JP4101368B2 - ボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに該方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体に係り、特に、ボタン電話装置のメインプログラムの変更、障害発生時の復旧および診断等のメンテナンスを、リモート操作によってより迅速、柔軟、かつ低コストで実現したボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体に関する。ここで、ボタン電話装置は、任意の電話機から任意の局線に対しての発着信や通話中の局線の保留、他の電話機への通話の転送などの機能により、1ないし複数の局線を複数の電話機で効率的に使用することを可能とした装置である。
【0002】
【従来の技術】
ボタン電話装置(KTS:Key Telephone Set)は構内交換機(PBX:Private Branch Exchange)と同様に、ビジネスユーザに電話交換サービスを提供するシステムとして種々提案されてきている。PBXが私設の電話を接続する交換機から出発してこれに電話網と接続する機能を付け加えるという発展の経過を辿ってきたのに対し、ボタン電話装置はブランチ電話の切替えなど複数の電話機を使って電話網との接続を便利にしたいという発想から生まれ、内線電話機相互の通信機能は後から付け加えられてきたものである。しかしながら、近年では両者の明確な区別はなく、単にユーザの商品選択の問題となってきている。
【0003】
このようなボタン電話装置を用いた電話網システムの構成を図8に示す。この従来のボタン電話装置101は、CPUカードを2枚(111,112)内蔵して、1枚(111)をメインとして使用し、もう1枚(112)を予備用として使用する。また、内線インタフェース用カードとしてアナログ/デジタル内線カード113を、局線インタフェース用カードとしてアナログ/デジタル局線カード114をそれぞれ内蔵している。そしてこれら4枚のカード(111〜114)は、システムバスおよびシステムPCMハイウェイ115を介して接続された構成となっている。
【0004】
また、ボタン電話装置101は、アナログ/デジタル局線カード114を介してアナログ/デジタル網103に接続され、該アナログ/デジタル網103を介してメンテナンスサイト102と接続する構成となっている。メンテナンスサイト102には、MODEM/TA(モデムまたはターミナルアダプタ)51およびPC(パーソナルコンピュータ)52を備えた構成とし、リモート操作によるメンテナンス機能を実現する。
【0005】
このような従来のボタン電話装置101に対するメンテナンス機能について説明すると、まずボタン電話装置101のメインプログラムの変更は、ボタン電話装置101の設置先におけるメモリの交換やCPUカードの交換作業等によって行われている。また、障害発生時の復旧は、リモート操作によりCPUカード111を予備用CPUカード112に切換えて起動することによって行われる。さらに、ボタン電話装置101の診断については、顧客先におけるデジタル電話機またはPCを介した作業によって実現されている。また、この診断をリモート操作により行う場合には、予めボタン電話装置101に内蔵されている診断プログラムを起動して、リモート送信によって遠隔地に設けられた機器に該診断結果を送信することにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、上記従来のボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体にあっては、リモート操作によりボタン電話装置のメインプログラムの変更を行う場合、CPUカードとしてメインおよび予備用の2枚が必要であり、ボタン電話装置の装置コストが増大し、また、通常1枚のCPUカードで動作するボタン電話装置において、2枚のCPUカードを具備する構成は装置構成の点でも無駄であるという事情があった。
【0007】
また、リモート操作によりボタン電話装置の診断を行う場合には、システム構成に関らず予めボタン電話装置に内蔵されている1種類の診断プログラムを起動する手法であることから、ボタン電話装置の設置状況や障害の発生状況に応じた適切な診断プログラムを柔軟かつ即時に提供して起動させることができないという事情があった。さらに、ボタン電話装置に内蔵の診断プログラムを変更したい場合には、設置先におけるCPUカードの交換作業等によって行わなければならず、莫大なコストおよび時間を費やしているという事情もあった。
【0008】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、ボタン電話装置のメインプログラムの変更、障害発生時の復旧および診断等のメンテナンスを、リモート操作によってより迅速、柔軟、かつ低コストで実現し得るボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るボタン電話装置は、記憶手段と、前記記憶手段に保持されているプログラムを実行して当該ボタン電話装置を運用制御する運用制御手段とを備えたボタン電話装置において、第2記憶手段と、外部機器からの変更プログラムを前記第2記憶手段にダウンロードするダウンロード手段と、前記記憶手段内のプログラムを前記第2記憶手段に退避した後、前記第2記憶手段内の変更プログラムを前記記憶手段に転送して書き換える制御手段と、少なくとも前記ダウンロード手段によるダウンロード、並びに、前記制御手段による退避および書換えを行う際に発生する障害情報を記録する障害情報記録手段と、障害発生時に、前記障害情報記録手段の障害情報を参照し、前記制御手段による書換え時において発生した障害の場合は、前記第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧する復旧手段とを具備するものである。
【0011】
