JPH0518392A - 多翼中空管利用ポンプによる換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内を効率良く利用可能とする換気機能、及
びこの構成起因の技術の多方面での使用拡大の応用方
法。 【構成】 多翼中空管とリングモーターの基本構成によ
るポンプ機能とスライド可能とする吸引（送風）口の構
造構成を管路で接合することにより、換気設備として成
立し、又、ポンプ機能に気密維持・防水維持仕様とする
ことで、同軸・管路挿入形式の多目的仕様に対応可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リングモーターと多翼
中空管の応用による、換気装置、及び吸引・排気・加圧
ポンプ利用構成技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の構成においては、モーター軸に接
合した羽根回転利用により換気・吸引・排気・加圧目的
の機能を構成していた。（例えば、実用新案広報、平３
−１４９３９４号参照）。本件は、特許出願１−１５９
６２１及び２−４６１８に起因する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の換気設備は、建
物の壁に設備の仕様に合わせて開口部の位置寸法を設定
する必要が有り、かつ室内に騒音源となる、容積の大き
い換気装置の配置を必要としている。

【０００４】本発明は、室内（厨房）より騒音源の削除
及び室内の意匠上の構成思考、換気効率・設置及び使用
時の便利性等を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の吸引・加圧等の作用を発生する多翼中空管
とリングモーターとの構成による、吸引作用方法により
換気効率・騒音源の室内よりの削除を成立させている。

【０００６】よって、室内には、吸引口部を設定するだ
けで換気機能の目的を達成可能で有るが、室内意匠（イ
ンテリア）の思考により、吸引口部を設定任意長の範囲
に於いて自由にスライド出来る構造の換気口部として成
立させている。

【０００７】よって、上記２装置を配管接合することに
より、換気設備として成立し、かつ、多翼中空管の回転
による両端の接合面を気密維持仕様（図８に参考例とし
て表示とする）とすることにより、流体管路、接合・同
軸挿入型、吸引・加圧目的等のポンプとしての機能を有
する装置とする事が可能で有る。

【０００８】この作用を発生させる為の構造は、回転動
力源をリングモーター（２）とし、ポンプ機能を任意長
の中空管の内壁より突出させた多数の羽根の配列（３）
とし、連続回転により作用を発生する為、２点の基本部
品構成で目的作用を誘発可能で有り、コンパクト化・軽
量化が可能である。

【０００９】リングモーターと多翼中空管の部品の分離
思考は、製造工程の簡易化及び組み立て・分解掃除の簡
素化を基本としている。よって一般の人に於いても日常
の保守管理が簡易である。

【００１０】従来の技術構成思考では、重量低減目的に
より中空管を回転シャフトに利用しての発想になる構造
になると推論するが、両端回転軸形状の一体式構造のモ
ーター利用となり、モーター迄保守点検工程に入る。し
かし、分離可能な各部品とする思考による構成とする
と、多翼中空管の保守点検で済む。

【００１１】

【作用】本装置構造における目的作用は、リングモータ
ーを回転動力源とし、任意長の中空管の内壁よりの突出
した羽根の作用により、流体へのポンプ作用を誘発して
いる。

【００１２】換気装置としては、吸引機能による構成構
造の装置となる。室内設定装置は、図３より図４の表示
の送風管と気密維持の帯板との構成により吸引口を任意
の箇所に移動可能な構造としている。

【００１３】図３に於いては、一般家庭用の厨房換気装
置として、送風管路（１）の終段部にオイル除去フィル
ターを設定している。一般室内換気の時は、騒音防止フ
ィルター仕様とする。モーターの回転方向により送風機
機能と成り、（２）は空気排出口部と名称が変わる。

【００１４】厨房に於いては、吊り戸棚のレンジの上部
に係る室内間口の長さに設置。直線に配列した吊り戸棚
の荷重受け兼用の設定構成が可能となる。よって、スッ
キリとした厨房となる。一般室内に於いては、天井部又
は壁部に垂直に配置し、換気・送風装置としての作用効
果を利用。

【００１５】図８は、ポンプ作用に於いて、流体管路挿
入目的の気密構造仕様により、同軸挿入設置可能とする
もので有る。配管口径より羽根の頂点口径を同一以上に
する事により挿入抵抗を低減でき、必要時駆動出来る。
多翼中空管の形状は、特許出願、２−４６１８をも参照
にて設定し、仕様構成とすること。本機能は、高台での
水圧低下防止感応ポンプ等としての応用。出力側に逆流
防止弁設定により定圧ポンプと成り、本体防水構造に
て、水中ポンプとしての作用を有する。よって本仕様
は、多翼内壁中空管形式又は、中空管内壁多翼形式のポ
ンプ構造と成る。

【００１６】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１に於いての構成は、中空モーター（２）の回転内輪
に、多翼中空管（３）を挿入し、回転する両端を軸受け
又はメタル（６）を介して口径整合エルボで合わせ、外
装（１）により部品の位置固定をする。構成部品を図２
に表示する。

