JP4102193B2 - 取り出し可能な油吸収スキンワイプ材 - Google Patents

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Description

本発明は、油吸収スキンワイプ製品に関する。本発明は、特に、油吸収スキンワイピング製品の取り出し可能なパッケージに関する。
顔の肌、特に鼻、頬、および額から、かなりの量の油が絶えずにじみ出る。清潔さを維持し、てかりを減らし、化粧品および他の肌製品の広がりを改良するために、余分な表面の油または皮脂を除去することが重要である。石鹸および水は、ある程度働くが、洗うことができない時が常にある。これらの顔の油を除去する乾燥方法としては、薄い油吸収ワイプ材の使用がある。顔の油を除去するための油吸収ワイプ材も、当該技術において記載されている。これらのワイプ材は、一般に、薄く、心地よく、粗くないものでなければならず、工業用油吸収材料には関係しない考慮事項である。
顔の油を除去するために、従来の紙タイプのワイプ材が使用されている。たとえば、植物繊維、合成パルプ、もしくはケナフを用いた天然紙または合成紙が使用されている。しかし、これらの油吸収紙は、繊維の硬くこわばった性質によって、肌にはひりひりすることが多い。滑らかさを改良するために、従来、これらの紙は、絶えず、炭酸カルシウムおよびサイズ剤などの粉末で、カレンダ加工および/またはコーティングされてきた。しかし、カレンダ加工は、必ずしも永久的ではなく、かつ、油吸収を低下させる、かなりの量の結合剤またはサイズ剤を使用しない限り、表面繊維が粗い表面に戻ることがある。また、紙は、一般に、油または皮脂を吸収したときに外観を著しく変えないので、紙ワイプ材は、その効果に関して表示に乏しい。
油吸収紙の改良が、特開平4−45591号公報に記載されており、これは、炭酸カルシウム粉末などの粉末で紙をカレンダ加工またはコーティングすることによって引起こされる問題を解決するために、油吸収紙の表面上に多孔性球状ビーズを付着することを教示している。また、これらのビーズを用いると、紙が皮脂を吸収する容量を増大させるとされている。特開平6−319664号公報は、(A)主成分として、植物繊維を含有するパルプ材料と、(B)無機充填剤を混合し、次に、製紙して、坪量が0.7g/cm2以上の紙を形成することによって製造される高密度油吸収紙を開示している。しかし、これらの特許公報に開示された油吸収紙は、依然として、油または皮脂を吸収する容量が限られており、かつ、油が吸収されたときに紙の不透明度または色がほとんど変わらないので、表示機能がほとんどない。油の除去を確認するのが困難であることは、自信をもって化粧品などをつけられるように、油吸収紙を使用したときに使用者の顔から皮脂が除去されているか、またはどのくらいの皮脂が除去されているかを、油取紙の使用者が評価できないことを意味する。
また、皮脂用油吸収紙が、特公昭56−8606号公報または米国特許第4,643,939号明細書に開示されており、これは、麻繊維とポリオレフィン樹脂繊維10から70重量%を混合し、坪量が12から50g/cm2の紙を作ることによって製造される化粧用油吸収紙を記載している。この紙は、油を吸収すると透明になるとされているが、依然として、従来の製紙技術が必要であり、触ると粗い。実開平5−18392号公報は、粘土粒子、シリカ細粒、および粉末繊維などの無機または有機粉末材料の滑らかな表面コーティングを備えた油吸収紙を含む油吸収合成紙を開示している。これらの油吸収紙は、油を吸収すると紙を透明にし、油の吸収を確認することによって、いくらかの油表示効果があるとされている。しかし、粉末コーティングにより、これらの紙の油吸収容量が低下し、かつ、油の吸収後、このタイプの油取紙の外観のはっきりした変化を得ることが、依然として困難である。
特願平9−335451号明細書(WO第99/29220号明細書)は、多孔性熱可塑性フィルムからなる脂取りシートを開示している。この油吸収ワイプフィルムは、油吸収紙より油吸収容量が大きく、また、油吸収紙と比較して、拭いた後の油の除去を確認するのに優れている。この良好な油除去表示機能の理由は、これらの多孔性熱可塑性フィルムが、光の不規則な反射のために、油の吸収前の光透過率が低いが、フィルムの微小孔に油が充填された後、光透過率がかなり高くなり、フィルムの不透明度または光透過率が大きく変化するので、外観が大きく変化するからだと考えられている。この不透明度の変化は、使用者に対して、肌から油または皮脂が除去されたことをはっきりと確認する。さらに、紙製品と異なり、これらのフィルムベースのワイプ材は、柔らかく、心地よく、滑らかで、肌がひりひりしない。しかし、これらのフィルムベースのワイプ材が、分配して取り出し可能な形態で積重ねられているパッケージから、それらを個別に取り出すことが問題であるとわかっている。
本発明の目的は、パッケージから容易に分配して取り出すことができ、直接製造することが容易であり、滑らかで、肌がひりひりしない、WO第99/29220号明細書に記載されているような、はっきりした油表示機能を有する油吸収ワイプ材を形成することである。