また、請求項2に係るボタン電話装置は、請求項1に記載のボタン電話装置において、前記第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、前記第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断する診断手段を有し、前記ダウンロード手段は、外部機器からの診断プログラムを前記第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、前記制御手段は、前記第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、該第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、前記診断手段は、書き換えられた診断プログラムによって回線の接続状態を診断することを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項3に係るボタン電話装置は、請求項1または2に記載のボタン電話装置において、前記第2記憶手段、前記ダウンロード手段および前記制御手段、前記障害情報記録手段および前記復旧手段または前記診断手段は、1つのモジュールにまとめられて扱われるものである。
【0013】
また、請求項4に係るボタン電話装置は、請求項1、2または3に記載のボタン電話装置において、前記制御手段による処理結果、前記障害情報記録手段の障害情報または前記診断手段による診断結果は、前記外部機器に報知されるものである。
【0014】
また、請求項5に係るボタン電話装置は、請求項1、2、3または4に記載のボタン電話装置において、前記外部機器を、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器としたものである。
【0016】
また、請求項6に係るボタン電話装置のメンテナンス方法は、記憶手段と、前記記憶手段に保持されているプログラムを実行して当該ボタン電話装置を運用制御する運用制御手段とを備えたボタン電話装置のメンテナンス方法において、外部機器からの変更プログラムを第2記憶手段にダウンロードするダウンロードステップと、前記記憶手段内のプログラムを前記第2記憶手段に退避する退避ステップと、前記第2記憶手段内の変更プログラムを前記記憶手段に転送して書き換える書換えステップと、少なくとも前記ダウンロードステップ、前記退避ステップおよび前記書換えステップにおいて発生する障害情報を記録する障害情報記録ステップと、障害発生時に、前記障害情報記録ステップの障害情報を参照し、前記書換えステップにおいて発生した障害の場合は、前記第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧する復旧ステップとを具備するものである。
【0017】
また、請求項7に係るボタン電話装置のメンテナンス方法は、請求項6に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法において、前記第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、前記第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断する診断ステップを有し、前記ダウンロードステップにおいて、外部機器からの診断プログラムを前記第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、前記書換えステップにおいて、前記第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、該第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、前記診断ステップにおいて、書き換えられた診断プログラムによって回線の接続状態を診断することを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項8に係るボタン電話装置のメンテナンス方法は、請求項6または7に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法において、前記書換えステップによる書換え結果、前記障害情報記録ステップによる障害情報または前記診断ステップによる診断結果は、前記外部機器に報知されるものである。
【0019】
また、請求項9に係るボタン電話装置のメンテナンス方法は、請求項6、7または8に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法において、前記外部機器を、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器としたものである。
【0020】
さらに、請求項10に係るコンピュータにより読み取り可能な記録媒体は、請求項6、7、8または9に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶したものである。
【0022】
本発明の請求項1に係るボタン電話装置、請求項6に係るボタン電話装のメンテナンス方法および請求項10に係る記録媒体では、ダウンロード手段(ダウンロードステップ)により、外部機器からの変更プログラムを第2記憶手段にダウンロードし、制御手段(退避ステップ)によって記憶手段内のプログラムを第2記憶手段に退避した後、制御手段(書換えステップ)により、第2記憶手段内の変更プログラムを記憶手段に転送して書き換え、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)により、少なくともダウンロード手段(ダウンロードステップ)によるダウンロード、制御手段(退避ステップ)による退避および制御手段(書換えステップ)による書換えを行う際に発生する障害情報を記録し、さらに復旧手段(復旧ステップ)により、障害が発生した時には、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)の障害情報を参照し、制御手段による書換え時(書換えステップ)において発生した障害の場合は、第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧するようにしている。これにより、従来の設置先におけるメモリの交換やCPUカードの交換作業等によるプログラム変更と比較して、膨大な費用および時間を費やすことなくプログラム変更を行うことができるとともに、記録されている障害情報を参照してプログラム変更の書換えの処理段階で障害が発生した場合には、退避した既存プログラムに基づいて自己復旧するので、障害発生の処理段階から再開すれば、結果としてプログラム変更に要する時間を短縮することにもなる。
