データのファイルは読み書きが可能な状態に復旧する。したがって、録画途中に不用意に電力供給が断たれてしまった場合でも、その後の電力供給開始時にはファイルクローズ処理が実行されて、それまでの録画ファイルをすべて再生可能な有効ファイルとなるように復旧させることができる。
【0079】
また、予約録画の途中に電力供給が断たれた場合には、予約録画を再開させるために次のように動作する。
【0080】
まず、サブCPU10は、電源断により消去されたアラームレジスタ53の予約情報を復旧させるためにPVR部1に予約情報の取得を要求するので、メインCPU20はHDD27のユーザ情報UFの現在の番組名UFBに基づいて、対応する番組名情報RFAを有する録画情報RFjを特定して、特定された録画情報RFjの予約情報RFBを読出して、サブマイコン4に通知する(S10、S11、F18、F19)。
【0081】
サブマイコン4のサブCPU10はメインCPU20から通知された予約情報を受信して、それをRTC5のアラームレジスタ53に書込む(S11)。これにより、アラームレジスタ53において停電などによりバッテリ部8から補助の電力供給がされるが、供給電力が十分でなく予約情報が消失したとしても復旧させることができる。そして、サブCPU10はアラームレジスタ53に改めて書込まれた予約情報の録画終了時間と計時用カウンタ51により計測されている実時間とを比較して、予約録画期間に残り期間がないと判定すると(S12でNO)今回の処理は終了するが、あると判定すると(S12でYES)図5のステップF6〜F10およびF23〜F27の録画処理が前述と同様に行なわれる。これにより、中断された予約録画動作が再開されて録画を継続することができる。
【0082】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0083】
【発明の効果】
この発明の録画装置または録画再生装置によれば、記録動作中に停電などして電力供給が突然断たれて記録途中のファイルをクローズできなかった場合でも、その後の電力供給開始時には該ファイルをクローズして記録内容を正常に復旧させることができる。
【0084】
また、電力断検出手段は、電力供給が開始されたとき前回の記録動作中に電力の供給が断たれたことを、フラグ状態がセット状態であることに基づいて容易に検出できる。
【0085】
また、記録部を制御する制御部に停電などにより電力供給が断たれて情報記録部中の予約情報が保持されてなくても、情報記録部において予約情報を復旧させることができる。
【0086】
また、予約情報に基づく記録動作の途中に停電などにより電力供給が停止したとしても、その後の電力供給開始時には、上述のように情報記録部に復旧した当該予約情報の予約期間の途中であれば当該予約情報に基づいて記録動作を再開させることができる。
【0087】
また、ハードディスクに画像情報をファイル単位で記録する場合に停電などにより突然の電力供給が停止されても上述の効果を得ることができる。
【0088】
また、同一装置において、記録媒体に情報を記録して、その記録内容を記録媒体から再生して出力することができる。
【0089】
電力が商用電源から供給されて、停電により商用電源からの電力供給が断たれたとしても、上述のような復旧が可能となる。
【0090】
この発明の録画方法によれば、記録動作中に停電などして電力供給が突然断たれて記録途中のファイルをクローズできなかった場合でも、該ファイルを検索しクローズして、記録内容を正常に復旧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による録画再生装置の構成図である。
【図2】 図1のPVR部の構成図である。
【図3】 (A)〜(C)は、図2のHDDの記録内容の一例を示す図である。
【図4】 図1の録画再生装置の動作モードと、サブマイコン、PVR部およびDVD部の各部への電力供給の有無とを表形式にして示す図である。
【図5】 本実施の形態に係る予約録画の動作のフローチャートである。
【図6】 録画中の電力断を検出して画像ファイルを復旧するための処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 PVR部、2 電源ユニット、3 DVD部、4 サブマイコン、5 RTC、6 電源、20 メインCPU、27 HDD、UF ユーザ情報、RFj 録画情報、TSD タイムシフトデータ、RCD 録画データ、UFA 現在の状態情報、UFB 現在の番組名、UFC ファイル情報識別子、RFA 番組名情報、RFB 予約情報、Fi ファイル情報、UAD 使用アドレス領域情報、ES 終了符号、60 電源制御信号、FL フラグ。
Claims (10)
- 電力が供給されてハードディスクに少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録部と、
前記ハードディスクの記録内容を再生して出力する再生部と、
前記電力が供給されて動作して前記記録部を制御する制御部とを備え、
前記記録部は、
一連の前記画像情報の記録動作が行なわれるとき、画像情報を記録するためのファイルを作成し、作成された当該ファイルに前記画像情報を書込む書込み部と、