本発明は、使用者の肌または髪を拭くのに適切な複数の油吸収ワイプ材のパッケージに関する。複数のワイプ材は、重なり合う形で配置され、個別のワイプ材は、少なくとも、熱可塑性材料の油吸収性多孔性フィルム状基材を含む。一般に、ワイプ材は、最初の透明度が約65以下であり、この多孔性基材は、油が付与されると透明度を少なくとも10だけ(本願明細書で定義されているように)変える。さらに、ワイプ材の多孔性基材は、ワイプ材の材料表面の1から50パーセントにわたってエンボスパターンを有する。エンボスパターンは、透明度がワイプ材の非エンボス領域より高く、好ましくは、透明度が、油が付与されたワイプ材と同様である。
本発明は、一般に、フィルム状熱可塑性多孔性材料の油吸収ワイプ材の分配して取り出し可能なパッケージに関する。個別のワイプ材は、パッケージ内に積重ねられた配置である。積重ねられたとは、パッケージ内で、1つのワイプ材の面が、隣接したワイプ材の面の全部またはかなりの部分と連続的に接触して、1つの面の全部またはかなりの部分を覆っていることを意味する。一般に、パッケージは、少なくとも2以上、好ましくは10から1000の個別のワイプ材を含有する。
図1を参照すると、本発明に従う油ワイプ材の分配可能なパッケージは、油吸収ワイプ材材料の個別のワイプ材44を含む分配可能なパッケージ40を含む。パッケージ40は、一般に互いに平行な上壁46および下壁49、ならびに2つの側壁47を、一般に含む。前端縁48が設けられ、後端縁がフラップ45に形成され、フラップ45は、パッケージ40の上面46の上に折り曲げることができる。フラップ45は、当該技術において知られているように提供される、接着剤などの使用によって、パッケージ40と係合することができる。代わりに、スロット41内で係合可能なタブ42を、マクロメカニカルタイプクロージャとして用いることができる。当該技術において知られている他の従来の方法は、ワイプ材へのアクセス開口部52を覆うようにフラップ45を所定位置に保持するために、粘着性材料、フックおよびループファスナ、リビングヒンジ、スナップなどの使用を含む。分配可能なパッケージ40は、使用者が個別のワイプ材をつかみ、パッケージ40から取出して使用するのを可能にするアクセス開口部52を含む。一般に、アクセス開口部52は、その最大寸法において、分配可能な油吸収ワイプ材料またはワイプ材の最大長さ寸法または幅寸法より小さい。
本発明の個別の油吸収ワイプ材には、エンボスパターンが施される。エンボス領域は、熱可塑性ワイプ材料の多孔性構造を少なくとも部分的に崩壊する。このエンボスにより、エンボス領域におけるワイプ材の透明度が高くなる。全体的な効果は、目に見えるパターンであり、エンボス領域が、非エンボス領域によって形成されたワイプ材面の面の下にあり、たとえば、ワイプ材の外面の5から50μ下にある。これにより、パッケージ内の上または下にあるワイプ材に対して、ワイプ材の全体的な表面接触が少なくなる。この少なくなった、隣接したワイプ材間の表面接触が、ワイプ材間の結合レベルを低下させることによって、パッケージ内のワイプ材の分配性を高める。これは、ワイプ材が親水性であるか、親水性にされた場合、特に効果的である。パターン化されたエンボスにより、また、ワイプ材の剛性が低下し、ワイプ材の手触りおよび感触が改良される。エンボスパターンによって高くなった透明度は、また、油を吸収した後、ワイプ材がどのように見えるはずであるかについて、視覚的基準を示す。図5および図6に示されているように、ワイプ材30は、非エンボス領域33と比較して、比較的透明であるエンボスエレメント31を有する。油を吸収するのに使用された部分32は、使用後、エンボス領域31と類似している。(すなわち、それらの透明度が、同じまたは同様のレベルである。)
エンボスパターンは、格子、連結した線、またはランダムに連結したパターンなどの、連続的な、および/または連結エンボスエレメントであってもよい。これは、パターンがワイプ材の端縁まで延び、分配性がかなり改良されるという利点がある。代わりに、エンボスパターンは、点、ばらばらのパターンなどの別々のエレメントであってもよい。エンボスパターンは、従来の技術によって、少なくとも、パッケージ内で隣接したワイプ材と連続的に接触しているワイプ材外面の部分に、ワイプ材表面積の1から50%、好ましくはワイプ材表面積の2から25%にわたって、形成することができる。エンボスパターンの個別のエンボスエレメントは、一般に、その最も狭い寸法において、0.1から10mmの幅、好ましくは0.2から5である。エンボスエレメントの幅が広すぎると、ワイプ材の油吸収能力が低下する。エンボスエレメントが小さすぎると、見にくく、分配性を著しく高めない。一般に、エンボス加工は、約50psiから約500psiの範囲の圧力で行われる。これにより、透明度が、ワイプ材の非エンボス領域より少なくとも30パーセントのポイント、好ましくは、ワイプ材の非エンボス領域より少なくとも35パーセントのポイントだけ高いエンボス領域がもたらされる。異なったボンド領域については、個別のボンドポイントで一定のpsiを維持するために、%面積比を乗じることによって、好ましい圧力を得ることができる。エンボス装置の温度は、一般に、約40℃から170℃の範囲である。