【0023】
また、請求項2に係るボタン電話装置、請求項7に係るボタン電話装のメンテナンス方法および請求項10に係る記録媒体では、第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、ダウンロード手段(ダウンロードステップ)により、外部機器からの診断プログラムを第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、制御手段(退避ステップ)によって第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、制御手段(書換えステップ)により、第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムを第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、診断手段(診断ステップ)により、第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断するようにしている。これにより、第2記憶手段内に予め格納されている既存の診断プログラムまたは外部機器からダウンロードされた任意の診断プログラムを実行するので、遠隔地にボタン電話装置が設置されている場合でも、該ボタン電話装置の障害等について診断することができ、ボタン電話装置の設置場所に直接出向くことなく診断処理を迅速かつ低コストで実現することができる。また、診断プログラムを外部機器から変更することができるので、設置状況や障害の発生状況に応じた適切な診断プログラムを柔軟かつ即時に提供して起動させることができる。
【0024】
また、請求項3に係るボタン電話装置では、第2記憶手段、ダウンロード手段および制御手段、障害情報記録手段または診断手段を、1つのモジュールにまとめて取り扱うようにしている。例えば、これらをカード若しくは定型のプリント基板上に構築すれば、メンテナンスにおける取扱いが簡便となり、例えば該モジュールの交換作業等を容易に行うことが可能となる。また、従来の予備用のCPUカードを備えるボタン電話装置と比較して、該予備用のCPUカードが本発明のカードに置き換わった構成となるが、本発明では、該カードによって各種のメンテナンス機能を実現できるので、従来よりも空間(カードによって占有される容積)についてより効率的な利用が可能となる。
【0025】
また、請求項4に係るボタン電話装置、請求項8に係るボタン電話装のメンテナンス方法および請求項10に係る記録媒体では、制御手段(書換えステップ)による書換え結果、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)による障害情報または診断手段(診断ステップ)による診断結果を、外部機器に報知するのが望ましい。これにより、ボタン電話装置のプログラム変更、障害復旧およびシステムの診断等をボタン電話装置の設置場所に直接出向くことなく遠隔操作によって柔軟かつ即時に実施することが可能となる。
【0026】
さらに、請求項5に係るボタン電話装置、請求項9に係るボタン電話装のメンテナンス方法および請求項10に係る記録媒体では、外部機器を、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器とするのが望ましい。これにより、ボタン電話装置のプログラム変更、障害復旧およびシステムの診断等をボタン電話装置の設置場所に直接出向くことなく遠隔操作によって実施することが可能となる。さらに該遠隔操作によって各種メンテナンスを実現できるため、従来膨大な費用および時間を費やしていたメンテナンス作業を最小限の費用および時間で実現することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係るボタン電話装置およびそのメンテナンス方法について詳述するが、本発明に係る記録媒体については、メンテナンス方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であることから、その説明は以下のメンテナンス方法の説明に含まれるものである。
【0028】
図1は本発明の一実施形態に係るボタン電話装置およびメンテナンス方法が適用されるボタン電話装置の構成図である。また図2には、本実施形態のボタン電話装置を用いた電話網システムの概略構成図を示す。
【0029】
図1および図2において、本実施形態のボタン電話装置1の概略構成は、CPUカード11と、メンテナンスカード12と、内線インタフェース用カードとしてのアナログ/デジタル内線カード13と、局線インタフェース用カードとしてのアナログ/デジタル局線カード14とを備え、これら4枚のカード(11〜14)をシステムバス15およびシステムPCMハイウェイ16を介して接続した構成である。
【0030】
また図2において、ボタン電話装置1は、アナログ/デジタル局線カード14を介してアナログ/デジタル網3に接続され、該アナログ/デジタル網3を介してメンテナンスサイト2と接続した構成となっている。そしてメンテナンスサイト2は、MODEM/TA(モデムまたはターミナルアダプタ)51およびPC(パーソナルコンピュータ)52を備えて構成されており、ボタン電話装置1におけるメインプログラムの変更、障害時の復旧、診断プログラムの変更および診断等のメンテナンス機能を外部からのリモート操作によって行うものである。
【0031】
次に、ボタン電話装置1を構成するCPUカード11、メンテナンスカード12、アナログ/デジタル内線カード13およびアナログ/デジタル局線カード14について、図1を参照してその詳細な構成を説明する。なお、アナログ/デジタル内線カード13およびアナログ/デジタル局線カード14の詳細な構成については、従前のものと同等の構成であるため説明を省略する。