記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、前記ファイルに対応するファイル情報を前記ハードディスクに作成し、前記ファイルへの画像情報書込み終了時に、或いは、録画終了通知を受信すると、現在記録がなされていた前記ファイルに関する情報を、対応する前記ファイル情報に書込むファイル情報記録部と、
前記記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、当該ファイルに対応して作成される前記ファイル情報を識別するファイル識別子を、前記ハードディスクに記録するための識別子記録部を有し、
前記識別子記録部は、前記記録動作中に、前記ファイル識別子を、当該ファイル識別子により現在記録中の前記ファイルに対応する前記ファイル情報が識別されるように逐次更新し、
電力供給が断たれた後も前記ハードディスクの記録内容は保持されて、
前記制御部は、復旧手段を有し、
前記復旧手段は、
前記制御部へ電力が供給開始されたとき、前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合には、前記ハードディスクに記録された前記ファイル識別子に基づき、電力供給が前回断たれたときに記録がなされていた前記ファイルに対応する前記ファイル情報を検索し、そして、検索された前記ファイル情報の内容を、対応する前記ファイルがクローズされるように前記記録部を用いて書換え、
前記制御部は、
予め準備されたフラグを、前記記録部に対して電力が供給される期間はセットして、電力供給が断たれるとリセットするフラグ設定手段と、
当該制御部へ電力が供給開始されたときに、前記フラグはセット状態と判定した時は、前回の記録動作中に電力の供給が断たれたと判定する電力断検出手段と、
前記記録部による記録動作を予約するための予約情報が記録されて、当該制御部に電力が供給されている期間において記録されている前記予約情報を保持するレジスタと、
前記予約情報は、前記記録部による記録動作を予約するために前記記録動作の期間を予約するための予約期間データを含み、
前記予約情報を受理して、受理した前記予約情報を前記ハードディスクおよび前記レジスタに記録する予約情報記録手段と、
前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合であって、且つその後に当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前記ハードディスクから読出された前記予約情報を前記レジスタに記録する供給開始時記録手段と、
実時間を計時するリアルタイムクロックとを有し、
当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前記リアルタイムクロックにより計時された実時間が前記供給開始時記録手段により前記レジスタに記録された前記予約情報の前記予約期間データが示す前記予約期間の途中を示す場合には、前記録画部に前記予約情報に基づく前記記録動作を再開させて、
電力は商用電源から供給されて、停電により前記商用電源からの電力供給が断たれ、
前記ファイル情報は、対応する前記ファイルが記録された領域を指す領域情報と、終了符号とが書込まれて、
前記終了符号は、対応の前記ファイルについて画像情報の記録が終了した際に、或いは、前記録画終了通知を受信すると書込まれ、
前記復旧手段は、
検索された前記ファイル情報に前記記録部を用いて前記終了符号を書込むことにより、対応する前記ファイルがクローズされるように制御することを特徴とする、録画再生装置。 - 電力の供給が断たれた後も記録内容が保持される記録媒体を有して、電力が供給されて前記記録媒体に少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録部と、
前記電力が供給されて動作して前記記録部を制御する制御部とを備え、
前記記録部は、
一連の前記画像情報の記録動作が行なわれるとき、画像情報を記録するためのファイルを作成し、作成された当該ファイルに前記画像情報を書込む書込み部と、
記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、前記ファイルに対応するファイル情報を前記記録媒体に作成し、前記ファイルへの画像情報書込み終了時に、或いは、録画終了通知を受信すると、現在記録がなされていた前記ファイルに関する情報を、対応する前記ファイル情報に書込むファイル情報記録部と、
前記記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、当該ファイルに対応して作成される前記ファイル情報を識別するファイル識別子を、前記記録媒体に記録するための識別子記録部を有し、
前記識別子記録部は、前記記録動作中に、前記ファイル識別子を、当該ファイル識別子により現在記録中の前記ファイルに対応する前記ファイル情報が識別されるように逐次更新し、
前記制御部は、復旧手段を有し、
前記復旧手段は、
前記制御部へ電力が供給開始されたとき、前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合には、前記記録媒体に記録された前記ファイル識別子に基づき、電力供給が前回断たれたときに記録がなされていた前記ファイルに対応する前記ファイル情報を検索し、そして、検索された前記ファイル情報の内容を、対応する前記ファイルがクローズされるように前記記録部を用いて書換え、