油吸収ワイプ材は、多孔性フィルム状熱可塑性材料である。第1の好ましい実施の形態において、それは、熱可塑性材料からなる多孔性延伸フィルムまたは配向フィルムであり、代わりに、第2の好ましい実施の形態において、フィルム状の一体化された多孔性熱可塑性マイクロファイバ不織布ウェブである。ここで用いられる「フィルム状」とは、熱可塑性フィルムまたは熱可塑性繊維の強化不織布として定義される。多孔性熱可塑性材料は、少なくとも一面の一部に、活性剤をコーティングすることができる。ワイプ材は、そのままで使用されようと、コーティングを付けて使用されようと、使用されるとき、好ましくは乾燥状態であり、濡れていない。
第1の実施の形態の多孔性フィルム材料の単位面積あたりの間隙容積の多孔度は、以下の式で計算すると、好ましくは0.0001−0.005cm3の範囲である。
単位面積あたりの間隙容積=[フィルム厚さ(cm)×1(cm)×1(cm)×空隙率(%)]/100
(空隙率は、多孔性フィルムの空隙のパーセンテージである)
「空隙率」は、より具体的には、対応する空隙のないフィルムに対して、多孔性フィルムの全空隙にフィルムと同じ組成物の材料が充填されているときの充填材料の量のパーセンテージとして定義される。多孔性フィルムの空隙率は、好ましくは5〜50%の範囲であり、厚さは、好ましくは5〜200μmの範囲である。
多孔性延伸フィルムは、出発物質として熱可塑性材料を用いて、さまざまな異なった方法で製造することができる。1つの好ましい方法では、透明な結晶性熱可塑性樹脂に充填剤を加え、ブロー押出またはキャスティングなどの従来の方法を用いてフィルムを形成し、次に、フィルムを延伸してそこに微細空隙を作ることによって、フィルムを製造する。このように得られた多孔性延伸熱可塑性フィルムは、従来の紙製オイルクリーニングワイプ材と比較して、ワイプ材の体積を構成する空隙のパーセンテージが大きく、単位面積あたりの肌の油の吸収が優れている。また、熱可塑性フィルムは、多くの微細空隙の分布が均一な構造を有しているので、肌の表面から肌の油を拭取る前は、細孔構造による光の分散によって不透明に見える。しかし、油の吸収後、油が空隙または細孔を満たすので、光の分散を防ぐか、光の分散の程度を低下させる。これは、フィルムを形成する熱可塑性物のもとの不透明または透明な性質と共に、透明度または不透明度の変化によって、油吸収効果をはっきりと評価するのを可能にする。
多孔性延伸熱可塑性フィルムの製造のためのフィルム形成材料として使用できる透明な結晶性熱可塑性樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリ−4−メチルペンテン、およびエチレン−プロピレンブロックコポリマーがあるが、これらに限定されない。
微細空隙をもたらすために上記熱可塑性樹脂と組合わせて使用できる好ましい非粒子状充填剤の例としては、鉱油、ペトロラタム、低分子量ポリエチレン、軟質カーボワックス、およびその混合物があるが、これらに限定されない。これらの非粒子状充填剤は、油を吸収すると透明度を示すので好ましい。これらの充填剤のうち、鉱油が比較的低コストなので好ましい。しかし、さらに、従来の粒子ベースの充填剤、たとえば、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウムなども、多孔性フィルムを形成するのに使用することができる。
上記充填剤は、フィルムの製造に使用される出発熱可塑性樹脂の範囲内で、広い範囲内で変わってもよい。使用する充填剤の量は、好ましくは、出発熱可塑性材料の20〜60重量%の範囲、より好ましくは、25〜40重量%の範囲である。出発材料に加える充填剤の量が20重量%未満であれば、延伸後に生じるフィルムの空隙率が低下するので、油吸収量が低下し、一方、60重量%を越えると、柔軟な密着するフィルムを製造するのがより困難になる。
また、多孔性延伸熱可塑性フィルムの製造において、熱可塑性樹脂および充填剤に加えて、必要に応じて他の添加剤を加えてもよい。たとえば、カルボン酸、スルホン酸、およびホスホン酸などの有機酸、ならびに有機アルコール。付加的な適切な添加剤として、たとえば、無機および有機顔料、芳香剤、界面活性剤、帯電防止剤、核生成剤なども挙げてもよい。好ましい実施の形態において、表面処理またはコーティングでの適切な溶融添加剤によって、ワイプを親水性にすることができる。
主要な出発材料と任意の添加剤を、溶融し、および/または組合わせてフィルムを形成し、充填剤含有熱可塑性フィルムを製造する。溶融および混合ステップ、ならびにその後のフィルム形成ステップは、既知の方法に従って行うことができる。適切な溶融混合方法の例は、混練機による混練であり、適切なフィルム形成方法の例は、ブローンフィルム方法およびキャスティング方法である。ブローンフィルム方法は、たとえば、主要な出発材料などを溶融混合し、次に、円形ダイから膨らませることによって、管状のフィルムを与えることができる。キャスティング方法は、主要な出発材料などを溶融混合し、次に、ダイから、滑らかな、またはパターン化されたチルドロール(コールドロール)上に押出すことによって、フィルムを与えることができる。このキャスティング方法の修正形態において、溶融混合物をチルドロール上に押出した後、洗い流すか、適切な溶媒で抽出することによって、非粒子状添加剤および/または充填剤を除去してもよい。