【0032】
まず、CPUカード11は、当該ボタン電話装置1全体の動作を制御するCPU21、メインプログラムや各種機能毎の設定データ等を保持するメモリ22、CPU21の周辺I/Oを制御するI/O制御部23、呼の制御を行うタイムスイッチ(Time Swicth;以下TSWと略記する)24、並びに、当該ボタン電話装置1の他のカードとのインタフェースを司るシステムバスI/F部25を備えて構成され、これら各構成要素はカード内部バス28を介して接続されている。
【0033】
また、メンテナンスカード12は、当該メンテナンスカード12の動作を制御するCPU31、CPU31で実行される診断プログラム等のプログラムや各種機能のためのデータを保持すると共に、CPU21のメインプログラムのダウンロード領域や退避領域を確保するメモリ32、CPU31の周辺I/Oを制御するI/O制御部33、各種トーン信号を受信するマルチ周波数受信部(Multi Frequency Receiver;以下MFRと略記する)35、各種トーン信号を送出するPBセンダ37、PCMシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換部34、アナログ局線を経由してモデム通信を司るモデム(MODEM)36、並びに、当該ボタン電話装置1の他のカードとのインタフェースを司るデジタル内線I/F部38を備えて構成され、これら各構成要素はカード内部バス48およびPCMハイウェイ49を介して接続されている。
【0034】
次に、以上の構成を備えた本実施形態のボタン電話装置1におけるリモートメンテナンス機能について、メインプログラムの変更処理、障害時の復旧処理、診断プログラムの変更および診断処理の順に、詳細に説明する。なお本実施形態において、特許請求の範囲にいう外部機器はメンテナンスサイト2が該当し、記憶手段はCPUカード11のメモリ22が、運用制御手段はCPUカード11のCPU21がそれぞれ該当する。また第2記憶手段はメンテナンスカード12のメモリ32が、ダウンロード手段はメンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33、デジタル内線I/F部38およびシリアル/パラレル変換部34またはMODEM36が、さらに制御手段はメンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38がそれぞれ該当する。
【0035】
まず、本実施形態のボタン電話装置1における第1のリモートメンテナンス機能であるCPU21のメインプログラムの変更処理について、図3を参照して詳細に説明する。
【0036】
まず、ステップS201では、メンテナンスサイト2のPC52において、変更するメインプログラムを選択する。次に、ステップS202では、アナログ/デジタル網3を経由して変更するメインプログラムをメンテナンスカード12のメモリ32にダウンロードする。すなわち、選択されたメインプログラムは、MODEM/TA51により、モデム通信またはデジタル網のBチャネルデータ通信によってそれぞれアナログ/デジタル網3を経由してアナログ/デジタル局線カード14に着信する。この着信した信号は、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御によって、メンテナンスカード12に転送される。
【0037】
ここで、アナログ網3を経由して着信した場合には、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御によりMODEM36に着信し、その後、MODEM36に着信したデータは、CPU31およびI/O制御部33によりメモリ32に格納されることとなる。また、デジタル網3を経由して着信した場合には、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御によりシリアル/パラレル変換部34に送信され、その後、パラレルデータに変換されたデータは、CPU31およびI/O制御部33によりメモリ32に格納されることとなる。
【0038】
アナログ/デジタル網3を経由したデータ通信によるダウンロードが完了すると、ステップS203では、ボタン電話装置1がアイドル状態にあるか否かが判断される。ボタン電話装置1がアイドル状態に遷移すると、ステップS204において、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御により、アナログ/デジタル内線カード13およびアナログ/デジタル局線カード14の全てのポート、並びにボタン電話装置1の機能を閉塞する。
【0039】
そしてボタン電話装置1の機能を閉塞した後に、ステップS205では、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御により、CPUカード11のメモリ22に格納されているCPU21のメインプログラムをメンテナンスカード12のメモリ32に退避する。
【0040】
そして、退避が終了すると、ステップS206において、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御により、メンテナンスカード12のメモリ32に格納されているダウンロードしたメインプログラムをCPUカード11のメモリ22に転送して書き換える。
【0041】
さらに、CPUカード11のメモリ22へのメインプログラムの書換えが完了すると、ステップS207でCPU21の制御によりボタン電話装置1を再起動する。再起動後、ステップS208では、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、アナログ/デジタル局線カード14の制御により、モデム通信またはデジタル網のBチャネルデータ通信によってそれぞれアナログ/デジタル網3を経由しMODEM/TA51を介して、メインプログラムの変更の結果がメンテナンスサイト2のPC52に通知され、メインプログラムの変更処理を完了する。
【0042】