前記制御部は、
前記記録部による記録動作を予約するための予約情報が記録されて、当該制御部に電力が供給されている期間において、記録されている前記予約情報を保持するレジスタと、
前記予約情報を受理して、受理した前記予約情報を前記記録媒体および前記レジスタに記録する予約情報記録手段と、
前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合であって、且つその後に当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前記記録媒体から読出された前記予約情報を前記レジスタに記録する供給開始時記録手段とをさらに有する、録画装置。 - 前記制御部は、
予め準備されたフラグを、前記記録部に対して電力が供給される期間はセットして、電力供給が断たれるとリセットするフラグ設定手段と、
当該制御部へ電力が供給開始されたときに、前記フラグはセット状態と判定した時は、前回の記録動作中に電力の供給が断たれたと判定する電力断検出手段とをさらに有する、請求項2に記載の録画装置。 - 前記予約情報は前記記録動作の期間を予約するための予約期間データを含み、
前記制御部は、
実時間を計時するリアルタイムクロックをさらに有し、
当該制御部へ電力が供給開始されたとき、前記リアルタイムクロックにより計時された実時間が前記供給開始時記録手段により前記レジスタに記録された前記予約情報の前記予約期間データが示す前記予約期間の途中を示す場合には、前記録画部に前記予約情報に基づく前記記録動作を再開させることを特徴とする、請求項2に記載の録画装置。 - 前記記録媒体はハードディスクであることを特徴とする、請求項2から4のいずれか1項に記載の録画装置。
- 前記記録媒体の記録内容を再生して出力する再生部をさらに備える、請求項2から5のいずれか1項に記載の録画装置。
- 電力は商用電源から供給されて、停電により前記商用電源からの電力供給が断たれることを特徴とする、請求項2から6のいずれか1項に記載の録画装置。
- 前記ファイル情報は、対応する前記ファイルが記録された領域を指す領域情報と、終了符号とが書込まれ、
前記終了符号は、対応の前記ファイルについて画像情報の記録が終了した際に、或いは、前記録画終了通知を受信すると書込まれ、
前記復旧手段は、
検索された前記ファイル情報に前記記録部を用いて前記終了符号を書込むことにより、対応する前記ファイルがクローズされるように書換える、請求項2から7のいずれか1項に記載の録画装置。 - 電力の供給が断たれた後も記録内容が保持される記録媒体を用いた録画方法であって、
電源から電力が供給される期間において、前記記録媒体に少なくともデジタルの画像情報をファイル単位で記録する記録ステップと、
復旧ステップとを有し、
前記記録ステップは、
一連の前記画像情報の記録動作が行なわれるとき、画像情報を記録するための前記ファイルを作成し、作成された当該ファイルに前記画像情報を書込む書込みステップと、
記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、前記ファイルに対応するファイル情報を前記記録媒体に作成し、前記ファイルへの画像情報書込み終了時に、或いは、録画終了通知を受信すると、現在記録がなされていた前記ファイルに関する情報を、対応する前記ファイル情報に書込むファイル情報記録ステップと、
前記記録動作中に、前記ファイルが作成される毎に、当該ファイルに対応して作成される前記ファイル情報を識別するファイル識別子を、前記記録媒体に記録するための識別子
記録ステップを有し、
前記識別子記録ステップでは、前記記録動作中に、前記ファイル識別子は、当該識別子により現在記録中の前記ファイルに対応する前記ファイル情報が識別されるように逐次更新されて、
前記復旧ステップでは、
電力が供給開始されたとき、前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合には、前記記録媒体に記録された前記ファイル識別子に基づき、電力供給が前回断たれたときに記録がなされていた前記ファイルに対応する前記ファイル情報を検索し、そして、検索された前記ファイル情報の内容を、対応する前記ファイルがクローズされるように書換え、
前記録画方法は、
前記記録動作を予約するための予約情報を受理して、受理した前記予約情報を前記記録媒体および予め準備されたレジスタに記録する予約情報記録ステップと、
前回の記録動作中に電力の供給が断たれた場合であって、且つその後に電力が供給開始されたとき、前記記録媒体から読出された前記予約情報を前記レジスタに記録する供給開始時記録ステップとをさらに有し、
前記レジスタは、電力が供給されている期間において、記録されている前記予約情報を保持する、録画方法。 - 前記ファイル情報は、対応する前記ファイルが記録された領域を指す領域情報と、終了符号とが書込まれ、
前記終了符号は、対応の前記ファイルについて画像情報の記録が終了した際に、或いは、前記録画終了通知を受信すると書込まれ、
前記復旧ステップでは、
検索された前記ファイル情報に前記終了符号を書込むことにより、対応する前記ファイルがクローズされるように書換える、請求項9に記載の録画方法。
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