次に、形成された熱可塑性フィルムを延伸して、それに微細空隙を設ける。フィルム形成のように、延伸も、一軸延伸または二軸延伸などの既知の方法に従って行うことができる。たとえば、二軸延伸の場合、縦方向の延伸は、駆動ロールの速度を変えることによって行うことができ、横方向の延伸は、フィルムの両端をクリップまたはクランプで保持しながら、横方向に機械的に引っ張ることによって、行うことができる。
フィルム延伸の条件は、特に制限されないが、延伸は、好ましくは、5〜50%の範囲の空隙率、5〜200μmの範囲の延伸フィルムの厚さを与えるように行われる。フィルムを延伸したときの空隙率が5%未満であれば、油吸収量が少なくなり、一方、50%を越えると、油吸収量が多すぎ、油吸収効果をはっきりと評価するのが困難になる。また、フィルム厚さが5μm未満であれば、油吸収容量の量が少なすぎ、かつ、フィルムが顔に付着する傾向があり、より扱いにくくなり、一方、200μmを越えると、油吸収容量の量が多すぎ、かつ、使用者の肌に対して、フィルムが、堅く、ざらざらして感じるかもしれない。
熱可塑性フィルムの延伸比は、通常、1.5から3.0の範囲であることが好ましい。延伸比が1.5未満であれば、油の吸収に十分な空隙率を得ることが困難になり、一方、3.0を越えると、空隙率が大きすぎ、多すぎる油を吸収することになるかもしれない。
フィルムの延伸によって形成される空隙の平均サイズは、通常、0.2から5μmの範囲であることが好ましい。空隙サイズが0.2μm未満であれば、十分な肌の油を急速に吸収して、透明度のはっきりした変化を生じさせることができなくなり、一方、5μmを越えると、透明度の目に見える変化を可能にするのに必要な油吸収量が多すぎるかもしれない。
上で述べたように、先に説明した延伸プロセスによって得られる多孔性延伸熱可塑性フィルムの単位面積あたりの間隙容積は、上で定義された式で計算すると、好ましくは0.0001〜0.005cm3の範囲であり、より好ましくは0.0002〜0.001cm3の範囲である。フィルムの間隙容積が0.0001cm3未満であれば、使用者がオイルクリーニングワイプ材を持ちにくくなり、一方、0.005cm3を越えると、油吸収量が多すぎ、かつ、油吸収効果をはっきりと評価することが困難になる。
本発明における熱可塑性フィルム状多孔性ワイプ材の第2の実施の形態は、熱可塑性マイクロファイバから形成された強化ウェブである。そのようなウェブまたはワイプ製品を準備するのに有用な代表的な装置が、図2に概略的に示されている。ブローされた繊維を形成するための装置の部分は、ウェント・ヴァン・エー(Wente Van A.)の、工業技術の化学Industrial Engineering Chemistry)の「極細熱可塑性繊維」(Superfine Thermoplastic Fibers)、Vol.48、p.1342以下参照(1956年)または、ブイ・エー・ウェント(Wente,V.A.)、シー・ディー・ブーン(Boone,C.D.)、およびイー・エル・フルハーティ(Fluharty,E.L.)による、「極細有機繊維の製造」(Manufacture of Superfine Organic Fibers)と題する、1954年5月25日に発行された海軍研究所(Naval Research Laboratories)の報告書No.4364に記載されている。この基本設計への修正が、米国特許第4,818,463号明細書、米国特許第3,825,379号明細書、米国特許第4,907,174号明細書、および米国特許第4,986,743号明細書で論じられている。例示された装置のこの部分は、1組の平行に並置されたダイ穴14を有するダイ10を含む。ダイ穴14は、中央のダイ空洞から開く。典型的には、穴の直径は、約250ミクロンから約500ミクロンのオーダである。ダイ面の1リニアセンチメートルあたり約2から約20のそのような穴が設けられる。典型的には、穴の長さは、約1mmから約5mmである。樹脂ホッパー3、バレル5、およびバレル5の内側のスクリュー7を有する溶融押出機13から、ダイ穴14および中央のダイ空洞にポリマーが導入される。溶融ポリオレフィン樹脂が、押出機バレル5から出て、ギアメルトポンプ9に入り、ギアメルトポンプ9は、装置の下流構成要素を通る溶融ポリマーの流れの、改良された制御を可能にする。ポンプ9から出ると、溶融樹脂が、ダイ空洞を含むダイ10に入り、これを通って液化繊維形成材料が進む。繊維形成熱可塑性ポリマーがダイ穴14から押出され、細くする加熱空気の気流に入る。この細くする気流は、高速で維持され、1組のダイ穴14のいずれかの側の穴またはスロットから出る。高速空気は、2つの周辺の空洞からスロットに供給される。加熱空気は、一般に、ほぼポリマー溶融温度以上である(たとえば、溶融温度より20から30℃高い)。