以上のように、本実施形態のリモートメンテナンス機能の1つであるCPU21のメインプログラムの変更処理によれば、従来の設置先におけるメモリの交換やCPUカードの交換作業等によるメインプログラム変更と比較して、膨大な費用および時間を費やすことなくプログラム変更を行うことができる。また、本実施形態におけるメインプログラム変更処理はダウンロード、退避および書換えの手順を踏むので、ダウンロード時および変更結果の通信時のみにアナログ/デジタル網3を使用することとなり、アナログ/デジタル網3の使用時間を最短にし、通信回線の有効活用を図ることができる。さらに、ボタン電話装置1がアイドル状態になってからメインプログラムの変更処理をメンテナンスカード2によって能動的に行うため、回線の有効活用を図ることができると共に、ボタン電話装置1における本来の運用に対する影響を最低限に抑えることができる。
【0043】
次に、本実施形態のボタン電話装置1における第2のリモートメンテナンス機能として、障害時の復旧処理について、図4および図5を参照して詳細に説明する。ここでは、上述したCPU21のメインプログラムの変更処理の各処理段階において電源断等の障害が発生したときのボタン電話装置1の復旧処理について説明する。
【0044】
すなわち変更処理の処理段階とは、上述したように、第1処理段階として、メンテナンスサイト2のPC52からMODEM/TA51、アナログ/デジタル網3およびボタン電話装置1のアナログ/デジタル局線カード14を経由してメンテナンスカード12に変更するメインプログラムをダウンロードする処理、第2処理段階として、CPUカード11のメモリ22に格納されているメインプログラムをメンテナンスカード12のメモリ32に退避する処理、さらに第3処理段階として、メンテナンスカード12のメモリ23にダウンロードされた変更するメインプログラムをCPUカード11のメモリ22に転送して書き換える処理である。
【0045】
また、障害時の復旧処理では、ダウンロード処理、退避処理および書換え処理を行う際に発生する障害情報を記録するための障害情報記録手段が必要となるが、これはメンテナンスカード12のI/O制御部33内に具備される障害フラグレジスタ39が該当する。なお、障害フラグレジスタ39は電源断によっても内容が消えないフラッシュメモリ等によって実現されるものである。さらに、復旧手段はメンテナンスカード12のCPU31が該当する。
【0046】
図4に障害フラグレジスタ39のビット構成を示す。第0ビットはダウンロード時に障害が発生した場合にセットされるダウンロード障害フラグDLEF、第1ビットはメインプログラムの待避処理時に障害が発生した場合にセットされるメイン退避障害フラグMEEF、第2ビットはメインプログラムの書換え処理時に障害が発生した場合にセットされるメイン変更障害フラグOWEFとしてそれぞれ定義されている。また第3ビットから第7ビットまでは未定義である。ここで、障害事象については、例えば処理中の電源断や処理終了時に行われるデータのコンペアチェックの結果が不一致となった場合等を想定している。なお、本実施形態では、各処理段階で発生する障害に対応して障害フラグレジスタ39の1ビットを割り当てているが、各処理段階で発生する障害事象に応じた複数のビットを割り当ててもよい。これにより、障害事象に応じた柔軟な復旧処理を行うことが可能となる。
【0047】
図5において、まずステップS301では、メンテナンスカード12のI/O制御部33内の障害フラグレジスタ39を参照して、いずれかの障害フラグが立っているかをチェックする(ステップS302)。ステップS302において障害フラグが立っていた場合には、ステップS313に進んで、既存のメインプログラムをメンテナンスカード12のメモリ32からCPUカード11のメモリ22に転送して復元する。次にステップS314では、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、アナログ/デジタル局線カード14の制御により、モデム通信またはデジタル網のBチャネルデータ通信によってそれぞれアナログ/デジタル網3を経由しMODEM/TA51を介して、障害が発生した旨をメンテナンスサイト2のPC52に通知する。
【0048】
また、ステップS302において障害フラグが立っていない場合には、ステップS303に進んで、第1のエラー復旧処理として、メンテナンスカード12に変更メインプログラムをダウンロードする前に、CPU31の制御によりI/O制御部33内の障害フラグレジスタ39にダウンロード障害フラグDLEFをセットする。次にステップS304では、メンテナンスカード12のメモリ32へのダウンロード処理が実行される。ステップS305のダウンロード処理時に電源断となったり、ダウンロード終了時のコンペアチェックによってデータの不一致が検出された場合には、障害フラグレジスタ39にセットされているダウンロード障害フラグDLEFはセット状態を保持したままとなる。さらにステップS305では、ダウンロード時の障害発生の有無を判断して、障害が発生している場合には、ステップS313の既存メインプログラム復元処理、並びに、ステップS314のメンテナンスサイト2への障害発生通知処理を行う。またステップS305において、ダウンロード時に障害が発生していないと判断されると、ステップS306以降の既存メインプログラム退避処理に進む。
【0049】
ステップS306では、第2のエラー復旧処理として、CPUカード11のメモリ22に格納されているメインプログラムをメンテナンスカード12のメモリ32に退避する前に、CPU31の制御によりI/O制御部33内の障害フラグレジスタ39にメイン退避障害フラグMEEFをセットする。次にステップS307では、メンテナンスカード12のメモリ32へのメインプログラム退避処理が実行される。ステップS307の退避処理時に電源断となったり、退避終了時のコンペアチェックによってデータの不一致が検出された場合には、障害フラグレジスタ39にセットされているメイン退避障害フラグMEEFはセット状態を保持したままとなる。さらにステップS308では、退避処理時の障害発生の有無を判断して、障害が発生している場合には、ステップS313の既存メインプログラム復元処理、並びに、ステップS314のメンテナンスサイト2への障害発生通知処理を行う。またステップS308において、退避処理時に障害が発生していないと判断されると、ステップS309以降のメインプログラム変更処理に進む。