【００１７】図３、図４に於いての構成は、換気装置、
吸引口装置部として表示している。内面にガイド溝の有
る送風管（１）を任意長（間口又は高さ）設定し、１面
を開口し両端に気密維持ガイド溝を有した半円のキャッ
プにて気密維持とし、送風管（１）の内面に気密維持仕
様の帯板を挿入する。この帯板が左右にスライドする事
により吸引口部を任意の位置に変更スライド出来る構造
と成る。であるので、室内間口の長さ、又は、室内の高
さに於いてスライド変更が可能で有る。送風管（１）の
断面形状は、帯板（７）が気密スライド可能の形状設定
とする。

【００１８】設置例は、図５に表示。管路で結合。自動
制御方式は、電子部品付加の事。吸引口部装置の曲線形
状構造要求時は、柔軟な樹脂素材使用にて対応の事。構
成部材、点検・清掃対策として、合わせ構造を基本とす
る。

【００１９】図６、図７は、図１の（３）に使用する、
多翼中空管の製造に関して表示する。本部品を製造する
方法としては、通常、管に羽根挿入用の開口をして、別
に製造した羽根部品を差し込みにて、目的の部品構造と
するか、管内部に分割した羽根成形用の型構成により、
製造する手段では有るが、生産工程が低減する。

【００２０】よって、量産の効率目的として、射出成形
方法による、１次成形とし、羽根型の引込により、型よ
り押し出し、強度不足の時は、外周部に出来る羽根型の
凹み部分の充真を兼ねて、２層の成形をする方法によ
り、部品を製造する。

【００２１】この製造方法により、一体成形で管の内面
に羽根を有した部品が簡易に製造でき、両端部を設定寸
法に切断加工とする。又、小口径の多翼中空管の製造も
簡易と成る。大口径の時は、羽根部別途製造が好まし
い。

【００２２】図８は、図１より構成変更して、気密仕様
ポンプ対応の構成としている。多翼中空管（３）の高速
回転に於いても、口径整合エルボとの接合面よりの気密
漏れ防止対策として、凹凸整合、及び気密メタル（６）
により防止し、ストップリング（６ａ）により、整合面
の分離を防止する。

【００２３】

【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成、成
立により、以下に記載されるような効果を奉する。

【００２４】換気装置構成に於いては、高効率の吸引換
気性、騒音発生部を屋外に設定でき、室内を効率良く使
用出来る。

【００２５】室内換気設定は、吸引構成部のみで有るの
で、意匠上違和感を発生しない。又長さ・高さを自由に
設定出来る仕様で有る。よって、設定全長の長さに近い
範囲にて、吸引口の位置移動が可能と成り、モーターの
回転方向で、使用装置名称が、送風機能装置となる。

【００２６】流体ポンプ目的の利用に於いては、同軸挿
入によりコンパクトの設置が可能であり、ポンプ機能全
般に汎用出来る。

【００２７】多翼中空管製造に関しては、小口径に於い
ても量産製造が確立出来る。又製造コストを低減出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】多翼中空管利用の流体ポンプの縦断面構造図で
ある。

【図２】最小限の内部作用部品構成配列図である。

【図３】換気装置の水平断面の構造図である。

【図４】換気装置の外形形状図である。

【図５】換気扇機能の構成例を表示する図である。

【図６】射出成形を基本とする、多翼中空管の１次成形
方法の表示図である。

【図７】多翼中空管の口径断面を表示する図である。

【図８】多翼中空管の接合面の気密維持目的の構成例を
表示する図である。

【符号の説明】

１ 外装、部品支持構造 ２ 中空モーター ３ 多翼中空管 ３ｂ １次成形多翼中空管 ３ｃ ２次充真成形 ４ 口径整合エルボ ５ 支持脚設定例 ６ 軸受け又はメタル ６ａ ストップリング ７ 送風管兼外装 ９ スライド式気密維持板 １０ スライドガイド部 １１ 内部フィルター １２ カバー開き防止金具 １３ 正面フィルター １４ 吸引口カバー １５ 排気口 １６ 換気装置 １７ 図１構成装置 １８ 外壁 １９ 配管路 ２０ 駆動部 ２１ 射出方式１次成形型

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 図１表示に基づく、任意長の中空管の内
   壁面より、捩じり角度を有した突出羽根を任意数を多配
   列した部品（３）と、中空モーター（２）とを一体化
   し、モーターの回転により流体ポンプの機能を発生する
   ように構成した吸引・排気・加圧等を目的とする、本構
   造構成に基づくポンプ。
2. 【請求項２】 図３表示項目による、送風管路（７）の
   一面を開口し、この開口部を気密維持仕様にした帯板
   （９）の中央のみ開口し、ここに吸引口カバー（１４）
   を設定し、吸引口の位置を長手方向に自由にスライド出
   来るように構成した吸引口部目的の構成装置。送風口目
   的機能構成利用おも含む。
3. 【請求項３】 上記２項の成立により構成した、厨房換
   気設備目的の構成方法、及び、送風設備目的の構成方
   法。図５表示。
4. 【請求項４】 翼成形型を外周部よりの駆動によりスラ
   イド方式とする、射出成形利用の型内面付着成形方法に
   よる多翼中空管の多量生産目的の生産方法。図１の３の
   製造技術。