ダイ穴から出た繊維は、スロットからの高速加熱空気によって細くされ、ダイから距離の位置にある、ベルトなどのコレクタ20上に集められる。距離は、ポリマーの結晶性質、どのくらい急速にポリマーが急冷されて全く粘着性のない状態になるか、または他のプロセス条件によって、異なったポリマーに対して、異なった好ましい範囲で、一般に10から25cmである。コレクタは、平らなスクリーン、ドラム、シリンダ、または、図2に示されるように、細かく穴の開けられたスクリーンベルト20であってもよい。シリンダ21および23は、ベルト20を駆動する。スクリーンまたは他の穴の開いたコレクタ表面上に繊維をウェブ26として集めるのを容易にするために、穴の開いたコレクタの後ろに、気体回収装置を配置してもよい。コレクタ20から、ウェブ26がカレンダ30に取られ、圧力下、好ましくは1線センチメートルあたり500から1600ニュートンで一体化される。この一体化は、ショー(Shore)Aデュロメータ硬さが約50以上、好ましくは1つのロールのショーAデュロメータ硬さが約95未満である、2つの一般に滑らかなロール24および25(たとえば、それらは、表面積の約90パーセント以上、好ましくは99パーセント以上、互いに接触する)の間隙でカレンダ加工することによって、有利に行われる。次に、一体化ウェブを集め、その後、個別のワイプ材に変えることができる。
ウェブは、繊維形成熱可塑性材料から形成され、この材料としては、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、もしくはポリブチレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリウレタン、またはナイロン6もしくはナイロン66などのポリアミドがある。マイクロファイバは、平均直径が10マイクロメートル未満であり、好ましくは、平均直径が7マイクロメートル以下である。より小さい直径の穴、および/またはポリマー流量を減少させることによって、もしくはコレクタの後ろでの気体回収を増大させることによって、より小さい平均繊維直径を得ることができる。
油吸収ワイプ材は、ワイプ材の空隙容積が、40から80パーセント、好ましくは45から75パーセント、より好ましくは50から70パーセントとなるように、一体化されたフィルム状マイクロファイバウェブから形成される。空隙容積が70パーセントより大きいと、透明度または不透明度の急速な変化を生じさせるのに大量の油が必要なので、この変化を得るのが困難であり、また、材料がしなやかになり、扱いにくくなる。空隙容積が40%未満であると、材料が堅くなりすぎ、かつ、油を吸収する容量が不十分である。ワイプ材の平均孔径は、一般に3−15ミクロン、好ましくは3から12ミクロン、より好ましくは4から8ミクロンである。孔径が3ミクロン未満であれば、必要な急速な油吸収速度を得るのが困難である。一般に、より高い強化条件によって、および/または平均繊維直径を小さくするか、繊維直径の範囲を狭くすることによって、空隙容積および孔径を小さくすることができる。孔径が15ミクロンより大きければ、吸収した油を維持する能力が低下し、急速な油表示機能も低下する。一般に、油吸収容量が、0.7から6mg/cm2、好ましくは0.8から5mg/cm2、より好ましくは0.9から4mg/cm2となるように、空隙容積、坪量、および孔径が与えられるべきである。油吸収がこれより少ないと、ほとんどの使用者にとって、顔の油を吸収する容量が不十分であり、これらのレベルより高いと、ほとんどの使用者にとって、急速な油吸収表示機能が悪影響を受ける。
ウェブ繊維を形成するための好ましい材料はポリプロピレンであり、所与のワイプ材の所望の最初および最後の不透明度が、ワイプ材料を形成するウェブの坪量、カレンダリングロールの硬さ、ならびにカレンダ加工(または強化)圧力および温度によって制御される。一般に、ポリプロピレンの場合、比較的柔らかい風合い(ハンド)で、適当に低い油付与レベルで透明度の変化を可能にしながら、適切な最初の透明度を与えるために、約10g/m 2 から40g/m 2 のウェブまたはワイプ坪量が適切であることがわかっている。一般に、ワイプ材の風合いは、8グラム以下、好ましくは1〜7グラム、より好ましくは1〜6グラムであるべきである。ウェブの風合い、ドレープ、または柔軟性は、スイング−アルバート ハンドル−オー−メータ(Thwing−Albert Handle−O−Meter)、10cm×10cmサンプル、および1.0cmのスロット幅を用いて、INDAテストIST90.0−75(R82)を用いて測定する。一般に、ドレープまたは風合いの測定値が低下するにつれて、サンプルがより心地よい。ポリプロピレン製ワイプ材の場合、約40g/m 2 より大きい坪量は、顔のワイプ材として有用であるには堅すぎる。同様のカレンダ加工条件で、他のポリマーまたはポリマーブレンドから形成された繊維の場合、ウェブを形成する繊維の油吸収特性および相対的な堅さによって、異なったワイプ材坪量範囲が適切であるだろう。
カレンダ加工温度および圧力がより高いと、もとの透明度、孔径、および空隙容積、また、得られる一体化ワイプ材の油吸収容量に著しい影響を及ぼすことがわかっている。特に、カレンダ加工温度がより高いと、もとの透明度が著しく高くなるので、ワイプ材の油表示値が低下する。特定の状況において、この影響を打消すために、チルドカレンダリングロールを用いることが望ましい。しかし、ウェブを過度にカレンダ加工すると(たとえば、高すぎる圧力および/または温度下で)、ウェブは、より堅くならないが、油表示機能および吸収容量が低下する。