【0050】
ステップS309では、第3のエラー復旧処理として、メンテナンスカード12のメモリ32にダウンロードされた変更するメインプログラムをCPUカード11のメモリ22に転送する前に、CPU31の制御によりI/O制御部33内の障害フラグレジスタ39にメイン変更障害フラグOWEFをセットする。次にステップS310では、CPUカード11のメモリ22のメインプログラム変更(書換え)処理が実行される。ステップS310の変更処理時に電源断となったり、変更終了時のコンペアチェックによってデータの不一致が検出された場合には、障害フラグレジスタ39にセットされているメイン変更障害フラグOWEFはセット状態を保持したままとなる。さらにステップS311では、変更処理時の障害発生の有無を判断して、障害が発生している場合には、ステップS313の既存メインプログラム復元処理、並びに、ステップS314のメンテナンスサイト2への障害発生通知処理を行う。またステップS311において、退避処理時に障害が発生していないと判断されると、ステップS312に進んで、CPU31の制御によりI/O制御部33内の障害フラグレジスタ39にセットされている各障害フラグDLEF,MEEFおよびOWEFをリセットする。
【0051】
以上のように、本実施形態のリモートメンテナンス機能の1つである障害時の復旧処理によれば、メインプログラム変更処理時に障害が発生しても既存のメインプログラムによって自己復旧を行うことが可能となる。また、I/O制御部33内の障害フラグレジスタ39の内容をCPU31が監視することにより、メインプログラム変更処理の何れの処理段階(ダウンロード、退避および書換え)で障害が発生したかを判断でき、障害発生の処理段階から再びメインプログラムの変更処理を再開することも可能となる。また、障害発生の処理段階から再開するので、結果としてメインプログラムの変更に要する時間を短縮するにもなる。さらに、メインプログラム変更処理の如何なる処理段階(ダウンロード、退避および書換え)で障害が発生した場合でも、既存のメインプログラムによって再起動して自己復旧することがことができる。
【0052】
次に、本実施形態のボタン電話装置1における第3のリモートメンテナンス機能として、診断プログラムの変更および診断処理について、図6および図7を参照して詳細に説明する。ここで、メンテナンスカード12のメモリ32内の所定領域には既存の診断プログラムが格納されているものとする。また、特許請求の範囲にいう診断手段は、MFR35およびPBセンダ37が該当する。
【0053】
まず、メンテナンスカード12のメモリ32内の診断プログラムの変更処理について、図6を参照して説明する。まず、ステップS401では、メンテナンスサイト2のPC52において、変更する診断プログラムを選択する。次に、ステップS402では、アナログ/デジタル網3を経由して変更する診断プログラムをメンテナンスカード12のメモリ32の別領域にダウンロードする。このダウンロード処理については、上述のメインプログラムの変更におけるものと同様である。
【0054】
次に、ステップS403では、メンテナンスカード12のCPU31の制御により、メモリ32に格納されている既存の診断プログラムをメモリ32内の別領域に退避する。そして退避が終了すると、ステップS404では、メンテナンスカード12のCPU31の制御により、メモリ32に格納されている既存の診断プログラムをダウンロードした変更する診断プログラムに書き換える。
【0055】
さらに診断プログラムの書換えが完了すると、ステップS405において、メンテナンスカード12のCPU31、I/O制御部33およびデジタル内線I/F部38の制御によりCPUカード11に通知し、その後、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、アナログ/デジタル局線カード14の制御により、モデム通信またはデジタル網のBチャネルデータ通信によってそれぞれアナログ/デジタル網3を経由しMODEM/TA51を介して、診断プログラムの変更結果がメンテナンスサイト2のPC52に通知され、診断プログラムの変更処理を完了する。
【0056】
次に、本実施形態における診断処理について図7を参照して説明する。図7は一般的な診断処理の手順を示すフローチャートである。ステップS501において、メンテナンスカード12のメモリ32内に既存の診断プログラムまたは上記変更処理によって書き換えられた任意の診断プログラムは、CPU31の制御により定期的に起動される。
【0057】
まず、ステップS511では、アナログ/デジタル内線カード13またはアナログ/デジタル局線カード14に対してPBセンダ37により発信する。次に、ステップS512では、アナログ/デジタル内線または局線を補足したときのダイアルトーンをMFR35によって検出し、ステップS513において、I/O制御部33およびMFR35の制御によって、検出したダイアルトーンが正常化異常かを判断する。
【0058】
全てのアナログ/デジタル内線および局線に対しての診断が終了したら、ステップS502において、CPUカード11のCPU21、I/O制御部23、TSW24およびシステムバスI/F部25の制御、並びに、アナログ/デジタル局線カード14の制御により、モデム通信またはデジタル網のBチャネルデータ通信によってそれぞれアナログ/デジタル網3を経由しMODEM/TA51を介して、診断結果をメンテナンスサイト2のPC52に通知する。
【0059】
以上、一般的な診断処理について説明したが、診断対象によって診断処理の処理内容は異なる。以下に、代表的な診断対象とその処理方式について列挙しておく。
(1) アナログ公衆網局線:局線の番号を指定して0発呼しダイアルトーン(DT音)を検出する。
(2) ISDN基本回線:ISDN回線をつかんでから当該ボタン電話装置1のダイヤルイン局線または実在の市中電話番号に発呼しRBT音を検出する。
(3) G3ファクシミリ(NCU):0発信にて自局のFAX番号に発呼しCNG送出後にANSを検出する。