もとの不透明度が、不透明度の著しい十分な変化を生じさせるのに不十分であれば、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、または他の同様の無機粉末などの不透明化剤を低レベルで使用することができる。そのような粉末をワイプの表面上にコーティングするか、ウェブ構造に組入れることができる。不透明化剤をウェブに組入れるための適切な方法としては、米国特許第3,971,373号明細書において教示されたものがあり、収集前に、粒子の流れが、2つの別個の収束するメルトブローンマイクロファイバの流れに混入される。粒子を組入れる別の方法が、米国特許第4,755,178号明細書において教示されており、粒子が、メルトブローンマイクロファイバの流れに収束する気流に導入される。好ましくは、そのような不透明化剤は、ワイプ材の柔らかさを減じる傾向があるので、わずかに少量しか含まれない。
上記に加えて、界面活性剤、着色剤、および帯電防止剤などの他の従来のウェブ添加剤を、既知の方法でウェブに組入れてもよい。
本発明の油吸収ワイプ材は、一般に、人の肌に存在するような、わずかに少量の油(たとえば、0から8mg/cm2)を吸収した後、不透明から半透明に変える能力を特徴とする。この油吸収ワイプ材は、通常の皮脂腺から分泌されるレベルの肌の油を吸収後、半透明になり、したがって、望ましくない油が除去され、かつ、化粧品または他の肌用トリートメントを付与できることを示すので、化粧用ワイプ材として特に有用である。油表示効果は、最初の透明度が、約65パーセント以下、好ましくは60パーセント以下であり、比較的低いレベルの油の受け取り(たとえば、6mg/cm2)で、透明度を変える能力が、約10パーセンテージポイント以上、好ましくは20パーセンテージポイント以上である油吸収ワイプ材によってもたらされる。肌の油の吸収がウェブの透明度に及ぼす影響を、ASTM D1003の手順に従って、ガーディナ・ヘイズ・ガード・プラス・ヘイズメータ(Gardiner Haze Guard Plus Hazemeter)を用いて測定した。ウェブの透明度は、油吸収前と後に測定され、パーセント(%)として報告される。値が0の透明度は、光透過がないことを示す。油を吸収すると、透明度の値が高くなり、ウェブが肌の油を吸収したという表示を使用者に与える。変化が大きいほど、吸収の表示が大きい。肌の油が吸収されたという効果的な表示を使用者に与えるために、一般に、約10から20パーセンテージポイントより大きい変化が必要である。油吸収ワイプ材は、一般に、多孔性フィルム状材料の1つの層として用いられるが、他の同様のウェブ材料、またはフィルムなどに積層してもよい。
別々のワイプ材は、一般に、互いに分離され、ティッシュタイプのペーパーで従来から知られているように、積重ねられた配置、または折りたたまれた配置などで提供される。折りたたみは、V折りたたみ、Z折りたたみなどによる挟込む配置によって提供することができる。このタイプの折りたたみでは、隣接したワイプ材の対向した重なった端部が、上のワイプ材を取除くのを助け、下のワイプ材を摩擦によって、引っ張り上げ、アクセス開口部を通って引っ張り出すことによって、下のワイプ材を係合可能な形態で提供し、その後使用されるようにする。
油吸収ワイプ材54のための分配可能なパッケージ配置の代替的な実施の形態が、図3に示されており、上壁部56に、アクセス開口スロット53が設けられ、それを通って、油吸収ワイプ材料のワイプ材をつかむことができる。この実施の形態において、上のワイプ材が、下のワイプ材を、上に、開口53を通って引っ張ることができるように、ワイプ材料の別々のワイプ材が、相互に接続していなければならない。この相互接続は、上で説明したように挟込む態様で折りたたまれている別個のワイプによってもよい。代わりに、ワイプ材は、上で説明したように分離可能なワイプ材であってもよく、たとえば、分離可能なワイプ材を、もろい接続によって相互に接続することができる。図1の実施の形態におけるフラップのように、可動フラップ55が側壁部上に設けられる。
図4は、好ましくはプラスチックの、剛性フレームコンテナ60によって形成された油吸収ワイプ材の分配可能なパッケージの代替的な実施の形態を示す。個別のワイプ材64が、コンテナ60内に含有され、コンテナ60は、可動フラップ65を含む上壁66を有し、可動フラップ65は、一般に、リビングヒンジによって動かすことができる。クラスプ63がフラップ65の最も外側の端部に設けられ、このクラスプ63は、下壁69と係合して、コンテナ60のクロージャを与える。側壁67は、上壁66および下壁69と共にコンテナ60内にワイプ材64を含有する。端壁68は、好ましくは閉じている。この実施の形態において、別々の油吸収材料の個別のワイプ材は、一般に、好ましくは同一の広がりを有するワイプ材の、上下の積重ねにおいて、別個のワイプ材として積重ねられる。使用者は、個別のワイプ材をつかみ、指の摩擦力を用いてコンテナから各ワイプ材を別々に取出し、上のワイプ材をすぐ下のワイプ材から分離する。次に、個別のワイプ材を使用して、使用者の顔を拭くことによって、肌の油を除去する。使用後、ワイプ材を容易に圧縮して小さい体積の形状にし、容易に捨てられるようにする。
個別の別々のワイプ材は、いかなる適切なサイズであってもよいが、一般に、ほとんどの用途で、ワイプ材の全表面積は、10から100cm2、好ましくは20から50cm2である。したがって、ワイプ材は、使用者のハンドバッグまたはポケットに容易に入れられるパッケージに挿入するのに適したサイズである。分配可能なコンテナを形成する材料は、一般に重要ではなく、適切な紙、プラスチック、紙フィルム積層体などから形成することができる。ティッシュの形状は、一般に長方形であるが、楕円形、円形などの他の適切な形状を用いてもよい。
本発明の油吸収ワイプ材は、いかなる適切な活性成分もしくは非活性成分または活性剤もしくは非活性剤を含有するか、コーティングしてもよい。付加的な成分は、広範囲の任意の成分を含んでもよい。特に有用なのは、油の除去およびクレンジング時ならびにその後、肌または髪にさまざまな利益を与えるのに有用なさまざまな活性成分である。
コーティング組成物は、1以上の、製薬上受入れられる活性成分または肌修正成分の安全で効果的な量を含んでもよい。ここで用いられる「安全で効果的な量」という用語は、治療すべき状態を修正するか、所望の肌の利益を与えるほど十分多いが、健全な医療判断の範囲内で妥当な利益対リスク比で、重大な副作用を回避するほど十分少ない、活性成分の量を意味する。活性成分の安全で効果的な量が何かは、特定の活性成分、活性性分の肌に浸透する能力、使用者の年齢、健康状態、および肌の状態、ならびに他の同様の要因によって変わる。
PCT出願WO99/29220の実施例1に記載された、以下の組成、5D45ポリプロピレン(64%、ユニオン・カーバイド・コ(Union Carbide Co.))、鉱油(35%、白油#31、アモコ・オイル・アンド・ケミカル・コ(Amoco Oil&Chemical Co.))、および#7緑銅フタロシアニン顔料(1.0%、CI#74260、サン・ケミカル・コ(Sun Chemical Co.)を有する微小孔性フィルムと同様のものを調製した。微小孔性フィルムは、厚さが37ミクロンであり、空隙率が30%であった。
実施例1
上で説明した微小孔性フィルムを、鋼製ポイントボンドパターンロールと、鋼製の滑らかなバックアップロールによって形成された間隙に通すことによって、エンボス加工した。ポイントボンドパターンのポイントは、直径が0.6mmの盛上った円形領域であった。ポイントは、パターンロール上に2.0mm間隔(中心から中心)で配置された。フィルムの表面積の約5%が、ポイントボンドパターンでエンボス加工された。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。パターンロールの温度は66℃であり、バックアップロールの温度は38℃であった。ウェブ幅の1線状インチあたり200ポンドのロール間隙圧力を用いた。
実施例2
ポイントボンドパターンのポイントが0.7mm間隔(中心から中心)で配置される以外は、実施例1と同じように、上で説明した微小孔性フィルムをエンボス加工し、結果として、フィルムの表面積の約20%がエンボス加工された。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。ウェブ幅の1線状インチあたり50ポンドのロール間隙圧力を用いた。
実施例3
上で説明した微小孔性フィルムを、鋼製パターンロールと、鋼製の滑らかなバックアップロールによって形成された間隙に通すことによって、エンボス加工した。パターンロールは、幅が0.154mm、交点間が1.25mmの、直交する、上部が平らなリッジからなる正方形メッシュパターンを彫られた。フィルムの表面積の約35%が、正方形メッシュパターンでエンボス加工された。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。パターンロールの温度は66℃であり、バックアップロールの温度は38℃であった。ウェブ幅の1線状インチあたり250ポンドのロール間隙圧力を用いた。
実施例4
上で説明した微小孔性フィルムを、鋼製パターンロールと、鋼製の滑らかなバックアップロールによって形成された間隙に通すことによって、エンボス加工した。パターンロールは、ハニカム六角形パターンを彫られ、各六角形の周辺は、幅が0.4mmの、盛上った、上部が平らなリッジからなった。各六角形の辺の長さは3.45mmであった。フィルムの表面積の約15%が、六角形パターンでエンボス加工された。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。パターンロールの温度は66℃であり、バックアップロールの温度は38℃であった。ウェブ幅の1線状インチあたり100ポンドのロール間隙圧力を用いた。
実施例5
微小孔性フィルム−ジョージア州アトランタのビー・ピー・アモコ(BP Amoco)から得られる43ミクロンのアプトラ(Aptra)(登録商標)クラシック(Classic)を、上の実施例4と同じパターンおよび条件を用いて、エンボス加工した。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。
実施例6
微小孔性フィルム−ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte,NC)のセルガード・インク(Celgard Inc.)から得られる25ミクロンのセルガード(Celgard)(登録商標)フラット・シート・メンブレン(Flat Sheet Membrane)を、上の実施例4と同じパターンおよび条件を用いて、エンボス加工した。フィルム上のエンボス領域は、比較的不透明な非エンボス領域と比較して、比較的透明であり、はっきりと見えるエンボスパターンをもたらした。
比較例