(4) ISDN電話機:0発信にて自局のISDN端末に発呼しRBT音を検出する。
(5) デジタル内線端末:自動着呼応答要求にて呼び出した後、呼情報(内線番号/設置の有無/話中/呼び出し中等)を得て、自動応答した端末についてはトーンを送りスピーカホンであるか否かを判別する。
(6) アナログ内線端末(SLT):内線番号を呼び出し後、CNGを送出してANSを検出する。
【0060】
以上のように、本実施形態のリモートメンテナンス機能の1つである診断プログラムの変更および診断処理によれば、メンテナンスカード12のメモリ32に予め格納されている既存の診断プログラムまたはメンテナンスサイト2からダウンロードされた任意の診断プログラムを実行して、その診断結果をメンテナンスサイト2に通知するので、遠隔地にボタン電話装置1が設置されている場合でも、該ボタン電話装置1の障害等について診断することができ、ボタン電話装置1の設置場所に直接出向くことなく診断処理を迅速かつ低コストで実現することができる。また、診断プログラムをメンテナンスサイト2から変更することができるので、設置状況や障害の発生状況に応じた適切な診断プログラムを柔軟かつ即時に提供して起動させることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体によれば、ダウンロード手段(ダウンロードステップ)により、外部機器からの変更プログラムを第2記憶手段にダウンロードし、制御手段(退避ステップ)によって記憶手段内のプログラムを第2記憶手段に退避した後、制御手段(書換えステップ)により、第2記憶手段内の変更プログラムを記憶手段に転送して書き換え、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)により、少なくともダウンロード手段(ダウンロードステップ)によるダウンロード、制御手段(退避ステップ)による退避および制御手段(書換えステップ)による書換えを行う際に発生する障害情報を記録し、さらに復旧手段(復旧ステップ)により、障害が発生した時には、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)の障害情報を参照し、制御手段による書換え時(書換えステップ)において発生した障害の場合は、第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧することとしたので、迅速かつ低コストで当該ボタン電話装置を運用制御するプログラムの変更を行うことができるとともに、記録されている障害情報を参照してプログラム変更の書換えの処理段階で障害が発生した場合には、退避した既存プログラムに基づいて自己復旧するので、障害発生の処理段階から再開すれば、結果としてプログラム変更に要する時間を短縮することも可能となる。
【0063】
また、本発明のボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体によれば、第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、ダウンロード手段(ダウンロードステップ)により、外部機器からの診断プログラムを第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、制御手段(退避ステップ)によって第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、制御手段(書換えステップ)により、第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムを第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、診断手段(診断ステップ)により、第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断することとし、第2記憶手段内に予め格納されている既存の診断プログラムまたは外部機器からダウンロードされた任意の診断プログラムを実行するので、遠隔地にボタン電話装置が設置されている場合でも、該ボタン電話装置の障害等について診断することができ、ボタン電話装置の設置場所に直接出向くことなく診断処理を迅速かつ低コストで実現でき、さらに、診断プログラムを外部機器から変更することができるので、設置状況や障害の発生状況に応じた適切な診断プログラムを柔軟かつ即時に提供して起動させることができる。
【0064】
また、制御手段(書換えステップ)による書換え結果、障害情報記録手段(障害情報記録ステップ)による障害情報または診断手段(診断ステップ)による診断結果を、外部機器に報知することとし、外部機器を、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器とするので、ボタン電話装置のプログラム変更、障害復旧およびシステムの診断等をボタン電話装置の設置場所に直接出向くことなく遠隔操作によって実施でき、ボタン電話装置のメインプログラムの変更、障害発生時の復旧および診断等のメンテナンスを、リモート操作によってより迅速、柔軟、かつ低コストで実現し得るボタン電話装置およびそのメンテナンス方法並びに記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るボタン電話装置の構成図である。
【図2】実施形態のボタン電話装置を用いた電話網システムの概略構成図である。
【図3】実施形態のボタン電話装置におけるメインプログラムの変更処理を説明するフローチャートである。
【図4】障害フラグレジスタのビット構成を例示する説明図である。
【図5】実施形態のボタン電話装置における障害時の復旧処理を説明するフローチャートである。
【図6】実施形態のボタン電話装置における診断プログラムの変更を説明するフローチャートである。
【図7】実施形態のボタン電話装置における診断処理を説明するフローチャートである。
【図8】従来のボタン電話装置を用いた電話網システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 ボタン電話装置