上の実施例1〜4で使用した非エンボスベースフィルムを、比較例として使用した。
テスト方法
分配性(Dispensability)
本発明のワイプ材を分配する能力を測定するために、以下の手順を用いた。実施例4のエンボスフィルムを52mm×84mmの個別のシートにカットした。次に、個別のシートを集めて50シートの積重ねにし、次に、図1に示されているパッケージに挿入した。実施例1〜4の非エンボスフィルムからなる比較例(対照)もカットし、集めて50シートの積重ね(52mm×84mm)にし、図1に示されているのと同じスタイルのパッケージに挿入した。次に、接着性パッチ43を用いて、両方のパッケージを50回、手で開閉し、パッケージからワイプ材を分配した。非エンボスフィルム含有パッケージは、13回、複数のシートが分配されたが、エンボスフィルム含有パッケージは、複数分配が0回であった。エンボスフィルムワイプの積重ねの高さは、3.00mmであったが、非エンボスフィルムワイプの積重ねの高さは、2.00mmであり、シート間のより密接でない接触により、分配性が改良されることがわかった。
油吸収ワイプ材の取り出し可能なパッケージの斜視図である。 本発明のワイプ材を形成する際に使用するのに適切な装置の概略図である。 第2の実施の形態に従う油吸収ワイプ材の取り出し可能なパッケージの斜視図である。 第3の実施の形態に従う油吸収ワイプ材の取り出し可能なパッケージの斜視図である。 本発明のワイプ材の使用中の斜視図である。 本発明のワイプ材の使用後の斜視図である。

Claims (11)

  1. 使用者の肌または髪を拭くのに適切な複数の油吸収ワイプ材のパッケージであって、前記ワイプ材が、重なり合う形で配置され、前記ワイプ材が、油が付与されると透明度を変える透明度が65未満の熱可塑性材料の油吸収性多孔性フィルム状基材を含み、前記多孔性基材が、前記パッケージ内の隣接したワイプ材と接触している前記ワイプ材の材料表面領域の1パーセントから50パーセントにわたって、前記ワイプ材の非エンボス部分より透明度が高いエンボスパターンを有する、油吸収ワイプ材のパッケージ。
  2. 前記エンボスパターンが、前記ワイプ材の材料表面領域の2パーセントから25パーセントにわたっており、かつ最も狭い寸法において幅が0.1mmから10mmであるエンボスエレメントから形成される、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  3. 前記エンボスパターンが、前記ワイプ材の非エンボス部分より少なくとも10パーセントポイントが高い透明度を有する、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  4. 前記油吸収ワイプ材が、熱可塑性材料からなる多孔性延伸フィルムを含み、かつ
    前記多孔性延伸フィルムの単位面積あたりの間隙容積が、以下の式:
    単位面積あたりの間隙容積=[フィルム厚さ(cm)×1(cm)×1(cm)×空隙率(%)]/100
    (ここで、空隙率は、多孔性フィルムの空隙のパーセンテージである)
    で計算すると、0.0001cm3から0.005cm3の範囲である、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  5. 前記多孔性油吸収ワイプ材が熱可塑性繊維の一体化メルトブローンウェブを含む、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  6. 油が存在しない場合には前記多孔性油吸収ワイプ材が65以下の不透明度の値を有し、1平方センチメートルあたり6グラム以下の油が付与されると、そのウェブが透明度を少なくとも30だけ変える、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  7. 前記熱可塑性繊維が10マイクロメートル以下の平均直径を有し、前記ワイプが40g/m 2 以下の坪量を有する、請求項5に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  8. 前記ワイプ材が40パーセントから80パーセントの空隙容積を有する、請求項6に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  9. 前記ワイプ材の材料の平均孔径が3ミクロンから15ミクロンである、請求項5に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  10. 前記ワイプ材が0.7mg/cm2から6mg/cm2の油吸収能力を有する、請求項5に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
  11. ワイプ材の風合いを、スイング−アルバート ハンドル−オー−メータ(Thwing−Albert Handle−O−Meter)、10cm×10cmサンプル、および1.0cmのスロット幅を用いて、INDAテストIST90.0−75(R82)を用いて測定するときに、前記ワイプ材が8グラム以下の風合いを有する、請求項1に記載の油吸収ワイプ材のパッケージ。
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