2 メンテナンスサイト(外部機器)
3 アナログ/デジタル網
11 CPUカード
12 メンテナンスカード
13 アナログ/デジタル内線カード
14 アナログ/デジタル局線カード
15 システムバス
16 システムPCMハイウェイ
21 CPU(運用制御手段)
22 メモリ(記憶手段)
23 I/O制御部
24 タイムスイッチ(TSW)
25 システムバスI/F部
28 カード内部バス
31 CPU
32 メモリ(第2記憶手段)
33 I/O制御部
34 マルチ周波数受信部(MFR)
35 シリアル/パラレル変換部
36 モデム(MODEM)
37 PBセンダ
38 デジタル内線I/F部
39 障害フラグレジスタ(障害情報記録手段)
48 カード内部バス
49 PCMハイウェイ
51 MODEM/TA(モデムまたはターミナルアダプタ)
52 PC(パーソナルコンピュータ)
Claims (10)
- 記憶手段と、前記記憶手段に保持されているプログラムを実行して当該ボタン電話装置を運用制御する運用制御手段と、を備えたボタン電話装置において、第2記憶手段と、外部機器からの変更プログラムを前記第2記憶手段にダウンロードするダウンロード手段と、前記記憶手段内のプログラムを前記第2記憶手段に退避した後、前記第2記憶手段内の変更プログラムを前記記憶手段に転送して書き換える制御手段と、少なくとも前記ダウンロード手段によるダウンロード、並びに、前記制御手段による退避および書換えを行う際に発生する障害情報を記録する障害情報記録手段と、障害発生時に、前記障害情報記録手段の障害情報を参照し、前記制御手段による書換え時において発生した障害の場合は、前記第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧する復旧手段と、を有することを特徴とするボタン電話装置。
- 前記第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、前記第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断する診断手段を有し、前記ダウンロード手段は、外部機器からの診断プログラムを前記第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、前記制御手段は、前記第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、該第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、前記診断手段は、書き換えられた診断プログラムによって回線の接続状態を診断することを特徴とする請求項1記載のボタン電話装置。
- 前記第2記憶手段、前記ダウンロード手段および前記制御手段、前記障害情報記録手段および前記復旧手段または前記診断手段は、1つのモジュールにまとめられて扱われることを特徴とする請求項1または2に記載のボタン電話装置。
- 前記制御手段による処理結果、前記障害情報記録手段の障害情報または前記診断手段による診断結果は、前記外部機器に報知されることを特徴とする請求項1、2または3に記載のボタン電話装置。
- 前記外部機器は、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器であることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のボタン電話装置。
- 記憶手段と、前記記憶手段に保持されているプログラムを実行して当該ボタン電話装置を運用制御する運用制御手段と、を備えたボタン電話装置のメンテナンス方法において、外部機器からの変更プログラムを第2記憶手段にダウンロードするダウンロードステップと、前記記憶手段内のプログラムを前記第2記憶手段に退避する退避ステップと、前記第2記憶手段内の変更プログラムを前記記憶手段に転送して書き換える書換えステップと、少なくとも前記ダウンロードステップ、前記退避ステップおよび前記書換えステップにおいて発生する障害情報を記録する障害情報記録ステップと、障害発生時に、前記障害情報記録ステップの障害情報を参照し、前記書換えステップにおいて発生した障害の場合は、前記第2記憶手段内に退避した既存プログラムに基づいて復元処理を行って自己復旧する復旧ステップと、を有することを特徴とするボタン電話装置のメンテナンス方法。
- 前記第2記憶手段内に診断プログラムを格納する診断領域を設け、前記第2記憶手段内の診断領域の診断プログラムにしたがって、信号を送受信して当該ボタン電話装置に接続されている回線の接続状態を診断する診断ステップを有し、前記ダウンロードステップにおいて、外部機器からの診断プログラムを前記第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードし、前記書換えステップにおいて、前記第2記憶手段内の診断領域にある既存の診断プログラムを該第2記憶手段の他の領域に退避した後、該第2記憶手段内の所定の領域にダウンロードされた診断プログラムに書き換え、前記診断ステップにおいて、書き換えられた診断プログラムによって回線の接続状態を診断することを特徴とする請求項6記載のボタン電話装置のメンテナンス方法。
- 前記書換えステップによる書換え結果、前記障害情報記録ステップによる障害情報または前記診断ステップによる診断結果は、前記外部機器に報知されることを特徴とする請求項6または7に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法。
- 前記外部機器は、アナログまたはデジタル網を介して接続されて当該ボタン電話装置を遠隔操作する機器であることを特徴とする請求項6、7または8に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法。
- 請求項6、7、8または9に記載のボタン電話装置のメンテナンス方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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